JP2704170B2 - 被記録材 - Google Patents

被記録材

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    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • B41M5/5254Macromolecular coatings characterised by the use of polymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. vinyl polymers

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、水性インクを用いる各種筆記具、記録機器
等による記録に好適であり、特に水性インクを用いるイ
ンクジェット記録方式に好適に用いられる被記録材に関
し、特にインク受容性に優れ、且つ記録画像の鮮明性、
耐水性等に優れた被記録材に関する。
(従来の技術) インクジェット記録方式は、種々のインク(記録液)
吐出方式、例えば、静電吸引方式、圧電素子を用いてイ
ンクに機械的振動又は変位を与える方式、インクを加熱
して発泡させその圧力を利用する方式等により、インク
の小滴を発生及び飛翔させ、それらの一部若しくは全部
を紙等の被記録材に付着させて記録を行うものである
が、騒音の発生が少なく、高速印字、多色印字の行なえ
る方式として注目されている。
インクジェット記録方式用のインクとしては、安全
性、記録特性の面から主に水を主成分とするものが使用
され、ノズルの目詰り防止及び吐出安全性の向上のため
に多価アルコール等が添加されている場合が多い。
このインクジェット方式に使用される被記録材として
は、従来、通常の紙やインクジェット記録用紙と称され
る基材上に多孔質のインク受容層を設けてなる被記録材
が使用されてきた。
しかし、記録の高速化或いは多色化等インクジェット
記録装置の性能の向上と普及に伴ない、被記録材に対し
てもより高度で広範な特性が要求されつつある。すなわ
ち、高解像度、高品質の記録画像を得るためのインクジ
ェット記録用の被記録材としては、 (1)インクの被記録材への受容が可及的速やかである
こと、 (2)インクドットが重複した場合でも、後で付着した
インクが前に付着したドット中に流れ出さないこと、 (3)インク液滴が被記録材上で拡散し、インクドット
の径が必要以上に大きくならないこと、 (4)インクドットの形状が真円に近く、又、その円周
が滑めらかであること、 (5)インクドットのO.D.(光学濃度)が高く、ドット
周辺がぼけないこと、 (6)高湿度条件下でも表面がべたついたりせず、水滴
が付着しても画像が乱れない等の耐水性に優れているこ
と、 等の基本的諸要求を満足させる必要がある。
更に、多色インクジェット方式によりカラー写真に匹
敵する程度の高解像度の記録画質を得るには、上記要求
性能に加え、 (7)インクの着色成分の発色性に優れたものであるこ
と、 (8)インクの色の数と同数の液滴が同一箇所に重ねて
付着することがあるので、インク定着性が特に優れてい
ること、 (9)表面に光沢があること、 (10)白色度の高いこと、 等の性能が加重して要求される。
又、インクジェット方式による記録画像は、従来は専
ら表面画像観察用に使用されてきたが、インクジェット
記録装置の性能の向上や普及に伴ない表面画像観察用以
外の用途に適した被記録材が要求されつつある。
表面画像観察用以外の被記録材の用途としては、スラ
イドやOHP(オーバーヘッドプロジェクター)等の光学
機器により、記録画像をスクリーン等へ投影してそれら
の画像を観察するのに用いるもの、カラー印刷のポジ版
を作成する際の色分解版、液晶等のカラーディスプレイ
に用いるCMF(カラーモザイクフィルター)等が挙げら
れる。
被記録材が表面画像観察用に使用される場合には、主
に記録画像の拡散光が観察されるのに対し、これらの用
途における被記録材においては主に記録画像の透過光が
問題となる。従って、透光性、特に直線透光率に優れた
ものであることが前述の一般的なインクジェット記録用
の被記録材の要求性能に加重されて要求される。
(発明が解決しようとしている問題点) しかしながら、これら要求性能を全て満たした被記録
材は未だ知られていないのが実情である。
又、従来の表面画像観察用の被記録材の多くは、表面
に多孔性のインク受容層を設け、その多孔性空隙中にイ
ンクを受容させ記録剤を定着させる方式を用いていたの
で、多孔性であることに基づき被記録材の表面に光沢が
なかった。一方、インク受容層の表面が非多孔性の場合
には記録実施後インク中の多価アルコール等の不揮発性
成分が被記録材表面に長時間残存し、インクの乾燥定着
時間が長いために、記録画像に接触すると衣服が汚れた
り、記録画像が損なわれたりするという欠点があった。
又、インクとの親和性及びインク受容性を高めるため
に、インク受容層の形成に水溶性ポリマーを用いた被記
録材の場合には、このインク受容層の表面が高湿度条件
下で粘着性を帯び、そのためプリンターに装着した際に
プリンターの送りローラー等に付着し、被記録材を搬送
できない、又、重ねた場合に被記録材がブロッキングす
る、水性インクにより記録を行うとインク受容層が部分
的に溶解したり破壊したりするという問題がある。例え
ば、特開昭60−171143号公報においては、イオン性水酸
基を有する水溶性高分子が使用されている。
又、インクジェット記録に用いられる染料としては、
安全性、耐光性、記録特性等の面から水溶性染料、とり
わけ、酸性染料又は直接染料が主に使用されている。水
溶性ポリマーからなるインク受容層にこれらの染料を含
むインクで記録を行うと良好なインク吸収性を示すが、
形成された画像の耐水性が低く、耐水性を高めるため、
染料をインク受容層に定着させる目的で水溶性ポリマー
の1種としてカチオン化ポリビニルアルコールが使用さ
れた。しかしながら、これらのカチオン化ポリビニルア
ルコール自体が高い水溶性を有するため、高湿度下では
表面の粘着性の問題が残り、又、画像を水中に浸漬した
場合にはカチオン化ポリビニルアルコール自体が溶解す
るため記録画像が消失するという問題がある。
このような問題点は水分散型の疎水性樹脂(エマルジ
ョンやラテックス)或いは疎水性ポリマーの溶液によ
り、インク受容層を形成すれば解決されるが、この場合
には水性インクに対するインク受容性が低下し、実用性
が失われる。
本発明の目的は、特にインク受容性及び記録画像の鮮
明性に優れたインクジェット記録用の被記録材を提供す
ることにある。
本発明の他の目的は、特にインク受容性、インク発色
性、解像性及び耐水性に優れた記録画像を形成すること
ができる、表面に多孔性のインク受容層を有するインク
ジェット記録用の被記録材を提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、インク受容性、記録画像
の鮮明性、耐水性及び表面光沢に優れたフルカラーイン
クジェット記録用の被記録材を提供することにある。
本発明の更にもう一つの目的は、スライドやOHP等の
光学機器により記録画像をスクリーン等への投影により
観察に用いるもの、カラー印刷のポジ版を作成する際の
色分解版、或いは液晶等のカラーディスプレイに用いる
CMF等の透過光観測用に用いることのできるインクジェ
ット記録用の被記録材を提供することにある。
上記及び他の実施例の目的は、以下の本発明のよって
達成される。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、基材と該基材上に設けられたイ
ンク受容層とを有する被記録材において、前記インク受
容層が、トリメチル−3−(1−(メタ)アクリルアミ
ド−1,1−ジメチルプロピル)アンモニウムクロライ
ド、トリメチル−3−(1−(メタ)アクリルアミドプ
ロピル)アンモニウムクロライド及びトリメチル−3−
(1−(メタ)アクリルアミド−1,1−ジメチルエチ
ル)アンモニウムクロライドから選択される第4級アン
モニウム塩を有するモノマー単位を1重量%以上含有
し、且つ水に実質上不溶性であるコポリマーを含有する
ことを特徴とする被記録材である。
(作用) 本発明の被記録材は、その記録面が特定の第4級アン
モニウム塩を有するモノマー単位を1重量%以上含有
し、且つ水に実質上不溶性であるコポリマーを含有して
なることを主たる特徴としており、主としてそれにより
本発明の目的が達成されるものである。
従来、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ヒドロキシエチルセルロース等の水溶性ポリマーが
インクジェット方式用の被記録材のインク受容層の形成
に利用されてきたが、これら従来の被記録材の場合に
は、次の如き問題が生じた。
(1)周囲雰囲気の湿度が低下すると、インク受容層の
含水率が低下するとともに、インク受容層のインク受容
性が著しく低下する。この傾向は、特にポリビニルアル
コールの場合に著しい。
(2)逆に周囲雰囲気が高湿度条件である場合には、イ
ンク受容層が吸湿して表面が粘着化し、画像の乱れやブ
ロッキング、或いはインク受容層の破壊等の問題が生じ
る。この傾向は特にポリビニルピロリドンの場合に著し
い。
(3)被記録材の長期保存時にも上記と同様な問題が生
じる。
このような問題点を解決する方法として、水溶性ポリ
マーを架橋処理する方法も考えられたが、この場合には
インク受容層のインク受容性が著しく低下するものであ
り、又、非親水性のポリマーを使用すると同様にインク
受容性が著しく低下して使用に適さないものであった。
本発明者は、上記の如き水溶性ポリマーの使用に関す
る種々の問題点を解決すべく鋭意研究の結果、前記特定
のコポリマーをインク受容層の形成に使用することによ
って、上記の種々の問題点が同時に解決されることを知
見したものである。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。
本発明の被記録材は、一般に支持体としての基材とそ
の表面に設けたインク受容層とからなるものであり、例
えば、特に好ましい態様として、 (1)基材及びインク受容層のいずれも透光性であり被
記録材全体として透光性である態様、 (2)インク受容層の表面が平滑である態様、 (3)インク受容層が多孔質である態様等が挙げられ
る。
又、夫々にインク受容層が、支持体としての機能を同
時に兼備したものであってもよい。
以上の如きいくつかの好ましい態様を挙げて本発明を
更に詳しく説明すると、本発明を主として特徴づけるコ
ポリマーとは、1重量%以上の第四級アンモニウム塩を
有するモノマー単位を含有する実質上水に不溶性のコポ
リマーであり、このようなコポリマーは、第4級アンモ
ニウム塩含有モノマーを必須成分として、該モノマーと
他の水溶性モノマー及び/又は水不溶性モノマーとから
常法に従って共重合して得ることができ、又、市場から
容易に入手して使用することもできる。本発明で使用す
る第4級アンモニウム塩含有モノマーとしては、トリメ
チル−3−(1−(メタ)アクリルアミド−1,1−ジメ
チルプロピル)アンモニウムクロライド、トリメチル−
3−(1−(メタ)アクリルアミドプロピル)アンモニ
ウムクロライド及びトリメチル−3−(1−(メタ)ア
クリルアミド−1,1−ジメチルエチル)アンモニウムク
ロライドから選択されるモノマー等が挙げられる。
更に得られるコポリマーに親水性を付与するために、
上記モノマーに水溶性モノマーを共重合することも可能
である。このような水溶性モノマーとしては、例えば、
アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、
マレイン酸半エステル、フマル酸、スチレンスルホン
酸、ビニルスルホン酸等のアニオン性モノマー或いはそ
れらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、アミン塩等;N
−ビニル−2−ピロリドン、4−ビニルピリジン、N−
トリアルキルアミノメチルスチレン、4−ビニルイミダ
ゾール、ジアルキルジアリルアンモニウム塩、ビニルベ
ンジルアミノスルホニウム塩、ビニルベンジルアミノホ
スホニウム塩、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)
アクリレート、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミ
ド、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート
等のカチオン性モノマー或いはそれらのアルカリ金属
塩、アンモニウム塩、アミン塩;(メタ)アクリルアミ
ド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、アリルア
ルコール、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート等のノ
ニオン性モノマーが挙げられる。
又、インク受容層に耐水性を付与する目的で疎水性モ
ノマーを共重合させることも可能である。このような疎
水性モノマーとしては、例えば、メチル(メタ)アクリ
レート、ブチル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレー
ト、ドデシル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリ
ル酸エステル、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、スチレン、ジシクロペンタジエン、エチレン、プロ
ピレン等が挙げられる。
これらの親水性モノマー及び疎水性モノマーの内で
は、特にアクリル系のモノマーを使用するのが好まし
く、例えば、全モノマー中の約30乃至100重量%がアク
リル系のモノマーである時に、強度、耐水性、透明性、
耐光性その他の被膜物性に優れ、且つインク受容層とし
て良好な被膜を形成することができる。
本発明においては、上記の如きモノマーからなるコポ
リマーを使用するが、これらのコポリマーは特定の第4
級アンモニウム塩を有するモノマーが1重量%以上で且
つ該モノマーも含め10重量%以上の水溶性モノマー単位
を含有することが好ましい。更にコポリマー全体として
水溶性とならない使用量が必要である。このような条件
を満たす限り、いずれのモノマー比でもよいが、一般的
には水溶性モノマーが10乃至90重量%の範囲が好まし
い。水溶性モノマーが10重量%未満である時は、十分に
耐水性に優れたインク受容層が形成されるが、インク受
容層のインク受容性が低くなり、又、90重量%以上の水
溶性モノマーを使用するとコポリマーが水溶性になり、
形成されるインク受容層の耐水性が不十分となるので好
ましくない。但し、90重量%以上の水溶性モノマーを含
有していてもコポリマーが水に不溶性である時は、水溶
性モノマーは90重量%以上であってもよい。
又、以上の如きコポリマーの分子量は、5,000乃至100
万程度が好ましく、分子量が5,000未満の場合には、形
成されるインク受容層の被膜強度が低く、又、粘着性が
生じる等の問題が生じる。特にインクを受容した部分が
粘着性を生じる。一方、分子量が100万を超えるとポリ
マー溶液の粘度が高くなりすぎ、インク受容層を形成す
る操作上の問題が生じたり、形成されるインク受容層の
レベリング性が低くなる等好ましくない。
以上の如き特定のコポリマーを用いて被記録材のイン
ク受容層を形成することによって優れたインク受容性を
有し、且つ耐水性等高品質の記録画像を与える本発明の
被記録材が得られる。
本発明でインク受容層の支持体として用いる基材とし
ては、透明性、不透明性等従来公知の基材はいずれも使
用でき、透明性基材として好適な例としては、例えば、
ポリエステル系樹脂、ジアセテート系樹脂、トリアセテ
ート系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹
脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリイミド系樹脂、セロハ
ン、セルロイド等のフイルムもしくは板及びガラス板等
が挙げられる。又、不透明性基材として好ましいものと
しては、例えば、一般の紙、布、木材、金属板、合成紙
等の外、上記の透明性基材を公知の手段により不透明性
化処理したものが挙げられる。これらの基材の厚みは特
に限定されないが、一般的には約1乃至5,000μm程度
である。
以上の如き主要材料を用いて本発明の被記録材が形成
されるが、前記(1)の好ましい態様は、基材及びイン
ク受容層の双方とも透光性であり、被記録材全体として
透光性である態様である。この態様の被記録材は、特に
透光性に優れたもので、光学機器により記録画像をスク
リーン等へ投影するOHP等の場合に主に用いられ、透過
光観察用被記録材として有用である。
このような透光性被記録材は、前記の如き透光性基材
上に前記の如きコポリマー単独或いはコポリマーと他の
透光性モノマーとの混合物から、透光性インク受容層を
形成することにより調製することができる。
このようなインク受容層を形成する方法としては、上
記のコポリマー単独或いはこれと他のポリマーとの混合
物を適当な溶剤に溶解又は分散させて塗工液を調製し、
該塗工液を、例えば、ロールコーティング法、ロッドバ
ーコーティング法、スプレーコーティング法、エアナイ
フコーティング法等の公知の方法により透光性基材上に
塗工し、その後速やかに乾燥させる方法が好ましく、上
記のコポリマー単独或いは他のコポリマーとの混合物を
ホットメルトコーティングする方法或いは上記の如き材
料から一旦単独のインク受容層用シートを形成してお
き、該シートを上記基材にラミネートする如き他の方法
でもよい。
以上の如き本発明においては、基材上に形成するイン
ク受容層の厚さは、通常、1乃至200μm程度、好まし
くは5乃至100μm程度である。
上記の如き方法において、コポリマーと混合して使用
できる他のポリマーの好ましい例としては、アルブミ
ン、ゼラチン、カゼイン、でんぷん、カチオンでんぷ
ん、アラビアゴム、アルギン酸ソーダ等の天然樹脂、ポ
リアミド、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリド
ン、四級化ポリビニルピロリドン、ポリエチレンイミ
ン、ポリビニルピリジリウムハライド、メラミン樹脂、
ポリウレタン、カルボキシメチルセルロース、ポリビニ
ルアルコール、ポリエステル、ポリアクリル酸ソーダ、
SBRラテックス、NBRラテックス、ポリビニルホルマー
ル、ポリメチルメタクリレート、ポリビニルブチラー
ル、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸
ビニル、フェノール樹脂、アルキッド樹脂等の合成樹脂
があげられ、これらの材料の1種以上が所望により使用
される。このような透光性ポリマーを前記コポリマーと
混合して使用する場合には、コポリマーと他のポリマー
とを重量比で20:1乃至1:20、好ましくは15:1乃至1:10の
範囲で使用する。
又、上記の如き方法においてインク受容層のインク受
容性をより向上させるために、被記録材の透光性を損な
わない程度に、例えば、シリカ、クレー、タルク、ケイ
ソウ土、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、ケイ酸アルミニウム、合成ゼオライト、アルミナ、
酸化亜鉛、リトボン、サチンホワイト等の充填剤をイン
ク受容層中に分散させることもできる。
以上のようにして形成される(1)の態様の被記録材
は、充分な透光性を有している透光性被記録材である。
本発明で言う充分な透光性とは、被記録材の直線透光
率が、少なくとも2%以上呈することを言い、好ましく
は直線透光率が10%以上であることが望ましい。
直線透光率が2%以上であれば、例えば、OHPにより
記録画像をスクリーンへ投影して観察することが可能で
あり、更に記録画像の細部が鮮明に観察されるために
は、直線透光率が10%以上であることが望ましい。
ここで言う直線透光率T(%)とは、サンプルに垂直
に入射し、サンプルを透過し、サンプルから少なくとも
8cm以上離れた入射光路の延長線上にある受光側スリッ
トを通過し、検出器に受光される直線光の分光透過率
を、例えば、323型日立自記分光光度計(日立製作所
製)等を使用して測定し、更に測定された分光透過率よ
り、色の三刺激値のY値を求め、次式より求められる値
である。
T=Y/Yo×100 (1) T;直線透光率 Y;サンプルのY値 Yo;ブランクのY値 従って、本発明で言う直線透光率は、直線光に対する
ものであり、拡散透光率(サンプルの後方に積分球を設
けて拡散光をも含めて透光率を求める。)や、不透明度
(サンプルの裏に、白及び黒の割当てを当ててそれらの
比から求める。)等の拡散光により透光性を評価する方
法とは異なる。
光学技術を利用した機器等で問題となるのは直線光の
挙動であるから、それらの機器で使用しようとする被記
録材の透光性を評価する上で、被記録材の直線透光率を
求めることは、特に重要である。
例えば、OHPで投影画像を観察する場合、記録部と非
記録部とのコントラストが高く、鮮明で見やすい画像を
得るためには、投影画像における非記録部が明るいこ
と、すなわち非記録材の直線透光率がある一定以上の水
準にあることが要求される。OHPでのテストチャートに
よる試験では、上記目的に適した画像を得るためには、
被記録材の直線透過率が2%以上、より鮮明な画像を得
るためには、好ましくは、10%以上であることが必要と
される。したがって、この目的に適した被記録材は、そ
の直線透過率が2%以上であることが必要である。
前記(2)の好ましい態様は前記(1)の1種の態様
でもあり、そのインク受容層の表面が平滑であることを
特徴とする。該タイプの被記録材は特に表面光沢に優
れ、フルカラーで鮮明性に優れた表面画像観察用の被記
録材として特に有用である。この態様における被記録材
は透明性でも不透明性でもよく、前記の透明性及び不透
明性のいずれの基材も使用することができる。又、これ
らの基材上に形成するインク受容層も透明性でも不透明
性でもよい。インク受容層の形成に使用する材料及び方
法等は前記(1)の態様と同様であるが、前記の充填剤
等をインク受容層の表面が平滑性を保持できる限り、イ
ンク受容層が不透明性になる程度に使用してもかまわな
い。
又、必要に応じて、前述の塗工方法の他にキャストコ
ーティング法を用いたり、光沢ロールによる光沢出しを
してもよい。
前記(3)の好ましい態様は、本発明の被記録材のイ
ンク受容層が、多孔質のインク受容層であることを特徴
としており、該被記録材はそのインク受容層が特にイン
ク受容性に優れ、又、画像の耐水性にも優れ、フルカラ
ーの鮮明性に優れた表面画像観察用として有用である。
他に、インク受容層が支持体の機能を兼備したものと
して、無サイズの紙にコポリマーをサイズブレス等によ
り含浸させたものや、前記(1)又は(2)の態様のも
ので、インク保持層を厚くして、基材を剥離したもの等
がある。このような態様のインク受容層の形成用材料及
び形成方法は前記(1)及び(2)の態様の場合と実質
的に同様であるが、この態様ではインク受容層の形成に
際して、インク受容層がインクを迅速に受容できるよう
になる充填剤を含有していることを特徴としている。こ
のような充填剤として好ましいものは、例えば前述の
(1)の態様で述べた充填剤の外に、ポリスチレン、ポ
リエチレン、尿素−ホルマリン樹脂、ポリ塩化ビニル、
ポリメチルメタクリレート等の有機充填剤粒子あげら
れ、これらの一種以上が用いられる。このようなインク
受容性を向上させる充填剤は、インク受容層においてイ
ンク受容層の重量の約10乃至90%を占める割合で使用す
るのが好ましい。この範囲以下の使用量ではインクの受
容性があまり改善されず、又、それ以上の使用量では、
インク受容層の物理的、機械的強度が十分でなくなる。
この様な充填剤を比較的多量に使用する場合は、コポリ
マーのみでは十分な成膜性が得られない場合もあるの
で、前述の如きコポリマー以外の他のポリマーを結着用
樹脂として併用することが望ましい場合もある。この様
な場合においては、コポリマーはインク受容層中で1乃
至90重量%、好ましくは2乃至50重量%を占める割合で
使用する。
以上、本発明の被記録材の代表的な態様を例示して本
発明を説明したが、勿論本発明の被記録材はこれらの態
様に限定されるものではない。尚、いずれの態様の場合
においても、インク受容層には、分散剤、蛍光染料、PH
調節剤、消泡剤、潤滑剤、防腐剤、界面活性剤等の公知
の各種添加剤を包含させることができる。
尚、本発明の被記録材は必ずしも無色である必要はな
く、着色された被記録材であってもよい。
(効果) 以上の如き特定のコポリマーをインク受容層に含有す
る本発明の被記録材によれば、周囲条件、例えば、温度
や湿度が激しく変化しても、常に優れたインク吸収性を
示すため、又高湿度条件下でもインク受容層の粘着化が
生じないので従来技術の種々の欠点が十分に解決され
た。
従って、種々の条件下において、記録時にインク短時
間内に同一箇所に重複して付着した場合にもインクの流
れ出しやしみ出し現象がなく、高解像度の鮮明で優れた
発色性の耐水性のある画像が得られる。しかも、従来の
インクジェット用被記録材では見られなかった表面光沢
の優れたものを提供することも可能であり、又、スライ
ドやOHP等の光学機器により記録画像をスクリーン等へ
の投影により観察に用いるもの、カラー印刷のポジ版を
作成する際の色分解版、或いは液晶等のカラーディスプ
レイに用いるCMF等、従来の表面画像観察用以外の用途
に適用することができる。
(実施例) 以下、実施例、比較例及び使用例を挙げて本発明を更
に具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特
に断りの無い限り重量基準である。
参考例1(コポリマーの合成) 3口フラスコに、トリメチル−3−(1−(メタ)ア
クリルアミド−1,1−ジメチルプロピル)アンモニウム
クロライド150部、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト850部、イソプロピルアルコール500部及び水500部を
入れて撹拌し、均質化する。
次いで、窒素ガスを導入して1時間バブルした後、ア
ゾビスイソブチロニトリル1部を加え、60℃に昇温す
る。窒素ガスを通しながら20時間60℃に保ち撹拌して重
合を行った。得られたコポリマー溶液は粘ちょうであ
り、生成コポリマーの重量平均分子量は9万であった。
実施例1 参考例1で得たコポリマー溶液を上質紙に塗布し、80
℃で30分間乾燥後、膜厚が10μmの塗膜を形成して本発
明の被記録材を得た。
参考例2(コポリマーの合成) 3口フラスコに、トリメチル−3−(1−(メタ)ア
クリルアミドプロピル)アンモニウムクロライド300
部、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート100部、
2−ヒドロキシプロピルアクリレート600部、イソプロ
ピルアルコール500部及び水500部を入れ、撹拌して均質
化した。
次いで窒素ガスを導入して1時間バブルした後、アゾ
ビスイソブチロニトリル1部を加え、60℃に昇温する。
窒素ガスを通しながら20時間60℃に保ち撹拌して重合を
行った。得られたコポリマー溶液は粘ちょうであり、生
成コポリマーの重量平均分子量は10万であった。
実施例2 参考例2で得たコポリマー溶液を用いた外は、実施例
1と同様にして本発明の被記録材を得た。
参考例3(コポリマーの合成) 3口フラスコに、トリメチル−3−(1−(メタ)ア
クリルアミド−1,1−ジメチルエチル)アンモニウムク
ロライド200部、N−ビニル−2−ピロリドン500部、ポ
リエチレングリコールモノメタクリレート(重合度3の
ポリエチレングリコール)300部、イソプロピルアルコ
ール500部及び水500部を入れて撹拌し、均質化した。
次いで窒素ガスを導入して1時間バブルした後、アゾ
ビスイソブチロニトリル1部を加え、60℃に昇温する。
窒素ガスを通しながら20時間60℃に保ち撹拌して重合を
行った。得られたポリマー溶液は粘ちょうであり、生成
コポリマーの重量平均分子量は13万であった。
実施例3 参考例3で得たコポリマー80部及びヒドロキシエチル
セルロース20部をイソプロピルアルコール200部及び水2
00部に溶解したものを用い、他は実施例1と同様にして
本発明の被記録材を得た。
参考例4(コポリマーの合成) 3口フラスコに、トリメチル−3−(1−(メタ)ア
クリルアミド−1,1−ジメチルプロピル)アンモニウム
クロライド200部、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリ
レート200部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート600
部、イソプロピルアルコール500部及び水500部を入れて
撹拌し、均質化した。
次いで窒素ガスを導入して1時間バブルした後、アゾ
ビスイソブチロニトリル1部を加え、60℃に昇温する。
窒素ガスを通しながら20時間60℃に保し撹拌して重合を
行った。得られたポリマー溶液は粘ちょうであり、生成
コポリマーの重量平均分子量は11万であった。
実施例4 参考例4で得たコポリマー100部をイソプロピルアル
コール200部及び水200部に溶解したものを用い、他は実
施例1と同様にして本発明の被記録材を得た。
比較例1 ポリビニルアルコール100部(クラレ製、商品名クラ
レカチオンポリマーC−318−2A)を水900部に溶解し
た。以下実施例1と同様にして比較例の被記録材を得
た。
比較例2 ヒドロキシエチルセルロース(ライオン製、レオガー
ドGR)100部を水1,900部に溶解した。以下実施例1と同
様にして比較例の被記録材を得た。
参考例5(コポリマーの合成) 3口フラスコに、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト1,000部、イソプロピルアルコール500部及び水500部
を入れて撹拌し、均質化した。
次いで窒素ガスを導入して1時間バブルした後、アゾ
ビスイソブチロニトリル1部を加え、60℃に昇温する。
窒素ガスを通しながら20時間60℃に保ち撹拌して重合を
行った。得られたコポリマー溶液は粘ちょうであり、生
成コポリマーの重量平均分子量は18万であった。
比較例3 参考例5で得たコポリマーを使用し、他は実施例1と
同様にして比較列の被記録材を得た。
使用例 上記実施例及び比較例の夫々の被記録材に対して、下
記の4種のインクを用いて、ピエゾ振動子によってイン
クを吐出させるオンデマンド型インクジェット記録ヘッ
ド(吐出オリフィス径60μm、ピエゾ振動子駆動電圧70
V、周波数2KHz)を有する記録装置を使用してインクジ
ェット記録を実施した。
黄インク(組成) C.I.ダイレクトイエロー86 2部 ジエチレングリコール 20部 ポリエチレングリコール#200 10部 水 70部 赤インク(組成) C.I.アシッドレッド35 2部 ジエチレングリコール 20部 ポリエチレングリコール#200 10部 水 70部 青インク(組成) C.I.ダイレクトブルー86 2部 ジエチレングリコール 20部 ポリエチレングリコール#200 10部 水 70部 黒インク(組成) C.I.フードブラック2 2部 ジエチレングリコール 20部 ポリエチレングリコール#200 10部 水 70部 上記使用例の評価結果を後記第1表に示した。第1表
における各評価項目の測定は下記の方法に従った。
(1)インク定着時間は、記録実施後、記録物を室温下
に放置し、記録画像に指触したときに、インクが乾燥し
て指に付着しなくなる時間を測定した。
(2)耐水性は、被記録材を静水(18℃)中に1分間浸
漬したときのインク受容層の膨潤、剥離、ブリスター等
の発生の有無を観察して評価した。○;発生なし、×;
発生有り (3)画像耐水性は、(1)の記録物を流水(18℃)中
に5分間浸漬したときの染料の残留の有無を観察して評
価した。○;染料の残留有り、×;染料の残留無し

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材と該基材上に設けられたインク受容層
    とを有する被記録材において、前記インク受容層が、ト
    リメチル−3−(1−(メタ)アクリルアミド−1,1−
    ジメチルプロピル)アンモニウムクロライド、トリメチ
    ル−3−(1−(メタ)アクリルアミドプロピル)アン
    モニウムクロライド及びトリメチル−3−(1−(メ
    タ)アクリルアミド−1,1−ジメチルエチル)アンモニ
    ウムクロライドから選択される第4級アンモニウム塩を
    有するモノマー単位を1重量%以上含有し、且つ水に実
    質上不溶性であるコポリマーを含有することを特徴とす
    る被記録材。
  2. 【請求項2】コポリマーがアクリル系モノマーを主体と
    してなる特許請求の範囲第(1)項に記載の被記録材。
  3. 【請求項3】コポリマーが水溶性モノマーを含む特許請
    求の範囲第(1)項に記載の被記録材。
  4. 【請求項4】水溶性モノマーが、(メタ)アクリル酸、
    イタコン酸、マレイン酸、マレイン酸半エステル、フマ
    ル酸、スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸、或はこ
    れらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩若しくはアミン
    塩、N−ビニル−2−ピロリドン、4−ビニルピリジ
    ン、N−トリアルキルアミノメチルスチレン、4−ビニ
    ルイミダゾール、ジアルキルジアリルアンモニウム塩、
    ビニルベンジルアミノホスホニウム塩、N,N−ジメチル
    アミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチル
    (メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチル
    (メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル
    (メタ)アクリレート、或はこれらのアルカリ金属塩、
    アンモニウム塩若しくはアミン塩、(メタ)アクリルア
    ミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、アリル
    アルコール、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
    ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート及び
    ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレートから
    選択される特許請求の範囲第(3)項に記載の被記録
    材。
  5. 【請求項5】コポリマーが疎水性モノマーを含む特許請
    求の範囲第(1)項に記載の被記録材。
  6. 【請求項6】疎水性モノマーが、(メタ)アクリル酸エ
    ステル、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ス
    チレン、ジシクロペンタジエン、エチレン及びプロピレ
    ンから選択される特許請求の範囲第(5)項に記載の被
    記録材。
  7. 【請求項7】前記コポリマーの分子量が、5千〜100万
    の範囲にある特許請求の範囲第(1)項に記載の被記録
    材。
  8. 【請求項8】インクジェット記録方式に用いる特許請求
    の範囲第(1)項に記載の被記録材。
  9. 【請求項9】水性インクを被記録材に付与して画像を形
    成するインクジェット記録方法において、該被記録材
    が、基材と該基材上に設けられたインク受容層とを有
    し、前記インク受容層が、トリメチル−3−(1−(メ
    タ)アクリルアミド−1,1−ジメチルプロピル)アンモ
    ニウムクロライド、トリメチル−3−(1−(メタ)ア
    クリルアミドプロピル)アンモニウムクロライド及びト
    リメチル−3−(1−(メタ)アクリルアミド−1,1−
    ジメチルエチル)アンモニウムクロライドから選択され
    る第4級アンモニウム塩を有するモノマー単位を1重量
    %以上含有し、且つ水に実質上不溶性であるコポリマー
    を含有することを特徴とするインクジェット記録方法。
  10. 【請求項10】コポリマーが、アクリル系モノマーを主
    体としてなる特許請求の範囲第(9)項に記載のインク
    ジェット記録方法。
  11. 【請求項11】コポリマーが、水溶性モノマーを含む特
    許請求の範囲第(9)項に記載のインクジェット記録方
    法。
  12. 【請求項12】水溶性モノマーが、(メタ)アクリル
    酸、イタコン酸、マレイン酸、マレイン酸半エステル、
    フマル酸、スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸、或
    はこれらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩若しくはア
    ミン塩、N−ビニル−2−ピロリドン、4−ビニルピリ
    ジン、N−トリアルキルアミノメチルスチレン、4−ビ
    ニルイミダゾール、ジアルキルジアリルアンモニウム
    塩、ビニルベンジルアミノホスホニウム塩、N,N−ジメ
    チルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジメ
    チル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエ
    チル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチ
    ル(メタ)アクリレート、或はこれらのアルカリ金属
    塩、アンモニウム塩若しくはアミン塩、(メタ)アクリ
    ルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、ア
    リルアルコール、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
    レート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート
    及びポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート
    から選択される特許請求の範囲第(11)項に記載のイン
    クジェット記録方法。
  13. 【請求項13】コポリマーが、疎水性モノマーを含む特
    許請求の範囲第(9)項に記載のインクジェット記録方
    法。
  14. 【請求項14】疎水性モノマーが、(メタ)アクリル酸
    エステル、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、
    スチレン、ジシクロペンタジエン、エチレン及びプロピ
    レンから選択される特許請求の範囲第(13)項に記載の
    インクジェット記録方法。
  15. 【請求項15】コポリマーの分子量が、5千〜100万の
    範囲にある特許請求の範囲第(9)項に記載のインクジ
    ェット記録方法。
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