JPH11293571A - インクジェット記録用布帛 - Google Patents

インクジェット記録用布帛

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JPH11293571A
JPH11293571A JP11024213A JP2421399A JPH11293571A JP H11293571 A JPH11293571 A JP H11293571A JP 11024213 A JP11024213 A JP 11024213A JP 2421399 A JP2421399 A JP 2421399A JP H11293571 A JPH11293571 A JP H11293571A
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泰尚 嶋野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク吸収層のインクの吸収性および乾燥性
を改良し、色の発色性、画像の鮮鋭性および耐水性を向
上させることのできるインクジェット記録用布帛を提供
する。 【解決手段】 繊維基材とその上に形成されたインク吸
収層を含み、前記インク吸収層が直径0.5μm以下の
微細繊維状セルロース、水溶性非イオン性ポリマー、多
孔質シリカおよびカチオン性ポリマーを含むことを特徴
とするインクジェット記録用布帛。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録用布帛に関するものである。特に、本発明は、液体で
あるインクを小滴としてノズルから噴射し、画像を記録
するインクジェットプリンタの記録用布帛、特に繊維材
料を基材とする、記録時のインクの吸収性、乾燥性や、
得られる画像記録の耐水性および発色性に優れたインク
ジェット記録用布帛に関するものである。
【0002】本発明のインクジェット記録用布帛は、屋
外および屋内の広告宣伝用、室内外の装飾用のタペスト
リーなどの用途に使用できる。
【0003】
【従来の技術】染料や顔料を水などの溶媒に溶解または
分散したインクを小滴として噴射することにより記録す
るインクジェット記録用シートは、横方向に走査する印
画ヘッドにより、インクが小滴として付与され、これを
縦方向に順送りすることにより模様や文字からなる画像
として印画されるのであるが、インクの吸収性や乾燥性
が低い場合、付与されたインクが流れ出し、シャープな
画像を形成することが不可能になることがある。
【0004】また、異色のインクを重ねてプリントする
場合、トータルのインク量が増加するため、にじんだ
り、流れたりする現象が起こり、画像の鮮鋭さを欠くこ
とになる。従って、液体インクは、記録用シートのイン
ク吸収層に速やかに吸収され、表面に水分が少なく、見
かけ上乾いた状態になる必要がある。さらに、インクジ
ェットにより印画されたものは、インクの吸収性や乾燥
性ばかりではなく、発色性すなわち得られる画像の色の
鮮明度や濃度に関しても、スクリーン印刷されたものに
比べると大きく劣っていた。
【0005】また、さらに、屋外で用いられるものの場
合には、印画後、雨などの水と接触した場合において
も、染料や顔料がにじみ出さない耐水性が要求されてい
る。従来の技術は、これらの目的に対して、以下のよう
な技術要素を組み合わせることで対処してきた。第1
は、水性インクの吸収性と発色性を高めるため、インク
吸収層に多孔質シリカなどの無機化合物からなる充填剤
を使用する。
【0006】第2は、上記無機化合物からなる充填剤の
性能低下を引き起こすことなく、支持体上に固定するた
めのバインダーとしてポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドンなどの水溶性ポリマーを使用する。第3
は、色の発色性を高めるため染料や顔料の定着剤を用い
ることが提案されており、例えば、カチオン性ポリマー
を使用する(特開昭61−58788)、ジアリルアミ
ン酸塩とモノアリルアミン酸塩の共重合体を使用する
(特公平3−31594)、モノアリルアミン塩の重合
物を使用する(特公平6−30951)、アルミナゾル
を使用する(特開平7−125412)、ジメチルジア
リルアンモニウムクロライドと2価の水溶性金属塩を併
用する(特公平5−71393)などの方法がある。ア
ニオン性の染料やアニオン性分散剤で分散された顔料
は、上記のようなカチオン性の物質とイオン結合して表
面に定着される結果、印画時の色の濃度を高めたり、耐
水性を向上させる効果がある。
【0007】第4は、通気性や吸収性のない、例えば合
成紙からなる、基材を用いる場合には、非水溶性セルロ
ース類とポリビニルアルコールなどのバインダーを含む
インク定着層を形成した後、カチオン性ポリマーと無機
顔料、例えば炭酸カルシウム、を含むインク受容層を形
成した、2層コートされたインク記録材料が特開平8−
282091に開示されており、その目的は経時的な、
インクの滲み出しのない材料を提供することにある。
【0008】しかし、上記の方法で得られるインクジェ
ット記録用シートを用いて印画された記録は、インクジ
ェットプリント時のインクの吸収乾燥性、プリント後の
発色性、染料インク印画品の耐水性などの総合的な要求
特性を満足するものではなく、特にインクジェット記録
用シートの基材が織物などの繊維材料からなるインクジ
ェット記録用布帛は、紙を用いたものに比べると、さら
に発色性、吸収性および乾燥性に劣っていた。
【0009】また、インクジェット記録用布帛といわれ
るものであっても、印画しただけでは十分な発色性、耐
水性が得られなかいため、インクジェットプリンタで印
画した後、従来のスクリーン印刷で行われているような
発色工程といわれる高温または多湿の条件下で印画され
たインクジェット記録用布帛を処理し、繊維基材の繊維
自体に染料を移行させ、発色性、耐水性を高めることも
知られている。しかし、かかる方法は、水溶性の物質を
付与し、印画し、発色工程を経て発色させ、その後繊維
基材へ付与した水溶性化合物を水洗工程で除去する必要
があり、加工工程が長く、極めて非効率かつ不経済であ
り、従って繊維基材より得られる、発色性、吸収性、乾
燥性が優れ、印画後発色工程などを通過させずにそのま
ま用いることができるインクジェット記録用布帛が望ま
れていた。
【0010】また、近年、インクジェットプリンタを用
いて印画された数m〜数十mもの大きさのシートを百貨
店やイベント会場のたれ幕や工事現場の幕として用いる
こともあり、安全性の観点から防炎性能の付与なども要
望されてきている。さらに、従来のインクジェット記録
用シートは、折れ曲がったり、擦られたりすると画像記
録が脱落してしまうなどの問題もあり、記録の耐久性の
向上も望まれていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決し、インク吸収層のインクの吸収性(吸収量、にじ
みの程度)および乾燥性を改良し、色の発色性(鮮明
度、濃度)や得られる画像の鮮鋭性(シャープさ)およ
び耐水性が大幅に向上させることのできるインクジェッ
ト記録用布帛を提供することを目的としている。
【0012】本発明は、さらに、画像記録の耐久性の向
上や防炎性能をも付与されたインクジェット記録用布帛
を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、従って、繊維
基材とその上に形成されたインク吸収層を含み、前記イ
ンク吸収層が直径0.5μm以下の微細繊維状セルロー
ス、水溶性非イオン性ポリマー、多孔質シリカおよびカ
チオン性ポリマーを含むことを特徴とするインクジェッ
ト記録用布帛を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に使用する繊維基材として
は、ポリエステルなどの合成繊維、レーヨンなどの再生
繊維、綿などの天然繊維が使用でき、またそれらを複合
したものであってもよく、特に限定されるものではな
い。インクの吸収性、乾燥性の観点からは、綿のような
親水性繊維を含む繊維基材を用いるとよい。かかる繊維
基材の形態としては織物、不織布などがあげられる。
【0015】また、繊維基材は、画像の鮮明性を高める
ために、必要に応じて蛍光増白されていてもよい。本発
明においては、液体インク、特に水性インクの吸収性、
乾燥性を高めるために、インク吸収層中に直径が0.5
μm以下の微細繊維状セルロースを使用する。このよう
なセルロースは、酢酸菌が製造するバクテリアセルロー
スもしくは繊維状セルロースを特殊な機械で処理し、フ
ィブリル化して得られる微細繊維状セルロース(例えば
ダイセル化学製セリッシュ(商標))として知られてい
る。微細繊維状セルロースの持つ作用効果は、セルロー
ス繊維としての親水性が高いための水吸収性の向上と、
微細繊維構造であるための表面積の増加による水分の吸
収、乾燥性の向上とが考えられる。
【0016】微細繊維状セルロースの使用量は、付与す
る方法にもよるが、一般にはインク吸収層を得るための
配合樹脂液中、固形分で0.1〜5%の範囲であるのが
好ましい。また、本発明においては、鮮明性を向上さ
せ、かつ、吸水性を向上させる目的で多孔質シリカを使
用するが、これは粒子径20μm以下、表面積150m
2 /g以上の範囲のものが好ましく用いられる。多孔質
シリカの使用量は、多いほど得られる画像の鮮明性や色
濃度を向上させるが、一般には以下に記載するバインダ
ー成分としての水溶性非イオン性ポリマーの1〜3重量
倍程度の量であってよい。多孔質シリカの使用割合が多
過ぎると、皮膜強度が低下し、繊維表面から脱落し易く
なるので、耐久性の観点より好ましくない。多孔質シリ
カのインク吸収層を得るための配合組成物液中における
配合量は、2〜20重量%程度であるのが好ましい。
【0017】また、バインダー成分として、水溶性非イ
オン性ポリマーが用いられる。具体的には、ポリビニル
アルコールもしくはシラノール基変性ポリビニルアルコ
ールやポリビニルピロリドンが好ましく用いられるが、
これらは親水性が高く、微細繊維状セルロースや多孔質
シリカの吸水性を低下させることが少ない。また、これ
らの水溶性非イオン性ポリマーは、多孔質シリカを多く
充填した場合においても皮膜強度が高いメリットを有す
る。
【0018】水溶性非イオン性ポリマーのインク吸収層
を得るための配合樹脂液中における使用量は、好ましく
は1〜10重量%である。また、本発明では、染料や顔
料インクの色濃度を大幅に向上させるため、さらにイン
クの固着剤としてカチオン性ポリマーを使用する。好ま
しいカチオン性ポリマーの代表例は、ジアリルジメチル
アンモニウムクロライド重合物である。
【0019】これらのカチオン性ポリマーは、染料イン
クや顔料インクのアニオン部分とレーキを形成して固着
する役割を果たすものと考えられる。また、カチオン性
ポリマーは、水溶性非イオン性ポリマーを用いず、カチ
オン性ポリマーを単独で用いた場合であっても、多孔質
シリカのバインダー効果を与えるけれども、かかる場合
には染料インクで画像を形成した後に水と接触させると
染料が滲み出してしまう問題が生じる。すなわち、ポリ
ビニルアルコールのような水溶性非イオン性ポリマーバ
インダーとカチオン性ポリマーとを併用することにより
染料の滲み出しを防ぐことができるのである。
【0020】カチオン性ポリマーは、インク吸収層を得
るための配合樹脂液中に固形分で1〜10%の範囲で使
用されるのが好ましい。本発明のインクジェット記録用
布帛は、基本的には上に述べた4種類の成分を含むイン
ク吸収層を有するが、必要により他の成分として白度を
高めるための酸化チタン顔料やインク吸収層を蛍光増白
するための蛍光染料や蛍光顔料を含んでいてもよい。さ
らに、インクの光褪色性を改良するために紫外線吸収剤
が添加されていてもよい。
【0021】さらに、本発明のインクジェ記録用布帛の
インク吸収層に多価金属塩を添加してもよい。これによ
り、染料インクや顔料インクを布帛面に印画したとき
に、インクがインクジェット記録用布帛の表面で凝集す
る現象を起こし、色濃度が高められる。また、印画面が
水と接触したときにインクの滲み出しを抑制する効果が
ある。
【0022】多価金属塩の具体例としては、硫酸アルミ
ニウム、塩化アルミニウム、硫酸マグネシウム、塩化マ
グネシウム、塩化バリウム、塩化カルシウム、塩化亜鉛
などが挙げられ、アルミニウム塩が特に好ましい。ま
た、多価金属塩のインク吸収層を得るための配合組成物
液中における配合量は、0.5〜10重量%の範囲であ
るのが好ましい。
【0023】さらに、本発明のインクジェット記録用布
帛は、シリカを含むインクジェット記録用シートの欠点
であるインク吸収層が折り曲げや引っ掻きなどの作用で
皮膜が脱落することを防ぐために、またポリビニルアル
コールやカチオン性ポリマーなどの水溶性化合物の欠点
である、屋内で水に濡れたり、屋外で雨に濡れたりした
場合に画像が部分的に脱落したり、滲みだすなどの損傷
を受けることを防ぐために、あるいはインク吸収層の強
度や耐水性を高めるために、架橋剤を使用してもよい。
【0024】そのような目的に用いる架橋剤としては、
水に不溶で分散化したもの、水に溶解可能なものなどの
種々のものを用いることができるが、特に水に溶解可能
なものであるのがよい。水に不溶で分散化した架橋剤
は、水に溶解可能なものに比べて架橋剤自体が疎水性で
あるため、水性インキの吸収性を低下させ、発色性を低
下させる問題がある。
【0025】本発明のインクジェット記録用布帛に用い
ることのできる、水に溶解可能な架橋剤の具体例として
は、アジリジン系架橋剤、ポリイソシアネート系架橋剤
およびエポキシ系架橋剤が挙げられる。これらの架橋剤
は、2種以上を併用して用いられてもよい。これらの架
橋剤は、水溶性非イオン性ポリマーの重量に対して、
0.1〜20重量%の範囲で用いられるのが好ましい。
これ以上の量で架橋剤を用いるてもよいが、多すぎると
インク吸収層が硬くなりすぎることがある。
【0026】さらに、屋内用の広告展示物には防炎性が
要求されることが多いため、本発明のインクジェット記
録用布帛に防炎性を付与することも好ましい。特に、画
像記録面と反対側の面に防炎剤を含む樹脂層を設ける
と、優れた防炎性を付与することができ、かつ、吸水、
乾燥、発色性等を低下させることがない。インク吸収層
に防炎剤を併用することも不可能ではないが、この場合
にはインク吸収層の吸水、乾燥、発色性や、得られる画
像記録の品質を低下させることがあるので好ましくな
い。
【0027】有用な防炎剤の例としては、水可溶性のリ
ン/臭素/窒素からなるリン酸エステル系化合物、デカ
ブロモジフェニルオキサイドと三酸化アンチモンの混合
物、ヘキサブロモシクロドデカン、高分子量ハロゲン含
有リン酸エステルなどが挙げられる。そうし、これらを
固着するためのバインダー樹脂として、ウレタン樹脂、
アクリル樹脂、ポリエステル樹脂などを用いることがで
きる。
【0028】さらに、繊維基材としても、防炎加工され
ているものを用いるとよい。本発明のインクジェット記
録用布帛は、繊維基材に対し、インク吸収層を付与する
ことにより得られるが、具体的にはインク吸収層を得る
ための配合樹脂液として固形分が5〜20%の範囲にあ
り、粘度5千〜10万程度の範囲の水溶液を調合し、こ
の配合樹脂溶液を繊維基材上に塗布するのがよい。塗布
手段としては、ナイフコーター、グラビヤコーター、エ
アーナイフ、ダイコーターなどが挙げられる。
【0029】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録用布帛は、
繊維材料からなる基材を用いているにもかかわらず、発
色工程等なしに、優れた発色性、吸水性、乾燥性を有す
るので、シャープで鮮やかな画像記録を提供することが
でき、得られる記録シートは屋内、屋外等の広告物やカ
ーテンなどに使用することができ、衣服等にも用いるこ
とができる。また、記録に用いられるインクが顔料イン
クまたは染料インク、水系インクまたは溶剤系インクの
いずれてあっても、優れた記録性能を示す。
【0030】さらに、得られる記録シートは、折り曲げ
や摩耗に対する耐性や耐水性にも優れているため、いか
なる場所においても、またいかなる用途に対しても長期
間の使用が可能である。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに説明す
る。なお、インクジェット記録用布帛および得られた記
録シートの性能評価は、下記のようにして行った。 1.顔料インキのプリント 小松精練(株)から販売されているスーパー写ingシ
ステムのインクジェットプリンタを使用し、360ドッ
ト/平方インチでブラック、ブルー、レッドおよびイエ
ローの顔料インキを用いて、幅2cmの縦ストライプ状に
5cmの長さにわたりプリントした。
【0032】2.染料インキのプリント セイコーエプソン(株)製のMJ5000Cプリンタを
使用し、720ドット/平方インチでブラック、ブル
ー、レッドおよびイエローの染料インキを用いて、幅2
cmの縦ストライプ状に5cmの長さにわたりプリントし
た。また、プリント性の性能評価基準を以下のように区
分した。
【0033】A.吸収乾燥性 ○:インキをプリントした際、直ちにインクを吸収し
て、表面に濡れが残らないもの △:若干表面に濡れが残るもの ×:吸収が悪く、表面にほとんど濡れが残るもの B.にじみ ○:各色相が鮮明にプリントされており、各色の境界部
分に全くにじみがないもの △:各色の境界部分にわずかににじみがあるもの ×:各色の境界部分が大きくにじみ、色混ざりがあるも
の C.色濃度 顔料インクの場合には日清紡(株)製の合成紙ユポJ5
000にプリントしたものと、また染料インクの場合に
はセイコーエプソン(株)製のスーパーファイン専用紙
にプリントしたものとを比較し、見た目の濃度、鮮明性
を評価した。
【0034】○:色濃度が高く鮮明で、上記の紙にプリ
ントしたものに近いもの △:濃度が薄く、鮮明性にも劣るもの ×:大幅に濃度が薄く、鮮明性が全くないもの D.耐水性 染料インクによるプリントのみを評価した。注射器より
水を3滴プリント部と非プリント部との境目に滴下し、
染料が水で泣き出す程度を判定した。
【0035】○:全く泣き出さないもの △:わずかに泣き出すもの ×:大きく泣き出し、プリントの濃度が大きく低下する
もの 実施例1 ポリエステル平織物(目付150g/cm2 )を精練した
後、UVITEX EBF(チバスペシャリティーケミ
カルズ社製、蛍光増白剤)の3%溶液を含浸させ、ピッ
クアップ80%にマングルロールで絞り、120℃で乾
燥し、次いで、190℃でテンターを使用して1分間熱
処理し、発色させた。
【0036】次に、インク吸収層の形成のために、下記
の固形分組成の配合樹脂液を準備した。この配合樹脂液
の粘度は、45,000センチポイズであった。なお、
下記の成分のうち、PAS−H−10Lは28%水溶液
であり、バクテリアセルロースは10%の水スラリー品
であるが、使用した量の純固形分を計算して固形分比率
として記載した。
【0037】 固形分比率 PVA−117(クラレ製、ポリビニルアルコール) 5% PAS−H−10L 3% (ジアリルジメチルアンモニウムクロライド重合物、日東化学製) サイリシア470 13% (多孔質シリカ、粒径12μm、表面積300m2 /g、富士シリシア製) バクテリアセルロース(味の素製) 0.4% 水 78.6% この配合樹脂液をナイフコーターにより上記ポリエステ
ル織物上に90g/m 2 の量で塗布し、130℃で乾燥
して、インクジェット記録用布帛を得た。
【0038】得られたインクジェット記録用布帛に、イ
ンクジェットプリンタを使用し、顔料インクで印画し、
印画時のインクの吸収、乾燥性および得られた記録シー
トの色のにじみ、色濃度の性能評価を行い、結果を表1
に記した。 比較例1 インク吸収層の形成のための配合樹脂液の組成をバクテ
リアセルロースを除く下記のものに変更した以外は、実
施例1の操作を繰り返した。
【0039】結果を表1に示す。 固形分比率 PVA−117 5% PAS−H−10L 3% サイリシア470 13% 水 79% 比較例2 インク吸収層形成のための配合樹脂液の組成においてジ
アリルジメチルアンモニウムクロライド重合物をアルミ
ナゾルに変更した以外は、実施例1の操作を繰り返し
た。
【0040】結果を表1に示す。 固形分比率 PVA−117 5% アルミナゾル520(日産化学製) 3% サイリシア470 13% バクテリアセルロース 0.4% 水 78.6%
【0041】
【表1】
【0042】実施例2 綿オックスフォード織物(目付180g/cm2 )の晒加
工品を試験布帛として用いた。インク吸収層の形成のた
め、下記の固形分組成の配合樹脂液を準備した。この配
合樹脂液の粘度は50,000センチポイズであった。
【0043】なお、下記の成分のうち、PAS−H−1
0Lは28%水溶液であり、セリッシュは10%の水ス
ラリー品であるが、使用した量の純固形分を計算して固
形分比率として記載した。 固形分比率 PVA−117 5% PAS−H−10L 3% サイリシア470 13% セリッシュ(微細繊維状セルロース、ダイセル化学製) 1% 水 88% この配合物をナイフコーターにより上記綿織物上に10
0g/m2 の量で塗布し、130℃で乾燥して、インク
ジェット記録用布帛を得た。
【0044】得られたインクジェット記録用布帛に、イ
ンクジェットプリンタを使用し、染料インクで印画し、
印画時のインクの吸収、乾燥性および得られた記録シー
トの色のにじみ、色濃度の性能評価を行い、結果を表2
に記した。 比較例3 インク吸収層の形成のための配合樹脂液の組成をアリル
ジメチルアンモニウムクロライド重合物を除く下記のも
のに変更した以外は、実施例2の操作を繰り返した。
【0045】結果を表2に示す。 固形分比率 PVA−117 5% サイリシア470 6% セリッシュ 1% 水 88% 比較例4 インク吸収層の形成のための配合樹脂液の組成を多孔質
シリカを除く下記のものに変更した以外は、実施例2の
操作を繰り返した。
【0046】結果を表2に示す。 固形分比率 PVA−117 5% PAS−H−10L 3% セリッシュ 1% 水 91%
【0047】
【表2】
【0048】実施例3 ポリエステル100%からなるスパン織物(目付100
g/m2 )を、通常の手法により精練したものを布帛と
して用いた。インク吸収層の形成のため、下記の固形分
組成の配合樹脂液を準備した。この配合樹脂液の粘度は
41,000センチポイズであった。
【0049】なお、下記の成分の内、PAS−H−10
Lは28%水溶液であり、セリッシュは10%の水スラ
リー品であるが、使用した量の純固形分を計算して固形
分比率として記載した。 固形分比率 PVA−117 5% PAS−H−10L 3% サイリシア470 10% セリッシュ 1% ペンタエリスリトール−トリス− {β−(アジリジル)プロピオネート} 0.2% (水可溶性アジリジン系架橋剤) 水 80.8% この配合物をナイフコーターにより上記ポリエステル織
物上に100g/m2の量で塗布し、130℃で乾燥し
て、インクジェット記録用布帛を得た。
【0050】得られたインクジェット記録用布帛に、イ
ンクジェットプリンタを使用し、顔料インクで印画し
た。これにより、インクの吸収性が良く、にじみが全く
無く、色濃度の高い画像が得られた。また、印画物を1
0日間(うち雨天5日)屋外に暴露したが、インクが流
出して画像が変化するという問題は生じなかった。
【0051】実施例4 綿100%からなるスパン織物(目付100g/m2
を、通常の手法により精練および漂白したものを布帛と
して用いた。インク吸収層の形成のため、下記の固形分
組成の配合樹脂液を準備した。この配合樹脂液の粘度は
39,000センチポイズであった。
【0052】 固形分比率 R−1130 5% (クラレ製、シラノール基変性ポリビニルアルコール) PAS−H−10L 3% サイリシア470 10% セリッシュ 1% 水 81% この配合物をナイフコーターにより上記綿織物上に10
0g/m2 の量で塗布し、130℃で乾燥して、インク
ジェット記録用布帛を得た。
【0053】得られたインクジェット記録用布帛に、イ
ンクジェットプリンタを使用し、顔料インクで印画し
た。これにより、インクの吸収性が良く、にじみが全く
無く、色濃度の高い画像が得られた。 実施例5 ポリエステル100%からなるスパン織物(目付100
g/m2 )を、通常の手法により精練したものを布帛と
して用いた。
【0054】インク吸収層の形成のため、下記の固形分
組成の配合樹脂液を準備した。この配合樹脂液の粘度は
45,000センチポイズであった。 固形分比率 PVA−117 5% PAS−H−10L 3% サイリシア530 10% (多孔質シリカ、粒径1.9μm、表面積500m2 /g、富士シリシア製) セリッシュ 1% 水 81% この配合物をナイフコーターにより上記ポリエステル織
物上に100g/m2の量で塗布し、130℃で乾燥し
た。
【0055】さらに防炎性を付与するため、下記の防炎
剤配合樹脂を準備した。 配合比(重量%) ノンネンSM−16 70% (デカブロモジフェニルオキサイドと三酸化アンチモンの水分散物、 丸菱油化製防炎剤) インプラニールDLN 30% (水分散ウレタン樹脂、バイエル社製) この配合樹脂を、先に形成したインク吸収層と反対側の
面に、ナイフコーターにより70g/m2 の量で塗布
し、130℃で乾燥して、インクジェット記録用布帛を
得た。
【0056】得られたインクジェット記録用布帛に、イ
ンクジェットプリンタを使用し、顔料インクで印画し
た。インクの吸収性が良く、にじみが全く無く、色濃度
の高い画像が得られた。また、得られた記録シートにつ
いて繊維製品の燃焼性試験方法であるJISL−109
1A−1法45°ミクロバーナー法により防炎性を評価
したところ着炎3秒以内に炎が消え、燃焼性区分3に合
格した。
【0057】実施例6 インク吸収層の形成のため、下記の固形分組成の配合樹
脂液を準備した。この配合樹脂液の粘度は、46,00
0センチポイズであった。 固形分比率 PVA−117 5% PAS−H−10L 3% サイリシア470 13% バクテリアセルロース 0.4% 硫酸アルミニウム 3% 水 75.6% この配合物を実施例1で用いたものと同じポリエステル
平織物に対して、ナイフコーターを用いて、90g/m
2 の量で塗布し、130℃で乾燥して、インクジェット
記録用布帛を得た。
【0058】この布帛に顔料インクで印画したところ、
実施例1で得られたものよりもさらに色濃度が高い印画
布帛が得られた。また、印画後1、3および6時間後に
注射器を用いて水を3滴滴下したが、滲みがなく、耐水
性が良好であることが認められた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維基材とその上に形成されたインク吸
    収層を含み、前記インク吸収層が直径0.5μm以下の
    微細繊維状セルロース、水溶性非イオン性ポリマー、多
    孔質シリカおよびカチオン性ポリマーを含むことを特徴
    とするインクジェット記録用布帛。
  2. 【請求項2】 インク吸収層が水溶性の架橋剤をさらに
    含む、請求項1記載のインクジェット記録用布帛。
  3. 【請求項3】 記録面側と反対側の面に防炎剤を含む樹
    脂層が形成されている、請求項1または2記載のインク
    ジェット記録用布帛。
  4. 【請求項4】 インク吸収層が多価金属塩をさらに含
    む、請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記
    録用布帛。
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