JPH11291770A - ドアウェザーストリップの位置ずれ防止構造 - Google Patents

ドアウェザーストリップの位置ずれ防止構造

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JPH11291770A
JPH11291770A JP10112681A JP11268198A JPH11291770A JP H11291770 A JPH11291770 A JP H11291770A JP 10112681 A JP10112681 A JP 10112681A JP 11268198 A JP11268198 A JP 11268198A JP H11291770 A JPH11291770 A JP H11291770A
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JP
Japan
Prior art keywords
clip
weather strip
door
mounting base
door weather
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Withdrawn
Application number
JP10112681A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideshi Tsuchida
英志 土田
Asajiro Kii
浅次郎 紀井
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Nishikawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単でかつ取付作業を容易とするドア
ウェザーストリップの位置ずれ防止構造を提供するこ
と。 【解決手段】 中空部4を有する取付基部5と環状シー
ル部6とを備えるドアウェザーストリップ3の取付基部
5を、ドアサッシュ1の底面に周設された断面略C字状
で開口部が上向きの溝Mに嵌着させてドアウェザースト
リップ3を取り付ける構造であって、取付基部5の長手
方向に中空部4と貫通するスリット8を形成し、後端に
二又部11を有し先端にかけ略水平に延びるクリップ1
0を、スリット8から中空部4に二又部11を外側に残
した状態で挿入し、二又部11を溝Mを形成する車体側
の鈎状端部Maに係止させるとともにクリップ10の先
端を中空部4を通してドアウェザーストリップ3の内側
に当接させて、車体側とは逆側のドアサッシュ1の側面
側にドアウェザーストリップ3を押圧した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドアに取
り付けられドアと車体(ボディ)との隙間をシールする
ドアウェザーストリップの位置ずれ防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、自動車のドアサッシ
ュ1の周縁には、ドアと車体開口部周縁(ボディ)2と
の隙間をシールするドアウェザーストリップ3が嵌着さ
れているが、ドア開閉時の衝撃にともないドアウェザー
ストリップ3は車両後側に引っ張られて位置ずれをおこ
したり、ドアサッシュ1から部分的にはずれたりして、
シール性を悪くしたり、外観を悪くするという問題があ
った。
【0003】このずれを防止するために、ドアウェザー
ストリップ3をドアサッシュ1に嵌着させるだけでな
く、拘止キー、クリップ、あるいは押圧部材を介して固
定する方法が開示されている(特公昭47−2892
号、実開平4−75715号、実開平6−12145
号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
47−2892号によれば、矩形断面で端部に丸味がつ
けられた拘止キーの一端を封鎖部材に形成されたみぞに
嵌合し、他端をフランジに当接させ楔のように使用する
ものであるが、拘止キーの厚さはみぞの幅よりも僅かに
大きくする必要があり十分な位置ずれを図ろうとすると
精度上構造が複雑となる。また、拘止キーの他端とフラ
ンジの固定も不安定である。また、実開平4−7571
5号によれば、クリップを取り付ける際にドアサッシュ
に相当する取付溝を切り欠く必要があるため加工が煩雑
である。更に、実開平6−12145号によれば、断面
略L字型の押圧部材の凹部がウェザーストリップ内部に
挿入されているが、他方の側はファスナーによってドア
サッシュである第2インナ部に固定されているので、押
圧部材の取り付けに手間がかかるという問題がある。
【0005】そこで本発明の目的は、構造が簡単でかつ
取付作業を容易とするドアウェザーストリップの位置ず
れ防止構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1に係るウェザーストリップの位
置ずれ防止構造は、中空部(4)を有する取付基部
(5)と、その取付基部(5)に一体形成され車体開口
部周縁(2)に弾接する環状シール部(6)と、を備え
る自動車用ドアウェザーストリップ(3)の取付基部
(5)を、ドアサッシュ(1)の底面に周設された断面
略C字状で開口部が上向きの溝(M)に嵌着させてドア
ウェザーストリップ(3)を取り付ける構造であって、
取付基部(5)の長手方向に中空部(4)と貫通するス
リット(8)を形成し、後端に二又部(11)を有し先
端にかけ略水平に延びるクリップ(10)を、形成した
スリット(8)から中空部(4)に二又部(11)を外
側に残した状態で挿入し、二又部(11)を溝(M)を
形成する車体側の鈎状端部(Ma)に係止させるととも
にクリップ(10)の先端を中空部(4)を通してドア
ウェザーストリップ(3)の内側に当接させて、車体側
とは逆側のドアサッシュ(1)の側面側にドアウェザー
ストリップ(3)を押圧したことを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、クリップ
(20)の先端には取付基部(5)の長手方向に直角な
方向に上下に延びる押え板(21)が形成されているこ
とを特徴とする。
【0008】更に、請求項3に記載の発明は、クリップ
(30,40)の先端には取付基部(5)の長手方向に
平行に2以上の鋸刃状(31,41)が形成されている
ことを特徴とする。
【0009】また、請求項4に記載の発明は、クリップ
(50)の先端側には後側と比較して取付基部(5)の
長手方向に平行に左右に広がるウイング部(51,5
2)が形成され、そのウイング部(51,52)を含む
クリップ先端側の長さよりもスリット(8)の長さを短
くしたことを特徴とする。
【0010】なお、上記の課題を解決するための手段に
記載された括弧内の記号は図面及び後述する発明の実施
の形態に記載された記号に対応するものである。
【0011】これによれば、ドアサッシュの底面に周設
された断面略C字状の溝に嵌着されたドアウェザースト
リップは、取付基部の中空部に挿入されたクリップの先
端が内側に当接されることによってドアサッシュの側面
側に押圧されるのでドアの開閉や振動などによる位置ず
れが防止される。しかも、使用されるクリップは、先端
を形成されたスリットから挿入し、後端に設けられた二
又部を溝の鈎状端部に係止させるだけでよいので、ワン
タッチで取り付けが可能である。また、ドアウェザース
トリップの型成形された部位であっても、押出成形され
た部位であっても適用しうる。
【0012】また、請求項2に記載の発明によれば、ク
リップの先端には上下に延びる押え板が形成されている
ので、ドアウェザーストリップをクリップの先端で押圧
する際の面積を大きくすることができる。したがって、
ドアウェザーストリップの位置ずれが一層抑えられる。
【0013】更に、請求項3に記載の発明によれば、ク
リップの先端には鋸刃状が形成されているので、クリッ
プの押圧による先端のくいこみによりドアウェザースト
リップの位置ずれが一層抑えられる。
【0014】また、請求項4に記載の発明によれば、ク
リップの先端側には左右に広がるウイング部が形成さ
れ、ウイング部を含むクリップ先端側の長さよりもスリ
ットの長さを短くしたので、ウイング部がクリップの抜
け防止機能をはたし、挿入されたクリップがスリット外
に容易に出ることはない。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。なお、従来例と同一部分には同一
符号を付した。図1は本発明の実施の形態のウェザース
トリップの位置ずれ防止構造の位置ずれ防止用のクリッ
プが取り付けられる前の状態を示す斜視図であり、図2
はクリップが取り付けられた後の状態を示す断面図であ
る。
【0016】本実施形態に係るドアウェザーストリップ
の位置ずれ防止構造は、ドアサッシュ1に取り付けられ
た自動車用のドアウェザーストリップ3を特殊な形状の
クリップ10を使用して強固に固定して位置ずれを防止
するものである。
【0017】以下、詳細に説明する。ドアウェザースト
リップ3は、中空部4を有する取付基部5と、その取付
基部5に一体形成されドア閉時に車体開口部周縁(ボデ
ィ)2に弾接する環状シール部6と、同じく取付基部5
に一体形成され車体開口部周縁2に弾接するシールリッ
プ部7と、を備え、その取付基部5がドアサッシュ1の
底面に周設された断面略C字状で開口部が上向きの溝M
に嵌着されることによりドアウェザーストリップ3は取
り付けられている。溝Mは、ドアサッシュ1の底面に垂
設して車体側とは逆側の側面となるアウター部1aが内
側に折り曲げられ連続するインナー部1bが底面上で断
面略C字状に折り曲げられて形成されたサッシュドアタ
イプのものである。なお、図示は省略するが、ドアサッ
シュ1の底面に断面略C字状のリテーナが別体で取り付
けられたパネルドアタイプのものであってもよい。
【0018】またドアウェザーストリップ3の取付基部
5の長手方向には中空部4に貫通するスリット8が形成
され、このスリット8にクリップ10が挿入されるよう
になっている。クリップ10は、後端に二又部11を有
し先端にかけ略水平に延びる断面略Y字状のクリップで
ある。なお先端にはドアウェザーストリップ3に当接す
る際に傷をつけないようにするため丸みが形成されてい
る。また、クリップ10は樹脂又は硬質ゴムからなり、
型成形あるいは押出成形したものを必要な寸法にカット
することにより形成される。特に押出成形したものをカ
ットしたものは非常に安価である。
【0019】そして、クリップ10はスリット8から中
空部4に二又部11を外側に残した状態で挿入され、二
又部11を溝Mを形成する車体側の鈎状端部Maに係止
させるとともにクリップ10の先端を中空部4を通して
ドアウェザーストリップ3の内側に当接させて、車体側
とは逆側のドアサッシュ1の側面側にドアウェザースト
リップ3を押圧するようにしたものである。
【0020】このように、溝Mに嵌着されたドアウェザ
ーストリップ3は、クリップ10によってドアサッシュ
1の側面側に押圧されるのでドアの開閉や振動などによ
る位置ずれが防止される。しかも、クリップ10の装着
は、先端をスリット8から挿入し、後端の二又部11を
溝Mの鈎状端部Maに係止させるだけでよいので、ワン
タッチで取り付けが可能である。しかも、ドアウェザー
ストリップの型成形された部位であっても、押出成形さ
れた部位であっても適用しうる。
【0021】なお、クリップ10にかえて、図3(a)
に示すように、先端に取付基部5の長手方向に直角な方
向に上下に延びる押え板21が形成されたクリップ20
を使用してもよい。これによれば、ドアウェザーストリ
ップ3をクリップ20の先端で押圧する面積を大きくす
ることができるので、ドアウェザーストリップ3の位置
ずれが一層抑えられる。
【0022】また、図3(b)、図3(c)に示すよう
に、先端に取付基部5の長手方向に平行に2以上の鋸刃
状31,41が形成された(図3(b)では2つ、図3
(c)では5つ)クリップ30,40を使用してもよ
い。これによれば、形成された鋸刃によってドアウェザ
ーストリップ3の位置ずれが一層抑えられる。
【0023】更に、図3(d)に示すように、先端側に
は後側と比較して取付基部5の長手方向に平行に左右に
広がるウイング部51,52が形成されたクリップ50
を使用してもよい。これによれば、スリット8の長さを
ウイング部51,52を含めた長さよりも短かくするこ
とによりウイング部51,52がクリップ50の抜け防
止機能をはたす。
【0024】
【発明の効果】以上のとおり本発明のウェザーストリッ
プの位置ずれ防止構造によれば、ドアサッシュの底面に
周設された断面略C字状の溝に嵌着されたドアウェザー
ストリップは、クリップによってドアサッシュの側面側
に押圧されるのでドアの開閉や振動などによる位置ずれ
が防止される。これにより、シール性の不良や外観不良
を防止することができる。しかも、使用されるクリップ
は、先端を形成されたスリットから挿入し、後端に設け
られた二又部を溝の鈎状端部に係止させるだけでよいの
で、ワンタッチで取り付けが可能である。
【0025】また、請求項2に記載の発明によれば、ク
リップの先端に設けられた押え板により、ドアウェザー
ストリップをクリップの先端で押圧する際の面積を大き
くすることができるので、ドアウェザーストリップの位
置ずれが一層抑えられる。
【0026】更に、請求項3に記載の発明によれば、ク
リップの先端には鋸刃状が形成されているので、クリッ
プの押圧による先端のくいこみによりドアウェザースト
リップの位置ずれが一層抑えられる。
【0027】また、請求項4に記載の発明によれば、ク
リップの先端側には左右に広がるウイング部が形成さ
れ、ウイング部を含むクリップ先端側の長さよりもスリ
ットの長さを短くしたので、ウイング部がクリップの抜
け防止機能をはたし、挿入されたクリップがスリット外
に容易に出ることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るウェザーストリップ
の位置ずれ防止構造の位置ずれ防止用のクリップが取り
付けられる前の状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るウェザーストリップ
の位置ずれ防止構造を示す断面図である。
【図3】クリップの変形例を示す斜視図である。
【図4】従来例に係るウェザーストリップの位置ずれ防
止構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ドアサッシュ 1a アウター部 1b インナー部 2 車体開口部周縁(ボディ) 3 ドアウェザーストリップ 4 中空部 5 取付基部 6 環状シール部 7 シールリップ部 8 スリット 10 クリップ 11 二又部 20 クリップ 21 押え板 30 クリップ 31 鋸刃状 40 クリップ 41 鋸刃状 50 クリップ 51,52 ウイング部 M 溝 Ma 鈎状端部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空部を有する取付基部と、該取付基部に
    一体形成され車体開口部周縁に弾接する環状シール部
    と、を備える自動車用ドアウェザーストリップの取付基
    部を、ドアサッシュの底面に周設された断面略C字状で
    開口部が上向きの溝に嵌着させてドアウェザーストリッ
    プを取り付ける構造であって、 前記取付基部の長手方向に前記中空部と貫通するスリッ
    トを形成し、後端に二又部を有し先端にかけ略水平に延
    びるクリップを、形成したスリットから中空部に二又部
    を外側に残した状態で挿入し、二又部を前記溝を形成す
    る車体側の鈎状端部に係止させるとともにクリップの先
    端を中空部を通してドアウェザーストリップの内側に当
    接させて、車体側とは逆側のドアサッシュの側面側にド
    アウェザーストリップを押圧したことを特徴とするドア
    ウェザーストリップの位置ずれ防止構造。
  2. 【請求項2】前記クリップの先端には前記取付基部の長
    手方向に直角な方向に上下に延びる押え板が形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のドアウェザース
    トリップの位置ずれ防止構造。
  3. 【請求項3】前記クリップの先端には前記取付基部の長
    手方向に平行に2以上の鋸刃状が形成されていることを
    特徴とする請求項1に記載のドアウェザーストリップの
    位置ずれ防止構造。
  4. 【請求項4】前記クリップの先端側には後側と比較して
    前記取付基部の長手方向に平行に左右に広がるウイング
    部が形成され、該ウイング部を含むクリップ先端側の長
    さよりも前記スリットの長さを短くしたことを特徴とす
    る請求項1に記載のドアウェザーストリップの位置ずれ
    防止構造。
JP10112681A 1998-04-07 1998-04-07 ドアウェザーストリップの位置ずれ防止構造 Withdrawn JPH11291770A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020093232A (ko) * 2001-06-07 2002-12-16 현대자동차주식회사 자동차의 도어 웨더스트립 고정구조
KR20160057848A (ko) * 2014-11-14 2016-05-24 현대자동차주식회사 웨더스트립용 픽싱 클립 장치

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