JPH1129440A - ヘアクリーム - Google Patents

ヘアクリーム

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JPH1129440A
JPH1129440A JP9202394A JP20239497A JPH1129440A JP H1129440 A JPH1129440 A JP H1129440A JP 9202394 A JP9202394 A JP 9202394A JP 20239497 A JP20239497 A JP 20239497A JP H1129440 A JPH1129440 A JP H1129440A
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JP
Japan
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hair cream
hair
lauryl ether
stickiness
polyoxyethylene
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JP9202394A
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Satoshi Ogawa
聡 小川
Kazuki Fujii
一樹 藤井
Katsumi Kanayama
勝美 金山
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MIRUBON KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 たっぷり使用してもべたつきが少なく、所望
のスタイルに仕上げることができるヘアクリームを提供
する。 【解決手段】 ポリアクリル酸アミドとポリオキシエチ
レンラウリルエーテルとを含有させてヘアクリームを調
製する。上記ポリアクリル酸アミドのヘアクリーム中の
含有量としては0.3〜10重量%が好ましく、またポ
リオキシエチレンラウリルエーテルのヘアクリーム中の
含有量としては0.04〜1.5重量%が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘアクリームに関し、
さらに詳しくは、たっぷり使用してもべたつきが少ない
ヘアクリームに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のヘアクリームは、高級アルコール
や界面活性剤で製品の粘度を調整し、クリーム剤型を保
っていた。
【0003】しかしながら、高級アルコールや界面活性
剤の影響でべたつきやすく、付けすぎると、毛髪がべた
ついて所望するスタイルにできないという問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来技術の問題点を解決し、たっぷり使用してもべた
つきの少ないヘアクリームを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヘアクリーム
にポリアクリル酸アミドとポリオキシエチレンラウリル
エーテルとを含有させることによって、上記課題を解決
したものである。
【0006】すなわち、本発明では、ポリアクリル酸ア
ミドを用いて乳化するので、界面活性剤の使用量を減少
させ、かつ界面活性剤としてポリオキシエチレンラウリ
ルエーテルを用いることによって、べたつきを低減する
ことができる。従って、たっぷり使用してもべたつきが
少なく、所望のスタイルに仕上げることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において、ポリアクリル酸
アミドのヘアクリーム中での含有量としては、0.3〜
10重量%、特に0.6〜3重量%が好ましい。ポリア
クリル酸アミドの含有量が上記範囲より少ない場合は、
ヘアクリームのゲル強度が低くなり、毛髪がべたつくお
それがあり、また、ポリアクリル酸アミドの含有量が上
記範囲より多い場合は、ヘアクリームのゲル強度が高く
なりすぎて、毛髪が硬く、すべりが悪くなるおそれがあ
る。
【0008】また、本発明において、ポリオキシエチレ
ンラウリルエーテルのヘアクリーム中での含有量として
は、0.04〜1.5重量%、特に0.09〜0.15
重量%が好ましい。ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ルの含有量が上記範囲より少ない場合は、ヘアクリーム
のゲル強度が低くなって、塗布感が悪くなり、毛髪がべ
たつくおそれがあり、ポリオキシエチレンラウリルエー
テルの含有量が上記範囲より多い場合は、ヘアクリーム
のゲル強度が高くなりすぎて、毛髪が硬く、すべりが悪
くなるおそれがある。
【0009】上記ポリオキシエチレンラウリルエーテル
としては、エチレンオキサイドのモル数が2〜50モル
程度のもの、特に2〜15モル程度のものが好ましく、
具体的には、たとえば、ポリオキシエチレン(2EO)
ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(3EO)ラウ
リルエーテル、ポリオキシエチレン(4.2EO)ラウ
リルエーテル、ポリオキシエチレン(5EO)ラウリル
エーテル、ポリオキシエチレン(7EO)ラウリルエー
テル、ポリオキシエチレン(9EO)ラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレン(10EO)ラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレン(12EO)ラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレン(15EO)ラウリルエーテル
などが好ましい。
【0010】本発明においては、ポリアクリル酸アミド
およびポリオキシエチレンラウリルエーテルを前記のご
とく含有させ、そのポリアクリル酸アミドの含有によっ
て界面活性剤の使用量を低減できるようにし、界面活性
剤としてポリオキシエチレンラウリルエーテルを用いる
ことによって、べたつきを低減できるようにしている
が、それ以外に関しては従来と同様に構成することがで
きる。
【0011】たとえば、本発明においては、上記ポリア
クリル酸アミドとポリオキシエチレンラウリルエーテル
と共に軽質流動パラフィンを必要とする。
【0012】この軽質流動パラフィンは、ヘアクリーム
中において、毛髪保護剤としての作用をし、また乳化助
剤としての作用もするが、この軽質流動パラフィンのヘ
アクリーム中の含有量としては従来同様に0.1〜3重
量%、特に0.3〜1重量%であることが好ましい。
【0013】また、本発明のヘアクリームにおいては、
上記ポリアクリル酸アミド、ポリオキシエチレンラウリ
ルエーテル、軽質流動パラフィンなどの必須成分以外に
も、アボカド油、メチルポリオキシシロキサン、パラベ
ン、dl−ピロリドン酸ナトリウム液のような保湿剤、
植物抽出物、加水分解タンパクなどを適宜含有させても
よい。
【0014】また、本発明においては、ポリオキシエチ
レンラウリルエーテル以外の界面活性剤も含有させるこ
とができるが、ポリアクリル酸アミドで乳化するので、
従来のように、界面活性剤を多量に要しない。
【0015】すなわち、従来は界面活性剤で高級アルコ
ールなどを乳化していたので、ヘアクリーム中に界面活
性剤を3〜8重量%程度用いることが必要であったが、
本発明では、ポリオキシエチレンラウリルエーテルを含
み界面活性剤の含有量は1.5重量%以下でよく、従っ
て、べたつきを防止することができる。
【0016】また、本発明においては、従来のヘアクリ
ームのように高級アルコールを含有させることを要しな
いので、高級アルコールに基づくべたつきを防止するこ
とができる。ただし、べたつきを生じない範囲で高級ア
ルコールを含有させてもよい。
【0017】本発明のヘアクリームは、上記成分を精製
水中に乳化状態で含有させることによって調製される
が、その調製方法は特に限定されることなく、従来と同
様に行うことができる。
【0018】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。なお、以下の実施例などにおい
て溶液や分散液の濃度を示す%は重量%である。
【0019】実施例1および比較例1〜3 表1に示す組成で実施例1および比較例1〜3のヘアク
リームを調製した。各成分の配合量は重量部である。
【0020】
【表1】
【0021】上記のように調製した実施例1および比較
例1〜3のヘアクリームについて、そのべたつきおよび
仕上り性について調べた。その結果を表2に示す。上記
べたつきおよび仕上り性の評価方法は次の通りである。
なお、べたつきに関してはべたつきの少なさを「耐べた
つき性」として評価する。
【0022】耐べたつき性:染毛処理後の毛髪に上記4
種類のヘアクリームをそれぞれ5gずつ別々に塗布し、
それを10人のパネラーに指触により評価させ、4種類
のヘアクリーム中、最もべたつきの少ないものを4点と
し、以下、べたつきの少ない順に3点、2点とし、最も
べたつきの多いものを1点とし、評価結果を表2に10
人の平均点で示す。
【0023】仕上り性:まず、実施例1のヘアクリーム
を毛髪に一定のスタイルをととのえつつ塗布し、塗布量
がこれ以上になるとべたつきが生じるという程度まで塗
布し、それを基準にして、比較例1〜3のヘアクリーム
を上記実施例1の場合と同程度のべたつきになるまで塗
布し(当然、実施例1のヘアクリームより塗布量が少な
くなる)、その段階でスタイルの仕上り性を10人のパ
ネラーに評価させ、上記4種類のヘアクリーム中、最も
仕上り性のよいものを4点とし、以下、仕上り性のよい
ものの順に3点、2点とし、最も仕上り性の悪いものを
1点として、評価結果を表2に10人の平均値で示す。
【0024】
【表2】
【0025】表2に示すように、実施例1のヘアクリー
ムは、比較例1〜3のヘアクリームに比べて、耐べたつ
き性、仕上り性とも、評価点が高く、実施例1のヘアク
リームがべたつき少なく、仕上り性が良好であることが
明らかにされていた。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、たっ
ぷり使用してもべたつきが少なく、従って、べたつきを
生じることなく、所望のスタイルに仕上げることができ
るヘアクリームを提供することができた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアクリル酸アミドとポリオキシエチ
    レンラウリルエーテルとを含有することを特徴とするヘ
    アクリーム。
  2. 【請求項2】 ポリアクリル酸アミドの含有量が0.3
    〜10重量%で、ポリオキシエチレンラウリルエーテル
    の含有量が0.04〜1.5重量%である請求項1記載
    のヘアクリーム。
JP20239497A 1997-07-11 1997-07-11 ヘアクリーム Expired - Lifetime JP3285196B2 (ja)

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