JP3133260B2 - ウインドパネルの取付構造とその取付方法 - Google Patents
ウインドパネルの取付構造とその取付方法Info
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Description
枠部の周壁に環状に張り出されたフランジに長尺の留め
具によってウインドパネルを取り付けるためのウインド
パネルの取付構造と取付方法に関する。
に張り出されたフランジに長尺の留め具によってウイン
ドパネルを取り付けるウインドパネルの取付構造には、
例えば、特開平8−113031号公報に開示されてい
る。前記従来のウインドパネルの取付構造においては、
図18〜図19に示すように、ウインドパネル111の
背面の周辺部に対し、長尺の留め具113が押出し成形
と同時にそのウインドパネル111の背面に固着され
る。前記したように押出し成形される長尺の留め具11
3は、押出し成形用のダイの幅寸法に相当する分だけ成
形することができず、欠如部が生じる。前記長尺の留め
具113に欠如部がある状態で窓枠部102のフランジ
104にウインドパネル111を装着するとシール性が
悪くなる。このため、図18と図19に示すように、長
尺の留め具113と同一断面の短尺の繋ぎ部材117が
形成された後、長尺の留め具113の欠如部に前記短尺
の繋ぎ部材117が嵌め込まれながら、その短尺の繋ぎ
部材117がウインドパネル111の背面に接着剤によ
って固着される。
の留め具113の係合部116から短尺の繋ぎ部材11
7の係合部120にわたって紐30が挿通され、その紐
30によって前記各係合部116、120が、図20に
示すように、弾性的に拡開されながら、窓枠部102の
フランジ104の環状張り出し縁105に差し込まれて
係合されることで、前記窓枠部102のフランジ104
にウインドパネル111が取り付けられるようになって
いる。
来のウインドパネルの取付構造にあっては、ウインドパ
ネル111の背面に対する短尺の繋ぎ部材117の接着
力が弱いと、その短尺の繋ぎ部材117の係合部120
を紐30によって弾性拡開するときに、ウインドパネル
111に対し短尺の繋ぎ部材117が脱落する不具合が
生じる。このため、ウインドパネル111の背面に対し
短尺の繋ぎ部材117を強固に接着しなければならず、
その接着に多くの時間を必要とし、生産性が低下する。
み、短尺の繋ぎ部材をウインドパネルの背面に接着する
必要性を解消して生産性の向上を図ることができるウイ
ンドパネルの取付構造とその取付方法を提供することで
ある。
に、請求項1の発明に係るウインドパネルの取付構造
は、車両ボディの窓枠部の周壁に環状に張り出されたフ
ランジに長尺の留め具によってウインドパネルを取り付
けるためのウインドパネルの取付構造であって、前記長
尺の留め具は、前記フランジの環状張り出し縁に対向す
る前記ウインドパネルの背面の周辺部に連続的又は断続
的をなす長尺に形成されるとともに、前記ウインドパネ
ルの背面に固着される基体部と、その基体部から突設さ
れかつ前記フランジの環状張り出し縁に弾性的に係合し
て前記フランジに前記ウインドパネルを取り付ける係合
部とを一体に備え、前記長尺の留め具の相対する端面の
間には、その長尺の留め具と略同一断面の基体部及び係
合部を有する短尺の繋ぎ部材が介在され、前記短尺の繋
ぎ部材は、その係合部において前記フランジの環状張り
出し縁の所要位置に取り付けるとともに、前記短尺の繋
ぎ部材の基体部に形成された当接面が前記ウインドパネ
ルの背面に固着されることなく当接し、さらに、前記ウ
インドパネルの中心側に向けて前記短尺の繋ぎ部材が移
動することがないように、前記長尺の留め具の相対する
端面に対し、前記短尺の繋ぎ部材の端面が係合して突き
合わされることで、前記長尺の留め具と短尺の繋ぎ部材
とが前記フランジの環状張り出し縁に沿って環状に連続
していることを特徴とする。
部においてフランジの環状張り出し縁の所要位置に取り
付ける一方、前記短尺の繋ぎ部材の基体部の当接面をウ
インドパネルの背面に当接させ、かつその短尺の繋ぎ部
材の両端面を、ウインドパネルの背面に固着の長尺の留
め具の相対する端面に係合させることで、前記長尺の留
め具と短尺の繋ぎ部材とを環状に連続させ、かつ短尺の
繋ぎ部材の移動を阻止することができるため、短尺の繋
ぎ部材をウインドパネルの背面に接着する手間を削減し
ながら防音、防水等のシール性を確保することができ
る。
ルの取付構造は、請求項1に記載のウインドパネルの取
付構造において、長尺の留め具の相対する端面は、ウイ
ンドパネルの中心側が狭く、その反対側が広い略ハの字
状をなして対向し、前記短尺の繋ぎ部材の両端面は、前
記長尺の留め具の相対する端面に隙間なく当接して係合
する傾斜面をなしていることを特徴とする。
と、短尺の繋ぎ部材の両端面の加工が容易で、かつこれ
ら端面を隙間なく確実に突き合わせることができる。
付方法は、車両ボディの窓枠部の周壁に環状に張り出さ
れたフランジに長尺の留め具によってウインドパネルを
取り付けるためのウインドパネルの取付方法であって、
基体部と、その基体部から突設されかつ前記フランジの
環状張り出し縁に弾性的に係合可能な係合部とを一体に
備えた長尺の留め具を、その基体部の固着面において前
記フランジの環状張り出し縁に対向する前記ウインドパ
ネルの背面の周辺部に連続的又は断続的に固着する留め
具固着工程と、前記長尺の留め具と略同一断面の基体部
及び係合部を一体に備えかつ前記長尺の留め具の相対す
る端面の間の長さ寸法に対応する短尺の繋ぎ部材を形成
し、その短尺の繋ぎ部材を、その係合部において前記フ
ランジの張り出し縁の所要位置に取り付ける繋ぎ部材取
付工程と、前記ウインドパネル背面の長尺の留め具の係
合部を弾性的に拡開しながら前記フランジの環状張り出
し縁に係合させて、前記フランジに前記ウインドパネル
を取り付けるとともに、前記長尺の留め具の相対する端
面と前記短尺の繋ぎ部材の端面とを係合させて突き合わ
せることで、前記長尺の留め具と前記短尺の繋ぎ部材と
を前記フランジの環状張り出し縁に沿って環状に連続さ
せるパネル取付工程と、を備えていることを特徴とす
る。
ネルの背面に接着することなく、その短尺の繋ぎ部材
を、その係合部においてフランジの環状張り出し縁の所
要位置に取り付けた後、パネル取付工程において、ウイ
ンドパネルの背面に固着の長尺の留め具を前記フランジ
の環状張り出し縁に係合して取り付ける際に、前記長尺
の留め具の相対する端面と前記短尺の繋ぎ部材の端面と
を突き合わせることで、前記長尺の留め具と前記短尺の
繋ぎ部材とを前記フランジの環状張り出し縁に沿って環
状に連続させることができるため、防音、防水等のシー
ル性を確保することができる。
にしたがって説明する。図1〜図4において、車両ボデ
ィ(ドアも含む)1に形成された窓枠部2は、周壁3
と、その周壁3に環状に張り出されたフランジ4とを一
体に備えている。前記窓枠部2のフランジ4に対し、長
尺の留め具13によって装着されるウインドパネル11
は、ガラスパネル、透明な樹脂パネル等よりなり、窓枠
部2の周壁3に嵌め込み可能な大きさに形成されてい
る。
対向するウインドパネル11の背面の周辺部には、合成
樹脂、ゴム等の弾性材料による押出成形によって長尺の
留め具13が一体連続状に成形されると同時に固着され
ている。そして、長尺の留め具13は、その全長にわた
って一様の断面をなすとともに、図5に示すように、ダ
イ22の幅寸法に相当する分だけ欠如される。さらに、
前記長尺の留め具13は、ウインドパネル11の表面及
び周端面にわたることなく、ウインドパネル11の背面
に対してのみ固着される固着面14を有して帯板状をな
す基体部15と、その基体部15の内端から外側に向け
て一体に突設されて前記環状張り出し縁5を基体部15
と協働して挟み込むように係合することで、フランジ4
に対し、ウインドパネル11を取り付ける断面鉤形状の
係合部16とを一体に備えている。
向する両端面13aの間には、短尺の繋ぎ部材17が介
在されている。前記短尺の繋ぎ部材17は、長尺の留め
具13と略同一断面の基体部19及び係合部20を一体
に備え、合成樹脂、ゴム等の弾性材料による押出成形又
は射出成形によって形成されてる。そして、短尺の繋ぎ
部材17は、その係合部20においてフランジ4の環状
張り出し縁5の所要位置に取り付けられるとともに、そ
の基体部19の当接面18がウインドパネル11の背面
に固着されることなく当接している。
に向けて短尺の繋ぎ部材17が移動することがないよう
に、長尺の留め具13の両端面13aは、ウインドパネ
ル11の中心側が狭く、その反対側が広い略ハの字状を
なして対向する一方、短尺の繋ぎ部材17の両端面17
aは、長尺の留め具13の両端面13aに隙間なく当接
する傾斜面をなしている。そして、長尺の留め具13の
両端面13aに対し、短尺の繋ぎ部材17の両端面17
aが係合して突き合わされることで、長尺の留め具13
と短尺の繋ぎ部材17とがフランジ4の環状張り出し縁
5に沿って環状に連続している。
態1のウインドパネルの取付構造を用いて窓枠部2のフ
ランジ4に対し、ウインドパネル11を取り付ける方法
を、留め具固着工程、繋ぎ部材取付工程、及びパネル取
付工程の順に説明する。まず、留め具固着工程において
説明すると、図5〜図7に示すように、フランジ4の環
状張り出し縁5に対向するウインドパネル11の背面の
周辺部には、長尺の留め具13が一体連続状に固着され
る。前記長尺の留め具13は、合成樹脂,ゴム等の弾性
材料による押出成形によって形成されると同時に、その
基体部15の固着面14がウインドパネル11の背面に
固着される。
1に接続され成形用ダイ22前面の口金23には、長尺
の留め具13に対応する押出口24が開口されるととも
に、長尺の留め具13の基体部15の固着面14がウイ
ンドパネル11の背面に確実に接しながら押出成形され
るように、前記押出口24が僅かではあるがダイ22の
口金23の一側面にわたって開口されている。そして、
図5に示すように、前記押出機21から供給される弾性
材料Pがダイ22の押出口24から押出され、前記ダイ
22とウインドパネル11とが相互に接した状態でフラ
ンジ4の環状張り出し縁5に対応する移動軌跡で相対的
に移動されることで、ウインドパネル11の背面に長尺
の留め具13が押出成形によって形成されると同時に、
その基体部15の固着面14がウインドパネル11の背
面に固着される。
1の背面に押出成形によって形成される長尺の留め具1
3は、その全長にわたって一様の断面をなすとともに、
図に示すように、ダイ22の幅寸法に相当する分だけ欠
如される。そして、欠如部を隔てて対向する長尺の留め
具13の両端面13aは、ウインドパネル11の中心側
が狭く、その反対側が広い略ハの字状をなして対向して
いる。
と、図8に示すように、前記長尺の留め具13と同一断
面の基体部19及び係合部20を一体に備えた短尺の繋
ぎ部材17が、合成樹脂、ゴム等の弾性材料による押出
成形又は射出成形によって形成される。前記短尺の繋ぎ
部材17は、前記長尺の留め具13の相対する両端面1
3aの間の長さ寸法に対応するとともに、その短尺の繋
ぎ部材17の両端面17aは、長尺の留め具13の両端
面13aに隙間なく当接して係合する傾斜面をなしてい
る。そして、図8に示すように、窓枠部2のフランジ4
がなす環状張り出し縁5の所要とする位置に対し、前記
短尺の繋ぎ部材17が、その係合部20において取り付
けられる。
と、図9に示すように、ウインドパネル11に固着の長
尺の留め具13の係合部16に紐30を通し、その紐3
0によって係合部16を弾性的に拡開しながら、フラン
ジ4の環状張り出し縁5に差し込まれた後、紐30が抜
かれることで、前記係合部16が弾性復帰して環状張り
出し縁5に係合し、これによって、フランジ4にウイン
ドパネル11が取り付けられる。
り付けられると同時に、短尺の繋ぎ部材17の基体部1
9に形成された当接面18がウインドパネル11の背面
に当接するとともに、長尺の留め具13の相対する両端
面13aに対し、短尺の繋ぎ部材17の両端面17aが
突き合わされて係合する。そして、長尺の留め具13と
短尺の繋ぎ部材17とが環状張り出し縁5に沿って環状
に連続するため、防音、防水等のシール性が確保され
る。また、長尺の留め具13の下辺部に欠如部が設けら
れ、その欠如部を隔てて対向する長尺の留め具13の両
端面13aの間に短尺の繋ぎ部材17が介在されること
で、シール性が高められる。
の繋ぎ部材17の基体部19の当接面18に対し、予め
両面接着テープを貼付けたり、あるいは、接着剤をスポ
ット的に塗布しておくことで、前記ウインドパネル11
の背面に短尺の繋ぎ部材17を移動不能に固定してもよ
い。
て短尺の繋ぎ部材17が移動しないようにするための長
尺の留め具13と短尺の繋ぎ部材17との端面形状の実
施態様1〜4を図10〜図13にしたがって説明する。
実施態様1において、図10に示すように、長尺の留め
具13の両端面13aは、ウインドパネル11の中心側
が狭く、反対側が広い段差面をなして対向する一方、短
尺の繋ぎ部材17の両端面17aは、前記長尺の留め具
13の両端面13aに隙間なく当接して係合する段差面
に形成されている。
に、長尺の留め具13の両端面13aは、略山形状をな
して対向する一方、短尺の繋ぎ部材17の両端面17a
は、前記長尺の留め具13の両端面13aに隙間なく当
接して係合するV溝状に形成されている。
に、長尺の留め具13の両端面13aは、凹凸面をなし
て対向する一方、短尺の繋ぎ部材17の両端面17a
は、前記長尺の留め具13の両端面13aに隙間なく当
接して係合する凹凸面に形成されている。
に、長尺の留め具13の両端面13aは、凹面をなして
対向する一方、短尺の繋ぎ部材17の両端面17aは、
前記長尺の留め具13の両端面13aに隙間なく当接し
て係合する凸面に形成されている。
図17にしたがって説明する。この実施の形態2におい
ては、窓枠部2のフランジ4がなす環状張り出し縁5の
コーナ部が直角に近い極小のアールに形成され、そのフ
ランジ4に対しウインドパネル11を取り付ける場合を
例示する。前記環状張り出し縁5のコーナ部が略直角に
形成されている場合、ウインドパネル11の背面に長尺
の留め具13を一体連続状に押出し成形することができ
ないため、図16に示すように、環状張り出し縁5の各
コーナ部分をのぞいてウインドパネル11の背面の周辺
部に長尺の留め具13が断続的に固着されている。前記
各長尺の留め具13は、実施の形態1と同一断面の固着
面14を有する基体部15と係合部16とを一体備えて
いる。
同時に、その基体部15の固着面14においてウインド
パネル11の背面に固着してもよく、また、押出し成
形、射出成形等によって形成された後、ウインドパネル
11の背面に接着剤によって固着してもよい。
いて、前記各長尺の留め具13の相対する端面13aの
間には、短尺の繋ぎ部材17がそれぞれ介在されてい
る。前記各短尺の繋ぎ部材17は、長尺の留め具13と
略同一断面の基体部19及び係合部20を一体に備え、
合成樹脂、ゴム等の弾性材料による射出成形によって形
成されている。そして、各短尺の繋ぎ部材17は、その
係合部20においてフランジ4の環状張り出し縁5の各
コーナ部分に取り付けられるとともに、その基体部19
の当接面18がウインドパネル11の背面に固着される
ことなく当接する。
る端面13aに対し、各短尺の繋ぎ部材17の両端面1
7aが隙間なく当接して突き合わされ、これによって、
長尺の留め具13と短尺の繋ぎ部材17とがフランジ4
の環状張り出し縁5に沿って環状に連続し、防音、防水
等のシール性が確保されるとともに、ウインドパネル1
1の中心側に向けて短尺の繋ぎ部材17が移動すること
が防止されている。
ウインドパネルの取付構造においても、前記実施の形態
1と略同様にして、留め具固着工程、繋ぎ部材取付工
程、及びパネル取付工程によって、窓枠部2のフランジ
4に対しウインドパネル11が取り付けられる。
明によれば、短尺の繋ぎ部材をウインドパネルの背面に
接着する手間を削減しながら防音、防水等のシール性を
確保することができ、生産性の向上を図ることができ
る。また、請求項2に記載の発明によれば、長尺の留め
具の相対する端面と、短尺の繋ぎ部材の両端面の加工が
容易で、コスト低減をはかることができるとともに、各
端面を隙間なく確実に突き合わせることができ、シール
不良を防止することができる。請求項3に記載の発明に
よれば、留め具固着工程、繋ぎ部材取付工程及びパネル
取付工程によって窓枠部のフランジにウインドパネルを
容易に取り付けることができるとともに、短尺の繋ぎ部
材をウインドパネルの背面に接着することなく、長尺の
留め具と短尺の繋ぎ部材とをフランジの環状張り出し縁
に沿って環状に連続させることができるため、防音、防
水等のシール性を確保することができる。
付構造を示す斜視図である。
を示す側面図である。
着した状態を図3のIV−IV線に基づいて示す側断面
図である。
押出成形する状態を示す説明図である。
き合わせ端面形状の実施態様1を示す説明図である。
き合わせ端面形状の実施態様2を示す説明図である。
き合わせ端面形状の実施態様3を示す説明図である。
き合わせ端面形状の実施態様4を示す説明図である。
取付構造を用いたウインドパネルの背面図である。
である。
を断続的に固着した状態を示すウインドパネルの背面図
である。
インドパネルの背面図である。
つ窓枠部のフランジにウインドパネルを取り付けた状態
を示す断面図である。
取り付ける前の状態を示す説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 車両ボディの窓枠部の周壁に環状に張り
出されたフランジに長尺の留め具によってウインドパネ
ルを取り付けるためのウインドパネルの取付構造であっ
て、 前記長尺の留め具は、前記フランジの環状張り出し縁に
対向する前記ウインドパネルの背面の周辺部に連続的又
は断続的をなす長尺に形成されるとともに、前記ウイン
ドパネルの背面に固着される基体部と、その基体部から
突設されかつ前記フランジの環状張り出し縁に弾性的に
係合して前記フランジに前記ウインドパネルを取り付け
る係合部とを一体に備え、 前記長尺の留め具の相対する端面の間には、その長尺の
留め具と略同一断面の基体部及び係合部を有する短尺の
繋ぎ部材が介在され、 前記短尺の繋ぎ部材は、その係合部において前記フラン
ジの環状張り出し縁の所要位置に取り付けるとともに、
前記短尺の繋ぎ部材の基体部に形成された当接面が前記
ウインドパネルの背面に固着されることなく当接し、 さらに、前記ウインドパネルの中心側に向けて前記短尺
の繋ぎ部材が移動することがないように、前記長尺の留
め具の相対する端面に対し、前記短尺の繋ぎ部材の端面
が係合して突き合わされることで、前記長尺の留め具と
短尺の繋ぎ部材とが前記フランジの環状張り出し縁に沿
って環状に連続していることを特徴とするウインドパネ
ルの取付構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載のウインドパネルの取付
構造において、長尺の留め具の相対する端面は、ウイン
ドパネルの中心側が狭く、その反対側が広い略ハの字状
をなして対向し、前記短尺の繋ぎ部材の両端面は、前記
長尺の留め具の相対する端面に隙間なく当接して係合す
る傾斜面をなしていることを特徴とするウインドパネル
の取付構造。 - 【請求項3】 車両ボディの窓枠部の周壁に環状に張り
出されたフランジに長尺の留め具によってウインドパネ
ルを取り付けるためのウインドパネルの取付方法であっ
て、 基体部と、その基体部から突設されかつ前記フランジの
環状張り出し縁に弾性的に係合可能な係合部とを一体に
備えた長尺の留め具を、その基体部の固着面において前
記フランジの環状張り出し縁に対向する前記ウインドパ
ネルの背面の周辺部に連続的又は断続的に固着する留め
具固着工程と、 前記長尺の留め具と略同一断面の基体部及び係合部を一
体に備えかつ前記長尺の留め具の相対する端面の間の長
さ寸法に対応する短尺の繋ぎ部材を形成し、その短尺の
繋ぎ部材を、その係合部において前記フランジの張り出
し縁の所要位置に取り付ける繋ぎ部材取付工程と、 前記ウインドパネル背面の長尺の留め具の係合部を弾性
的に拡開しながら前記フランジの環状張り出し縁に係合
させて、前記フランジに前記ウインドパネルを取り付け
るとともに、前記長尺の留め具の相対する端面と前記短
尺の繋ぎ部材の端面とを係合させて突き合わせること
で、前記長尺の留め具と前記短尺の繋ぎ部材とを前記フ
ランジの環状張り出し縁に沿って環状に連続させるパネ
ル取付工程と、 を備えていることを特徴とするウインドパネルの装着方
法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08231914A JP3133260B2 (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | ウインドパネルの取付構造とその取付方法 |
| US08/919,155 US6000746A (en) | 1996-09-02 | 1997-08-28 | Mounting structure and mounting method for mounting a window panel on a window frame of vehicle body |
| EP97306723A EP0826532A3 (en) | 1996-09-02 | 1997-09-01 | Mounting structure and mounting method for mounting window panel on window frame of vehicle body |
Applications Claiming Priority (1)
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