JP2005041809A - W/o乳化化粧料 - Google Patents

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Takayuki Morikawa
貴行 森川
Hideki Morimoto
秀樹 森本
Kunihiro Miyamoto
國寛 宮本
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Abstract

【課題】L−アスコルビン酸誘導体を乳化化粧料に応用しようとした場合、特有のべたつき感が生じる問題があったが、これを抑制し使用感に優れ、良好な安定性を有するW/O乳化化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分:
(A)特定の架橋型ポリエーテル変性シリコーン
(B)水溶性L−アスコルビン酸誘導体
(C)有機酸塩
(D)シリコーンオイル
を含有することを特徴とするW/O乳化化粧料で、これは水溶性L−アスコルビン酸誘導体のべたつき感を低減し、かつ安定性にも優れている。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はW/O乳化化粧料に関し、詳細には、水溶性L−アスコルビン酸誘導体のべたつき感を低減し、かつ安定性に優れたW/O乳化化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】、美白効果や抗酸化作用を付与する目的で、各種の水溶性L−アスコルビン酸誘導体が用いられている。(特許文献1,2)また水溶性L−アスコルビン酸誘導体のべたつきを抑える目的で変性シリコーンを配合した乳化化粧料が開示されている。(特許文献3)
【0003】
【特許文献1】
特開昭63−243014号公報
【特許文献2】
特開平5−41409号公報
【特許文献3】
特開2003−81757号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水溶性−アスコルビン酸誘導体を乳化化粧料に応用しようとした場合、べたつき感を生じるという問題点があった。したがって、水溶性L−アスコルビン酸誘導体を配合してもべたつき感が少なく、良好な安定性を有するW/O乳化化粧料の開発が望まれていた。
【0005】
【問題を解決するための手段】このような課題を鑑み、本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、特定の架橋型ポリエーテル変性シリコーンを配合することにより、水溶性L−アスコルビン酸誘導体のべたつき感を低減し、かつ安定性の優れた乳化化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明は、次の成分(A)〜(D);
(A)特定の架橋型ポリエーテル変性シリコーン
(B)水溶性L−アスコルビン酸誘導体
(C)有機酸塩
(D)シリコーンオイルを含有することを特徴とするW/O乳化化粧料である。
以下、詳述する。
【0007】
【本発明の実施の形態】本発明に用いられる成分(A)の架橋型ポリエーテル変性シリコーンは、メチルハイドロジェンポリシロキサンとポリオキシエチレンジアリルエーテルとを付加重合して得られたポリシロキサンをポリオキシエチレンで架橋変性したものである。具体的には、KSG−210、KSG−31、(以上、信越化学工業社製)などがある。これらを目的に応じてこれらの一種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。
【0008】これら成分(A)の含有量は特に限定されず、剤型に応じて適宜選択できるが、好ましくは0.1〜20重量%(以下、単に「%」と記す)、より好ましくは、0.5〜10%である。0.1%以下では満足な乳化ができない場合があり、また20%以上では効果の増強がないのである。
【0009】本発明で用いられる成分(B)成分の水溶性L−アスコルビン酸誘導体は水溶性であれば特に限定されないが、具体的には、L−アスコルビン酸ナトリウム、L−アスコルビン酸カリウム、L−アスコルビン酸マグネシウム、L−アスコルビン酸リン酸ナトリウム、L−アスコルビン酸リン酸マグネシウム、L−アスコルビン酸リン酸カルシウム、L−アスコルビン酸硫酸ナトリウム、L−アスコルビン酸硫酸マグネシウム、L−アスコルビン酸硫酸カルシウム等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を適宜選択して配合することができる。これらの中でも、L−アスコルビン酸リン酸マグネシウム、L−アスコルビン酸リン酸ナトリウム、L−アスコルビン酸硫酸ナトリウムが好ましい。
【0010】本発明で用いられる成分(C)成分の有機酸は有機酸であれば特に限定されないが、好ましくはクエン酸塩、硫酸塩、塩酸塩である。さらに好ましくはクエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウムである。これら成分(C)の含有量は特に限定されないが、好ましくは0.1〜10%、より好ましくは0.5〜6%である。0.1%以下ではW/O乳化の安定性が維持できない場合があり、また10%以上でも安定性が維持できない場合があるからである。
【0011】さらに、本発明で用いられる成分(D)成分のシリコーンオイルはシリコーンオイルであれば特に限定されないが、好ましくはシクロメチコン(D4、D5、D6)、ジメチコン(1〜30CS)、メチルフェニルポリシロキサン、架橋型シリコーンである。これら成分(D)の含有量は特に限定されないが、好ましくは3〜50%、より好ましくは5〜20%である。3%以下ではW/O乳化の安定性が維持できない場合があり、また50%以上でも安定性が維持できない場合があるからである。
【0012】本発明の透明化粧料においては、上記必須成分に加え、さらに一般に化粧料に配合される成分、例えば界面活性剤、粉体、水溶性高分子、有機酸塩、保湿剤、防腐剤、香料、各種薬剤等を本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
【0013】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらにより何等限定されるものではない。
【0014】下表1に示す実施例1〜6及び比較例1〜4に示す組成のW/O乳化組成物を製造し、使用感及び安定性について評価した。
【0015】
【表1】
Figure 2005041809
【0016】
(製造方法)A部を溶解したシリコーン系にB部を均一に混合溶解した水系を、添加混合し、W/O乳化組成物を得た。
【0017】(評価方法1)
使用感:専門評価パネル10名による実使用テストをおこなった。得られたW/O乳化組成物を肌に塗布した際の「べたつき感のなさ」について下記基準にて5段階評価し、さらにその平均点から判定した。
[評価]
5点:非常に良好。
4点:良好。
3点:普通。
2点:やや不良。
1点:非常に不良。
[評価]
◎:平均点4.5点以上
○:平均点3.5点以上4.5点未満
△:平均点2.5点以上3.5点未満
×:平均点2.5点未満
【0018】(評価方法2)
安定性:40℃、一ヵ月の状態を目視で評価した。著しい硬度変化、分離がなければ◎、著しい硬度変化、分離があるものを×として判定した。得られた結果を表1に併せて示す。
【0019】表1の結果から明らかなように、本発明に係わる実施例1〜6のW/O乳化組成物は、使用感、安定性ともに優れたものであった。それに対し、比較例においては、すべての評価項目を満足し得る結果が得られなかった。
【0020】
実施例7 美容液
Figure 2005041809
【0021】(製造方法)成分1〜6を混合溶解した水系を、成分7〜11を混合溶解したシリコーン系に均一に添加混合し、美容液を得た。実施例7は、べたつき感が少なく使用感に優れ、良好な安定性を有する美容液であった。
【0022】
実施例8 クリーム
Figure 2005041809
【0023】(製造方法)成分1〜2を混合溶解し、均一にする。それに成分3〜8の水系を添加混合後成分9を添加してW/Oクリームを得た。実施例8は、べたつき感が少なく使用感に優れ、良好な安定性を有するW/Oクリームであった。
【0024】
実施例9 サンスクリーンクリーム
Figure 2005041809
【0025】(製造方法)成分1〜5を混合溶解し、これに成分6〜11を均一に添加混合した後成分12を添加してよく分散してサンスクリーン剤を得た。
実施例9は、べたつき感が少なく使用感に優れ、良好な安定性を有するW/Oサンスクリーンクリームであった。

Claims (4)

  1. (A)化学式1で表される架橋型ポリエーテル変性シリコーン、(B)水溶性L−アスコルビン酸誘導体、(C)有機酸塩、(D)シリコーンオイルを必須成分として含有することを特徴とするW/O乳化組成物。
    Figure 2005041809
    (式中、lは3〜20の整数、mは10〜200の整数、nは1.0〜10.0の数である。但し、ポリオキシエチレン基による架橋構造部分は、分子内の任意の箇所にあるものとする。)
  2. 成分(A)の含有量が0.1〜20重量%、成分(B)の含有量が0.1〜10重量%、成分(C)の含有量が0.1〜10重量%、成分(D)の含有量が3〜50重量%であることを特徴とする請求項1記載のW/O乳化組成物。
  3. 成分(A)の含有量が0.5〜10重量%、成分(B)の含有量が1.0〜8重量%、成分(C)の含有量が0.5〜6重量%、成分(D)の含有量が5〜20重量%であることを特徴とする請求項1記載のW/O乳化組成物。
  4. 成分(B)がL−アスコルビン酸リン酸マグネシウム、L−アスコルビン酸リン酸ナトリウムまたはL−アスコルビン酸硫酸ナトリウム、成分(C)がクエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、硫酸マグネシウムまたは塩化ナトリウム、成分(D)がシクロメチコン、ジメチコン(1〜30CS)またはメチルフェニルポリシロキサンであることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載のW/O乳化組成物。
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