JPH11188158A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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Publication number
JPH11188158A
JPH11188158A JP9358956A JP35895697A JPH11188158A JP H11188158 A JPH11188158 A JP H11188158A JP 9358956 A JP9358956 A JP 9358956A JP 35895697 A JP35895697 A JP 35895697A JP H11188158 A JPH11188158 A JP H11188158A
Authority
JP
Japan
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determination
variable display
game
player
result
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9358956A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Ryuichi Sakuma
隆一 佐久間
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
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Publication of JPH11188158A publication Critical patent/JPH11188158A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者の遊技技術を介入させることのできる
遊技機を提供する。 【解決手段】 表示状態が変化可能な可変表示装置を有
する遊技機に遊技者が押圧操作可能なストップボタンを
設け、ストップボタンの押圧操作タイミングに基づいて
確変を生じさせるか否かを抽選する抽選図柄が停止し
(SB1,SB2)、停止図柄が確変図柄の場合には確
変フラグが設定され、確変が生じるように構成した(S
B3,SB4)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばパチンコ
遊技機やコイン遊技機等で代表される遊技機に関し、詳
しくは、表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、該
可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示態
様となった場合に遊技状態が遊技者にとって有利な特定
遊技状態に制御可能となる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機において、従来から一般
的に知られているものに、表示状態が変化可能な可変表
示装置を有し、該可変表示装置の表示結果が予め定めら
れた特定の表示態様となった場合に遊技状態が遊技者に
とって有利な特定遊技状態に制御可能となる遊技機があ
る。この種の従来の遊技機の中には、たとえば、可変表
示装置の表示結果が前記特定の表示態様となる確率が高
くなる確率変動状態に代表されるような、前記特定遊技
状態とは異なる遊技者にとって有利な特別遊技状態にも
制御可能に構成された遊技機があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
遊技機では、遊技状態が前記特別遊技状態となるか否か
は専ら遊技者の運次第であったために、遊技者の遊技技
術介入の余地がなく、面白みに欠けるものであった。
【0004】本発明は係る実情に鑑み考え出されたもの
であり、その目的は、特別遊技状態の発生に関し、遊技
者の遊技技術介入の余地を与えることによって遊技興趣
向上を図ることの可能な遊技機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、該可変
表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示態様と
なった場合に遊技状態が遊技者にとって有利な特定遊技
状態に制御可能となる遊技機であって、遊技状態を前記
特定遊技状態とは異なる遊技者にとって有利な特別遊技
状態にするか否かを判定する判定手段と、該判定手段の
判定結果に基づいて遊技状態を前記特別遊技状態へ移行
する制御を行なう移行制御手段と、前記判定手段の判定
に関与するために遊技者が操作可能な判定関与操作手段
とを含み、前記判定手段は、前記判定関与操作手段の操
作に起因した前記判定結果を定めることが可能であるこ
とを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記可変表示装置の表示結果
が前記特定の表示態様となるか否かを決定する第1の遊
技と、前記判定手段の判定結果が前記特別遊技状態へ移
行すべき旨の結果であるか否かを決定する第2の遊技と
において、前記第1の遊技と前記第2の遊技とが、それ
ぞれ独立した遊技であることを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記判定手段は、前記可変表
示装置の表示結果が前記特定の表示態様となることに関
連して前記判定を行ない、前記可変表示装置の表示結果
が前記特定の表示態様となる時期とは異なる所定の時期
に前記判定手段の判定結果を遊技者に報知する判定結果
報知手段を含むことを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記判定手段は、前記判定関
与操作手段が所定期間操作されないことを条件に、前記
判定結果を前記判定関与操作手段の操作に因らずに定め
ることを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の本発明は、表示状態が変
化可能な可変表示装置を有し、該可変表示装置の表示結
果が予め定められた特定の表示態様となった場合に遊技
状態が遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御可能と
なる遊技機であって、遊技状態を前記特定遊技状態とは
異なる遊技者にとって有利な特別遊技状態にする場合
に、該特別遊技状態の遊技者に有利な度合いを決定する
決定手段と、遊技状態を前記決定手段の決定結果に応じ
た度合いの前記特別遊技状態に制御する遊技状態制御手
段と、前記度合いの決定に関与するために遊技者が操作
可能な決定関与操作手段とを含み、前記決定手段は、前
記決定関与操作手段の操作に起因した前記決定結果を定
めることが可能であることを特徴とする。
【0010】請求項6に記載の本発明は、請求項5に記
載の発明の構成に加えて、前記可変表示装置の表示結果
が前記特定の表示態様となるか否かを決定する第1の遊
技と、前記決定手段の決定結果が如何なる結果であるか
を決定する第2の遊技とにおいて、前記第1の遊技と前
記第2の遊技とが、それぞれ独立した遊技であることを
特徴とする。
【0011】請求項7に記載の本発明は、請求項5に記
載の発明の構成に加えて、前記決定手段は、前記可変表
示装置の表示結果が前記特定の表示態様となることに関
連して前記決定を行ない、前記可変表示装置の表示結果
が前記特定の表示態様となる時期とは異なる所定の時期
に前記決定手段の決定結果を遊技者に報知する決定結果
報知手段を含むことを特徴とする。
【0012】請求項8に記載の本発明は、請求項5に記
載の発明の構成に加えて、前記決定手段は、前記決定関
与操作手段が所定期間操作されないことを条件に、前記
決定結果を前記判定関与操作手段の操作に因らずに定め
ることを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、判定手段の
働きにより、遊技状態を特定遊技状態とは異なる遊技者
にとって有利な特別遊技状態にするか否かが判定され、
移行制御手段の働きにより、該判定手段の判定結果に基
づいて遊技状態が特別遊技状態となる。さらに、遊技者
が判定関与操作手段を操作すれば、前記判定手段の働き
により、その操作に起因した前記判定結果が定められ
る。このために、遊技者は、遊技状態を前記特別遊技状
態にするか否かの判定に関与可能となる。
【0014】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、前記可変表示装置の表
示結果が前記特定の表示態様となるか否かを決定する第
1の遊技と、前記判定手段の判定結果が前記特別遊技状
態へ移行すべき旨の結果であるか否かを決定する第2の
遊技とにおいて、前記第1の遊技と前記第2の遊技と
が、それぞれ独立した遊技であるために、遊技者にそれ
ぞれ独立した2種類の遊技が提供される。
【0015】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、判定手段の働きによ
り、前記可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様
となることに関連して前記判定が行なわれ、判定結果報
知手段の働きにより、前記可変表示装置の表示結果が前
記特定の表示態様となる時期とは異なる所定の時期に前
記判定手段の判定結果が遊技者に報知される。このた
め、前記可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様
となるか否かの遊技結果と、前記判定手段の判定結果と
がそれぞれ異なる時期に遊技者に報知される。
【0016】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、判定手段の働きによ
り、前記判定関与操作手段が所定期間操作されないこと
を条件に、前記判定結果が前記判定関与操作手段の操作
に因らずに定められる。このため、遊技者が前記判定関
与操作手段を操作しなくとも前記判定手段の判定結果が
表示される。
【0017】請求項5に記載の本発明によれば、決定手
段の働きにより、遊技状態を前記特定遊技状態とは異な
る遊技者にとって有利な特別遊技状態にする場合の、該
特別遊技状態の遊技者に有利な度合いが決定され、遊技
状態制御手段の働きにより、遊技状態が前記決定手段の
決定結果に応じた度合いの前記特別遊技状態となる。さ
らに、遊技者が決定関与操作手段を操作すれば、前記決
定手段の働きにより、その操作に起因した前記決定結果
が定められる。このために、遊技者は、前記特別遊技状
態の遊技者に有利な度合いを決定することに関与可能と
なる。
【0018】請求項6に記載の本発明によれば、請求項
5に記載の発明の作用に加えて、前記可変表示装置の表
示結果が前記特定の表示態様となるか否かを決定する第
1の遊技と、前記決定手段の決定結果が如何なる結果で
あるかを決定する第2の遊技とにおいて、前記第1の遊
技と前記第2の遊技とが、それぞれ独立した遊技である
ために、遊技者にそれぞれ独立した2種類の遊技が提供
される。
【0019】請求項7に記載の本発明によれば、請求項
5に記載の発明の作用に加えて、決定手段の働きによ
り、前記可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様
となることに関連して前記決定が行なわれ、決定結果報
知手段の働きにより、前記可変表示装置の表示結果が前
記特定の表示態様となる時期とは異なる所定の時期に前
記決定手段の決定結果が遊技者に報知される。このた
め、前記可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様
となるか否かの遊技結果と、前記決定手段の決定結果と
がそれぞれ異なる時期に遊技者に報知される。
【0020】請求項8に記載の本発明によれば、請求項
5に記載の発明の作用に加えて、決定手段の働きによ
り、前記決定関与操作手段が所定期間操作されないこと
を条件に、前記決定結果が前記決定関与操作手段の操作
に因らずに定められる。このため、遊技者が前記決定関
与操作手段を操作しなくとも前記決定手段の決定結果が
表示される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態
においては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示す
が、本発明はこれに限らず、表示状態が変化可能な可変
表示装置を有し、該可変表示装置の表示結果が予め定め
られた特定の表示態様となった場合に遊技状態が遊技者
にとって有利な特定遊技状態に制御可能となる遊技機で
あれば、全てに適用することが可能である。
【0022】まず第1実施形態について説明する。図1
は、本発明に係る遊技機の一例のパチンコ遊技機1の正
面図である。
【0023】パチンコ遊技機1の遊技盤には、遊技領域
3が形成されている。パチンコ遊技機1には、遊技者が
打球操作するための打球操作ハンドル28が設けられて
おり、この打球操作ハンドル28を遊技者が操作するこ
とにより、上皿29内に貯留されているパチンコ玉を1
個ずつ発射することができる。発射されたパチンコ玉
は、区画レール2の間を通って遊技領域3内に導かれ
る。
【0024】遊技領域3の中央には、可変表示装置4が
設けられている。可変表示装置4での可変表示は、可変
表示装置4下方に設けられた始動口9に打玉が始動入賞
してその入賞玉が始動センサー34(図2参照)により
検出されることを条件に行なわれる。可変表示装置4が
可変表示中に始動入賞があった場合には、その始動入賞
が記憶され、可変表示装置4が可変停止した後、再度可
変開始可能な状態になってからその始動記憶に基づいて
可変表示装置4が再度可変開始される。この始動記憶の
上限は、たとえば「4」と定められており、始動記憶個
数が始動記憶表示器6に表示される。
【0025】可変表示装置4の左側方部分および右側方
部分には、それぞれワープ入口17,17が設けられて
いる。このワープ入口17に進入した打玉は、可変表示
装置4の裏面側を通って下方に流下してワープ出口10
から再度遊技領域3に放出される。ワープ出口10下方
には始動口9が位置しているため、ワープ出口10から
放出された打玉は、比較的始動入賞し易くなる。
【0026】始動口9には左右一対の可動片14,14
が設けられており、可動片14,14が左右に拡開して
始動入賞し易い拡開状態と、閉成して始動入賞し難い閉
成状態とに変化する。
【0027】また、可変表示装置4左側方部分のワープ
入口17に進入した打玉の通過経路には、玉の通過を検
出するための通過球検出器13が設けられた普通図柄始
動ゲート8が形成されている。打玉がこの普通図柄始動
ゲート8に進入すれば、その通過球が通過球検出器13
により検出され、その検出出力に基づいて普通図柄表示
器20が可変開始される。
【0028】普通図柄表示器20はたとえば7セグメン
ト表示器で構成されており、普通図柄と呼ばれる識別情
報が可変表示される。この普通図柄表示器20の表示結
果が予め定められた特定の識別情報(たとえば7)とな
れば、後述するソレノイド49が励磁されて、始動口9
に設けられた左右1対の可動片14,14が所定期間だ
け開成し、打玉が始動入賞し易い拡開状態となる。
【0029】可変表示装置4は、たとえば液晶表示可能
なCRT表示機53(図3参照)で構成されており、表
示結果が前記特定の表示態様であるか否かを識別するの
に使用される特別図柄や、後述の確変突入の可否を識別
するのに使用される確変判定用図柄、その他の画像を表
示可能な可変表示部5が設けられている。この可変表示
部5には、左特別図柄が可変表示される左図柄表示領域
と、中特別図柄が可変表示される中図柄表示領域と、右
特別図柄が可変表示される右図柄表示領域とを表示可能
に構成されており、各図柄表示領域の特別図柄が一斉に
可変開始することにより、各図柄表示領域の上から下に
向かって複数種類の特別図柄からなる識別情報がスクロ
ール表示される。なお、以降、左特別図柄、中特別図
柄、右特別図柄を、それぞれ、左図柄、中図柄、右図柄
と呼ぶ。
【0030】可変表示部5で左図柄、中図柄、右図柄の
可変表示が一斉に開始した後、パチンコ遊技機1内部の
制御によって定められる所定の順序で所定の可変表示時
間内に各図柄が順次停止制御される。全ての図柄表示領
域の図柄が完全に停止して可変表示装置4の表示結果が
導出表示された段階で、その表示結果が予め定められた
特定の特別図柄の組合せ(たとえば777などのぞろ
目)となれば、いわゆる大当たりとなる。遊技領域3下
方には、大当たりの発生を条件に打玉を入賞させること
が可能に変化する可変入賞球装置12が設けられてい
る。この可変入賞球装置12は、ベース板23によって
遊技領域3に固定されており、後述するソレノイド50
(図2参照)が励磁されることにより開閉板22が開成
して打玉が入賞可能な遊技者にとって有利な第1の状態
と、ソレノイド50が消磁されることにより開閉板22
が閉成して打玉が入賞不可能な遊技者にとって不利な第
2の状態とに変化可能に構成されている。なお、可変入
賞球装置12には、遊技状態に応じて点灯または点滅表
示する6個のLED24が設けられている。
【0031】可変表示装置4で大当たりが発生すれば、
可変入賞球装置12が前記第1の状態に制御され、開閉
板22が傾動して打玉を可変入賞球装置12内へ入賞さ
せることが可能となる。可変入賞球装置12内の入賞領
域は、特定入賞領域と通常入賞領域とに分かれて形成さ
れており、両入賞領域に入賞した打玉数は、まとめて個
数表示器25に表示される。なお、個数表示器25は、
たとえば7セグメント表示器で構成されている。
【0032】第1の状態となった可変入賞球装置12に
入賞した打玉の検出数が所定個数(たとえば9個)とな
るか、または所定期間(たとえば30秒間)経過するか
のうちのいずれか早い方の条件が成立した場合に可変入
賞球装置12の第1の状態が終了して開閉板22が閉成
し、遊技状態が遊技者にとって不利な第2の状態とな
る。しかしながら、可変入賞球装置12が第1の状態と
なっている期間中に進入した打玉が可変入賞球装置12
内の特定入賞領域にV入賞した場合には、再度可変入賞
球装置12を第1の状態にする繰返し継続制御が実行さ
れる。この繰返し継続制御の実行上限回数はたとえば1
6回と定められている。繰返し継続制御において、可変
入賞球装置12が第1の状態にされている状態はラウン
ドと呼ばれ、繰返し継続制御の実行上限回数が16回の
場合には、第1ラウンドから第16ラウンドまでの16
ラウンド分、可変入賞球装置12が第1の状態にされ得
る。
【0033】大当たりに基づく繰返し継続制御が全て終
了すれば、所定の確変判定用図柄の可変表示が可変表示
装置4で開始される。そして、確変判定用図柄の可変表
示の結果、予め定められた確変図柄が停止表示されれ
ば、その後の遊技状態が大当たり発生確率の高い確率変
動状態(確変状態ともいう)となる。なお、遊技状態が
確率変動状態となることを特に確変に突入するともい
う。一方、停止図柄が確変図柄でない場合には、大当た
り確率が通常レベルの通常状態となる。
【0034】このようにこの第1実施形態では、大当た
りが発生するか否かを楽しむための第1の遊技と、確変
に突入するかを楽しむための第2の遊技とが、それぞれ
独立した遊技であるために、特別図柄の停止表示結果で
大当たり発生が発生したか否かが定められるとともに確
変に突入するか否かも定められる従来のタイプの遊技機
に比較して、よりバラエティに富んだ面白みのある遊技
を提供できる。しかも、前記第1の遊技の遊技結果(大
当たりとなるか否か)と、前記第2の遊技の遊技結果
(確変に突入するか否か)とが、それぞれ異なる時期に
導出されるために、従来のタイプの遊技機に比較して、
遊技者に遊技結果を期待できる機会をより多く付与でき
る。
【0035】さらに、この第1実施形態に係るパチンコ
遊技機1では、確変判定用図柄の可変停止タイミングを
専らパチンコ遊技機1の制御に委ねるか、遊技者の操作
のタイミングでその可変表示を停止するか、選択可能に
構成されている。ストップボタン72および選択ボタン
73は、遊技者の操作で確変判定用図柄を可変停止させ
ることを望む場合に遊技者が操作するためのボタンであ
り、大当たりに基づく繰返し継続制御終了後所定時間内
に、まず、選択ボタン73を押圧操作することによりス
トップボタン72の押圧操作が有効化され、次に、確変
判定用図柄の可変開始後にストップボタン72を押圧し
たタイミングで確変判定用図柄の可変表示結果が導出表
示される。一方、所定期間内に選択ボタン73の押圧が
なかった場合には、ストップボタン72の押圧操作は無
効化されて確変判定用図柄の可変停止時期は専らパチン
コ遊技機1の制御に委ねられる。
【0036】このようにこの第1実施形態では、選択ボ
タン73を所定期間内に押圧することを条件に、遊技者
自身がストップボタン72を押圧したタイミングで確変
判定用図柄の可変表示結果を導出表示させることが可能
であるために、遊技者自身の遊技技術を介入させて確変
を狙うことができ、遊技興趣の向上を図ることができ
る。一方、選択ボタン73などを何ら操作しない場合に
は、確変判定用図柄の表示結果が所定時期に自動的に導
出表示されるために、たとえば、操作によって確変を狙
うことを煩わしく思う遊技者に何らの遊技操作の負担を
課すこともない。
【0037】その他、遊技領域3内には、風車19、通
常の入賞口7,11,15、および、遊技領域3内に打
込まれた打玉がいずれの入賞領域や可変入賞球装置にも
入賞しなかった場合にアウト玉として回収するアウト口
16が設けられている。さらに、遊技領域3の両サイド
には、飾り図柄表示用のサイドランプ18が設けられて
いる。また、遊技領域3の上部の左右には、大当たりの
発生時などにステレオ音の音声などの効果音を発生する
スピーカ81,81が設けられている。また、図中27
は、パチンコ遊技機1の前面側の枠である前面枠を開閉
できないようにするための鍵である。
【0038】始動口9、可変入賞球装置12、通常の入
賞口7,11,15などの各種入賞領域に打玉が入賞す
ると、その入賞口に応じた所定個数の景品玉が上皿29
に払出される。上皿29の下方には、上皿玉抜きレバー
26を操作することにより上皿29から排出される打玉
を貯留しておくための下皿31が設けられている。下皿
31に貯留された打玉は、下皿玉抜きレバー30を操作
することにより排出できる。
【0039】次に、パチンコ遊技機1の遊技制御に用い
られる制御回路について説明する。図2および図3は、
遊技制御基板(コントロール基板)66(図4参照)に
設けられた各種制御回路の構成を示すブロック図であ
る。
【0040】図2および図3を参照して、制御回路は、
基本回路45、入力回路35、情報出力回路37、初期
リセット回路38、定期リセット回路39、電飾信号回
路40、アドレスデコード回路41、LED回路46、
ソレノイド回路48、CRT回路54、ランプ回路5
5、音声合成回路56、音量増幅回路57、電源回路5
8を含む。
【0041】基本回路45は、遊技制御プログラムに従
ってパチンコ遊技機1の各種機器を制御する。基本回路
45の内部には、マイクロコンピュータ(マイコン)6
8が設けられている。マイクロコンピュータ68には、
遊技制御プログラムを記憶しているROM69(Read O
nly Memory)、遊技制御プログラムに従って制御動作を
行なうためのCPU(Central Processing Unit )7
1、CPUのワーク用メモリとして機能するRAM(Ra
ndom Access Memory)70、その他図示を省略するがI
/O(Input/Output)ポート、クロック発生回路などが
設けられている。
【0042】入力回路35は、普通図柄始動ゲート8を
通過した打玉を検出するための通過球検出器13と、可
変入賞球装置12の特定入賞領域にV入賞した打玉を検
出するための特定球検出スイッチ32と、可変入賞球装
置12に入賞した全ての打玉を検出するための球数検出
スイッチ33と、始動口9に始動入賞した打玉を検出す
るための始動センサー34と、それぞれ接続される。入
力回路35は、通過球検出器13から出力される通過信
号、特定球検出スイッチ32から出力されるV入賞信
号、球数検出スイッチ33から出力される入賞信号、始
動センサー34から出力される始動入賞信号を基本回路
45へ送信する。
【0043】LED回路46には、普通図柄表示器20
の個数表示LED21、始動記憶表示器6のLED、普
通図柄表示器20の普通図柄を表示するためのLED、
通過記憶表示器21のLED、LED47と接続され
る。LED回路46は、基本回路45から出力される制
御信号に応じて、上記各LEDの点灯状態を制御する。
【0044】初期リセット回路38は、電源投入時に基
本回路45をリセットするための回路である。初期リセ
ット回路38から送られてきた初期リセットパルスに応
答して、基本回路45はパチンコ遊技機1を初期化す
る。
【0045】定期リセット回路39は、基本回路45に
対し、定期的(たとえば2msecごと)にリセットパ
ルスを与え、ROM69に記憶されている遊技制御プロ
グラムを先頭から繰返し実行させるための回路である。
【0046】ソレノイド回路48は、始動口9の可動片
14,14を駆動するソレノイド49と、可変入賞球装
置12の開閉板22を駆動するソレノイド50とを制御
するための回路である。ソレノイド回路48は、基本回
路45から出力される制御信号に応答して、所定のタイ
ミングでソレノイド49およびソレノイド50を作動さ
せる。
【0047】アドレスデコード回路41は、基本回路4
5内のマイクロコンピュータ68から送られてきたアド
レス信号をデコードし、マイクロコンピュータ68内部
に含まれるROM69、RAM70などのいずれか1つ
を選択するための信号を出力する回路である。
【0048】情報出力回路37は、基本回路45から与
えられるデータ信号に基づいて、大当たり情報や図柄確
定情報、確率変動情報などの各種遊技情報をホストコン
ピュータであるホール用管理コンピュータなどに対して
出力する。ここで、大当たり情報とは、大当たりの発生
を示すための情報であり、図柄確定情報とは、始動口9
に入賞した打玉の入賞個数のうち実際に可変表示装置4
における図柄の可変表示の始動に使用された個数を示す
ための情報であり、確率変動情報とは、確率変動状態の
発生に関する情報である。
【0049】電飾信号回路40は、パチンコ遊技機1に
設けられた複数種類の電飾の点灯状態を制御する電飾基
板(図示省略)へランプ制御データD0〜D3を送信す
る。ランプ制御データD0〜D3は、電飾の点灯状態を
制御するためのデータであり、大当たり時、あるいは確
変時などにおいて、電飾の点灯状態を指定する。なお、
ランプ制御データコモンは共通線信号である。
【0050】CRT回路54は、基本回路45から出力
される制御信号に従って、CRT表示機53を駆動制御
するための回路である。CRT回路54からCRT表示
機53に送信される信号の中には、コマンド信号として
のCD0〜CD7と、表示制御通信トリガ信号(割込信
号)であるINTとが含まれる。さらに、CRT回路5
4とCRT表示機53とを接続する信号線には、電源供
給のための+5V線と、+12V線と、グランド信号線
であるGND線とがある。基本回路45は、定期リセッ
ト回路39からの定期リセット信号が入力されたタイミ
ングでCRT回路54を介してCRT表示機53の可変
表示制御基板(サブ基板)216(図4参照)へ、割込
信号(INT)と画像表示制御信号(コマンド信号CD
0〜CD7)とを出力する。
【0051】ランプ回路55は、サイドランプ18と接
続される。ランプ回路55は、基本回路45から出力さ
れる制御信号に応じて、サイドランプ18の点灯状態を
制御する。
【0052】電源回路58は、AC24Vの交流電源に
接続され、+30V、+21V、+12V、+5Vの複
数種類の直流電圧を各回路に供給するための回路であ
る。なお、電源回路58から発生される+30Vの直流
電圧はCRT表示機53へ出力される。
【0053】音声合成回路56は、基本回路45から出
力される音声発生指令信号に応じて効果音データを合成
し、合成した効果音データを音量増幅回路57に与え
る。音量増幅回路57は、効果音を増幅して電飾基板
(図示省略)へ出力する。
【0054】図4は、可変表示制御基板(サブ基板)2
16に形成された回路の構成を示すブロック図である。
可変表示制御基板216は、遊技制御基板(コントロー
ル基板)66からの制御信号に応じて可変表示装置4の
表示状態を制御する。
【0055】可変表示制御基板216には、CRTコン
トロール回路67、VDP(Video Displa
y Processor)59、リセット回路64、発
振回路65、VRAM60、キャラクタROM61、D
A変換回路62が設けられている。
【0056】CRTコントロール回路67は、図2、図
3に示した回路が形成されている遊技制御基板66と接
続されている。CRTコントロール回路67は、遊技制
御基板66から画像表示のためのコマンドデータCD0
〜CD7、INT信号を定期的に受ける。さらに、CR
Tコントロール回路67は、+12Vおよび+5Vの2
種類の電源電圧の供給を受ける。また、可変表示制御基
板216は、遊技制御基板66から延びるGND線によ
り接地されている。
【0057】CRTコントロール回路67は、受信した
コマンドデータCD0〜CD7に応答して、可変表示制
御基板216に形成された回路全体を制御する。CRT
コントロール回路67は、VDP59にアドレス信号、
データ信号および制御信号を送り、VDP59とCRT
コントロール回路67との間で、データ信号の送受信を
行なう。そして、CRTコントロール回路67は、受信
したデータに基づいて、可変表示制御基板216に形成
された回路全体の制御を行なう。
【0058】VDP59は、発振回路65から供給され
るクロック信号を受けて動作し、リセット回路64から
供給されるリセット信号を受けて動作がリセットされ
る。このVDP59は、CRTコントロール回路67か
らの制御信号に応答して、画像データを生成する。VD
P59は、VRAMアドレス信号、VRAMデータ信
号、およびVRAM制御信号などの信号をVRAM60
へ送信する。VRAM60からVDP59へは、VRA
Mデータ信号などの信号が返信される。VDP59は、
キャラクタROMアドレス信号、キャラクタROMデー
タ信号およびキャラクタROM制御信号をキャラクタR
OM61へ送信する。キャラクタROM61からVDP
59へは、キャラクタROMデータ信号などの信号が返
信される。
【0059】VDP59は、CRTコントロール回路6
7から出力される制御信号に応答して、可変表示部5に
表示される画像を構成するための画像データを生成す
る。VRAM60は、VDP59が生成した画像データ
を一時的に記憶する。VDP59が生成し、VRAM6
0に記憶される画像データは、所定数のドットの集合を
単位としたキャラクタの識別番号である。
【0060】画像データには、複数のキャラクタの識別
番号が、表示される配置関係に従って含まれている。こ
れをマップデータという。個々のキャラクタの識別番号
は、CRTコントロール回路67内に予め記憶されてい
る。可変表示部5に表示される画面を構成するために必
要なキャラクタの識別番号がCRTコントロール回路6
7から読出され、VDP59により、表示画面における
キャラクタの配置関係を示すためのマップデータとし
て、VRAM60に記憶される。
【0061】キャラクタROM61は、キャラクタの識
別番号に対応するドットデータを予め記憶している。V
DP59は、所定のタイミングでVRAM60からマッ
プデータを読出し、マップデータに含まれる各キャラク
タの識別番号に基づいて、各キャラクタのドットデータ
を読出す。VDP59は、読出したドットデータに基づ
いて、画像表示信号を生成する。生成された信号は、D
A変換回路62によりアナログのRGB(RED,GR
EEN,BLUE)信号に変換されて表示装置63に入
力される。さらにVDP59は、複合同期信号SYNC
を表示装置63へ供給する。表示装置63は、送信され
てきたRGB信号、複合同期信号SYNCに基づいて、
可変表示部5に画像を表示する。なお、表示装置63
は、遊技制御基板66から延びるGND線により接地さ
れている。
【0062】図5は、第1実施形態におけるパチンコ遊
技機1に用いられる主なランダムカウンタの種類とその
内容を示す説明図である。ランダムカウンタとは、可変
表示装置4の可変表示制御などの制御に用いられる乱数
をカウントするカウンタである。図5には、C_RND
1、C_RND_L、C_RND_C、C_RND_
R、C_RND_RCH、C_RND_KAKUの6種
類のランダムカウンタが示されている。これらのランダ
ムカウンタの値がパチンコ遊技中の所定のタイミングで
読出され、その値に基づいて可変表示装置4の可変表示
動作が制御される。ランダムカウンタのカウント値の抽
出処理は、基本回路45の内部に設けられたCPU71
がROM69内に記憶された制御プログラムに従って実
行する。
【0063】C_RND1は、可変表示装置4における
特別図柄の可変表示の結果、大当たりを発生させるか否
かを事前に決定するための大当たり決定用ランダムカウ
ンタである。C_RND1は、「0〜225」のカウン
ト範囲で、カウンタ値が0.002秒ごとに1ずつカウ
ントアップ(加算)される。C_RND1は、その上限
までカウントアップされると、再度0からカウントをし
直すように構成されている。なお、0.002秒とは、
基本回路45において、定期リセット回路39から出力
された定期リセット信号に応答して遊技制御プログラム
が繰返し実行される間隔である。
【0064】C_RND_L、C_RND_C、C_R
ND_Rは、左、中、右の各図柄表示領域のそれぞれに
導出表示させる左、中、右図柄の種類を決定するための
図柄表示用ランダムカウンタである。C_RND_L、
C_RND_C、C_RND_Rの各々のカウント範囲
は「0〜14」である。
【0065】C_RND_Lのカウンタ値は0.002
秒ごとに1つずつカウントアップされる。C_RND_
Cのカウンタ値は0.002秒ごとに1つずつカウント
アップされるとともに、基本回路45の割込処理動作の
余り時間を利用してカウントアップされる。C_RND
_Rのカウンタ値はC_RND_Cの桁上げのとき1つ
ずつカウントアップされる。
【0066】C_RND_RCHは、可変表示部5にリ
ーチを成立させる際に、複数種類のリーチ動作の中から
いずれのリーチ動作を選択して可変表示部5に表示させ
るかを定めるためのランダムカウンタである。C_RN
D_RCHのカウント範囲は、「0〜11」である。C
_RND_RCHのカウンタ値は、0.002秒ごとに
1つずつカウントアップされるとともに、基本回路45
の割込処理動作の余り時間を利用して1つずつカウント
アップされる。この実施形態では、C_RND_RCH
のカウント値が各リーチ種類に割り振られており、その
抽出されたカウントに対応するリーチの動作が選択的に
実行される。なお、リーチは、C_RND1により大当
たりを発生させることが事前決定された場合のみなら
ず、はずれが事前決定された際の左図柄および右図柄の
予定停止図柄によりリーチライン(左図柄および右図柄
が揃っているライン)が形成されることが判別された場
合にも実行される。このようにリーチが発生する場合に
は、C_RND_RCHの抽出値に応じて、リーチ動作
の種類が選択決定され、決定された種類のリーチ動作が
実行される。
【0067】C_RND_KAKUは、可変表示装置4
における確変判定用図柄の可変表示の結果、確変を発生
させるか否かを事前に決定するための確変判定用ランダ
ムカウンタである。C_RND_KAKUは、「0〜
2」のカウント範囲で、カウンタ値が0.002秒ごと
に1ずつカウントアップ(加算)される。C_RND_
KAKUは、その上限までカウントアップされると、再
度0からカウントをし直すように構成されている。この
ランダムカウンタのカウンタ値は、ランダムカウンタC
_RND1の値により大当たりとすることが事前決定さ
れた際に抽出される。そして、その抽出値に基づいて確
変を発生させるか否かが事前決定される。なお、この抽
出値に基づく事前決定結果は、遊技者がストップボタン
72の手動操作で確変判定用図柄の可変停止タイミング
を指定する場合には無効とされる。この場合には、スト
ップボタン72の操作信号が検出された時点で可変表示
装置4に表示されていた確変判定用図柄の図柄種類に基
づいて、確変を発生させるか否かが決定されるためであ
る。
【0068】図6は、ランダムカウンタC_RND1の
値により大当たりを発生させるか否かを事前に決定する
ための制御手順を示すフローチャートである。同図を参
照して、可変表示装置4における特別図柄の可変表示の
結果を大当たりとするかまたは大当たり以外とするかを
決定するための手順、および、可変表示部5に停止表示
される左図柄、中図柄、右図柄の種類を決定するための
手順について説明する。
【0069】この種のパチンコ遊技機1では、大当たり
を発生させるか否かの判定を基本回路45のRAM70
内に構成された大当たり判定用カウンタC_RND1
(図5参照)のカウンタ値により定めている。この大当
たり判定用カウンタのカウンタ値は、定期リセット回路
39からリセットパルスが与えられるごと(たとえば2
msecごと)に所定値範囲内で繰返し更新されてい
る。基本回路45は、たとえば入力回路35から始動入
賞信号が入力されてきたタイミングでC_RND1の値
を抽出し、抽出しC_RND1の値が大当たり決定値
「7」であれば大当たりとすることを事前決定し、大当
たり決定値「7」以外であれば大当たり以外とすること
を事前決定する。なお、遊技状態が確変状態にある場合
には、「7」を含む複数の値が大当たり決定値となる。
大当たりとすることを事前決定した場合には、引続いて
C_RND_Lの値を判定して、大当たりを発生させる
ための特別図柄(大当たり図柄)の種類を決定する。そ
して、C_RND_Lの値に対応する特別図柄が、各図
柄表示領域に最終的に停止する予定停止図柄として定め
られる。
【0070】一方、C_RND1の値により、大当たり
以外とすることを事前決定した場合は、引続いて、C_
RND_L、C_RND_C,C_RND_Rの各値を
判定して予定停止図柄の種類をそれぞれ決定する。な
お、大当たり以外とする場合に、決定した停止図柄の組
合せが、偶然、大当たりとなる組合せとなる場合は、C
_RND_Cの値に「1」を加算し、強制的にはずれ
(ハズレ)図柄の組合せで停止表示するように調整す
る。
【0071】図7は、遊技制御のメインプログラムの処
理手順を示すフローチャートである。まず、クロックモ
ニタ制御レジスタをクロックモニタイネーブルに設定す
る処理がなされる(S1)。次に、スタックポインタの
アドレス(00FFH)を設定する処理がなされる(S
2)。次に、システムチェック処理が実行される(S
3)。このシステムチェック処理においては、遊技制御
の実行に用いられる基本回路45のRAM70の作業領
域の初期化が行なわれる。次に、表示制御データ設定処
理が実行される(S4)。この表示制御データ設定処理
においては、表示制御データを書込むRAM70のアド
レスが設定される。次に、表示制御データ伝送処理が実
行される(S5)。この表示制御データ伝送処理におい
ては、表示制御データを可変表示制御基板216のCR
Tコントロール回路67に向けて伝送する処理が行なわ
れる。
【0072】次に、データ出力処理が実行される(S
6)。このデータ出力処理においては、各種機器の制御
を行なうための制御データおよびパチンコ遊技機1の外
部に所定の情報を出力するための情報データを出力する
処理が行なわれる。次に、ランプタイマ処理が実行され
る(S7)。このランプタイマ処理においては、タイマ
を用いて各種ランプを動作させるための処理が行なわれ
る。
【0073】次に、出力データ設定処理が実行される
(S8)。このデータ設定処理においては、S6により
出力するデータを設定するための処理が行なわれる。次
に、エラー処理が実行される(S9)。このエラー処理
においては、エラー状態が発生した場合にエラー状態を
設定してその旨の報知を行なう処理と、所定条件下でエ
ラー状態を解除する処理とが行なわれる。次に、判定用
乱数更新処理が実行される(S10)。この判定用乱数
更新処理においては、大当たり判定用カウンタC_RN
D1を更新する処理が行なわれる。
【0074】次に、特別図柄プロセス処理が実行される
(S11)。この特別図柄プロセス処理においては、複
数のプロセスに分けられた特別図柄を表示するためのプ
ロセスを、プロセスを選択するフラグに応じて分岐実行
させるための処理が行なわれる。次に、普通図柄プロセ
ス処理が実行される(S12)。この普通図柄プロセス
処理においては、複数のプロセスに分けられた普通図柄
を表示するためのプロセスを、プロセスを選択するフラ
グに応じて分岐実行させるための処理が行なわれる。
【0075】次に、スイッチ処理が実行される(S1
3)。このスイッチ処理においては、球数検出スイッチ
33等の各種スイッチのスイッチ別の出力信号の論理判
定を実行させるための処理が行なわれる。次に、音声処
理が実行される(S14)。この音声処理においては、
効果音等に用いられる音声を出力するための処理が行な
われる。
【0076】次に、表示用乱数更新処理が実行される
(S15)。この表示用乱数更新処理においては、特別
図柄、確変判定用図柄、および普通図柄の表示のために
用いるC_RND_L、C_RND_C、C_RND_
R、C_RND_RCH、C_RND_KAKU等の各
種ランダムカウンタを更新する処理がなされる。次に、
入賞球信号処理がなされる(S16)。この入賞球信号
処理においては、入賞球の検出に応じた景品玉の払出し
を実行させるための処理が行なわれる。次に、ストップ
ボタン有効化処理が実行される(S17)。ストップボ
タン有効化処理が実行されることにより、選択ボタン7
3が所定時期に押圧されていることを条件にストップボ
タン72の操作が有効化される。次に、S15と同様の
表示用乱数更新処理が繰返し実行される(S18)。
【0077】次に、前述したS1〜S17のサブルーチ
ンのうちの主なものを説明する。まず、ストップボタン
有効化処理について説明する。図8は、ストップボタン
有効化処理の処理内容を示すフローチャートである。こ
の処理においては、まず、大当たりが発生したか否かが
判断される(SA1)。可変表示装置4に大当たり図柄
が揃って停止表示されておらず、大当たりが発生してい
ない場合には処理が終了する。大当たりが発生した場合
にはその大当たりに基づく全ての繰返し継続制御終了
後、所定時間が経過しているか否かが判断される(SA
2)。大当たりの終了後から所定時間が経過していない
場合には、選択ボタン73の押圧を条件にストップボタ
ン72の操作を有効化し、遊技者に確変の突入を狙うこ
とのできるチャンスを与える必要がある。したがって、
大当たり終了後、所定時間が経過していない場合には選
択ボタン73が押圧されたか否かが判断される(SA
3)。選択ボタン73が押圧されていない場合には処理
が終了するが、選択ボタン73が押圧されている場合に
はストップボタン72の操作を有効化するべく、手動停
止処理を実行する設定がなされる(SA4)。
【0078】一方、大当たり終了後、所定時間が経過し
ても選択ボタン73の押圧がない場合には、遊技者は自
らの操作で確変判定用図柄の可変表示を停止することを
希望していないものとみなし、自動停止処理を実行する
設定がなされる(SA5)。
【0079】図9は、手動停止処理の処理手順を示すフ
ローチャートである。この処理が実行されることによ
り、遊技者は手動操作で確変判定用図柄の可変表示停止
時期を指定できるようになる。この処理においては、ま
ず、ストップボタン72の押圧に基づいて出力される信
号が検出されたか否かが判断される(SB1)。ストッ
プボタン72からの信号が検出されていない場合には、
確変判定用図柄の可変表示を停止させることなく処理が
終了する。一方、ストップボタン72から信号が検出さ
れれば、ストップボタン72より信号が検出されたタイ
ミングで可変表示部5に表示された抽選図柄(確変判定
用図柄)が停止表示される(SB2)。次に、停止表示
された図柄の種類が参照されて、その停止図柄が確変図
柄であるか否かが判断される(SB3)。
【0080】確変図柄である場合には確変フラグが設定
され(SB4)、確変図柄でない場合には確変フラグが
消去され(SB5)、処理が終了する。なお、確変フラ
グが設定されることにより、その直後に遊技状態が確変
状態となって確変に突入する。一方、確変フラグが消去
されることにより、それまでの遊技状態が確変状態であ
った場合には、大当たり確率がノーマルな通常状態に復
帰する。なお、遊技状態が通常状態であれば、その状態
が維持される。
【0081】図10は、自動停止処理の処理手順を示す
フローチャートである。この処理においては、まず、大
当たり確定時に併せて抽出されていた確変判定用ランダ
ムカウンタC_RND_KAKUのカウンタ値が参照さ
れる(SC1)。次に、確変判定用のランダムカウンタ
のカウンタ値が0であるか否かが判断され(SC2)、
0である場合には確変フラグが設定される(SC3)。
そして、確変図柄が可変表示部5に停止表示され、遊技
状態が確変状態となる。
【0082】一方、確変判定用ランダムカウンタのカウ
ンタ値が0でない場合には、確変フラグが消去される
(SC5)。そして、可変表示部5にはずれ図柄が停止
表示され(SC6)、処理が終了する。これにより、そ
れまでの遊技状態が確変状態であった場合には、大当た
り確率がノーマルな通常状態に復帰する。なお、遊技状
態が通常状態であれば、その状態が維持される。
【0083】図11〜図13は、可変表示部5の表示内
容を説明するための説明図である。以下においては、特
別図柄が可変開始した後、大当たりの結果で可変停止
し、その後前述した繰返し継続制御を経て、確変判定用
図柄が可変開始した後、可変停止するまでの表示変化を
図11〜図13を用いて時系列で順に説明する。
【0084】まず、始動入賞の発生あるいは始動記憶に
基づいて可変表示部5で特別図柄の一斉変動が開始され
る(図11(a))。同図において↓は、可変表示部5
の上方向から下方向へ特別図柄がスクロール表示されて
いることを表わしている。次に、所定期間が経過してま
ず左図柄表示領域に「7」が停止表示され(図11
(b))、さらにその後右図柄表示領域に「7」が停止
表示され(図11(c))、リーチが成立する。
【0085】リーチ成立からさらに所定期間が経過して
中図柄表示領域に「7」が停止表示され(図11
(d))、大当たりが発生する。なお、大当たりの発生
に伴って可変入賞球装置12が遊技者にとって不利な第
2の状態から遊技者にとって有利な第1の状態に変化
し、繰返し継続制御が実行される。
【0086】所定回数の繰返し継続制御が終了すれば、
可変表示部5に確変突入の抽選を自動的に行なうか手動
で行なうかの選択が可能である旨のメッセージが表示さ
れ(図12(a))、引続いて、確変突入の抽選を手動
で行なうことを希望する場合には上皿29左側に設けら
れた選択ボタン73の押圧が必要である旨のメッセージ
が可変表示部5に表示される(図12(b))。
【0087】図12(b)に示すメッセージが表示され
てから所定時間内に選択ボタン73の押圧が検出されな
い場合には可変表示部5に確変突入の抽選を自動的に行
なう旨のメッセージが表示される(図12(c))。一
方、所定時間内に選択ボタン73の押圧が検出された場
合には、可変表示部5に確変突入の抽選が遊技者の手動
操作のタイミングに基づいて行なわれる旨のメッセージ
が表示される(図12(d))。
【0088】図12(c)または図12(d)のいずれ
かのメッセージが表示されてから所定時間が経過すれ
ば、○および×の2種類の図柄からなる確変判定用図柄
の可変表示が開始される(図13(a))。図13
(a)では、可変表示状態を↓で示しているが、実際に
は○と×の2種類の確変判定用図柄が高速で○、×、×
を1サイクルとして表示されている。確変突入の抽選を
自動的に行なうことが事前決定されている場合には、確
変判定用図柄の可変表示の開始から所定時間が経過した
後に、確変判定用カウンタC_RND_KAKUのカウ
ンタ値によって事前決定されている結果に応じて確変図
柄「○」または非確変図柄「×」のいずれかが可変表示
部5に停止表示される(図13(b),図13
(c))。なお、確変突入の抽選を自動的に行なうこと
が事前決定されている場合には、ストップボタン72の
押圧は確変突入の抽選に何らの影響も与えない。
【0089】一方、確変突入の抽選がストップボタン7
2の手動操作に基づいて行なわれることが事前決定され
ている場合には、ストップボタン72の押圧直後に確変
判定用図柄の可変表示が終了し、図13(b),図13
(c)に示すように確変図柄または非確変図柄のいずれ
かが停止表示される。なお、ストップボタン72の押圧
から所定時間が経過した後に確変判定用図柄の可変表示
が終了するように構成してもよい。
【0090】この第1実施形態によれば、ストップボタ
ン72の押圧により遊技者自身が確変突入の判定に積極
的に関与することができるために、遊技者自身の遊技技
術を介入させて遊技を行なうことが可能になる。一方、
ストップボタン72の押圧などという煩わしい操作を好
まず自動的に確変突入の抽選が行なわれることを希望す
る遊技者は、図12(a)のメッセージ表示以降、スト
ップボタン72や選択ボタン73の操作を一切行なわな
くても所定時間経過後には確変に突入するか否かの結果
を得ることができる。
【0091】したがって、この第1実施の形態によれば
遊技技量を介入させて遊技を行なうことを希望する遊技
者と、もっぱら運に任せて遊技を行なうことを希望する
遊技者との双方のニーズに応えつつ遊技興趣向上を図る
ことのできる遊技機を提供することが可能になる。
【0092】次に、図14〜図17を用いて第2実施形
態について説明する。前述した第1実施形態では、繰返
し継続制御の終了後に実行される確変判定用図柄の可変
表示の表示結果に基づいて、確変に突入するか否かが定
められたが、この第2実施形態の特徴は、繰返し継続制
御の終了後に実行される時短回数決定用図柄の可変表示
の表示結果に基づいて、可変表示時間の短縮される可変
表示回数が定められるように構成されている点にある。
そして、時短回数決定用図柄の可変表示停止時期を遊技
者の操作で決定するか遊技機の制御に委ねるかを選択ボ
タン73(図1参照)を操作することにより遊技者が選
択可能に構成されている。
【0093】可変表示時間が短縮されれば、始動記憶が
早期に消化されるために始動入賞が無効になるケースが
減り、始動入賞をより有効に特別図柄の可変表示に活か
すことができる。このため、可変表示時間の短縮が行な
われている時短状態は遊技者にとって有利な特別遊技状
態といえる。なお、第2実施形態に係るパチンコ遊技機
の外観構成は、図1に示した第1実施形態のものと同様
である。
【0094】図14は、第2実施形態におけるパチンコ
遊技機1に用いられる主なランダムカウンタの種類とそ
の内容を示す説明図である。図14には、第1実施形態
(図5参照)と同一のC_RND1、C_RND_L、
C_RND_C、C_RND_R、C_RND_RCH
の5種類のランダムカウンタに加えて、時短回数決定用
ランダムカウンタC_RND_JITANが示されてい
る。ここでは、第1実施形態と同一のランダムカウンタ
の説明を省略し、時短回数決定用ランダムカウンタにつ
いて説明する。
【0095】C_RND_JITANは、可変表示装置
4における時短回数決定用図柄の可変表示の結果として
遊技者に示される時短回数を事前に決定するためのラン
ダムカウンタである。C_RND_JITANは、「0
〜2」のカウント範囲で、カウンタ値が0.002秒ご
とに1ずつカウントアップ(加算)される。C_RND
_JITANは、その上限までカウントアップされる
と、再度0からカウントをし直すように構成されてい
る。このランダムカウンタのカウンタ値は、ランダムカ
ウンタC_RND1の値により大当たりとすることが事
前決定された際に抽出される。そして、その抽出値に基
づいて確変を発生させるか否かが事前決定される。たと
えば、カウンタ値「0」、「1」、「2」に対応して、
時短回数がそれぞれ「50回」、「100回」、「20
0回」と定められている。なお、このカウンタ値に基づ
く事前決定結果は、遊技者がストップボタン72の手動
操作で時短回数決定用図柄の可変停止タイミングを指定
する場合には無効とされる。この場合には、ストップボ
タン72の操作信号が検出された時点で可変表示装置4
に表示されていた時短回数決定用図柄の図柄種類に基づ
いて、時短回数が決定されるためである。
【0096】次に、第2実施形態の特徴的な処理の内容
をフローチャートに基づいて説明する。第2実施形態に
係るパチンコ遊技機では、第1実施形態と同様に図7に
示したメインの処理が実行され、特にS17のストップ
ボタン有効化処理においては図8に示した処理と同一の
処理が実行される。したがって、大当たり終了後所定期
間内に選択ボタン73の押圧が検出されたことを条件に
手動停止処理を実行すべき旨が設定され(SA2〜SA
4)、前記所定時間内に選択ボタン73の押圧が検出さ
れないことを条件に自動停止処理を実行すべき設定がな
される(SA2,SA5)。ここでは、図7および図8
の説明を再度繰返し行なうことを省略し、特に第2実施
形態の特徴点となる手動停止処理の処理内容と自動停止
処理の処理内容とをそれぞれ図15および図16を用い
て以下に詳細に説明する。
【0097】まず、図15は手動停止処理の処理内容を
示すフローチャートである。この処理が実行されること
により、遊技者は手動操作で時短回数決定用図柄の可変
表示停止時期を指定できるようになる。この処理におい
ては、まず、ストップボタン72の押圧に基づいて出力
される信号が検出されたか否かが判断される(SD
1)。ストップボタン72からの信号が検出されていな
い場合には、時短回数決定用図柄の可変表示を停止させ
ることなく処理が終了する。一方、ストップボタン72
から信号が検出されれば、ストップボタン72より信号
が検出されたタイミングで可変表示部5に表示された抽
選図柄(時短回数決定用図柄)が停止表示される(SD
2)。次に、停止表示された図柄の種類が参照され(S
D3)、さらに時短回数決定用図柄の種類と時短回数と
の対応関係を定めた時短データが参照される(SD
4)。次に、時短データに基づいて停止図柄に応じた時
短回数が設定された後(SD5)、処理が終了する。
【0098】次に図16は、自動停止処理の処理内容を
示すフローチャートである。この処理においては、ま
ず、大当たりが確定した際に予め抽出し格納されていた
時短決定用ランダムカウンタのカウンタ値が参照され
(SE1)、参照されたカウンタ値に基づいて以下のS
E3〜SE8の各処理が実行される(SE2)。
【0099】カウンタ値が0の場合には、時短回数が5
0回に設定され(SE3)、これに対応して予め定めら
れている時短図柄を可変表示部5に停止表示する処理が
実行される(SE4)。カウンタ値が1の場合には、時
短回数が100回に設定され(SE5)、これに対応し
て予め定められている時短図柄を可変表示部5に停止表
示する処理が実行される(SE6)。カウンタ値が2の
場合には、時短回数が200回に設定され(SE7)、
これに対応して予め定められている時短図柄を可変表示
部5に停止表示する処理が実行される(SE8)。
【0100】図17は、可変表示部5の表示状態を説明
するための説明図である。この図17を用いて以下に時
短図柄の具体例について説明する。
【0101】なお、時短図柄が表示される前提となる大
当たりの発生の過程については図11で説明した過程と
同様である。また、時短決定用図柄の可変表示開始前に
おいては、第1実施形態と同様に可変表示部5に自動的
に時短図柄の可変表示を終了させるかストップボタン7
2の操作に基づいて可変表示を終了させるかの選択を促
すメッセージが表示される。メッセージの表示内容は、
図12を参照して、特に図12(a)で「確変突入」と
表示されるところが「時短回数」となる点を除き、図1
2(a)〜図12(d)と異なるところがない。したが
って、ここでは時短決定用図柄の可変開始前に表示され
る各種メッセージの表示内容および表示過程の詳細な説
明については省略する。
【0102】図17を参照して、時短決定用図柄の可変
表示が開始した後(図17(a))、たとえばストップ
ボタン72の押圧が検出されたタイミングで図17
(b)〜図17(d)のうちいずれかの時短図柄が停止
表示される。なお、遊技者が予め選択ボタン73を押圧
しておらず可変表示を手動停止する設定がなされていな
い場合には、可変表示の開始から所定時間が経過したタ
イミングで図17(b)〜図17(d)のうちいずれか
の時短図柄が停止表示されることになる。
【0103】図17(b)は、時短回数が50回に設定
された際に表示される時短図柄であり、図17(c)は
時短回数が100回に設定された際に表示される時短図
柄であり、図17(d)は時短回数が200回に設定さ
れた場合に表示される時短図柄である。各時短図柄の表
示結果に基づいて、遊技者は可変表示時間の時短回数を
知ることができる。
【0104】この第2実施形態では、時短回数が繰返し
継続制御終了後に行なわれる時短回数決定用図柄の可変
表示結果に基づいて定められ、かつ、時短回数決定用図
柄の停止時期を遊技者の操作により定めるか否かを遊技
者が任意に選択可能に構成されている。したがって、こ
の第2実施形態によれば、遊技者自身の遊技技術を介入
させてより多くの時短回数を得るチャンスを遊技者に付
与でき、遊技興趣の向上を図ることができる。一方、選
択ボタン73やストップボタン72を操作しない場合に
は時短回数決定用図柄の表示結果が所定時期に自動的に
導出表示されるために、たとえば、手動操作によって時
短回数を決定することを煩わしく思う遊技者に何らの遊
技操作の負担を課すこともない。このため、第2実施形
態によれば、遊技技量を介入させて遊技を行なうことを
希望する遊技者と、もっぱら運に任せて遊技を行なうこ
とを希望する遊技者との双方のニーズに応えつつ遊技興
趣向上を図ることのできる遊技機を提供することが可能
になる。
【0105】なお、ここでは時短回数が50回、100
回、200回のうち、いずれかに設定されるように構成
し、いずれの場合にも常に大当たり終了後に可変表示時
間が短縮されるようにしているが、時短図柄の種類によ
っては時短が一切行なわれない場合(時短回数=0)も
発生し得るように構成してもよい。
【0106】次に、この発明の変形や特徴点について以
下に列挙する。 (1) 第1実施形態では、ストップボタン72の操作
によって確変判定用図柄の可変停止タイミングが定めら
れる際には、C_RND_KAKUのカウンタ値を用い
ることなく、実際に可変表示している図柄の種類に基づ
いて確変を生じさせるか否かが判断される。しかしなが
ら、これに代えて、ストップボタン72の操作タイミン
グでC_RND_KAKUのカウンタ値を抽出してその
抽出値に基づいて確変を生じさせるか否か判断してもよ
い。
【0107】(2) 前記特定遊技状態とは異なる遊技
者にとって有利な特別遊技状態の一例として、第1実施
形態では確変状態を、第2実施形態では時短状態を、そ
れぞれ例に挙げた。しかしながら、その他、始動口9の
可動片14,14の開成回数が通常の場合よりも多い遊
技状態や、可動片14,14の開成時間が通常の場合よ
りも長い遊技状態によって、前記特別遊技状態とするこ
とも考えられる。これらの遊技状態では、始動入賞が発
生し易くなるために可変表示装置4の可変表示機会を多
くすることができ、遊技者にとって有利な特別遊技状態
となるからである。
【0108】(3) 確変状態または時短状態により、
前記可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表
示態様となり易い遊技者にとって有利な特別遊技状態が
構成されている。
【0109】(4) 確変へ突入する確率は、ストップ
ボタン72を操作して手動で確変判定用図柄の停止時期
を定める場合と、自動的に確変判定用図柄が停止するの
を待つ場合とでそれぞれ異ならせて設定してもよい。た
とえば、自動の場合の確変突入率を1/3とし、表示の
1サイクルを○、×、×とするのに対し、手動の場合に
はこれよりも低い確率1/5とし、表示の1サイクルを
○、×、×、×、×とすることが考えられる。手動の場
合には自動の場合と比較して確変に突入することを遊技
者自身が狙うことができるため、その分確変突入率を自
動の場合に対して低く設定し、いわゆるハイリスクハイ
リターンの遊技を提供する一方、自動の場合には手動の
場合と比較して確変に突入することを遊技者自身が狙う
ことができないため、その分確変突入率を手動の場合に
対して高く設定し、いわゆるローリスクローリターンの
遊技を提供するのである。
【0110】(5) 繰返し継続制御中の各ラウンドご
とに遊技者にストップボタン72の押圧を促して確変判
定用図柄の表示結果を導出表示し、確変図柄が表示され
た回数が所定回数以上であることを条件に確変に突入す
るように構成してもよい。
【0111】(6) 第2実施形態では、繰返し継続制
御が行なわれた後に時短回数決定用図柄の可変表示が開
始されるようにしているが、そのような期間以外(たと
えば、繰返し継続制御途中や大当たりの発生前の通常遊
技が行なわれている期間)に時短回数決定用図柄の可変
表示が開始され、ストップボタン72の押圧タイミング
で可変表示が停止し、図柄の種類に応じた回数だけ可変
表示時間が短縮されるように構成してもよい。
【0112】(7) 第1実施形態では繰返し継続制御
が終了した後に実行される可変表示の表示結果に基づい
て確変に突入するか否かが決定されるが、大当たりが発
生した際に可変表示部5に停止表示されている特別図柄
の種類が予め定められた確変図柄であることを条件に確
変に突入するように構成してもよい。この場合には、特
別図柄の可変表示が行なわれている最中にストップボタ
ン72を押圧して可変表示部5に確変図柄が停止表示さ
れることを狙えるように構成する。また、遊技状態が既
に確変状態にある場合には、可変表示中に遊技者が時期
を見計らってストップボタン72を押圧することによっ
て確変図柄以外の通常図柄でリーチが成立しないように
したり、再度確変図柄で大当たりが発生することを狙え
るように構成するとよい。
【0113】(8) 可変表示装置4で特別図柄のぞろ
め(たとえば222)によって大当たりとなる表示結果
を導出表示した後、ぞろめを保持したままで可変表示装
置4で特別図柄の再変動を開始させて、表示状態が22
2→333→444→555→…と変化するように構成
し、最終的な表示結果が予め定められた確変を生じさせ
る特別図柄(たとえば777)であれば、確変が生じる
ようにしてもよい。この場合、何らかの特別図柄のぞろ
め(たとえば222)によって大当たりとなる表示結果
が導出表示された時点で、大当たりが発生するか否かを
楽しむための第1の遊技が終了し、特別図柄の再変動が
開始した時点で、確変に突入するかを楽しむための第2
の遊技が開始することになる。このように構成した場合
には、たとえば前記第1の遊技の終了後の所定期間内に
遊技者が選択ボタン73の押圧をしたことを条件にスト
ップボタン72の押圧操作が有効化され、ストップボタ
ン72の押圧タイミングで再変動中の特別図柄が停止し
て確変に突入するか否かが判定されることになる。
【0114】(9) 図8のSA2では、大当たり終了
後、所定時間が経過しても選択ボタン73の押圧がない
ことを条件に自動停止処理を実行すべき設定がされる
(SA5)。しかしながら、これに代えて、可変表示装
置4に大当たり図柄が停止表示された時点あるいは大当
たりに基づく繰返し継続制御が所定ラウンド数実行され
た時点を基準として前記所定時間が経過したか否かを判
断し、その所定時間内に選択ボタン73の押圧がないこ
とを条件に自動停止処理を実行すべき設定がなされるよ
うに構成してもよい。
【0115】(10) また、ストップボタン72は、
通常遊技中の可変表示の変動時間を短縮させるように構
成してもよい。たとえば、ストップボタン72を押圧し
ないとき変動時間が10秒に対し、押圧することにより
3秒に短縮させてもよい。また、押圧回数によって変動
時間の短縮の度合いが変化するように構成してもよい。
【0116】
【課題を解決するための手段の具体例】パチンコ遊技機
1により、表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、
該可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示
態様となった場合に遊技状態が遊技者にとって有利な特
定遊技状態に制御可能となる遊技機が構成されている。
大当たりが発生して繰返し継続制御が実行される遊技状
態により、前記特定遊技状態が構成されている。
【0117】図9のフローチャートのSB3、図10の
フローチャートのSC2により、遊技状態を前記特定遊
技状態とは異なる遊技者にとって有利な特別遊技状態に
するか否かを判定する判定手段が構成されている。確変
状態により、前記特別遊技状態が構成されている。
【0118】基本回路45、図9のフローチャートのS
B4、図10のフローチャートのSC3により、該判定
手段の判定結果に基づいて遊技状態を前記特別遊技状態
へ移行する制御を行なう移行制御手段が構成されてい
る。ストップボタン72により、前記判定手段の判定に
関与するために遊技者が操作可能な判定関与操作手段が
構成されている。図9のフローチャートのSB1によ
り、前記判定関与操作手段の操作に起因した前記判定結
果を定めることが可能な前記判定手段が構成されてい
る。
【0119】可変表示装置4で特別図柄の可変表示を開
始した後、その結果が導出表示されるまでの遊技によ
り、前記可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様
となるか否かを決定する第1の遊技が構成されている。
確変判定用図柄の可変表示が開始した後、その結果が導
出表示されるまでの遊技により、前記判定手段の判定結
果が前記特別遊技状態へ移行すべき旨の結果であるか否
かを決定する第2の遊技が構成されている。
【0120】たとえば、第1実施形態に示す手動停止処
理(図9)、自動停止処理(図10)は、大当たりが発
生していることを前提に行なわれる。したがって、これ
らの処理内容により、前記可変表示装置の表示結果が前
記特定の表示態様となることに関連して前記判定を行な
う前記判定手段が構成されている。また、手動停止処理
(図9)におけるSB2、自動停止処理(図10)にお
けるSC4により、前記可変表示装置の表示結果が前記
特定の表示態様となる時期とは異なる所定の時期に前記
判定手段の判定結果を遊技者に報知する判定結果報知手
段が構成されている。
【0121】自動停止処理(図10)により、前記判定
関与操作手段が所定期間操作されないことを条件に、前
記判定結果を前記判定関与操作手段の操作に因らずに定
める前記判定手段が構成されている。
【0122】図15、図16のフローチャートにより、
遊技状態を前記特定遊技状態とは異なる遊技者にとって
有利な特別遊技状態にする場合に、該特別遊技状態の遊
技者に有利な度合いを決定する決定手段が構成されてい
る。可変表示時間の短縮された時短期間にある遊技状態
により、前記特別遊技状態が構成されている。時短回数
により、前記遊技者に有利な度合いが構成されている。
【0123】基本回路45により、遊技状態を前記決定
手段の決定結果に応じた度合いの前記特別遊技状態に制
御する遊技状態制御手段が構成されている。ストップボ
タン72により、前記度合いの決定に関与するために遊
技者が操作可能な決定関与操作手段が構成されている。
図16のフローチャートにより、前記決定手段は、前記
決定関与操作手段の操作に起因した前記決定結果を定め
ることが可能であることが示されている。
【0124】時短回数決定用図柄の可変表示が開始した
後、その結果が導出表示されるまでの遊技により、前記
決定手段の決定結果が如何なる結果であるかを決定する
第2の遊技が構成されている。たとえば、第2実施形態
に示す手動停止処理(図15)、自動停止処理(図1
6)は、大当たりが発生していることを前提に行なわれ
る。したがって、これらの処理内容により、前記可変表
示装置の表示結果が前記特定の表示態様となることに関
連して前記決定を行なう前記決定手段が構成されてい
る。また、手動停止処理(図15)におけるSD2、自
動停止処理(図16)におけるSE3〜SE8により、
前記可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様とな
る時期とは異なる所定の時期に前記決定手段の決定結果
を遊技者に報知する決定結果報知手段が構成されてい
る。
【0125】自動停止処理(図15)により、前記決定
関与操作手段が所定期間操作されないことを条件に、前
記決定結果を前記判定関与操作手段の操作に因らずに定
める前記決定手段が構成されている。
【0126】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、遊技者は、遊技状態を前記特別遊技状態に
するか否かの判定に関与可能となるために、遊技状態が
前記特別遊技状態となるか否かに関して遊技者の遊技技
術を介入させる余地のある遊技興趣性に富んだ弾球遊技
機を提供可能となる。
【0127】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、前記可変表示装置の表示結果が前記特定の
表示態様となるか否かを決定する第1の遊技と、前記判
定手段の判定結果が前記特別遊技状態へ移行すべき旨の
結果であるか否かを決定する第2の遊技とが、それぞれ
独立した遊技であるために、遊技者にそれぞれ独立した
2種類の遊技を提供でき、遊技興趣を向上できる。
【0128】請求項3に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、前記可変表示装置の表示結果が前記特定の
表示態様となるか否かの遊技結果と、前記判定手段の判
定結果とがそれぞれ異なる時期に遊技者に報知されるた
めに、遊技者に遊技結果を楽しむ機会を時期を異ならせ
て2度与えることができる。
【0129】請求項4に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、遊技者が前記判定関与操作手段を操作しな
くとも前記判定関与操作手段が所定期間操作されないこ
とを条件に前記判定手段の判定結果が表示されるため
に、遊技状態が前記特別遊技状態となるか否かに関して
遊技技術を介入させることを望まない遊技者に、煩わし
い遊技操作を強いることにならない。
【0130】請求項5に関しては、遊技者は、前記特別
遊技状態の遊技者に有利な度合いを決定することに関与
可能となるために、前記特別遊技状態の遊技者に有利な
度合いが決定されることに関して遊技者の遊技技術を介
入させる余地のある遊技興趣性に富んだ弾球遊技機を提
供可能となる。
【0131】請求項6に関しては、請求項5に関する効
果に加えて、前記可変表示装置の表示結果が前記特定の
表示態様となるか否かを決定する第1の遊技と、前記決
定手段の決定結果が如何なる結果であるかを決定する第
2の遊技とが、それぞれ独立した遊技であるために、遊
技者にそれぞれ独立した2種類の遊技を提供でき、遊技
興趣を向上できる。
【0132】請求項7に関しては、請求項5に関する効
果に加えて、前記可変表示装置の表示結果が前記特定の
表示態様となるか否かの遊技結果と、前記決定手段の決
定結果とがそれぞれ異なる時期に遊技者に報知されるた
めに、遊技者に遊技結果を楽しむ機会を時期を異ならせ
て2度与えることができる。
【0133】請求項8に関しては、請求項5に関する効
果に加えて、遊技者が前記決定関与操作手段を操作しな
くとも前記決定関与操作手段が所定期間操作されないこ
とを条件に前記決定手段の決定結果が表示されるため
に、特別遊技状態の遊技者に有利な度合いが決定される
ことに関して遊技技術を介入させることを望まない遊技
者に、煩わしい遊技操作を強いることにならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の構成を示す全体正面図であ
る。
【図2】遊技制御基板の構成を示すブロック図である。
【図3】遊技制御基板の構成を示すブロック図である。
【図4】可変表示制御基板の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】可変表示制御に用いられる各種ランダムカウン
タの種類を説明するための説明図である。
【図6】ランダムカウンタの値により大当たりを発生さ
せるか否かを決定する手順を説明するためのフローチャ
ートである。
【図7】パチンコ遊技機の遊技制御内容を説明するため
のフローチャートである。
【図8】ストップボタン有効化処理の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図9】手動停止処理の処理手順を示すフローチャート
である。
【図10】自動停止処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図11】可変表示装置の表示画面を示す図である。
【図12】可変表示装置の表示画面を示す図である。
【図13】可変表示装置の表示画面を示す図である。
【図14】可変表示制御に用いられる各種ランダムカウ
ンタの種類を説明するための説明図である。
【図15】手動停止処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図16】自動停止処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図17】可変表示装置の表示画面を示す図である。
【符号の説明】
1はパチンコ遊技機、4は可変表示装置、5は可変表示
部、6は始動記憶表示器、9は始動口、12は可変入賞
球装置、14は可動片、45は基本回路、72はストッ
プボタン、73は選択ボタン、216は可変表示制御基
板である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示状態が変化可能な可変表示装置を有
    し、該可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の
    表示態様となった場合に遊技状態が遊技者にとって有利
    な特定遊技状態に制御可能となる遊技機であって、 遊技状態を前記特定遊技状態とは異なる遊技者にとって
    有利な特別遊技状態にするか否かを判定する判定手段
    と、 該判定手段の判定結果に基づいて遊技状態を前記特別遊
    技状態へ移行する制御を行なう移行制御手段と、 前記判定手段の判定に関与するために遊技者が操作可能
    な判定関与操作手段とを含み、 前記判定手段は、前記判定関与操作手段の操作に起因し
    た前記判定結果を定めることが可能であることを特徴と
    する、遊技機。
  2. 【請求項2】 前記可変表示装置の表示結果が前記特定
    の表示態様となるか否かを決定する第1の遊技と、前記
    判定手段の判定結果が前記特別遊技状態へ移行すべき旨
    の結果であるか否かを決定する第2の遊技とにおいて、 前記第1の遊技と前記第2の遊技とが、それぞれ独立し
    た遊技であることを特徴とする、請求項1に記載の遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記可変表示装置の表
    示結果が前記特定の表示態様となることに関連して前記
    判定を行ない、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様とな
    る時期とは異なる所定の時期に前記判定手段の判定結果
    を遊技者に報知する判定結果報知手段を含むことを特徴
    とする、請求項1に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、前記判定関与操作手段
    が所定期間操作されないことを条件に、前記判定結果を
    前記判定関与操作手段の操作に因らずに定めることを特
    徴とする、請求項1に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 表示状態が変化可能な可変表示装置を有
    し、該可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の
    表示態様となった場合に遊技状態が遊技者にとって有利
    な特定遊技状態に制御可能となる遊技機であって、 遊技状態を前記特定遊技状態とは異なる遊技者にとって
    有利な特別遊技状態にする場合に、該特別遊技状態の遊
    技者に有利な度合いを決定する決定手段と、 遊技状態を前記決定手段の決定結果に応じた度合いの前
    記特別遊技状態に制御する遊技状態制御手段と、 前記度合いの決定に関与するために遊技者が操作可能な
    決定関与操作手段とを含み、 前記決定手段は、前記決定関与操作手段の操作に起因し
    た前記決定結果を定めることが可能であることを特徴と
    する、遊技機。
  6. 【請求項6】 前記可変表示装置の表示結果が前記特定
    の表示態様となるか否かを決定する第1の遊技と、前記
    決定手段の決定結果が如何なる結果であるかを決定する
    第2の遊技とにおいて、 前記第1の遊技と前記第2の遊技とが、それぞれ独立し
    た遊技であることを特徴とする、請求項5に記載の遊技
    機。
  7. 【請求項7】 前記決定手段は、前記可変表示装置の表
    示結果が前記特定の表示態様となることに関連して前記
    決定を行ない、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様とな
    る時期とは異なる所定の時期に前記決定手段の決定結果
    を遊技者に報知する決定結果報知手段を含むことを特徴
    とする、請求項5に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記決定手段は、前記決定関与操作手段
    が所定期間操作されないことを条件に、前記決定結果を
    前記判定関与操作手段の操作に因らずに定めることを特
    徴とする、請求項5に記載の遊技機。
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