JPS6163474A - 被記録材 - Google Patents

被記録材

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JPS6163474A
JPS6163474A JP18535684A JP18535684A JPS6163474A JP S6163474 A JPS6163474 A JP S6163474A JP 18535684 A JP18535684 A JP 18535684A JP 18535684 A JP18535684 A JP 18535684A JP S6163474 A JPS6163474 A JP S6163474A
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JP
Japan
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ink
recording
recording material
receiving layer
vinyl acetate
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JP18535684A
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English (en)
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Mamoru Sakaki
坂木 守
Ryuichi Arai
竜一 新井
Shigeo Togano
戸叶 滋雄
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Canon Inc
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Canon Inc
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • B41M5/5254Macromolecular coatings characterised by the use of polymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. vinyl polymers

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、インクジェット記録法に好適に用いられる被
記録材に関し、特にインク受容性に優れ、1つ記録画像
の鮮明性に優れた被記録材に関する。
(従来の技術) インクジェット記録法は1種々のインク(記録?& )
吐出方式、例えば、静電吸引方式、圧電素子を用いて記
録液に機械的振動また変移を与える方式、記録液を加熱
して発泡させその圧力を利用する方式等により、インク
の小滴を発生さて飛翔させ、それらの一部若しくは全部
を紙などの被記録材に付着させて記録を行うものである
が、騒音の発生が少なく、高速印字、多色印字の行なえ
る記録法として注目されている。
インクジェット記録用のインクとしては、安全性、記録
特性の面から主に水を主成分とす1ものが使用され、ノ
ズ火の目詰り防止および吐出安定性の向上のために多価
アルコール等が添加されている場合が多い。
このインクジェット記録法に使用される被記録材として
は、従来1通常の紙やインクジェット記録111紙と称
される基材上に多孔質のインク受容層を設けてなる被記
録材が使用されてきた。しかし、記録の高速化あるいは
多色化等インクジェット記録装置の性能の向ヒとt撃及
に伴ない、被記録材に対してもより高度で広範な特性が
要求されつつある。すなわち、高解像度、高品質の記録
画像を得るためのインクジェット記録用の被記録材とし
ては、 (1)インクの被記録材への受容がOf及的速やかであ
ること、 (2)インクドツトが重複した場合でも、後で付着した
インクが前に付着したドツト中に流れ出さないこと、 (3)インク液滴が被記録材上で拡散し、インクドツト
の径が必要以上に大きくならないこと、(4)インクド
ツトの形状が真円に近く、またその円周が滑めらかであ
ること。
(5)インクトンi・のOD(光学1ご1■)が+’+
’、’i <、ドツト周辺がぼけないこと、 等の基本的諸要求を満足させる必要がある。
更に、多色インクジェット記録法によりカラー写真に匹
敵する程度の高解像度の記録画質を得るには、上記要求
性能に加え、 (]6)インクの着色成分の発色性に優れたものである
こと、 (7)インクの色の数と同数の液滴が同一箇所に重ねて
付着することがあるので、インク定着性が特に優れてい
ること。
(8)表面に光沢があること、 (9)白色度の高いこと。
等の性能が加重して要求される。
また、インクジェット記録用による記録画像は、従来は
専ら表面画像観察用に使用されてきたが、インクジェッ
ト記録装置の性能の向上や普及に(fない表面画像観察
用以外の用途に適した被記録材が要求されつつある0表
面画像観察用以外の被記録材の用途としては、スライド
や0HP(オーバーヘットプロジェクタ−)等の光学機
器により、記録画像をスクリーン等へ投影してそれらの
画像を観察するのに用いるもの、カラー印刷のポジ版を
作成する際の色分解版、液晶等のカラーディスプレイに
用いるCMF(カラーモザイクフィルター)等が挙げら
れる。
被記録材が表面画像182察用に使用される場合には、
主に記録画像の拡散光が観察されるのに対し、これらの
用途における被記録材においては主に記録画像のfli
光が問題となる。従って、透光性、特に直線透光−(l
に優れたものであることが前述の一般的なインクジェッ
ト記録用の被記録材の要求性能に加重されて要求される
(発1町が解決しようとしている問題点)しかしながら
、これら要求性能を全て満たした被記録材は未だ知られ
ていないのが実状である。
また、従来の表面画像n′!;A用の被記録材の多くは
1表面に多孔性のインク受容層を設け、その多孔性空隙
中に記録液を受容させ記録剤を定着させる方式を用いて
いたので、多孔性であることに基づき被記録材の表面に
光沢がなかった。一方、インク受容層の表面がJ1多孔
性の場合には記録実施後インク中の多価アルコール等の
不揮発性成分が被記録材表面に長時間残存し、インクの
乾燥定着時間が長いために、記録画像に接触すると衣服
が汚れたり、記録画像が損なわれたりするという欠点が
あった。
本発明の目的は、特にインク受容性および記録画像の鮮
明性に優れたインクジェット記録用の被記録材を提供す
ることにある。
本発明の他の目的は、インク受容性、記録画像の鮮明性
および表面光沢に優れたフルカラーインクジェット記録
用の被記録材を提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、スライドやOHP等の光学
機器により記録画像をスクリーン等への投影により観察
に用いるもの、カラー印刷のポジ版を作成する際の色分
解版、あるいは液晶等のカラーディスプレイに用いるC
MF等の透過光all川に用いることのできるインクジ
ェット記録用の被記録材を提供することにある。
1−記および他の本発明の目的は、以下の本発明のよっ
て達成される。
(発151の開示) すなわち、本発明は、ビニルピロリドンと酢酸ビニルと
の共重合物からなるインク受容層を有することを特徴と
するインクジェット記録川波記録材である。
本発明の詳細な説明すると、本発明の被記録材は、その
記録面がビニルピロリドンと酢酸ビニルとの共重合物を
含有してなることをlミたる特徴としており、主として
それにより本発明の目的が達成されるものである。
本発明の被記録材は、一般に支持体としての基材とその
表面に設けた記録面、すなわちインク受容層とからなる
ものであり、例えば特に好ましい態様として、 (1)基材およびインク受容層のいずれも透光性であり
、被記録材全体として透光性である態様、(2)インク
受容層の表面が平滑で光沢のある態様、 更には、最も好ましい態様として、ト記の2種の態様に
おいて、インク受容層が、該インク受容層の表面に、該
インク受容層を構成するビニルピロリドンと酢酸ビニル
との共重合物より親水性の低い物質よりなる保護層を有
する態様等があげられる7 また、それぞれの態様においてインク受容層か、支持体
としての機能を同時に兼備したものであ−)でもよい。
以ヒの如きいくつかの好ましい態様を代表例として未発
明を更に詳しく説明すると、本発明を主として特徴づけ
るビニルピロリドンと酢酸ビニルとの共重合物とは、具
体的には下記の構造式で表(m4−n=100710,
000、m: n=20:l〜1:3) 従来、被記録材のインク受容層には、使用され   !
るインクが水系インクであるために、親水性の樹脂が用
いられてきたが、その樹脂の多くは、例えばポリビニル
アルコールの如く、ポリマーの側鎖に含まれる親水性の
一〇H基により樹脂自体が親木性を得ているものが大部
分であった。
しかし、ポリマー側鎖に一〇H基が含有される場合には
、ポリマー分子銀器において水素結合を生じ、分子鎖同
士の結合が1強固になるため、逆にインク受容性が低下
する。特に、ポリマー分子間のセグメントの運動が弱く
なる低温条件下や空気中から樹脂層に吸収される水分子
が少なくなる低湿度条件下においては、ポリマー分子間
の水素結合が強まり、結晶化が進むため、インク受容性
の低下が著しかった。さらに従来の樹脂の多くはポリマ
ー乾燥時の温度を上げすぎると、分子鎖の−OH)、q
同士がエーテル結合を生じるなど、架橋反応を起こし、
インク受容性が更に低ドする等の問題があった。
また、被記録材のインク受容層がビニルピロリドン中独
の重合体、すなわちポリビニルピロリドンにより形成さ
れる場合には、低温、低湿度条件化におけるインク受容
性の低下はないが、空気中の水分を吸収してインク受容
層表面がベタつきやすく、特に高湿度条件下においては
被記録材同士を積み看ねておいたときの被記録材の粘着
、あるいは記録装置に装填し記録を行う際に、被記録材
、被記録材送りローラーとの間で粘着がおき。
送りが不能となるといった問題点や、層を形感する皮膜
の強度が弱く、特にインクを受容した部分がもろくなり
、物が触れることにより、インク受容層が基材より剥離
をおこしやすいといった問題点を生ずるものであった。
このような従来の被記録材に対して、本発明を1巳とし
て特徴づけるビニルピロリドンと酢酸ビニルとのJ16
 、T<合物は、分子内に一〇H基が存在しないにbか
かわらず、充分な親木性を示すため、このような共重合
物からなるインク受容層は1.l:記のように低温、低
湿度条件下でもインク受容性が低ドすることもなく、ま
た乾燥温度の影響もうけにぐいものである。
本発明の被記録材のインク受容層は、上記の如きビニル
ピロリドンと酢酸ビニルとの共重合物により形成されて
いるので、L記の問題点も解消し、記録操fc +’l
にも優れた被記録材となった。
なお、本発明の被記録材のインク受容層に含有されるビ
ニルピロリドンと酢酸ビニルとの共重合物の共重合モル
比は、20:l乃至l:3程度の範囲であればよい、す
なわちビニルピロリドンの含有量が上記範囲を越える場
合には、前述の如く被記録材の記録操作性に劣り、また
酢酸ビニルの含有にがL記範囲を越える場合にはインク
受容性が損なわれるためにtl(ましくない、また1本
発明で使用する上記のビニルピロリドンと酢酸ビニルと
のJ% 19合物は、その製造に際して、全体のモノマ
ー中に、O〜約50モル%の第三のビニルモノマー、例
えば塩化ビニル、スチレン、ビニルエーテル等を包含さ
せてもよいし、また得られた共重合物中の酢酸エステル
基をある程度加水分解させビニルアルコール?ド位とし
たものでもよい。
また本発明に使用される上記の八を合物の重合度は、1
00〜t o 、oooのものが好適であり、300〜
5.000のものがより好適である。この場合重合度の
異なるものを混合して用いてもよい。
本発明の被記録材においては、インク受容層が1記の如
きビニルピロリドンと酢酸ビニルとの共重合物を含有す
ることにより、インク受容性および記録画像の鮮明性に
優れたインクジェット記録用のr^光性あるいは表面光
沢性の被記録材を得ることができる。
本発明でインク受容層の支持体として用いる基)」とし
ては、透明性、不透明性等従来公知の基材はいずれも使
用でき、透明性基材として好適な例としては、例えばポ
リエステル系樹脂、ジアセテート系樹脂、トリアセテー
ト系樹脂、アクリル果樹m1、ポリカーボネート系樹脂
、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリイミド系樹脂、セロハン
、セルロイド等のフィルムもしくは板およびガラス板等
があげられる。また不透明性基材として好ましいものと
しては、例えば一般の紙、布、木材、金属板、合成紙等
の外、I−記の透明性基材を公知の手段により不透明性
化処理したものがあげられる。
本発明の前記(1)の態様の被記録材は、前記のごとき
ノ、(材のうちの透光性基材J―に、前記のごときビニ
ルピロリドンと酢酸ビニルとの共重合物単独あるいはこ
の混合物と他の透光性ポリマーとの混合物から、透光性
インク受容層を形成することにより調製することができ
る。
このようなインク受容層を形成する方法としては、上記
のビニルピロリドンと酢酸ビニルとの共重合物単独ある
いはこれらの混合物と他の適当なポリマーとの混合物を
適当な溶剤に溶解または分散させて塗工液をiA!L、
該塗工液を例えばa −ルコーティング法、ロッドパー
コーティング法、スプレーコーチインク法、エアナイフ
コーティング法等の公知の方法により透光性基材上に塗
工し、その後速やかに乾燥させる方法が好ましく、上記
のビニルピロリドンと酢酸ビニルとの共重合物単独ある
いは他のポリマーとの混合物をホットメルトコーティン
グする方法あるいは(]記の如き材料から−[:1.単
独のインク受容層用シートを形成しておき、該シートを
1;記)、(材にラミネートする如き他の方法でもよい
1−記の如き方法において、ビニルピロリドンと酢酸ビ
ニルとの共重合物に、更に混合して使用できる他のポリ
マーの好ましい例としては、アルブミン、ゼラチン、カ
ゼイン、でんぷん、カチオンでん7兎ん、アラビアゴム
、アルギン酸ソーダ等の天然樹脂、ポリアミド、ポリビ
ニルピロリドン、四級化ポリビニルピロリドン、ポリエ
チレンイミン、ポリビニルピリシリウムハライド、メラ
ミン4M ltn、ポリウレタン、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリエステル、 SBRラテ)クス、 NB
Rラテックス、ポリビニルホルマール、ポリメチルメタ
クリレート、ポリビニルブチラール、ポリアクリロニト
リル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、フェノール樹
脂、アルキド樹脂等の合成樹脂があげられ、これらの材
料の1種以上が所望により使用される。このような透光
性ポリマーを前記ビニルピロリドンと酢酸ビニルとのへ
m合物と混合して使用する場合には、ビニルピロリドン
と酢酸ビニII/との共重合物と他のポリマーとを、@
重比で20:1〜1:20.好ましくは15:1−1:
10の範囲で使用するのが好ましい。
また、上記の如き方法においてインク受容層のインク受
容性をより向Hさせるために、被記録材の透光性を損な
わない程度に、例えばシリカ、クレー、タルク、ケイソ
ウ上、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム
、ケイ酸アルミニウム、合成ゼオライト、アルミナ、#
化亜鉛、リトポン、サテンホワイト等の充填剤をインク
受容層中に分散させることもできる。
以との如き本発明においては、基材上に形成するインク
受容層の厚さは、通常、1〜200ILm程度、好まし
くは5〜10100p!度である。
以上の如くして本発明の被記録材が得られるが、本発明
者の詳細な研究によれば、上記の如く坦虜1シたインク
受容層の表面に、該インク受容層ヴ丁−★ンク受容性お
よび画像鮮明性を更に向1させるために、インクを自由
に透過させ、11.つ表面を保護できる機能を有する保
護層を形成することにより、′更に優れた被記録材が得
られることを知見した。
このような保護層とは、に記の如くして形成されtこイ
ンク受容層−ヒに設けられた天然または合成樹脂型の薄
層であって、その表面にインクの小滴が付着したときに
、該小滴が、互いに隣接する他の小滴と過大に重複しな
い程度に接触面積を速やかに(例えば数秒間内)拡大さ
せ、且つインク受容層への浸透、およびインク受容層に
よるインクの受容を促進させる機能を有するものである
本発明者は、上述の如き機能をインク受容層に賦q、す
べく鋭意研究したところ、全く予想外にも、前記インク
受容層上へ、インク受容層を構成するビニルピロリドン
と酢酸ビニルとの共重合物と同程度、好ましくは親水性
の程度の劣るポリマーからなる薄層を形成することによ
り、上記の機能が容易に達成されることを知見したもの
である。このような機能が、例えば水に対して全く、あ
るいは殆ど溶解しないポリマーの薄膜によって   1
も達成されたことは、誠に驚くべきことであった。
、上記の如き機能を有する保護層は、インク受容層を形
成しているビニルピロリドンと酢酸ビニルとの共重合体
と同程度好ましくは相対的に親水性の劣るポリマーによ
り、約1101L以下、好ましくは約0.1〜5#Lm
の厚さの1iilllを形成することにより達成された
。このような薄膜の形成に有用なポリマー材料としては
、酢酸ビニル、アクリル酸エステル、エチレン、塩化ビ
ニル、その他のビニルモノマーからなるホギポリマーあ
るいはコポリマー、および上記の如きビニルモノマーと
各種親木性ビニルモノマーとからなるポリマー、更に、
ビニロン、ポリウシタン、セルロース誘導体、ポリエス
テル、ポリアミド等のポリマー、および前述のインク受
容層形成用の他の親木性ポリマーの中糠、あるいは混合
物からインク受容層に対比してインク受容層よりも親水
性の劣るものとして選択するのが好適である。
また、選択するポリマーは、有機溶剤の溶液でもよいが
、水性媒体中のエマルジョン、有機溶剤あるいは水性媒
体中の微分散体としての形状で使用するのが好ましい、
有機溶剤溶液として使用する場合は、比較的aSな溶液
あるいは形成される層が、I;記範囲内となる濃度で使
用するのが好ましい。
(二足の如き材料を使用して、保M層を形成する方法は
、前記のインク受容層を形成するのと同様な方法が採用
できる。
以Hの如き保M層を設けた本発明の被記録材は、その保
護層の親水性が、インク受容層の親水性と同程度または
劣るにもかかわらず、本発明の被記録材は、この様な保
護層の存在しない従来の被記録材に比して、インク受容
性1画像の鮮明性およびインク定着性等が1lrl著に
向上しているのは駕〈べきことである、現在、その理論
的根拠は不明であるが1本発明者の中なる想像によれば
(本発明は、このような単なる想像によって、何ら限定
されるものではない)、上記保m層は、必ずしも連続被
膜ではなく、水性インクが、インク受容層へ浸透できる
極微な間隙が保護層中に無数に存在しているとともに、
その表面がミクロ単位で不JIF、則であり、その結果
、付着したインク小滴が素早くその表面で拡散して、そ
れらの接I′r!f!面積が拡大し、従ってインク受容
層によるインク吸収性および定着性が顕著に促進されて
いるものと考えられる。また、このような構成の本発明
の被記録材は、その保護層が、インク受容層に比較して
親水性の低いポリマーから形成できるので、例えば高温
高湿の雰囲気においても、−Ej受容されたインクが表
面に浸出して1機器、オペレーターあるいは周囲を汚染
することがなく、また、高温高湿下で表面かベタついた
りすることが更に十分に無くなっている。
更に、本発明においては、以上の如き各種の態様の被記
録材において、その記録面に、有機または無機の微細な
粉体を、約0.01〜約1.0g/+n’の割合で付与
することによって、得られる被記録材のプリンター内に
おける搬送性や積重ね時の耐プロンキング性、耐指紋性
等を更に向−ヒさせることができる。
以上のごとき主貿材料を用いて本発明の被記録材が形成
されるが、前記(1)の好ましい態様は、ノ、(材およ
びインク受容労災には保護層のすべてが透光性であり、
直線透光率が10%以上であり、?y/記録材全体とし
て透光性である態様である。この態様の被記録材は、特
に透光性に優れたもので、光学機器により記録画像をス
クリーン等へ投影するOHP等の場合に主に用いられ、
透φ光観察用被記録材として有用である。
本発明で言う充分な透光性とは、被記録材の直線透光率
が、少なくともlO%以上以上ることが望ましい。
内線透光率が2%以上であれば、例えばOHPにより記
録画像をスクリーンへ投影して観察することが可能であ
り、更に記録画像の細部が鮮明に観察されるためには、
直線透光率が10%以上であることが望ましい。
ここで言う直線透光率T(%)とは、サンプルに6直に
入射し、サンプルを透過し、サンプルか   1ら少な
くとも8c腸以上はなれた入射光路の延長線j二にある
受光側スリットを通過し、検出器に受光される直線光の
分光透過率を、例えば323型日ケ自記分光光度計(1
1ケ製作所nA)等を使用して測定し、更にl11定さ
れた分光透過率より、色の三刺激値のY値を求め、次式
より求められる値である。
”r=y/y、xtoo     (1)T ;直線透
光率 Y ;サンプルのY値 Y、;ブランクのY(直 従って、本発明で言う直線透光率は、直線光に対するも
のであり、拡散透光率(サンプルの後方に積分球を設け
て拡散光をも含めて透光率を求める。)や、不透明度(
サンプルの裏に、白および黒の裏当てをちててそれらの
比から求める。)等の拡散光により透光性を+if価す
る方法とは異なる。
光学技術を利用した機器などで問題となるのは直線光の
挙動であるから、それらの機器で使用しようとする被記
録材の透光性を評価する上で、被記録材の直線透光−F
を求めることは、特に重要である。
例えばOHPで投影画像を観察する場合、記録部と非記
録部とのコントラストが高く、!B明で見やすい画像を
得るためには、投影画像における非記録部が明るいこと
、すなわち被記録材の直線透光−(iがある一定以上の
水準にあることが要求される。OHPでのテストチャー
トによる試験では、上記[1的に適した画像を得るため
には、被記録材の直線透過率が2%以上、より鮮明な画
像を得るためには、好ましくは、10%以上であること
が必t:とされる。したがって、この目的に適した被記
録材は、その直線透過率が2%以上であることが必“〃
である。
前記(2)の好ましい態様は、前記(1)の1種の態様
でもあり、そのインク受容層または保護層の表面がf−
滑で、JISZ8741に基ず〈45度鏡面光沢が、3
0%以上であることを特徴とする。該タイプの被記録材
は特に表面光沢に優れ、フルカラーで鮮明性に優れた表
面画像観察用の被記録材として特に有用である。この態
様における被記録材は透引性でも不透明性でもよく、前
記の透明性および不透明性のいずれのノ^材も使用する
ことができる。またこれらの基材−ヒに形成するインク
受容層および保護層も透明性でも不透明性でもよい。イ
ンク受容層および保護層の形成に使用する材料および方
法等は前記(1)の態様と同様であるが、前記の充填剤
等をインク受容層の表面が平滑性を保持できる限り、イ
ンク受容層が不透明になる程度に使用してもかまわない
また必要に応じて、1111述の塗[方法の他にキャス
トコーティングV、を用いたり、光沢ロールによる光沢
出しをしてもよい。
以ヒ、木発明の被記録材の代表的な態様を例示して本発
明を説明したが、勿論本発明の被記録材はこれらの態様
に限定されるものではない、なお、いずれの態様の場合
においても、インク受容層および/または保護層には、
分散剤、蛍光染料、pH調節剤、消泡剤、潤滑剤、防腐
剤、界面活性剤等の公知の各種添加剤を包含させること
ができる。
なお、本発明の被記録材は必ずしも無色である必要はな
く、着色された被記録材であってもよい。
以上の如きビニルピロリドンと酢酸ビニルとの共i[j
合物を含有する本発明の被記録材は、高湿度条袢ドでも
表面が粘着性にならず、前述の種々の問題点が解決され
、また、低温および低湿度条件1゛においても従来の被
記録材の如きインク受容性の低ドという問題は無く、イ
ンク受容性やインク’p1(i性に優れているので、例
えば、異色の記録液が1υ時間内に同一箇所に重複して
付着した場合にも記録液の流れ出しやしみ出し現象がな
く、高解像度の鮮明で優れた発色性の耐水性のある画像
が得られる。しかも、従来のインクジェット用被記録材
では見られなかった表面光沢の優れたものを提供するこ
とも11f能であり、また、スライドやo tt p等
の光学機器により記録画像をスクリーン等への投影によ
り観察に用いるもの、カラー印刷   1のポジ版を作
成する際の色分解版、あるいは液晶等のカラーディスプ
レイに用いるCMF等、従来の表面画像観察用以外の用
途に適用することができる。
以下、実施例に従って本発明の方法を・更に詳細に説明
する。なお1文中、部とあるのは重量基準である。
実施例1 透光性基材として厚さ100%嘗のポリエチレンテレフ
タレートフィルム(東し製)を使用し、このフィルムH
に、ビニルピロリドンと酢酸ビニル(1: 1)との共
重合物50%水溶液(ルビ・スツール55E、GAF製
)を、乾燥後の膜厚が15、履となるようにバーコータ
ー法により塗工し、80℃で10分間の条件で乾燥し、
本発明の透光性被記録材を得た。
このようにして得られた本発明の被記録材は。
無色透明なものであった。
実施例2 透光性基材として実施例1で使用したポリエステルフィ
ルムを使用し、このフィルム」二にビニルピロリドンと
酢酸ビニル(7: 3)との共重合物50%水溶液(ル
ビ・スコール73E、GAFg1)を、乾燥後のインク
吸収層の厚さが20JL曽となるようにバーコーター法
により塗工し、60°Cで20分間の熱処理により乾燥
させて本発明の透光性被記録材を得た。このようにして
得られた4、、発明の被記録材は無色透明なものであっ
た。
実施例3 ノ、(体としてアート紙を用いたことを除き、実施例2
と同様な方法により本発明の被記録材を得た。得られた
被記録材は白色の不透明なものであった。
実施例4 透光性基材として厚さtook■のポリエチレンテレフ
タレートフィルム(東し製)を使用し、このフィルム上
に、ビニルピロリドンと酢酸ビニル(7: 3)との共
重合物50%水溶液(ルビ・スコール73E、GAF製
)を、乾燥後の膜厚が20μ、wとなるようにバーコー
ター法により塗工し、60℃で20分間の条件で乾燥し
、インク受容層を形成した0次いで、ド記塗工液をイン
ク受容層1.に、乾燥膜厚が3#Lmとなるように塗布
し、60℃で15分間乾燥させて、保護層を形成し、本
発明の透光性被記録材をlすた。
塗五液B ml成; アクリル酸エステル (ダイカラツク S−1235)    5部エタノー
ル             95部比較例1 実施例1で使用したポリエステルフィルム単独を被記録
材として使用し、実施例1と同様なインクジェット記録
を実施した。
比較例2および3 インク受容層用捨T液として下記の組成物を用いたこと
を除き、実施例2と同様な方法により被記録材を得た。
塗工液組成; (比較例2) ポリビニルアルコール (PVA−C5T、クラレ製)     10部水  
                         
90部塗工液組成; (比較例3) ポリビニルピロリドン (PVA  K−30,GAF製)   10部+  
            90部叱較例・4 実施例3で使用したアート紙をそのまま被記録材として
使用した。
[−記の実施例と比較例の被記録材に対して、下記の4
挿のインクを用いて、ピエゾ振動子によってインクを吐
出させるオンデマンド型インクジェ、ソト記録ヘッド(
吐出オリフィス径60#L雪、ピエゾ振動子駆動電圧7
0V、周波数2 K Hz)を有する記録装置を使用し
てインクジェット記録を実施した。
黄インク(組成) C,1,ダイレクト二ロー86   2部ジエチレング
リコール     20部ポリエチレングリコール#2
00  10部水                 
       70部      1赤インク(組JI
t) C0!、アシッドレッド35    2部ジエチレング
リコール     20部ポリエチレングリコール#2
00  10fi水                
         70部青インク(組成) c、r、ダイレクトブルー86   2部ジエチレング
リコール     20部ポリエチレングリコール#2
00 10i水                  
       70部黒インク(組成) c、r、フードブラック2     2部ジエチレング
リコール     20部ポリエチレングリコール#2
00  10fill水              
          70部1−記実施例および参考例
の被記録材の評価結果を第1表に示した。第1表におけ
る各評価項目の3III定は下記の方法に従った。
(1)インク定着時間は、記録実施後、記録画像に指触
したときに、インクが乾燥して指に付着しなくなる時間
を測定した。
(2)ドツト濃度は、JIS K 7505を印字マイ
クロドツトに応用してサクラマイクロデンシドメーター
PDM−5(小西六写真工業(株)製)を用いて黒ドツ
トにつき測定した。
(3)OHP適性は、光学機器の代表例として測定した
もので、記録画像をOHPによりスクリーンに82彩し
、[1視により観察して判定したもので、」ト記録部が
明るく、記録画像のOD(オプチカルデンシティ)が高
く、コントラストの高い鮮明で見やすい投影画像の得ら
れるものを0.非記録部がやや暗く、記録画像のODが
やや低く、ピッチ巾0.5mm、太さ0.25mmの線
が明瞭にf−別できないものをΔ、非配録部がかなり暗
く、記録画像のODがかなり低く、ピッチ巾1mm、に
さ0.3mmの線が明瞭に判別できないものあるいは非
記録部と記録画像の見分けがつかないものを×とした。
(4)直線透光率は、323型日立自記分光光度計(1
1s’r、 ’A作所■!!iりを使用し、サンプルか
ら受光側のマドまでの距離を約9cmに保ち1分光透過
率をAH定し、前記(1)式により求めた。
(5)光沢は、JISZ874iに基づき被記録材表面
の45°鏡面光沢を測定した。
(以   ド  余  白  ) 一訂五一1−jk− 2(1’065$R)I    3分  3分  3分
  1,5分20℃8昨RH3分  3分  3分  
1分10℃3咋RH2分  2分  2分  1分五−
4」二1L慮   1.1   1.1   1.2 
  1.0隻」Lヱ」L亘    00       
  0tlL透」シ」79%   79%      
  77%及−W     −−St%    −! 虹−立一且−J!!+0000 一比蚊例一 ユ    ヱ    旦    A 工m瞭朋 20℃!35XRH7E1   10分  5分  5
分20℃ 80調     10日    2扮   
 印字部剥離、 5分 10℃ 30$RH10日30分   3分   5分
v−h        1.2    1.1    
1.t     o、!iq、工n立    000 
   − 直」【」LlL季   74%   82%   80
%    −ルーーーーーーE−−−38%

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ビニルピロリドンと酢酸ビニルとの共重合物から
    なるインク受容層を有することを特徴とするインクジェ
    ット記録用被記録材。
  2. (2)インク受容層が、該インク受容層の表面に、該イ
    ンク受容層を構成するビニルピロリドンと酢酸ビニルと
    の共重合物より親水性の低い物質よりなる保護層を有す
    る特許請求の範囲第(1)項に記載のインクジェット記
    録用被記録材。
JP18535684A 1984-09-06 1984-09-06 被記録材 Pending JPS6163474A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06316146A (ja) * 1990-03-02 1994-11-15 Xerox Corp 透明体
US5616447A (en) * 1994-09-08 1997-04-01 Tdk Corporation Optical disc having printable label layer

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JPH06316146A (ja) * 1990-03-02 1994-11-15 Xerox Corp 透明体
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