JPH11290517A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JPH11290517A
JPH11290517A JP10099577A JP9957798A JPH11290517A JP H11290517 A JPH11290517 A JP H11290517A JP 10099577 A JP10099577 A JP 10099577A JP 9957798 A JP9957798 A JP 9957798A JP H11290517 A JPH11290517 A JP H11290517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
condition
special
game state
probability
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10099577A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP10099577A priority Critical patent/JPH11290517A/ja
Publication of JPH11290517A publication Critical patent/JPH11290517A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別遊技状態での遊技に面白みを持たせると
ともに、特別遊技状態により遊技者の射倖心を煽り過ぎ
ないようにすることが可能な遊技機を提供することであ
る。 【解決手段】 確率変動状態において新たな大当たりが
発生する前に予め定められた終了条件が成立した場合に
確率変動状態を終了させる((c)参照)。確率変動状
態の発生を伴う大当たりの継続制限条件が成立した場合
に、確率変動状態の発生を伴う大当たりの継続的な発生
を制限する((a)参照)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばパチンコ
遊技機やコイン遊技機あるいはスロットマシン等で代表
される遊技機に関し、詳しくは、表示状態が変化可能な
可変表示装置を有し、該可変表示装置の表示結果が予め
定められた特定の表示態様になった場合に、遊技者にと
って有利な特定遊技状態に制御可能な遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機において、従来から一般
的に知られているものに、表示状態が変化可能な可変表
示装置を有し、該可変表示装置の表示結果が予め定めら
れた特定の表示態様(たとえば同じ数字図柄が3つ揃っ
た場合)になった場合に、遊技者にとって有利な特定遊
技状態(大当たり状態)に制御可能に構成されたものが
あった。
【0003】また、このような遊技機においては、特定
遊技状態に制御されるきっかけとなった可変表示装置の
表示結果が予め定められた特別の表示態様(たとえば3
つ揃った数字図柄が777になっている場合)になって
いる場合に、特定遊技状態とは異なる遊技者にとって有
利な特別遊技状態(確率変動状態等)に制御可能に構成
されたものがあった。このような特別遊技状態は、次に
特定遊技状態が発生するまで継続させられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な特別遊技状態に制御可能な従来の遊技機においては、
次に特定遊技状態が発生するまで特別遊技状態が単調に
続けられるため、特別遊技状態での遊技に面白みが欠け
るという問題があった。
【0005】また、前述したような特別遊技状態の発生
に制限を設けない場合には、特別遊技状態の発生のたび
ごとに特別遊技状態が発生することが考えられ、それに
より、あまりに多くの回数にわたって特別遊技状態が継
続的に発生してしまうことが考えられる。そのように、
遊技者にとって有利な特別遊技状態があまりに長期間継
続的に発生することが可能であると、遊技者の射倖心を
煽り過ぎてしまうという不都合が生じる。
【0006】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであって、その目的は、特別遊技状態での遊技に面白
みを持たせるとともに、特別遊技状態により遊技者の射
倖心を煽り過ぎないようにすることが可能な遊技機を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、該可変
表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示態様に
なった場合に、遊技者にとって有利な特定遊技状態に制
御可能な遊技機であって、前記特定遊技状態の発生に関
連して予め定められた特別の条件が成立したことに基づ
き、前記特定遊技状態とは異なる遊技者にとって有利な
特別遊技状態に制御することが可能な特別遊技状態制御
手段と、予め定められた継続制限条件が成立した場合
に、前記特別遊技状態の継続的な発生を制限する制御を
行なう継続制限手段とを含み、前記特別遊技状態制御手
段は、前記特別遊技状態において新たな前記特定遊技状
態が発生する前に予め定められた終了条件が成立した場
合に、前記特別遊技状態を終了させる制御を行なうこと
を特徴とする。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記特別遊技状態は、前記可
変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様になる確率
が向上された状態であることを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1また
は2に記載の発明の構成に加えて、前記特別の条件が成
立したことに応じて、前記特別遊技状態が発生する旨の
報知を行なう報知手段をさらに含み、該報知手段は、前
記可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様になっ
た後のタイミングに前記報知を行なうことを特徴とす
る。
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項1また
は2に記載の発明の構成に加えて、前記特定遊技状態に
おいて、遊技状態を遊技者に有利な第1の状態にした後
遊技者に不利な第2の遊技状態にし、予め定められた繰
返し継続条件の成立に基づいて再度第1の状態に繰返し
継続制御する繰返し継続制御手段をさらに含み、前記継
続制限手段は、前記特別遊技状態の継続発生中における
前記繰返し継続制御の累積的な実行回数が予め定められ
た実行回数になった場合に、前記継続制限条件が成立し
たと判断することを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の本発明は、請求項1また
は2に記載の発明の構成に加えて、前記特別の条件が成
立したことに応じて、前記特別遊技状態が発生する旨の
報知を行なう報知手段をさらに含み、該報知手段は、前
記特別の条件が成立した場合に、前記特定遊技状態の発
生と同時のタイミングおよび前記特定遊技状態の発生後
のタイミングのうちの少なくとも一方のタイミングで前
記報知を行なうことを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の本発明は、請求項1また
は2に記載の発明の構成に加えて、前記特別遊技状態制
御手段により用いられる前記終了条件を遊技の進行状況
により変更する終了条件変更手段をさらに含むことを特
徴とする。
【0013】請求項7に記載の本発明は、請求項1また
は2に記載の発明の構成に加えて、前記継続制限手段に
より用いられる前記継続制限条件を遊技の進行状況によ
り変更する継続制限条件変更手段をさらに含むことを特
徴とする。
【0014】請求項8に記載の本発明は、請求項6に記
載の発明の構成に加えて、前記終了条件変更手段による
前記終了条件の変更に用いられる遊技の進行状況は、前
記特別遊技状態の継続発生回数の状況であることを特徴
とする。
【0015】請求項9に記載の本発明は、請求項6また
は7に記載の発明の構成に加えて、前記終了条件変更手
段による前記終了条件の変更に用いられる遊技の進行状
況は、前記特定遊技状態が発生した場合の前記可変表示
装置の表示結果の表示態様の状況であることを特徴とす
る。
【0016】請求項10に記載の本発明は、請求項1ま
たは2に記載の発明の構成に加えて、前記継続制限条件
が成立するまでの前記継続制限条件の成立の進行状況を
報知する継続制限条件成立状況報知手段をさらに含むこ
とを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、特別遊技状
態制御手段の働きにより、特定遊技状態の発生に関連し
て予め定められた特別の条件が成立したことに基づき、
特定遊技状態とは異なる遊技者にとって有利な特別遊技
状態に制御することが可能である。継続制限手段の働き
により、予め定められた継続制限条件が成立した場合
に、特別遊技状態の継続的な発生を制限する制御が行な
われる。特別遊技状態制御手段のさらなる働きにより、
特別遊技状態において新たな特定遊技状態が発生する前
に予め定められた終了条件が成立した場合に、特別遊技
状態を終了させる制御が行なわれる。このように、特別
遊技状態において新たな特定遊技状態が発生する前に予
め定められた終了条件が成立した場合に特別遊技状態が
終了させられるので、特別遊技状態において次の特定遊
技状態が発生する前に特別遊技状態が終了してしまうこ
とがあるため、特別遊技状態において遊技者に緊張感を
与えることが可能になり、その結果として、特別遊技状
態での遊技に面白みを持たせることが可能になる。さら
に、継続制限条件が成立した場合に、特別遊技状態の継
続的な発生が制限されるため、特別遊技状態により遊技
者の射倖心を煽り過ぎないようにすることが可能にな
る。
【0018】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。
特別遊技状態は、可変表示装置の表示結果が特定の表示
態様になる確率が向上された状態である。このように、
特別遊技状態が、可変表示装置の表示結果が特定の表示
態様になる確率が向上された状態という遊技者にとって
極めて有利な状態であるため、そのような特別遊技状態
に対して終了条件を設けることによって、特別遊技状態
での遊技により一層面白みを持たせることが可能になる
とともに、そのような確率向上状態に対して継続制限条
件を設けることによって、射倖心が極めて煽られやすい
確率向上状態において遊技者の射倖心を煽り過ぎないよ
うにすることが可能になる。
【0019】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1または2に記載の発明の作用に加えて、次のように作
用する。報知手段の働きにより、特別の条件が成立した
ことに応じて、特別遊技状態が発生する旨の報知が行な
われる。報知手段のさらなる働きにより、可変表示装置
の表示結果が特定の表示態様になった後のタイミングに
報知が行なわれる。このように、可変表示装置の表示結
果が特定の表示態様になった後に特別遊技状態が発生す
る旨の報知が行なわれるので、可変表示装置の表示結果
により特定遊技状態の発生が遊技者に知らされ、その後
の報知により特別遊技状態の発生が遊技者に知らされ
る。このため、遊技者が、特定遊技状態の発生と特別遊
技状態の発生とを個別のタイミングで楽しむことが可能
になる。
【0020】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1または2に記載の発明の作用に加えて、次のように作
用する。繰返し継続制御手段の働きにより、特定遊技状
態において、遊技状態を遊技者に有利な第1の状態にし
た後遊技者に不利な第2の遊技状態にし、予め定められ
た繰返し継続条件の成立に基づいて再度第1の状態に繰
返し継続制御される。継続制限手段のさらなる働きによ
り、特別遊技状態の継続発生中における繰返し継続制御
の累積的な実行回数が予め定められた実行回数になった
場合に、継続制限条件が成立したと判断される。このよ
うに、繰返し継続制御の累積的な実行回数が特別遊技状
態発生の継続制限条件であるので、遊技状況により1回
の特定遊技状態における繰返し継続制御の実行回数が予
定よりも少なくなってしまい遊技者に不利な状況が生じ
ても、継続制限条件については不利が生じない。このた
め、1回の特定遊技状態における繰返し継続制御の実行
回数が予定よりも少なくった場合でも、長期的遊技の観
点により遊技者が不利益を被った気分を持たないように
することが可能になる。
【0021】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
1または2に記載の発明の作用に加えて、次のように作
用する。報知手段の働きにより、特別の条件が成立した
ことに応じて、特別遊技状態が発生する旨の報知が行な
われる。報知手段のさらなる働きにより、特別の条件が
成立した場合に、特定遊技状態の発生と同時のタイミン
グおよび特定遊技状態の発生後のタイミングのうちの少
なくとも一方のタイミングで報知が行なわれる。このよ
うに、特別遊技状態が発生する場合、特定遊技状態の発
生と同時のタイミングおよび特定遊技状態の発生後のタ
イミングのうちの少なくとも一方のタイミングで特別遊
技状態が発生する旨の報知が行なわれるため、状況によ
っては特別遊技状態が発生することを特定遊技状態の発
生と同時に遊技者が認識することが可能になる。
【0022】請求項6に記載の本発明によれば、請求項
1または2に記載の発明の作用に加えて、次のように作
用する。終了条件変更手段の働きにより、特別遊技状態
制御手段により用いられる終了条件が遊技の進行状況に
より変更される。このように、特別遊技状態の終了条件
が遊技の進行状況により変更されるので、遊技内容が変
化に富むため、遊技者が飽きることなく遊技を楽しめる
ようにすることが可能になる。
【0023】請求項7に記載の本発明によれば、請求項
1または2に記載の発明の作用に加えて、次のように作
用する。継続制限条件変更手段の働きにより、継続制限
手段により用いられる継続制限条件が遊技の進行状況に
より変更される。このように、特別遊技状態の継続制限
条件が遊技の進行状況により変更されるので、遊技内容
が変化に富むことにより遊技者が飽きることなく遊技を
楽しめるようにすることが可能になる。さらに、継続制
限条件の変化により遊技者の有利さが変化するので、遊
技の進行状況に対する遊技者の期待感を向上させること
が可能になる。
【0024】請求項8に記載の本発明によれば、請求項
6に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。
終了条件変更手段による終了条件の変更に用いられる遊
技の進行状況は、特別遊技状態の継続発生回数の状況で
ある。このように、特別遊技状態の継続的な発生の回数
の状況により特別遊技状態の終了条件が変更されるた
め、特別遊技状態が継続的に発生することにより、遊技
者の期待感を変化させることが可能になる。
【0025】請求項9に記載の本発明によれば、請求項
6または7に記載の発明の作用に加えて、次のように作
用する。終了条件変更手段による終了条件の変更に用い
られる遊技の進行状況は、特定遊技状態が発生した場合
の可変表示装置の表示結果の表示態様の状況である。こ
のように、特定遊技状態が発生した場合の可変表示装置
の表示結果の表示態様の状況により特別遊技状態の終了
条件が変更されるため、特定遊技状態が発生した場合の
可変表示装置の表示結果の表示態様により、遊技者の期
待感を変化させることが可能になる。
【0026】請求項10に記載の本発明によれば、請求
項1または2に記載の発明の作用に加えて、次のように
作用する。継続制限条件成立状況報知手段の働きによ
り、継続制限条件が成立するまでの継続制限条件の成立
の進行状況が報知される。このように、継続制限条件が
成立するまでの継続制限条件の成立の進行状況が報知さ
れることにより、継続制限条件がどの時点で成立するか
を遊技者が認識することが可能になる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態
においては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示す
が、本発明はこれに限らず、たとえばコイン遊技機やス
ロットマシンなどであってもよく、表示状態が変化可能
な可変表示装置を有し、該可変表示装置の表示結果が予
め定められた特定の表示態様になった場合に、遊技者に
とって有利な特定遊技状態に制御可能な遊技機であれ
ば、すべてに適用することが可能である。
【0028】第1実施形態 図1は、本発明に係る遊技機の一例のパチンコ遊技機1
の正面図である。
【0029】パチンコ遊技機1の遊技盤には、遊技領域
3が形成されている。パチンコ遊技機1には、遊技者が
打球操作するための打球操作ハンドル28が設けられて
おり、この打球操作ハンドル28を遊技者が操作するこ
とにより、上皿29内に貯留されているパチンコ玉を1
個ずつ発射することができる。発射されたパチンコ玉
は、区画レール2の間を通って遊技領域3内に導かれ
る。
【0030】遊技領域3の中央には、複数種類の識別情
報としての特別図柄を可変表示させることが可能な可変
表示装置4が設けられている。可変表示装置4の下方に
は、可変入賞球装置12が設けられている。この可変入
賞球装置12は、ベース板23を遊技領域3に固定する
ことにより取付けられている。可変入賞球装置12は、
後述するソレノイド49が励磁されることにより開閉板
22が開成して打玉が入賞可能な遊技者にとって有利と
なる第1の状態と、ソレノイド49が消磁されることに
より開閉板22が閉成して打玉が入賞不可能な遊技者に
とって不利な第2の状態とに変化可能に構成されてい
る。可変入賞球装置12には、遊技状態に応じて点灯ま
たは点滅表示するLED24が6個設けられている。
【0031】可変表示装置4の左側方部分および右側方
部分には、それぞれワープ入口17が設けられている。
このワープ入口17に進入した打玉は、可変表示装置4
の裏面側を通って下方に流下してワープ出口10から再
度遊技領域3に放出される。このため、ワープ出口10
から放出された打玉は、始動口9に比較的入賞しやすい
状態となる。可変表示装置4の左側方部分に設けられた
ワープ入口17に進入した打玉の通過経路には、普通図
柄始動ゲート8が設けられている。この普通図柄始動ゲ
ート8には、玉の通過を検出するための通過球検出器1
3が設けられている。
【0032】遊技領域3内に打込まれた打玉が普通図柄
始動ゲート8に進入すれば、その通過球が通過球検出器
13により検出され、その検出出力に基づいて普通図柄
表示器20が可変開始される。
【0033】普通図柄表示器20はたとえば7セグメン
ト表示器で構成されており、普通図柄と呼ばれる識別情
報が可変表示される。この普通図柄表示器20の表示結
果が予め定められた特定の識別情報(たとえば7)とな
れば、後述するソレノイド50が励磁されて、始動口9
に設けられた左右1対の可動片14が所定期間だけ開成
し、打玉がより始動入賞しやすい状態となる。この始動
口9に入賞した始動入賞球は後述する始動球検出器34
により検出され、その検出出力に基づいて可変表示装置
4が可変開始される。
【0034】この可変表示装置4は、たとえば液晶表示
可能なCRT表示器53で構成されており、可変表示部
5が設けられている。この可変表示部5は、左可変表示
部と中可変表示部と右可変表示部とに3分割されてお
り、すべての可変表示部が一斉に可変開始することによ
り複数種類の特別図柄からなる識別情報が上から下に向
かってスクロール表示され、まず左可変表示部が停止制
御され、次に右可変表示部が停止制御され、最後に中可
変表示部が停止制御される。左可変表示部で可変表示さ
れる図柄は左図柄と呼ばれ、中可変表示部で可変表示さ
れる図柄は中図柄と呼ばれ、右可変表示部で可変表示さ
れる図柄は右図柄と呼ばれる。
【0035】この可変表示装置4が可変停止された状態
で、特別図柄が予め定められた特定の特別図柄の組合せ
(たとえば777)となることにより、表示結果が予め
定められた特定の表示態様となった場合には、特定遊技
状態(大当たり状態)が発生して可変入賞球装置12が
第1の状態に制御されて遊技者にとって有利な状態とな
る。
【0036】可変入賞球装置12内には、特定入賞領域
が設けられており、この特定入賞領域に入賞した入賞球
が後述する特定球検出スイッチ32により検出される。
また可変入賞球装置12内に入賞したすべての入賞球が
球数検出スイッチ33により検出される。具体的には、
特定球検出スイッチ32により検出された特定入賞球
と、特定入賞領域以外の通常入賞領域に入賞した通常入
賞球とが球数検出スイッチ33により検出される。第1
の状態となった可変入賞球装置12内に進入した打玉が
所定個数(たとえば9個)球数検出スイッチ33により
検出された場合または所定期間(たとえば30秒間)経
過した場合のうちのいずれか早い方の条件が成立した場
合に可変入賞球装置12の第1の状態が終了して第2の
状態となる。なお球数検出スイッチ33による検出個数
は、7セグメント表示器よりなる個数表示器25により
表示される。そして、可変入賞球装置12が第1の状態
となっている期間中に進入した打玉が特定入賞領域に入
賞し、可変入賞球装置12が第2の状態になった後に特
定球検出スイッチ32により検出されれば、再度可変入
賞球装置12を第1の状態にする繰返し継続制御が実行
される。この繰返し継続制御の実行上限回数はたとえば
16回と定められている。繰返し継続制御において、可
変入賞球装置12が第1の状態にされている状態がラウ
ンドと呼ばれる。繰返し継続制御の実行上限回数が16
回の場合には、第1ラウンドから第16ラウンドまでの
16ラウンド分、可変入賞球装置12が第1の状態にさ
れ得る。
【0037】可変表示装置4が可変表示中に打玉が再度
始動口9に始動入賞して始動球検出器34により検出さ
れれば、その始動入賞球が記憶され、可変表示装置4が
可変停止した後、再度可変開始可能な状態になってから
前記始動入賞記憶に基づいて可変表示装置4が再度可変
開始される。この始動入賞記憶の上限は、たとえば
「4」と定められている。現時点における始動入賞記憶
個数が始動記憶表示器6により表示される。
【0038】遊技領域3内には、さらに風車19、通常
の入賞口7,11,15、および、遊技領域3内に打込
まれた打玉がいずれの入賞領域や可変入賞球装置にも入
賞しなかった場合にアウト玉として回収するアウト口1
6が設けられている。さらに、遊技盤には、飾り図柄表
示用のサイドランプ18が設けられている。
【0039】始動口9、可変入賞球装置12、通常の入
賞口7,11,15などの各種入賞領域に打玉が入賞す
ると、その入賞口に応じた所定個数の景品玉が上皿29
に払出される。上皿29の下方には、上皿玉抜きレバー
26を操作することにより上皿29から排出される打玉
を貯留しておくための下皿31が設けられている。下皿
31に貯留された打玉は、下皿玉抜きレバー30を操作
することにより排出できる。
【0040】遊技領域3の上部の左右には、ステレオ音
の音声などの効果音を発生するためのスピーカ81,8
1が設けられている。また、図中27は、パチンコ遊技
機1の前面側の枠である前面枠を開閉できないようにす
るための鍵である。
【0041】次に、パチンコ遊技機1の遊技上の特徴点
についてさらに詳細に説明する。前述したように、可変
表示装置4の可変表示部で可変表示される特別図柄が所
定の組合せで停止表示されたときに大当たりが発生す
る。大当たりとなる特別図柄の組合せの中には、特別遊
技状態としての高確率(確率変動)状態を発生させる特
別の組合せが含まれている。この組合せを特に確率変動
図柄の組合せと呼ぶ。遊技が高確率状態にある場合に
は、通常状態に比べて大当たりが発生する確率が高くさ
れる。また、普通図柄表示器20における普通図柄の可
変表示結果が当りとなる確率も高くされる。以下、確率
変動図柄は、確変図柄とも呼ぶ。
【0042】本実施の形態に示すパチンコ遊技機1で
は、確率変動図柄の組合せに基づいて大当たりが発生し
て、所定回数の繰返し継続制御がすべて終了した後に確
率変動が生じ、所定期間にわたって高確率状態になる。
その確率変動時に発生した大当たりが確率変動図柄の組
合せによるものである場合には、その大当たり後に再び
所定期間にわたって高確率状態になる。一方、確率変動
が発生しているときに大当たりとなった図柄の組合せが
確率変動図柄の組合せでなかった場合、大当たりに伴う
繰返し継続制御終了後、確率変動の生じていない状態に
戻る。
【0043】このように、高確率状態においてさらに確
率変動図柄での大当たりが生じることにより、終了した
大当たり状態と次に生じうる大当たり状態との間の高確
率状態が引続き生じていく。ただし、終了した大当たり
状態と次の大当たり状態との間の高確率状態の発生が引
続く回数には、制限が設けられている。
【0044】また、このパチンコ遊技機1では高確率状
態中に大当たりが発生して、所定の繰返し継続制御が終
了して確率の変動していない状態に戻った際、普通図柄
表示器20における普通図柄の変動時間(可変表示時
間)を短縮する制御(以下、変動時間短縮制御)が行な
われる。変動時間短縮制御は、前述した大当たり状態の
終了後、可変表示装置が60回の可変表示をするまで継
続される。このような変動時間短縮制御が行なわれる
と、可動片14が頻繁に開くため、大当たりが発生する
確率は向上していなくとも短時間で大当たりが発生しや
すくなり、遊技者に有利な状態となる。このように、大
当たりが発生する確率を直接向上させることなく、短期
間のうちに大当たりが発生しやすくなるように調整され
た遊技状態を特に普電開放向上状態と呼ぶ。さらに、普
電開放向上状態でも高確率状態でもなく、また大当たり
状態(特定遊技状態)でもない状態を特に通常状態と呼
ぶ。
【0045】普通図柄の変動時間(可変表示時間)は通
常状態においては30秒、変動時間短縮制御がなされる
普電開放向上状態においては5秒になる。
【0046】なお、パチンコ遊技機1では、大当たりが
発生する確率を直接向上させることなく、短期間のうち
に大当たりが発生しやすくなるように調整された普電開
放向上状態を構成するのに変動時間短縮制御が行なわれ
るように構成したが、その他の手段を用いることも可能
である。たとえば、始動口9への始動入賞を容易にする
ために、普通図柄の可変停止結果に基づいて開成する可
動片14の開成時間が長くなるように制御する開成時間
延長制御がなされるように構成したり、あるいは、可動
片14の開成回数が多く(たとえば通常状態は1回に対
して普電開放向上状態は2回となるようにする)なるよ
うに制御する開成回数増加制御がなされるように構成し
たりすることが考えられる。あるいは、変動時間短縮制
御と開成時間延長制御と開成回数増加制御とを組合せて
普電開放向上状態を構成してもよい。
【0047】次に、パチンコ遊技機1の遊技制御に用い
られる制御回路について説明する。図2および図3は、
パチンコ遊技機1の遊技制御に用いられる各種制御回路
の構成を示すブロック図である。それらの各種制御回路
は、パチンコ遊技機1の裏面側に取付けられた遊技制御
基板に設けられている。
【0048】図2および図3を参照して、制御回路は、
基本回路45、アドレスデコード回路41、入力回路3
5、LED回路46、情報出力回路37、初期リセット
回路38、定期リセット回路39、電飾信号回路40、
ソレノイド回路48、CRT回路54、ランプ回路5
5、音声合成回路56、音量増幅回路57、および、電
源回路58を含む。
【0049】基本回路45は、遊技制御用プログラムに
従ってパチンコ遊技機1の各種機器を制御する。基本回
路45は、マイクロコンピュータ(マイコン)68によ
り構成されている。マイクロコンピュータ68には、遊
技制御用プログラムを記憶しているROM(Read Only
Memory)69、遊技制御用プログラムに従って制御動作
を行なうためのCPU(Central Processing Unit )7
1、CPUのワーク用メモリとして機能するRAM(Ra
ndom Access Memory)70、図示を省略したI/O(In
put/Output)ポート、および、図示を省略したクロック
発生回路などが含まれている。
【0050】入力回路35は、始動口9に始動入賞した
打玉を検出するための始動玉検出器34と、可変入賞球
装置12の特定入賞領域に入賞した打玉を検出するため
の特定球検出スイッチ32と、可変入賞球装置12の大
入賞口に入賞した打玉を検出するための球数検出スイッ
チ33と、普通図柄始動ゲート8を通過した打玉を検出
するための通過球検出器13とそれぞれ接続される。入
力回路35は、特定球検出スイッチ32、球数検出スイ
ッチ33および通過球検出器13の各検出器から出力さ
れる検出信号を基本回路45へ送信する。
【0051】LED回路46には、個数表示器25のL
ED、始動記憶表示器6のLED、普通図柄表示器20
の普通図柄を表示するためのLED、通過記憶表示器2
1のLED、および、LED24を含むその他のLED
47と接続される。LED回路46は、基本回路45か
ら出力される制御信号に応じて、上記各LEDの点灯状
態を制御する。
【0052】初期リセット回路38は、電源投入時に基
本回路45をリセットするための回路である。初期リセ
ット回路38から送られてきた初期リセットパルスに応
答して、基本回路45はパチンコ遊技機1を初期化す
る。
【0053】定期リセット回路39は、基本回路45に
対し、定期的(たとえば2msecごと)にリセットパ
ルスを与え、基本回路45のROMに記憶されている遊
技制御用プログラムを先頭から繰返し実行させるための
回路である。
【0054】この種のパチンコ遊技機1では、大当たり
を発生させるか否かの判定が基本回路45のRAM70
内に構成された大当たり決定用カウンタのカウンタ値を
大当たり決定値と比較照合することにより行なわれる。
基本回路45は、入力回路35から始動入賞信号が入力
されてきたタイミングで大当たり決定用カウンタのカウ
ンタ値を参照してそのカウンタ値が予め定められている
大当たり決定値であるか否かを判定し、大当たり決定値
である場合には、大当たりを発生させることを事前決定
する。
【0055】ソレノイド回路48は、始動口9の可動片
14を駆動するためのソレノイド50、および可変入賞
球装置12の開閉板22を駆動するためのソレノイド4
9を制御するための回路である。ソレノイド回路48
は、基本回路45から出力される制御信号に応答して、
所定のタイミングでソレノイド50およびソレノイド4
9を作動させる。
【0056】アドレスデコード回路41は、基本回路4
5から送られてきたアドレス信号をデコードし、基本回
路45に含まれるROM69およびRAM70などのい
ずれか1つを選択するための信号を出力する回路であ
る。
【0057】情報出力回路37は、基本回路45から与
えられるデータ信号に基づいて、大当たり情報や図柄確
定情報、確率変動情報などの各種遊技情報をホストコン
ピュータであるホール用管理コンピュータなどに対して
出力する。ここで、大当たり情報とは、大当たりの発生
を示すための情報であり、図柄確定情報とは、始動口9
に入賞した打玉の入賞個数のうち実際に可変表示装置4
における図柄の可変表示の始動に使用された個数を示す
ための情報であり、確率変動情報とは、高確率状態(確
率向上状態)の発生に関する情報である。
【0058】電飾信号回路40は、パチンコ遊技機1に
設けられた複数種類の電飾(図示省略)の点灯状態を制
御する電飾基板(図示省略)へランプ制御データD0〜
D3を送信する。ランプ制御データD0〜D3は、電飾
の点灯状態を制御するためのデータであり、大当たり
時、あるいは高確率状態などにおける電飾の点灯状態を
指定する。なお、ランプ制御データコモンは共通線信号
である。
【0059】CRT回路54は、基本回路45から出力
される表示制御データに従って、CRT表示器53を駆
動制御するための回路である。CRT回路54からCR
T表示器53に送信される表示制御データの中には、コ
マンド信号としてのCD0〜CD7と、表示制御通信ト
リガ信号(割込信号)であるINTとが含まれる。さら
に、CRT回路54とCRT表示器53とを接続する信
号線には、電源供給のための+5V線と、+12V線
と、グランド信号線であるGND線とがある。基本回路
45は、定期リセット回路39からの定期リセット信号
が入力されたタイミングでCRT回路54を介して画像
表示制御基板(サブ基板)216へ、割込信号(IN
T)と画像表示制御信号(コマンド信号CD0〜CD
7)とを出力する。
【0060】ランプ回路55は、サイドランプ22等の
各種ランプと接続される。ランプ回路55は、基本回路
45から出力される制御信号に応じて、上記各種ランプ
の点灯状態を制御する。
【0061】電源回路58は、AC24Vの交流電源に
接続され、+30V、+21V、+12V、+5Vの複
数種類の直流電圧を各回路に供給するための回路であ
る。なお、電源回路58から発生される+30Vの直流
電圧はCRT表示器53へ出力される。
【0062】音声合成回路56は、基本回路45から出
力される音声発生指令信号に応じて効果音データを合成
し、合成した効果音データを音量増幅回路57に与え
る。音量増幅回路57は、効果音を増幅して電飾基板へ
出力する。
【0063】図4は、画像表示制御基板(サブ基板)2
16に形成された回路の構成を示すブロック図である。
画像表示制御基板216は、遊技制御基板(コントロー
ル基板)112からの制御信号に応じて可変表示装置4
の表示状態を制御する。
【0064】画像表示制御基板216には、CRTコン
トロール回路67、VDP(Video Displa
y Processor)59、リセット回路64、発
振回路65、VRAM60、キャラクタROM61、D
A変換回路62が設けられている。
【0065】CRTコントロール回路67は、図2、図
3に示した回路が形成されている遊技制御基板112と
接続されている。CRTコントロール回路67は、遊技
制御基板112から画像表示のためのコマンドデータC
D0〜CD7、INT信号を定期的に受ける。さらに、
CRTコントロール回路67は、+12Vおよび+5V
の2種類の電源電圧の供給を受ける。また、画像表示制
御基板216は、遊技制御基板112から延びるGND
線により接地されている。
【0066】CRTコントロール回路67は、受信した
コマンドデータCD0〜CD7に応答して、画像表示制
御基板216に形成された回路全体を制御する。CRT
コントロール回路67は、VDP59にアドレス信号、
データ信号および制御信号を送り、VDP59とCRT
コントロール回路67との間で、データ信号の送受信を
行なう。そして、CRTコントロール回路67は、受信
したデータに基づいて、画像表示制御基板216に形成
された回路全体の制御を行なう。
【0067】VDP59は、発振回路65から供給され
るクロック信号を受けて動作し、リセット回路64から
供給されるリセット信号を受けて動作がリセットされ
る。このVDP59は、CRTコントロール回路67か
らの制御信号に応答して、画像データを生成する。VD
P59は、VRAMアドレス信号、VRAMデータ信
号、およびVRAM制御信号などの信号をVRAM60
へ送信する。VRAM60からVDP59へは、VRA
Mデータ信号などの信号が返信される。VDP59は、
キャラクタROMアドレス信号、キャラクタROMデー
タ信号およびキャラクタROM制御信号をキャラクタR
OM61へ送信する。キャラクタROM61からVDP
59へは、キャラクタROMデータ信号などの信号が返
信される。
【0068】VDP59は、CRTコントロール回路6
7から出力される制御信号に応答して、可変表示部5に
表示される画像を構成するための画像データを生成す
る。VRAM60は、VDP59が生成した画像データ
を一時的に記憶する。VDP59が生成し、VRAM6
0に記憶される画像データは、所定数のドットの集合を
単位としたキャラクタの識別番号である。
【0069】画像データには、複数のキャラクタの識別
番号が、表示される配置関係に従って含まれている。こ
れをマップデータという。個々のキャラクタの識別番号
は、CRTコントロール回路67内に予め記憶されてい
る。可変表示部5に表示される画面を構成するために必
要なキャラクタの識別番号がCRTコントロール回路6
7から読出され、VDP59により、表示画面における
キャラクタの配置関係を示すためのマップデータとし
て、VRAM60に記憶される。
【0070】キャラクタROM61は、キャラクタの識
別番号に対応するドットデータを予め記憶している。V
DP59は、所定のタイミングでVRAM60からマッ
プデータを読出し、マップデータに含まれる各キャラク
タの識別番号に基づいて、各キャラクタのドットデータ
を読出す。VDP59は、読出したドットデータに基づ
いて、画像表示信号を生成する。生成された信号は、D
A変換回路62によりアナログのRGB(RED,GR
EEN,BLUE)信号に変換されて画像表示用の表示
装置63に入力される。さらにVDP59は、複合同期
信号SYNCを表示装置63へ供給する。表示装置63
は、送信されてきたRGB信号、複合同期信号SYNC
に基づいて、可変表示部5に画像を表示する。なお、表
示装置63は、遊技制御基板112から延びるGND線
により接地されている。
【0071】図5は、第1実施形態によるパチンコ遊技
機1に用いられる主なランダムカウンタの種類とその内
容を示す説明図である。ランダムカウンタとは、可変表
示装置4の特別図柄の可変表示制御等の制御に用いられ
る乱数をカウントするカウンタである。第1実施形態で
は、C RND1、C RND L、C RND C、
C RND R、C RND RCH、および、C R
ND KAKUの6種類のランダムカウンタが示されて
いる。これらのランダムカウンタの値がパチンコ遊技中
の所定のタイミングで読出され、その値に基づいて可変
表示装置4の可変表示動作が制御される。ランダムカウ
ンタのカウンタ値の抽出処理は、基本回路45の内部に
設けられたCPUがROMに格納された遊技制御用プロ
グラムに従って実行する。
【0072】C RND1は、可変表示装置4における
特別図柄の可変表示の結果、大当たりを発生させるか否
かを事前に決定するための大当たり決定用ランダムカウ
ンタである。C RND1は、0〜225のカウント範
囲において、カウンタ値が0.002秒ごとに1ずつカ
ウントアップ(加算)される。
【0073】C RND1は、その上限までカウントア
ップされると、再度0からカウントをし直すように構成
されている。なお、0.002秒とは、基本回路45に
おいて、定期リセット回路39から出力された定期リセ
ット信号に応答して遊技制御プログラムが繰返し実行さ
れる間隔である。
【0074】C RND L、C RND C、C R
ND Rは、可変表示装置4の特別図柄の可変表示の結
果、大当たり以外とすることが事前に決定された場合に
左、中、右の可変表示部のそれぞれにおいて停止表示さ
せる左、中、右図柄(予定停止図柄)の種類を決定する
ため(図柄表示用)のランダムカウンタである。CRN
D L,C,Rの各々のカウント範囲は、0〜14であ
る。C RND Lのカウンタ値は0.002秒ごとに
1つずつカウントアップされる。C RNDCのカウン
タ値は0.002秒ごとに1つずつカウントアップされ
るとともに、基本回路45の割込処理動作の余り時間を
利用してカウントアップされる。CRND Rのカウン
タ値はC RND Cの桁上げのとき1つずつカウント
アップされる。C RND Lは、大当たりを発生させ
る場合の大当たり図柄の決定にも用いられる。C RN
D L、C RND C、C RND Rの各々は、そ
の上限までカウントアップされると、再度0からカウン
トをし直すように構成されている。
【0075】C RND RCHは、複数種類のリーチ
動作のうちから選択的に実行するリーチ動作の種類を指
定するための動作指定数を決定するためのランダムカウ
ンタである。C RND RCHのカウント範囲は、0
〜11である。C RNDRCHのカウンタ値は、0.
002秒ごとに1つずつカウントアップされるととも
に、基本回路45の割込処理動作の余り時間を利用して
1つずつカウントアップされる。C RND RCH
は、その上限までカウントアップされると、再度0から
カウントをし直すように構成されている。
【0076】この実施形態の場合は、リーチ1〜リーチ
3の3種類のリーチがあり、C RND RCHのカウ
ンタ値が各リーチに割り振られており、その抽出された
カウンタ値に対応するリーチの動作が選択的に実行され
る。なお、リーチ動作は、CRND1により大当たりを
発生させることが事前決定された場合と、外れが事前決
定された際の左図柄および右図柄の予定停止図柄により
リーチライン(左図柄および右図柄が揃っているライ
ン)が形成されることが判別された場合とに実行され
る。
【0077】このようにリーチ状態が発生する場合に
は、C RND RCHの抽出値に応じて、リーチ動作
の種類(リーチ1〜リーチ3)が選択決定され、決定さ
れた種類のリーチ動作が実行される。
【0078】C RND KAKUは、大当たりが終了
した後に確率変動を行なうか否かの判定を行なうための
ランダムカウンタ(確変判定カウンタ)である。C R
NDKAKUのカウント範囲は、0〜1である。抽出さ
れたC RND KAKUの値が「1」である場合には
確率変動を行なわないと判定され、抽出されたCRND
KAKUの値が「0」である場合には確率変動を行な
うと判定される。C RND KAKUのカウンタ値
は、0.002秒ごとに1つずつカウントアップされ
る。C RND KAKUは、その上限までカウントア
ップされると、再度0からカウントをし直すように構成
されている。
【0079】以上に示された各種ランダムカウンタの値
は、ランダムカウンタ毎に定められたタイミングで抽出
され、各種制御に用いられる。
【0080】次に、可変表示装置4に表示される特別図
柄の配列構成について説明する。左図柄、中図柄、およ
び、右図柄の各特別図柄は、数字を示す複数種類の図柄
により構成されている。各特別図柄は、複数の図柄が所
定の順序で配列された図柄データとして、基本回路45
のROM69に記憶されている。
【0081】特別図柄データの具体的な構成は、次のと
おりである。左,中,右の各図柄は、数字を示す図柄で
ある数字図柄により構成されている。左,右図柄の各図
柄の配列は、0,1,…,13,14の数字図柄の順に
定められている。そして、左,中,右図柄の各々におい
ては、各数字図柄のそれぞれに対応して、0,1,…,
13,14の図柄ポジション番号が割り振られている。
このような図柄ポジション番号は、C RND L,
C,Rの各抽出値と対応している。
【0082】はずれが事前決定された場合には、C R
ND L,C,Rの各抽出値が図柄ポジションの番号と
一致する場所の図柄が、各図柄の予定停止図柄として選
択決定される。一方、大当たりが事前決定された場合に
は、C RND Lの抽出値が図柄ポジションの番号と
一致する場所の図柄が左図柄として選択決定されるとと
もに、中,右の各予定停止図柄が、その左図柄と同じ図
柄に揃うように選択決定される。
【0083】ここで、このパチンコ遊技機1において、
「3」の組合せ(左,中,右の特別図柄がすべて同じ図
柄の組合せをいい、以下も同様である)の図柄および
「7」の組合せの図柄は、必ず確率変動状態が生じる確
率変動図柄(確変図柄)として定められている。また、
このパチンコ遊技機1において、「4」の組合せの図柄
および「9」の組合せの図柄は、必ず確率変動状態が生
じない(非確変図柄)として定められている。また、
「3」,「7」,「4」,「9」以外の数字の組合せの
図柄は、確率変動状態が生じるか否かが定められていな
い図柄である。
【0084】図6は、ランダムカウンタC RND1の
値により大当たりを発生させるか否かを事前に決定する
ための制御手順を示すフローチャートである。同図を参
照して、可変表示装置4における特別図柄の可変表示の
結果を大当たりとするかまたは大当たり以外とするかを
決定し、さらに、可変表示部5に停止表示される左図
柄、中図柄、右図柄の種類を決定するための手順につい
て説明する。
【0085】C RND1の値が大当たり決定値であれ
ば大当たりとなり、大当たり決定値以外であれば大当た
り以外となる。大当たりとすることが決定された場合に
は、引続いてC RND Lの値を判定することによ
り、大当たりを発生させるための特別図柄(大当たり図
柄)の種類を決定する。
【0086】一方、大当たり以外とすることが決定され
た場合は、引続いて、C RNDL,C RND C,
C RND Rの各値を判定することにより、停止表示
させる左図柄,中図柄,右図柄の種類がそれぞれ決定さ
れる。なお、大当たり以外とする場合に、決定された停
止図柄の組合せが、偶然、大当たりとなる組合せとなる
場合は、C RND Cの値に「1」を加算し、強制的
に外れ(ハズレ)図柄の組合せで停止表示するように調
整する。
【0087】次に、基本回路45での制御用プログラム
の実行により行なわれる遊技制御の内容を説明する。
【0088】図7は、遊技制御のメインプログラムの処
理手順を示すフローチャートである。まず、ステップS
(以下、単にSという)1によりクロックモニタ制御レ
ジスタをクロックモニタイネーブルに設定する処理がな
される。次に、S2により、スタックポインタのアドレ
ス(00FFH)を設定する処理がなされる。
【0089】次に、S3により、システムチェック処理
が実行される。このシステムチェック処理においては、
遊技制御の実行に用いられる基本回路45のRAM70
の作業領域の初期化が行なわれる。次に、S4により、
表示制御データ設定処理が実行される。この表示制御デ
ータ設定処理においては、表示制御データを書込むRA
M70のアドレスが設定される。次に、S5により、表
示制御データ伝送処理が実行される。この表示制御デー
タ伝送処理においては、表示制御データを画像表示制御
基板216のCRTコントロール回路67に向けて伝送
する処理が行なわれる。
【0090】次に、S6により、データ出力処理が実行
される。このデータ出力処理においては、各種機器の制
御を行なうための制御データおよびパチンコ遊技機1の
外部に所定の情報を出力するための情報データを出力す
る処理が行なわれる。次に、S7により、ランプタイマ
処理が実行される。このランプタイマ処理においては、
タイマを用いて各種ランプを動作させるための処理が行
なわれる。
【0091】次に、S8により、出力データ設定処理が
実行される。このデータ設定処理においては、S6によ
り出力するデータを設定するための処理が行なわれる。
次に、S9により、エラー処理が実行される。このエラ
ー処理においては、エラー状態が発生した場合にエラー
状態を設定してその旨の報知を行なう処理と、所定条件
下でエラー状態を解除する処理とが行なわれる。次に、
S10により、判定用乱数更新処理が実行される。この
判定用乱数更新処理においては、前述した大当り判定用
のランダムカウンタC RND1を更新する処理が行な
われる。
【0092】次に、S11により、特別図柄プロセス処
理が実行される。この特別図柄プロセス処理において
は、複数のプロセスに分けられた特別図柄を表示するた
めのプロセスを、プロセスを選択するフラグに応じて分
岐実行させるための処理が行なわれる。この特別図柄プ
ロセス処理には、後述する確率変動およびラウンドカウ
ンタ設定処理、始動カウンタ設定処理、および特別図柄
判定処理も含まれている。次に、S12により、普通図
柄プロセス処理が実行される。この普通図柄プロセス処
理においては、複数のプロセスに分けられた普通図柄を
表示するためのプロセスを、プロセスを選択するフラグ
に応じて分岐実行させるための処理が行なわれる。
【0093】次に、S13により、スイッチ処理が実行
される。このスイッチ処理においては、特定球検出スイ
ッチ32および球数検出スイッチ33等の各種スイッチ
のスイッチ別の出力信号の論理判定を実行させるための
処理が行なわれる。次に、S14により、音声処理が実
行される。この音声処理においては、効果音等に用いら
れる音声を出力するための処理が行なわれる。
【0094】次に、S15により、表示用乱数更新処理
が実行される。この表示用乱数更新処理においては、C
RND L,C,R、C RND RCH、および、
CRND KAKU等の特別図柄および普通図柄の表示
のために用いる各種ランダムカウンタを更新する処理が
なされる。次に、S16により、入賞球信号処理がなさ
れる。この入賞球信号処理においては、入賞球の検出に
応じた景品玉の払出しを実行させるための処理が行なわ
れる。次に、S17により、S14と同様の表示用乱数
更新処理が繰返し実行される。
【0095】次に、前述したS11の特別図柄プロセス
処理において実行される各種サブルーチンを説明する。
まず、特別図柄判定処理について説明する。図8は、特
別図柄判定処理の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【0096】まず、ステップSC(以下、単にSCとい
う)1により、後述する確率変動フラグが高確率時のデ
ータに設定されているか否かの判断がなされる。SC1
により高確率時のデータに設定されていないと判断され
た場合は、SC2に進み、高確率時以外の時(低確率
時)の大当たり判定値のデータである低確率時特別図柄
判定値データを設定する処理がなされ、その後、SC4
に進む。一方、SC1により高確率時のデータに設定さ
れていると判断された場合は、SC3に進み、高確率時
の大当たり判定値のデータである高確率時特別図柄判定
値データを設定する処理がなされ、その後、SC4に進
む。このように、高確率状態時であるか否かに応じて、
大当たり判定値のデータが選択的に設定される。この実
施の形態の場合は、低確率時特別図柄判定値データが1
つの特別図柄判定値により構成され、高確率時特別図柄
判定値データが複数の特別図柄判定値により構成されて
いる。これらの特別図柄判定値のデータは、前述した大
当たり確率の設定に応じて変更される。このように、高
確率状態時においては大当たり判定値のデータの数が高
確率時以外の時よりも多くなることにより、大当たりの
発生確率が向上するのである。
【0097】SC4では、大当たりフラグをクリアする
処理がなされる。ここで、大当たりフラグとは、大当た
りが発生する場合に設定されるフラグである。SC4の
後、SC5に進み、特別図柄判定用バンク0に記憶され
たランダムカウンタC RND1の抽出値のデータが特
別図柄判定値と一致するか否かの判断がなされる。これ
により、大当たりを発生させるか否かの判定がなされ
る。SC5において、高確率時特別図柄判定値データに
より判定がなされる場合には、複数の特別図柄判定値の
うちの選択された1つの特別図柄判定値データを用いて
1回の判定が行なわれる。高確率時特別図柄判定値デー
タを構成する複数の特別図柄判定値のそれぞれは、判定
に用いられる順序が予め定められており、最初の順番の
特別図柄判定値から順にSC5での判断に用いられる。
SC5での判断に用いられる特別図柄判定値が、後述す
るSC14およびSC15の処理により順次更新されて
いくことにより、高確率時特別図柄判定値データのすべ
てについての判定が行なわれる。
【0098】ここで、特別図柄判定用バンクとは、始動
入賞に応じて抽出されたC RND1の抽出値のデータ
を一時的に格納するための記憶領域をいい、基本回路4
5のRAM70の作業領域に設けられている。始動入賞
は最大4つまで記憶されるため、特別図柄判定用バンク
は、特別図柄判定用バンク0〜特別図柄判定用バンク3
の4つの記憶領域を有するシフトレジスタにより構成さ
れている。特別図柄判定用バンクにおいては、特別図柄
判定用バンク0,1,2,3の順序で、始動入賞に対応
するC RND1の抽出値のデータが記憶されていく。
【0099】具体的に、始動入賞に応じたC RND1
の抽出値は、最大4つ記憶されるが、最も古いタイミン
グでの抽出値が特別図柄判定用バンク0に記憶され、始
動入賞に応じて、バンク1,2,3の順に抽出値が記憶
されていく。特別図柄判定用バンク0〜3のうちのバン
ク0に記憶されている抽出値が、大当たりを発生させる
か否かの判定に用いられる。そして、バンク0の判定が
済むと、バンク0の記憶データがクリアされるととも
に、バンク1,2,3のそれぞれの記憶データが、1バ
ンクずつバンク0に向けてシフトされる。そして、その
ような大当たりの判定とデータのシフトとが繰返し実行
されることにより、始動入賞記憶に応じた大当たりの判
定が行なわれるのである。
【0100】SC5により特別図柄判定用バンク0のC
RND1の記憶データが特別図柄判定値と一致すると
判断された場合は、大当たりを発生させる場合であり、
後述するSC6に進む。一方、SC5により特別図柄判
定用バンク0のC RND1の記憶データが特別図柄判
定値ではないと判断された場合は、SC14に進み、次
の順序の特別図柄判定値のデータをSC5での判定に用
いられる特別図柄判定値として設定する処理がなされ
る。ここで、低確率時特別図柄判定値データおよび高確
率時特別図柄判定値データのそれぞれは、特別図柄判定
値の他に判定終了コードと呼ばれるデータを含んでい
る。低確率時特別図柄判定値データがSC5での判定の
ために設定されている場合には、SC14において、判
定終了コードが設定される。一方、高確率時特別図柄判
定値データがSC5での判定のために設定されている場
合にSC5で最後の順序の特別図柄判定値を用いた判定
がなされた後には、SC14において、判定終了コード
が設定される。
【0101】SC14の後、SC15に進み、SC14
で設定された特別図柄判定値のデータが判定終了コード
であるか否かの判断がなされる。SC15により判定終
了コードではないと判断された場合には、SC14によ
り設定された次の特別図柄判定値を用いて大当たりの判
定を行なうため、SC5に戻る。これにより、高確率時
の場合には、複数の特別図柄判定値による大当たりの判
定が繰返し行なわれる。一方、SC15により判定終了
コードであると判断された場合には、特別図柄判定値を
用いた大当たりの判定が済み、はずれにすることが決定
されたため、後述するSC16に進む。
【0102】前述したSC5により特別図柄判定用バン
ク0のC RND1の記憶データが特別図柄判定値と一
致すると判断され、SC6に進んだ場合は、大当たりを
発生させることが決定されたため、大当たりフラグを設
定する処理がなされる。SC6の後、SC7に進み、リ
ーチフラグを設定する処理がなされる。ここで、リーチ
フラグとは、リーチ状態を表示する場合に設定されるフ
ラグをいう。このリーチフラグの設定により、大当たり
が発生する前には、リーチ状態が表示される。
【0103】次に、SC8に進み、特定図柄判定用バン
ク0に記憶されたランダムカウンタC RND Lの抽
出値のデータを図柄判定のために抽出する処理がなされ
る。ここで、特定図柄判定用バンクとは、始動入賞に応
じて抽出されたC RNDLの抽出値のデータを一時的
に格納するための記憶領域をいい、基本回路66のRA
M663の作業領域に設けられている。始動入賞は最大
4つまで記憶されるため、特定図柄判定用バンクは、特
定図柄判定用バンク0〜特別図柄判定用バンク3の4つ
の記憶領域を有するシフトレジスタにより構成されてい
る。特定図柄判定用バンクにおいては、特定図柄判定用
バンク0,1,2,3の順序で、始動入賞に対応するC
RND Lの抽出値のデータが記憶されていく。
【0104】具体的に、始動入賞に応じたC RND
Lの抽出値は、最大4つ記憶されるが、最も古いタイミ
ングでの抽出値が特別図柄判定用バンク0に記憶され、
始動入賞に応じて、バンク1,2,3の順に抽出値が記
憶されていく。特別図柄判定用バンク0〜3のうちのバ
ンク0に記憶されている抽出値が、大当たりを発生させ
る場合の全図柄の決定または大当たりを発生させない場
合の左図柄の決定に用いられるとともに、高確率状態
(確率変動状態)を発生させるか否かの判断に用いられ
る。そして、バンク0の判定が済むと、バンク0の記憶
データがクリアされるとともに、バンク1,2,3のそ
れぞれの記憶データが、1バンクずつバンク0に向けて
シフトされる。そして、そのような大当たりの判定とデ
ータのシフトとが繰返し実行される。
【0105】次に、SC9に進み、前述したリミッタ作
動状態になっているか否かの判断がなされる。SC9に
よりリミッタ作動状態であると判断された場合は、SC
11に進み、前述したリミッタ作動時用の確変決定ゲー
ム(確率変動状態を発生させないゲーム結果となる確変
決定ゲーム)の内容と、リミッタ作動時用の特別図柄の
各停止図柄(たとえば「4」の特別図柄の組合わせ)と
を設定する処理がなされる。ここで、確変決定ゲーム
は、確率変動が行なわれるか否かの決定をすることを目
的として遊技者に提供されるゲームであり、そのゲーム
結果に基づいて確率変動が行なわれるか否かが決定され
る。このパチンコ遊技機1の場合には、確率変動を行な
うか否かが確変判定カウンタの値に基づいて既に決定さ
れているが、遊技上は、あたかも確変決定ゲームの結果
に基づいて確率変動が行なわれるか否かの決定がなされ
るように確変決定ゲームが実行される。確変決定ゲーム
の具体例については、図13を用いて後述する。
【0106】リミッタ作動状態の場合は、このようなS
C9の設定に基づいて、確率図柄以外の特別図柄の表示
結果が表示されるとともに、確率変動状態を発生させな
いゲーム結果となる確変決定ゲームが表示されることと
なる。SC11の後、後述するSC16に進む。
【0107】一方、SC9によりリミッタ作動状態では
ないと判断された場合は、SC10に進み、前述した確
変判定カウンタの値に応じて、確変決定ゲームの内容を
設定する処理がなされる。具体的には、確変判定カウン
タが「0」の場合には、確率変動状態を発生させるゲー
ム結果となる確変決定ゲームの内容が設定され、確変判
定カウンタが「1」の場合には、確率変動状態を発生さ
せないゲーム結果となる確変決定ゲームの内容が設定さ
れる。
【0108】SC10の後、SC13に進み、前述した
確変判定カウンタの値に応じて、特別図柄各停止図柄を
設定する処理がなされる。具体的に、確変判定カウンタ
が「0」の場合には、非確変図柄である「4」,「9」
以外の特別図柄の組合せが設定され、確変判定カウンタ
が「1」の場合には、確変図柄である「3」,「7」以
外の特別図柄の組合せが設定される。
【0109】ここで、確変判定カウンタが「0」である
ことに応じて「4」,「9」を表示させない場合には、
C RND Lの値に基づいて決定された特別図柄が
「4」の組合せの図柄または「9」の組合せの図柄にな
ってしまう場合には、その場合のC RND Lの値に
1を加えた値に基づいて特別図柄の組合わせが決定され
る。このようにすることにより、必ず、「4」の組合せ
の図柄および「9」の組合せの図柄以外の図柄が設定さ
れる。同様に、確変判定カウンタが「1」であることに
応じて「3」,「7」を表示させない場合には、C R
ND Lの値に基づいて決定された特別図柄が「3」の
組合せの図柄または「7」の組合せの図柄になってしま
う場合には、その場合のC RND Lの値に1を加え
た値に基づいて特別図柄の組合わせが決定される。この
ようにすることにより、必ず、「3」の組合せの図柄お
よび「7」の組合せの図柄以外の図柄が設定される。S
C13の後、SC16に進む。
【0110】SC16では、基本回路45のRAM70
の作業領域において、特別図柄判定用バンクおよび特定
図柄判定用バンクの各々で、データをシフトさせる処理
である作業領域転送処理が実行される。これにより、特
別図柄判定用バンクおよび特定図柄判定用バンクの各々
において、バンク0のデータが廃棄され、バンク1〜3
のそれぞれのデータが1つ先のバンクにシフトされる。
これにより、次のデータが大当たり判定および図柄の決
定等の処理に用いられる状態になる。
【0111】次に、SC17に進み、特別図柄判定用バ
ンク3の記憶データをクリアする処理がなされる。これ
は、SC16によるデータのシフトにより、データのシ
フト前の特別図柄判定用バンク3の記憶データを保持す
る必要がなくなったためであり、これにより、新たな始
動入賞に応じたC RND1の抽出値を特別図柄判定用
バンク3に記憶させることが可能になる。
【0112】次に、SC18に進み、特定図柄判定用バ
ンク3の記憶データをクリアする処理がなされる。これ
は、SC16によるデータのシフトにより、データのシ
フト前の特定図柄判定用バンク3の記憶データを保持す
る必要がなくなったためであり、これにより、新たな始
動入賞に応じたC RND Lの抽出値を特別図柄判定
用バンク3に記憶させることが可能になる。
【0113】次に、SC19に進み、特別図柄プロセス
フラグのデータを、特別図柄停止図柄設定処理を示すデ
ータに設定する処理がなされる。ここで、特別図柄プロ
セスフラグとは、各特別図柄の可変表示を実行する際の
実行するプロセスを指定するフラグをいう。特別図柄の
可変表示動作は、複数のプロセスに分けられており、特
別図柄プロセスフラグのデータにより指定されるプロセ
スに応じた状態に制御される。このSC19において
は、特別図柄停止図柄設定処理を示すデータの設定によ
り、次のプロセスとして、特別図柄停止図柄設定処理の
実行が指定され、次のプロセスに進められる。
【0114】次に、SC20に進み、後述する始動カウ
ンタが設定済であるか否かの判断がなされる。SC20
により始動カウンタが設定済ではないと判断された場合
は、この特別図柄判定処理が終了する。一方、SC20
により始動カウンタが設定済であると判断された場合
は、SC21に進み、始動カウンタを「1」だけ減算更
新する処理がなされる。このように、始動カウンタは、
始動入賞記憶が消化されるごとにカウントダウンされる
のである。SC20の後、この特別図柄判定処理が終了
する。
【0115】以上のような特別図柄判定処理において
は、リミッタ作動により特別遊技状態である確率変動状
態の発生が制限されている場合に、確変図柄を含まない
リミッタ作動時特別図柄データを用いて大当たり図柄を
決定することにより、確変図柄での大当たり図柄を表示
させない制御が行なわれる。このように、特別遊技状態
の発生が制限されている場合には、特別遊技状態の発生
のきっかけとなる表示結果を可変表示装置4に表示させ
ない表示制御が行なわれることにより、遊技動作制御で
特別遊技状態の発生が制限されているにもかかわらず、
表示制御で特別遊技状態の発生が示されるという矛盾が
生じないようにすることができる。したがって、そのよ
うな矛盾が生じることにより遊技者が気分を害しないよ
うにすることができる。
【0116】次に、前述したS11の特別図柄プロセス
処理において実行されるサブルーチンである確率変動お
よびカウンタ設定処理について説明する。図9は、確率
変動およびカウンタ設定処理の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【0117】まず、ステップSA(以下、単にSAとい
う)1により、大当たり発生時であるか否かの判断がな
される。具体的には、前述した大当たりフラグが設定さ
れているか否かに基づいて判断される。SA1により大
当たり発生時ではないと判断された場合は、後述するS
A7に進む。一方、SA1により大当たり発生時である
と判断された場合は、SA2に進み、前述した確変判定
カウンタC RNDKAKUの値が「0」であるか否か
の判断がなされる。
【0118】SA2により確変判定カウンタの値が
「0」ではないと判断された場合(「1」である場合)
は、後述するSA10に進む。一方、SA2により確変
判定カウンタの値が「0」であると判断された場合は、
確率変動状態にすることが判定された場合であり、SA
3に進み、前述したSC10およびSC13での設定に
基づいて、特別図柄の表示結果および確変決定ゲームを
表示させる処理がなされる。具体的には、特別図柄とし
て「3」の組合せの図柄か「7」の組合せの図柄を表示
させるか、または、特別図柄として「4」の組合せの図
柄,「9」の組合せの図柄以外の図柄を表示し、確変決
定ゲームを確変態様(ゲームの結果に基づいて確率変動
状態を実行することが決定される態様)で表示させる処
理がなされる。この場合には確率変動を行なうことが確
変判定カウンタの値に基づいて既に決定されているが、
遊技上は、あたかも確変決定ゲームの結果に基づいて確
率変動が行なわれるか否かの決定がなされるように確変
決定ゲームを実行させる。確変決定ゲームの具体例につ
いては、図13を用いて後述する。
【0119】SA3の後、SA4に進み、確率変動フラ
グに高確率時を示すデータを設定する処理がなされる。
ここで、確率変動フラグは、高確率状態(確率変動状
態)であるか否かを示すフラグであり、SA4で設定さ
れる場合以外の場合には、低確率時(通常の大当たり確
率時)を示すデータに設定されている。SA4により高
確率時を示すデータに設定された場合に、高確率状態で
ある旨が示される。
【0120】SA4の後、SA5に進み、ラウンドカウ
ンタが設定済であるか否か(ラウンドカウンタにカウン
ト値が設定されているか否か)の判断がなされる。ここ
で、ラウンドカウンタは、確率変動状態の発生を伴う大
当たりが発生した場合における大当たり時の繰返し継続
制御の実行ラウンド数を累積的に計数するカウンタであ
り、ダウンカウントされるものである。言い換えると、
このラウンドカウンタは、確率変動状態の継続発生中に
おける繰返し継続制御の実行ラウンド数を累積的に計数
するカウンタである。このラウンドカウンタは、確率変
動状態の継続的な発生を制限するための継続制限条件の
判断のために用いられる。
【0121】SA5によりラウンドカウンタが設定済で
あると判断された場合は、この確率変動およびカウンタ
設定処理が終了する。一方、SA5によりラウンドカウ
ンタが設定済であると判断された場合は、SA6に進
み、ラウンドカウンタに初期値として「80」のカウン
タ値を設定する処理がなされる。高確率状態の継続的な
発生は、後述するように、最初の確率変動状態の発生を
伴う大当たりから数えて80ラウンド分の繰返し継続制
御が実行されるまで許容される。ここでラウンドカウン
タの初期値が「80」にセットされることにより、確率
変動状態は、大当たりの発生により80ラウンドの繰返
し継続制御が実行されるまで継続的な発生が許容され
る。つまり、仮に、実行上限回数である16ラウンドが
すべて実行される大当たりが発生する場合には、80/
16の5回分の大当たりが発生することに相当するの
で、確率変動状態が最大4回分継続的に発生した後、確
率変動状態の発生が制限される。
【0122】このSA6は、ラウンドカウンタがクリア
されている状態、すなわち、電源投入後の最初の確率変
動状態を伴う大当たりが発生した場合、または、確率変
動状態が発生しなかった大当たりの終了後において最初
の確率変動状態を伴う大当たりが発生した場合に実行さ
れる。SA6の後、この確率変動およびカウンタ設定処
理が終了する。
【0123】また、前述したSA2により確変判定カウ
ンタの値が「0」ではないと判断されてSA10に進ん
だ場合は、確率変動状態にしないことが判定された場合
であり、前述したSC10およびSC13での設定に基
づいて、特別図柄の表示結果および確変決定ゲームを表
示させる処理がなされる。具体的には、特別図柄として
「4」の組合せの図柄か「9」の組合せの図柄を表示さ
せるか、または、特別図柄として「3」の組合せの図
柄,「7」の組合せの図柄以外の図柄を表示し、確変決
定ゲームを非確変態様(ゲームの結果に基づいて確率変
動状態を実行しないことが決定される態様)で表示させ
る処理がなされる。つまり、SA10では、確率変動を
行なわないことが決定された場合の表示なので、「3」
の組合せの図柄および「7」の組合せの図柄以外の図柄
を表示する。具体的に、特別図柄は、基本的にC RN
D Lの値に基づいて決定されるが、そのC RND
Lの値に基づいて決定された特別図柄が「3」の組合せ
の図柄および「7」の組合せの図柄になってしまう場合
には、C RND Lの値に1を加えた値に基づいて特
別図柄の組合わせを決定する。このようにすれば、必
ず、「3」の組合せの図柄および「7」の組合せの図柄
以外の図柄が表示される。
【0124】SA10の後、SA11に進み、始動回数
カウンタをクリアする処理がなされる。ここで、始動回
数カウンタは、1回の高確率状態において発生した有効
な始動入賞(可変表示に用いられた始動入賞の回数)の
回数を計数するためのカウンタであり、予め設定された
値からダウンカウントされる。この始動回数カウンタ
は、後述するように、確率変動状態の終了条件の判断の
ために用いられる。
【0125】次に、SA12に進み、前述したラウンド
カウンタをクリアする処理がなされる。つまり、ラウン
ドカウンタは、確率変動状態の発生を伴う大当たりの連
続的な発生により、前述した「80」から「0」までダ
ウンカウント可能であるが、「80」から「0」に到る
までに確率変動状態の発生を伴わない大当たりが発生し
て継続的な確率変動状態が途絶えた場合には、その時点
でラウンドカウンタの計数が終了されるのである。
【0126】また、前述したSA1により大当たり発生
時ではないと判断されてSA7に進んだ場合は、確率変
動状態中(確変中)であるか否かの判断がなされる。S
A7により確率変動状態中ではないと判断された場合
は、この確率変動およびカウンタ設定処理が終了する。
一方、SA7により確率変動状態中であると判断された
場合は、SA8に進み、前述した始動カウンタのカウン
タ値が「0」であるか否かの判断がなされる。SA8に
より始動カウンタのカウンタ値が「0」ではないと判断
された場合は、この確率変動およびカウンタ設定処理が
終了する。一方、SA8により始動カウンタのカウンタ
値が「0」であると判断された場合は、確率変動状態の
終了条件が成立した場合であり、SA9に進み、前述し
た確率変動フラグをクリアする処理がなされる。これに
より、確率変動状態中に所定回数の始動入賞が発生して
始動カウンタのカウンタ値が「0」になった場合には確
率変動状態を終了させるために、確率変動フラグがクリ
アされる。これにより、確率変動状態が終了し、通常の
確率状態に戻る。SA9の後、前述したSA12に進
み、通常の大当たり確率に戻ったことに合わせて、ラウ
ンドカウンタがクリアされる。
【0127】次に、前述したS11の特別図柄プロセス
処理において実行されるサブルーチンである始動カウン
タ設定処理について説明する。図10は、始動カウンタ
設定処理の処理内容を示すフローチャートである。
【0128】まず、ステップSB(以下、単にSBとい
う)1により、大当たり発生時であるか否かの判断がな
される。SB1により確率変動状態の発生を伴う大当た
り状態の終了直後であるか否かの判断がなされる。
【0129】SB1により確率変動状態の発生を伴う大
当たり状態の終了直後ではないと判断された場合は、こ
の始動カウンタ設定処理が終了する。一方、SB1によ
り確率変動状態の発生を伴う大当たり状態の終了直後で
あると判断された場合は、SB2に進み、直前に終了し
た大当たり状態中における消化ラウンド数(繰返し継続
制御の実行回数)の分だけラウンドカウンタのカウンタ
値を減算する処理がなされる。
【0130】次に、SB3に進み、ラウンドカウンタの
カウンタ値が80以上または64未満であるか否かの判
断がなされる。SB3によりカウンタ値が80以上また
は64未満ではないと判断された場合(この場合は、た
とえば確率変動状態の発生を伴う1回目の大当たり終了
後の状態に該当する)は、SB4に進み、始動カウンタ
のカウンタ値に「20」を設定する処理がなされる。こ
れにより、ラウンドの消化数が16回以下の場合には、
20回分の始動入賞が確率変動状態の終了条件となる。
SB4の後、この始動カウンタ設定処理が終了する。一
方、SB3によりカウンタ値が80以上または64未満
であると判断された場合には、SB5に進み、ラウンド
カウンタのカウンタ値が64以上または48未満である
か否かの判断がなされる。
【0131】SB5によりカウンタ値が64以上または
48未満ではないと判断された場合(この場合は、たと
えば確率変動状態の発生を伴う2回目の大当たり終了後
の状態に該当する)には、SB6に進み、始動カウンタ
のカウンタ値に「40」を設定する処理がなされる。こ
れにより、ラウンドの消化数が17回以上32回以下の
場合には、40回分の始動入賞が確率変動状態の終了条
件となる。SB6の後、この始動カウンタ設定処理が終
了する。一方、SB5によりカウンタ値が64以上また
は48未満であると判断された場合には、SB7に進
み、ラウンドカウンタのカウンタ値が48以上または3
2未満であるか否かの判断がなされる。
【0132】SB7によりカウンタ値が48以上または
32未満ではないと判断された場合(この場合は、たと
えば確率変動状態の発生を伴う3回目の大当たり終了後
の状態に該当する)には、SB8に進み、始動カウンタ
のカウンタ値に「60」を設定する処理がなされる。こ
れにより、ラウンドの消化数が33回以上48回以下の
場合には、60回分の始動入賞が確率変動状態の終了条
件となる。SB8の後、この始動カウンタ設定処理が終
了する。一方、SB5により48以上または32未満で
あると判断された場合は、継続制限条件が成立した場合
であり、SB9に進み、リミッタを作動させる処理がな
される。ここで、リミッタの作動とは、次に発生する大
当たりを確率変動状態の発生を伴う大当たりにしない制
御を実行することをいう。このようなリミッタ作動が行
なわれることにより、前述した始動入賞回数が所定値に
なったことにより確率変動状態の終了条件が成立した場
合に、確率変動状態の発生を伴う大当たりが次回に発生
しなくなる。
【0133】SB9の後、前述したSB8に進み、始動
カウンタのカウンタ値に「60」を設定する処理がなさ
れる。これにより、ラウンドの消化数が49回以上の場
合には、60回分の始動入賞が確率変動状態の終了条件
となる。
【0134】なお、この実施の形態においては、ラウン
ドの消化数が16回以下の場合に20回分の始動入賞、
ラウンドの消化数が17回以上32回以下の場合に40
回分の始動入賞、ラウンドの消化数が33回以上48回
以下の場合に60回分の始動入賞というようにラウンド
の消化数の増加に応じて確率変動状態の終了条件を緩和
するようにした例を示した。しかし、これに限らず、ラ
ウンドの消化数が16回以下の場合に60回分の始動入
賞、ラウンドの消化数が17回以上32回以下の場合に
40回分の始動入賞、ラウンドの消化数が33回以上4
8回以下の場合に20回分の始動入賞というようにラウ
ンドの消化数の増加に応じて確率変動状態の終了条件を
厳しくするようにしてもよい。
【0135】また、前述したようにラウンドの消化数の
増加に応じて確率変動状態の終了条件となる始動入賞回
数の設定を変更するようにしたが、その場合、前回の確
率変動状態において、終了条件となる始動入賞回数の設
定値に到達する前に確率変動状態の発生を伴う大当たり
が発生した場合には、前回に消化されずに残った始動入
賞回数の設定値の残り回数(始動カウンタ値)をその次
の回の確率変動状態における終了条件となる始動入賞回
数の設定値に加算するようにしてもよい。
【0136】また、前述したようなラウンドの消化数に
応じた確率変動状態の終了条件を設けずに、ラウンドの
消化数の増加に応じて確率変動状態の発生割合を変更す
るようにしてもよい。具体的には、ラウンドの消化数が
16回以下の場合に確率変動状態の発生割合を1/2に
設定し、ラウンドの消化数が17回以上32回以下の場
合に確率変動状態の発生割合を2/5に設定し、ラウン
ドの消化数が33回以上48回以下の場合に確率変動状
態の発生割合を3/10に設定することにより、ラウン
ドの消化数の増加に応じて確率変動状態が発生しにくく
なるようにしてもよい。
【0137】また、この実施の形態では、ラウンドの消
化数が49回以上の場合にリミッタを作動させて確率変
動状態の発生を伴う大当たりを発生させないようにする
制限を行なったが、これに限らず、ラウンドの消化数が
49回以上の場合に確率変動状態の発生割合を通常の1
/2から1/4に変更するようにしてもよい。そのよう
にすれば、確率的に確率変動状態の発生を制限すること
ができる。また、ラウンドの消化数が49回以上の場合
にリミッタを作動させる代わりに、確率変動状態の終了
条件を前回における60回の始動入賞から10回の始動
入賞にすることにより、確率変動状態の終了条件を厳し
くするようにしてもよい。そのようにすれば、確率変動
状態の終了条件の面から確率変動状態の発生を制限する
ことができる。また、この実施の形態においては、確率
変動状態の発生を伴う大当たりが継続した場合にラウン
ドの消化数が所定回数になったことに基づいてリミッタ
作動を行なう例を示したが、これに限らず、確率変動状
態の発生を伴う大当たりの継続発生回数が所定回数にな
ったことに基づいて前述したようなリミッタ作動を行な
うようにしてもよい。
【0138】以上に示した図8〜図10の処理の実行に
より次のような効果を得ることができる。確率変動状態
において新たな大当たり状態が発生する前に予め定めら
れた終了条件(所定回数の始動入賞の発生)が成立した
場合にその確率変動状態が終了させられるので、確率変
動状態において次の大当たり状態が発生する前に確率変
動状態が終了してしまうことがあるため、確率変動状態
において遊技者に緊張感を与えることができ、その結果
として、確率変動状態での遊技に面白みを持たせること
ができる。さらに、予め定められた継続制限条件(所定
回数のラウンド実行)が成立した場合に、確率変動状態
の継続的な発生が制限されるため、確率変動状態により
遊技者の射倖心を煽り過ぎないようにすることができ
る。
【0139】また、確率変動状態は、遊技者にとって遊
技上極めて有利な状態であるため、そのような確率変動
状態に対して終了条件を設けることによって、確率変動
状態での遊技により一層面白みを持たせることができる
とともに、そのような確率変動状態に対して継続制限条
件を設けることによって、射倖心が極めて煽られやすい
確率向上状態において遊技者の射倖心を過剰に煽り過ぎ
ないようにすることができる。
【0140】また、繰返し継続制御の累積的な実行回数
が大当たり確率変動状態発生の継続制限条件であるの
で、遊技状況により1回の大当たりにおける繰返し継続
制御の実行回数が実行上限回数よりも少なくなってしま
い(所謂パンク状態)遊技者に不利な状況が生じても、
継続制限条件については不利が生じない。このため、1
回の大当たりにおける繰返し継続制御の実行回数が実行
上限回数よりも少なくった場合でも、長期的遊技の観点
により遊技者が不利益を被った気分を持たないようにす
ることができる。
【0141】また、図9に示されるように確率変動状態
の終了条件(始動カウンタの設定値)が遊技の進行状況
により変更されるので、遊技内容が変化に富むため、遊
技者が飽きることなく遊技を楽めるようにすることがで
きる。
【0142】また、確率変動状態の継続的な発生の回数
の状況により確率変動状態の終了条件(始動カウンタの
設定値)が緩和されるため、確率変動状態が継続的に発
生することにより、遊技者の期待感を向上させることが
できる。
【0143】図11は、前述した始動カウンタ設定処理
に基づいて行なわれる確率変動状態の継続的な発生を制
限する制御のタイミングを示すタイミングチャートであ
る。この図11においては、大当たり状態の発生の有無
(ON,OFF)、確率変動状態(確変)の発生の有無
(ON,OFF)が時間経過にしたがって示されてい
る。図11における(a)には、リミッタの作動により
確率変動状態の継続的な発生が制限された場合のタイミ
ングチャートが示されている。図11における(b)に
は、確率変動状態の発生を伴わない大当たりがリミッタ
の作動前に生じたことにより、確率変動状態の継続的な
発生が途絶えた場合のタイミングチャートが示されてい
る。図11における(c)には、始動入賞回数に基づく
確率変動状態の終了条件がリミッタの作動前に成立した
ことにより、確率変動状態の継続的な発生が途絶えた場
合のタイミングチャートが示されている。
【0144】図11の(a)を参照して、この場合に
は、確率変動状態が4回継続的に発生している。確率変
動状態の発生を伴う1回目の大当たりが生じてその大当
たりが終了すると、20回分の始動入賞が消化されるま
で確率変動状態が維持され得る。この場合は、20回に
達するまでに確率変動状態の発生を伴う2回目の大当た
りが生じている。その2回目の大当たりが終了すると、
40回分の始動入賞が消化されるまで確率変動状態が維
持され得る。この場合は、40回に達するまでに確率変
動状態の発生を伴う3回目の大当たりが生じている。そ
の3回目の大当たりが終了すると、60回分の始動入賞
が消化されるまで確率変動状態が維持され得る。この場
合は、60回に達するまでに確率変動状態の発生を伴う
4回目の大当たりが生じている。その4回目の大当たり
が終了すると、60回分の始動入賞が消化されるまで確
率変動状態が維持され得る。この場合は、ラウンドの消
化数に基づいて、リミッタが作動して確率変動状態の発
生を伴う大当たりの発生が制限されており、60回分の
始動入賞が消化されるまでに確率変動状態の発生を伴わ
ない(非確変の)5回目の大当たりが生じている。
【0145】図11の(b)を参照して、この場合に
は、確率変動状態を伴う大当たりが2回継続的に発生
し、2回目の大当たりが終了した後の確率変動状態にお
いて、確率変動状態の発生を伴わない(非確変の)大当
たりが生じている。その大当たりの発生により、確率変
動状態の継続的な発生が途絶えている。
【0146】図11の(c)を参照して、この場合に
は、確率変動状態を伴う大当たりが2回継続的に発生
し、2回目の大当たりが終了した後の確率変動状態にお
いて、40回分の始動入賞が消化されても大当たりが発
生していない。この場合には、40回分の始動入賞が消
化されたことにより確率変動状態の終了条件が成立し、
確率変動状態の継続的な発生が途絶えている。
【0147】次に、可変表示装置4における特別図柄お
よび確変決定ゲームの表示例を説明する。図12および
図13は、可変表示装置4における特別図柄および確変
決定ゲームの表示例を示す表示画面図である。
【0148】図12においては、可変表示装置4の可変
表示部5の表示態様が時間経過にしたがって(a)〜
(d)の順に示されている。図13においては、図13
の(d)に続く表示態様が時間経過にしたがって(a)
〜(d)の順に示されている。
【0149】まず、図12を参照して、可変表示装置4
において可変表示が行なわれる場合には、(a)に示さ
れるように左,中,右の特別図柄401,402,40
3が一斉に可変表示開始される。その後、所定時間が経
過すると、(b),(c),(d)の順に示されるよう
に左特別図柄401、右特別図柄403、中特別図柄4
02が順次停止表示されていく。そして、(d)に示さ
れるようにすべての特別図柄が停止表示されたときに所
定の特別図柄(この場合は「7」)が揃ったことによ
り、大当たりが発生している。大当たりが発生した特別
図柄の組合せが「3」または「7」のような確率図柄で
ある場合には、遊技者はこの時点で、後に確率変動状態
が生じることを把握することができる。したがって、確
率図柄が表示結果として表示される場合には、(d)に
示される大当たり図柄の表示が確率変動状態の発生の報
知であると言える。
【0150】そして、図13を参照して、図12に示さ
れるように大当たりの特別図柄が表示されると、その後
に、可変表示部5の表示画面が確変決定ゲームの画面に
切換わる。確変決定ゲームにおいては、まず、(a)に
示されるように○印記号501と、×印記号502とが
可変表示を開始する。そして、所定時間後に、(b)ま
たは(c)に示されるような表示結果が導出される。
(b)に示されるように○印記号501が停止表示され
た場合には、確率変動状態を発生させることが決定され
る。一方、(c)に示されるように×印記号502が停
止表示された場合には、確率変動状態を発生させないこ
とが決定される。このように、○印記号501および×
印記号502を表示させることにより、確率変動状態を
発生させるか否かが報知される。
【0151】そして、その後、大当たり状態での繰返し
継続制御が行なわれるが、その繰返し継続制御のラウン
ド間においては、(d)に示されるように、大当たりの
継続発生回数および現在のラウンド数を示す情報503
と、リミッタ作動までに残されたラウンドの回数を示す
情報504とが表示される。これにより、遊技者が、後
にどの程度の期間にわたって確率変動状態を継続的に発
生させられるかを容易に認識することができる。このよ
うな(d)に示される表示は、ラウンド間にそのような
内容の表示をさせるための表示制御データが基本回路4
5からCRTコントロール回路67へ送られ、その表示
制御データに基づいて、CRTコントロール回路67の
表示制御の実行に基づいて行なわれる。
【0152】なお、この実施の形態においては、確変決
定ゲームの実行による確率変動状態の発生の報知を特別
図柄の表示結果の停止表示直後に行なう例を示した。し
かし、これに限らず、確率変動状態の発生の報知は、停
止表示後から繰返し継続制御の第1ラウンドの開始時ま
での間の任意の時期に行なってもよく、大当たり状態中
(繰返し継続制御中)に行なってもよく、大当たり状態
の終了後に行なってもよい。
【0153】なお、この実施の形態においては、確率図
柄の場合も確変決定ゲームを実行させる例を示したが、
これに限らず、確率変動状態を発生させることが決まっ
ている確率図柄に関しては、確変決定ゲームを実行させ
なくてもよい。
【0154】以上に示した表示制御によれば、可変表示
装置4の停止表示結果が大当たり図柄の表示結果になっ
た後に確変決定ゲームにより、確率変動状態が発生する
旨の報知が行なわれる。これにより、可変表示装置4の
特別図柄の停止表示結果により大当たりの発生が遊技者
に知らされ、その後の確変決定ゲームによる報知により
確率変動状態の発生が遊技者に知らされる。このため、
遊技者が、大当たりの発生と確率変動状態の発生とを個
別のタイミングで楽しむことができる。
【0155】また、確率変動状態が発生する場合、大当
たり状態の発生と同時のタイミング(特別図柄による報
知)および大当たりの発生後のタイミング(確変決定ゲ
ームによる報知)のうちの少なくとも一方のタイミング
で特別遊技状態が発生する旨の報知が行なわれるため、
状況によっては確率変動状態が発生したことを大当たり
の発生と同時に遊技者が認識することができる。
【0156】また、図13の(d)に示されるように、
継続制限条件が成立するまでの継続制限条件の成立の進
行状況が報知されることにより、継続制限条件がどの時
点で成立するかを遊技者が認識できるようにすることが
できる。
【0157】第2実施形態 次に、第2実施形態を説明する。この第2実施形態にお
いては、大当たり回数に基づいて確率変動状態の継続的
な発生を制限する例を説明する。この第2実施形態形態
においては、第1実施形態形態と異なる部分を主に説明
する。
【0158】図14は、第2実施形態による確率変動お
よびカウンタ設定処理の処理内容を示すフローチャート
である。この図14は、前述した図9の変形例である。
ここで、図14の処理内容については、図9の処理内容
と異なる部分を主に説明し、図9の処理内容と重複する
部分の説明は繰返し行なわない。
【0159】図14の確率変動およびカウンタ設定処理
が図9のものと異なるのはステップSD(以下単にSD
という)5、SD6、および、SD12である。SD5
においては、確変継続カウンタが設定済であるか否か
(確変継続カウンタにカウント値が設定されているか否
か)の判断がなされる。ここで、確変継続カウンタは、
確率変動状態の発生を伴う大当たりが発生した場合にお
ける大当たりの発生回数を累積的に計数するカウンタで
あり、ダウンカウントされるものである。この確変継続
カウンタは、確率変動状態の継続的な発生を制限する条
件の判断のために用いられる。
【0160】SD5により確変継続カウンタが設定済で
あると判断された場合は、この確率変動およびカウンタ
設定処理が終了する。一方、SD5により確変継続カウ
ンタが設定済であると判断された場合は、SD6に進
み、確変継続カウンタに初期値として「3」のカウンタ
値を設定する処理がなされる。確率変動状態の継続的な
発生は、最初の確率変動状態の発生を伴う大当たりから
数えて3回分の大当たりが発生するまで許容される。つ
まり、確率変動状態の発生を伴う大当たりが最大3回分
継続的に発生した後、確率変動状態の発生が制限され
る。
【0161】このSD6は、ラウンドカウンタがクリア
されている状態、すなわち、電源投入後の最初の確率変
動状態を伴う大当たりが発生した場合、または、確率変
動状態が発生しなかった大当たりの終了後において最初
の確率変動状態を伴う大当たりが発生した場合に実行さ
れる。SD6の後、この確率変動およびカウンタ設定処
理が終了する。
【0162】SD12では、前述した確変継続カウンタ
をクリアする処理がなされる。つまり、確変継続カウン
タは、確率変動状態の発生を伴う大当たりの連続的な発
生により、前述した「3」から「0」までダウンカウン
ト可能であるが、「3」から「0」に到るまでに確率変
動状態の発生を伴わない大当たりが発生して継続的な確
率変動状態が途絶えた場合には、SD2、SD10、S
D11、SD12の処理を経ることにより、その時点で
確変継続カウンタの計数が終了されるのである。その他
のステップについては、前述した図9と同様の処理が行
なわれる。
【0163】次に、図15は、第2実施形態による始動
カウンタ設定処理の処理内容を示すフローチャートであ
る。この図15は、前述した図10の変形例である。
【0164】まず、ステップSE(以下、単にSEとい
う)1により、確率変動状態の発生を伴う大当たり状態
の終了直後であるか否かの判断がなされる。SE1によ
り判断確率変動状態の発生を伴う大当たり状態の終了直
後ではないと判断された場合は、この始動カウンタ設定
処理が終了する。一方、SE1により確率変動状態の発
生を伴う大当たり状態の終了直後であると判断された場
合は、SE2に進み、前述した確変継続カウンタのカウ
ンタ値を「1」だけ減算する処理がなされる。
【0165】次に、SE3に進み、確変継続カウンタの
カウンタ値が「0」であるか否かの判断がなされる。S
E3により確変継続カウンタのカウンタ値が「0」であ
ると判断された場合は、後述するSE7に進む。一方、
SE3により確変継続カウンタのカウンタ値が「0」で
はないと判断された場合は、SE4に進み、直前の大当
たりでの大当たり図柄が奇数の図柄の組合せであるか否
かの判断がなされる。
【0166】SE4により奇数の図柄の組合せではない
と判断された場合は、SE5に進み、始動カウンタのカ
ウンタ値に「30」を設定する処理がなされる。これに
より、直前の大当たりの大当たり図柄が奇数の図柄の組
合せである場合には、30回分の始動入賞が確率変動状
態の終了条件となる。SE5の後、この始動カウンタ設
定処理が終了する。一方、SE4により奇数の図柄の組
合せではないと判断された場合(偶数の図柄の組合せで
ある場合)は、SE6に進み、始動カウンタのカウンタ
値に「60」を設定する処理がなされる。これにより、
直前の大当たりの大当たり図柄が偶数の図柄の組合せで
ある場合には、60回分の始動入賞が確率変動状態の終
了条件となる。
【0167】また、前述したSE3により確変継続カウ
ンタのカウンタ値が「0」であると判断されてSE7に
進んだ場合は、直前の大当たりでの大当たり図柄が奇数
の図柄の組合せであるか否かの判断がなされる。
【0168】SE7により奇数の図柄の組合せであると
判断された場合は、SE8に進み、始動カウンタのカウ
ンタ値に「30」を設定する処理がなされる。これによ
り、直前の大当たりの大当たり図柄が奇数の図柄の組合
せである場合には、30回分の始動入賞が確率変動状態
の終了条件となる。SE8の後、この始動カウンタ設定
処理が終了する。一方、SE7により奇数の図柄の組合
せではないと判断された場合(偶数の図柄の組合せであ
る場合)は、SE9に進み、始動カウンタのカウンタ値
に「10」を設定する処理がなされる。これにより、直
前の大当たりの大当たり図柄が偶数の図柄の組合せであ
る場合には、10回分の始動入賞が確率変動状態の終了
条件となる。SE9の後、この始動カウンタ設定処理が
終了する。
【0169】このように、確率変動状態の発生を伴う1
回目および2回目の大当たりの終了後の確率変動状態
(確変継続カウンタのカウンタ値が「0」でない場合)
においては大当たり図柄の奇数,偶数に応じて確率変動
状態の終了条件が60回,30回に設定されるが、確率
変動状態の発生を伴う3回目の大当たりの終了後の確率
変動状態(確変継続カウンタのカウンタ値が「0」であ
る場合)においては大当たり図柄の奇数,偶数に応じて
確率変動状態の終了条件が30回,10回に減少して設
定される。この場合には、確率変動状態の発生を伴う3
回目の大当たりが発生すると、確率変動状態の終了条件
が厳しくなることにより、確率変動状態の発生を伴う大
当たりの発生が制限される。つまり、大当たりの発生回
数に応じて、確率変動状態の発生を伴う大当たりの発生
が制限されるのである。
【0170】なお、この実施の形態においては、確率変
動状態の終了条件を厳しくすることにより確率変動状態
の発生を伴う大当たりの発生を制限する例を示したが、
これに限らず、確率変動状態の発生を伴う大当たりの発
生が所定回数継続した場合に、次に確率変動状態の発生
を伴う大当たりを発生させないように制御してもよい。
【0171】また、この実施の形態においては、大当た
り図柄の奇数,偶数に応じて確率変動状態の終了条件を
異ならせるようにしたが、これに限らず、大当たり図柄
の数値別に確率変動状態の終了条件を異ならせるように
してもよい。たとえば、大当たり図柄が「3」の場合に
は終了条件を30回、大当たり図柄が「7」の場合には
終了条件を100回とするようにしてもよい。
【0172】また、たとえば、奇数の大当たり図柄が続
いた場合に終了条件を100回とするなど、継続的に発
生した確率変動状態の発生を伴う大当たりにおける大当
たり図柄の履歴により、確率変動状態の終了条件を異な
らせるようにしてもよい。
【0173】以上に示した第2実施形態による処理によ
れば、次のような効果を得ることができる。確率変動状
態において新たな大当たり状態が発生する前に予め定め
られた終了条件(所定回数の始動入賞の発生)が成立し
た場合にその確率変動状態が終了させられるので、確率
変動状態において次の大当たり状態が発生する前に確率
変動状態が終了してしまうことがあるため、確率変動状
態において遊技者に緊張感を与えることができ、その結
果として、確率変動状態での遊技に面白みを持たせるこ
とができる。さらに、予め定められた継続制限条件(所
定回数の確率変動状態の継続的な発生)が成立した場合
に、確率変動状態の継続的な発生が始動入賞回数カウン
タの設定値の減少により制限されるため、確率変動状態
により遊技者の射倖心を煽り過ぎないようにすることが
できる。
【0174】また、確率変動状態の継続制限条件(確率
継続カウンタの値が「0」になった場合の始動カウンタ
の設定値)が遊技の進行状況により変更されるので、遊
技内容が変化に富むことにより遊技者が飽きることなく
遊技を楽しめるようにすることができる。さらに、継続
制限条件の変化により遊技者の有利さが変化するので、
遊技の進行状況に対する遊技者の期待感を向上させるこ
とができる。
【0175】また、大当たりが発生した場合に可変表示
装置4に停止表示された大当たり図柄に応じて確率変動
状態の終了条件(始動カウンタの設定値)が変更される
ため、大当たり状態が発生した場合に可変表示装置4可
変表示装置4に停止表示された大当たり図柄の種類に応
じて遊技者の期待感を変化させることができる。
【0176】次に、本発明の変形例等の特徴点を列挙す
る。 (1) 図2に示した基本回路45(特に、図8のステ
ップSB9,図15のSE7〜SE9)により、予め定
められた継続制限条件(ラウンドカウンタの値が32未
満,継続カウンタの値が0)が成立した場合に、前記特
別遊技状態の継続的な発生を制限する制御を行なう継続
制限手段が構成されている。この場合の前記特別遊技状
態の継続的な発生を制限する制御には、特別遊技状態の
発生を一時的に禁止すること(図8のステップSB9)
と、特別遊技状態を発生しにくくすること(図15のS
E7〜SE9)とが含まれる。
【0177】(2) 図1に示された可変表示装置4に
より、前記特別の条件が成立したことに応じて、前記特
別遊技状態が発生する旨の報知を行なう報知手段が構成
されている(図13の(b)および(c)参照)。図1
2および図13に示されるように、前記報知手段は、前
記可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様になっ
た後に前記報知を行なう。この場合の報知は、特別図柄
の表示結果の表示直後のタイミング、特別図柄の表示結
果の表示後から繰返し継続制御の開始時までの間の所定
のタイミング、繰返し継続制御中のタイミング、また
は、大当たり状態の終了後のタイミングで行なってもよ
い。
【0178】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0179】
【課題を解決するための手段の具体例】(1) 図1等
に示されたパチンコ遊技機1により、表示状態が変化可
能な可変表示装置(可変表示装置4)を有し、該可変表
示装置の表示結果が予め定められた特定の表示態様にな
った場合に、遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当
たり状態)に制御可能な遊技機が構成されている。図2
に示された基本回路45により、前記特定定遊技状態の
発生に関連して予め定められた特別の条件が成立した
(C RND KAKU=0)ことに基づき、前記特定
遊技状態とは異なる遊技者にとって有利な特別遊技状態
(確率変動状態)に制御する(図8のステップSC1〜
SC5,図9のSA4参照)ことが可能な特別遊技状態
制御手段が構成されている。図2に示した基本回路45
(特に、図8のステップSB9,図15のSE7〜SE
9)により、予め定められた継続制限条件(ラウンドカ
ウンタの値が32未満,継続カウンタの値が0)が成立
した場合に、前記特別遊技状態の継続的な発生を制限す
る制御を行なう継続制限手段が構成されている。図9の
SA1,SA7,SA8に示されるように、前記特別遊
技状態制御手段は、前記特別遊技状態において新たな前
記特定遊技状態が発生する前に予め定められた終了条件
(始動カウンタが0)が成立した場合に、前記特別遊技
状態を終了させる制御を行なう。
【0180】(2) 図9のSA4に示されるように、
前記特別遊技状態は、前記可変表示装置の表示結果が前
記特定の表示態様になる確率が向上された状態(確率変
動状態)である。
【0181】(3) 図1に示された可変表示装置4に
より、前記特別の条件が成立したことに応じて、前記特
別遊技状態が発生する旨の報知を行なう報知手段が構成
されている(図13の(b)および(c)参照)。図1
2および図13に示されるように、前記報知手段は、前
記可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様になっ
た後に前記報知を行なう。
【0182】(4) 図2に示した基本回路45によ
り、前記特定遊技状態において、遊技状態を遊技者に有
利な第1の状態にした後遊技者に不利な第2の遊技状態
にし、予め定められた繰返し継続条件の成立に基づいて
再度第1の状態に繰返し継続制御する繰返し継続制御手
段が構成されている。図10のSB7,SB9に示され
るように、前記継続制限手段は、前記特別遊技状態の継
続発生中における前記繰返し継続制御の累積的な実行回
数が予め定められた実行回数になった場合に、前記継続
制限条件が成立したと判断する。
【0183】(5) 図1に示された可変表示装置4に
より、前記特別の条件が成立したことに応じて、前記特
別遊技状態が発生する旨の報知を行なう報知手段が構成
されている(図12の(d),図13の(b)および
(c)参照)。図12および図13に示されるように、
前記報知手段は、前記特別の条件が成立した場合に、前
記特定遊技状態の発生と同時のタイミング(図12の
(d)参照)および前記特定遊技状態の発生後のタイミ
ング(図13の(b)および(c)参照)のうちの少な
くとも一方のタイミングで前記報知を行なう。
【0184】(6) 図10のSB2〜SB8により、
前記特別遊技状態制御手段により用いられる前記終了条
件を遊技の進行状況(消化ラウンド数)により変更する
終了条件変更手段が構成されている。
【0185】(7) 図15のSE7〜SB9により、
前記継続制限手段により用いられる前記継続制限条件
(始動カウンタの設定)を遊技の進行状況(大当たり図
柄の奇数,偶数の状況)により変更する継続制限条件変
更手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1記載の
遊技機。
【0186】(8) 図10のSB3,SB5,SB7
に示されるように、前記終了条件変更手段による前記終
了条件の変更に用いられる遊技の進行状況は、前記特別
遊技状態の継続発生回数の状況(ラウンドカウンタの値
が確率変動状態の継続回数の状況を示す)である。
【0187】(9) 図15のSE4に示されるよう
に、前記終了条件変更手段による前記終了条件の変更に
用いられる遊技の進行状況は、前記特定遊技状態が発生
した場合の前記可変表示装置の表示結果の表示態様の状
況(大当たりの奇数,偶数の状況)であることを特徴と
する、請求項6または7に記載の遊技機。
【0188】(10) 図1に示された可変表示装置4
により、前記継続制限条件が成立するまでの前記継続制
限条件の成立の進行状況を報知する継続制限条件成立状
況報知手段が構成されている(図13の(d)参照)。
【0189】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、次のような効果を得ることができる。特別
遊技状態において新たな特定遊技状態が発生する前に予
め定められた終了条件が成立した場合に特別遊技状態が
終了させられるので、特別遊技状態において次の特定遊
技状態が発生する前に特別遊技状態が終了してしまうこ
とがあるため、特別遊技状態において遊技者に緊張感を
与えることができ、その結果として、特別遊技状態での
遊技に面白みを持たせることができる。さらに、継続制
限条件が成立した場合に、特別遊技状態の継続的な発生
が制限されるため、特別遊技状態により遊技者の射倖心
を煽り過ぎないようにすることができる。
【0190】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、次のような効果を得ることができる。特別
遊技状態が、可変表示装置の表示結果が特定の表示態様
になる確率が向上された状態という遊技者にとって極め
て有利な状態であるため、そのような特別遊技状態に対
して終了条件を設けることによって、特別遊技状態での
遊技により一層面白みを持たせることができるととも
に、そのような確率向上状態に対して継続制限条件を設
けることによって、射倖心が極めて煽られやすい確率向
上状態において遊技者の射倖心を煽り過ぎないようにす
ることができる。
【0191】請求項3に関しては、請求項1または2に
関する効果に加えて、次のような効果を得ることができ
る。可変表示装置の表示結果が特定の表示態様になった
後に特別遊技状態が発生する旨の報知が行なわれるの
で、可変表示装置の表示結果により特定遊技状態の発生
が遊技者に知らされ、その後の報知により特別遊技状態
の発生が遊技者に知らされる。このため、遊技者が、特
定遊技状態の発生と特別遊技状態の発生とを個別のタイ
ミングで楽しむことができる。
【0192】請求項4に関しては、請求項1または2に
関する効果に加えて、次のような効果を得ることができ
る。特別遊技状態の継続的発生中における繰返し継続制
御の累積的な実行回数が特別遊技状態発生の継続制限条
件であるので、遊技状況により1回の特定遊技状態にお
ける繰返し継続制御の実行回数が予定よりも少なくなっ
てしまい遊技者に不利な状況が生じても、継続制限条件
については不利が生じない。このため、1回の特定遊技
状態における繰返し継続制御の実行回数が予定よりも少
なくった場合でも、長期的遊技の観点により遊技者が不
利益を被った気分を持たないようにすることができる。
【0193】請求項5に関しては、請求項1または2に
関する効果に加えて、次のような効果を得ることができ
る。特別遊技状態が発生する場合、特定遊技状態の発生
と同時のタイミングおよび特定遊技状態の発生後のタイ
ミングのうちの少なくとも一方のタイミングで特別遊技
状態が発生する旨の報知が行なわれるため、状況によっ
ては特別遊技状態が発生することを特定遊技状態の発生
と同時に遊技者が認識することができる。
【0194】請求項6に関しては、請求項1または2に
関する効果に加えて、次のような効果を得ることができ
る。特別遊技状態の終了条件が遊技の進行状況により変
更されるので、遊技内容が変化に富むため、遊技者が飽
きることなく遊技を楽めるようにすることができる。
【0195】請求項7に関しては、請求項1または2に
関する効果に加えて、次のような効果を得ることができ
る。特別遊技状態の継続制限条件が遊技の進行状況によ
り変更されるので、遊技内容が変化に富むことにより遊
技者が飽きることなく遊技を楽しめるようにすることが
できる。さらに、継続制限条件の変化により遊技者の有
利さが変化するので、遊技の進行状況に対する遊技者の
期待感を向上させることができる。
【0196】請求項8に関しては、請求項6に関する効
果に加えて、次のような効果を得ることができる。特別
遊技状態の継続的な発生の回数の状況により特別遊技状
態の終了条件が変更されるため、特別遊技状態が継続的
に発生することにより、遊技者の期待感を変化させるこ
とができる。
【0197】請求項9に関しては、請求項6または7に
関する効果に加えて、次のような効果を得ることができ
る。特定遊技状態が発生した場合の可変表示装置の表示
結果の表示態様の状況により特別遊技状態の終了条件が
変更されるため、特定遊技状態が発生した場合の可変表
示装置の表示結果の表示態様により、遊技者の期待感を
変化させることができる。
【0198】請求項10に関しては、請求項1または2
に関する効果に加えて、次のような効果を得ることがで
きる。継続制限条件が成立するまでの継続制限条件の成
立の進行状況が報知されることにより、継続制限条件が
どの時点で成立するかを遊技者が認識できるようにする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の遊技制御に用いられる各種制
御回路の構成を示すブロック図である。
【図3】パチンコ遊技機の遊技制御に用いられる各種制
御回路の構成を示すブロック図である。
【図4】画像表示制御基板に形成された回路の構成を示
すブロック図である。
【図5】第1実施形態によるパチンコ遊技機に用いられ
る主なランダムカウンタの種類とその内容を示す説明図
である。
【図6】第1実施形態によるランダムカウンタC RN
D1の値により大当たりを発生させるか否かを事前に決
定するための制御手順を示すフローチャートである。
【図7】遊技制御のメインプログラムの処理手順を示す
フローチャートである。
【図8】特別図柄判定処理の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図9】確率変動およびカウンタ設定処理の処理内容を
示すフローチャートである。
【図10】始動カウンタ設定処理の処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【図11】確率変動状態の継続的な発生を制限する制御
のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図12】可変表示装置における特別図柄および確変決
定ゲームの表示例を示す表示画面図である。
【図13】可変表示装置における特別図柄および確変決
定ゲームの表示例を示す表示画面図である。
【図14】第2実施形態による確率変動およびカウンタ
設定処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図15】第2実施形態による始動カウンタ設定処理の
処理内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1はパチンコ遊技機、4は可変表示装置、45は基本回
路である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示状態が変化可能な可変表示装置を有
    し、該可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の
    表示態様になった場合に、遊技者にとって有利な特定遊
    技状態に制御可能な遊技機であって、 前記特定遊技状態の発生に関連して予め定められた特別
    の条件が成立したことに基づき、前記特定遊技状態とは
    異なる遊技者にとって有利な特別遊技状態に制御するこ
    とが可能な特別遊技状態制御手段と、 予め定められた継続制限条件が成立した場合に、前記特
    別遊技状態の継続的な発生を制限する制御を行なう継続
    制限手段とを含み、 前記特別遊技状態制御手段は、前記特別遊技状態におい
    て新たな前記特定遊技状態が発生する前に予め定められ
    た終了条件が成立した場合に、前記特別遊技状態を終了
    させる制御を行なうことを特徴とする、遊技機。
  2. 【請求項2】 前記特別遊技状態は、前記可変表示装置
    の表示結果が前記特定の表示態様になる確率が向上され
    た状態であることを特徴とする、請求項1記載の遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記特別の条件が成立したことに応じ
    て、前記特別遊技状態が発生する旨の報知を行なう報知
    手段をさらに含み、 該報知手段は、前記可変表示装置の表示結果が前記特定
    の表示態様になった後のタイミングに前記報知を行なう
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記特定遊技状態において、遊技状態を
    遊技者に有利な第1の状態にした後遊技者に不利な第2
    の遊技状態にし、予め定められた繰返し継続条件の成立
    に基づいて再度第1の状態に繰返し継続制御する繰返し
    継続制御手段をさらに含み、 前記継続制限手段は、前記特別遊技状態の継続発生中に
    おける前記繰返し継続制御の累積的な実行回数が予め定
    められた実行回数になった場合に、前記継続制限条件が
    成立したと判断することを特徴とする、請求項1または
    2に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記特別の条件が成立したことに応じ
    て、前記特別遊技状態が発生する旨の報知を行なう報知
    手段をさらに含み、 該報知手段は、前記特別の条件が成立した場合に、前記
    特定遊技状態の発生と同時のタイミングおよび前記特定
    遊技状態の発生後のタイミングのうちの少なくとも一方
    のタイミングで前記報知を行なうことを特徴とする、請
    求項1または2に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記特別遊技状態制御手段により用いら
    れる前記終了条件を遊技の進行状況により変更する終了
    条件変更手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1
    または2に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記継続制限手段により用いられる前記
    継続制限条件を遊技の進行状況により変更する継続制限
    条件変更手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1
    または2に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記終了条件変更手段による前記終了条
    件の変更に用いられる遊技の進行状況は、前記特別遊技
    状態の継続発生回数の状況であることを特徴とする、請
    求項6記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記終了条件変更手段による前記終了条
    件の変更に用いられる遊技の進行状況は、前記特定遊技
    状態が発生した場合の前記可変表示装置の表示結果の表
    示態様の状況であることを特徴とする、請求項6または
    7に記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記継続制限条件が成立するまでの前
    記継続制限条件の成立の進行状況を報知する継続制限条
    件成立状況報知手段をさらに含むことを特徴とする、請
    求項1または2に記載の遊技機。
JP10099577A 1998-04-10 1998-04-10 遊技機 Withdrawn JPH11290517A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10099577A JPH11290517A (ja) 1998-04-10 1998-04-10 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10099577A JPH11290517A (ja) 1998-04-10 1998-04-10 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11290517A true JPH11290517A (ja) 1999-10-26

Family

ID=14250969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10099577A Withdrawn JPH11290517A (ja) 1998-04-10 1998-04-10 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11290517A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001276368A (ja) * 2000-04-04 2001-10-09 Takeya Co Ltd パチンコ機
JP2005177518A (ja) * 2005-03-14 2005-07-07 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2006095092A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP2006149765A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Samii Kk 弾球遊技機
JP2006149762A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Samii Kk 弾球遊技機
JP2010029714A (ja) * 2009-11-11 2010-02-12 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP2010094561A (ja) * 2010-02-04 2010-04-30 Sammy Corp 弾球遊技機
JP2011019982A (ja) * 2010-11-01 2011-02-03 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP2012034909A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012105885A (ja) * 2010-11-18 2012-06-07 Sammy Corp パチンコ遊技機
JP2020068949A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 株式会社平和 遊技機

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001276368A (ja) * 2000-04-04 2001-10-09 Takeya Co Ltd パチンコ機
JP2006095092A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP2006149765A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Samii Kk 弾球遊技機
JP2006149762A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Samii Kk 弾球遊技機
JP2005177518A (ja) * 2005-03-14 2005-07-07 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2010029714A (ja) * 2009-11-11 2010-02-12 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP2010094561A (ja) * 2010-02-04 2010-04-30 Sammy Corp 弾球遊技機
JP2012034909A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2011019982A (ja) * 2010-11-01 2011-02-03 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機
JP2012105885A (ja) * 2010-11-18 2012-06-07 Sammy Corp パチンコ遊技機
JP2020068949A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 株式会社平和 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3992381B2 (ja) 遊技機
JP3770501B2 (ja) 遊技機
JP3910622B2 (ja) スロットマシン
JP4208335B2 (ja) 遊技機
JP2004357973A (ja) 遊技台
JP2004242748A (ja) 遊技機
JPH11333089A (ja) 弾球遊技機
JP2004121729A (ja) パチンコ遊技機
JP6122286B2 (ja) 遊技機
JP2000342829A (ja) 遊技機
JPH11188158A (ja) 遊技機
JP2000354662A (ja) 遊技機
JP2011120735A (ja) 遊技機
JPH11290517A (ja) 遊技機
JP2006297140A (ja) スロットマシン
JP2001000666A (ja) 遊技機
JP2000210408A (ja) 遊技情報管理装置、およびスロットマシン
JP4630604B2 (ja) 遊技台
JP2011120734A (ja) 遊技機
JP2001000672A (ja) 遊技機
JP2000135337A (ja) 遊技機
JPH11309257A (ja) 遊技機
JPH11347210A (ja) 遊技機
JP2001009110A (ja) 遊技機
JPH11156013A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050325

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080417