JP2556513B2 - 内視鏡用光源装置 - Google Patents

内視鏡用光源装置

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JP2556513B2
JP2556513B2 JP62116403A JP11640387A JP2556513B2 JP 2556513 B2 JP2556513 B2 JP 2556513B2 JP 62116403 A JP62116403 A JP 62116403A JP 11640387 A JP11640387 A JP 11640387A JP 2556513 B2 JP2556513 B2 JP 2556513B2
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厚 貴俵
正秀 菅野
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、撮像方式の異なるスコープを、同一の光源
に接続できるようにした内視鏡用光源接続装置に関す
る。
[従来の技術と発明が解決しようとする問題点] 近年、体腔内に細長の挿入部を挿入することにより、
体腔内臓器等を観察したり、必要に応じて処置具チャン
ネル内に挿通した処置具を用いて各種治療処理のできる
内視鏡(スコープまたはファイバスコープとも呼ぶ。)
が広く用いられている。
また、電化結合素子(CCD)等の固体撮像素子を撮像
手段に用いた電子スコープも種々提案されている。この
電子スコープは、ファイバスコープに比べて解像度が高
く、画像の記録及び再生等が容易であり、また、画像の
拡大や2画像の比較等の画像処理が容易である等の利点
を有する。
前記電子スコープのカラー画像の撮像方式には、例え
ば、特開昭61−82731号公報に示されるように、照明光
をR(赤),G(緑),B(青)等に順次切換える面順次式
と、例えば、特開昭60−76888号公報に示されるよう
に、固体撮像素子の前面にR,G,B等の色光をそれぞれ透
過する色フィルタをモザイク状等に配列したフィルタア
レイを設けたカラーモザイク式(同時時とも呼ぶ。)と
がある。面順次式は、カラーモザイク式に比べて画素数
を少なくできるという利点を有し、一方、カラーモザイ
ク方式は、動きの激しい被写体に対しても色ずれを生じ
ないという利点を有する。
また、前記電子スコープは、その使用目的により、多
種化している。例えば、上部あるいは下部消火器用で
は、挿入部の外径が10φmm前後のものが用いられてい
る。これに対し、例えば、気管支用では、通常外径5φ
mm前後以下のものが必要とされる。このように、挿入部
の外径が広範囲にわたる種々の電子スコープに対して、
同一種の撮像素子及び同一種の撮像方式を用いること
は、物理的、性能的に無理がある。すなわち、例えば、
気管支用(細径)の電子スコープを実現させるために
は、画素数の少ない撮像素子を用いることならざるを得
ない。
このように画素数が少ない場合には、解像度の低下を
防ぐために、カラーモザイクフィルタを用いたカラーモ
ザイク式の撮像方式よりも、例えばR,G,Bの各波長の光
で面順次方式に照明し、その照明のもとで面順次撮像
し、これらを合成してカラー表示する面順次式のカラー
撮像方式が有利である。
一方、外径10φmm前後のものに対しては、画素数を多
くし、撮像方式をカラーモザイク式とすることが、画質
向上のために有利である。
ところで、前記ファイバスコープあるいは電子スコー
プは、一般に、各スコープに適合する照明光を供給する
光源装置に接続して用いられる。
前記ファイバスコープ、面順次式の電子スコープ、カ
ラーモザイク式の電子スコープでは、照明方法が異な
る。すなわち、ファイバスコープとカラーモザイク式の
電子スコープでは白色光を必要とし、面順次式の電子ス
コープではR,G,B等の面順次の各色調に順次切換わる光
を必要とする。しかしながら、従来の光源装置は、面順
次式の電子スコープと、カラーモザイク式の電子スコー
プあるいはファイバスコープとのどちらか一方に対応す
る照明光しか出力できず、そのため、使用者は、スコー
プの種類によって、それぞれ異なる光源装置を用意し、
異なる操作を行なう必要があり、経済性、効率が悪かっ
た。
尚、特開昭60−243625号公報には、面順次式の光源装
置を備えた電子スコープの制御装置に、像伝達用の工学
繊維束を備えたファイバスコープを接続してモニタテレ
ビ表示画面で観察することができるようにした接続シス
テムが開示されている。しかしながら、このシステムで
は、カラーモザイク式の電子スコープを用いること、及
びファイバスコープを用いて肉眼観察することはできな
い。
[発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、撮
像方式の異なるスコープを、同一の光源に接続できるよ
うにした内視鏡用光源装置を提供することを目的として
いる。
[問題点を解決するための手段及び作用] 本発明による内視鏡用光源装置は、白色照明光を出射
する白色光源と、この白色光源からの照明光に対して面
順次方式の各色光を順次透過可能なフィルタと、前記白
色光源からの照明光を前記フィルタを通過する第1の光
路と前記フィルタを回避し前記第1の光路とは異なる第
2の光路とに選択的に切り換えて透過せしめる光路切換
手段と、内視鏡の種類を識別して前記光路切換手段の切
換え動作を制御する光路切換制御手段と、前記フィルタ
を通過する第1の光路に面順次式の撮像手段を備えたス
コープのライトガイドを接続可能な接続手段と、前記フ
ィルタを回避する第2の光路に白色照明光を必要とする
スコープのライトガイドを接続可能な接続手段とを具備
したことを特徴とする。
本発明では、光路切換手段によって、白色光源からの
光路をフィルタを通過する光路に切換えると、面順次式
の撮像手段を備えたスコープのライトガイドに面順次照
明光が供給され、一方、白色光源からの光路を前記フィ
ルタを回避する光路に切換えると、カラーモザイク式の
撮像手段を備えたスコープやファイバスコープ等の白色
照明光を必要とするスコープのライトガイドに白色照明
光が供給される。
尚、本発明において、面順次式の撮像手段を備えたス
コープ、あるいは、カラーモザイク式の撮像手段を備え
たスコープとは、撮像手段が一体的に組込まれた電子ス
コープと、スコープの接眼部に撮像手段を着脱自在に設
けたものとを含むものである。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図ないし第11図は本発明の第1実施例に係り、第
1図は面順次照明光の出射状態における光源接続装置の
構成を示す説明図、第2図は白色照明光の出射状態にお
ける光源接続装置の構成を示す説明図、第3図は内視鏡
装置の装置の構成を示すブロック図、第4図はカラーモ
ザイク式電子スコープの構成を示す説明図、第5図は面
順次式外付けカメラ付きファイバスコープの構成を示す
説明図、第6図はモザイク式外付けカメラ付きファイバ
スコープの構成を示すす説明図、第7図はファイバスコ
ープの構成を示す説明図、第8図は内視鏡装置のシステ
ム全体を示す斜視図、第9図は面順次式プロセス回路の
構成を示すブロック図、第10図はモザイク式プロセス回
路の構成を示すブロック図、第11図は出力回路の構成を
示す説明図である。
第8図に示すように、内視鏡装置1は、光源装置と映
像信号処理を行うビデオプロセッサとが収納され、各種
のスコープ(内視鏡)2A,2B,2C,2D,2Eのいずれをも接続
可能とする制御装置1aを備えている。スコープとして
は、図に示すように5種類のもの、すなわち、面順次式
電子スコープ2A、カラーモザイクフィルタを使用したカ
ラーモザイク式電子スコープ2B、面順次式テレビカメラ
を外付けしたファイバスコープ(以下、面順次式テレビ
カメラ付きファイバスコープと記す。)2C、カラーモザ
イク式テレビカメラを外付けしたファイバスコープ(以
下、カラーモザイク式テレビカメラ付きファイバスコー
プと記す。)2D、及びファイバスコープ2Eがある。
前記各スコープ2A,2B,2C,2D,2Eは、それぞれ細長の挿
入部3と、この挿入部3の後端側に連結された操作部4
を有し、この操作部4からユニバーサルコード4aが延設
され、このユニバーサルコード4aの先端に、光源用コネ
クタ5A,5B,5C,5D,5Eが設けられている。尚、前記光源用
コネクタ5A,5B,5C,5D,5Eは、それぞれ、ライトガイドコ
ネクタ151と、送気送水コネクタ152とを備えている。ま
た、面順次電子スコープ2Aと、カラーモザイク式電子ス
コープ2Bでは、前記ユニバーサルコード4aの先端側が分
岐され、その先端に、信号用コネクタ6A,6Bが設けられ
ている。また、面順次式テレビカメラ付きファイバスコ
ープ2Cとカラーモザイク式テレビカメラ付きファイバス
コープ2Dは、ファイバスコープ2Eの接眼部7に面順次式
テレビカメラ8C、カラーモザイク式テレビカメラ8Dをそ
れぞれ装着した構成であり、各テレビカメラ8C,8Dから
延出された信号ケーブルの先端に信号用コネクタ6C,6D
が設けられている。
前記各スコープ2A,2B,2C,2D,2E(以下、これら全ての
スコープに共通する場合には、符号2で代表する。)の
コネクタ5A,6A;5B,6B;5C,6C;5D,6D;5Eを接続して各スコ
ープを使用可能な状態に設定できるように、制御装置1a
の例えばハウジングの前面には、1組のコネクタ受けが
設けられている。これらコネクタ受けは、光源用コネク
タ受け11、信号用コネクタ受け12とからなる。前記光源
用コネクタ受け11は、送気送水コネクタ受け11aと、こ
の送気送水コネクタ受け11aの上側に設けられた面順次
用ライトガイドコネクタ受け11bと、前記送気送水コネ
クタ受け11aの下側に設けられた白色光用ライトガイド
コネクタ受け11cとを備えている。
尚、本実施例では、第1図に示すように、送気送水コ
ネクタ受け11aから面順次用ライトガイドコネクタ受け1
1bまでの距離Aと、送気送水コネクタ受け11aから白色
光用ライトガイドコネクタ受け11cまでの距離Bとが等
しくなっている。そのため、各スコープ2の光源用コネ
クタ5A,5B,5C,5D,5Eは、同一形状に形成できるようにな
っている。
第1図に示すように、面順次式電子スコープ2A,面順
次式テレビカメラ付きファイバスコープ2C(この2つの
スコープ2A,2Cを面順次式スコープとも記す。)の互い
に同一形状の各光源用コネクタ5A,5Cは、ライトガイド
コネクタ151を面順次用ライトガイドコネクタ受け11b
に、送気送水コネクタ152を送気送水コネクタ受け11aに
それぞれ接続できるようになっている。
一方、第2図に示すように、カラーモザイク式電子ス
コープ2B,カラーモザイク式テレビカメラ付きファイバ
スコープ2D(この2つのスコープ2A,2Cをモザイク式ス
コープとも記す。)、及びファイバスコープ2Eの互いに
同一形状の光源用コネクタ5B,5D,5Eは、ライトガイドコ
ネクタ151を白色光用ライトガイドコネクタ受け11cに、
送気送水コネクタ152を送気送水コネクタ受け11aにそれ
ぞれ接続できるようになっている。
また、光源用コネクタ受け11の下側に隣接する前記信
号用コネクタ受け12は、前記各スコープ2の互いに同一
形状の信号用コネクタ6A,6B,6C,6Dを各々接続できる形
状になっている。
前記ファイバスコープ2Eを接続して使用する場合に
は、肉眼観察であるが、他のスコープ2A,2B,2C,2Dを使
用する場合には、制御装置1aの信号出力端に接続したカ
ラーモニタ13によって、撮像した像をカラー表示できる
ようになっている。
前記各スコープ2A,2B,2C,2D,2Eの内部は、それぞれ第
3図、第4図、第5図、第6図、第7図に示すように構
成されている。
各スコープ2は、それぞれ、照明光を伝送するライト
ガイド14が挿通され、制御装置1a内の光源15から、本実
施例の光源接続装置101を介して、入射端面に供給され
た照明光を出射端面側に伝送し、この出射端面の前方に
配置した配光レンズ16を経て、前方の被写体側を照明で
きるようになっている、 また、前記各スコープ2は、挿入部3の先端部に結像
用の対物レンズ17が配設されている。この対物レンズ17
の結像位置には、面順次式またはカラーモザイク式の両
電子スコープ2Aまたは2Bにおいては、CCD等の固体撮像
素子18が配設され、一方、ファイバスコープ2E、テレビ
カメラ8Cあるいは8Dを装着したテレビカメラ付きファイ
バスコープ2Cまたは2Dでは、イメージガイド19の入射端
面が臨むように配設されている。また、前記イメージガ
イド19の出射端面に対向して接眼レンズ21が配設されて
おり、ファイバスコープ2Eでは、接眼部7に目を近づけ
て肉眼による観察を行うことができるようになってい
る。
一方、ファイバスコープ2Eの接眼部7に面順次式のテ
レビカメラ8Cまたはカラーモザイク式テレビカメラ8Dを
装着したものにおいては、接眼レンズ21に対向して図示
しない結像用レンズを介してそれぞれ固体撮像素子22が
配設されている。
撮像手段を構成する固体撮像素子18または22は、撮像
面に結像された光学像を光電変換し、プリアンプ24で増
幅した後、信号伝送ラインを経て、信号用コネクタ6
(6A,6B,6C,6Dを代表する。)側に伝送し、このコネク
タ6が接続された信号用コネクタ受け12を経て、ビデオ
プロセッサ25aまたは25bに入力されるようになってい
る。また、各固体撮像素子18または22には、前記ビデオ
プロセッサ25aまたは25bのドライバ26aまたは26bから固
体撮像素子駆動用クロック信号が印加されるようになっ
ている。
また、ファイバスコープ2E以外のスコープには、スコ
ープ識別用タイプ信号を出力するタイプ信号発生回路27
A,27B,27C,27Dが設けられており、信号用コネクタ6を
介して制御装置1a内の識別回路28で識別されるようにな
っている。
ところで、前記いずれのスコープ2でも接続可能な制
御装置1a内には、第3図に示すように、前記光源15及び
光源接続装置101と、2組のビデオプロセッサ25a,25bと
が収納されている。
前記光源15は、白色光を出射する白色光源になってい
る。
前記光源接続装置101は、第1図及び第2図に示すよ
うに構成されている。すなわち、前記光源15の前方の光
路上には、赤(R),緑(G),青(B)の3原色の色
透過フィルタを有しモータ102により回転駆動される回
転フィルタ103が設けられている。前記光源15と、前記
回転フィルタ103との間には、モータ105によって回動さ
れることにより、前記光源15の光路上に介装及び光路上
から退避できる光路切換手段としての回転ミラー106が
配設されている。尚、前記回転ミラー106の回動範囲の
両端には、前記回転ミラー106の介装状態における位置
と退避状態における位置を定めるストッパ107,107が設
けられている。そして、第1図に示すように、前記回転
ミラー106が、光源15の光路から退避した状態では、前
記光源15から出射された白色光が、前記回転フィルタ10
3を透過するようになっている。一方、第2図に示すよ
うに、前記回転ミラー106が、光源15の光路上に介装さ
れた状態では、前記光源15から出射された白色光が、前
記回転ミラー106によって略垂直方向に反射され、前記
回転フィルタ103を通過しないようになっている。前記
回転ミラー106によって反射された光の光路上には、固
定ミラー109が配設されている。この固定ミラー109は、
前記回転ミラー106で反射された光を、前記回転フィル
タ103を透過する光路と略平行な方向に反射するように
なっている。
前記回転フィルタ103前方の光路上には、集光レンズ1
11が配設され、この集光レンズ111の前方の光路上に、
前記面順次用ライトガイドコネクタ受け11が配設されて
いる。そして、前記回転フィルタ103を通り、順次R,G,B
の各波長の光にされた面順次照明光は、前記集光レンズ
111で集光され、前記面順次用ライトガイドコネクタ受
け11bに接続された面順次式スコープ2A,2Cのライトガイ
ドコネクタ151(ライトガイド14)の入射端面に入射さ
れるようになっている。
一方、前記固定ミラー109の前方の光路上には、集光
レンズ112が配設され、この集光レンズ112の前方の光路
上に、前記白色光用ライトガイドコネクタ受け、11cが
配設されている。そして、前記回転フィルタ103を回避
した白色照明光は、前記集光レンズ112で集光され、前
記白色光用ライトガイドコネクタ受け11cに接続された
モザイク式スコープ2B,2D、またはファイバスコープ2E
のライトガイドコネクタ151(ライトガイド14)の入射
端面に入射されるようになっている。
前記回転ミラー106を回動するモータ105は、第3図に
示すように、駆動制御回路115によって回動が制御され
るようになっている。前記駆動制御回路115は、識別回
路28からの識別信号を入力し、面順次式スコープ2A,2C
が接続された場合には、前記回転ミラー106が光源15の
光路から退避されるようにモータ105を駆動し、それ以
外の場合、すなわち、モザイク式スコープ2B,2Dまたは
ファイバスコープ2Eが接続された場合、あるいは、いず
れのスコープモ接続されていない場合には、前記回転ミ
ラー106が光源15の光路上に介装されるようにモータ105
を駆動するようになっている。
ところで、ビデオプロセッサ25aは、面順次式信号処
理用のものであって、面順次式信号用コネクタ受け12の
信号入力用端子に入力された信号は、面順次式プロセス
回路41aに入力され、R,G,Bの各波長の照明光のもとでそ
れぞれ撮像された信号の色信号R,G,Bとして出力するよ
うになっている。この各色信号R,G,Bは、出力回路80に
より3原色出力端43から3原色信号RGBとして出力され
る。また、前記色信号R,G,BはNTSC方式の複合ビデオ信
号に変換され、NTSC出力端46から出力される。
尚、前記光源接続装置101の回転フィルタ103の外周の
1箇所には、回転位置を検出する回転位置センサ51が設
けられており、この回転位置センサ51の出力でタイミン
グジェネレータ52のクロックのタイミングを回転フィル
タ103の回転に同期させ、且つこのタイミングジェネレ
ータ52の出力は面順次式プロセス回路41aのタイミング
を制御するようになっている。
前記面順次式プロセス回路41aは、例えば第9図に示
すように構成されている。
すなわち、プリアンプを経て入力される信号は、サン
プルホールド回路54に入力され、サンプルホールドされ
た後、γ補正回路55でγ補正されてA/Dコンバータ56で
ディジタル信号に変換される。そして、前記タイミング
ジェネレータ52の信号で切換えられるマルチプレクサ57
を経てR,G,Bの面順次参照のもとで撮像された信号は、
Rフレームメモリ58R,Gフレームメモリ58G、Bフレーム
メモリ58Bに書込まれる。これら各フレームメモリ58R,5
8G,58Bに書込まれた信号データは同時に読出され、それ
ぞれD/Aコンバータ59でアナログ色信号R,G,Bに変換さ
れ、出力回路80に出力される。
一方、カラーモザイク式電子スコープ2B、モザイク式
外付けカメラ付きファイバスコープ2Eの固体撮像素子18
または22で撮像された信号は、カラーモザイク式プロセ
ス回路41bに入力され、輝度信号Y、式差信号R−Y,B−
Yが出力される。そして、この信号は出力回路80に入力
され、NTSC方式の複合ビデオ信号に変換され、NTSC出力
端46から出力される。また、前記輝度信号Y、色差信号
R−Y,B−Yは、前記出力回路80により色信号R,G,Bに変
換され、3原色信号出力端43から3原色信号RGBが出力
される。
尚、前記カラーモザイク式プロセス回路41bは、例え
ば、第10図に示すように構成されている。
すなわち、プリアンプ24で増幅された固体撮像素子18
または22からの信号は、輝度信号処理回路61を経て輝度
信号Yが生成される。また、色信号再生回路62に入力さ
れ、色差信号R−Y,B−Yが1水平ラインごとに時系列
的に生成され、ホワイトバランス回路63でホワイトバラ
ンス補償され、一方はアナログスイッチ64に直接、もう
一方は1Hディレイライン63aで1水平ライン遅延されて
アナログスイッチ64aに入力され、タイミングジェネレ
ータ52の切換信号によって、色差信号R−Y,B−Yが得
られる。
尚、タイミングジェネレータ52は、それぞれドライバ
26a,26b及び図示しないNTSCエンコーダに信号を印加
し、固体撮像素子18または22から信号読出しに用いる駆
動パルスに同期した信号処理を行うように制御する。こ
の場合、面順次色のビデオプロセッサ25aにおいては、
前記タイミングジェネレータ52は位置センサ51の出力に
よって、回転フィルタ103に同期させている。
ところで、タイプ信号発生回路27A,27B,27C,27Dは、
例えば2つの端子間にそれぞれ異なる抵抗値の抵抗等を
接続して形成され、一方、識別回路28は、2つの端子間
の抵抗値をコンパレータ等を用いていずれの抵抗値のス
コープが接続されたかを識別できるようにしている。
前記識別回路28は、両ドライバ26a,26bを制御する他
に、切換スイッチ103の切換を制御する。例えば面順次
色スコープ2A又は2Cが接続されると、面順次側に切換え
られ、ドライバ26aの駆動パルスがコネクタを経て固体
撮像素子18に印加されると共に、固体撮像素子18から読
出された信号は面順次式プロセス回路41aに入力され
る。
一方、面順次式スコープ2A,2Cが接続されてないと、
モザイク式プロセス回路側が選択されるようになってい
る。このように構成することによりファイバスコープ光
源としても使用することができる。尚、モザイク式スコ
ープ2B又は2Dの場合を検出して、切換スイッチ103をモ
ザイク式側に切換えるようにしても良い。
上記識別回路28は、タイミングジェネレータ52にも制
御信号を送り、いずれの方式にも対処できるようにして
いる。
また、第11図に示すように出力回路80は、マトリック
ス回路44aの出力端とNTSCエンコーダ45との間に3回路
2接点の切換スイッチ81を設け、且つ逆マトリックス回
路44bの出力端とドライバを形成するバッファ42との間
にも3回路2接点の切換スイッチ82が設けてある。
上記切換スイッチ81は、一方の接点側がオンされる
と、マトリックス回路44aの信号を共通のNTSCエンコー
ダ45に導き、このNTSCエンコーダ45でNTSC方式のビデオ
信号にされて共通のNTSC出力端46から出力する。又、他
方の接点側が選択されると、モザイク式プロセス回路41
bの信号をNTSCエンコーダ45に導き、工注のNTSC出力端4
6から出力する。
一方、他方の切換スイッチ82については、面順次式側
が選択されると、面順次式プロセス回路41aの出力信号
がドライバを形成する共通のバッファ42を経て共通のRG
B出力端43から3原色信号が出力される。又、モザイク
式プロセス回路側が選択されると、逆マトリックス回路
44bを経て3原色信号R,G,Bが共通のRGB出力端43から出
力される。
上記切換スイッチ81,82は、それぞれがマニュアルで
切換えることができるし、これらを連動して切換えるよ
うにすることもできる。
このように、本実施例では、制御装置1a内に、すべて
のスコープ2に対して共通の光源15が設けられ、光源接
続装置101を介して、面順次式スコープ2A,2C、モザイク
式スコープ2B,2D、及びファイバスコープ2Eを、同一の
光源15に接続できるようになっている。すなわち、制御
装置1aに、面順次式スコープ2A,2Cが接続されると、識
別回路28からの識別信号によって、回転ミラー106が光
源15の光路から退避され、光源15から出射された白色光
は、回転フィルタ103を通り、順次R,G,Bの各波長の光に
され、面順次用ライトガイドコネクタ受け11bに接続さ
れた前記面順次式スコープ2A,2Cのライトガイドコネク
タ151(ライトガイド14)に供給される。一方、制御装
置1aに、モザイク式スコープ2B,2D、またはファイバス
コープ2Eが接続されると、回転ミラー106が光源15の光
路上に介装され、光源15から出射された白色光は、前記
回転ミラー106で反射されて前記回転フィルタ103を回避
し、白色光用ライトガイドコネクタ受け11cに接続され
た前記モザイク式スコープ2B,2D、及びファイバスコー
プ2Eのライトガイドコネクタ151(ライトガイド14)に
供給される。
尚、本実施例において、送気送水コネクタ受け11aか
ら面順次用ライトガイドコネクタ受け11bまでの距離A
と、送気送水コネクタ受け11aから白色光用ライトガイ
ドコネクタ受け11cまでの距離Bとを異ならせ、これに
対応して、面順次式スコープ2A,2Cの光源用コネクタ5A,
5Cと、モザイク式スコープ2B,2D及びファイバスコープ2
Eの光源用コネクタ5B,5D,5Eとの形状を異ならせても良
い。これにより、他の方式のコネクタ受けに接続してし
まう誤接続が防止される。
第12図及び第13図は本発明の第2実施例に係り、第12
図はコネクタ及びコネクタ受けを示す斜視図、第13図は
光源接続装置の構成を示す説明図である。
本実施例は、第12図に示すように、制御装置1aの例え
ばハウジング前面に、全てのスコープ2に対して共通の
ライトガイドコネクタ受け121及び送気送水コネクタ受
け122が上下に隣接して設けられ、例えば、前記ライト
ガイドコネクタ受け121の右側上方に、面順次式信号用
コネクタ受け123が設けられ、前記ライトガイドコネク
タ受け121の左側上方に、モザイク式信号用コネクタ受
け124が設けられている。すなわち、ライトガイドコネ
クタ受け121を中心に、送気送水コネクタ受け122,面順
次式信号用コネクタ受け123,モザイク式信号用コネクタ
受け124が、略等角度に放射状に配置されている。
また、本実施例では、面順次式の電子スコープ2A、カ
ラーモザイク式の電子スコープ2Bは、それぞれ、光源用
コネクタと信号用コネクタが一体化された面順次式コネ
クタ125A、モザイク式125Bを備えている。前記両コネク
タ125A,125Bは、それぞれ、ライトガイドコネクタ126、
送気送水コネクタ127、及び信号用コネクタ128を備えて
いると共に、両コネクタ125A,125B間で、ライトガイド
コネクタ126、送気送水コネクタ127に対する信号用コネ
クタ128の位置が、前記面順次式信号用コネクタ受け123
とモザイク式信号用コネクタ受け124の位置に対応し
て、左右対称になっている。そして、ライトガイドコネ
クタ126及び送気送水コネクタ127をライトガイドコネク
タ受け12及び送気送水コネクタ受け122に接続すると、
面順次式コネクタ125Aの信号用コネクタ128は面順次式
信号コネクタ受け123のみに、モザイク式コネクタ受け1
25Bの信号用コネクタ128はモザイク式信号用コネクタ受
け124のみに、それぞれ接続されるようになっている。
また、第13図に示すように、本実施例の光源接続装置
131で、第1実施例における固定ミラー109の前方の光路
上に、更に固定ミラー132が配設されている。この固定
ミラー132は、前記固定ミラー109で反射された光を、回
転フィルタ103を通過する光路側に、略垂直に反射する
ようになっている。また、前記回転フィルタ103を透過
した光の光路と前記固定ミラー132で反射された光の光
路の交差する位置には、モータ135によって回動される
ことにより、前記回転フィルタ103の前方に介装及び前
方から退避できる回転ミラー136が配設されている。こ
の回転ミラー136の回動範囲の両端には、前記回転ミラ
ー136の介装状態における位置と退避状態における位置
を定めるストッパ107,107が設けられている。また、前
記回転ミラー136は、回転ミラー106と連動して回動さ
れ、第13図に実線で示すように、回転ミラー106が光源1
5の光路上に介装される際には、回転ミラー136が回転ミ
ラー136が回転フィルタ103の前方に介装され、光源15か
ら出射された白色光は、回転ミラー106,固定ミラー109,
固定ミラー132,及び回転ミラー136で反射されて、回転
フィルタ103を回避し、集光レンズ138で集光されて、ラ
イトガイドコネクタ受け121に達するようになってい
る。一方、第13図に破線で示すように、回転ミラー106
が光源15の光路から退避される際には、回転ミラー136
が回転ミラー136が回転フィルタ103の前方から退避さ
れ、光源15から出射された白色は、回転フィルタ103を
通過して、面順次照明光として、前記ライトガイドコネ
クタ受け121に達するようになっている。
尚、前記ライトガイドコネクタ受け121及び送気送水
コネクタ受け122には、面順次式テレビカメラ付きファ
イバスコープ2C、カラーモザイク式テレビカメラ付きフ
ァイバスコープ2D、ファイバスコープ2Eの光源用コネク
タ5B,5G,5Eも接続できる。また、前記面順次式信号用コ
ネクタ受け123には、面順次式テレビカメラ付きファイ
バスコープ2Cの信号用コネクタ6Cを、モザイク式信号用
コネクタ受け124には、カラーモザイク式テレビカメラ
付きファイバスコープ2Dの信号用コネクタ受け6Dを、そ
れぞれ接続できるようになっている。
このように、本実施例によれば、光源接続装置131を
介して、面順次式スコープ2A,2C、モザイク式スコープ2
B,2D、及びファイバスコープ2Eを、同一の光源15に接続
できると共に、全てのスコープ2のライトガイドコネク
タ126を共通のライトガイドコネクタ受け121に接続でき
る。
また、更に、面順次式電子スコープ2Aの信号用コネク
タ128は面順次式信号コネクタ受け123のみに、モザイク
式電子スコープ2Bの信号用コネクタ128はモザイク色信
号用コネクタ受け124のみに接続される構造になってい
るので、両スコープ2A,2B間で接続が防止される。
尚、コネクタ及びコネクタ受けの形状は、第12図に示
すものに限らず、例えば、信号用コネクタ受け123,124
がライトガイドコネクタ受け121の左右側方に設けられ
ていても良い。
尚、本発明は、上記各実施例に限定されず、例えば、
光路切換手段は、回転ミラー105に限らず、光源15の光
路に挿脱自在なミラーやプリズム等であっても良い。
また、光源接続装置は、制御装置1a内に、光源15と一
体的に収納されたものに限らず、単体として構成し、こ
の光源接続装置を、種々の白色光源の出射側に接続する
ことによって、同一の光源に撮像方式の異なるスコープ
及びファイバスコープ等肉眼観察が可能なスコープを接
続できるようにしても良い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、同一の白色光源
からの光路を、面順次方式の各色光を順次透過可能なフ
ィルタを通過する光路と前記フィルタを回避する光路と
に切換えることにより、面順次式照明光と白色照明光と
を出射することができるので、撮像方式の異なるスコー
プを、同一の光源に接続できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は面順次照明光の出射状態における光源接続装置の構
成を示す説明図、第2図は白色照明光の出射状態におけ
る光源接続装置の構成を示す説明図、第3図は内視鏡装
置の装置の構成を示すブロック図、第4図はカラーモザ
イク式電子スコープの構成を示す説明図、第5図は面順
次式外付けカメラ付きファイバスコープの構成を示す説
明図、第6図はモザイク式外付けカメラ付きファイバス
コープの構成を示すす説明図、第7図はファイバスコー
プの構成を示す説明図、第8図は内視鏡装置のシステム
全体を示す斜視図、第9図は面順次式プロセス回路の構
成を示すブロック図、第10図はモザイク式プロセス回路
の構成を示すブロック図、第11図は出力回路の構成を示
す説明図、第12図及び第13図は本発明の第2実施例に係
り、第12図はコネクタ及びコネクタ受けを示す斜視図、
第13図は光源接続装置の構成を示す説明図である。 1……内視鏡装置、1a……制御装置 2A……面順次式電子スコープ 2B……カラーモザイク式電子スコープ 2C……面順次式テレビカメラ付きファイバスコープ 2D……カラーモザイク式テレビカメラ付きファイバスコ
ープ 2E……ファイバスコープ 5A,5B,5C,5D,5E……光源用コネクタ 11a……面順次用ライトガイドコネクタ 11b……白色光用ライトガイドコネクタ 14……ライトガイド、15……光源 101……光源接続装置、103……回転フィルタ 106……回転ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅野 正秀 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 錦織 俊明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 矢部 久雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 加藤 伸一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−2927(JP,A) 特開 昭58−195818(JP,A) 特開 昭57−3621(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】白色照明光を出射する白色光源と、 この白色光源からの照明光に対して面順次方式の各色光
    を順次透過可能なフィルタと、 前記白色光源からの照明光を前記フィルタを通過する第
    1の光路と、前記フィルタを回避し前記第1の光路とは
    異なる第2の光路とに選択的に切り換えて透過せしめる
    光路切換手段と、 内視鏡の種類を識別して、前記光路切換手段の切換え動
    作を制御する光路切換制御手段と、 前記フィルタを通過する第1の光路に面順次式の撮像手
    段を備えたスコープのライトガイドを接続可能な接続手
    段と、 前記フィルタを回避する第2の光路に白色照明光を必要
    とするスコープのライトガイドを接続可能な接続手段
    と、 を具備したことを特徴とする内視鏡用光源装置。
JP62116403A 1987-05-13 1987-05-13 内視鏡用光源装置 Expired - Lifetime JP2556513B2 (ja)

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US07/188,775 US4862258A (en) 1987-05-13 1988-04-29 Multiple characteristic endoscope light source for frame sequential color imaging, mosaic color imaging and fiber image guide scopes

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JPS63281116A JPS63281116A (ja) 1988-11-17
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JPH061327B2 (ja) * 1985-06-28 1994-01-05 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡用光源装置

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