JPH0452138B2 - - Google Patents
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- JPH0452138B2 JPH0452138B2 JP62054592A JP5459287A JPH0452138B2 JP H0452138 B2 JPH0452138 B2 JP H0452138B2 JP 62054592 A JP62054592 A JP 62054592A JP 5459287 A JP5459287 A JP 5459287A JP H0452138 B2 JPH0452138 B2 JP H0452138B2
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Landscapes
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、面順次式のカラー撮像手段とカラー
モザイク式の撮像手段の双方を用いることができ
るようにした内視鏡用撮像装置に関する。 [従来の技術と発明が解決しようとする問題点] 近年、体腔内に細長の挿入部を挿通することに
より、体腔内臓器等を観察したり、必要に応じて
処置具チヤンネル内に挿通した処置具を用いて各
種治療処置のできる内視鏡(スコープまたはフア
イバスコープとも呼ぶ。)が広く用いられている。 また、電子結合素子(CCD)等の固体撮像素
子を撮像手段に用いた電子スコープも種々提案さ
れている。この電子スコープは、フアイバスコー
プに比べて解像度が高く、画像の記録及び再生等
が容易であり、また、画像の拡大や2画像の比較
等の画像処理が容易である等の利点が有する。 前記電子スコープのカラー画像の撮像方式に
は、例えば、特開昭61−82731合公報に示される
ように、照明光をR(赤)、G(緑)、B(青)等に
順次切換える面順次式と、例えば、特開昭60−
76888号公報に示されるように、固体撮像素子の
前面にR、G、B等の色光をそれぞれ透過する色
フイルタをモザイク状等に配列したフイルタアレ
イを設けたカラーモザイク式(同時式とも呼ぶ。)
とがある。面順次式は、カラーモザイク式に比べ
て画素数を少なくできるという利点を有し、一
方、カラーモザイク方式は、色ずれを生じないと
いう利点を有する。 また、前記電子スコープは、その使用目的によ
り、多種化している。例えば、上部あるいは下部
消化器用では、挿入部の外径が10φmm前後のもの
が用いられている。これに対し、例えば、気管支
用では、通常外径5φmm前後以下のものが必要と
される。このように、挿入部の外径が広範囲にわ
たる種々の電子スコープに対して、同一種の撮像
素子及び同一種の撮像方式を用いることは、物理
的、性能的に無理がある。すなわち、例えば、気
管支用(細径)の電子スコープを実現させるため
には、画素数の少ない撮像素子を用いることにな
らざるを得ない。 このように画素数が少ない場合には、解像度の
低下を防ぐために、カラーモザイクフイルタを用
いたカラーモザイク式の撮像方式よりも、R、
G、Bの各波長の光で面順次方式に照明し、その
照明のもとで面順次撮像し、これらを合成してカ
ラー表示する面順次式カラー撮像方式が有利であ
る。 一方、外径10φmm前後のものちに対しては、画
素数を多くし、撮像方式をカラーモザイク式とす
ることが、画質向上のために有利である。 ところで、前記電子スコープは、一般に、各ス
コツプに適合する照明光を供給する光源装置に接
続され、更に、電子スコープの場合は映像信号処
理を行うビデオプロセツサに接続して用いられ
る。 前記面順次式とカラーモザイク式とでは、照明
方法及び信号処理が異なる。しかしながら、従来
の光源装置及びビデオプロセツサは、面順次式と
カラーモザイク式のどちらか一方に対応するもの
であつた。そのため、使用者は、スコープの種類
によつて、それぞれ異なる光源装置とビデオプロ
セツサを容易し、異なる操作を行なう必要があ
り、経済性、効率が悪かつた。 尚、特開昭60−243625号公報には、面順次式の
電子スコープの制御装置に、像伝達用の光学繊維
束を備えたフアイバスコープを接続してモニタテ
レビ等の表示画面で観察することができるように
した接続システムが開示されている。しかしなが
ら、このシステムでは、カラーモザイク式の電子
スコープを用いること、及びフアイバスコープを
用いて肉眼観察することはできない。 [発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであ
り、面順次式の撮像手段とカラーモザイク式の撮
像手段の双方を用いることができ、しかも操作性
を向上できる内視鏡用撮像装置を提供することを
目的としている。 [問題点を解決するための手段及び作用] 本発明は、面順次式のカラー撮像手段を備えた
スコープと、カラーモザイク式のカラー撮像手段
を備えたスコープと、前記両スコープに適合する
照明光を供給する照明手段と、前記両スコープに
対する信号処理を行う信号処理手段と、前記照明
手段に前記両スコープを接続可能とする照明用接
続手段と、前記信号処理手段に前記両スコープを
接続可能とする信号用接続手段とを設けると共
に、前記信号用接続手段を両スコープに対して共
通にして、共通の接続手段によつて撮像方式の異
なるスコープを信号処理手段に接続できるように
したものである。 尚、本発明において、面順次式のカラー撮像手
段を備えたスコープ、あるいは、カラーモザイク
式のカラー撮像手段を備えたスコープとは、撮像
手段が一体的に組込まれた電子スコープと、スコ
ープの接眼部に撮像手段を着脱自在に設けたもの
とを含むものである。 [実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。 第1図ないし第7図は本発明の第1実施例に係
り、第1図は内視鏡装置のシステム全体を示す斜
視図、第2図は撮像装置本体の構成を示すブロツ
ク図、第3図は面順次式外付けカメラ付きフアイ
バスコープの構成を示す説明図、第4図はカラー
モザイク式外付けカメラ付きはフアイバスコープ
の構成を示す説明図、第5図はフアイバースコー
プの構成を示す説明図、第6図は面順次式プロセ
ス回路の構成を示すブロツク図、第7図はモザイ
ク式プロセス回路の構成を示すブロツク図であ
る。 第1図に示すように、内視鏡装置1は、光源装
置と映像信号処理を行うビデオプロセツサとが収
納され、各種のスコープ(内視鏡)2A,2B,
2C,2D,2Eのいずれをも接続可能とする撮
像装置本体1aを備えている。スコープとして
は、図に示すように5種類のもの、すなわち、面
順次式電子スコープ2A、カラーモザイクフイル
タを使用したカラーモザイク式電子スコープ2
B、面順次式テレビカメラを外付けしたフアイバ
スコープ(以下、面順次式テレビカメラ付きフア
イバスコープと記す。)2C、カラーモザイク式
テレビカメラを外付けしたフアイバスコープ(以
下、カラーモザイク式テレビカメラ付きフアイバ
スコープと記す。)2D、及びフアイバスコープ
2Eがある。 前記各スコープ2A,2B,2C,2D,2E
は、それぞれ細長の挿入部3と、この挿入部3の
後端側に連設された操作部4を有し、この操作部
4からユニバーサルコード5が延設され、このユ
ニバーサルコード5の先端に、光源用コネクタ5
A,5B5C,5D,5Eが設けられている。ま
た、面順次式電子スコープ2Aと、カラーモザイ
ク式電子スコープ2Bでは、前記ユニバーサルコ
ード5の先端側に、光源用コネクタ5A,5Bの
他に信号用コネクタ6A,6Bが一体に設けられ
ている。また、面順次式テレビカメラ付きフアイ
バスコープ2Cとカラーモザイク式テレビカメラ
付きフアイバスコープ2Dは、フアイバスコープ
2Eの接眼部7に面順次式テレビカメラ8C、カ
ラーモザイク式テレビカメラ8Dをそれぞれ装着
した構成であり、各テレビカメラ8C,8Dから
延出され信号ケーブル6の先端に信号用コネクタ
6C,6Dが設けられている。 本実施例では、フアイバスコープ2Eを除くス
コープ2A,2B,2C,2Dの信号用コネクタ
6A,6B,6C,6Dは、共通コネクタ受けに
接続できるように、同一形状になつている。 前記各スコープスコープ2A,2B,2C,2
D,2E(以下、これら全てのスコープに共通す
る場合には、符号2で代表する。)のコネクタ5
A,6A;5B,6B;5C,6C;5D,6
D;5Eを接続して各スコープ2を使用可能な状
態に設定できるように、撮像装置本体1aの例え
ばハウジングの前面には、フアイバスコープ2E
を除くスコープ2A,2B,2C,2Dで共通の
信号用コネクタ受け72と、この信号用コネクタ
受け72の例えば上下に隣接して面順次式光源用
コネクタ受け71a、白色光源用コネクタ受け7
1bとが設けられている。前記信号用コネクタ受
け72は、フアイバスコープ2Eを除くスコープ
2A,2B,2C,2Dの互いに同一形状の信号
用コネクタ6A,6B,6C,6Dのいずれをも
接続できる形状になつている。 また、前記面順次式光源用コネクタ受け71a
は、面順次式電子スコープ2A、面順次式テレビ
カメラ付きフアイバスコープ2C(この2つのス
コープ2A,2Cを面順次式スコープとも記す。)
の互いに同一形状の各光源用コネクタ5A,5C
を接続できる形状になつている。 一方、前記白色光源用コネクタ受け71bは、
カラーモザイク式電子スコープ2B及びカラーモ
ザイク式テレビカメラ付きフアイバスコープ2D
(この2つのスコープ2B,2Dをモザイク式ス
コープとも記す。)及びフアイバスコープ2Eの
互いに同一形状の各光源用コネクタ5B,5D,
5Eを接続できる形状になつている。 前記フアイバスコープ2Eを接続して使用する
場合には、肉眼観察であるが、他のスコープ2
A,2B,2C,2Dを使用する場合には、撮像
装置本体1aの信号出力端に接続したカラーモニ
タ13によつて、撮像した像をカラー表示できる
ようになつている。 尚、各スコープ2における光源用コネクタ5
A,5B,5C,5D,5Eには、本実施例で
は、ライトガイドコネクタと共に、送気・送水用
コネクタが設けられており、光源用コネクタ受け
71a,71bもこれらを接続できる構造となつ
ている。 前記各スコープ2A,2B,2C,2D,2E
の内部は、第2図ないし第5図に示すように構成
されている。 各スコープ2は、それぞれ、照明光を伝送する
ライトガイド14が挿通され、撮像装置本体1a
内の光源装置15から入射端面に供給された照明
光を出射端面側に伝送し、この出射端面の前方に
配置した配向レンズ16を経て、前方の被写体側
を照明できるようになつている。 また、前記各スコープ2は、挿入部3の先端部
に結像用の対物レンズ17が配設されている。こ
の対物レンズ17の結像位置には、面順次式また
はカラーモザイク式の両電子スコープ2Aまたは
2Bにおいては、CCD等の固体撮像素子18が
配設され、一方、フアイバスコープ2E、テレビ
カメラ8Cあるいは8D装着したテレビカメラ付
きフアイバスコープ2Cまたは2Dでは、イメー
ジガイド19の入射端面が臨むように配設されて
いる。 また、前記イメージガイド19の出射端面に対
向して接眼レンズ21で配設されている。そし
て、フアイバスコープ2Eでは、接眼部7に目を
近づけて肉眼による観察を行うことができるよう
になつている。 一方、フアイバスコープ2Eの接眼部7に面順
次式のテレビカメラ8Cまたはカラーモザイク式
テレビカメラ8Dを装着したものにおいては、接
眼レンズ21に対向して(図示しない結像用レン
ズを介して)それぞれ固体撮像素子22が配設さ
れている。 撮像手段を構成する固体撮像素子18または2
2は、撮像面に結像された光学像を光電変換し、
プリアンプ24で増幅した後、信号伝送ラインを
経て、信号用コネクタ6(6A,6B,6C,6
Dを代表とする。)側に伝送し、このコネクタ6
が接続された共通の信号用コネクタ受け72を経
て、ビデオプロセツサ25aまたは25bに入力
されるようになつている。また、各固体撮像素子
18または22には、前記ビデオプロセツサ25
aまたは25bのドライバ26aまたは26bか
ら固体撮像素子駆動用クロツクが印加されるよう
になつている。 また、フアイバスコープ2E以外のスコープに
は、スコープ識別用タイプ信号を出力するタイプ
信号発生回路27A,27B,27C,27Dが
設けられており、信号用コネクタ6を介して撮像
装置本体1a内の識別回路28で識別されるよう
になつている。 ところで、前記いずれのスコープ2でも接続可
能な撮像装置本体1a内は、第2図に示すよう
に、2組の光源部15a,15bと、2組のビデ
オプロセツサ25a,25bとが収納されてい
る。 一方の光源部15aは、面順次式のものであ
り、白色光を出射する光源ランプ13aと、この
光源ランプ31aの前方に配設された赤(R)、
緑(G)、青(B)の3原色の色透過フイルタを有しモー
タ32aで回転駆動される回転フイルタ33a
と、この回転フイルタ33aの前方に配設された
集光レンズ34aとを備えている。そして、前記
光源ランプ31aから出射された白色光は、前記
回転フイルタ33aを通つて、順次R、G、Bの
各波長の照明光にされた後、集光レンズ34aに
よつて集光され、コネクタ受け71aに装着され
たライトガイド14の入射端面に照明光を供給す
るようになつている。 他方の光源部15bは、白色光源であり、白色
光を出射する白色光源ランプ31bを備えてい
る。この白色光源ランプ31bから出射された白
色光は、集光レンズ34bで集光され、コネクタ
受け71bに装着されたライトガイド14の入射
端面に白色照明光を供給するようになつている。 ところで、前記共通の信号用コネクタ受け72
には、2回路2接点の切換スイツチ103を介し
て、面順次式ビデオプロセツサ25aと、カラー
モザイク式ビデオプロセツサ25bが接続されて
いる。前記切換スイツチ103は、前記識別回路
28によつて、切換が制御されるようになつてい
る。すなわち、例えば、面順次式スコープ2Aま
たは2Cが接続されると、面順次式ビデオプロセ
ツサ25a側に切換られ、面順次式スコープ2A
または2Cが接続されていないと、カラーモザイ
ク式ビデオプロセツサ5b側に切換られるように
なつている。尚、モザイク式スコープ2Bまたは
2Dが接続されたことを検知して切換スイツチ1
03をカラーモザイク式ビデオプロセツサ25b
側に切換えるようにしても良い。 前記切換スイツチ103が面順次式ビデオプロ
セツサ25a側に切換えられると、ドライバ26
aの駆動パルスがコネクタを経て固体撮像素子1
8または22に印加されると共に、固体撮像素子
18から読出された信号は面順次式プロセス回路
41aに入力されるようになつている。そして、
この面順次式プロセス回路41aから、R、G、
Bの各波長の照明光のもとでそれぞれ撮像された
信号の色信号R、G、Bとして出力されるように
なつている。この各色信号R、G、Bは、それぞ
れバツフア42aで形成したドライバを経て、3
原色出力端43aから3原色信号RGBとして出
力される。また、前記色信号R、G、Bは、マト
リツクス回路44aを経て、輝度信号Yと色差信
号R−Y、B−Yとが生成され、その後NTSCエ
ンコーダ45aに入力されてNTSC方式の複合ビ
デオ信号に変換され、NTSC出力端46aから出
力される。 尚、前記面順次式光源部15aの回転フイルタ
33aの外周の1箇所には、回転位置を検出する
回転位置センサ51aが設けられており、この回
転位置センサ51aの出力でタイミングジエネレ
ータ52aのクロツクのタイミングを回転フイル
タ33aの回転に同期させ、且つこのタイミング
ジエネレータ52aの出力は面順次式プロセス回
路41aのタイミングを制御するようになつてい
る。 前記面順次式プロセス回路41aは、例えば第
6図に示すように構成されている。 すなわち、プリアンプを経て入力される信号
は、サンプルホールド回路54に入力され、サン
プルホールドされた後、γ補正回路55でγ補正
されてA/Dコンバータ56でデジタル信号に変
換される。そして、前記タイミングジエネレータ
52aの信号で切換えられるマルチプレクサ57
を経てR、G、Bの面順次照明のもとで撮像され
た信号は、Rフレームメモリ58R、Gフレーム
メモリ58G、Bフレームメモリ58Bに書込ま
れる。これら各フレームメモリ58R、58G、
58Bに書込まれた信号データは同時に読出さ
れ、それぞれD/Aコンバータ59でアナログ色
信号R、G、Bに変換され、上述したマトリツク
ス回路44a側に出力される。 一方、前記切換スイツチ103がカラーモザイ
ク式ビデオプロセツサ25b側に切換られると、
ドライバ26bの駆動パルスがコネクタを経て固
体撮像素子18または22に印加されると共に、
固体撮像素子18または22から読出された信号
はカラーモザイク式プロセス回路41bに入力さ
れるようになつている。そして、このカラーモザ
イク式プロセス回路41bから、輝度信号Y、色
差信号R−Y、B−Yが出力される。そして、こ
の信号は、NTSCエンコーダ45bに入力され、
NTSC方式の複合ビデオ信号に変換され、NTSC
出力端46bから出力される。また、逆マトリツ
クス回路44bに入力され、色信号R、G、Bに
変換され、ドライバを形成するバツフア42bを
それぞれ経て、3原色信号出力端43bから3原
色信号RGBが出力される。 尚、前記カラーモザイク式プロセス回路41b
は、例えば、第7図に示すように構成されてい
る。 すなわち、プリアンプ24で増幅された固体撮
像素子18または22からの信号は、輝度信号処
理回路61を経て輝度信号Yが生成される。ま
た、色信号再生回路62に入力され、色差信号R
−Y、B−Yが1水平ラインごとに時系列的に生
成され、ホワイトバランス回路63でホワイトバ
ランス補償され、一方はアナログスイツチ64に
直接、もう一方は1Hデイレイライン63aで1
水平ライン遅延されてアナログスイツチ64aに
入力され、タイミングジエネレータ52bの切換
信号によつて、色差信号R−Y、B−Yが得られ
る。 尚、各タイミングジエネレータ52a,52b
は、それぞれドライバ26a,26b及びNTSC
エンコーダ45a,45bに信号を印加し、固体
撮像素子18または22から信号読出しに用いる
駆動パルスに同期した信号処理を行うように制御
する。この場合、面順次式のビデオプロセツサ2
5aにおいては、前記タイミングジエネレータ5
2aは位置センサ51aの出力によつて、回転カ
ラーフイルタ33に同期させている。尚、前記
NTSCエンコーダ45a,45bはバツフアを内
蔵したもので構成している。 ところで、タイプ信号発生回路27A,27
B,27C,27Dは、例えば2つの端子間にそ
れぞれ異なる抵抗値の抵抗等を接続して形成さ
れ、一方、識別回路28は、2つの端子間の抵抗
値をコンパレータ等を用いていずれの抵抗値のス
コープが接続されたかを識別できるようにしてい
る。 そして、共通の信号用コネクタ受け72に面順
次式スコープ2Aまたは2Cが接続された場合に
は、前記切換スイツチ103を面順次式ビデオプ
ロセツサ25a側に切換え、一方、前記信号用コ
ネクタ受け72にモザイク式スコープ2Bまたは
2Dが接続された場合には、前記切換スイツチ1
03をカラーモザイク式ビデオプロセツサ25b
側に切換える。 このように本実施例では、撮像装置本体1a内
に、面順次式光源部15aと、白色光源部15b
と、面順次式ビデオプロセツサ25aと、カラー
モザイク式ビデオプロセツサ25bとが設けられ
ている。そして、この撮像装置本体1aに、フア
イバスコープ2Eを除くスコープ2A,2B,2
C,2Dで共通の信号用コネクタ受け72と、面
順次式光源用コネクタ受け71aと、白色光源用
コネクタ受け71bとが設けられ、面順次式のス
コープ2A,2C及びカラーモザイク式のスコー
プ2B,2Dのいずれか接続されても、その接続
されたスコープに対応した照明光の供給及び信号
処理を行うことができ、そのスコープで撮像した
被写体像をカラーモニタ13でカラー表示するこ
とができる。 また、フアイバスコープ2Eを使用する場合、
その光源用コネクタ5Eを白色光源用コネクタ受
け71bに接続することによつてこのフアイバス
コープ2Eに白色光を供給して、肉眼観察を行う
ことができる。 しかも、信号用コネクタ受け72が面順次式の
スコープ2A,2Cとカラーモザイク式のスコー
プ2B,2Dとで共通になつているので、撮像方
式によつて信号用コネクタが別々になつている場
合に他の方式のコネクタ受けに接続してしまう誤
接続が防止され、操作性が良い。 また、本実施例では、共通の信号用コネクタ受
け72に接続されるスコープの撮像方式の種別を
識別回路28で識別し、接続されたスコープを、
撮像方式に適合したビデオプロセツサ41aまた
は41bに接続するようになつている。 従つて、1台の撮像装置本体1aを備えると、
カラー撮像方式の異なるスコープに対応できると
共に、フアイバスコープ2Eでも同時に使用で
き、使い勝手の良い装置である。 また、前記2つのカラー撮像方式に対して信号
処理を行つた後の信号は、出力形式が一致してい
る。つまり、3原色出力あるいはNTSC方式のビ
デオ信号に一致させてあるので、同一のカラーモ
ニタ13を使用できる。(このカラーモニタは3
原色対応でもNTSC方式のビデオ信号が入力され
るもののいずれでも良い。) 尚、フアイバスコープ2Eにテレビカメラ8C
または8Dを装着した場合、撮像された画像がカ
ラーモニタ13に表示されることになるが、テレ
ビカメラ8Cまたは8Dを外した場合、外した状
態であることをカラーモニタ13の画面に表示さ
れるようにしても良い。すなわち、例えばフアイ
バスコープ2Eで観察中であることを表示した
り、あるいは一定の画像を表示したりしても良
い。 尚、また、識別回路28の代わりに、マニユア
ルによつて前記スイツチ103を面順次式ビデオ
プロセツサ25aとカラーモザイク式ビデオプロ
セツサ25bとに切換えても良い。 また、面順次式光源部15aと白色光源部15
bの光源ランプ31a,31bを共通にし、この
光源ランプを各光源部15a,15bの位置へ切
換移動できるようにすれば、1個の光源ランプで
両方式の照明が可能となる。 また、2つの光源ランプ31a,31bを回転
板の中心を通る両側に設け、回転操作によつて、
互いの位置を交換(すなわち、光源ランプ31a
が光源ランプ31bの位置に、光源ランプ31b
が光源ランプ31aの位置に)可能にして、も
し、一方の光源ランプが切れたとしても、他方の
ランプを補助灯的に使用可能としても良い。 第8図及び第9図は第1実施例の変形例に係
り、第8図は撮像装置本体の構成を示すブロツク
図、第9図は出力回路の構成を示すブロツク図で
ある。 この変形例は、撮像装置本体の信号出力側を共
通化したものである。 第8図に示すように、変形例における撮像装置
本体101では、面順次式プロセス回路41aま
たはモザイク式プロセス回路41bを経た信号
は、例えば第9図に示す出力回路80を経て出力
される。 この出力回路80は、マトリツクス回路44a
の出力端とNTSCエンコーダ45aとの間には3
回路2接点の切換スイツチ81を設け、且つ逆マ
トリツクス回路44bの出力端とドライバを形成
するバツフア42b,42b,42bとの間にも
3回路2接点の切換スイツチ82が設けてある。 前記切換スイツチ81は、一方の接点側がオン
されると、マトリツクス回路44aの信号を共通
のNTSCエンコーダ45に導き、このNTSCエン
コーダ45でNTSC方式のビデオ信号にされて共
通のNTSC出力端46から出力する。また、他方
の接点側が選択されると、モザイク式プロセス回
路41bの信号をNTSCエンコーダ45に導き、
共通のNTSC出力端46から出力する。 一方、他方の切換スイツチ82については、面
順次式側が選択されると、面順次式プロセス回路
41aの出力信号がドライバを形成する共通のバ
ツフア42,42,42を経て共通のRGB出力
端42から3原色信号が出力される。また、モザ
イク式プロセス回路側が選択されると、逆マトリ
ツクス回路44bを経た3原色信号R、G、Bが
共通のRGB出力端43から出力される。 前記切換スイツチ81,82は、それぞれマニ
ユアルで切換えることがきるし、こらを連動して
切換えるようにすることもできる。また、前記両
切換スイツチ81,82を第8図に示すように接
続されるスコープから出力されるタイプ信号を用
い、このタイプ信号を識別回路28で識別し、そ
の識別信号で切換スイツチ81,82を接続され
たスコープに対応した信号処理を行うプロセス回
路41aまたは41bに切換えるようにもでき
る。 尚、この例では、タイミングジエネレータ52
が共通化され、前記識別回路28は、このタイミ
ングジエネレータ52にも制御信号を送り、いず
れの方式にも対処できるようにしている。 この変形例によれば、面順次式とカラーモザイ
ク式とで信号出力端が共通になつているので、撮
像方式によつてカラーモニタ13等の接続を切換
える必要がなく、より操作性が向上される。 尚、前記出力回路80の代りに、第10図に示
すような出力回路113を用いても良い。 この出力回路113では、面順次式プロセス回
路41aからの色信号R,G,Bは、マトリツク
ス回路44aに入力され、輝度信号Yと色差信号
R−Y,B−Yとが生成されるようになつてい
る。このマトリツクス回路44aから出力される
輝度信号Y及び色差信号R−Y,B−Yと、前記
カラーモザイク式プロセス回路41bからの輝度
信号Y及び色差信号R−Y,B−Yは、それぞ
れ、3回路2接点の切換スイツチ81に入力され
る。この切換スイツチ81は、一方の接点側が選
択されると、前記マトリツクス回路44aの信号
が出力され、他方の接点側が選択されると、前記
カラーモザイク式プロセス回路41bの信号が出
力されるようになつている。この切換スイツチ8
1の出力は、NTSCエンコーダ45と、逆マトリ
ツクス回路44bとに入力される。 前記切換スイツチ81と、前記NTSCエンコー
ダ45、逆マトリツクス回路44bとの間には、
輪郭強調回路112が設けられ、前記切換スイツ
チ81からの輝度信号Yは、この輪郭強調回路1
12を経て、前記NTSCエンコーダ45、逆マト
リツクス回路44bに入力されるようになつてい
る。従つて、面順次式プロセス回路41aからの
信号と、カラーモザイク式プロセス回路41bか
らの信号を、共通の輪郭強調回路112で輪郭強
調できるようになつている。 前記NTSCエンコーダ45によつて変換された
NTSC方式のビデオ信号は、前記NTSC出力端4
6から出力されるようになつている。また、前記
逆マトリツクス回路44bで変換された3原色信
号R,G,Bは、それぞれ、ドライバ42,4
2,42を経て、前記RGB出力端43から出力
されるようになつている。 前記切換スイツチ81は、マニユアルで切換え
るようにしても良いし、第8図に示すように接続
されるスコープから出力されるタイプ信号を用
い、このタイプ信号を識別回路28で識別し、そ
の識別信号で接続されたスコープに対応した信号
処理を行うプロセス回路41aまたは41bに切
換えるようにしても良い。 この例によれば、面順次式とカラーモザイク式
とで、輪郭強調回路112、NTSCエンコーダ4
2、及びドライバ42が共通になつており、これ
らの回路を、それぞれの撮像方式に対して独立に
2組設けた場合に比べ、部品点数を少なくでき、
コストを低減でき、また、回路構成を簡略化する
ことができる。 尚、輪郭強調回路112の代りに、ライン補間
回路を設けても良いし、オートゲインコントロー
ル回路を設けても良い。更に、共用する回路とし
ては、この他に、フレームメモリ、静止画メモ
リ、カラーバースト発生回路、電源、キヤラクタ
ジエネレータ、スーパーインポーズ回路、キーボ
ードコントローラ、色調調整回路等でも良い。 尚、これらの信号処理回路を回避する回路を設
け、信号処理しない場合には、バイパスするよう
にしても良い。 また、前記出力回路80,113の代りに、第
11図に示すような出力回路を用いても良い。 この出力回路は、面順次式及びモザイク式のい
ずれの信号(の輝度信号)に対しても、輪郭強調
等の信号処理を行うものであるが、信号処理を選
択できるようにしたものである。 第11図に示すように、マトリツクス回路44
aの後段の信号処理回路121の前後に切換スイ
ツチSW1,SW2が設けられている。切換スイ
ツチSW1の一方の切換接点aには、前記マトリ
ツクス回路44aからの信号(輝度信号Y、色差
信号R−Y、B−Y)が入力され、他方の切換接
点bには、モザイク式プロセス回路41bからの
信号(Y、R−Y、B−Y)が入力されるように
なつている。また、前記切換スイツチSW2の一
方の切換接点aには、前記信号処理回路121を
通らない前記マトリツクス回路44aからの信号
が入力され、他方の切換接点bには、前記信号処
理回路121を通つた信号が入力されるようにな
つている。また、前記切換スイツチSW2と
NTSCエンコーダ45の間には、切換スイツチ
SW3が設けられている。この切換スイツチSW
3の一方の切換接点aには、前記切換スイツチ
SW2からの信号が入力され、他方の切換接点b
には、前記信号処理回路121を通らない前記モ
ザイク式プロセス回路41bからの信号が入力さ
れるようになつている。 一方、逆マトリツクス回路44bの前段には、
切換スイツチSW4が設けられている。この切換
スイツチSW4の一方の切換接点aには、前記信
号処理回路121からの信号が入力され、他方の
切換接点bには、前記モザイク式プロセス回路4
1bからの信号が入力されるようになつている。
また、前記逆マトリツクス回路44bとドライバ
42との間には、切換スイツチSW5が設けられ
ている。この切換スイツチSW5の一方の切換接
点aには、マトリツクス回路44a、信号処理回
路121、及び逆マトリツクス回路44bを通ら
ない面順次式プロセス回路41aからの信号(3
原色信号R,G,B)が入力され、他方の切換接
点bには、前記逆マトリツクス回路44bからの
信号(R,G,B)が入力されるようになつてい
る。 信号処理回路121による信号処理を行う(オ
ン)か否(オフ)かの場合における、前記各スイ
ツチSW1〜SW5の状態は、下の論理表に示す
ようになる。尚、表中、△は、いずれの側でも良
いことを示す。
モザイク式の撮像手段の双方を用いることができ
るようにした内視鏡用撮像装置に関する。 [従来の技術と発明が解決しようとする問題点] 近年、体腔内に細長の挿入部を挿通することに
より、体腔内臓器等を観察したり、必要に応じて
処置具チヤンネル内に挿通した処置具を用いて各
種治療処置のできる内視鏡(スコープまたはフア
イバスコープとも呼ぶ。)が広く用いられている。 また、電子結合素子(CCD)等の固体撮像素
子を撮像手段に用いた電子スコープも種々提案さ
れている。この電子スコープは、フアイバスコー
プに比べて解像度が高く、画像の記録及び再生等
が容易であり、また、画像の拡大や2画像の比較
等の画像処理が容易である等の利点が有する。 前記電子スコープのカラー画像の撮像方式に
は、例えば、特開昭61−82731合公報に示される
ように、照明光をR(赤)、G(緑)、B(青)等に
順次切換える面順次式と、例えば、特開昭60−
76888号公報に示されるように、固体撮像素子の
前面にR、G、B等の色光をそれぞれ透過する色
フイルタをモザイク状等に配列したフイルタアレ
イを設けたカラーモザイク式(同時式とも呼ぶ。)
とがある。面順次式は、カラーモザイク式に比べ
て画素数を少なくできるという利点を有し、一
方、カラーモザイク方式は、色ずれを生じないと
いう利点を有する。 また、前記電子スコープは、その使用目的によ
り、多種化している。例えば、上部あるいは下部
消化器用では、挿入部の外径が10φmm前後のもの
が用いられている。これに対し、例えば、気管支
用では、通常外径5φmm前後以下のものが必要と
される。このように、挿入部の外径が広範囲にわ
たる種々の電子スコープに対して、同一種の撮像
素子及び同一種の撮像方式を用いることは、物理
的、性能的に無理がある。すなわち、例えば、気
管支用(細径)の電子スコープを実現させるため
には、画素数の少ない撮像素子を用いることにな
らざるを得ない。 このように画素数が少ない場合には、解像度の
低下を防ぐために、カラーモザイクフイルタを用
いたカラーモザイク式の撮像方式よりも、R、
G、Bの各波長の光で面順次方式に照明し、その
照明のもとで面順次撮像し、これらを合成してカ
ラー表示する面順次式カラー撮像方式が有利であ
る。 一方、外径10φmm前後のものちに対しては、画
素数を多くし、撮像方式をカラーモザイク式とす
ることが、画質向上のために有利である。 ところで、前記電子スコープは、一般に、各ス
コツプに適合する照明光を供給する光源装置に接
続され、更に、電子スコープの場合は映像信号処
理を行うビデオプロセツサに接続して用いられ
る。 前記面順次式とカラーモザイク式とでは、照明
方法及び信号処理が異なる。しかしながら、従来
の光源装置及びビデオプロセツサは、面順次式と
カラーモザイク式のどちらか一方に対応するもの
であつた。そのため、使用者は、スコープの種類
によつて、それぞれ異なる光源装置とビデオプロ
セツサを容易し、異なる操作を行なう必要があ
り、経済性、効率が悪かつた。 尚、特開昭60−243625号公報には、面順次式の
電子スコープの制御装置に、像伝達用の光学繊維
束を備えたフアイバスコープを接続してモニタテ
レビ等の表示画面で観察することができるように
した接続システムが開示されている。しかしなが
ら、このシステムでは、カラーモザイク式の電子
スコープを用いること、及びフアイバスコープを
用いて肉眼観察することはできない。 [発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであ
り、面順次式の撮像手段とカラーモザイク式の撮
像手段の双方を用いることができ、しかも操作性
を向上できる内視鏡用撮像装置を提供することを
目的としている。 [問題点を解決するための手段及び作用] 本発明は、面順次式のカラー撮像手段を備えた
スコープと、カラーモザイク式のカラー撮像手段
を備えたスコープと、前記両スコープに適合する
照明光を供給する照明手段と、前記両スコープに
対する信号処理を行う信号処理手段と、前記照明
手段に前記両スコープを接続可能とする照明用接
続手段と、前記信号処理手段に前記両スコープを
接続可能とする信号用接続手段とを設けると共
に、前記信号用接続手段を両スコープに対して共
通にして、共通の接続手段によつて撮像方式の異
なるスコープを信号処理手段に接続できるように
したものである。 尚、本発明において、面順次式のカラー撮像手
段を備えたスコープ、あるいは、カラーモザイク
式のカラー撮像手段を備えたスコープとは、撮像
手段が一体的に組込まれた電子スコープと、スコ
ープの接眼部に撮像手段を着脱自在に設けたもの
とを含むものである。 [実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。 第1図ないし第7図は本発明の第1実施例に係
り、第1図は内視鏡装置のシステム全体を示す斜
視図、第2図は撮像装置本体の構成を示すブロツ
ク図、第3図は面順次式外付けカメラ付きフアイ
バスコープの構成を示す説明図、第4図はカラー
モザイク式外付けカメラ付きはフアイバスコープ
の構成を示す説明図、第5図はフアイバースコー
プの構成を示す説明図、第6図は面順次式プロセ
ス回路の構成を示すブロツク図、第7図はモザイ
ク式プロセス回路の構成を示すブロツク図であ
る。 第1図に示すように、内視鏡装置1は、光源装
置と映像信号処理を行うビデオプロセツサとが収
納され、各種のスコープ(内視鏡)2A,2B,
2C,2D,2Eのいずれをも接続可能とする撮
像装置本体1aを備えている。スコープとして
は、図に示すように5種類のもの、すなわち、面
順次式電子スコープ2A、カラーモザイクフイル
タを使用したカラーモザイク式電子スコープ2
B、面順次式テレビカメラを外付けしたフアイバ
スコープ(以下、面順次式テレビカメラ付きフア
イバスコープと記す。)2C、カラーモザイク式
テレビカメラを外付けしたフアイバスコープ(以
下、カラーモザイク式テレビカメラ付きフアイバ
スコープと記す。)2D、及びフアイバスコープ
2Eがある。 前記各スコープ2A,2B,2C,2D,2E
は、それぞれ細長の挿入部3と、この挿入部3の
後端側に連設された操作部4を有し、この操作部
4からユニバーサルコード5が延設され、このユ
ニバーサルコード5の先端に、光源用コネクタ5
A,5B5C,5D,5Eが設けられている。ま
た、面順次式電子スコープ2Aと、カラーモザイ
ク式電子スコープ2Bでは、前記ユニバーサルコ
ード5の先端側に、光源用コネクタ5A,5Bの
他に信号用コネクタ6A,6Bが一体に設けられ
ている。また、面順次式テレビカメラ付きフアイ
バスコープ2Cとカラーモザイク式テレビカメラ
付きフアイバスコープ2Dは、フアイバスコープ
2Eの接眼部7に面順次式テレビカメラ8C、カ
ラーモザイク式テレビカメラ8Dをそれぞれ装着
した構成であり、各テレビカメラ8C,8Dから
延出され信号ケーブル6の先端に信号用コネクタ
6C,6Dが設けられている。 本実施例では、フアイバスコープ2Eを除くス
コープ2A,2B,2C,2Dの信号用コネクタ
6A,6B,6C,6Dは、共通コネクタ受けに
接続できるように、同一形状になつている。 前記各スコープスコープ2A,2B,2C,2
D,2E(以下、これら全てのスコープに共通す
る場合には、符号2で代表する。)のコネクタ5
A,6A;5B,6B;5C,6C;5D,6
D;5Eを接続して各スコープ2を使用可能な状
態に設定できるように、撮像装置本体1aの例え
ばハウジングの前面には、フアイバスコープ2E
を除くスコープ2A,2B,2C,2Dで共通の
信号用コネクタ受け72と、この信号用コネクタ
受け72の例えば上下に隣接して面順次式光源用
コネクタ受け71a、白色光源用コネクタ受け7
1bとが設けられている。前記信号用コネクタ受
け72は、フアイバスコープ2Eを除くスコープ
2A,2B,2C,2Dの互いに同一形状の信号
用コネクタ6A,6B,6C,6Dのいずれをも
接続できる形状になつている。 また、前記面順次式光源用コネクタ受け71a
は、面順次式電子スコープ2A、面順次式テレビ
カメラ付きフアイバスコープ2C(この2つのス
コープ2A,2Cを面順次式スコープとも記す。)
の互いに同一形状の各光源用コネクタ5A,5C
を接続できる形状になつている。 一方、前記白色光源用コネクタ受け71bは、
カラーモザイク式電子スコープ2B及びカラーモ
ザイク式テレビカメラ付きフアイバスコープ2D
(この2つのスコープ2B,2Dをモザイク式ス
コープとも記す。)及びフアイバスコープ2Eの
互いに同一形状の各光源用コネクタ5B,5D,
5Eを接続できる形状になつている。 前記フアイバスコープ2Eを接続して使用する
場合には、肉眼観察であるが、他のスコープ2
A,2B,2C,2Dを使用する場合には、撮像
装置本体1aの信号出力端に接続したカラーモニ
タ13によつて、撮像した像をカラー表示できる
ようになつている。 尚、各スコープ2における光源用コネクタ5
A,5B,5C,5D,5Eには、本実施例で
は、ライトガイドコネクタと共に、送気・送水用
コネクタが設けられており、光源用コネクタ受け
71a,71bもこれらを接続できる構造となつ
ている。 前記各スコープ2A,2B,2C,2D,2E
の内部は、第2図ないし第5図に示すように構成
されている。 各スコープ2は、それぞれ、照明光を伝送する
ライトガイド14が挿通され、撮像装置本体1a
内の光源装置15から入射端面に供給された照明
光を出射端面側に伝送し、この出射端面の前方に
配置した配向レンズ16を経て、前方の被写体側
を照明できるようになつている。 また、前記各スコープ2は、挿入部3の先端部
に結像用の対物レンズ17が配設されている。こ
の対物レンズ17の結像位置には、面順次式また
はカラーモザイク式の両電子スコープ2Aまたは
2Bにおいては、CCD等の固体撮像素子18が
配設され、一方、フアイバスコープ2E、テレビ
カメラ8Cあるいは8D装着したテレビカメラ付
きフアイバスコープ2Cまたは2Dでは、イメー
ジガイド19の入射端面が臨むように配設されて
いる。 また、前記イメージガイド19の出射端面に対
向して接眼レンズ21で配設されている。そし
て、フアイバスコープ2Eでは、接眼部7に目を
近づけて肉眼による観察を行うことができるよう
になつている。 一方、フアイバスコープ2Eの接眼部7に面順
次式のテレビカメラ8Cまたはカラーモザイク式
テレビカメラ8Dを装着したものにおいては、接
眼レンズ21に対向して(図示しない結像用レン
ズを介して)それぞれ固体撮像素子22が配設さ
れている。 撮像手段を構成する固体撮像素子18または2
2は、撮像面に結像された光学像を光電変換し、
プリアンプ24で増幅した後、信号伝送ラインを
経て、信号用コネクタ6(6A,6B,6C,6
Dを代表とする。)側に伝送し、このコネクタ6
が接続された共通の信号用コネクタ受け72を経
て、ビデオプロセツサ25aまたは25bに入力
されるようになつている。また、各固体撮像素子
18または22には、前記ビデオプロセツサ25
aまたは25bのドライバ26aまたは26bか
ら固体撮像素子駆動用クロツクが印加されるよう
になつている。 また、フアイバスコープ2E以外のスコープに
は、スコープ識別用タイプ信号を出力するタイプ
信号発生回路27A,27B,27C,27Dが
設けられており、信号用コネクタ6を介して撮像
装置本体1a内の識別回路28で識別されるよう
になつている。 ところで、前記いずれのスコープ2でも接続可
能な撮像装置本体1a内は、第2図に示すよう
に、2組の光源部15a,15bと、2組のビデ
オプロセツサ25a,25bとが収納されてい
る。 一方の光源部15aは、面順次式のものであ
り、白色光を出射する光源ランプ13aと、この
光源ランプ31aの前方に配設された赤(R)、
緑(G)、青(B)の3原色の色透過フイルタを有しモー
タ32aで回転駆動される回転フイルタ33a
と、この回転フイルタ33aの前方に配設された
集光レンズ34aとを備えている。そして、前記
光源ランプ31aから出射された白色光は、前記
回転フイルタ33aを通つて、順次R、G、Bの
各波長の照明光にされた後、集光レンズ34aに
よつて集光され、コネクタ受け71aに装着され
たライトガイド14の入射端面に照明光を供給す
るようになつている。 他方の光源部15bは、白色光源であり、白色
光を出射する白色光源ランプ31bを備えてい
る。この白色光源ランプ31bから出射された白
色光は、集光レンズ34bで集光され、コネクタ
受け71bに装着されたライトガイド14の入射
端面に白色照明光を供給するようになつている。 ところで、前記共通の信号用コネクタ受け72
には、2回路2接点の切換スイツチ103を介し
て、面順次式ビデオプロセツサ25aと、カラー
モザイク式ビデオプロセツサ25bが接続されて
いる。前記切換スイツチ103は、前記識別回路
28によつて、切換が制御されるようになつてい
る。すなわち、例えば、面順次式スコープ2Aま
たは2Cが接続されると、面順次式ビデオプロセ
ツサ25a側に切換られ、面順次式スコープ2A
または2Cが接続されていないと、カラーモザイ
ク式ビデオプロセツサ5b側に切換られるように
なつている。尚、モザイク式スコープ2Bまたは
2Dが接続されたことを検知して切換スイツチ1
03をカラーモザイク式ビデオプロセツサ25b
側に切換えるようにしても良い。 前記切換スイツチ103が面順次式ビデオプロ
セツサ25a側に切換えられると、ドライバ26
aの駆動パルスがコネクタを経て固体撮像素子1
8または22に印加されると共に、固体撮像素子
18から読出された信号は面順次式プロセス回路
41aに入力されるようになつている。そして、
この面順次式プロセス回路41aから、R、G、
Bの各波長の照明光のもとでそれぞれ撮像された
信号の色信号R、G、Bとして出力されるように
なつている。この各色信号R、G、Bは、それぞ
れバツフア42aで形成したドライバを経て、3
原色出力端43aから3原色信号RGBとして出
力される。また、前記色信号R、G、Bは、マト
リツクス回路44aを経て、輝度信号Yと色差信
号R−Y、B−Yとが生成され、その後NTSCエ
ンコーダ45aに入力されてNTSC方式の複合ビ
デオ信号に変換され、NTSC出力端46aから出
力される。 尚、前記面順次式光源部15aの回転フイルタ
33aの外周の1箇所には、回転位置を検出する
回転位置センサ51aが設けられており、この回
転位置センサ51aの出力でタイミングジエネレ
ータ52aのクロツクのタイミングを回転フイル
タ33aの回転に同期させ、且つこのタイミング
ジエネレータ52aの出力は面順次式プロセス回
路41aのタイミングを制御するようになつてい
る。 前記面順次式プロセス回路41aは、例えば第
6図に示すように構成されている。 すなわち、プリアンプを経て入力される信号
は、サンプルホールド回路54に入力され、サン
プルホールドされた後、γ補正回路55でγ補正
されてA/Dコンバータ56でデジタル信号に変
換される。そして、前記タイミングジエネレータ
52aの信号で切換えられるマルチプレクサ57
を経てR、G、Bの面順次照明のもとで撮像され
た信号は、Rフレームメモリ58R、Gフレーム
メモリ58G、Bフレームメモリ58Bに書込ま
れる。これら各フレームメモリ58R、58G、
58Bに書込まれた信号データは同時に読出さ
れ、それぞれD/Aコンバータ59でアナログ色
信号R、G、Bに変換され、上述したマトリツク
ス回路44a側に出力される。 一方、前記切換スイツチ103がカラーモザイ
ク式ビデオプロセツサ25b側に切換られると、
ドライバ26bの駆動パルスがコネクタを経て固
体撮像素子18または22に印加されると共に、
固体撮像素子18または22から読出された信号
はカラーモザイク式プロセス回路41bに入力さ
れるようになつている。そして、このカラーモザ
イク式プロセス回路41bから、輝度信号Y、色
差信号R−Y、B−Yが出力される。そして、こ
の信号は、NTSCエンコーダ45bに入力され、
NTSC方式の複合ビデオ信号に変換され、NTSC
出力端46bから出力される。また、逆マトリツ
クス回路44bに入力され、色信号R、G、Bに
変換され、ドライバを形成するバツフア42bを
それぞれ経て、3原色信号出力端43bから3原
色信号RGBが出力される。 尚、前記カラーモザイク式プロセス回路41b
は、例えば、第7図に示すように構成されてい
る。 すなわち、プリアンプ24で増幅された固体撮
像素子18または22からの信号は、輝度信号処
理回路61を経て輝度信号Yが生成される。ま
た、色信号再生回路62に入力され、色差信号R
−Y、B−Yが1水平ラインごとに時系列的に生
成され、ホワイトバランス回路63でホワイトバ
ランス補償され、一方はアナログスイツチ64に
直接、もう一方は1Hデイレイライン63aで1
水平ライン遅延されてアナログスイツチ64aに
入力され、タイミングジエネレータ52bの切換
信号によつて、色差信号R−Y、B−Yが得られ
る。 尚、各タイミングジエネレータ52a,52b
は、それぞれドライバ26a,26b及びNTSC
エンコーダ45a,45bに信号を印加し、固体
撮像素子18または22から信号読出しに用いる
駆動パルスに同期した信号処理を行うように制御
する。この場合、面順次式のビデオプロセツサ2
5aにおいては、前記タイミングジエネレータ5
2aは位置センサ51aの出力によつて、回転カ
ラーフイルタ33に同期させている。尚、前記
NTSCエンコーダ45a,45bはバツフアを内
蔵したもので構成している。 ところで、タイプ信号発生回路27A,27
B,27C,27Dは、例えば2つの端子間にそ
れぞれ異なる抵抗値の抵抗等を接続して形成さ
れ、一方、識別回路28は、2つの端子間の抵抗
値をコンパレータ等を用いていずれの抵抗値のス
コープが接続されたかを識別できるようにしてい
る。 そして、共通の信号用コネクタ受け72に面順
次式スコープ2Aまたは2Cが接続された場合に
は、前記切換スイツチ103を面順次式ビデオプ
ロセツサ25a側に切換え、一方、前記信号用コ
ネクタ受け72にモザイク式スコープ2Bまたは
2Dが接続された場合には、前記切換スイツチ1
03をカラーモザイク式ビデオプロセツサ25b
側に切換える。 このように本実施例では、撮像装置本体1a内
に、面順次式光源部15aと、白色光源部15b
と、面順次式ビデオプロセツサ25aと、カラー
モザイク式ビデオプロセツサ25bとが設けられ
ている。そして、この撮像装置本体1aに、フア
イバスコープ2Eを除くスコープ2A,2B,2
C,2Dで共通の信号用コネクタ受け72と、面
順次式光源用コネクタ受け71aと、白色光源用
コネクタ受け71bとが設けられ、面順次式のス
コープ2A,2C及びカラーモザイク式のスコー
プ2B,2Dのいずれか接続されても、その接続
されたスコープに対応した照明光の供給及び信号
処理を行うことができ、そのスコープで撮像した
被写体像をカラーモニタ13でカラー表示するこ
とができる。 また、フアイバスコープ2Eを使用する場合、
その光源用コネクタ5Eを白色光源用コネクタ受
け71bに接続することによつてこのフアイバス
コープ2Eに白色光を供給して、肉眼観察を行う
ことができる。 しかも、信号用コネクタ受け72が面順次式の
スコープ2A,2Cとカラーモザイク式のスコー
プ2B,2Dとで共通になつているので、撮像方
式によつて信号用コネクタが別々になつている場
合に他の方式のコネクタ受けに接続してしまう誤
接続が防止され、操作性が良い。 また、本実施例では、共通の信号用コネクタ受
け72に接続されるスコープの撮像方式の種別を
識別回路28で識別し、接続されたスコープを、
撮像方式に適合したビデオプロセツサ41aまた
は41bに接続するようになつている。 従つて、1台の撮像装置本体1aを備えると、
カラー撮像方式の異なるスコープに対応できると
共に、フアイバスコープ2Eでも同時に使用で
き、使い勝手の良い装置である。 また、前記2つのカラー撮像方式に対して信号
処理を行つた後の信号は、出力形式が一致してい
る。つまり、3原色出力あるいはNTSC方式のビ
デオ信号に一致させてあるので、同一のカラーモ
ニタ13を使用できる。(このカラーモニタは3
原色対応でもNTSC方式のビデオ信号が入力され
るもののいずれでも良い。) 尚、フアイバスコープ2Eにテレビカメラ8C
または8Dを装着した場合、撮像された画像がカ
ラーモニタ13に表示されることになるが、テレ
ビカメラ8Cまたは8Dを外した場合、外した状
態であることをカラーモニタ13の画面に表示さ
れるようにしても良い。すなわち、例えばフアイ
バスコープ2Eで観察中であることを表示した
り、あるいは一定の画像を表示したりしても良
い。 尚、また、識別回路28の代わりに、マニユア
ルによつて前記スイツチ103を面順次式ビデオ
プロセツサ25aとカラーモザイク式ビデオプロ
セツサ25bとに切換えても良い。 また、面順次式光源部15aと白色光源部15
bの光源ランプ31a,31bを共通にし、この
光源ランプを各光源部15a,15bの位置へ切
換移動できるようにすれば、1個の光源ランプで
両方式の照明が可能となる。 また、2つの光源ランプ31a,31bを回転
板の中心を通る両側に設け、回転操作によつて、
互いの位置を交換(すなわち、光源ランプ31a
が光源ランプ31bの位置に、光源ランプ31b
が光源ランプ31aの位置に)可能にして、も
し、一方の光源ランプが切れたとしても、他方の
ランプを補助灯的に使用可能としても良い。 第8図及び第9図は第1実施例の変形例に係
り、第8図は撮像装置本体の構成を示すブロツク
図、第9図は出力回路の構成を示すブロツク図で
ある。 この変形例は、撮像装置本体の信号出力側を共
通化したものである。 第8図に示すように、変形例における撮像装置
本体101では、面順次式プロセス回路41aま
たはモザイク式プロセス回路41bを経た信号
は、例えば第9図に示す出力回路80を経て出力
される。 この出力回路80は、マトリツクス回路44a
の出力端とNTSCエンコーダ45aとの間には3
回路2接点の切換スイツチ81を設け、且つ逆マ
トリツクス回路44bの出力端とドライバを形成
するバツフア42b,42b,42bとの間にも
3回路2接点の切換スイツチ82が設けてある。 前記切換スイツチ81は、一方の接点側がオン
されると、マトリツクス回路44aの信号を共通
のNTSCエンコーダ45に導き、このNTSCエン
コーダ45でNTSC方式のビデオ信号にされて共
通のNTSC出力端46から出力する。また、他方
の接点側が選択されると、モザイク式プロセス回
路41bの信号をNTSCエンコーダ45に導き、
共通のNTSC出力端46から出力する。 一方、他方の切換スイツチ82については、面
順次式側が選択されると、面順次式プロセス回路
41aの出力信号がドライバを形成する共通のバ
ツフア42,42,42を経て共通のRGB出力
端42から3原色信号が出力される。また、モザ
イク式プロセス回路側が選択されると、逆マトリ
ツクス回路44bを経た3原色信号R、G、Bが
共通のRGB出力端43から出力される。 前記切換スイツチ81,82は、それぞれマニ
ユアルで切換えることがきるし、こらを連動して
切換えるようにすることもできる。また、前記両
切換スイツチ81,82を第8図に示すように接
続されるスコープから出力されるタイプ信号を用
い、このタイプ信号を識別回路28で識別し、そ
の識別信号で切換スイツチ81,82を接続され
たスコープに対応した信号処理を行うプロセス回
路41aまたは41bに切換えるようにもでき
る。 尚、この例では、タイミングジエネレータ52
が共通化され、前記識別回路28は、このタイミ
ングジエネレータ52にも制御信号を送り、いず
れの方式にも対処できるようにしている。 この変形例によれば、面順次式とカラーモザイ
ク式とで信号出力端が共通になつているので、撮
像方式によつてカラーモニタ13等の接続を切換
える必要がなく、より操作性が向上される。 尚、前記出力回路80の代りに、第10図に示
すような出力回路113を用いても良い。 この出力回路113では、面順次式プロセス回
路41aからの色信号R,G,Bは、マトリツク
ス回路44aに入力され、輝度信号Yと色差信号
R−Y,B−Yとが生成されるようになつてい
る。このマトリツクス回路44aから出力される
輝度信号Y及び色差信号R−Y,B−Yと、前記
カラーモザイク式プロセス回路41bからの輝度
信号Y及び色差信号R−Y,B−Yは、それぞ
れ、3回路2接点の切換スイツチ81に入力され
る。この切換スイツチ81は、一方の接点側が選
択されると、前記マトリツクス回路44aの信号
が出力され、他方の接点側が選択されると、前記
カラーモザイク式プロセス回路41bの信号が出
力されるようになつている。この切換スイツチ8
1の出力は、NTSCエンコーダ45と、逆マトリ
ツクス回路44bとに入力される。 前記切換スイツチ81と、前記NTSCエンコー
ダ45、逆マトリツクス回路44bとの間には、
輪郭強調回路112が設けられ、前記切換スイツ
チ81からの輝度信号Yは、この輪郭強調回路1
12を経て、前記NTSCエンコーダ45、逆マト
リツクス回路44bに入力されるようになつてい
る。従つて、面順次式プロセス回路41aからの
信号と、カラーモザイク式プロセス回路41bか
らの信号を、共通の輪郭強調回路112で輪郭強
調できるようになつている。 前記NTSCエンコーダ45によつて変換された
NTSC方式のビデオ信号は、前記NTSC出力端4
6から出力されるようになつている。また、前記
逆マトリツクス回路44bで変換された3原色信
号R,G,Bは、それぞれ、ドライバ42,4
2,42を経て、前記RGB出力端43から出力
されるようになつている。 前記切換スイツチ81は、マニユアルで切換え
るようにしても良いし、第8図に示すように接続
されるスコープから出力されるタイプ信号を用
い、このタイプ信号を識別回路28で識別し、そ
の識別信号で接続されたスコープに対応した信号
処理を行うプロセス回路41aまたは41bに切
換えるようにしても良い。 この例によれば、面順次式とカラーモザイク式
とで、輪郭強調回路112、NTSCエンコーダ4
2、及びドライバ42が共通になつており、これ
らの回路を、それぞれの撮像方式に対して独立に
2組設けた場合に比べ、部品点数を少なくでき、
コストを低減でき、また、回路構成を簡略化する
ことができる。 尚、輪郭強調回路112の代りに、ライン補間
回路を設けても良いし、オートゲインコントロー
ル回路を設けても良い。更に、共用する回路とし
ては、この他に、フレームメモリ、静止画メモ
リ、カラーバースト発生回路、電源、キヤラクタ
ジエネレータ、スーパーインポーズ回路、キーボ
ードコントローラ、色調調整回路等でも良い。 尚、これらの信号処理回路を回避する回路を設
け、信号処理しない場合には、バイパスするよう
にしても良い。 また、前記出力回路80,113の代りに、第
11図に示すような出力回路を用いても良い。 この出力回路は、面順次式及びモザイク式のい
ずれの信号(の輝度信号)に対しても、輪郭強調
等の信号処理を行うものであるが、信号処理を選
択できるようにしたものである。 第11図に示すように、マトリツクス回路44
aの後段の信号処理回路121の前後に切換スイ
ツチSW1,SW2が設けられている。切換スイ
ツチSW1の一方の切換接点aには、前記マトリ
ツクス回路44aからの信号(輝度信号Y、色差
信号R−Y、B−Y)が入力され、他方の切換接
点bには、モザイク式プロセス回路41bからの
信号(Y、R−Y、B−Y)が入力されるように
なつている。また、前記切換スイツチSW2の一
方の切換接点aには、前記信号処理回路121を
通らない前記マトリツクス回路44aからの信号
が入力され、他方の切換接点bには、前記信号処
理回路121を通つた信号が入力されるようにな
つている。また、前記切換スイツチSW2と
NTSCエンコーダ45の間には、切換スイツチ
SW3が設けられている。この切換スイツチSW
3の一方の切換接点aには、前記切換スイツチ
SW2からの信号が入力され、他方の切換接点b
には、前記信号処理回路121を通らない前記モ
ザイク式プロセス回路41bからの信号が入力さ
れるようになつている。 一方、逆マトリツクス回路44bの前段には、
切換スイツチSW4が設けられている。この切換
スイツチSW4の一方の切換接点aには、前記信
号処理回路121からの信号が入力され、他方の
切換接点bには、前記モザイク式プロセス回路4
1bからの信号が入力されるようになつている。
また、前記逆マトリツクス回路44bとドライバ
42との間には、切換スイツチSW5が設けられ
ている。この切換スイツチSW5の一方の切換接
点aには、マトリツクス回路44a、信号処理回
路121、及び逆マトリツクス回路44bを通ら
ない面順次式プロセス回路41aからの信号(3
原色信号R,G,B)が入力され、他方の切換接
点bには、前記逆マトリツクス回路44bからの
信号(R,G,B)が入力されるようになつてい
る。 信号処理回路121による信号処理を行う(オ
ン)か否(オフ)かの場合における、前記各スイ
ツチSW1〜SW5の状態は、下の論理表に示す
ようになる。尚、表中、△は、いずれの側でも良
いことを示す。
【表】
この例では、前記各スイツチSW1〜SW5を
論理表に示すように制御することにより、面順次
式プロセス回路41aからの信号と、モザイク式
プロセス回路41bからの信号を信号処理するか
否か、選択できるようになつている。 更に、前記面順次式プロセス回路41aからの
信号を信号処理しない場合には、面順次式プロセ
ス回路41aからのR,G,B、信号をマトリツ
クス回路44a、逆マトリツクス回路44bを通
して再びR,G,B信号に戻すということが行わ
れず、前記面順次式プロセス回路41aからの
R,G,B信号は、切換スイツチSW5、ドライ
バ42を通つて、直接RGB出力端から出力され
るようになつている。従つて、信号処理を行わな
い場合の信号の劣化が防止される。 尚、第11図に示す例では、輝度信号Y、色差
信号R−Y,B−Yに対して信号処理を行うよう
にしているが、輝度信号のみに対し、信号処理を
行うようにしても良い。 第12図は、第1実施例におけるスコープ2の
コネクタの変形例を示す斜視図である。 この図に示す例では、面順次式電子スコープ2
Aのコネクタ73Aあるいは、モザイク式電子ス
コープ2Bのコネクタ73Bは、共に共通の信号
用コネクタ受け72に、それぞれの信号用コネク
タ部分を接続でき、且つ光源用コネクタ部分はそ
れぞれ上下に設けた光源用コネクタ受け71a,
71bに接続できる。また、面順次式テレビカメ
ラ付きスコープ2Cの光源用コネクタ74′と信
号用コネクタ75A、あるいは、モザイク式テレ
ビカメラ付きスコープ2Dの光源用コネクタ7
4′と信号用コネクタ75Bは、それぞれ、一体
化することができ、一体化すると、前記面順次式
電子スコープ2Aのコネクタ73A、モザイク式
電子スコープ2Bのコネクタ73Bと同様の形状
になり、前記コネクタ受け72,71a,71b
にに接続できるようになつている。また、フアイ
バスコープ2Eのコネクタ74′は面順次式及び
モザイク式のテレビカメラのコネクタ75A,7
5Bと一体化できる形状になつている。 第13図ないし第16図は本発明の第2実施例
に係り、第13図はコネクタ及びコネクタ受けを
示す斜視図、第14図は撮像装置本体の構成を示
すブロツク図、第15図は回転フイルタを示す説
明図、第16図は面順次式プロセス回路を示すブ
ロツク図である。 本実施例は、面順次照明光をR,G,Bではな
く、R,W(白色光)、Bとすることによつて、面
順次式用と白色光用とで光源及び光源用コネクタ
受けを共用できるようにしたものである。 本実施例では、第13図に示すように、撮像装
置本体151の前面に、共通の光源用コネクタ受
け71と、共通の信号用コネクタ受け72が、例
えば上下に隣接して配置されている。そして、面
順次式スコープ2Aのコネクタ73Aあるいは、
モザイク式スコープ2Bのコネクタ73Bは、共
に、光源用コネクタ部分は共通の光源用コネクタ
受け71に接続でき、且つ信号用コネクタ部分は
共通の信号用コネクタ受け72に接続できるよう
になつている。また、同様に面順次式テレビカメ
ラ付きスコープ2Cの光源用及び信号用コネクタ
あるいは、モザイク式テレビカメラ付きスコープ
2Dの光源用及び信号用コネクタに付いても同様
である。更に、フアイバスコープ2Eのコネクタ
も光源用コネクタ受け71に接続できるようにな
つている。 第14図に示すように、本実施例における撮像
装置本体151内に収納された光源装置15eで
は、前記R,W,Bの照明光で面順次照明するの
に用いられる回転フイルタ152に、第15図に
示すように円板状フイルタ枠153に扇状の窓部
を設けて、各窓部にはR,W,Bを通過するR,
W,Bの色透過フイルタ154R,154W,1
54Bが取付けてある。このWの透過フイルタ1
54WはR,G,Bを通すフイルタである。(尚、
近似的に透明板にして白色光を全て透過させるよ
うにしても良い。) 尚、R,W,Bの色透過フイルタ154R,1
54W,154Bは固体撮像素子18または22
の感光特性に応じ、照明期間が異るように円弧状
長さを調整してある。 前記フイルタ枠153には、各R,W,Bで照
明した直後のリード時を検出できるように、R,
W,Bの色透過フイルタ154R,154W,1
54Bの(回転方向Aに関し)末端近傍にそれぞ
れリードパルス(検出)用孔155R,155
W,155Bが設けてある。これらリードパルス
用孔155R,155W,155Bの位置は、発
光素子とフイルタ枠153を挟むように対抗配置
したフオトセンサ156に対向する位置に達した
場合、フオトセンサ156にう光素子の光がパル
ス状に受光されることにより検出できる。このパ
ルス状の光が検出されると、検出信号がタイミン
グジエネレータ52aに伝送され、ドライバ26
aまたは26bを介して固体撮像素子18または
22に読出し用の駆動パルスが印加されることに
なる。 前記フイルタ枠153には、例えばリードパル
ス用孔155Rに半径方向に隣接する位置にスタ
ートパルス用孔157が設けてあり、この位置が
フオトセンサ158に対向する位置に達すると、
フオトセンサ158はスタートパルスを出力す
る。 さらに、Wの色透過フイルタ154Wの位置を
検出するために、この色透過フイルタ154Wの
周方向外側位置に円弧状に長孔159が形成して
あり、この長孔159をフオトセンサ160で検
出することによつてWの色透過フイルタ154W
の位置を検出できるようにしてある。そして、こ
のフオトセンサ160の出力は、回転フイルタ1
52の停止位置を制御する。つまり回転フイルタ
152を回転駆動するモータ32aが回転駆動状
態にない場合には、回転フイルタ152の停止位
置はその長孔159がフオトセンサ160に対向
する位置となるように、フオトセンサ160の出
力が回転/停止制御装置161に入力され、回転
フイルタ152の停止位置を制御する。この停止
位置状態では、光源ランプ31の照明光は、Wの
色透過フイルタ154Wを通り、光源用コネクタ
受け71に対向し、白色の照明光を供給できるよ
うになつている。尚、コネクタ受け71にフアイ
バスコープが接続され、コネクタ受け72には何
も接続されないとき、あるいはコネクタ受け7
1,72とも何も接続されないとき、(この両状
態は、識別回路がハイインピーダンス状態を検知
することで識別可能である。)あるいは、モザイ
ク式スコープが接続されたとき、この白色照明状
態となる。 一方、面順次式スコープが接続されると、その
接続が識別回路28で検知され、回転/停止制御
回路161にモータ32aを回転駆動する指令信
号を出力し、モータ32aを回転駆動させ、面順
次照明状態にする。 ところで、本実施例では面順次照明光がR,
G,Bでないため、面順次プロセス回路162は
例えば第16図に示すような構成になつている。
即ち、第6図に示すプロセス回路41aにおい
て、Gフレームメモリ58Gの代りにWフレーム
メモリ58Wに置換され(メモリ内容は異るがハ
ード的には同一フレームメモリを用いることがで
きる)、さらにWフレームメモリ58Wから読出
され、D/Aコンバータ59でアナログ信号にさ
れたW色信号は減算器163に入力され、R色信
号及びB信号を減算してG色信号を生成してい
る。その他は第6図に示すプロセス回路41aと
同様である。 前記第14図に示す撮像装置本体151は、そ
の他の構成については第2図または第8図に示す
ものと略同様である。 本実施例によれば、面順次式とカラーモザイク
式とで、光源用コネクタ受け71及び信号用コネ
クタ受け72が共に共通になつているので、撮像
方式にかかわらず、単にスコープを接続すれば使
用でき、より操作性が向上され、使い勝手が良
い。また、白色光用と面順次式用とで光源部を共
用していると共に、光源とか回転フイルタを移動
する必要がなく、低コスト化できると共に、小型
化できる。 また、前記実施例では、面順次照明の場合R,
W,Gで行うようにしているが、これに限定され
るものでなく、例えばR,G,W;W,G,B;
Cy(シアン)、Ye(黄)、W;Cy,W,Mg(マゼン
タ);W,Ye,Mg等で照明するようにもできる。 尚、本実施例において、出力回路80や、出力
回路113、あるいは第11図に示す出力回路を
用いても出力端を面順次式とモザイク式とで共通
にしても良い。 また、コネクタ受け71にフアイバスコープ2
Eが接続され、コネクタ受け72に何も接続され
ない時は、カラーモニタ13に、フアイバスコー
プ観察中であることを示す画像を表示するように
しても良い。 尚、白色光用と面順次式用とで光源部を共用す
る場合、回転フイルタ及びこれを回転駆動するモ
ータを移動可能にして、光源ランプ31と集光レ
ンズ34の光路中に挿脱することにより、白色光
源部と面順次式光源部とを形成するようにしても
良い。また、あるいは光源ランプ31、集光レン
ズ、及びコネクタ受け71を一体的に移動するよ
うにしても良い。 第17図及び第18図は本発明の第3実施例に
係り、第17図は内視鏡装置の外観を示す斜視
図、第18図は撮像装置本体の構成を示すブロツ
ク図である。 本実施例では、第17図に示すように、撮像装
置本体191が光源部211と、ビデオプロセツ
サ部212とに別体化されている。 第17図に示すように、光源部211の前面下
部側に光源用コネクタ受け194が設けてあり、
一方、ビデオプロセツサ部212の前面上部側に
は信号用コネクタ受け195が設けてあり、これ
ら両コネクタ受け194,195は、ビデオプロ
セツサ部212の上面に光源部211を重ねると
上下に隣接する位置となるように設けてある。 一方、面順次式電子スコープ2Aは、そのコネ
クタ197が光源用コネクタ部分と信号用コネク
タ部分とが一体化され、第17図に示すように光
源部211とビデオプロセツサ部212とを重ね
た状態にすると両コネクタ受け194,195に
接続できる。 一方、例えばモザイク式電子スコープ2Bは、
そのコネクタが光源用コネクタ198と信号用コ
ネクタ199とに分かれており、コネクタ19
8,199はそれぞれコネクタ受け194,19
5に接続できる。また、例えば面順次式テレビカ
メラ付きフアイバスコープ2Cについても光源用
コネクタ198と信号用コネクタ200をそれぞ
れコネクタ受け194,195に接続できる。ま
た、図示しないが、モザイク式テレビカメラ付き
フアイバスコープ2Dも同様に、前記コネクタ受
け194,195に接続でき、フアイバスコープ
2Eは、その光源用コネクタを前記コネクタ受け
194に接続できる。 前記光源部211は、面順次式光源部と白色光
源部とが別個に設けられている。尚、第18図に
は、面順次光源部の例が示されている。この面式
光源部と白色光源部は、それぞれ、第2図や第8
図に示す面順次式光源部15a、白色光源部15
bと略同様の構成である。 また、前記ビデオプロセツサ部212は、第8
図に示す撮像装置本体101内のビデオプロセツ
サ部と略同様の構成になつており、面順次式とモ
ザイク式とで、信号の入力端及び出力端が共通に
なつている。 本実施例では、タイミングジエネレータ52が
ビデオプロセツサ部212側に設けられている。
前記光源部211には、回転位置センサ51aの
出力をビデオプロセツサ部212のタイミングジ
エネレータ52に送付する等のために、ケーブル
201のコネクタ202,202の一方を接続す
るコネクタ受け203が設けられ、同様にビデオ
プロセツサ部212にもコネクタ受け203が設
けられている。 また、前記光源部211には、コネクタ受け2
03に信号ケーブル201のコネクタ202が接続
されたか否かの接続検知回路204が設けられて
おり、面順次式で照明する場合、接続検知回路2
04によつて、ケーブル201が接続されていな
いと、警告回路205で駆動されるブザー206
による警告とかランプ207の点灯等による警告
を行えるようにしている。 一方、前記ビデオプロセツサ部212には、同
様に、コネクタ受け203に信号ケーブル201
のコネクタ202が接続されたか否か、また、面
順次式光源部と白色光源部のいずれが接続された
かを検知する接続検回路210が設けられてい
る。この接続回路210の出力は、警告回路66
に入力される。そして、ビデオプロセツサ部21
2に、面順次式光源部211と、モザイク式スコ
ープ2Bまたは2Dが接続されたとき、及び、白
色光源部と面順次式スコープ2Aまたは2Cが接
続されたときに、前記警告回路66によつて駆動
されるブザー213による警告やランプ214の
点灯等による警告を行うようになつている。 また、本実施例では、切換スイツチ103及び
出力回路80内の切換スイツチ81,82が、前
記接続検知回路210の出力で切換えられるよう
になつている。すなわち、ビデオプロセツサ部2
12に、面順次式光源部211が接続されたとき
は前記各スイツチ103,81,82が面順次式
側に切換えられ、一方、白色光源部が接続された
ときは、各スイツチ103,81,82がモザイ
ク式側に切換えられる。尚、これらスイツチ10
3,81,82の切換は、マニユアルで行つても
良いし、識別回路28の出力で行つても良い。 本実施例によれば、1台のビデオプロセツサ部
212で、面順次式あるいはモザイク式のスコー
プに対応でき、必要な光源部を選択して用いるこ
とができる。 尚、本実施例において、出力回路80を設けず
に、出力端を面順次式とモザイク式とで別々にし
ても良い。 また、前記出力回路80の代りに、第10図に
示す出力回路113や、第11図に示す出力回路
を設けても良い。 また、光源部211は、第2図あるいは第8図
に示すように、面順次式光源部15aと白色光源
部15bとを備えたものであつても良い。また、
白色光源用と面順次式光源用のコネクタ受けを
別々に設け、光源ランプ31を移動できるように
して面順次式用と白色光用とで共用するようにし
ても良い。また、回転フイルタ33aを移動でき
るようにして、光源ランプを共用すると共に、光
源用コネクタ受けを共通にしても良い。 更に、第19図に示すように、前記回転フイル
タ33aの代りに、第15図に示すような回転/
停止制御回路161によつて回転/停止が制限さ
れる回転フイルタ152を用いて、面順次式照明
光R,W(白色光),Bとすることによつて、光源
ランプ31を共用して、面順次式照明光と白色光
とを出力することを可能である。 尚、この場合には、前記ビデオプロセツサ部2
12では、第18図に示す面順次式プロセス回路
41aの代りに、第16図に示す面順次式プロセ
ス回路162を用いる。 ところで、フアイバスコープ2Eに接続される
テレビカメラ8Cまたは8Dの固体撮像素子22
の画素数は、電子スコープ2A,2Bの固体撮像
素子18の画素数より大きくして、解像度を向上
するようにしても良い。尚、このようにテレビカ
メラ8Cまたは8Dの固体撮像素子の画素数を大
きくした場合には、テレビカメラ8C,8Dの場
合の画素数に対応した信号処理回路手段を設けれ
ば良い。 また、電子スコープ2A,2Bの各固体撮像素
子18の画素数は、同じでも良いし、異なつてい
ても良い。すなわち、例えば面順次式スコープの
画素数は少なくして、細径化、小型化を狙い、モ
ザイク式スコープの固体撮像素子は、面順次式の
スコープの固体撮像素子よりも画素数を多くし
て、より高解像度化するようにしても良い。テレ
ビカメラ8C,8Dの各固体撮像素子の画素数も
同じでも良いし、異なつていても良い。 更に、面順次式電子スコープ2Aとモザイク式
テレビカメラ8Dの固体撮像素子の画素数も同じ
でも良いし、異なつていても良い。すなわち、例
えば、面順次式電子スコープ2Aの固体撮像素子
の画素数を少なくして、細径化、小型化を狙い、
モザイク式テレビカメラ8Dの固体撮像素子の画
素数は、面順次式スコープ2Aの固体撮像素子よ
りも画素数を多くして、より高解像度化するよう
にしても良い。(テレビカメラは多少大型化して
も体外にあるため、あまり影響がなく高解像度化
した方が有利なため)また、モザイク式電子スコ
ープ2Bと面順次式テレビカメラ8Cの固体撮像
素子の画素数も同様に同じでも良いし、異なつて
いても良い。 尚、例えば、面順次式電子スコープ2Aの中で
も、その固体撮像素子の画素数あるいは、信号伝
送ケーブル長の異なるものを設けても良い。この
場合も、識別回路28で、タイプ信号発生回路2
7からタイプ信号によつて画素数や、信号ケーブ
ル長を識別して、ドライバ26の駆動の仕方を、
その画素数やケーブル長にマツチするように変更
するようにしても良い。また、その他のスコープ
2B,2C,2Dも同様にしても良い。 尚、上述の各実施例では、スコープ2A,2
B,2C,2Dと信号処理手段との信号の伝送
は、電気的なコネクタ手段を介して行なわれてい
るが、本発明は、これに限定されるものではな
く、光結合で信号の送受を行うようにしても良
い。この場合の電源としてはスコープの操作部等
に電池を収納するようにしても良いし、ライトガ
イドによる光を太陽電池等光起電力を有する素子
等で供給するようしても良い。 また、フアイィバスコープ2Eの接眼部に、面
順次式及びモザイク式のテレビカメラを一体化し
たものを装着し、切換スイツチ等で切換えて使用
できるようにすることもできる。この場合、切換
と共に、光源側の照明方式及び信号処理方式も連
動して切換える。このようにすると、例えば動き
のある部分の観察にはモザイク式を用い、動きが
少なく、解像度の高い像で観察したい場合には面
順次式を採用することができる。 また、肉眼観察が可能なスコープとしては、フ
アイバスコープに限らず、像伝達手段としてリレ
ーレンズ等を用いたものでも良い。更に、本発明
は、このようなスコープの接眼部に面順次式ある
いはカラーモザイク式の撮像手段を備えたものに
も適用できる。 尚、上述した各実施例の一部等を組合せて異な
る実施例を構成することができ、これらも本発明
に属する。 [発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、面順次式
の撮像手段とカラーモザイク式の撮像手段の双方
を用いることができると共に、共通の接続手段に
よつて撮像手段の異なるスコープを信号処理手段
に接続でき、操作性が向上されるという効果があ
る。
論理表に示すように制御することにより、面順次
式プロセス回路41aからの信号と、モザイク式
プロセス回路41bからの信号を信号処理するか
否か、選択できるようになつている。 更に、前記面順次式プロセス回路41aからの
信号を信号処理しない場合には、面順次式プロセ
ス回路41aからのR,G,B、信号をマトリツ
クス回路44a、逆マトリツクス回路44bを通
して再びR,G,B信号に戻すということが行わ
れず、前記面順次式プロセス回路41aからの
R,G,B信号は、切換スイツチSW5、ドライ
バ42を通つて、直接RGB出力端から出力され
るようになつている。従つて、信号処理を行わな
い場合の信号の劣化が防止される。 尚、第11図に示す例では、輝度信号Y、色差
信号R−Y,B−Yに対して信号処理を行うよう
にしているが、輝度信号のみに対し、信号処理を
行うようにしても良い。 第12図は、第1実施例におけるスコープ2の
コネクタの変形例を示す斜視図である。 この図に示す例では、面順次式電子スコープ2
Aのコネクタ73Aあるいは、モザイク式電子ス
コープ2Bのコネクタ73Bは、共に共通の信号
用コネクタ受け72に、それぞれの信号用コネク
タ部分を接続でき、且つ光源用コネクタ部分はそ
れぞれ上下に設けた光源用コネクタ受け71a,
71bに接続できる。また、面順次式テレビカメ
ラ付きスコープ2Cの光源用コネクタ74′と信
号用コネクタ75A、あるいは、モザイク式テレ
ビカメラ付きスコープ2Dの光源用コネクタ7
4′と信号用コネクタ75Bは、それぞれ、一体
化することができ、一体化すると、前記面順次式
電子スコープ2Aのコネクタ73A、モザイク式
電子スコープ2Bのコネクタ73Bと同様の形状
になり、前記コネクタ受け72,71a,71b
にに接続できるようになつている。また、フアイ
バスコープ2Eのコネクタ74′は面順次式及び
モザイク式のテレビカメラのコネクタ75A,7
5Bと一体化できる形状になつている。 第13図ないし第16図は本発明の第2実施例
に係り、第13図はコネクタ及びコネクタ受けを
示す斜視図、第14図は撮像装置本体の構成を示
すブロツク図、第15図は回転フイルタを示す説
明図、第16図は面順次式プロセス回路を示すブ
ロツク図である。 本実施例は、面順次照明光をR,G,Bではな
く、R,W(白色光)、Bとすることによつて、面
順次式用と白色光用とで光源及び光源用コネクタ
受けを共用できるようにしたものである。 本実施例では、第13図に示すように、撮像装
置本体151の前面に、共通の光源用コネクタ受
け71と、共通の信号用コネクタ受け72が、例
えば上下に隣接して配置されている。そして、面
順次式スコープ2Aのコネクタ73Aあるいは、
モザイク式スコープ2Bのコネクタ73Bは、共
に、光源用コネクタ部分は共通の光源用コネクタ
受け71に接続でき、且つ信号用コネクタ部分は
共通の信号用コネクタ受け72に接続できるよう
になつている。また、同様に面順次式テレビカメ
ラ付きスコープ2Cの光源用及び信号用コネクタ
あるいは、モザイク式テレビカメラ付きスコープ
2Dの光源用及び信号用コネクタに付いても同様
である。更に、フアイバスコープ2Eのコネクタ
も光源用コネクタ受け71に接続できるようにな
つている。 第14図に示すように、本実施例における撮像
装置本体151内に収納された光源装置15eで
は、前記R,W,Bの照明光で面順次照明するの
に用いられる回転フイルタ152に、第15図に
示すように円板状フイルタ枠153に扇状の窓部
を設けて、各窓部にはR,W,Bを通過するR,
W,Bの色透過フイルタ154R,154W,1
54Bが取付けてある。このWの透過フイルタ1
54WはR,G,Bを通すフイルタである。(尚、
近似的に透明板にして白色光を全て透過させるよ
うにしても良い。) 尚、R,W,Bの色透過フイルタ154R,1
54W,154Bは固体撮像素子18または22
の感光特性に応じ、照明期間が異るように円弧状
長さを調整してある。 前記フイルタ枠153には、各R,W,Bで照
明した直後のリード時を検出できるように、R,
W,Bの色透過フイルタ154R,154W,1
54Bの(回転方向Aに関し)末端近傍にそれぞ
れリードパルス(検出)用孔155R,155
W,155Bが設けてある。これらリードパルス
用孔155R,155W,155Bの位置は、発
光素子とフイルタ枠153を挟むように対抗配置
したフオトセンサ156に対向する位置に達した
場合、フオトセンサ156にう光素子の光がパル
ス状に受光されることにより検出できる。このパ
ルス状の光が検出されると、検出信号がタイミン
グジエネレータ52aに伝送され、ドライバ26
aまたは26bを介して固体撮像素子18または
22に読出し用の駆動パルスが印加されることに
なる。 前記フイルタ枠153には、例えばリードパル
ス用孔155Rに半径方向に隣接する位置にスタ
ートパルス用孔157が設けてあり、この位置が
フオトセンサ158に対向する位置に達すると、
フオトセンサ158はスタートパルスを出力す
る。 さらに、Wの色透過フイルタ154Wの位置を
検出するために、この色透過フイルタ154Wの
周方向外側位置に円弧状に長孔159が形成して
あり、この長孔159をフオトセンサ160で検
出することによつてWの色透過フイルタ154W
の位置を検出できるようにしてある。そして、こ
のフオトセンサ160の出力は、回転フイルタ1
52の停止位置を制御する。つまり回転フイルタ
152を回転駆動するモータ32aが回転駆動状
態にない場合には、回転フイルタ152の停止位
置はその長孔159がフオトセンサ160に対向
する位置となるように、フオトセンサ160の出
力が回転/停止制御装置161に入力され、回転
フイルタ152の停止位置を制御する。この停止
位置状態では、光源ランプ31の照明光は、Wの
色透過フイルタ154Wを通り、光源用コネクタ
受け71に対向し、白色の照明光を供給できるよ
うになつている。尚、コネクタ受け71にフアイ
バスコープが接続され、コネクタ受け72には何
も接続されないとき、あるいはコネクタ受け7
1,72とも何も接続されないとき、(この両状
態は、識別回路がハイインピーダンス状態を検知
することで識別可能である。)あるいは、モザイ
ク式スコープが接続されたとき、この白色照明状
態となる。 一方、面順次式スコープが接続されると、その
接続が識別回路28で検知され、回転/停止制御
回路161にモータ32aを回転駆動する指令信
号を出力し、モータ32aを回転駆動させ、面順
次照明状態にする。 ところで、本実施例では面順次照明光がR,
G,Bでないため、面順次プロセス回路162は
例えば第16図に示すような構成になつている。
即ち、第6図に示すプロセス回路41aにおい
て、Gフレームメモリ58Gの代りにWフレーム
メモリ58Wに置換され(メモリ内容は異るがハ
ード的には同一フレームメモリを用いることがで
きる)、さらにWフレームメモリ58Wから読出
され、D/Aコンバータ59でアナログ信号にさ
れたW色信号は減算器163に入力され、R色信
号及びB信号を減算してG色信号を生成してい
る。その他は第6図に示すプロセス回路41aと
同様である。 前記第14図に示す撮像装置本体151は、そ
の他の構成については第2図または第8図に示す
ものと略同様である。 本実施例によれば、面順次式とカラーモザイク
式とで、光源用コネクタ受け71及び信号用コネ
クタ受け72が共に共通になつているので、撮像
方式にかかわらず、単にスコープを接続すれば使
用でき、より操作性が向上され、使い勝手が良
い。また、白色光用と面順次式用とで光源部を共
用していると共に、光源とか回転フイルタを移動
する必要がなく、低コスト化できると共に、小型
化できる。 また、前記実施例では、面順次照明の場合R,
W,Gで行うようにしているが、これに限定され
るものでなく、例えばR,G,W;W,G,B;
Cy(シアン)、Ye(黄)、W;Cy,W,Mg(マゼン
タ);W,Ye,Mg等で照明するようにもできる。 尚、本実施例において、出力回路80や、出力
回路113、あるいは第11図に示す出力回路を
用いても出力端を面順次式とモザイク式とで共通
にしても良い。 また、コネクタ受け71にフアイバスコープ2
Eが接続され、コネクタ受け72に何も接続され
ない時は、カラーモニタ13に、フアイバスコー
プ観察中であることを示す画像を表示するように
しても良い。 尚、白色光用と面順次式用とで光源部を共用す
る場合、回転フイルタ及びこれを回転駆動するモ
ータを移動可能にして、光源ランプ31と集光レ
ンズ34の光路中に挿脱することにより、白色光
源部と面順次式光源部とを形成するようにしても
良い。また、あるいは光源ランプ31、集光レン
ズ、及びコネクタ受け71を一体的に移動するよ
うにしても良い。 第17図及び第18図は本発明の第3実施例に
係り、第17図は内視鏡装置の外観を示す斜視
図、第18図は撮像装置本体の構成を示すブロツ
ク図である。 本実施例では、第17図に示すように、撮像装
置本体191が光源部211と、ビデオプロセツ
サ部212とに別体化されている。 第17図に示すように、光源部211の前面下
部側に光源用コネクタ受け194が設けてあり、
一方、ビデオプロセツサ部212の前面上部側に
は信号用コネクタ受け195が設けてあり、これ
ら両コネクタ受け194,195は、ビデオプロ
セツサ部212の上面に光源部211を重ねると
上下に隣接する位置となるように設けてある。 一方、面順次式電子スコープ2Aは、そのコネ
クタ197が光源用コネクタ部分と信号用コネク
タ部分とが一体化され、第17図に示すように光
源部211とビデオプロセツサ部212とを重ね
た状態にすると両コネクタ受け194,195に
接続できる。 一方、例えばモザイク式電子スコープ2Bは、
そのコネクタが光源用コネクタ198と信号用コ
ネクタ199とに分かれており、コネクタ19
8,199はそれぞれコネクタ受け194,19
5に接続できる。また、例えば面順次式テレビカ
メラ付きフアイバスコープ2Cについても光源用
コネクタ198と信号用コネクタ200をそれぞ
れコネクタ受け194,195に接続できる。ま
た、図示しないが、モザイク式テレビカメラ付き
フアイバスコープ2Dも同様に、前記コネクタ受
け194,195に接続でき、フアイバスコープ
2Eは、その光源用コネクタを前記コネクタ受け
194に接続できる。 前記光源部211は、面順次式光源部と白色光
源部とが別個に設けられている。尚、第18図に
は、面順次光源部の例が示されている。この面式
光源部と白色光源部は、それぞれ、第2図や第8
図に示す面順次式光源部15a、白色光源部15
bと略同様の構成である。 また、前記ビデオプロセツサ部212は、第8
図に示す撮像装置本体101内のビデオプロセツ
サ部と略同様の構成になつており、面順次式とモ
ザイク式とで、信号の入力端及び出力端が共通に
なつている。 本実施例では、タイミングジエネレータ52が
ビデオプロセツサ部212側に設けられている。
前記光源部211には、回転位置センサ51aの
出力をビデオプロセツサ部212のタイミングジ
エネレータ52に送付する等のために、ケーブル
201のコネクタ202,202の一方を接続す
るコネクタ受け203が設けられ、同様にビデオ
プロセツサ部212にもコネクタ受け203が設
けられている。 また、前記光源部211には、コネクタ受け2
03に信号ケーブル201のコネクタ202が接続
されたか否かの接続検知回路204が設けられて
おり、面順次式で照明する場合、接続検知回路2
04によつて、ケーブル201が接続されていな
いと、警告回路205で駆動されるブザー206
による警告とかランプ207の点灯等による警告
を行えるようにしている。 一方、前記ビデオプロセツサ部212には、同
様に、コネクタ受け203に信号ケーブル201
のコネクタ202が接続されたか否か、また、面
順次式光源部と白色光源部のいずれが接続された
かを検知する接続検回路210が設けられてい
る。この接続回路210の出力は、警告回路66
に入力される。そして、ビデオプロセツサ部21
2に、面順次式光源部211と、モザイク式スコ
ープ2Bまたは2Dが接続されたとき、及び、白
色光源部と面順次式スコープ2Aまたは2Cが接
続されたときに、前記警告回路66によつて駆動
されるブザー213による警告やランプ214の
点灯等による警告を行うようになつている。 また、本実施例では、切換スイツチ103及び
出力回路80内の切換スイツチ81,82が、前
記接続検知回路210の出力で切換えられるよう
になつている。すなわち、ビデオプロセツサ部2
12に、面順次式光源部211が接続されたとき
は前記各スイツチ103,81,82が面順次式
側に切換えられ、一方、白色光源部が接続された
ときは、各スイツチ103,81,82がモザイ
ク式側に切換えられる。尚、これらスイツチ10
3,81,82の切換は、マニユアルで行つても
良いし、識別回路28の出力で行つても良い。 本実施例によれば、1台のビデオプロセツサ部
212で、面順次式あるいはモザイク式のスコー
プに対応でき、必要な光源部を選択して用いるこ
とができる。 尚、本実施例において、出力回路80を設けず
に、出力端を面順次式とモザイク式とで別々にし
ても良い。 また、前記出力回路80の代りに、第10図に
示す出力回路113や、第11図に示す出力回路
を設けても良い。 また、光源部211は、第2図あるいは第8図
に示すように、面順次式光源部15aと白色光源
部15bとを備えたものであつても良い。また、
白色光源用と面順次式光源用のコネクタ受けを
別々に設け、光源ランプ31を移動できるように
して面順次式用と白色光用とで共用するようにし
ても良い。また、回転フイルタ33aを移動でき
るようにして、光源ランプを共用すると共に、光
源用コネクタ受けを共通にしても良い。 更に、第19図に示すように、前記回転フイル
タ33aの代りに、第15図に示すような回転/
停止制御回路161によつて回転/停止が制限さ
れる回転フイルタ152を用いて、面順次式照明
光R,W(白色光),Bとすることによつて、光源
ランプ31を共用して、面順次式照明光と白色光
とを出力することを可能である。 尚、この場合には、前記ビデオプロセツサ部2
12では、第18図に示す面順次式プロセス回路
41aの代りに、第16図に示す面順次式プロセ
ス回路162を用いる。 ところで、フアイバスコープ2Eに接続される
テレビカメラ8Cまたは8Dの固体撮像素子22
の画素数は、電子スコープ2A,2Bの固体撮像
素子18の画素数より大きくして、解像度を向上
するようにしても良い。尚、このようにテレビカ
メラ8Cまたは8Dの固体撮像素子の画素数を大
きくした場合には、テレビカメラ8C,8Dの場
合の画素数に対応した信号処理回路手段を設けれ
ば良い。 また、電子スコープ2A,2Bの各固体撮像素
子18の画素数は、同じでも良いし、異なつてい
ても良い。すなわち、例えば面順次式スコープの
画素数は少なくして、細径化、小型化を狙い、モ
ザイク式スコープの固体撮像素子は、面順次式の
スコープの固体撮像素子よりも画素数を多くし
て、より高解像度化するようにしても良い。テレ
ビカメラ8C,8Dの各固体撮像素子の画素数も
同じでも良いし、異なつていても良い。 更に、面順次式電子スコープ2Aとモザイク式
テレビカメラ8Dの固体撮像素子の画素数も同じ
でも良いし、異なつていても良い。すなわち、例
えば、面順次式電子スコープ2Aの固体撮像素子
の画素数を少なくして、細径化、小型化を狙い、
モザイク式テレビカメラ8Dの固体撮像素子の画
素数は、面順次式スコープ2Aの固体撮像素子よ
りも画素数を多くして、より高解像度化するよう
にしても良い。(テレビカメラは多少大型化して
も体外にあるため、あまり影響がなく高解像度化
した方が有利なため)また、モザイク式電子スコ
ープ2Bと面順次式テレビカメラ8Cの固体撮像
素子の画素数も同様に同じでも良いし、異なつて
いても良い。 尚、例えば、面順次式電子スコープ2Aの中で
も、その固体撮像素子の画素数あるいは、信号伝
送ケーブル長の異なるものを設けても良い。この
場合も、識別回路28で、タイプ信号発生回路2
7からタイプ信号によつて画素数や、信号ケーブ
ル長を識別して、ドライバ26の駆動の仕方を、
その画素数やケーブル長にマツチするように変更
するようにしても良い。また、その他のスコープ
2B,2C,2Dも同様にしても良い。 尚、上述の各実施例では、スコープ2A,2
B,2C,2Dと信号処理手段との信号の伝送
は、電気的なコネクタ手段を介して行なわれてい
るが、本発明は、これに限定されるものではな
く、光結合で信号の送受を行うようにしても良
い。この場合の電源としてはスコープの操作部等
に電池を収納するようにしても良いし、ライトガ
イドによる光を太陽電池等光起電力を有する素子
等で供給するようしても良い。 また、フアイィバスコープ2Eの接眼部に、面
順次式及びモザイク式のテレビカメラを一体化し
たものを装着し、切換スイツチ等で切換えて使用
できるようにすることもできる。この場合、切換
と共に、光源側の照明方式及び信号処理方式も連
動して切換える。このようにすると、例えば動き
のある部分の観察にはモザイク式を用い、動きが
少なく、解像度の高い像で観察したい場合には面
順次式を採用することができる。 また、肉眼観察が可能なスコープとしては、フ
アイバスコープに限らず、像伝達手段としてリレ
ーレンズ等を用いたものでも良い。更に、本発明
は、このようなスコープの接眼部に面順次式ある
いはカラーモザイク式の撮像手段を備えたものに
も適用できる。 尚、上述した各実施例の一部等を組合せて異な
る実施例を構成することができ、これらも本発明
に属する。 [発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、面順次式
の撮像手段とカラーモザイク式の撮像手段の双方
を用いることができると共に、共通の接続手段に
よつて撮像手段の異なるスコープを信号処理手段
に接続でき、操作性が向上されるという効果があ
る。
第1図ないし第7図は本発明の第1実施例に係
り、第1図は内視鏡装置のシステム全体を示す斜
視図、第2図は撮像装置本体の構成を示すブロツ
ク図、第3図は面順次式外付けカメラ付きフアイ
バスコープの構成を示す説明図、第4図はカラー
モザイク式外付けカメラ付きフアイバスコープの
構成を示す説明図、第5図はフアイバスコープの
構成を示す説明図、第6図は面順次式プロセス回
路の構成を示すブロツク図、第7図はモザイク式
プロセス回路の構成を示すブロツク図、第8図及
び第9図は第1実施例の変形例に係り、第8図は
撮像装置本体の構成を示すブロツク図、第9図は
出力回路の構成を示すブロツク図、第10図及び
第11図は出力回路の変形例を示すブロツク図、
第12図コネクタの変形例を示す斜視図、第13
図ないし第16図は本発明の第2実施例に係り、
第13図はコネクタ及びコネクタ受けを示す斜視
図、第14図は撮像装置本体の構成を示すブロツ
ク図、第15図は回転フイルタを示す説明図、第
16図は面順次式プロセス回路を示すブロツク
図、第17図及び第18図は本発明の第3実施例
に係り、第17図は内視鏡装置の外観を示す斜視
図、第18図は撮像装置本体の構成を示すブロツ
ク図、第19図は第3実施例の変形例に係る光源
装置を示すブロツク図である。 1……内視鏡装置、1a……撮像装置本体、2
A……面順次式電子スコープ、2B……カラーモ
ザイク式電子スコープ、2C……面順次式テレビ
カメラ付きフアイバスコープ、2D……カラーモ
ザイク式テレビカメラ付きフアイバスコープ、2
E……フアイバスコープ、5A,5B,5C,5
D,5E……光源用コネクタ、6A,6B,6
C,6D……信号用コネクタ、15a……面順次
式光源部、15b……白色光源部、25a……面
順次式ビデオプロセツサ、25b……カラーモザ
イク式ビデオプロセツサ、71a……面順次式光
源用コネクタ受け、71b……白色光源用コネク
タ受け、72……信号用コネクタ受け。
り、第1図は内視鏡装置のシステム全体を示す斜
視図、第2図は撮像装置本体の構成を示すブロツ
ク図、第3図は面順次式外付けカメラ付きフアイ
バスコープの構成を示す説明図、第4図はカラー
モザイク式外付けカメラ付きフアイバスコープの
構成を示す説明図、第5図はフアイバスコープの
構成を示す説明図、第6図は面順次式プロセス回
路の構成を示すブロツク図、第7図はモザイク式
プロセス回路の構成を示すブロツク図、第8図及
び第9図は第1実施例の変形例に係り、第8図は
撮像装置本体の構成を示すブロツク図、第9図は
出力回路の構成を示すブロツク図、第10図及び
第11図は出力回路の変形例を示すブロツク図、
第12図コネクタの変形例を示す斜視図、第13
図ないし第16図は本発明の第2実施例に係り、
第13図はコネクタ及びコネクタ受けを示す斜視
図、第14図は撮像装置本体の構成を示すブロツ
ク図、第15図は回転フイルタを示す説明図、第
16図は面順次式プロセス回路を示すブロツク
図、第17図及び第18図は本発明の第3実施例
に係り、第17図は内視鏡装置の外観を示す斜視
図、第18図は撮像装置本体の構成を示すブロツ
ク図、第19図は第3実施例の変形例に係る光源
装置を示すブロツク図である。 1……内視鏡装置、1a……撮像装置本体、2
A……面順次式電子スコープ、2B……カラーモ
ザイク式電子スコープ、2C……面順次式テレビ
カメラ付きフアイバスコープ、2D……カラーモ
ザイク式テレビカメラ付きフアイバスコープ、2
E……フアイバスコープ、5A,5B,5C,5
D,5E……光源用コネクタ、6A,6B,6
C,6D……信号用コネクタ、15a……面順次
式光源部、15b……白色光源部、25a……面
順次式ビデオプロセツサ、25b……カラーモザ
イク式ビデオプロセツサ、71a……面順次式光
源用コネクタ受け、71b……白色光源用コネク
タ受け、72……信号用コネクタ受け。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 面順次式のカラー撮像手段を備えたスコープ
と、カラーモザイク式のカラー撮像手段を備えた
スコープと、前記両スコープに適合する照明光を
供給する照明手段と、前記両スコープに対する信
号処理を行う信号処理手段と、前記照明手段に前
記両スコープを接続可能とする照明用接続手段
と、前記信号処理手段に前記両スコープを接続可
能とし、両スコープに対して共通の信号用接続手
段とを具備したことを特徴とする内視鏡用撮像装
置。 2 前記照明用接続手段は、光学式の像伝送用手
段を有する光学式のスコープが接続可能であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の内視
鏡用撮像装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62054592A JPS63220835A (ja) | 1987-03-10 | 1987-03-10 | 内視鏡用撮像装置 |
US07/168,085 US4860094A (en) | 1987-03-10 | 1988-03-09 | Control apparatus for use with different types of endoscopes |
DE3808011A DE3808011A1 (de) | 1987-03-10 | 1988-03-10 | Endoskopvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62054592A JPS63220835A (ja) | 1987-03-10 | 1987-03-10 | 内視鏡用撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63220835A JPS63220835A (ja) | 1988-09-14 |
JPH0452138B2 true JPH0452138B2 (ja) | 1992-08-21 |
Family
ID=12974996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62054592A Granted JPS63220835A (ja) | 1987-03-10 | 1987-03-10 | 内視鏡用撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63220835A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0751122B2 (ja) * | 1987-03-16 | 1995-06-05 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡用撮像装置 |
-
1987
- 1987-03-10 JP JP62054592A patent/JPS63220835A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63220835A (ja) | 1988-09-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |