JPH0452139B2 - - Google Patents
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- JPH0452139B2 JPH0452139B2 JP62054593A JP5459387A JPH0452139B2 JP H0452139 B2 JPH0452139 B2 JP H0452139B2 JP 62054593 A JP62054593 A JP 62054593A JP 5459387 A JP5459387 A JP 5459387A JP H0452139 B2 JPH0452139 B2 JP H0452139B2
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Landscapes
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、面順次式のカラー撮像手段とカラー
モザイク式の撮像手段の双方を用いることができ
るようにした内視鏡用撮像装置に関する。 [従来の技術と発明が解決しようとする問題点] 近年、体腔内に細長の挿入部を挿通することに
より、体腔内臓器等を観察したり、必要に応じて
処置具チヤンネル内に挿通した処置具を用いて各
種治療処置のできる内視鏡(スコープまたはフア
イバスコープとも呼ぶ。)が広く用いられている。 また、電荷結合素子(CCD)等の固体撮像素
子を撮像手段に用いた電子スコープも種々提案さ
れている。この電子スコープは、フアイバスコー
プに比べて解像度が高く、画像の記録及び再生等
が容易であり、また、画像の拡大や2画像の比較
等の画像処理が容易である等の利点を有する。 前記電子スコープのカラー画像の撮像方式に
は、例えば、特開昭61−82731号公報に示される
ように、照明光をR(赤)、G(緑)、B(青)等に
順次切換える面順次式と、例えば、特開昭60−
76888号公報に示されるように、固体撮像素子の
前面にR,G,B等の色光をそれぞれ透過する色
フイルタをモザイク状等に配列したフイタタアレ
イを設けたカラーモザイク式(同時式とも呼ぶ。)
とがある。面順次式は、カラーモザイク式に比べ
て画素数を少なくできるという利点を有し、一
方、カラーモザイク式は、色ずれを生じないとい
う利点を有する。 また、前記電子スコープは、その使用目的によ
り、多種化している。例えば、上部あるいは下部
消化器用では、挿入部の外径が10φmm前後のもの
が用いられている。これに対し、例えば、気管支
用では、通常外径5φmm前後以下のものが必要と
される。このように、挿入部の外径が広範囲にわ
たる種々の電子スコープに対して、同一種の撮像
素子及び同一種の撮像方式を用いることは、物理
的、性能的に無理がある。すなわち、例えば、気
管支用(細径)の電子スコープを実現させるため
には、画素数の少ない撮像素子を用いることにな
らざるを得ない。 このように画素数が少ない場合には、解像度の
低下を防ぐために、カラーモザイクフイルタを用
いたカラーモザイク式の撮像方式よりも、R,
G,Bの各波長の光で面順次方式に照明し、その
照明のもとで面順次撮像し、これらを合成してカ
ラー表示する面順次式のカラー撮像方式が有利で
ある。 一方、外径10φmm前後のものに対しては、画素
数を多くし、撮像方式をカラーモザイク式とする
ことが、画質向上のために有利である。 ところで、前記電子スコープは、一般に、各ス
コープに適合する照明光を供給する光源装置に接
続され、更に、電子スコープの場合は映像信号処
理を行うビテオプロセツサに接続して用いられ
る。 前記面順次式とカラーモザイク式とでは、照明
方法及び信号処理が異なる。しかしながら、従来
の光源装置及びビデオプロセツサは、面順次式と
カラーモザイク式のどちらか一方に対応するもの
であつた。そのため、使用者は、スコープの種類
によつて、それぞれ異なる光源装置とビデオプロ
セツサを用意し、異なる操作を行なう必要があ
り、経済性、効率が悪かつた。 尚、特開昭60−243625号公報には、面順次式の
電子スコープの制御装置に、像伝達用の光学繊維
束を備えたフアイバスコープを接続してモニタテ
レビ等の表示画面で観察することができるように
した接続システムが開示されている。しかしなが
ら、このシステムでは、カラーモザイク式の電子
スコープを用いること、及びフアイバスコープを
用いて肉眼観察することはできない。 [発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであ
り、面順次式の撮像手段とカラーモザイク式の撮
像手段の双方を用いることができ、しかも操作性
を向上できる内視鏡用撮像装置を提供することを
目的としている。 [問題点を解決するための手段及び作用] 本発明は、面順次式のカラー撮像手段を備えた
スコープと、カラーモザイク式のカラー撮像手段
を備えたスコープと、前記両スコープに適合する
照明光を供給する照明手段と、前記両スコープに
対する信号処理に行う信号処理手段と、前記照明
手段に前記両スコープを接続可能とする照明用接
続手段と、前記信号処理手段に前記両スコープを
接続可能とする信号用接続手段とを設けると共
に、前記照明用接続手段及び信号用接続手段を、
それぞれ、両スコープに対して共通にして、共通
の接続手段によつて撮像方式の異なるスコープを
照明手段及び信号処理手段に、それぞれ接続でき
るようにしたものである。 尚、本発明において、面順次式のカラー撮像手
段を備えたスコープ、あるいは、カラーモザイク
式のカラー撮像手段を備えたスコープとは、撮像
手段が一体的に組込まれた電子スコープと、スコ
ープの接眼部に撮像手段を着脱自在に設けたもの
とを含むものである。 [実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。 第1図ないし第8図は本発明の第1実施例に係
り、第1図は内視鏡装置のシステム全体を示す斜
視図、第2図は撮像装置本体の構成を示すブロツ
ク図、第3図は面順次式外付けカメラ付きフアイ
バスコープの構成を示す説明図、第4図はカラー
モザイク式外付けカメラ付きフアイバスコープの
構成を示す説明図、第5図はフアイバスコープの
構成を示す説明図、第6図は面順次式プロセス回
路の構成を示すブロツク図、第7図はモザイク式
プロセス回路の構成を示すブロツク図、第8図は
回転フイルタ部の他の状態を示す説明図である。 第1図に示すように、内視鏡装置1は、光源装
置と映像信号処理を行うビデオプロセツサとが収
納され、各種のスコープ(内視鏡)2A,2B,
2C,2D,2Eのいずれをも接続可能とする撮
像装置本体1aを備えている。スコープとして
は、図に示すように5種類のもの、すなわち、面
順次式電子スコープ2A、カラーモザイクフイル
タを使用したカラーモザイク式電子スコープ2
B、面順次式テレビカメラを外付けしたフアイバ
スコープ(以下、面順次式テレビカメラ付きフア
イバスコープと記す。)2C、カラーモザイク式
テレビカメラを外付けしたフアイバスコープ(以
下、カラーモザイク式テレビカメラ付きフアイバ
スコープと記す。)2D、及びフアイバスコープ
2Eがある。 前記各スコープ2A,2B,2C,2D,2E
は、それぞれ細長の挿入部3と、この挿入部3の
後端側に連設された操作部4を有し、この操作部
4からユニバーサルコード5が延設され、このユ
ニバーサルコード5の先端に、光源用コネクタ5
A,5B,5C,5D,5Eが設けられている。
また、面順次式電子スコープ2Aと、カラーモザ
イク式電子スコープ2Bでは、前記ユニバーサル
コード5の先端側に、光源用コネクタ5A,5B
の他に信号用コネクタ6A,6Bが一体に設けら
れている。また、面順次式テレビカメラ付きフア
イバスコープ2Cとカラーモザイク式テレビカメ
ラ付きフアイバスコープ2Dは、フアイバスコー
プ2Eの接眼部7に面順次式テレビカメラ8C、
カラーモザイク式テレビカメラ8Dをそれぞれ装
着した構成であり、各テレビカメラ8C,8Dか
ら延出され信号ケーブル6の先端に信用用コネク
タ6C,6Dが設けられている。 本実施例では、前記各スコープ2A,2B,2
C,2D,2E(以下、これら全てのスコープに
共通する場合には、符号2で代表する。)の光源
用コネクタ5A,5B,5C,5D,5Eは、共
通の光源用コネクタ受けに接続できるように、同
一形状になつている。また、各スコープ2の信号
用コネクタ6A,6B,6C,6Dは、共通の信
号用コネクタ受けに接続できるように、同一形状
になつている。 前記各スコープ2のコネクタ5A,6A;5
B,6B;5C,6C;5D,6D;5Eを接続
して各スコープ2を使用可能な状態に設定できる
ように、撮像装置本体1aの例えばハウジングの
前面には、全てのスコープ2で共通の光源用コネ
クタ受け71と、この光源用コネクタ受け71の
下側に隣接してフアイバスコープ2Eを除くスコ
ープ2A,2B,2C,2Dで共通の信号用コネ
クタ受け72とが設けられている。 前記光源用コネクタ受け71は、前記各スコー
プ2の互いに同一形状の光源用コネクタ5A,5
B,5C,5D,5Eのいずれをも接続できる形
状になつている。また、前記信号用コネクタ受け
72は、フアイバスコープ2Eを除くスコープ2
A,2B,2C,2Dの互いに同一形状の信号用
コネクタ6A,6B,6C,6Dのいずれをも接
続できる形状になつている。 前記フアイバスコープ2Eを接続して使用する
場合には、肉眼観察であるが、他のスコープ2
A,2B,2C,2Dを使用する場合には、撮像
装置本体1aの信号出力端に接続したカラーモニ
タ13によつて、撮像した像をカラー表示できる
ようになつている。 尚、各スコープ2における光源用コネクタ5
A,5B,5C,5D,5Eには、本実施例で
は、ライトガイドコネクタと共に、送気・送水用
コネクタが設けられており、光源用コネクタ受け
11もこれらを接続できる構造になつている。 前記各スコープ2A,2B,2C,2D,2E
の内部は、第2図ないし第5図に示すように構成
されている。 各スコープ2は、それぞれ、照明光を伝送する
ライトガイド14が挿通させ、撮像装置本体1a
内の光源装置15から入射端面に供給された照明
光を出射端面側に伝送し、この出射端面の前方に
配置した配光レンズ16を経て、前方の被写体側
を照明できるようになつている。 また、前記各スコープ2は、挿入部3の先端部
に結像用の対物レンズ17が配設されている。こ
の対物レンズ17の結像位置には、面順次式また
はカラーモザイク式の両電子スコープ2Aまたは
2Bにおいては、CCD等の固体撮像素子18が
配設され、一方、フアイバスコープ2E、テレビ
カメラ8Cあるいは8Dを装着したテレビカメラ
付きフアイバスコープ2Cまたは2Dでは、イメ
ージガイド19の入射端面が臨むように配設され
ている。 また、前記イメージガイド19の出射端面に対
向して接眼レンズ21が配設されている。そし
て、フアイバスコープ2Eでは、接眼部7に目を
近づけて肉眼による観察を行うことができるよう
になつている。 一方、フアイバスコープ2Eの接眼部7に面順
次式のテレビカメラ8Cまたはカラーモザイク式
テレビカメラ8Dを装着したものにおいては、接
眼レンズ21に対向して(図示しない結像用レン
ズを介して)それぞれ固体撮像素子22が配設さ
れている。 撮像手段を構成する固体撮像素子18または2
2は、撮像面に結像された光学像を光電変換し、
プリアンプ24で増幅した後、信号伝送ラインを
経て、信号用コネクタ6(6A,6B,6C,6
Dを代表する。)側に伝送し、このコネクタ6が
接続された信号用コネクタ受け72を経て、ビデ
オプロセツサ25aまたは25bに入力されるよ
うになつている。また、各固体撮像素子18また
は22には、前記ビデオプロセツサ25aまたは
25bのドライバ26aまたは26bから固体撮
像素子駆動用クロツクが印加されるようになつて
いる。 また、フアイバスコープ2E以外のスコープに
は、スコープ識別用タイプ信号を出力するタイプ
信号発生回路27A,27B,27C,27Dが
設けられており、信号用コネクタ6を介して撮像
装置本体1a内の識別回路28で識別されるよう
になつている。 ところで、前記のいずれのスコープ2でも接続
可能な撮像装置本体1a内は、第2図に示すよう
に、光源装置15と、2組のビテオプロセツサ2
5a,25bとが収納されている。 本実施例では、前記光源装置15は、面順次式
用と白色光用とで光源を共用できるようになつて
いる。 すなわち、前記光源装置15は、白色光を出射
する光源ランプ31と、この光源ランプ31の前
方に配設された赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色の
色透過フイルタを有しモータ32aで回転駆動さ
れる回転フイルタ33aと、この回転フイルタ3
3aの前方に配設された集光レンズ34とを備え
ている。前記回転フイルタ33aの外周の1箇所
には、回転位置を検出する回転位置センサ51a
が設けられている。 また、第2図及び第8図に示すように、前記回
転フイルタ33a、モータ32a、及び回転位置
センサ51a等からなる回転フイルタ部133
が、レール134,134沿つて移動自在になつ
ている。前記回転フイルタ部133は、通常はレ
ール134,134の一方の端部に設定されてい
る。例えば、第8図に示すように、光源ランプ3
1及び集光レンズ34の光路上から回転フイルタ
33aが退避された状態では、白色光源部が形成
されるようになつている。この状態では、光源ラ
ンプ31から出射された白色光は、集光レンズ3
4で集光され、コネクタ受け71に装着されたラ
イトガイド14の入射端面に入射するようになつ
ている。一方、この状態から、回転フイルタ部1
33をレール134,134の沿つて図の下部側
に移動すると、第2図に示すように、回転フイル
タ33aが光源ランプ31及び集光レンズ34の
光路途中に介装され、面順次式光源部が形成され
るようになつている。この状態では、前記光源ラ
ンプ31から出射された白色光は、回転フイルタ
33aを通つて、順次R,G,Bの各波長の照明
光にされた後、集光レンズ34で集光され、コネ
クタ受け71に装着されたライドガイド14の入
射端面に入射するようになつている。 また、前記回転フイルタ部133は、移動制御
回路135によつて移動が制御されるようになつ
ている。この移動制御回路135は、識別回路2
8の識別信号によつて動作状態になるようになつ
ている。すなわち、タイプ信号発生回路27A、
または27Cによるタイプ信号によつて、面順次
式のスコープであることが識別されると、識別回
路28から移動制御回路135に移動制御指令出
力され、回転フイルタ部133は、第8図に示す
状態から第2図に示す状態に移動される。一方、
モザイク式スコープ2Bまたは2Dのコネクタが
接続された場合には、回転フイルタ部133は、
第8図に示す状態になり、白色光が供給される。
また、フアイバスコープ2Eが装着された場合に
も、フアイバスコープ2Eのライトガイド14に
白色光を供給する。 尚、面順次式スコープ2Aまたは2Cが装着さ
れた後、外されると、回転フイルタ部133は、
第8図に示す光源31の光路から退避された状態
に戻されるようになつている。 ところで、前記共通の信号用コネクタ受け72
には、2回路2接点の切換スイツチ103を介し
て、面順次式ビデオプロセツサ25aと、カラー
モザイク式ビデオプロセツサ25bが接続されて
いる。前記切換スイツチ103は、前記識別回路
28によつて、切換が制御されるようになつてい
る。すなわち、例えば、面順次式スコープ2Aま
たは2Cが接続されると、面順次式ビデオプロセ
ツサ25a側に切換られ、面順次式スコープ2A
または2Cが接続されていないと、カラーモザイ
ク式ビデオプロセツサ25b側に切換られるよう
になつている。尚、モザイク式スコープ2Bまた
は2Dが接続されたことを検知して切換スイツチ
103をカラーモザイク式ビデオプロセツサ25
b側に切換えるようにしても良い。 前記切換スイツチ103が面順次式ビデオプロ
セツサ25a側に切換られると、ドライバ26a
の駆動パルスがコネクタを経て固体撮像素子18
または22に印加されると共に、固体撮像素子1
8から読出された信号は面順次式プロセス回路4
1aに入力されるようになつている。そして、こ
の面順次式プロセス回路41aから、R,G,B
の各波長の照明光のもとでそれぞれ撮像された信
号を色信号R,G,Bとして出力されるようにな
つている。この各色信号R,G,Bは、それぞれ
バツフア42aで形成したドライバを経て、3原
色出力端43aから3原色信号RGBとして出力
される。また、前記色信号R,G,Bは、マトリ
ツクス回路44aを経て、輝度信号Yと色差信号
R−Y,B−Yとが生成され、その後NTSCエン
コーダ45aに入力されてNTSC方式の複合ビデ
オ信号に変換され、NTSC出力端46aから出力
される。 尚、前記面順次式光源部15aの回転フイルタ
33aの外周の1箇所に設けられた回転位置セン
サ51aの出力でタイミングジエネレータ52a
のクロツクのタイミングを回転フイルタ33aの
回転に周期させ、且つこのタイミングジエネレー
タ52aの出力は面順次式プロセス回路41aの
タイミングを制御するようになつている。 前記面順次式プロセス回路41aは、例えば第
6図に示すように構成されている。 すなわち、プリアンプを経て入力される信号
は、サンプルホールド回路54に入力され、サン
プルホールドされた後、γ補正回路55でγ補正
されてA/Dコンバータ56でデジタル信号に変
換される。そして、前記タイミングジエネレータ
52aの信号で切換えられるマルチプレクサ57
を経てR,G,Bの面順次照明のもとで撮像され
た信号は、Rフレームメモリ58R、Gフレーム
メモリ58G、Bフレームメモリ58Bに書込ま
れる。これら各フレームメモリ58R,58G,
58Bに書込まれた信号データは同時に読出さ
れ、それぞれD/Aコンバータ59でアナログ色
式号R,G,Bに変換され、上述したマトリツク
ス回路44a側に出力される。 一方、前記切換スイツチ103がカラーモザイ
ク式ビデオプロセツサ25b側に切換られると、
ドライバ26bの駆動パルスがコネクタを経て固
体撮像素子18または22に印加されると共に、
固体撮像素子18または22から読出された信号
はカラーモザイク式プロセス回路41bに入力さ
れるようになつている。そして、このカラーモザ
イク式プロセス回路41bから、輝度信号Y、色
差信号R−Y,B−Yが出力される。そして、こ
の信号は、NTSCエンコーダ45bに入力され、
NTSC方式の複合ビデオ信号に変換され、NTSC
出力端46bから出力される。また、逆マトリツ
クス回路44bに入力され、色信号R,G,Bに
変換され、ドライバを形成するバツフア42bを
それぞれ経て、3原色信号出力端43bから3原
色信号RGBが出力される。 尚、前記カラーモザイク式プロセス回路41b
は、例えば、第7図に示すように構成されてい
る。 すなわち、プリアンプ24で増幅された固体撮
像素子18または22からの信号は、輝度信号処
理回路61を経て輝度信号Yが生成される。ま
た、色信号再生回路62に入力され、色差信号R
−Y,B−Yが1水平ラインごとに時系列的に生
成され、ホワイトバランス回路63でホワイトバ
ランス補償され、一方はアナログスイツチ64に
直接、もう一方は1Hデイレイライン63aで1
水平ライン遅延されてアナログスイツチ64aに
入力され、タイミングジエネレータ52bの切換
信号によつて、色差信号R−Y,B−Yが得られ
る。 尚、各タイミングジエネータ52a,52b
は、それぞれドライバ26a,26b及びNTSC
エンコーダ45a,45bに信号を印加し、固体
撮像素子18または22から信号読出しに用いる
駆動パルスに同期した信号処理を行うように制御
する。この場合、面順次式のビデオプロセツサ2
5aにおいては、前記タイミングジエネレータ5
2aは位置センサ51aの出力によつて、回転カ
ラーフイルタ33に同期させている。尚、前記
NTSCエンコーダ45a,45bはバツフアを内
蔵したもので構成している。 ところで、タイプ信号発生回路27A,27
B,27C,27Dは、例えば2つの端子間にそ
れぞれ異なる抵抗値の抵抗等を接続して形成さ
れ、一方、識別回路28は、2つの端子間の抵抗
値をコンパレータ等を用いていずれの抵抗値のス
コープが接続されたかを識別できるようにしてい
る。 そして、共通の信号用コネクタ受け72に面順
次式スコープ2Aまたは2Cが接続された場合に
は、前記切換スイツチ103を面順次式ビデオプ
ロセツサ25a側に切換え、一方、前記信号用コ
ネクタ受け72にモザイク式スコープ2Bまたは
2Dが接続された場合には、前記切換スイツチ1
03をカラーモザイク式ビデオプロセツサ25b
側に切変える。 このように本実施例では、撮像装置本体1a内
に、面順次式用と、白色光用とで光源を共用した
光源装置15と、面順次式ビデオプロセツサ25
aと、カラーモザイク式ビデオプロセツサ25b
とが設けられている。そして、この撮像装置本体
1aに、すべてのスコープ2で共通の光源用コネ
クタ受け71と、フアイバスコープ2Eを除くス
コープ2A,2B,2C,2Dの共通の信号用コ
ネクタ受け72とが設けられ、面順次式のスコー
プ2A,2C及びカラーモザイク式のスコープ2
B,2Dのいずれが接続されても、その接続され
たスコープに対応した照明光の供給及び信号処理
を行うことができ、そのスコープで撮像した被写
体像をカラーモニタ13でカラー表示することが
できる。 また、フアイバスコープ2Eを使用する場合、
その光源用コネクタ5Eを光源用コネクタ受け7
1に接続することによつてこのフアイバスコープ
2Eに白色光を供給して、肉眼観察を行うことが
できる。 しかも、光源用コネクタ受け71及び信号用コ
ネクタ受け72が、それぞれ面順次式のスコープ
2A,2Cとカラーモザイク式のスコープ2B,
2Dとで共通になつていので、単にスコープを接
続すれば使用でき、撮像方式によつて光源用コネ
クタ及び信号用コネクタが別々になつている場合
に他の方式のコネクタ受けに接続してしまう誤接
続が防止され、操作性が良い。更に、フアイバス
コープ2Eも共通の光源用コネクタ受け71に接
続できる。 また、本実施例では、共通の信号用コネクタ受
け72に接続されるスコープの撮像方式の種別を
識別回路28で識別し、接続されたスコープを、
撮像方式に適合したビデオプロセツサ41aまた
は41bに接続するようになつている。 従つて、1台の撮像装置本体1aを備えると、
カラー際像方式の異なるスコープに対応できると
共に、フアイバスコープ2Eでも同時に使用で
き、使い勝手の良い装置である。 また、前記2つのカラー撮像方式に対して信号
処理を行つた後の信号は、出力形式が一致してい
る。つまり、3原色出力あるいはNTSC方式のビ
デオ信号に一致させてあるので、同一のカラーモ
ニタ13を使用できる。(このカラーモニタは3
原色対応でもNTSC方式のビデオ信号が入力され
るもののいずれでも良い。) 尚、フアイバスコープ2Eにテレビカメラ8C
または8Dを装着した場合、撮像された画像がカ
ラーモニタ13に表示されることになるが、テレ
ビカメラ8Cまたは8Dを外した場合、外した状
態であることをカラーモニタ13の画面に表示さ
せるようにしても良い。すなわち、例えばフアイ
バスコープ2Eで観察中であることを表示した
り、あるいは一定の画像を表示したりしても良
い。 尚、また、識別回路28の代りに、マニユアル
によつて前記スイツチ103を面順次式ビデオプ
ロセツサ25aとカラーモザイク式ビデオプロセ
ツサ25bとに切換えても良い。 また、光源装置15の回転フイルタ部133を
マニユアルで移動させるようにしても良い。 更に、また、面順次式用と白色光用とで光源を
共用する場合、回転フイルタ部133を移動させ
る代りに、光源ランプ31、集光レンズ34、及
び光源用コネクタ受け71を一体的に移動するよ
うにしても良い。 第9図及び第10図は第1実施例における光源
装置の具体的構成の一例を示している。 第9図に示すように、ランプハウス301内に
収納された光源ランプ31から出射される白色光
は、コールドフイルタ302、絞り303、集光
レンズ304を透過した後、回転フイルタ33a
を透過し、集光レンズ34で集光されて、光源用
コネクタ受け71に装着されたスコープのライト
ガイド14に入射するようになつている。 前記回転フイルタ33a及びこれを回転駆動す
るモータ32aは、第10図に示すような機構に
よつて移動されるようになつている。すなわち、
前記モータ32aは、板状の取付ブラケツト30
6に取付けられ、この取付ブラケツト306の下
部には、水平方向に屈曲されたフランジ部307
が形成されている。このフランジ部307の下側
には、制御装置のハウジング側に固定された2本
のレール134,134が平行に設けられ、前記
フランジ部307の底部には、このレール13
4,134を左右から挾む形状のスライド部30
8が形成されている。そして、このスライド部3
08が、前記レール134,134に摺動自在に
嵌合し、前記回転フイルタ33a、モータ32a
及び図示しない回転位置センサから成る回転フイ
ルタ部133が移動できるようになつている。 また、前記取付ブラケツト306の光源ランプ
31側の面には、前記回転フイルタ部133の移
動方向に沿つて、ラツクギア310が取付けられ
ている。そして、このラツクギア310に、モー
タ311によつて回転されるウオームギア312
が噛合されている。尚、回転モータ311は、ブ
ラケツト313によつて制御装置のハウジング側
に固定されている。そして、前記モータ311を
正逆回転させることにより、前記ウオームギア3
12及びラツクギア310を介して、前記回転フ
イルタ部133を移動できるようになつている。
尚、前記モータ311は、例えば第2図に示す移
動制御回路135によつて制御されるようになつ
ている。 また、前記取付ブラケツト307のフランジ部
308の移動方向両端部上面には、偏平な角柱状
のスイツチ押圧部315a,315bが突設され
ている。また、前記回転フイルタ部133の移動
範囲の両端において、前記スイツチ押圧部315
a,315bが押圧する位置に、切換位置検出用
のマイクロスイツチ316a,316bが配設さ
れている。そして、このマイクロスイツチ316
a,316bが前記スイツチ押圧部315a,3
16bによつて押圧されることによつて、前記回
転フイルタ部133が移動範囲の端に達したこと
検知して、前記モータ311の回転を停止して回
転フイルタ部133の移動範囲を規制するように
している。図示例では、スイツチ押圧部315a
がマイクロスイツチ316aを押圧した状態で
は、光源ランプ31からの白色光が回転フイルタ
33aを透過し、面順次照明光としてライトガイ
ド14に入射し、一方、スイツチ押圧部315b
がマイクロスイツチ316bを押圧した状態で
は、光源ランプ31からの白色光が前記回転フイ
ルタ33aを透過せずに、ライトガイド14に入
射するようになつている。 尚、第11図に示すように、前記ラツクギア3
10とウオームギア312との組合せの代りに、
ラツクギア310と、このラツクギア310に噛
合し、モータ321aとこのモータ321aの回
転出力を減速させる減速機321bとから成るギ
アモータ321によつて回転駆動されるピニオン
322とを用いて、前記回転フイルタ部133を
移動するようにしても良い。 第12図は回転フイルタ部の移動機構の変形例
を示している。 この例では、回転フイルタ部133が、略扇形
の取付ブラケツト335の拡径側に取付けられて
いる。この取付ブラケツト335の小径側の端部
は、ギアモータ321の出力軸に取付けられてお
り、前記ギアモータ321を正逆回転させること
により、前記取付ブラケツト335及びこれに取
付けられた回転フイルタ部133を回動すること
ができるようになつている。尚、前記取付ブラケ
ツト335の回動範囲の両端部には、この取付ブ
ラケツト335の回動方向の側部が押圧すること
によつて回動範囲の端に達したことを検知するマ
イクロスイツチ316a,316bが配設されて
いる。そして、図示例では、マイクロスイツチ3
16aが押圧された状態では、光源ランプ31か
らの白色光が回転フイルタ33aを透過し、一
方、マイクロスイツチ316bが押圧された状態
では、光源ランプ31からの白色光が前記回転フ
イルタ33aを透過せずに、ライトガイド14に
入射するようになつている。 第13図は回転フイルタ部の移動機構の他の変
形例を示している。 この例では、回転フイルタ部133が、取付ブ
ラケツト336に取付けられ、この取付ブラケツ
ト336の光源ランプ31側の面には、制御装置
のハウジング側に固定された本体取付ブラケツト
338に固定されたレール134,134に摺動
自在に嵌合したスライド部337が設けられてい
る。そして、前記取付ブラケツト336に取付け
られた回転フイルタ部133が前記レール13
4,134に沿つて移動できるようになつてい
る。また、前記取付ブラケツト336の前面か
ら、光源ランプ31からの光の進行方向にレバー
339が延設され、このレバー339の先端部に
つまみ340が設けられている。このつまみ34
0は、例えば制御装置131のハウジング前面か
ら外部に突出され、このつまみ339を把持し
て、前記レバー339を回転フイルタ部133の
移動方向に移動操作することによつて、前記回転
フイルタ部133を手動操作にて移動することが
できるようになつている。尚、前記レバー339
の移動範囲の両端部には、このレバー339の移
動方向の側部が押圧することによつて移動範囲の
端に達したことを検知するマイクロスイツチ31
6a,316bが配設されている。そして、図示
例では、マイクロスイツチ316aが押圧された
状態では、光源ランプ31からの白色光が回転フ
イルタ33aを透過し、一方、マイクロスイツチ
316bが押圧された状態では、光源ランプ31
からの白色光が前記回転フイルタ33aを透過せ
ずに、ライトガイド14に入射するようになつて
いる。 第14図は第1実施例の変形例に係る出力回路
の構成を示すブロツク図である。 この変形例では、面順次式プロセス回路41a
またはモザイク式プロセス回路41bを経た信号
は、第14図に示す出力回路80を経て出力され
る。 この出力回路80は、マトリツクス回路44a
の出力端とNTSCエンコーダ45aとの間には3
回路2接点の切換スイツチ81を設け、且つ逆マ
トリツクス回路44bの出力端とドライバを形成
するバツフア42b,42b,42bとの間にも
3回路2接点の切換スイツチ82が設けてある。 前記切換スイツチ81は、一方の接点側がオン
されると、マトリツクス回路44aの信号を共通
のNTSCエンコーダ45に導き、このNTSCエン
コーダ45でNTSC方式のビデオ信号にされて共
通のNTSC出力端46から出力する。また、他方
の接点側が選択されると、モザイク式プロセス回
路41bの信号をNTSCエンコーダ45に導き、
共通のNTCS出力端46から出力する。 一方、他方の切換スイツチ82については、面
順次式側が選択されると、画順次式プロセス回路
41aの出力信号がドライバを形成する共通のバ
ツフア42,42,42を経て共通のRGB出力
端42から3原色信号が出力される。また、モザ
イク式プロセス回路側が選択されると、逆マトリ
ツクス回路44bを経た3原色信号R,G,Bが
共通のRGB出力端43から出力される。 前記切換スイツチ81,82は、それぞれがマ
ニユアルで切換えることができるし、これらを連
動して切換えるようにすることもできる。また、
前記両切換スイツチ81,82を第2図に示すよ
うに接続されるスコープから出力されるタイプ信
号を用い、このタイプ信号を識別回路28で識別
し、その識別信号で切換スイツチ81,82を接
続されたスコープに対応した信号処理を行うプロ
セス回路41aまたは41bに切換えるようにも
できる。 この変形例によれば、面順次式とカラーモザイ
ク式とで信号出力端が共通になつているので、撮
像方式によつてカラーモニタ13等の接続を切換
える必要がなく、より操作性が向上される。 尚、前記出力回路80の代りに、第15図に示
すような出力回路113を用いても良い。 この出力回路113では、面順次式プロセス回
路41aからの色信号R,G,Bは、マトリツク
ス回路44aに入力され、輝度信号Yと色差信号
R−Y,B−Yとが生成されるようになつてい
る。このマトリツクス回路44aから出力される
輝度信号Y及び色差信号R−Y,B−Yと、前記
カラーモザイク式プロセス回路41bからの輝度
信号Y及び色差信号R−Y,B−Yは、それぞ
れ、3回路2接点の切換スイツチ81に入力され
る。この切換スイツチ81は、一方の接点側が選
択されると、前記マトリツクス回路44aの信号
が出力され、他方の接点側が選択されると、前記
カラーモザイク式プロセス回路41bの信号が出
力されるようになつている。この切換スイツチ8
1の出力は、NTSCエンコーダ45と、逆マトリ
ツクス回路44bとに入力される。 前記切換スイツチ81と、前記NTSCエンコー
ダ45、逆マトリツクス回路44bとの間には、
輪郭強調回路112が設けられ、前記切換スイツ
チ81からの輝度信号Yは、この輪郭強調回路1
12を経て、前記NTSCエンコーダ45、逆マト
リツクス回路44bに入力されるようになつてい
る。従つて、面順次式プロセス回路41aからの
信号と、カラーモザイク式プロセス回路41bか
らの信号を、共通の輪郭強調回路112で輪郭強
調できるようになつている。 前記NTSCエンコーダ45によつて変換された
NTCS方式のビデオ信号は、前記NTSC出力端4
6から出力されるようになつている。また、前記
逆マトリツクス回路44bで変換された3原色信
号R,G,Bは、それぞれ、ドライバ42,4
2,42を経て、前記RGB出力端43から出力
されるようになつている。 前記切換スイツチ81は、マニユアルで切換え
るようにしても良いし、第2図に示すように接続
されるスコープから出力されるタイプ信号を用
い、このタイプ信号を識別回路28で識別し、そ
の識別信号で接続されたスコープに対応した信号
処理を行うプロセス回路41aまたは41bに切
換えるようにしても良い。 この例によれば、面順次式とカラーモザイク式
とで、輪郭強調回路112、NTSCエンコーダ4
2、及びドライバ42が共通になつており、これ
らの回路を、それぞれの撮像方式に対して独立に
2組設けた場合に比べ、部品点数を少なくでき、
コストを低減でき、また、回路構成を簡略化する
ことができる。 尚、輪郭強調回路112の代りに、ライン補間
回路を設けても良いし、オートゲインコントロー
ル回路を設けても良い。更に、共用する回路とし
ては、この他に、フレームメモリ、静止画メモ
リ、カラーバースト発生回路、電源、キヤラクタ
ジエネレータ、スーパーインポーズ回路、キーボ
ードコントローラ、色調調整回路等でも良い。 尚、これらの信号処理回路を回避する回路を設
け、信号処理しない場合には、バイパスするよう
にしても良い。 また、前記出力回路80,113の代りに、第
16図に示すような出力回路を用いても良い。 この出力回路は、面順次式及びモザイク式のい
ずれかの信号(の輝度信号)に対しても、輪郭強
調等の信号処理を行うものであるが、信号処理を
選択できるようにしたものである。 第16図に示すように、マトリツクス回路44
aの後段の信号処理回路121の前後に切換スイ
ツチSW1,SW2が設けられている。切換スイ
ツチSW1の一方の切換接点aには、前記マトリ
ツクス回路44aからの信号(輝度信号Y、色差
信号R−Y,B−Y)が入力され、他方の切換接
点bには、モザイク式プロセス回路41bからの
信号(Y,R−Y,B−Y)が入力されるように
なつている。また、前記切換スイツチSW2の一
方の切換接点aには、前記信号処理回路121を
通らない前記マトリツクス回路44aからの信号
が入力され、他方の切換接点bには、前記信号処
理回路121を通つた信号が入力されるようにな
つている。また、前記切換スイツチSW2と
NTSCエンコーダ45の間には、切換スイツチ
SW3が設けられている。この切換スイツチSW
3の一方の切換接点aには、前記切換スイツチ
SW2からの信号が入力され、他方の切換接点b
には、前記信号処理回路121を通らない前記モ
ザイク式プロセス回路41bからの信号が入力さ
れるようになつている。 一方、逆マトリツクス回路44bの前段には、
切換スイツチSW4が設けられている。この切換
スイツチSW4の一方の切換接点aには、前記信
号処理回路121からの信号が入力され、他方の
切換接点bには、前記モザイク式プロセス回路4
1bからの信号が入力されるようになつている。
また、前記逆マトリツクス回路44bとドライバ
42との間には、切換スイツチSW5が設けられ
ている。この切換スイツチSW5の一方の切換接
点aには、マトリツクス回路44a、信号処理回
路121、及び逆マトリツクス回路44bを通ら
ない面順次式プロセス回路41aからの信号(3
原色信号R,G,B)が入力され、他方の切換接
点bには、前記逆マトリツクス回路44bからの
信号(R,G,B)が入力されるようになつてい
る。 信号処理回路121による信号処理を行う(オ
ン)か否(オフ)かの場合における、前記各スイ
ツチSW1〜SW5の状態は、下の論理表に示す
ようになる。尚、表中、△は、いずれの側でも良
いことを示す。
モザイク式の撮像手段の双方を用いることができ
るようにした内視鏡用撮像装置に関する。 [従来の技術と発明が解決しようとする問題点] 近年、体腔内に細長の挿入部を挿通することに
より、体腔内臓器等を観察したり、必要に応じて
処置具チヤンネル内に挿通した処置具を用いて各
種治療処置のできる内視鏡(スコープまたはフア
イバスコープとも呼ぶ。)が広く用いられている。 また、電荷結合素子(CCD)等の固体撮像素
子を撮像手段に用いた電子スコープも種々提案さ
れている。この電子スコープは、フアイバスコー
プに比べて解像度が高く、画像の記録及び再生等
が容易であり、また、画像の拡大や2画像の比較
等の画像処理が容易である等の利点を有する。 前記電子スコープのカラー画像の撮像方式に
は、例えば、特開昭61−82731号公報に示される
ように、照明光をR(赤)、G(緑)、B(青)等に
順次切換える面順次式と、例えば、特開昭60−
76888号公報に示されるように、固体撮像素子の
前面にR,G,B等の色光をそれぞれ透過する色
フイルタをモザイク状等に配列したフイタタアレ
イを設けたカラーモザイク式(同時式とも呼ぶ。)
とがある。面順次式は、カラーモザイク式に比べ
て画素数を少なくできるという利点を有し、一
方、カラーモザイク式は、色ずれを生じないとい
う利点を有する。 また、前記電子スコープは、その使用目的によ
り、多種化している。例えば、上部あるいは下部
消化器用では、挿入部の外径が10φmm前後のもの
が用いられている。これに対し、例えば、気管支
用では、通常外径5φmm前後以下のものが必要と
される。このように、挿入部の外径が広範囲にわ
たる種々の電子スコープに対して、同一種の撮像
素子及び同一種の撮像方式を用いることは、物理
的、性能的に無理がある。すなわち、例えば、気
管支用(細径)の電子スコープを実現させるため
には、画素数の少ない撮像素子を用いることにな
らざるを得ない。 このように画素数が少ない場合には、解像度の
低下を防ぐために、カラーモザイクフイルタを用
いたカラーモザイク式の撮像方式よりも、R,
G,Bの各波長の光で面順次方式に照明し、その
照明のもとで面順次撮像し、これらを合成してカ
ラー表示する面順次式のカラー撮像方式が有利で
ある。 一方、外径10φmm前後のものに対しては、画素
数を多くし、撮像方式をカラーモザイク式とする
ことが、画質向上のために有利である。 ところで、前記電子スコープは、一般に、各ス
コープに適合する照明光を供給する光源装置に接
続され、更に、電子スコープの場合は映像信号処
理を行うビテオプロセツサに接続して用いられ
る。 前記面順次式とカラーモザイク式とでは、照明
方法及び信号処理が異なる。しかしながら、従来
の光源装置及びビデオプロセツサは、面順次式と
カラーモザイク式のどちらか一方に対応するもの
であつた。そのため、使用者は、スコープの種類
によつて、それぞれ異なる光源装置とビデオプロ
セツサを用意し、異なる操作を行なう必要があ
り、経済性、効率が悪かつた。 尚、特開昭60−243625号公報には、面順次式の
電子スコープの制御装置に、像伝達用の光学繊維
束を備えたフアイバスコープを接続してモニタテ
レビ等の表示画面で観察することができるように
した接続システムが開示されている。しかしなが
ら、このシステムでは、カラーモザイク式の電子
スコープを用いること、及びフアイバスコープを
用いて肉眼観察することはできない。 [発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであ
り、面順次式の撮像手段とカラーモザイク式の撮
像手段の双方を用いることができ、しかも操作性
を向上できる内視鏡用撮像装置を提供することを
目的としている。 [問題点を解決するための手段及び作用] 本発明は、面順次式のカラー撮像手段を備えた
スコープと、カラーモザイク式のカラー撮像手段
を備えたスコープと、前記両スコープに適合する
照明光を供給する照明手段と、前記両スコープに
対する信号処理に行う信号処理手段と、前記照明
手段に前記両スコープを接続可能とする照明用接
続手段と、前記信号処理手段に前記両スコープを
接続可能とする信号用接続手段とを設けると共
に、前記照明用接続手段及び信号用接続手段を、
それぞれ、両スコープに対して共通にして、共通
の接続手段によつて撮像方式の異なるスコープを
照明手段及び信号処理手段に、それぞれ接続でき
るようにしたものである。 尚、本発明において、面順次式のカラー撮像手
段を備えたスコープ、あるいは、カラーモザイク
式のカラー撮像手段を備えたスコープとは、撮像
手段が一体的に組込まれた電子スコープと、スコ
ープの接眼部に撮像手段を着脱自在に設けたもの
とを含むものである。 [実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。 第1図ないし第8図は本発明の第1実施例に係
り、第1図は内視鏡装置のシステム全体を示す斜
視図、第2図は撮像装置本体の構成を示すブロツ
ク図、第3図は面順次式外付けカメラ付きフアイ
バスコープの構成を示す説明図、第4図はカラー
モザイク式外付けカメラ付きフアイバスコープの
構成を示す説明図、第5図はフアイバスコープの
構成を示す説明図、第6図は面順次式プロセス回
路の構成を示すブロツク図、第7図はモザイク式
プロセス回路の構成を示すブロツク図、第8図は
回転フイルタ部の他の状態を示す説明図である。 第1図に示すように、内視鏡装置1は、光源装
置と映像信号処理を行うビデオプロセツサとが収
納され、各種のスコープ(内視鏡)2A,2B,
2C,2D,2Eのいずれをも接続可能とする撮
像装置本体1aを備えている。スコープとして
は、図に示すように5種類のもの、すなわち、面
順次式電子スコープ2A、カラーモザイクフイル
タを使用したカラーモザイク式電子スコープ2
B、面順次式テレビカメラを外付けしたフアイバ
スコープ(以下、面順次式テレビカメラ付きフア
イバスコープと記す。)2C、カラーモザイク式
テレビカメラを外付けしたフアイバスコープ(以
下、カラーモザイク式テレビカメラ付きフアイバ
スコープと記す。)2D、及びフアイバスコープ
2Eがある。 前記各スコープ2A,2B,2C,2D,2E
は、それぞれ細長の挿入部3と、この挿入部3の
後端側に連設された操作部4を有し、この操作部
4からユニバーサルコード5が延設され、このユ
ニバーサルコード5の先端に、光源用コネクタ5
A,5B,5C,5D,5Eが設けられている。
また、面順次式電子スコープ2Aと、カラーモザ
イク式電子スコープ2Bでは、前記ユニバーサル
コード5の先端側に、光源用コネクタ5A,5B
の他に信号用コネクタ6A,6Bが一体に設けら
れている。また、面順次式テレビカメラ付きフア
イバスコープ2Cとカラーモザイク式テレビカメ
ラ付きフアイバスコープ2Dは、フアイバスコー
プ2Eの接眼部7に面順次式テレビカメラ8C、
カラーモザイク式テレビカメラ8Dをそれぞれ装
着した構成であり、各テレビカメラ8C,8Dか
ら延出され信号ケーブル6の先端に信用用コネク
タ6C,6Dが設けられている。 本実施例では、前記各スコープ2A,2B,2
C,2D,2E(以下、これら全てのスコープに
共通する場合には、符号2で代表する。)の光源
用コネクタ5A,5B,5C,5D,5Eは、共
通の光源用コネクタ受けに接続できるように、同
一形状になつている。また、各スコープ2の信号
用コネクタ6A,6B,6C,6Dは、共通の信
号用コネクタ受けに接続できるように、同一形状
になつている。 前記各スコープ2のコネクタ5A,6A;5
B,6B;5C,6C;5D,6D;5Eを接続
して各スコープ2を使用可能な状態に設定できる
ように、撮像装置本体1aの例えばハウジングの
前面には、全てのスコープ2で共通の光源用コネ
クタ受け71と、この光源用コネクタ受け71の
下側に隣接してフアイバスコープ2Eを除くスコ
ープ2A,2B,2C,2Dで共通の信号用コネ
クタ受け72とが設けられている。 前記光源用コネクタ受け71は、前記各スコー
プ2の互いに同一形状の光源用コネクタ5A,5
B,5C,5D,5Eのいずれをも接続できる形
状になつている。また、前記信号用コネクタ受け
72は、フアイバスコープ2Eを除くスコープ2
A,2B,2C,2Dの互いに同一形状の信号用
コネクタ6A,6B,6C,6Dのいずれをも接
続できる形状になつている。 前記フアイバスコープ2Eを接続して使用する
場合には、肉眼観察であるが、他のスコープ2
A,2B,2C,2Dを使用する場合には、撮像
装置本体1aの信号出力端に接続したカラーモニ
タ13によつて、撮像した像をカラー表示できる
ようになつている。 尚、各スコープ2における光源用コネクタ5
A,5B,5C,5D,5Eには、本実施例で
は、ライトガイドコネクタと共に、送気・送水用
コネクタが設けられており、光源用コネクタ受け
11もこれらを接続できる構造になつている。 前記各スコープ2A,2B,2C,2D,2E
の内部は、第2図ないし第5図に示すように構成
されている。 各スコープ2は、それぞれ、照明光を伝送する
ライトガイド14が挿通させ、撮像装置本体1a
内の光源装置15から入射端面に供給された照明
光を出射端面側に伝送し、この出射端面の前方に
配置した配光レンズ16を経て、前方の被写体側
を照明できるようになつている。 また、前記各スコープ2は、挿入部3の先端部
に結像用の対物レンズ17が配設されている。こ
の対物レンズ17の結像位置には、面順次式また
はカラーモザイク式の両電子スコープ2Aまたは
2Bにおいては、CCD等の固体撮像素子18が
配設され、一方、フアイバスコープ2E、テレビ
カメラ8Cあるいは8Dを装着したテレビカメラ
付きフアイバスコープ2Cまたは2Dでは、イメ
ージガイド19の入射端面が臨むように配設され
ている。 また、前記イメージガイド19の出射端面に対
向して接眼レンズ21が配設されている。そし
て、フアイバスコープ2Eでは、接眼部7に目を
近づけて肉眼による観察を行うことができるよう
になつている。 一方、フアイバスコープ2Eの接眼部7に面順
次式のテレビカメラ8Cまたはカラーモザイク式
テレビカメラ8Dを装着したものにおいては、接
眼レンズ21に対向して(図示しない結像用レン
ズを介して)それぞれ固体撮像素子22が配設さ
れている。 撮像手段を構成する固体撮像素子18または2
2は、撮像面に結像された光学像を光電変換し、
プリアンプ24で増幅した後、信号伝送ラインを
経て、信号用コネクタ6(6A,6B,6C,6
Dを代表する。)側に伝送し、このコネクタ6が
接続された信号用コネクタ受け72を経て、ビデ
オプロセツサ25aまたは25bに入力されるよ
うになつている。また、各固体撮像素子18また
は22には、前記ビデオプロセツサ25aまたは
25bのドライバ26aまたは26bから固体撮
像素子駆動用クロツクが印加されるようになつて
いる。 また、フアイバスコープ2E以外のスコープに
は、スコープ識別用タイプ信号を出力するタイプ
信号発生回路27A,27B,27C,27Dが
設けられており、信号用コネクタ6を介して撮像
装置本体1a内の識別回路28で識別されるよう
になつている。 ところで、前記のいずれのスコープ2でも接続
可能な撮像装置本体1a内は、第2図に示すよう
に、光源装置15と、2組のビテオプロセツサ2
5a,25bとが収納されている。 本実施例では、前記光源装置15は、面順次式
用と白色光用とで光源を共用できるようになつて
いる。 すなわち、前記光源装置15は、白色光を出射
する光源ランプ31と、この光源ランプ31の前
方に配設された赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色の
色透過フイルタを有しモータ32aで回転駆動さ
れる回転フイルタ33aと、この回転フイルタ3
3aの前方に配設された集光レンズ34とを備え
ている。前記回転フイルタ33aの外周の1箇所
には、回転位置を検出する回転位置センサ51a
が設けられている。 また、第2図及び第8図に示すように、前記回
転フイルタ33a、モータ32a、及び回転位置
センサ51a等からなる回転フイルタ部133
が、レール134,134沿つて移動自在になつ
ている。前記回転フイルタ部133は、通常はレ
ール134,134の一方の端部に設定されてい
る。例えば、第8図に示すように、光源ランプ3
1及び集光レンズ34の光路上から回転フイルタ
33aが退避された状態では、白色光源部が形成
されるようになつている。この状態では、光源ラ
ンプ31から出射された白色光は、集光レンズ3
4で集光され、コネクタ受け71に装着されたラ
イトガイド14の入射端面に入射するようになつ
ている。一方、この状態から、回転フイルタ部1
33をレール134,134の沿つて図の下部側
に移動すると、第2図に示すように、回転フイル
タ33aが光源ランプ31及び集光レンズ34の
光路途中に介装され、面順次式光源部が形成され
るようになつている。この状態では、前記光源ラ
ンプ31から出射された白色光は、回転フイルタ
33aを通つて、順次R,G,Bの各波長の照明
光にされた後、集光レンズ34で集光され、コネ
クタ受け71に装着されたライドガイド14の入
射端面に入射するようになつている。 また、前記回転フイルタ部133は、移動制御
回路135によつて移動が制御されるようになつ
ている。この移動制御回路135は、識別回路2
8の識別信号によつて動作状態になるようになつ
ている。すなわち、タイプ信号発生回路27A、
または27Cによるタイプ信号によつて、面順次
式のスコープであることが識別されると、識別回
路28から移動制御回路135に移動制御指令出
力され、回転フイルタ部133は、第8図に示す
状態から第2図に示す状態に移動される。一方、
モザイク式スコープ2Bまたは2Dのコネクタが
接続された場合には、回転フイルタ部133は、
第8図に示す状態になり、白色光が供給される。
また、フアイバスコープ2Eが装着された場合に
も、フアイバスコープ2Eのライトガイド14に
白色光を供給する。 尚、面順次式スコープ2Aまたは2Cが装着さ
れた後、外されると、回転フイルタ部133は、
第8図に示す光源31の光路から退避された状態
に戻されるようになつている。 ところで、前記共通の信号用コネクタ受け72
には、2回路2接点の切換スイツチ103を介し
て、面順次式ビデオプロセツサ25aと、カラー
モザイク式ビデオプロセツサ25bが接続されて
いる。前記切換スイツチ103は、前記識別回路
28によつて、切換が制御されるようになつてい
る。すなわち、例えば、面順次式スコープ2Aま
たは2Cが接続されると、面順次式ビデオプロセ
ツサ25a側に切換られ、面順次式スコープ2A
または2Cが接続されていないと、カラーモザイ
ク式ビデオプロセツサ25b側に切換られるよう
になつている。尚、モザイク式スコープ2Bまた
は2Dが接続されたことを検知して切換スイツチ
103をカラーモザイク式ビデオプロセツサ25
b側に切換えるようにしても良い。 前記切換スイツチ103が面順次式ビデオプロ
セツサ25a側に切換られると、ドライバ26a
の駆動パルスがコネクタを経て固体撮像素子18
または22に印加されると共に、固体撮像素子1
8から読出された信号は面順次式プロセス回路4
1aに入力されるようになつている。そして、こ
の面順次式プロセス回路41aから、R,G,B
の各波長の照明光のもとでそれぞれ撮像された信
号を色信号R,G,Bとして出力されるようにな
つている。この各色信号R,G,Bは、それぞれ
バツフア42aで形成したドライバを経て、3原
色出力端43aから3原色信号RGBとして出力
される。また、前記色信号R,G,Bは、マトリ
ツクス回路44aを経て、輝度信号Yと色差信号
R−Y,B−Yとが生成され、その後NTSCエン
コーダ45aに入力されてNTSC方式の複合ビデ
オ信号に変換され、NTSC出力端46aから出力
される。 尚、前記面順次式光源部15aの回転フイルタ
33aの外周の1箇所に設けられた回転位置セン
サ51aの出力でタイミングジエネレータ52a
のクロツクのタイミングを回転フイルタ33aの
回転に周期させ、且つこのタイミングジエネレー
タ52aの出力は面順次式プロセス回路41aの
タイミングを制御するようになつている。 前記面順次式プロセス回路41aは、例えば第
6図に示すように構成されている。 すなわち、プリアンプを経て入力される信号
は、サンプルホールド回路54に入力され、サン
プルホールドされた後、γ補正回路55でγ補正
されてA/Dコンバータ56でデジタル信号に変
換される。そして、前記タイミングジエネレータ
52aの信号で切換えられるマルチプレクサ57
を経てR,G,Bの面順次照明のもとで撮像され
た信号は、Rフレームメモリ58R、Gフレーム
メモリ58G、Bフレームメモリ58Bに書込ま
れる。これら各フレームメモリ58R,58G,
58Bに書込まれた信号データは同時に読出さ
れ、それぞれD/Aコンバータ59でアナログ色
式号R,G,Bに変換され、上述したマトリツク
ス回路44a側に出力される。 一方、前記切換スイツチ103がカラーモザイ
ク式ビデオプロセツサ25b側に切換られると、
ドライバ26bの駆動パルスがコネクタを経て固
体撮像素子18または22に印加されると共に、
固体撮像素子18または22から読出された信号
はカラーモザイク式プロセス回路41bに入力さ
れるようになつている。そして、このカラーモザ
イク式プロセス回路41bから、輝度信号Y、色
差信号R−Y,B−Yが出力される。そして、こ
の信号は、NTSCエンコーダ45bに入力され、
NTSC方式の複合ビデオ信号に変換され、NTSC
出力端46bから出力される。また、逆マトリツ
クス回路44bに入力され、色信号R,G,Bに
変換され、ドライバを形成するバツフア42bを
それぞれ経て、3原色信号出力端43bから3原
色信号RGBが出力される。 尚、前記カラーモザイク式プロセス回路41b
は、例えば、第7図に示すように構成されてい
る。 すなわち、プリアンプ24で増幅された固体撮
像素子18または22からの信号は、輝度信号処
理回路61を経て輝度信号Yが生成される。ま
た、色信号再生回路62に入力され、色差信号R
−Y,B−Yが1水平ラインごとに時系列的に生
成され、ホワイトバランス回路63でホワイトバ
ランス補償され、一方はアナログスイツチ64に
直接、もう一方は1Hデイレイライン63aで1
水平ライン遅延されてアナログスイツチ64aに
入力され、タイミングジエネレータ52bの切換
信号によつて、色差信号R−Y,B−Yが得られ
る。 尚、各タイミングジエネータ52a,52b
は、それぞれドライバ26a,26b及びNTSC
エンコーダ45a,45bに信号を印加し、固体
撮像素子18または22から信号読出しに用いる
駆動パルスに同期した信号処理を行うように制御
する。この場合、面順次式のビデオプロセツサ2
5aにおいては、前記タイミングジエネレータ5
2aは位置センサ51aの出力によつて、回転カ
ラーフイルタ33に同期させている。尚、前記
NTSCエンコーダ45a,45bはバツフアを内
蔵したもので構成している。 ところで、タイプ信号発生回路27A,27
B,27C,27Dは、例えば2つの端子間にそ
れぞれ異なる抵抗値の抵抗等を接続して形成さ
れ、一方、識別回路28は、2つの端子間の抵抗
値をコンパレータ等を用いていずれの抵抗値のス
コープが接続されたかを識別できるようにしてい
る。 そして、共通の信号用コネクタ受け72に面順
次式スコープ2Aまたは2Cが接続された場合に
は、前記切換スイツチ103を面順次式ビデオプ
ロセツサ25a側に切換え、一方、前記信号用コ
ネクタ受け72にモザイク式スコープ2Bまたは
2Dが接続された場合には、前記切換スイツチ1
03をカラーモザイク式ビデオプロセツサ25b
側に切変える。 このように本実施例では、撮像装置本体1a内
に、面順次式用と、白色光用とで光源を共用した
光源装置15と、面順次式ビデオプロセツサ25
aと、カラーモザイク式ビデオプロセツサ25b
とが設けられている。そして、この撮像装置本体
1aに、すべてのスコープ2で共通の光源用コネ
クタ受け71と、フアイバスコープ2Eを除くス
コープ2A,2B,2C,2Dの共通の信号用コ
ネクタ受け72とが設けられ、面順次式のスコー
プ2A,2C及びカラーモザイク式のスコープ2
B,2Dのいずれが接続されても、その接続され
たスコープに対応した照明光の供給及び信号処理
を行うことができ、そのスコープで撮像した被写
体像をカラーモニタ13でカラー表示することが
できる。 また、フアイバスコープ2Eを使用する場合、
その光源用コネクタ5Eを光源用コネクタ受け7
1に接続することによつてこのフアイバスコープ
2Eに白色光を供給して、肉眼観察を行うことが
できる。 しかも、光源用コネクタ受け71及び信号用コ
ネクタ受け72が、それぞれ面順次式のスコープ
2A,2Cとカラーモザイク式のスコープ2B,
2Dとで共通になつていので、単にスコープを接
続すれば使用でき、撮像方式によつて光源用コネ
クタ及び信号用コネクタが別々になつている場合
に他の方式のコネクタ受けに接続してしまう誤接
続が防止され、操作性が良い。更に、フアイバス
コープ2Eも共通の光源用コネクタ受け71に接
続できる。 また、本実施例では、共通の信号用コネクタ受
け72に接続されるスコープの撮像方式の種別を
識別回路28で識別し、接続されたスコープを、
撮像方式に適合したビデオプロセツサ41aまた
は41bに接続するようになつている。 従つて、1台の撮像装置本体1aを備えると、
カラー際像方式の異なるスコープに対応できると
共に、フアイバスコープ2Eでも同時に使用で
き、使い勝手の良い装置である。 また、前記2つのカラー撮像方式に対して信号
処理を行つた後の信号は、出力形式が一致してい
る。つまり、3原色出力あるいはNTSC方式のビ
デオ信号に一致させてあるので、同一のカラーモ
ニタ13を使用できる。(このカラーモニタは3
原色対応でもNTSC方式のビデオ信号が入力され
るもののいずれでも良い。) 尚、フアイバスコープ2Eにテレビカメラ8C
または8Dを装着した場合、撮像された画像がカ
ラーモニタ13に表示されることになるが、テレ
ビカメラ8Cまたは8Dを外した場合、外した状
態であることをカラーモニタ13の画面に表示さ
せるようにしても良い。すなわち、例えばフアイ
バスコープ2Eで観察中であることを表示した
り、あるいは一定の画像を表示したりしても良
い。 尚、また、識別回路28の代りに、マニユアル
によつて前記スイツチ103を面順次式ビデオプ
ロセツサ25aとカラーモザイク式ビデオプロセ
ツサ25bとに切換えても良い。 また、光源装置15の回転フイルタ部133を
マニユアルで移動させるようにしても良い。 更に、また、面順次式用と白色光用とで光源を
共用する場合、回転フイルタ部133を移動させ
る代りに、光源ランプ31、集光レンズ34、及
び光源用コネクタ受け71を一体的に移動するよ
うにしても良い。 第9図及び第10図は第1実施例における光源
装置の具体的構成の一例を示している。 第9図に示すように、ランプハウス301内に
収納された光源ランプ31から出射される白色光
は、コールドフイルタ302、絞り303、集光
レンズ304を透過した後、回転フイルタ33a
を透過し、集光レンズ34で集光されて、光源用
コネクタ受け71に装着されたスコープのライト
ガイド14に入射するようになつている。 前記回転フイルタ33a及びこれを回転駆動す
るモータ32aは、第10図に示すような機構に
よつて移動されるようになつている。すなわち、
前記モータ32aは、板状の取付ブラケツト30
6に取付けられ、この取付ブラケツト306の下
部には、水平方向に屈曲されたフランジ部307
が形成されている。このフランジ部307の下側
には、制御装置のハウジング側に固定された2本
のレール134,134が平行に設けられ、前記
フランジ部307の底部には、このレール13
4,134を左右から挾む形状のスライド部30
8が形成されている。そして、このスライド部3
08が、前記レール134,134に摺動自在に
嵌合し、前記回転フイルタ33a、モータ32a
及び図示しない回転位置センサから成る回転フイ
ルタ部133が移動できるようになつている。 また、前記取付ブラケツト306の光源ランプ
31側の面には、前記回転フイルタ部133の移
動方向に沿つて、ラツクギア310が取付けられ
ている。そして、このラツクギア310に、モー
タ311によつて回転されるウオームギア312
が噛合されている。尚、回転モータ311は、ブ
ラケツト313によつて制御装置のハウジング側
に固定されている。そして、前記モータ311を
正逆回転させることにより、前記ウオームギア3
12及びラツクギア310を介して、前記回転フ
イルタ部133を移動できるようになつている。
尚、前記モータ311は、例えば第2図に示す移
動制御回路135によつて制御されるようになつ
ている。 また、前記取付ブラケツト307のフランジ部
308の移動方向両端部上面には、偏平な角柱状
のスイツチ押圧部315a,315bが突設され
ている。また、前記回転フイルタ部133の移動
範囲の両端において、前記スイツチ押圧部315
a,315bが押圧する位置に、切換位置検出用
のマイクロスイツチ316a,316bが配設さ
れている。そして、このマイクロスイツチ316
a,316bが前記スイツチ押圧部315a,3
16bによつて押圧されることによつて、前記回
転フイルタ部133が移動範囲の端に達したこと
検知して、前記モータ311の回転を停止して回
転フイルタ部133の移動範囲を規制するように
している。図示例では、スイツチ押圧部315a
がマイクロスイツチ316aを押圧した状態で
は、光源ランプ31からの白色光が回転フイルタ
33aを透過し、面順次照明光としてライトガイ
ド14に入射し、一方、スイツチ押圧部315b
がマイクロスイツチ316bを押圧した状態で
は、光源ランプ31からの白色光が前記回転フイ
ルタ33aを透過せずに、ライトガイド14に入
射するようになつている。 尚、第11図に示すように、前記ラツクギア3
10とウオームギア312との組合せの代りに、
ラツクギア310と、このラツクギア310に噛
合し、モータ321aとこのモータ321aの回
転出力を減速させる減速機321bとから成るギ
アモータ321によつて回転駆動されるピニオン
322とを用いて、前記回転フイルタ部133を
移動するようにしても良い。 第12図は回転フイルタ部の移動機構の変形例
を示している。 この例では、回転フイルタ部133が、略扇形
の取付ブラケツト335の拡径側に取付けられて
いる。この取付ブラケツト335の小径側の端部
は、ギアモータ321の出力軸に取付けられてお
り、前記ギアモータ321を正逆回転させること
により、前記取付ブラケツト335及びこれに取
付けられた回転フイルタ部133を回動すること
ができるようになつている。尚、前記取付ブラケ
ツト335の回動範囲の両端部には、この取付ブ
ラケツト335の回動方向の側部が押圧すること
によつて回動範囲の端に達したことを検知するマ
イクロスイツチ316a,316bが配設されて
いる。そして、図示例では、マイクロスイツチ3
16aが押圧された状態では、光源ランプ31か
らの白色光が回転フイルタ33aを透過し、一
方、マイクロスイツチ316bが押圧された状態
では、光源ランプ31からの白色光が前記回転フ
イルタ33aを透過せずに、ライトガイド14に
入射するようになつている。 第13図は回転フイルタ部の移動機構の他の変
形例を示している。 この例では、回転フイルタ部133が、取付ブ
ラケツト336に取付けられ、この取付ブラケツ
ト336の光源ランプ31側の面には、制御装置
のハウジング側に固定された本体取付ブラケツト
338に固定されたレール134,134に摺動
自在に嵌合したスライド部337が設けられてい
る。そして、前記取付ブラケツト336に取付け
られた回転フイルタ部133が前記レール13
4,134に沿つて移動できるようになつてい
る。また、前記取付ブラケツト336の前面か
ら、光源ランプ31からの光の進行方向にレバー
339が延設され、このレバー339の先端部に
つまみ340が設けられている。このつまみ34
0は、例えば制御装置131のハウジング前面か
ら外部に突出され、このつまみ339を把持し
て、前記レバー339を回転フイルタ部133の
移動方向に移動操作することによつて、前記回転
フイルタ部133を手動操作にて移動することが
できるようになつている。尚、前記レバー339
の移動範囲の両端部には、このレバー339の移
動方向の側部が押圧することによつて移動範囲の
端に達したことを検知するマイクロスイツチ31
6a,316bが配設されている。そして、図示
例では、マイクロスイツチ316aが押圧された
状態では、光源ランプ31からの白色光が回転フ
イルタ33aを透過し、一方、マイクロスイツチ
316bが押圧された状態では、光源ランプ31
からの白色光が前記回転フイルタ33aを透過せ
ずに、ライトガイド14に入射するようになつて
いる。 第14図は第1実施例の変形例に係る出力回路
の構成を示すブロツク図である。 この変形例では、面順次式プロセス回路41a
またはモザイク式プロセス回路41bを経た信号
は、第14図に示す出力回路80を経て出力され
る。 この出力回路80は、マトリツクス回路44a
の出力端とNTSCエンコーダ45aとの間には3
回路2接点の切換スイツチ81を設け、且つ逆マ
トリツクス回路44bの出力端とドライバを形成
するバツフア42b,42b,42bとの間にも
3回路2接点の切換スイツチ82が設けてある。 前記切換スイツチ81は、一方の接点側がオン
されると、マトリツクス回路44aの信号を共通
のNTSCエンコーダ45に導き、このNTSCエン
コーダ45でNTSC方式のビデオ信号にされて共
通のNTSC出力端46から出力する。また、他方
の接点側が選択されると、モザイク式プロセス回
路41bの信号をNTSCエンコーダ45に導き、
共通のNTCS出力端46から出力する。 一方、他方の切換スイツチ82については、面
順次式側が選択されると、画順次式プロセス回路
41aの出力信号がドライバを形成する共通のバ
ツフア42,42,42を経て共通のRGB出力
端42から3原色信号が出力される。また、モザ
イク式プロセス回路側が選択されると、逆マトリ
ツクス回路44bを経た3原色信号R,G,Bが
共通のRGB出力端43から出力される。 前記切換スイツチ81,82は、それぞれがマ
ニユアルで切換えることができるし、これらを連
動して切換えるようにすることもできる。また、
前記両切換スイツチ81,82を第2図に示すよ
うに接続されるスコープから出力されるタイプ信
号を用い、このタイプ信号を識別回路28で識別
し、その識別信号で切換スイツチ81,82を接
続されたスコープに対応した信号処理を行うプロ
セス回路41aまたは41bに切換えるようにも
できる。 この変形例によれば、面順次式とカラーモザイ
ク式とで信号出力端が共通になつているので、撮
像方式によつてカラーモニタ13等の接続を切換
える必要がなく、より操作性が向上される。 尚、前記出力回路80の代りに、第15図に示
すような出力回路113を用いても良い。 この出力回路113では、面順次式プロセス回
路41aからの色信号R,G,Bは、マトリツク
ス回路44aに入力され、輝度信号Yと色差信号
R−Y,B−Yとが生成されるようになつてい
る。このマトリツクス回路44aから出力される
輝度信号Y及び色差信号R−Y,B−Yと、前記
カラーモザイク式プロセス回路41bからの輝度
信号Y及び色差信号R−Y,B−Yは、それぞ
れ、3回路2接点の切換スイツチ81に入力され
る。この切換スイツチ81は、一方の接点側が選
択されると、前記マトリツクス回路44aの信号
が出力され、他方の接点側が選択されると、前記
カラーモザイク式プロセス回路41bの信号が出
力されるようになつている。この切換スイツチ8
1の出力は、NTSCエンコーダ45と、逆マトリ
ツクス回路44bとに入力される。 前記切換スイツチ81と、前記NTSCエンコー
ダ45、逆マトリツクス回路44bとの間には、
輪郭強調回路112が設けられ、前記切換スイツ
チ81からの輝度信号Yは、この輪郭強調回路1
12を経て、前記NTSCエンコーダ45、逆マト
リツクス回路44bに入力されるようになつてい
る。従つて、面順次式プロセス回路41aからの
信号と、カラーモザイク式プロセス回路41bか
らの信号を、共通の輪郭強調回路112で輪郭強
調できるようになつている。 前記NTSCエンコーダ45によつて変換された
NTCS方式のビデオ信号は、前記NTSC出力端4
6から出力されるようになつている。また、前記
逆マトリツクス回路44bで変換された3原色信
号R,G,Bは、それぞれ、ドライバ42,4
2,42を経て、前記RGB出力端43から出力
されるようになつている。 前記切換スイツチ81は、マニユアルで切換え
るようにしても良いし、第2図に示すように接続
されるスコープから出力されるタイプ信号を用
い、このタイプ信号を識別回路28で識別し、そ
の識別信号で接続されたスコープに対応した信号
処理を行うプロセス回路41aまたは41bに切
換えるようにしても良い。 この例によれば、面順次式とカラーモザイク式
とで、輪郭強調回路112、NTSCエンコーダ4
2、及びドライバ42が共通になつており、これ
らの回路を、それぞれの撮像方式に対して独立に
2組設けた場合に比べ、部品点数を少なくでき、
コストを低減でき、また、回路構成を簡略化する
ことができる。 尚、輪郭強調回路112の代りに、ライン補間
回路を設けても良いし、オートゲインコントロー
ル回路を設けても良い。更に、共用する回路とし
ては、この他に、フレームメモリ、静止画メモ
リ、カラーバースト発生回路、電源、キヤラクタ
ジエネレータ、スーパーインポーズ回路、キーボ
ードコントローラ、色調調整回路等でも良い。 尚、これらの信号処理回路を回避する回路を設
け、信号処理しない場合には、バイパスするよう
にしても良い。 また、前記出力回路80,113の代りに、第
16図に示すような出力回路を用いても良い。 この出力回路は、面順次式及びモザイク式のい
ずれかの信号(の輝度信号)に対しても、輪郭強
調等の信号処理を行うものであるが、信号処理を
選択できるようにしたものである。 第16図に示すように、マトリツクス回路44
aの後段の信号処理回路121の前後に切換スイ
ツチSW1,SW2が設けられている。切換スイ
ツチSW1の一方の切換接点aには、前記マトリ
ツクス回路44aからの信号(輝度信号Y、色差
信号R−Y,B−Y)が入力され、他方の切換接
点bには、モザイク式プロセス回路41bからの
信号(Y,R−Y,B−Y)が入力されるように
なつている。また、前記切換スイツチSW2の一
方の切換接点aには、前記信号処理回路121を
通らない前記マトリツクス回路44aからの信号
が入力され、他方の切換接点bには、前記信号処
理回路121を通つた信号が入力されるようにな
つている。また、前記切換スイツチSW2と
NTSCエンコーダ45の間には、切換スイツチ
SW3が設けられている。この切換スイツチSW
3の一方の切換接点aには、前記切換スイツチ
SW2からの信号が入力され、他方の切換接点b
には、前記信号処理回路121を通らない前記モ
ザイク式プロセス回路41bからの信号が入力さ
れるようになつている。 一方、逆マトリツクス回路44bの前段には、
切換スイツチSW4が設けられている。この切換
スイツチSW4の一方の切換接点aには、前記信
号処理回路121からの信号が入力され、他方の
切換接点bには、前記モザイク式プロセス回路4
1bからの信号が入力されるようになつている。
また、前記逆マトリツクス回路44bとドライバ
42との間には、切換スイツチSW5が設けられ
ている。この切換スイツチSW5の一方の切換接
点aには、マトリツクス回路44a、信号処理回
路121、及び逆マトリツクス回路44bを通ら
ない面順次式プロセス回路41aからの信号(3
原色信号R,G,B)が入力され、他方の切換接
点bには、前記逆マトリツクス回路44bからの
信号(R,G,B)が入力されるようになつてい
る。 信号処理回路121による信号処理を行う(オ
ン)か否(オフ)かの場合における、前記各スイ
ツチSW1〜SW5の状態は、下の論理表に示す
ようになる。尚、表中、△は、いずれの側でも良
いことを示す。
【表】
この例では、前記各スイツチSW1〜SW5を
論理表に示すように制御することにより、画順次
式プロセス回路41aからの信号と、モザイク式
プロセス回路41bからの信号を信号処理するか
否か、選択できるようになつている。 更に、前記面順次式プロセス回路41aからの
信号を信号処理しない場合には、面順次式プロセ
ス回路41aからのR,G,B、信号をマトリツ
クス回路44a、逆マトリツクス回路回路44b
を通して再びR,G,B信号に戻すということが
行われず、前記面順次式プロセス回路41aから
のR,G,B信号は、切換スイツチSW5、ドラ
イバ42を通つて、直接RGB出力端から出力さ
れるようになつている。従つて、信号処理を行わ
ない場合の信号の劣化が防止される。 尚、第16図に示す例では、輝度信号Y、色差
信号R−Y,B−Yに対して信号処理を行うよう
にしているが、輝度信号のみに対し、信号処理を
行うようにしても良い。 第17図ないし第19図は本発明の第2実施例
に係り、第17図は撮像装置本体の構成を示すブ
ロツク図、第18図は回転フイルタを示す説明
図、第19図は面順次式プロセス回路を示すブロ
ツク図である。 本実施例は、面順次照明光をR,G,Bではな
く、R,W(白色光)、Bとすることによつて、面
順次式用と白色光用とで光源を共用できるように
したものである。 本実施例における撮像装置本体151内に収納
された光源装置15eでは、前記R,W,Bの照
明光で面順次照明するのに用いられる回転フイル
タ152に、第18図に示すように円板状フイル
タ枠153に扇状の窓部を設けて、各窓部には
R,W,Bを通過するR,W,Bの色透過フイル
タ154R,154W,154Bが取付けてあ
る。このWの透過フイルタ154WはR,G,B
を通すフイルタである。(尚、近似的に透明板に
して白色光を全て透過させるようにしても良い。) 尚、R,W,Bの色透過フイルタ154R,1
54W,154Bは固体撮像素子18または22
の感光特性に応じ、照明期間が異るように円弧状
長さを調整してある。 前記フイルタ枠153には、各R,W,Bで照
明した直後のリード時を検出できるように、R,
W,Bの色透過フイルタ154R,154W,1
54Bの(回転方向Aに関し)末端近傍にそれぞ
れリードパルス(検出)用孔155R,155
W,155Bが設けてある。これらリードパルス
用孔155R,155W,155Bの位置は、発
光素子とフイルタ枠153を挾むように対向配置
したフオトセンサ156に対向する位置に達した
場合、フオトセンサ156に発光素子の光がパル
ス状に受光されることにより検出できる。このパ
ルス状の光が検出されると、検出信号がタイミン
グジエネレータ52aに伝送され、ドライバ26
aまたは26bを介して固体撮像素子18または
22に読出し用の駆動パルスが印加されることに
なる。 前記フイルタ枠153には、例えばリードパル
ス用孔155Rに半径方向に隣接する位置にスタ
ートパルス用孔157が設けてあり、この位置が
フオトセンサ158に対向する位置に達すると、
フオトセンサ158はスタートパルスを出力す
る。 さらに、Wの色透過フイルタ154Wの位置を
検出するために、この色透過フイルタ154Wの
周方向外側位置に円弧状に長孔159が形成して
あり、この長孔159をフオトセンサ160で検
出することによつてWの色透過フイルタ154W
の位置を検出できるようにしてある。そして、こ
のフオトセンサ160の出力は、回転フイルタ1
52の停止位置を制御する。つまり回転フイルタ
152を回転駆動するモータ32aが回転駆動状
態にない場合には、回転フイルタ152の停止位
置はその長孔159がフオトセンサ160に対向
する位置となるよに、フオトセンサ160の出力
が回転/停止制御位置161に入力され、回転フ
イルタ152の停止位置を制御する。この停止位
置状態では、光源ランプ31の照明光は、Wの色
透過フイルタ154Wを通り、光源用コネクタ受
け71に対向し、白色の照明光を供給できるよう
になつている。尚、コネクタ受け71にフアイバ
スコープが接続され、コネクタ受け72には何も
接続されないとき、あるいはコネクタ受け71,
72とも何も接続されないとき、(この両状態は、
識別回路がハイインピーダンス状態を検知するこ
とで識別可能である。)あるいは、モザイク式ス
コープが接続されたとき、この白色照明状態とな
る。 一方、面順次式スコープが接続されると、その
接続が識別回路28で検知され、回転/停止制御
回路161にモータ32aを回転駆動する指令信
号を出力し、モータ32aを回転駆動させ、面順
次照明状態にする。 尚、本実施例においても、第1実施例と同様
に、撮像装置本体151の光源用コネクタ受け7
1は白色光用及び面順次式用に共用される。ま
た、信号用コネタ受け72も面順次式及びモザイ
ク式とで、共用されるものにしてある。従つて、
光源用コネクタ受け71と信号用コネクタ受け7
2は、例えば第1図に示すようになる。 ところで、本実施例では面順次照明光がR,
G,Bでないため、面順次プロセス回路162は
例えば第19図に示すような構成になつている。
即ち、第6図に示すプロセス回路41aにおい
て、Gフレームメモリ58Gの代りにWフレーム
メモリ58Wに置換され(メモリ内容は異るがハ
ード的には同一フレームメモリを用いることがで
きる)、さらにWフレームメモリ58Wから読出
され、D/Aコンバータ59でアナログ信号にさ
れたW色信号は減算器163に入力され、R色信
号及びB色信号を減算してG色信号を生成してい
る。その他は第6図に示すプロセス回路41aと
同様である。 尚、本実施例では、タイミングジエネレータ5
2aが共通化され、前記識別回路28は、このタ
イミングジエネレータ52aにも制御信号を送
り、いずれの方式にも対処できるようにしてい
る。 前記第17図に示す撮像装置本体151は、そ
の他の構成については第2図に示すものと略同様
である。 本実施例によれば、第1実施例と同様、単にス
コープを接続すれば使用できると共に、白色光用
と面順次式用とで光源部を共用し、且つ、光源部
とか回転フイルタ部を移動する移動手段を新たに
設ける必要もなく、低コスト化できると共に、小
型化できる。 また、前記実施例では、面順次照明の場合R,
W,Gで行うようにしているが、これに限定され
るものではなく、例えばR,G,W;W,G,
B;Cy(シアン)、Ye(黄)、W;Cy、W、Mg(マ
ゼンタ);W、Ye、Mg等で照明するようにもで
きる。 尚、本実施例において、出力回路80や、出力
回路113、あるいは第16図に示す出力回路等
を用いて出力端を面順次式とモザイク式とで共通
にしても良い。 また、コネクタ受け71にフアイバスコープ2
Eが接続され、コネクタ受け72に何も接続され
ない時は、カラーモニタ13に、ハアイバスコー
プ観察中であることを示す画像を表示するように
しても良い。 第20図及び第21図は本発明の第3実施例に
係り、第20図は内視鏡装置の外観を示す斜視
図、第21図は内視鏡装置の構成を示すブロツク
図である。 本実施例では、撮像装置本体191は別体化さ
れ、全てのスコープ2に共用される光源装置19
2と、ビデオプロセツサ部212とで構成されて
いる。 第20図に示すように光源装置192の前面下
部側にすべてのスコープ2に共通の光源用コネク
タ受け194が設けてあり、一方、ビデオプロセ
ツサ部212の前面上部側には信号用コネクタ受
け195が設けてあり、これらの両コネクタ受け
194,195はビデオプロセツサ部212の上
面に、光源装置192を重ねると、上下に隣接す
る位置となるように設けてある。 一方、面順次式電子スコープ2Aはそのコネク
タ197が光源用コネクタ部分と信号コネクタ部
分とが一体化され、第20図に示すように光源装
置192とビデオプロセツサ部212とを重ねた
状態にすると両コネクタ受け194,195に接
続できる。 一方、例えばモザイク式電子スコープ2Bはそ
のコネクタが光源用コネクタ198と信号用コネ
クタ199とに分かれており、コネクタ198,
199はそれぞれコネクタ受け194,195に
接続できる。また、例えば面順次式テレビカメラ
付きフアイバスコープ2Cについても光源用コネ
クタ198と信号用コネクタ200をそれぞれコ
ネクタ194,195に接続できる。 ところで、前記光源装置192は、第2図に示
す光源装置15と同様に、回転フイルタ部133
を移動可能にして、面順次式用と白色光用とで光
源ランプを共用できるようにしたものである。 尚、第2図におけるレンズ34は、この実施例
では2つのレンズ34′,34′にしている。 本実施例では、タイミングジエネレータ52が
ビデオプロセツサ部212側に設けられている。
前記光源装置192には、回転位置センサ51a
の出力をビデオプロセツサ部212の前記タイミ
ングジエネレータ52に送付したり、ビデオプロ
セツサ部212の識別回路28からの識別信号を
光源装置192の移動制御回路135に送付する
等のために、ケーブル201のコネクタ202,
202の一方を接続するコネクタ受け203が設
けてあり、同様にビデオプロセツサ部212にも
コネクタ受け203が設けてある。 また、前記光源装置192には、コネクタ受け
203に信号ケーブル201のコネクタ202が
接続されたか否かの接続検知回路204が設けら
れている。この接続検知回路204の検知出力
と、前記ケーブル201を介して入力される識別
回路28からの識別信号とが前記移動制御回路1
35に入力されるようになつている。そして、例
えば、ビデオプロセツサ部212が接続されない
状態、及びビデオプロセツサ212が接続され、
且つ、ビデオプロセツサ部212のコネクタ受け
195にモザイク式スコープ2Bまたは2Dが接
続された状態では、回転フイルタ部133をレー
ル134,134に沿つて光源ランプ31の光路
から退避した位置に移動させ、白色光を出力でき
るようになつている。一方、ビデオプロセツサ2
12が接続され、且つ、ビデオプロセツサ部21
2のコネクタ受け195に面順次式スコープ2A
または2Cが接続された状態では、回転フイルタ
部133を移動させ、光源ランプ31の光路中に
介装して、面順次の照明光を出力できるようにな
つている。 一方、ビデオプロセツサ部212は、第2図に
示す撮像装置本体1a内のビデオプロセツサ部と
略同様の構成で、信号の入力端が共通で、且つ、
出力回路80用いて、面順次式とモザイク式と
で、信号の出力端を共通にしたものである。この
ビデオプロセツサ部212内にもケーブル201
のコネクタ202がコネタ受け203に接続され
たか否かの接続検知回路210が設けてあり、こ
の検知回路210の出力は警告回路66に入力さ
れる。この警告回路66には、識別回路28から
面順次式スコープ2A,2Cあるいはモザイク式
スコープ2B,2Dが接続されたことを示す検知
信号が入力されるようになつている。そして、例
えば、光源装置192が接続されず、且つ、コネ
クタ受け195に面順次式スコープ2Aまたは2
Cが接続された状態のとき、警告ブザー213及
び警告灯214等で警告するようになつている。 その他の構成は第2図に示すビデオプロセツサ
と同様である。 本実施例によれば、種々の光源装置192と、
ビデオプロセツサ部212の組合せが可能にな
り、観察目的等に応じて選択して使用することが
できる。 尚、フアイバスコープ2Eのコネクタ5Eを、
光源装置192のコネクタ受け194に接続する
ことによつて、肉眼観察できることは、第1実施
例、第2実施例と同様である。 また、光源装置192において、回転フイルタ
部133の移動は、接続検知回路204、識別回
路28の出力によらず、マニユアルで行つても良
い。 尚、接続検知回路204,210等は、あつた
方が好ましいが、必ず必要というものではない。 また、出力回路80を設けずに、出力端を面順
次式とモザイク式とで別々にしても良いし、出力
回路80の代りに、第15図に示す出力回路11
3や、第16図に示す出力回路を設けても良い。 また、回転フイルタ部133を移動させる代り
に、光源ランプ31、レンズ34′,34′、及び
コネクタ受け194を一体的に移動するようにし
ても良い。 更に、第22図に示すように、前記回転フイル
タ33aの代りに、第18図に示すような回転/
停止制御回路161によつて回転/停止が制御さ
れる回転フイルタ152を用いて、面順次式照明
光をR,W,Bとすることによつて、光源ランプ
31を共用して、面順次式照明光と白色光とを出
力することも可能である。 尚、この場合には、前記ビデオプロセツサ部2
12では、第12図に示す面順次式プロセス回路
41aの代りに、第19図に示す面順次式プロセ
ス回路612を用いる。 第23図及び第24図は本発明の第4実施例に
係り、第23は回転フイルタを示す斜視図、第2
4図は第23図の他の状態を示す説明図である。 この実施例では、第23図に示すように、フイ
ルタ枠171にはR,G,Bの色透過フイルタ1
72R,172G,172Bが設けてあると共
に、例えばR,Bの色透過フイルタ172R,1
72Bの間の遮光部分に白色照明用孔173が設
けてあり、この孔173は、この孔173と中心
とを結ぶ線分途中位置を枢支点として回動自在に
取付けられた遮光板174によつて遮光できるよ
うにしてある。 即ち、前記遮光板174は、モータ32aによ
つてフイルタ枠171が回転された状態では、遠
心力によつて、第24図に示すように円板状遮光
部の中心位置と枢支点とを結ぶ方向が半径方向に
一致し、この状態では孔173を遮光板174で
遮ぐ状態になり、通常のR,G,Bの面順次照明
を行うことができる。 一方、停止すると、遠心力が働かないので、第
23図に示すように遮光板174は重力で孔17
3から退避するようにしてある。 前記フイルタ枠171は、停止状態では孔17
3が光源ランプとレンズ34を結ぶ光軸上にある
ように位置制御される。この位置制御用のため、
あるいはR,G,B面順次の際の固体撮像素子信
号読出しのタイミング検出用に、フイルタ枠17
1には周方向に多数の孔175,175…を設け
ると共に、フイルタ枠171の板面両側に発光素
子及びフオオトセンサ176を配置して位置検出
用ロータリエンコーダを形成している。尚、第2
3図において、フオトセンサ176はセンサ取付
け板177の先端に取付けてある。 尚、本実施例において、モータ32aは、例え
ば第17図に示す回転/停止制御回路161によ
り回転/停止の制御が行われ、また、ビデオプロ
セツサ側も例えば第17図と同様の構成にでき
る。ただし、面順次式プロセス回路162の代り
に第6図に示す面順次式プロセス回路41aが用
いられる。 また、第20図に示すように、光源装置をビデ
オプロセツサと別体化しても良い。 本実施例によれば、光源部や回転フイルタ部を
移動する移動手段を必要とせずに、光源ランプを
共用でき、また、面順次照明光は通常のR,G,
Bとなり、第6図に示すような通常の面順次プロ
セス回路を用いることができる。 第25図は第4実施例の変形例を示している。 この例では、フイルタ枠171に設けられた孔
173の回転方向の両側に、2つのスライド板3
50,350がフイルタ枠171の半径方向に延
設されている。このスライド板350,350間
には、前記孔173を覆うことが可能な大きさの
遮光板351がフイルタ枠171の半径方向に摺
動自在に嵌合している。この遮光板351は、一
端がこの遮光板351よりも中心側で前記フイル
タ枠171に固定されたばね352の他端に取付
けられ、このばね352によつて中心方向へ付勢
されている。また、前記孔173のフイルタ枠1
71の半径方向外側には、前記遮光板351の外
側への移動を規制するストツパピン355が設け
られている。 そして、前記遮光板351は、モータ32aに
よつてフイルタ枠171が回転された状態では、
遠心力によつて前記ばね352の付勢力に抗し
て、フイルタ枠171の半径方向外側に移動し、
前記孔173を遮ぐ状態になり、通常のR,G,
Bの面順次照明を行うことができるようになつて
いる。 一方、前記フイルタ枠171を停止すると、遠
心力が働かないので、第25図に示すように遮光
板351は、前記ばね352によつてフイルタ枠
171の半径方向内側に移動し、前記孔173か
ら退避するようになつている。 第26図及び第27図は第4実施例の他の変形
例を示している。 この例において、回転フイルタ170′は、第
23図に示すフイルタ枠171の孔173に凹レ
ンズ180が取付けてあり、この孔173を通る
断面で光源部分を示すと第27図のようになる。 前記凹レンズ180によつて、白色光での照明
の際にライトガイドフアイバ端面に集光される照
明光をデフオーカスして、ライトガイドフアイバ
を焼損しないようにしている。尚、凹レンズ18
0が介装されない場合、つまりフイルタを通した
場合には、ライトガイドフアイバ端面でフオーカ
スされるようにしてある。この場合にはフイルタ
で減光されることになるため、ライドガイドフア
イバ端面を焼損することは殆んどない。尚、凹レ
ンズ180を介装しないで、光軸方向にレンズ3
4とか光源ランプ31を(レール上を)移動し
て、白色光による照明の際にはデフオーカス、面
順次の場合にはフオーカス状態に設定するように
しても良い。 ところで、フアイバスコープ2Eに接続される
テレビカメラ8Cまたは8Dの固体撮像素子22
の画素数は、電子スコープ2A,2Bの固体撮像
素子18の画素数より大きくして、解像度を向上
するようにしても良い。尚、このようにテレビカ
メラ8Cまたは8Dの固体撮像素子の画素数を大
きくした場合には、テレビカメラ8C,8Dの場
合の画素数に対応した信号処理回路手段を設けれ
ば良い。 また、電子スコープ2A,2Bの各固体撮像素
子18の画素数は、同じでも良いし、異なつてい
ても良い。すなわち、例えば面順次式スコープの
画素数は少なくして、細径化、小型化を狙い、モ
ザイク式スコープの固体撮像素子は、面順次式の
スコープの固体撮像素子よりも画素数を多くし
て、より高解像度化するようにしても良い。テレ
ビカメラ8C,8Dの各固体撮像素子の画素数も
同じでも良いし、異なつていても良い。 更に、面順次式電子スコープ2Aとモザイク式
テレビカメラ8Dの固体撮像素子の画素数も同じ
でも良いし、異なつていても良い。すなわち、例
えば、面順次式電子スコープ2Aの固体撮像素子
の画素数を少なくして、細径化、小型化を狙い、
モザイク式テレビカメラ8Dの固体撮像素子の画
素数は、面順次式スコープ2Aの固体撮像素子よ
りも画素数を多くして、より高解像度化するよう
にしても良い。(テレビカメラは多少大型化して
も体外にあるため、あまり影響がなく高解像度化
した方が有利なため)また、モザイク式電子スコ
ープ2Bと面順次式テレビカメラ8Cの固体撮像
素子の画素数も同様に同じでも良いし、異なつて
いても良い。 尚、例えば、面順次式電子スコープ2Aの中で
も、その固体撮像素子の画素数あるいは、信号伝
送ケーブル長の異なるものを設けても良い。この
場合も、識別回路28で、タイプ信号発生回路2
7からタイプ信号によつて画素数や、信号ケーブ
ル長を識別して、ドライバ26の駆動の仕方を、
その画素数やケーブル長にマツチするように変更
するようにしても良い。また、その他のスコープ
2B,2C,2Dも同様にしても良い。 尚、上述の各実施例では、スコープ2A,2
B,2C,2Dと信号処理手段との信号の伝送
は、電気的なコネクタ手段を介して行なわれてい
るが、本発明は、これに限定されるものではな
く、光結合で信号の送受を行うようにしても良
い。この場合の電源としてはスコープの操作部等
に電池を収納するようにしても良いし、ライトガ
イドによる光を太陽電池等光起電力を有する素子
等で供給するようにしても良い。 また、フアイバスコープ2Eの接眼部に、面順
次式及びモザイク式のテレビカメラを一体化した
ものを装着し、切換スイツチ等で切換えて使用で
きるようにすることもできる。この場合、切換と
共に、光源側の照明方式及び信号処理方式も連動
して切換える。このようにすると、例えば動きの
ある部分の観察にはモザイク式を用い、動きが少
なく、解像度の高い像で観察したい場合には面順
次式を採用することができる。 尚、上述の各実施例において、光源ランプ31
等の発光特性の温度依存性を補正する補正回路手
段を設けるようにしても良い。 また、装着されるスコープの特性に応じて色温
度変換フイルタを光源ランプ31からの照明光の
光路中に介装するようにしても良い。これによ
り、電子スコープを使用する場合、使用される固
体撮像素子の分光特性に応じて、最適なエネルギ
ー分布を持つ光束を選択することが可能になる。 また、肉眼観察が可能なスコープとしては、フ
アイバスコープに限らず、像伝達手段としてリレ
ーレンズ等を用いたものでも良い。更に、本発明
は、このようなスコープの接眼部に面順次式ある
いはカラーモザイク式の撮像手段を備えたものに
も適用できる。 尚、上述した各実施例の一部等を組合わせて異
る実施例を構成することができ、これらも本発明
に属する。 [発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、面順次式
の撮像手段とカラーモザイク式の撮像手段の双方
を用いることができると共に、共通の接続手段に
よつて撮像方式の異なるスコープを照明手段及び
信号処理手段にそれぞれ接続でき、操作性が向上
されるという効果がある。
論理表に示すように制御することにより、画順次
式プロセス回路41aからの信号と、モザイク式
プロセス回路41bからの信号を信号処理するか
否か、選択できるようになつている。 更に、前記面順次式プロセス回路41aからの
信号を信号処理しない場合には、面順次式プロセ
ス回路41aからのR,G,B、信号をマトリツ
クス回路44a、逆マトリツクス回路回路44b
を通して再びR,G,B信号に戻すということが
行われず、前記面順次式プロセス回路41aから
のR,G,B信号は、切換スイツチSW5、ドラ
イバ42を通つて、直接RGB出力端から出力さ
れるようになつている。従つて、信号処理を行わ
ない場合の信号の劣化が防止される。 尚、第16図に示す例では、輝度信号Y、色差
信号R−Y,B−Yに対して信号処理を行うよう
にしているが、輝度信号のみに対し、信号処理を
行うようにしても良い。 第17図ないし第19図は本発明の第2実施例
に係り、第17図は撮像装置本体の構成を示すブ
ロツク図、第18図は回転フイルタを示す説明
図、第19図は面順次式プロセス回路を示すブロ
ツク図である。 本実施例は、面順次照明光をR,G,Bではな
く、R,W(白色光)、Bとすることによつて、面
順次式用と白色光用とで光源を共用できるように
したものである。 本実施例における撮像装置本体151内に収納
された光源装置15eでは、前記R,W,Bの照
明光で面順次照明するのに用いられる回転フイル
タ152に、第18図に示すように円板状フイル
タ枠153に扇状の窓部を設けて、各窓部には
R,W,Bを通過するR,W,Bの色透過フイル
タ154R,154W,154Bが取付けてあ
る。このWの透過フイルタ154WはR,G,B
を通すフイルタである。(尚、近似的に透明板に
して白色光を全て透過させるようにしても良い。) 尚、R,W,Bの色透過フイルタ154R,1
54W,154Bは固体撮像素子18または22
の感光特性に応じ、照明期間が異るように円弧状
長さを調整してある。 前記フイルタ枠153には、各R,W,Bで照
明した直後のリード時を検出できるように、R,
W,Bの色透過フイルタ154R,154W,1
54Bの(回転方向Aに関し)末端近傍にそれぞ
れリードパルス(検出)用孔155R,155
W,155Bが設けてある。これらリードパルス
用孔155R,155W,155Bの位置は、発
光素子とフイルタ枠153を挾むように対向配置
したフオトセンサ156に対向する位置に達した
場合、フオトセンサ156に発光素子の光がパル
ス状に受光されることにより検出できる。このパ
ルス状の光が検出されると、検出信号がタイミン
グジエネレータ52aに伝送され、ドライバ26
aまたは26bを介して固体撮像素子18または
22に読出し用の駆動パルスが印加されることに
なる。 前記フイルタ枠153には、例えばリードパル
ス用孔155Rに半径方向に隣接する位置にスタ
ートパルス用孔157が設けてあり、この位置が
フオトセンサ158に対向する位置に達すると、
フオトセンサ158はスタートパルスを出力す
る。 さらに、Wの色透過フイルタ154Wの位置を
検出するために、この色透過フイルタ154Wの
周方向外側位置に円弧状に長孔159が形成して
あり、この長孔159をフオトセンサ160で検
出することによつてWの色透過フイルタ154W
の位置を検出できるようにしてある。そして、こ
のフオトセンサ160の出力は、回転フイルタ1
52の停止位置を制御する。つまり回転フイルタ
152を回転駆動するモータ32aが回転駆動状
態にない場合には、回転フイルタ152の停止位
置はその長孔159がフオトセンサ160に対向
する位置となるよに、フオトセンサ160の出力
が回転/停止制御位置161に入力され、回転フ
イルタ152の停止位置を制御する。この停止位
置状態では、光源ランプ31の照明光は、Wの色
透過フイルタ154Wを通り、光源用コネクタ受
け71に対向し、白色の照明光を供給できるよう
になつている。尚、コネクタ受け71にフアイバ
スコープが接続され、コネクタ受け72には何も
接続されないとき、あるいはコネクタ受け71,
72とも何も接続されないとき、(この両状態は、
識別回路がハイインピーダンス状態を検知するこ
とで識別可能である。)あるいは、モザイク式ス
コープが接続されたとき、この白色照明状態とな
る。 一方、面順次式スコープが接続されると、その
接続が識別回路28で検知され、回転/停止制御
回路161にモータ32aを回転駆動する指令信
号を出力し、モータ32aを回転駆動させ、面順
次照明状態にする。 尚、本実施例においても、第1実施例と同様
に、撮像装置本体151の光源用コネクタ受け7
1は白色光用及び面順次式用に共用される。ま
た、信号用コネタ受け72も面順次式及びモザイ
ク式とで、共用されるものにしてある。従つて、
光源用コネクタ受け71と信号用コネクタ受け7
2は、例えば第1図に示すようになる。 ところで、本実施例では面順次照明光がR,
G,Bでないため、面順次プロセス回路162は
例えば第19図に示すような構成になつている。
即ち、第6図に示すプロセス回路41aにおい
て、Gフレームメモリ58Gの代りにWフレーム
メモリ58Wに置換され(メモリ内容は異るがハ
ード的には同一フレームメモリを用いることがで
きる)、さらにWフレームメモリ58Wから読出
され、D/Aコンバータ59でアナログ信号にさ
れたW色信号は減算器163に入力され、R色信
号及びB色信号を減算してG色信号を生成してい
る。その他は第6図に示すプロセス回路41aと
同様である。 尚、本実施例では、タイミングジエネレータ5
2aが共通化され、前記識別回路28は、このタ
イミングジエネレータ52aにも制御信号を送
り、いずれの方式にも対処できるようにしてい
る。 前記第17図に示す撮像装置本体151は、そ
の他の構成については第2図に示すものと略同様
である。 本実施例によれば、第1実施例と同様、単にス
コープを接続すれば使用できると共に、白色光用
と面順次式用とで光源部を共用し、且つ、光源部
とか回転フイルタ部を移動する移動手段を新たに
設ける必要もなく、低コスト化できると共に、小
型化できる。 また、前記実施例では、面順次照明の場合R,
W,Gで行うようにしているが、これに限定され
るものではなく、例えばR,G,W;W,G,
B;Cy(シアン)、Ye(黄)、W;Cy、W、Mg(マ
ゼンタ);W、Ye、Mg等で照明するようにもで
きる。 尚、本実施例において、出力回路80や、出力
回路113、あるいは第16図に示す出力回路等
を用いて出力端を面順次式とモザイク式とで共通
にしても良い。 また、コネクタ受け71にフアイバスコープ2
Eが接続され、コネクタ受け72に何も接続され
ない時は、カラーモニタ13に、ハアイバスコー
プ観察中であることを示す画像を表示するように
しても良い。 第20図及び第21図は本発明の第3実施例に
係り、第20図は内視鏡装置の外観を示す斜視
図、第21図は内視鏡装置の構成を示すブロツク
図である。 本実施例では、撮像装置本体191は別体化さ
れ、全てのスコープ2に共用される光源装置19
2と、ビデオプロセツサ部212とで構成されて
いる。 第20図に示すように光源装置192の前面下
部側にすべてのスコープ2に共通の光源用コネク
タ受け194が設けてあり、一方、ビデオプロセ
ツサ部212の前面上部側には信号用コネクタ受
け195が設けてあり、これらの両コネクタ受け
194,195はビデオプロセツサ部212の上
面に、光源装置192を重ねると、上下に隣接す
る位置となるように設けてある。 一方、面順次式電子スコープ2Aはそのコネク
タ197が光源用コネクタ部分と信号コネクタ部
分とが一体化され、第20図に示すように光源装
置192とビデオプロセツサ部212とを重ねた
状態にすると両コネクタ受け194,195に接
続できる。 一方、例えばモザイク式電子スコープ2Bはそ
のコネクタが光源用コネクタ198と信号用コネ
クタ199とに分かれており、コネクタ198,
199はそれぞれコネクタ受け194,195に
接続できる。また、例えば面順次式テレビカメラ
付きフアイバスコープ2Cについても光源用コネ
クタ198と信号用コネクタ200をそれぞれコ
ネクタ194,195に接続できる。 ところで、前記光源装置192は、第2図に示
す光源装置15と同様に、回転フイルタ部133
を移動可能にして、面順次式用と白色光用とで光
源ランプを共用できるようにしたものである。 尚、第2図におけるレンズ34は、この実施例
では2つのレンズ34′,34′にしている。 本実施例では、タイミングジエネレータ52が
ビデオプロセツサ部212側に設けられている。
前記光源装置192には、回転位置センサ51a
の出力をビデオプロセツサ部212の前記タイミ
ングジエネレータ52に送付したり、ビデオプロ
セツサ部212の識別回路28からの識別信号を
光源装置192の移動制御回路135に送付する
等のために、ケーブル201のコネクタ202,
202の一方を接続するコネクタ受け203が設
けてあり、同様にビデオプロセツサ部212にも
コネクタ受け203が設けてある。 また、前記光源装置192には、コネクタ受け
203に信号ケーブル201のコネクタ202が
接続されたか否かの接続検知回路204が設けら
れている。この接続検知回路204の検知出力
と、前記ケーブル201を介して入力される識別
回路28からの識別信号とが前記移動制御回路1
35に入力されるようになつている。そして、例
えば、ビデオプロセツサ部212が接続されない
状態、及びビデオプロセツサ212が接続され、
且つ、ビデオプロセツサ部212のコネクタ受け
195にモザイク式スコープ2Bまたは2Dが接
続された状態では、回転フイルタ部133をレー
ル134,134に沿つて光源ランプ31の光路
から退避した位置に移動させ、白色光を出力でき
るようになつている。一方、ビデオプロセツサ2
12が接続され、且つ、ビデオプロセツサ部21
2のコネクタ受け195に面順次式スコープ2A
または2Cが接続された状態では、回転フイルタ
部133を移動させ、光源ランプ31の光路中に
介装して、面順次の照明光を出力できるようにな
つている。 一方、ビデオプロセツサ部212は、第2図に
示す撮像装置本体1a内のビデオプロセツサ部と
略同様の構成で、信号の入力端が共通で、且つ、
出力回路80用いて、面順次式とモザイク式と
で、信号の出力端を共通にしたものである。この
ビデオプロセツサ部212内にもケーブル201
のコネクタ202がコネタ受け203に接続され
たか否かの接続検知回路210が設けてあり、こ
の検知回路210の出力は警告回路66に入力さ
れる。この警告回路66には、識別回路28から
面順次式スコープ2A,2Cあるいはモザイク式
スコープ2B,2Dが接続されたことを示す検知
信号が入力されるようになつている。そして、例
えば、光源装置192が接続されず、且つ、コネ
クタ受け195に面順次式スコープ2Aまたは2
Cが接続された状態のとき、警告ブザー213及
び警告灯214等で警告するようになつている。 その他の構成は第2図に示すビデオプロセツサ
と同様である。 本実施例によれば、種々の光源装置192と、
ビデオプロセツサ部212の組合せが可能にな
り、観察目的等に応じて選択して使用することが
できる。 尚、フアイバスコープ2Eのコネクタ5Eを、
光源装置192のコネクタ受け194に接続する
ことによつて、肉眼観察できることは、第1実施
例、第2実施例と同様である。 また、光源装置192において、回転フイルタ
部133の移動は、接続検知回路204、識別回
路28の出力によらず、マニユアルで行つても良
い。 尚、接続検知回路204,210等は、あつた
方が好ましいが、必ず必要というものではない。 また、出力回路80を設けずに、出力端を面順
次式とモザイク式とで別々にしても良いし、出力
回路80の代りに、第15図に示す出力回路11
3や、第16図に示す出力回路を設けても良い。 また、回転フイルタ部133を移動させる代り
に、光源ランプ31、レンズ34′,34′、及び
コネクタ受け194を一体的に移動するようにし
ても良い。 更に、第22図に示すように、前記回転フイル
タ33aの代りに、第18図に示すような回転/
停止制御回路161によつて回転/停止が制御さ
れる回転フイルタ152を用いて、面順次式照明
光をR,W,Bとすることによつて、光源ランプ
31を共用して、面順次式照明光と白色光とを出
力することも可能である。 尚、この場合には、前記ビデオプロセツサ部2
12では、第12図に示す面順次式プロセス回路
41aの代りに、第19図に示す面順次式プロセ
ス回路612を用いる。 第23図及び第24図は本発明の第4実施例に
係り、第23は回転フイルタを示す斜視図、第2
4図は第23図の他の状態を示す説明図である。 この実施例では、第23図に示すように、フイ
ルタ枠171にはR,G,Bの色透過フイルタ1
72R,172G,172Bが設けてあると共
に、例えばR,Bの色透過フイルタ172R,1
72Bの間の遮光部分に白色照明用孔173が設
けてあり、この孔173は、この孔173と中心
とを結ぶ線分途中位置を枢支点として回動自在に
取付けられた遮光板174によつて遮光できるよ
うにしてある。 即ち、前記遮光板174は、モータ32aによ
つてフイルタ枠171が回転された状態では、遠
心力によつて、第24図に示すように円板状遮光
部の中心位置と枢支点とを結ぶ方向が半径方向に
一致し、この状態では孔173を遮光板174で
遮ぐ状態になり、通常のR,G,Bの面順次照明
を行うことができる。 一方、停止すると、遠心力が働かないので、第
23図に示すように遮光板174は重力で孔17
3から退避するようにしてある。 前記フイルタ枠171は、停止状態では孔17
3が光源ランプとレンズ34を結ぶ光軸上にある
ように位置制御される。この位置制御用のため、
あるいはR,G,B面順次の際の固体撮像素子信
号読出しのタイミング検出用に、フイルタ枠17
1には周方向に多数の孔175,175…を設け
ると共に、フイルタ枠171の板面両側に発光素
子及びフオオトセンサ176を配置して位置検出
用ロータリエンコーダを形成している。尚、第2
3図において、フオトセンサ176はセンサ取付
け板177の先端に取付けてある。 尚、本実施例において、モータ32aは、例え
ば第17図に示す回転/停止制御回路161によ
り回転/停止の制御が行われ、また、ビデオプロ
セツサ側も例えば第17図と同様の構成にでき
る。ただし、面順次式プロセス回路162の代り
に第6図に示す面順次式プロセス回路41aが用
いられる。 また、第20図に示すように、光源装置をビデ
オプロセツサと別体化しても良い。 本実施例によれば、光源部や回転フイルタ部を
移動する移動手段を必要とせずに、光源ランプを
共用でき、また、面順次照明光は通常のR,G,
Bとなり、第6図に示すような通常の面順次プロ
セス回路を用いることができる。 第25図は第4実施例の変形例を示している。 この例では、フイルタ枠171に設けられた孔
173の回転方向の両側に、2つのスライド板3
50,350がフイルタ枠171の半径方向に延
設されている。このスライド板350,350間
には、前記孔173を覆うことが可能な大きさの
遮光板351がフイルタ枠171の半径方向に摺
動自在に嵌合している。この遮光板351は、一
端がこの遮光板351よりも中心側で前記フイル
タ枠171に固定されたばね352の他端に取付
けられ、このばね352によつて中心方向へ付勢
されている。また、前記孔173のフイルタ枠1
71の半径方向外側には、前記遮光板351の外
側への移動を規制するストツパピン355が設け
られている。 そして、前記遮光板351は、モータ32aに
よつてフイルタ枠171が回転された状態では、
遠心力によつて前記ばね352の付勢力に抗し
て、フイルタ枠171の半径方向外側に移動し、
前記孔173を遮ぐ状態になり、通常のR,G,
Bの面順次照明を行うことができるようになつて
いる。 一方、前記フイルタ枠171を停止すると、遠
心力が働かないので、第25図に示すように遮光
板351は、前記ばね352によつてフイルタ枠
171の半径方向内側に移動し、前記孔173か
ら退避するようになつている。 第26図及び第27図は第4実施例の他の変形
例を示している。 この例において、回転フイルタ170′は、第
23図に示すフイルタ枠171の孔173に凹レ
ンズ180が取付けてあり、この孔173を通る
断面で光源部分を示すと第27図のようになる。 前記凹レンズ180によつて、白色光での照明
の際にライトガイドフアイバ端面に集光される照
明光をデフオーカスして、ライトガイドフアイバ
を焼損しないようにしている。尚、凹レンズ18
0が介装されない場合、つまりフイルタを通した
場合には、ライトガイドフアイバ端面でフオーカ
スされるようにしてある。この場合にはフイルタ
で減光されることになるため、ライドガイドフア
イバ端面を焼損することは殆んどない。尚、凹レ
ンズ180を介装しないで、光軸方向にレンズ3
4とか光源ランプ31を(レール上を)移動し
て、白色光による照明の際にはデフオーカス、面
順次の場合にはフオーカス状態に設定するように
しても良い。 ところで、フアイバスコープ2Eに接続される
テレビカメラ8Cまたは8Dの固体撮像素子22
の画素数は、電子スコープ2A,2Bの固体撮像
素子18の画素数より大きくして、解像度を向上
するようにしても良い。尚、このようにテレビカ
メラ8Cまたは8Dの固体撮像素子の画素数を大
きくした場合には、テレビカメラ8C,8Dの場
合の画素数に対応した信号処理回路手段を設けれ
ば良い。 また、電子スコープ2A,2Bの各固体撮像素
子18の画素数は、同じでも良いし、異なつてい
ても良い。すなわち、例えば面順次式スコープの
画素数は少なくして、細径化、小型化を狙い、モ
ザイク式スコープの固体撮像素子は、面順次式の
スコープの固体撮像素子よりも画素数を多くし
て、より高解像度化するようにしても良い。テレ
ビカメラ8C,8Dの各固体撮像素子の画素数も
同じでも良いし、異なつていても良い。 更に、面順次式電子スコープ2Aとモザイク式
テレビカメラ8Dの固体撮像素子の画素数も同じ
でも良いし、異なつていても良い。すなわち、例
えば、面順次式電子スコープ2Aの固体撮像素子
の画素数を少なくして、細径化、小型化を狙い、
モザイク式テレビカメラ8Dの固体撮像素子の画
素数は、面順次式スコープ2Aの固体撮像素子よ
りも画素数を多くして、より高解像度化するよう
にしても良い。(テレビカメラは多少大型化して
も体外にあるため、あまり影響がなく高解像度化
した方が有利なため)また、モザイク式電子スコ
ープ2Bと面順次式テレビカメラ8Cの固体撮像
素子の画素数も同様に同じでも良いし、異なつて
いても良い。 尚、例えば、面順次式電子スコープ2Aの中で
も、その固体撮像素子の画素数あるいは、信号伝
送ケーブル長の異なるものを設けても良い。この
場合も、識別回路28で、タイプ信号発生回路2
7からタイプ信号によつて画素数や、信号ケーブ
ル長を識別して、ドライバ26の駆動の仕方を、
その画素数やケーブル長にマツチするように変更
するようにしても良い。また、その他のスコープ
2B,2C,2Dも同様にしても良い。 尚、上述の各実施例では、スコープ2A,2
B,2C,2Dと信号処理手段との信号の伝送
は、電気的なコネクタ手段を介して行なわれてい
るが、本発明は、これに限定されるものではな
く、光結合で信号の送受を行うようにしても良
い。この場合の電源としてはスコープの操作部等
に電池を収納するようにしても良いし、ライトガ
イドによる光を太陽電池等光起電力を有する素子
等で供給するようにしても良い。 また、フアイバスコープ2Eの接眼部に、面順
次式及びモザイク式のテレビカメラを一体化した
ものを装着し、切換スイツチ等で切換えて使用で
きるようにすることもできる。この場合、切換と
共に、光源側の照明方式及び信号処理方式も連動
して切換える。このようにすると、例えば動きの
ある部分の観察にはモザイク式を用い、動きが少
なく、解像度の高い像で観察したい場合には面順
次式を採用することができる。 尚、上述の各実施例において、光源ランプ31
等の発光特性の温度依存性を補正する補正回路手
段を設けるようにしても良い。 また、装着されるスコープの特性に応じて色温
度変換フイルタを光源ランプ31からの照明光の
光路中に介装するようにしても良い。これによ
り、電子スコープを使用する場合、使用される固
体撮像素子の分光特性に応じて、最適なエネルギ
ー分布を持つ光束を選択することが可能になる。 また、肉眼観察が可能なスコープとしては、フ
アイバスコープに限らず、像伝達手段としてリレ
ーレンズ等を用いたものでも良い。更に、本発明
は、このようなスコープの接眼部に面順次式ある
いはカラーモザイク式の撮像手段を備えたものに
も適用できる。 尚、上述した各実施例の一部等を組合わせて異
る実施例を構成することができ、これらも本発明
に属する。 [発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、面順次式
の撮像手段とカラーモザイク式の撮像手段の双方
を用いることができると共に、共通の接続手段に
よつて撮像方式の異なるスコープを照明手段及び
信号処理手段にそれぞれ接続でき、操作性が向上
されるという効果がある。
第1図ないし第8図は本発明の第1実施例に係
り、第1図は内視鏡装置のシステム全体を示す斜
視図、第2図は撮像装置本体の構成を示すブロツ
ク図、第3図は面順次式外付けカメラ付きフアイ
バスコープの構成を示す説明図、第4図はカラー
モザイク式外付けカメラ付きフアイバスコープの
構成を示す説明図、第5図はフアイバスコープの
構成を示す説明図、第6図は面順次式プロセス回
路の構成を示すブロツク図、第7図はモザイク式
プロセス回路の構成を示すブロツク図、第8図は
回転フイルタ部の他の状態を示す説明図、第9図
及び第10図は第1実施例における光源装置の具
体的構成の一例を示す説明図及び斜視図、第11
図は第10図の変形例を示す斜視図、第12図及
び第13図は第1実施例における回転フイルタ部
の移動機構の変形例を示す説明図、第14図は第
1実施例の変形例に係る出力回路の構成を示すブ
ロツク図、第15図及び第16図は出力回路の変
形例を示すブロツク図、第17図ないし第19図
は本発明の第2実施例に係り、第17図は撮像装
置本体の構成を示すブロツク図、第18図は回転
フイルタを示す説明図、第19図は面順次式プロ
セス回路を示すブロツク図、第20図及び第21
図は本発明の第3実施例に係り、第20図は内視
鏡装置の外観を示す斜視図、第21図は内視鏡装
置の構成を示すブロツク図、第22図は第3実施
例の変形例に係る光源装置の構成を示すブロツク
図、第23図及び第24図は本発明の第4実施例
に係り、第23は回転フイルタを示す斜視図、第
24図は第23図の他の状態を示す説明図、第2
5図は第4実施例の変形例に係る回転フイルタを
示す説明図、第26図及び第27図は第4実施例
の他の変形例に係り、第26図は回転フイルタの
説明図、第27図は第26図の部分断面図であ
る。 1……内視鏡装置、1a……撮像装置本体、2
A……面順次式電子スコープ、2B……カラーモ
ザイク式電子スコープ、2C……面順次式テレビ
カメラ付きフアイバスコープ、2D……カラーモ
ザイク式テレビカメラ付きフアイバスコープ、2
E……フアイバスコープ、5A,5B,5C,5
D,5E……光源用コネクタ、6A,6B,6
C,6D……信号用コネクタ、15……光源装
置、25a……面順次式ビデオプロセツサ、25
b……カラーモザイク式ビデオプロセツサ、31
……光源ランプ、33a……回転フイルタ、71
……光源用コネクタ受け、72……信号用コネク
タ受け、133……回転フイルタ部。
り、第1図は内視鏡装置のシステム全体を示す斜
視図、第2図は撮像装置本体の構成を示すブロツ
ク図、第3図は面順次式外付けカメラ付きフアイ
バスコープの構成を示す説明図、第4図はカラー
モザイク式外付けカメラ付きフアイバスコープの
構成を示す説明図、第5図はフアイバスコープの
構成を示す説明図、第6図は面順次式プロセス回
路の構成を示すブロツク図、第7図はモザイク式
プロセス回路の構成を示すブロツク図、第8図は
回転フイルタ部の他の状態を示す説明図、第9図
及び第10図は第1実施例における光源装置の具
体的構成の一例を示す説明図及び斜視図、第11
図は第10図の変形例を示す斜視図、第12図及
び第13図は第1実施例における回転フイルタ部
の移動機構の変形例を示す説明図、第14図は第
1実施例の変形例に係る出力回路の構成を示すブ
ロツク図、第15図及び第16図は出力回路の変
形例を示すブロツク図、第17図ないし第19図
は本発明の第2実施例に係り、第17図は撮像装
置本体の構成を示すブロツク図、第18図は回転
フイルタを示す説明図、第19図は面順次式プロ
セス回路を示すブロツク図、第20図及び第21
図は本発明の第3実施例に係り、第20図は内視
鏡装置の外観を示す斜視図、第21図は内視鏡装
置の構成を示すブロツク図、第22図は第3実施
例の変形例に係る光源装置の構成を示すブロツク
図、第23図及び第24図は本発明の第4実施例
に係り、第23は回転フイルタを示す斜視図、第
24図は第23図の他の状態を示す説明図、第2
5図は第4実施例の変形例に係る回転フイルタを
示す説明図、第26図及び第27図は第4実施例
の他の変形例に係り、第26図は回転フイルタの
説明図、第27図は第26図の部分断面図であ
る。 1……内視鏡装置、1a……撮像装置本体、2
A……面順次式電子スコープ、2B……カラーモ
ザイク式電子スコープ、2C……面順次式テレビ
カメラ付きフアイバスコープ、2D……カラーモ
ザイク式テレビカメラ付きフアイバスコープ、2
E……フアイバスコープ、5A,5B,5C,5
D,5E……光源用コネクタ、6A,6B,6
C,6D……信号用コネクタ、15……光源装
置、25a……面順次式ビデオプロセツサ、25
b……カラーモザイク式ビデオプロセツサ、31
……光源ランプ、33a……回転フイルタ、71
……光源用コネクタ受け、72……信号用コネク
タ受け、133……回転フイルタ部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 面順次式のカラー撮像手段を備えたスコープ
と、カラーモザイク式のカラー撮像手段を備えた
スコープと、前記両スコープに適合する照明光を
供給する照明手段と、前記両スコープに対する信
号処理を行う信号処理手段と、前記照明手段に前
記両スコープを接続可能とし、両スコープに対し
て共通の照明用接続手段と、前記信号処理手段に
前記両スコープを接続可能とし、両スコープに対
して共通の信号用接続手段とを具備したことを特
徴とする内視鏡用撮像装置。 2 前記照明用接続手段は、光学式の像伝送用手
段を有する光学式のスコープが接続可能であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の内視
鏡用撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62054593A JPS63220836A (ja) | 1987-03-10 | 1987-03-10 | 内視鏡用撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62054593A JPS63220836A (ja) | 1987-03-10 | 1987-03-10 | 内視鏡用撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63220836A JPS63220836A (ja) | 1988-09-14 |
JPH0452139B2 true JPH0452139B2 (ja) | 1992-08-21 |
Family
ID=12975024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62054593A Granted JPS63220836A (ja) | 1987-03-10 | 1987-03-10 | 内視鏡用撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63220836A (ja) |
-
1987
- 1987-03-10 JP JP62054593A patent/JPS63220836A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63220836A (ja) | 1988-09-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |