JP2003310948A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003310948A JP2002115810A JP2002115810A JP2003310948A JP 2003310948 A JP2003310948 A JP 2003310948A JP 2002115810 A JP2002115810 A JP 2002115810A JP 2002115810 A JP2002115810 A JP 2002115810A JP 2003310948 A JP2003310948 A JP 2003310948A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 図柄変動の開始時点から次の演出表示に移行
するまでの時間を一定とすることで、画像表示制御にお
ける制御負担を軽減することができる遊技機を提供す
る。 【構成】 特定図柄の変動を停止させるための遊技者の
停止指示の有無を検出する光センサ62を備え、光セン
サ62によって停止指示が検出されると、事前決定され
た表示結果と対応する特定図柄を停止表示した後に停止
表示された特定図柄を所定の演出画像に切り換える演出
表示を行い、停止指示の検出タイミングに関わらず、特
定図柄の変動を開始してから所定の演出画像に切り換え
るまでの時間(演出表示期間T2)を一定とした。この
ように構成することにより、画像表示制御における制御
負担を軽減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の始動条件の
成立に基づいて識別情報画像の可変表示を行い表示結果
を導出表示する画像表示装置を備え、前記表示結果が予
め定めた特定表示結果となったときに特定遊技状態を発
生可能とする遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、可変表示装置を備えた遊
技機としての例である弾球遊技機は、可変表示装置で図
柄を可変表示(これを変動ともいう)し、その表示結果
が予め定めた大当り図柄(特定表示結果)となったこと
を条件に特定遊技状態を発生するようになっていた。こ
のような弾球遊技機では、始動入賞口への遊技球の入賞
時に予め当り外れを判定し、その後、その判定結果に基
づいた表示結果を可変表示装置に導出表示するようにな
っていた。また、可変表示装置を画像表示装置によって
構成し、リーチ時等の演出表示としてキャラクタ等の画
像を表示することで、視覚的な興趣を向上するものや、
遊技者のボタン操作に応じて図柄の変動を任意に停止さ
せるものが提案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ように遊技者のボタン操作に応じて図柄の変動を停止さ
せる構成では、予め設定された図柄の変動時間をボタン
操作に応じて短縮させる必要があった。このため、可変
表示装置を画像表示装置によって構成した場合、図柄変
動の開始時点から図柄を停止させて次の演出表示(例え
ば、リーチ演出表示等)に移行するまでの時間は、ボタ
ン操作のタイミング毎で様々になり、画像表示制御にお
いて複雑な時間管理が必要となることから、画像表示制
御に多大な制御負担がかかっていた。本発明は、上記し
た事情に鑑みなされたもので、その目的とするところ
は、遊技者の停止指示に応じて図柄変動を停止し得る画
像表示装置を備えた遊技機において、図柄変動の開始時
点から次の演出表示に移行するまでの時間を一定とする
ことで、画像表示制御における制御負担を軽減すること
ができる遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においては、所定の始動条件の成立
に基づいて識別情報画像の可変表示を行い表示結果を導
出表示する画像表示装置を備え、前記表示結果が予め定
めた特定表示結果となったときに特定遊技状態を発生可
能とする遊技機であって、前記始動条件の成立に基づい
て前記表示結果をその導出表示以前に決定する表示結果
事前決定手段と、前記識別情報画像と、所定条件の成立
に基づいて行われる特定演出において可変表示される複
数の特定情報画像とを含む画像データを記憶する画像デ
ータ記憶手段と、前記画像データに基づいて前記画像表
示装置の演出表示を制御する演出画像表示制御手段と、
前記特定情報画像の可変表示を停止させる遊技者の停止
指示の有無を検出するための停止指示検出手段と、を備
え、前記演出画像表示制御手段は、前記所定条件が成立
したときに複数の特定情報画像の可変表示を開始させる
特定演出表示手段と、前記停止指示検出手段の検出に基
づいて遊技者の停止指示の有無を判定する判定手段と、
該判定手段により遊技者の停止指示があった旨の判定が
なされると、前記表示結果事前決定手段によって決定さ
れた表示結果と対応する特定情報画像を停止表示する停
止手段と、該停止手段によって特定情報画像が停止表示
された後に前記停止表示された特定情報画像を所定の演
出画像に切り換える画像切換手段と、前記停止指示検出
手段による前記停止指示の検出タイミングに関わらず、
前記特定情報画像の可変表示を開始してから前記所定の
演出画像に切り換えるまでの時間を一定にする演出表示
期間設定手段と、を含むことを特徴とする。このように
構成することにより、遊技者の停止指示に応じて特定情
報画像の可変表示を停止し得る画像表示装置の構成にお
いて、特定情報画像の可変表示開始から所定の演出画像
(次の演出表示)に移行するまでの時間を一定とするこ
とで、画像表示制御における特定演出の時間の管理を統
一化し、制御負担を軽減することができる。
【0005】また、請求項2の発明においては、前記所
定条件の成立は、前記表示結果事前決定手段によって前
記特定表示結果となる旨が決定されたことを含むことを
特徴とする。このように構成することにより、特定情報
画像の演出表示を行った場合は特定遊技状態が発生する
ので、特定情報画像の演出表示に対する遊技者の期待感
を向上することができる。
【0006】また、請求項3の発明においては、前記特
定表示結果は、前記特定遊技状態終了後に遊技者にとっ
て有利な特別遊技状態の発生条件となる特別表示結果を
含み、前記複数の特定情報画像は、前記特別表示結果と
対応する特定情報画像と前記特別表示結果と対応しない
特定情報画像とからなることを特徴とする。このように
構成することにより、特定情報画像の演出表示によって
特別遊技状態を発生するか否かを決定する構成となるの
で、特定情報画像の演出表示に対する遊技者の期待感を
より一層向上することができる。
【0007】また、請求項4の発明においては、前記特
定演出表示手段は、前記特定表示結果以外の表示結果が
仮の表示結果として一旦停止表示された後に、前記複数
の特定情報画像の可変表示を開始させる手段を含むこと
を特徴とする。このように構成することにより、遊技者
に対して一旦はずれになったと思わせた後に特定情報画
像の演出表示を行う構成となるので、遊技の射幸性を向
上することができる。
【0008】また、請求項5の発明においては、前記演
出表示期間設定手段は、前記特定情報画像を停止表示す
る時間を前記停止指示の検出タイミングに応じて調整す
ることで、前記特定情報画像の可変表示を開始してから
前記所定の演出画像に切り換えるまでの時間を一定にす
ることを特徴とする。このように構成することにより、
動画を用いない画像で時間調整することができるので、
画像表示制御における制御負担をより一層軽減すること
ができる。
【0009】また、請求項6の発明においては、前記演
出画像表示制御手段は、前記特定情報画像の停止表示に
応じて前記表示結果事前決定手段によって決定された表
示結果としての識別情報を表示する手段を含むことを特
徴とする。このように構成することにより、特定情報画
像の停止結果を遊技者に認識させ易くできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。
【0011】先ず、遊技機の一例であるパチンコ遊技機
の全体構成について説明する。図1はパチンコ遊技機を
正面から見た正面図、図2はパチンコ遊技機1の遊技領
域を正面から見た正面図、図3はパチンコ遊技機1の内
部構造を示す全体背面図である。
【0012】図1に示すように、パチンコ遊技機1は、
縦長な方形状に枠組形成される外枠2aと、該外枠2a
の内側に開閉可能に軸支されかつパチンコ遊技機1の主
要構成部が集約して設けられる前面枠2bと、該前面枠
2bの前面上部に開閉自在に軸支されて設けられる額縁
状のガラス扉枠2とから構成されている。ガラス扉枠2
の下部表面には打球供給皿3が設けられている。前面枠
2bにおいて、打球供給皿3の下部には、打球供給皿3
から溢れた貯留球を貯留する余剰球受皿4と打球を発射
する打球操作ハンドル(操作ノブ)5とが設けられてい
る。また、ガラス扉枠2の後方に位置する前面枠2bに
は、前面側に遊技領域7が形成された遊技盤6が着脱可
能に設けられている。前面枠2b及びガラス扉枠2は、
パチンコ遊技機1の正面から見て左側の端部において軸
支され、軸支位置を開閉軸として開閉される。ガラス扉
枠2には、遊技盤6の遊技領域7をほぼ透視し得る透視
窓が開設され該透視窓の裏面からガラス板が装着されて
いる。遊技領域7の外側の左右上部には、効果音を発す
る2つのスピーカー27が設けられている。遊技領域7
の外周には、遊技効果ランプ28a,28b,28cが
設けられている。
【0013】図2に示すように、遊技領域7の中央付近
には、液晶表示器よりなる特別図柄表示部9と遊技演出
に合わせて作動する役物キャラクタ64と図柄選択や図
柄停止等の選択遊技画面で遊技者からの指示(選択指示
あるいは停止指示)を検出する光センサ61,62とを
含む可変表示装置8が設けられている。なお、光センサ
については図5等を用いて詳述する。
【0014】また、特別図柄表示部9の表示画面には、
始動記憶の表示と普通図柄の可変表示が演出内容・図柄
変動等と合わせて表示されるように構成されている。こ
の始動記憶の表示点灯数により、識別情報としての特別
図柄を始動させるための始動入賞口14への入賞数が記
憶されている数を遊技者は認識できる。また、遊技領域
内にはゲート通過記憶表示器40が設けられている。こ
のゲート通過記憶表示器40のLEDの点灯している数
により、普通図柄を始動させるための通過ゲート11へ
の遊技球の通過数が上限を4として記憶されていること
が表示される。
【0015】遊技領域7の左右周辺には、遊技中に点灯
表示される装飾ランプ25が設けられ、下部には、入賞
しなかった打球を吸収するアウト口26がある。
【0016】遊技が開始された際の打球発射装置34か
ら発射された打玉は、誘導レール76を通って遊技領域
7に入り、その後、遊技領域7を流下してくる。打球が
通過ゲート11を通ってゲートスイッチ12で検出され
ると、特別図柄表示部9内に表示される普通図柄の表示
が変動する状態になる。また、打球が始動入賞口14に
入り始動口スイッチ17で検出されると、図柄の変動を
開始できる状態であれば、特別図柄表示部9内の図柄回
転を始める。図柄の変動を開始できる状態でなければ、
特別図柄表示部9内に表示される始動入賞記憶の表示点
灯数を1増やす点灯表示がなされる。
【0017】特別図柄表示部9内の映像の回転(以下、
これを特図ゲームともいう)は、一定時間が経過したと
きに停止する。停止時の画像の組合せ(例えば、11
1,777等のゾロ目)が大当り図柄の組合せである
と、大当り遊技状態(特定遊技状態)に移行する。即
ち、大入賞口20が、一定時間経過するまで、又は、所
定個数(例えば10個)の打球が入賞するまで開放す
る。そして、大入賞口20の開放中に打球が特定入賞領
域に入賞しVカウントスイッチ22で検出されると、継
続権が発生し大入賞口20の開放が再度行われる。継続
権の発生は、所定回数(例えば15ラウンド)許容され
る。
【0018】次に、パチンコ遊技機1の裏面の構造につ
いて図3を参照して説明する。パチンコ遊技機1の遊技
盤6の裏側には、前面枠2bが設けられており、さらに
向かって手前に機構板36が備えられている。前面枠2
bには、特別図柄表示部9の表示制御を行う表示制御基
板80、基板ケース32に覆われ遊技制御用マイクロコ
ンピュータ等が搭載された遊技制御基板31、及びパチ
ンコ玉の払出制御を行う払出制御用マイクロコンピュー
タ等が搭載された賞球基板37が設置されている。さら
に、モータの回転力を利用して打玉を遊技領域7に発射
する打球発射装置34と、スピーカー27及び遊技効果
LED・ランプ28a,28b,28cに信号を送るた
めのランプ制御基板35が設けられている。一方、機構
板36の上部には玉タンク38が設けられ、パチンコ遊
技機1が遊技機設置島に設置された状態でその上方から
パチンコ玉が玉タンク38に供給される。玉タンク38
内のパチンコ玉は、誘導樋39を通って玉払出装置に供
給される。
【0019】図4は、遊技制御基板31における回路構
成の一例を示すブロック図である。また、図4には、払
出制御基板37、ランプ制御基板35、音制御基板7
0、及び表示制御基板80が示されている。遊技制御基
板31には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1を制
御する遊技制御用マイクロコンピュータ53と、ゲート
スイッチ12、始動口スイッチ17、Vカウントスイッ
チ22、カウントスイッチ23、入賞口スイッチ19、
満タンスイッチ41、球切れスイッチ42、球切れ検出
スイッチ43、及び賞球カウントスイッチ44からの信
号を遊技制御用マイクロコンピュータに与えるスイッチ
回路58と、入賞球装置15を開閉するソレノイド16
と大入賞口20の開閉板を開閉するソレノイド21及び
役物キャラクタ64を作動させるソレノイド13を遊技
制御用マイクロコンピュータ53からの指令に従って駆
動するソレノイド回路59とが搭載されている。
【0020】遊技制御用マイクロコンピュータ53は、
ゲーム制御用のプログラム等を記憶するROM54、ワ
ークメモリとして使用される記憶手段の一例であるRA
M55、制御用プログラムに従って制御動作を行うCP
U56及びI/Oポート部57を含む遊技制御用のマイ
クロコンピュータである。この実施の形態ではROM5
4,RAM55はCPU56に搭載されている。即ち、
CPU56は1チップマイクロコンピュータである。な
お、CPU56とROM54,RAM55とは1チップ
化されていなくてもよい。つまり、ROM54、RAM
55及びI/Oポート部57は外付けであっても内蔵さ
れていてもよい。また、I/Oポート部57は、マイク
ロコンピュータにおける情報入出力可能な端子である。
【0021】また、本実施形態における特別図柄を可変
表示する特別図柄表示部9の表示制御は、表示制御基板
80に搭載されている表示制御用マイクロコンピュータ
によって行われる。遊技制御基板31から表示制御基板
80には、可変表示装置8の表示,ランプの点灯,遊技
音発生等の演出の制御に関する指令情報として表示制御
コマンドが伝送される。表示制御基板80では、伝送さ
れてきた表示制御コマンドに応じて特別図柄表示部9の
表示制御を行う。さらに、表示制御基板80は、光セン
サ61,62で検出された信号が入力され、その指定値
により後述する演出態様等の変更を行うことができる。
また、表示制御基板80では、その伝送されてきた表示
制御コマンドの解析がなされ、選択されている演出,光
センサ61,62からの入力信号等に基づいてランプ・
音制御コマンドを設定し、それぞれランプ・音制御制御
基板に出力される。
【0022】ところで、表示制御基板80は、遊技制御
基板31から出力される表示制御コマンドデータ(変動
パターンコマンド)に基づいて特図ゲームに用いられる
画像を特別図柄表示部9上に表示する。このため、表示
制御基板80は、演出画像表示制御手段としての画像処
理プロセッサであるGCL(Graphics Controller LS
I)と、動画圧縮・伸張部と、キャラクタのデータを格
納する画像データ記憶手段としてのCGROMと、フレ
ームバッファ、キャラクタのソースデータ、パレットデ
ータを格納するSDRAM(VRAM:Video RAM)
と、特別図柄表示部9に信号を出力するための表示制御
部及びDACとを備えている。なお、GCLは、描画順
序や、色数、拡大縮小率、パレット番号、座標等を指定
するためのパラメータとなるアトリビュートを解析する
ためのアトリビュート解析部、SDRAMにおけるアド
レス情報を生成するためのVRAMアドレス生成部、ク
リッピング部、半透明輝度変調部、パレットバッファ、
CGデータバッファから構成されている。
【0023】また、ランプ制御基板35に搭載されてい
るランプ制御手段ではランプ制御用マイクロコンピュー
タにより、遊技効果LED28a、賞球ランプ51、球
切れランプ52、ゲート通過記憶表示器40、役物飾り
ランプ63及び、装飾ランプ25の点灯制御が行われ
る。即ち、表示制御基板80から伝送されるランプ制御
コマンド等の情報にしたがい、ランプ制御用マイクロコ
ンピュータがランプ制御コマンドに応じて制御対象機器
を駆動する制御を行う。
【0024】また、音制御基板70には、音制御用マイ
クロコンピュータが搭載されており、この音制御用マイ
クロコンピュータが、音制御コマンドに応じてスピーカ
ー27からの出力される遊技音等の制御を行う。表示制
御基板80から伝送される音制御コマンド等の情報にし
たがい、音制御用マイクロコンピュータが、音制御コマ
ンドに応じて制御対象機器を駆動する制御を行う。
【0025】図5は、本実施形態による可変表示装置8
を右上から見た斜視図を示す図である。図5において
は、図1に示された可変表示装置8と共通する部分につ
いては同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
【0026】図5を参照して、本実施形態の可変表示装
置8においては、特別図柄表示部9の左上部に、遊技者
により画面表示上の左側の選択肢(例えば、「左側図
柄」の選択肢)の選択を検出するための第1の光センサ
61が斜め下方向に向け設けられ、特別図柄表示部9の
右上部に、遊技者により画面表示上の右側の選択肢(例
えば、「右側図柄」の選択肢)の選択を検出するための
第2の光センサ62が斜め下方向に向け設けられてい
る。光センサ61,62の各々は、光を前方へ投光する
投光部、投光に応じて物体により反射した光を受光する
受光部、及び、受光部における反射光を受光した受光ス
ポットの位置に基づいて前方に存在する物体までの距離
を算出し所定距離範囲内の物体の有無を検出する演算検
出部とを含み、センサの前方の所定距離範囲内に物体
(例えば、遊技者の指先)を検出した場合に検出信号を
出力する。なお、この光センサ61,62からの検出信
号は、前述した遊技制御基板31を経ることなく、前述
した表示制御基板80に直接的に入力される。これによ
り、遊技制御基板31に入力信号が入力されないため不
正防止を図れる。
【0027】本実施形態で用いる光センサ61,62
は、上述したように簡易な構造であるため、省スペース
化を実現でき可変表示装置8のデザインを損なうことな
く組み込みやすくなる。また、物体を検出する方法が物
体からの反射光を受光部で受光した際の受光スポットの
位置により物体までの距離を計測し、その物体までの距
離が所定距離範囲内にあるか否かで検出を行う(測距
式)ため、受光量で検出を行うセンサと比較して、物体
固有の反射率に影響を受けず確実に検出できる。さら
に、検出可能な反射率を人間(遊技者)の肌の反射率
(約40パーセント)を含む値に設定可能であるため、
髪の毛や衣服で検出される誤検出の発生が極度に防止で
き検出の精度を高めることができる。さらに、物体の有
無を検出することができる範囲を示す所定距離範囲を設
定することができるため、遊技場必要としない距離にあ
る物体、例えば遊技台から1m離れた物体等を検出して
しまう誤検出を防止することも可能となる。具体的に
は、図6を参照し説明する。
【0028】図6は、パチンコ遊技機1の可変表示装置
8の横断面図であり、これを参照し本実施形態で用いる
センサの検出方法を段階的に説明する。なお、図6で
は、ガラス扉枠2のガラス板10と、光センサ61から
の投射光を実線で、物体に衝突後の反射光を点線で表わ
している。
【0029】先ず、図6(A)では、透過部材の性質を
考慮せずに基本的な検出の仕組みを説明する。光センサ
61の投射部から投射された投射光は、ガラス板10を
透過しパチンコ遊技機1の外部に放たれる。外部に放た
れた投射光路上の所定距離範囲内に遊技者が指を移動さ
せることにより、投射光が指に衝突し反射する。その反
射した反射光が再びガラス板10を透過しパチンコ遊技
機1の内部に進入し、光センサ61の受光部で受光され
る。その際に、光センサは、受光した受光スポットの位
置に基づき、反射点である遊技者の指までの距離が所定
距離範囲内であったか否かを判別し所定距離範囲内であ
った場合には、表示制御基板80に入力信号を出力する
ように構成されている。
【0030】次に、透過部材の性質を考慮した場合を図
6(B)を参照し説明する。先ず、透過部材は、光が該
透過部材を透過(貫通)する場合にその光の一部を反射
させ光路を変更させる性質を有している。本実施形態で
は、ガラス板10が透過部材であるため図6(A)を参
照し説明したように、例えば、物体固有の反射率を考慮
せず、また、光センサの検出可能な所定距離範囲をある
程度調整しなければ図6(B)に示すような誤検出を発
生することとなる。投射光がガラス板10に衝突した際
に、投射光の一部がパチンコ遊技機1の外部に放出され
ることなく内部に反射し、遊技機部品(例えば、特別図
柄表示部9の表示面)に衝突し、その衝突による反射光
の一部が再びガラス板10により反射され光センサの受
光部で受光される。これにより、光センサは常に遊技機
部品(例えば、特別図柄表示部9の表示面)を誤検出し
てしまう可能性が有り、本来必要とする遊技者の指が光
路上に移動されているか否かの検出が不可能となる。
【0031】そこで、本実施形態では、上述した不都合
を避けるために、光センサの検出可能となる反射率の範
囲と所定距離範囲を独自に調節設定した光センサを使用
している。これにより、センサ感度・検出精度の向上を
実現している。
【0032】即ち、光センサの検出可能な反射率を人間
の肌の反射率(約40パーセント)を含むように30パ
ーセントから70パーセントの値に限定している。これ
により、遊技者が反射率の高い白色の衣服を身に着けて
いたとしても反射率が高いため検出することはなく、逆
に、遊技者が頭を下げた際に反射率の低い髪の毛を検出
することもなく、光センサによる検出の精度を各段に向
上させることができる。
【0033】また、光センサが物体の有無を検出できる
所定距離範囲を遊技者の手が届く範囲の距離、例えば、
ガラス板10の前面側表面から5cmまで等のように限
定している。これにより、遊技中、遊技者の顔を光セン
サが検出してしまうことがなく検出の信頼性が向上す
る。
【0034】以上、独自の調節設定を行った光センサを
使用した場合について、具体的に図6(C)を参照し説
明する。
【0035】光センサから投射された投射光92は、ガ
ラス板10に衝突し反射した投射光91が生じる。その
投射光91は、その投射光路上に位置する可変表示装置
8やその他遊技機部品にA点で衝突し、その後は図6
(B)の説明と同様、光センサで受光されることとな
る。しかし、本実施形態で用いる光センサは、A点まで
の距離を所定距離範囲内に含めないように調節設定して
いるため、可変表示装置8やその他遊技機部品を検出し
た旨の検出信号が出力される場合はない。
【0036】また、投射光92がガラス板10を透過
し、本実施形態で用いる光センサが設定されている所定
距離範囲内で、限定している反射率の範囲内に含まれる
遊技者の指に衝突し、それにより反射する反射光93は
受光され、遊技者の指を検出した旨の検出信号が光セン
サから出力される。
【0037】つまり、光センサの有効範囲を設定するこ
とで、ガラス板10により反射した投射光91の光路上
に存在する遊技機部品等の設置されている範囲以外の所
定距離範囲内に存在する遊技者の指のみを検出可能とし
ている。これにより、パチンコ遊技機1の部品自体を検
出してしまうことはなく、誤検出を完全に防止すること
ができる。なお、本実施形態では、光センサの検出可能
な所定距離範囲を調節したが、これに限らず、光センサ
の設置位置・設置方向を調節する場合でもよく、透過部
材により反射された投射光路上の、遊技機部品が設置さ
れている範囲以外の所定距離範囲の物体のみを検出可能
にするものであればよい。
【0038】また、光センサの検出可能な反射率の数値
を限定することで、光センサの設定されている反射率範
囲内でなければ、投射光路上に物体が存在してもその物
体を検出した旨の検出信号が光センサから出力されるこ
とはない。これにより、光センサに検出をさせようとす
る遊技者自らの意思がない場合には、前述したように遊
技者の衣服や髪の毛を偶然誤って検出することもなく、
極めて検出精度の高い状態で遊技を行うことができる。
このように光センサの検出精度を高めることにより後述
する図柄選択においても、左の選択肢を選択したにもか
かわらず、右の選択肢を選択していたり又は何の選択も
されていないといった不都合は生じず、図柄選択を十分
に楽しむことができ、遊技に対する興趣をさらに増すこ
とができる。
【0039】図7は、後述する図柄選択時の特別図柄表
示部9の表示画面と光センサ61,62の検出可能範囲
との関係を説明するための図であり、遊技者が正面位置
から表示画面を見た場合を示している。より具体的に
は、図柄選択時に光センサ61,62の判定が有効にな
った場合のガラス板10前面における有効検出範囲を図
面上だ円で囲い示している。本実施形態においては、光
センサ61の有効検出範囲をガラス板10前面側で検出
可能とし、かつ、その有効検出範囲を遊技者が正面位置
から見た場合に左の選択肢の表示と重なるように設定し
ている。光センサ62の有効検出範囲についても同様に
右の選択肢の表示と重なるように設定している。即ち、
遊技者が図柄選択画面の表示を見た場合に、特別図柄表
示部9に表示される選択肢と光センサ61,62の有効
検出範囲が互いに重なり合うようにそれぞれ設定されて
いる。これにより、遊技者は、選択したい選択肢の表示
を押すような感覚でガラス前面に指を移動させるだけ
で、目視することはできない光センサの有効検出範囲に
指を自動的に移動させることができ、指を検出した光セ
ンサから検出信号が出力される。つまり、特別図柄表示
部9の表示画像と光センサ61,62の有効検出範囲が
それぞれリンクするように設定しているため、遊技者に
とって図柄選択時の遊技の進行方法・光センサの検出方
法を容易に理解することができ興趣が増す。また、ガラ
ス板10自体をタッチセンサにするよりも、安価かつ制
御負担の軽減が図れる構成とすることができる。
【0040】さらに、本実施形態においては、図柄選択
画面において表示されている左側と右側の選択肢の表示
数に光センサの数を対応させている。これと同様に、選
択肢が3つ以上ある場合でも、その選択肢に対応した光
センサを検出させることで選択できる。これにより、1
回の選択作業でいずれの選択肢についても選択可能とな
り、選択肢を複数設けた場合であっても選択作業が面倒
になる不都合は生じず、図柄選択の選択肢の項目を多様
に設定することが可能となる。なお、右側の光センサ6
2は、図柄選択の演出表示以外に後述する図柄停止の演
出表示でも用いられ、遊技者の停止指示を検出する停止
指示検出手段を構成するようになっている。
【0041】また、上述のように、複数の光センサを設
けた場合であっても、各々の光センサの検出範囲が重な
らないように設定設置しているため、複数の光センサに
おいて同時に検出がなされる場合はなく誤検出の防止に
つながる。なお、本実施形態では、仮に複数の検出信号
が同時に出力されたとしても、表示制御基板80には誤
検出時事前決定処理手段が組み込まれており、誤検出が
発生した場合は予め設定している入力値を採用するた
め、不都合は発生しない。
【0042】なお、光センサは、可変表示装置8に限ら
ず、例えば、可変入賞球装置15等、遊技領域7内にお
いて遊技者が選択可能となる場所であればどのような場
所に設けてもよい。前述したように光センサの所定距離
範囲をガラス扉枠2のガラス板10より外部側に設定し
ておけば、打玉の流下経路途中であっても打玉を検出す
ることはなく、遊技演出との関連性を考慮した場合にさ
まざまな配置パターンを実現でき、そのデザインを見た
遊技者は該遊技台に興味を示し興趣を向上させることが
できる。
【0043】さらに、この本実施形態においては、次の
ような効果を得ることができる。前述のような遊技者に
よる選択を検出するために、遊技者に非接触で選択の検
出を行って選択に関する信号入力を行う光センサのよう
な非接触入力手段を用いたことにより、物理的なスイッ
チ(例えば、押しボタンスイッチ)のように遊技者に接
触する態様で選択の検出を行って選択に関する信号入力
を行う接触入力手段を用いる場合と比較して、装置が物
理的に破損するおそれが少なくなる。また、光センサの
ような非接触入力手段を遊技領域7に設けたことによ
り、遊技機の枠(例えば、ガラス扉枠2、前面枠2b)
を共通化することができる。これにより、遊技機の機種
変更を行う場合には遊技盤を新しいものに交換するに際
して遊技枠毎新しいものに交換せずに遊技盤のみを交換
することで足りるようにすることができる。
【0044】図8は、パチンコ遊技機1の遊技制御に用
いられる乱数を生成するための各種ランダムカウンタを
示す図である。図8は、ランダムカウンタの例として、
R1、R2、R3−1、R3−2、R3−3、及びR4
の乱数を発生させるためのランダムカウンタがそれぞれ
示されており、このうちのR1、R2、R3−1、R3
−2、R3−3が表示結果事前決定手段を構成してい
る。
【0045】このパチンコ遊技機1は、前述した大当り
状態を発生させるか否か等をランダムカウンタのカウン
ト値(乱数)によりランダムに決定する。以下に、ラン
ダムカウンタの代表例を示す。
【0046】R1は、特別図柄表示部9の表示結果に基
づいて特定遊技状態としての大当りを発生させるか否か
をランダムに決定するためのものである。
【0047】R2は、大当り事前決定時の停止図柄
(左,中,右が同一の停止図柄)を決定するために用い
られるランダムカウンタ(又は大当り図柄決定用乱数そ
のものを示す場合もある)である。
【0048】R3−1、R3−2、R3−3は、R1に
よりはずれと決定された場合に、特別図柄表示部9に停
止表示される左、中、右のはずれ図柄を事前決定するた
めに用いられるランダムカウンタである。
【0049】R4は、特別図柄が可変表示される際の変
動種類(変動パターンの種類)を決定するためのランダ
ムカウンタであり、0から加算更新されてその上限であ
る250まで加算更新された後再度0から加算更新され
る。このR4は、タイマ割り込み毎(0.002秒毎)
及び、割り込み処理余り時間毎に1ずつ加算される。な
お、変動パターンについては、R1、R2、R3により
抽出した値によって利用するテーブルの種類が決まり、
R4により抽出された値を添字として対応するパターン
テーブルをルックアップする。この点については後で詳
述する。
【0050】以上に示したランダムカウンタは、カウン
タ別に定められた抽出条件の成立に応じてランダムなタ
イミング(例えば始動入賞発生時等)でデータが抽出さ
れる。これにより、各ランダムカウンタから抽出された
データは、ランダムな値(乱数値)になる。
【0051】なお、図示を省略したが、特別図柄表示部
9の表示画面中で表示される普通図柄の表示結果もラン
ダムカウンタにより決定される。そのランダムカウンタ
は、例えば、2msec毎に1ずつ加算されるものであ
り、0からカウントアップして上限である10までカウ
ントアップした後再度0からカウントアップし直す。こ
のランダムカウンタのカウント値は、普通図柄の表示結
果に基づいて発生する普通当りを発生させるか否かをラ
ンダムに決定するためのものである。ゲートスイッチ1
2によりゲート通過検出がされると、それに応じてラン
ダムカウンタのカウント値が抽出される。そして、ゲー
ト通過検出がされた場合は、その抽出されたランダムカ
ウンタの値が、普通当り判定値(例えば「2」)と一致
するか否かの判断がなされ、一致した場合に普通当りを
発生させる制御が行われる。普通当りが決定された場合
には、それに応じて普通当りに該当する停止図柄が決定
され、はずれが決定された場合には、その他のランダム
カウンタを用いて普通図柄の停止表示結果が決定され
る。
【0052】図9は、遊技制御基板31から表示制御基
板80へ伝送される演出制御コマンドとしての表示制御
コマンドデータとランダム3カウンタの抽出値との対応
関係を記憶しているテーブルである。この図9のテーブ
ルは、遊技制御基板31内のROM54により記憶され
ている。
【0053】コマンドデータは、2バイトデータで構成
されており、上位1バイトによりMODEデータが構成
され、下位1バイトによりEXTデータが構成されてい
る。MODEデータは、当該コマンドデータが何を指令
するデータかを大まかに特定するためのデータである。
EXTデータは、コマンドの具体的内容を指定するため
のデータである。
【0054】ランダム3−1〜ランダム3−3の抽出値
が例えば「0」の場合には、EXTデータが00Hとな
り、抽出値が「1」の場合にはEXTデータが01Hと
なり、抽出値が「11」の場合にはEXTデータが0B
Hとなる。従って、例えばランダム3−3の抽出値が
「5」であった場合には、表示コマンドは92H05H
となる。
【0055】図10は、変動開始コマンドによって特定
される可変表示装置8の可変表示の表示時間及び可変表
示パターンを説明するための図である。変動開始コマン
ドは、MODEデータは「80H」であり、EXTデー
タは「01H」「02H」「03H」…「86H」「8
7H」であり、番号それぞれに対応する可変表示装置8
の可変表示の表示時間はT1,T2,T3…T135,
T136であり、また、可変表示パターンは、「通常変
動はずれ」、「リーチAはずれ」、「リーチA当り」…
「リーチFはずれ」、「リーチF当り」、「図柄選択当
り」、「図柄選択はずれ」、「図柄停止確変当り」、「図
柄停止非確変当り」等である。
【0056】図11は、パチンコ遊技機1の大当り制御
を行うための概略を示すフローチャートである。先ず、
0〜630の範囲でカウントするランダムカウンタR1
のカウント数を抽出する。
【0057】高確率時(確変時)でない通常時では、そ
の抽出値が「7」又は「269」のときには大当りを発
生させることが事前決定され、R2からデータを抽出
し、その抽出値に基づいて、特別図柄表示部9に表示さ
れる大当り図柄が決定される。一方、R1の抽出値が
「7」又は「269」以外のときには、はずれが事前決
定され、R3−1、R3−2、R3−3からデータを抽
出し、その抽出値に基づいて特別図柄表示部9に表示さ
れるはずれ図柄が決定される。ここで、この決定された
はずれ図柄が偶然ゾロ目の図柄であった場合には、R3
−2の抽出値を「1」減算し、強制的にはずれ図柄にし
て表示制御する。
【0058】一方、高確率時(確変時)の場合には、R
1の抽出値が7,139,269,311,353,3
95,437,509,581,623のときに大当り
状態を発生させることが決定される。一方、高確率時に
おいてランダム1の抽出値が上記カウンタ値以外のとき
に、はずれが事前決定される。
【0059】図12は、前述した変動パターンテーブル
の選択決定処理の1例をフローチャートで示したもので
ある。先ず、S1において、R1の抽出値が大当り状態
を発生させるカウンタ値であるか、又は、はずれ状態と
なるカウンタ値であるか判断がなされる。
【0060】抽出値が大当り状態を発生させるカウンタ
値であった場合は、S2により大当り用の変動パターン
テーブルを選択し、選択した変動パターンテーブルをル
ックアップしR4により抽出された値の変動パターンが
設定される。
【0061】抽出値がはずれ状態となるカウンタ値であ
った場合は、S3によりR2で抽出された値に基づき左
・中・右の各図柄が設定され、S4において設定された
各図柄がリーチ状態となり得るか否かを判断する。かか
る判断によりS5、S6では、それぞれリーチはずれ用
変動パターンテーブルかはずれ用変動パターンテーブル
かのいずれかのテーブルを選択し、選択した変動パター
ンテーブルをルックアップしR4により抽出された値の
変動パターンが設定される。
【0062】図13は、遊技制御基板31により実行さ
れる遊技制御メイン処理及び割込処理を示すフローチャ
ートである。図13において、(A)は遊技制御メイン
処理が示され、(B)に割込処理が示されている。この
割込処理は、例えば2msec毎に1回実行される。
【0063】遊技制御メイン処理においては、SA1に
より、スタックポインタの設定がなされる。これは、ス
タックポインタの指定アドレスをセットするためのスタ
ックセット処理である。次にSA2により、初期化処理
が行われる。初期化処理では、RAM55にエラーが含
まれているか判定され、エラーが含まれている場合に
は、RAM55を初期化すること及び各種フラグの初期
化設定などの処理が行われる。さらに、初期化処理で
は、後述する割込処理を実行するタイミングを規定する
タイマ割込時間(例えば2msec)をCPU56に設
定する処理がなされる。これにより、電源投入等による
リセット後、初めての割込処理を行う際、実行タイミン
グ規定のために計時が開始される。また、初期化処理に
おいては、種々のタイマがセットされると共に、表示制
御基板80のサブ基板初期化コマンドを出力する処理が
行われる。
【0064】次に、確定図柄(予定停止図柄)を決定す
る等のためのR3、R4更新処理がSA3により行われ
る。このパチンコ遊技機1においては、可変表示装置8
の可変表示での特別図柄の確定図柄が乱数(ランダムカ
ウンタのカウント値)に基づいて決定される。このSA
3では、そのように停止図柄を決定するための表示用乱
数が更新される。次にSA4により、タイマ割込ありか
否かの判断がなされる。タイマ割込がない場合にはSA
3へ戻り、SA3とSA4とによる無限ループにより表
示図柄乱数の更新処理が繰返し実行される。
【0065】一方、タイマ割込処理は、初期化処理で規
定されたタイマ割込時間(例えば2msec)毎に実行
され、SA17によりタイマ割込ありが設定され、SA
18により割込許可処理がなされる。その結果、SA4
によりYESの判断がなされ、SA5に進み、タイマ割
込なしが設定され、SA6〜SA16の処理が実行され
ることとなる。このSA6〜SA16の処理が実行され
た後にはSA3へ制御が進み、SA5によるタイマ割込
なしが設定されているために、SA3,SA4のステッ
プを無限ループで繰返し実行することとなる。この状態
で再度2msecの時間が経過すれば、タイマ割込処理
によるタイマ割込ありの設定に従ってSA4によりYE
Sの判断がなされて、SA5〜SA16の処理が実行さ
れることとなる。
【0066】SA6では、ゲートスイッチ12、始動口
スイッチ17、Vカウントスイッチ22、カウントスイ
ッチ23等の状態を入力し、各入賞口や可変入賞球装置
に対する入賞があったか否か等を判定するスイッチ処理
がなされる。始動口スイッチ17により始動入賞が検出
された場合には、このスイッチ処理において、始動記憶
処理が実行される。
【0067】次に、SA7によりエラー処理がなされ
る。このエラー処理は、パチンコ遊技機1の内部に備え
られている自己診断機能によって種々の異常診断を行
い、その結果に応じて必要ならば警報を発生させる等の
処理である。
【0068】次にSA8へ進み、乱数更新処理がなされ
る。これは、遊技制御に用いられる各種の判定用乱数を
示す各ランダムカウンタを更新する処理である。具体的
には、R1のカウンタの更新処理である。
【0069】次にSA9へ進み、表示図柄乱数の更新処
理が行われる。この処理は、SA3と同じ処理であり、
具体的には、ランダム3−1,ランダム3−2,ランダ
ム3−3を更新する処理である。
【0070】次にSA10へ進み、特別図柄プロセス処
理がなされる。この特別図柄プロセス処理では、複数あ
る処理のうち1つが特別図柄プロセスフラグの値に従っ
て選択されて実行される。そして、特別図柄プロセスフ
ラグの値は、遊技状態に応じて各処理中において更新さ
れる。次に、普通図柄プロセス処理がSA11により行
われる。この普通図柄プロセス処理では、特別図柄表示
部9の表示画面に表示される普通図柄の可変表示を所定
の順序で制御するための普通図柄プロセスフラグに従っ
て該当する処理が選び出されて実行される。そして、普
通図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理
中に更新される。
【0071】次にSA12に進み、特別図柄コマンド処
理が実行される。この特別図柄コマンド処理は、前述し
た特別図柄表示用のコマンドデータを遊技制御基板31
が表示制御基板80へ伝送する処理である。次にSA1
3へ進み、普通図柄コマンド処理が実行される。この普
通図柄コマンド処理は、特別図柄表示部9の表示画面に
表示される普通図柄の可変表示を表示制御するためのコ
マンドデータを遊技制御基板31が表示制御基板80に
伝送する処理である。
【0072】次にSA14へ進み、情報出力処理がなさ
れる。この情報出力処理は、情報出力回路60を介して
前述した確変情報、大当り情報、始動情報を外部出力す
る処理である。次にSA15へ進み、ソレノイド出力処
理がなされる。このソレノイド出力処理は、前述したソ
レノイド16,21を励磁制御するための制御信号をソ
レノイド回路59へ出力するための処理である。次にS
A16へ進み、賞球処理がなされる。この賞球処理は、
遊技制御基板31が賞球基板37に対し賞球個数信号と
賞球可能信号とを送信して、賞品球の払出指令を行うた
めの処理である。このSA16の後制御がSA3へ進
む。
【0073】図14は、SA10により示された特別図
柄プロセス処理のサブルーチンプログラムを示すフロー
チャートである。この特別図柄プロセス処理は、特別図
柄用プロセスフラグの値に応じて、10種類の処理(S
B1〜SB10)のうち、いずれかが実行されるように
制御される。SB1〜SB10において、以下のような
処理が実行される。
【0074】SB1において、特別図柄変動待ち処理が
行われる。始動入賞口14(この実施の形態では可変入
賞球装置15の入賞口)に打玉が入賞して始動口スイッ
チ17がオンするのを待つ。始動口スイッチ17がオン
すると、始動入賞記憶数が満タンでなければ、始動入賞
記憶数を「1」加算更新すると共に大当り判定用乱数を
抽出する。
【0075】SB2において、特別図柄判定処理が行わ
れる。特別図柄の可変表示が開始できる状態になると、
始動入賞記憶数を確認する。始動入賞記憶数が0でなけ
れば、抽出されている大当り判定用乱数の値に応じて、
大当りとするかはずれとするかを決定する。
【0076】SB3において、停止図柄設定処理が行わ
れる。左右中図柄の停止図柄を決定する。
【0077】SB4において、変動パターン設定処理が
行われる。大当りか否かの判定結果及びリーチ判定用乱
数の値等に応じた変動パターンテーブルをルックアップ
し、変動パターン決定用乱数の値に応じて変動パターン
を決定する。即ち、図12等に示された処理が実行され
る。
【0078】SB5において、全図柄変動開始処理が行
われる。特別図柄表示部9において全図柄が変動開始さ
れるように制御する。このとき、表示制御基板80に対
し表示制御コマンドとして、変動パターンコマンドと、
左右中予定停止図柄(最終停止図柄)をそれぞれ指令す
る左,中,右の3つの停止図柄コマンドとが送信され
る。
【0079】SB6において、全図柄停止待ち処理が行
われる。所定時間が経過すると、特別図柄表示部9にお
いて表示される全図柄が停止されるように制御する。ま
た、全図柄停止のタイミングまで、所定のタイミングで
左右図柄が停止されるように制御する。
【0080】SB7において、大当り表示処理が行われ
る。R1に基づく抽出値が大当り状態を発生させる値で
あった場合には、R2により抽出された値に対応した表
示制御コマンドが表示制御基板80に送信されるように
制御すると共に内部状態(プロセスフラグ)をステップ
SB8に移行するように更新する。そうでない場合に
は、内部状態をステップSB10に移行するように更新
する。また、遊技制御基板80の表示制御用マイクロコ
ンピュータは表示制御コマンドのデータに従って、特別
図柄表示部9に大当り表示を行う。大当り表示は遊技者
に大当りの発生を報知するためになされるものである。
具体的には、大当りが確率変動状態(特別遊技状態)を
付随する確変大当りであるか否かを判別し、確変大当り
でなければ通常大当り(非確変大当り)であることを示
す表示を行う一方、大当りが確変大当りであれば確変大
当りであることを示す表示を行う。
【0081】SB8において、大当り中ラウンド表示処
理が行われる。特別図柄表示部9に大当り中のラウンド
を表示する制御を開始する。
【0082】SB9において、大入賞口開放中V表示処
理が行われる。大当り中ラウンド表示の表示制御コマン
ドデータを表示制御基板80に送信する制御等を行う。
大入賞口の閉成条件が成立したら、大当り遊技状態の継
続条件が成立していれば内部状態をSB8に移行するよ
うに更新する。大当り遊技状態の終了条件が成立してい
れば、内部状態をSB10に移行するように更新する。
【0083】SB10において、大当り終了表示処理が
行われる。大当り遊技状態が終了したことを遊技者に報
知するための表示を行う。この表示が終了したら、内部
フラグ等を初期状態に戻し、内部状態をSB1に移行す
るように更新する。
【0084】前述したように、始動入賞口14に打玉が
入賞すると、遊技制御基板31は、特別図柄プロセス処
理において、大当りとするかはずれとするかの決定、停
止図柄の決定、変動表示期間の決定等を行い、その決定
に応じた表示制御コマンド及びINT信号を表示制御基
板80に向けて出力する。表示制御基板80側の表示制
御用マイクロコンピュータは、遊技制御基板31からの
表示制御コマンドに応じて特別図柄表示部9の表示制御
を行う。
【0085】図15は、(A)が表示制御メイン処理を
示すフローチャートであり、(B)がタイマ割込処理を
説明するためのフローチャートである。表示制御メイン
処理においては、SC1において、初期化処理が行われ
る。この初期化処理においては、RAMに記憶されてい
る記憶内容すべてが消去され、新たに各パラメータの初
期値(例えば、「0」)が設定される。
【0086】次に、SC2においてタイマ割込フラグが
セットされているか否かが判別される。タイマ割込フラ
グがセットされていなければSC2に戻り、タイマ割込
フラグがセットされていれば、SC3に進みタイマ割込
フラグをクリアしてからSC4においてコマンド解析処
理を行う。SC4のコマンド解析処理においては、遊技
制御基板31から送信されてきたコマンドを受信して、
いかなるコマンドであるかを解析し、可変表示装置8に
表示するための図柄をセットする処理が行われる。
【0087】次に、SC5においては、表示制御プロセ
ス処理が行われる。この表示制御プロセス処理は、図1
9を用いて後述するが、可変表示装置8に表示させるた
めの変動開始コマンド受信待処理、選択遊技判定処理、
可変表示動作開始処理、図柄変動中処理、全図柄停止待
ち処理、及び大当り表示処理等の処理が行われる。SC
6においては、音・ランプ制御コマンド処理が行われ
る。この音・ランプ制御コマンド処理は、前述したよう
に、遊技制御基板31から表示制御基板80に伝送され
てきた変動パターンコマンドと特別図柄表示部9で表示
されている演出の種類(ゲームモード)、さらに、光セ
ンサ61,62からの検出信号に基づき遊技音やランプ
点灯パターンなどについてのコマンドの設定がなされ、
それぞれ対応した音・ランプ制御基板に伝送される処理
が行われる。これにより、同期のとれた演出を行うこと
ができる。また、図15の(B)においてはタイマ割込
処理が行われ、SC7においてタイマ割込フラグがセッ
トされている。このタイマ割込は33msec秒毎に行
われる。そして、SC8において、タイマ割込許可がな
されてタイマ割込処理を終了する。なお、タイマ割り込
み処理は、33msec経過する毎に1回行われる。
【0088】図16は、ランダムカウンタ抽出値成立条
件を満たした場合、遊技制御基板31にコマンドを記憶
するRAM55の記憶領域である図柄変動バッファ記憶
領域を説明するための図である。ランダムカウンタ抽出
値成立条件を満たす毎に、抽出値に対応する各図柄変動
コマンドが記憶される。
【0089】図17は、遊技制御基板31から送信され
てきたコマンドを記憶する表示制御用マイクロコンピュ
ータのRAM(記憶領域)である受信コマンドバッファ
記憶領域を説明するための図である。遊技制御基板31
から送信されてきたコマンドを表示制御基板80が受信
する毎に、受信個数カウンタが0からカウントアップさ
れる。そして、コマンド受信個数カウンタが0のときに
は受信コマンドバッファ1が選択されて、その受信コマ
ンドが記憶される。
【0090】図18は、遊技制御基板31から出力され
てきたコマンドが入力された表示制御基板80において
行われるコマンド解析処理を説明するためのフローチャ
ートである。図18に示すコマンド解析処理において
は、SD1〜SD8において、コマンド受信バッファに
受信コマンドがあるか否か、左中右の図柄の指定コマン
ドであるか否かを判別し、各図柄停止格納エリアに図柄
番号を格納する。
【0091】また、SD7において受信コマンドが右図
柄指定コマンドでなければSD9に進み、受信コマンド
が変動パターン決定用コマンドであるか否かが判別され
る。SD9において、受信コマンドが変動パターン決定
用コマンドであれば、SD10において変動パターンコ
マンドエリアに図柄番号を格納してSD1に戻る。
【0092】また、SD9において受信コマンドが変動
パターン決定用コマンドでなければ、SD11において
受信コマンドがいかなるコマンドか判定して、対応した
フラグをセットしてSD1に戻る。即ち、変動開始コマ
ンドであれば変動開始コマンドに対応したフラグをセッ
トし、図柄確定コマンドであれば図柄確定コマンドに対
応したフラグをセットするのである。
【0093】図19は、表示制御プロセス処理を説明す
るためのフローチャートである。表示制御プロセス処理
においては、SE1において変動開始コマンド受信待処
理が行われる。変動開始コマンド受信待処理において
は、コマンド受信割込処理によって、可変表示の時間及
び可変表示パターンを特定可能な変動開始コマンド(変
動パターンコマンド)を受信したか否かを確認する。さ
らに、受信していなかった場合には、客待ちデモ時プロ
セス処理を行う。
【0094】また、SE2においては、選択遊技判定処
理が行われる。選択遊技判定処理においては、変動開始
コマンド(変動パターンコマンド)に応じて、変動パタ
ーンコマンドが選択遊技可能となる特定変動パターン
(「図柄選択当り」又は「図柄選択はずれ」の図柄選択
演出用の変動パターン、あるいは「図柄停止確変当り」
又は「図柄停止非確変当り」の図柄停止演出用の変動パ
ターン)か、もしくは選択遊技を行うことができない通
常の変動パターンかを判断し、変動パターンを設定す
る。
【0095】次に、SE3においては、可変表示動作開
始設定処理が行われる。可変表示動作開始設定処理にお
いては、変動パターンに対応したタイマをスタートさせ
可変表示が開始されるように制御する。
【0096】次に、SE4においては、図柄変動中処理
が行われる。図柄変動中処理においては、変動パターン
を構成する各変動状態(選択遊技、変動速度や背景、キ
ャラクタ)の切替タイミングを制御すると共に、変動時
間の終了を監視する。選択遊技を行う場合はその場合の
画面表示のタイミングを制御する。また左右図柄の停止
制御を行う。
【0097】また、SE5においては、全図柄停止待ち
処理が行われる。全図柄停止待ち処理においては、変動
時間の終了時に、全図柄の停止を指示する図柄確定コマ
ンドを受信していたら、図柄の変動を停止するための表
示制御(図柄確定制御)を行う。また、SE6において
は大当り表示制御処理が行われる。大当り表示制御処理
においては、変動時間の経過後、確変大当り表示又は通
常大当り表示するための制御を行う。
【0098】図20は、変動開始コマンド受信待ち処理
を説明するためのフローチャートである。変動開始コマ
ンド受信待ち処理においては、先ず、表示制御用マイク
ロコンピュータは、左中右の特別図柄の変動が開始され
る指示を行うと共に、可変表示時間及び可変表示パター
ンを特定可能な変動開始コマンドを受信したか否かが確
認される(SF1)。SF1において、変動開始コマン
ドを受信していなければ、SF3においては、客待ちデ
モ時プロセス処理が行われる。客待ちデモ時プロセス処
理においては、変動開始コマンド(変動パターンコマン
ド)を受信していない場合に処理が行われる。
【0099】ここで、客待ちデモ時とは、例えば、始動
入賞があった場合に、その始動入賞に起因した特別図柄
表示部9の導出動作が開始され、その後、可変表示の表
示結果が表示されたにもかかわらず、その始動入賞以後
に新たな始動入賞がないため、図柄の変動等が行われな
い状態時をいう。但し、大当り状態は始動入賞に起因し
て発生する状態であることと遊技状態が待機状態ではな
いため、客待ちデモ時には含まれない。
【0100】なお、電源投入後の未だ始動入賞が無い状
態は、客待ちデモ時に含むと解する。例えば、午前10
時にパチンコ遊技機1の電源を投入しその日の午前11
時まで始動入賞が一度も無く図柄変動が行われていない
ため客待ちデモ時には含まれないようにもとれるが、そ
うではなく、前日の午後10時前後までは始動入賞があ
り図柄変動が行われていたと考えるのが通常であり、前
日の最後の始動入賞後図柄変動が行われ表示結果が導出
されたにもかかわらず新たに当日11時まで始動条件が
成立していない待機状態であることとなる。
【0101】次に、変動開始コマンドを受信していれ
ば、SF2において、プロセスフラグは選択遊技判定処
理に設定されて変動開始コマンド受信待ち処理を終了す
るのである。この変動開始コマンドは、図10に示すい
ずれかである。従って、可変表示時間及び可変表示パタ
ーンを特定可能な変動開始コマンドを受信した場合に
は、表示制御プロセスフラグの値を選択遊技判定処理S
E2に対応した値に変更するのである。
【0102】図21は、選択遊技判定処理を説明するた
めのフローチャートである。図18に示すように、選択
遊技判定処理においては、SG1において、遊技制御基
板31から送信されてきた受信コマンドが選択遊技実行
可能な特定変動パターンコマンド(「図柄選択当り」又
は「図柄選択はずれ」の図柄選択演出用の変動パターン
コマンド、あるいは「図柄停止確変当り」又は「図柄停
止非確変当り」の図柄停止演出用の変動パターンコマン
ド)か否かを判定し、SG2、SG3でその受信した変
動パターンコマンドに対応した変動パターンを設定す
る。SG4において、プロセスフラグは可変表示動作開
始処理に設定されて選択遊技判定処理を終了するのであ
る。
【0103】図22は、可変表示動作開始設定処理を説
明するためのフローチャートである。図22に示すよう
に、可変表示動作開始設定処理においては、SH1にお
いて可変表示装置8の可変表示時間を計時するための可
変表示時間タイマをスタートさせ、SH2において、設
定された変動パターン及び可変表示時間で、可変表示装
置8において表示結果を導出表示するための可変表示を
開始する。次にSH3において、プロセスフラグを図柄
変動中処理に設定してから可変表示動作開始設定処理を
終了する。
【0104】図23は、図柄変動中処理を説明するため
のフローチャートである。図柄変動中処理においては、
SI1において、可変表示時間タイマがタイムアウトし
ているか否かが判別される。即ち、表示結果を導出表示
するための可変表示を終了するタイミングであるか否か
が判別される。SI1において可変表示時間タイマがタ
イムアウトしていればSI2に進み、プロセスフラグを
全図柄停止待ち処理に設定してから図柄変動中処理を終
了するが、SI1において可変表示時間がタイムアウト
していなければそのまま図柄変動中処理を終了する。
【0105】図24は、全図柄停止待ち処理を説明する
ためのフローチャートである。全図柄停止待ち処理にお
いては、先ず、SJ1において、左中右の図柄を停止さ
せるための確定コマンドを受信しているか否かが判別さ
れる。SJ1において確定コマンドを受信していなけれ
ば全図柄停止待ち処理をそのまま終了するが、SJ1に
おいて確定コマンドを受信していればSJ2に進み、確
定図柄を表示する。次に、SJ3において、確定図柄が
大当り図柄であるか否かが判別される。SJ3において
確定図柄が大当り図柄であればSJ4に進み、プロセス
フラグを大当り表示処理に設定してから全図柄停止待ち
処理を終了するが、SJ3において確定図柄が大当り図
柄でなければSJ5に進み、プロセスフラグを変動開始
コマンド受信待ち処理に設定してから全図柄停止待ち処
理を終了する。
【0106】次に、前述した選択遊技判定処理において
「図柄選択当り」又は「図柄選択はずれ」の特定変動パ
ターンコマンド(図柄選択演出用の変動パターンコマン
ド)と判定された場合に行われる図柄選択演出の具体的
な表示画像について図25乃至図27を参照して説明す
る。なお、特別図柄表示部9は、図25(A)〜(C)
に示すように、通常の図柄変動時、左・中・右の各可変
表示部101,102,103を表示する通常表示態様
で図柄変動を行うようになっており、最初に、通常の図
柄変動として変動中の可変表示部101,102,10
3を左、右、中の順で停止していく。そして、図25
(C)に示すように、左右の可変表示部101,103
の停止時点でリーチ状態とすると(図25(C)中に
は、各可変表示部101,103に「7」の図柄を揃って
停止したリーチ状態を例示)、図25(D)に示すよう
に、リーチ図柄(「7・7」)を表示する左右の可変表
示部101,103をそれぞれ縮小すると共に外側上部
に移動させる。
【0107】次に、図25(E)に示すように、図柄変
動中にある中央の可変表示部102に換えて、当りを決
定し得る当り決定図柄104(「7」の図柄)と、はず
れを決定し得るはずれ決定図柄105(「8」の図柄)
を左右に並べて表示する。その後、図25(F)に示す
ように、当り決定図柄104とはずれ決定図柄105が
それぞれ卵の中に包まれて見かけ上同一の図柄(「?」
が付された卵の図柄)に変化したような表示を行うこと
で、当り決定図柄104とはずれ決定図柄105を見か
け上同一となる選択肢画像としての左側図柄106と右
側図柄107に置き換える。次いで、図25(G)
(H)に示すように、これらの図柄106,107を高
速でシャフルする表示を行い、シャフル終了後の左側図
柄106と右側図柄107の表示に加えて「選択して下
さい」の文字108を表示することで、あたかも当り決
定図柄104とはずれ決定図柄105がシャフルされ
て、そのうちのいずれか一方(遊技者が「当り決定図
柄」であろうと推測する側の図柄)を遊技者に選択させ
るような演出表示を行う。また、このような図柄選択の
演出では、図柄の選択が可能な有効期間が予め設定され
ており、図26(A)に示すように、残りの有効期間を
遊技者に報知するための残り時間報知部109(同図中
には「のこり時間5秒」の文字表示を例示)が表示され
る。具体的には、表示制御基板80内の表示制御用マイ
クロコンピュータが前記光センサ61,62の検出有効
期間を設定し、これを図柄選択の有効期間としている。
また、本実施形態では、残り時間報知部109で有効期
間のカウントダウン表示を行う構成としているが、この
構成に限定するものではなく、遊技者が残りの有効期間
を認識できるもの(例えば、有効期間の経過に伴って帯
状の表示を徐々に縮小していく構成等)であればいずれ
の構成であってもよい。
【0108】次に、上記した図柄選択の有効期間内で光
センサ61,62の検出に基づく左側図柄106又は右
側図柄107の選択が行われると、図26(B)に示す
ように、選択された側の図柄が他方の図柄と差別化され
た表示態様に変化する。つまり、このときには、光セン
サ61からの検出信号又は光センサ62からの検出信号
のいずれかが表示制御基板80に入力され、その入力さ
れた検出信号が光センサ61からのものか、あるいは光
センサ62からのものかを表示制御基板80に搭載され
たCPUにて判定し、いずれの選択肢画像(左側図柄1
06又は右側図柄107)が選択されたかを特定する。
図26(B)中では、遊技者によって左側図柄106が
選択され、該左側図柄106(「?」が付された卵の図
柄)が光り輝く表示態様に変化した場合を例示してい
る。なお、図柄選択の有効期間内で遊技者が図柄選択を
行わなかった場合、言い換えれば、光センサ61,62
の検出がなかった場合、左側図柄106が自動的に選択
されるようになっている。また、実施形態中では、選択
された選択肢画像(左側図柄106)を光り輝く表示態
様に変化させることで、視覚的な差別化を図っている
が、これに限らず、例えば、選択された選択肢画像にキ
ャラクタを付加表示する等して差別化してもよい。その
後は、図26(C)に示すように、選択されなかった右
側図柄107が消えると共に、選択された左側図柄10
6が特別図柄表示部9の中央の表示領域に移動され、次
いで、図26(D)に示すように、中央に移動した左側
図柄106がひび割れる表示を行う。
【0109】そして、前記特定変動パターンコマンドが
「図柄選択当り」の場合、言い換えれば前記R1の抽出
値によって大当りが決定され、且つ図柄選択の演出表示
を実行する場合は、図26(E)に示すように、ひび割
れた左側図柄106の中から当り決定図柄104
(「7」の図柄)が現れた表示を行う。その後は、図2
6(F)に示すように、特別図柄表示部9の表示態様を
通常表示態様に戻すと共に、各可変表示部101,10
2,103に大当り図柄(「777」)を表示して最終
的な表示結果を導出し、次いで、図26(G)に示すよ
うに、大当りとなった旨を遊技者に報知する「大当り」
の文字110を特別図柄表示部9の画面全体に表示す
る。一方、特定変動パターンコマンドが「図柄選択はず
れ」の場合、言い換えれば前記R1の抽出値によっては
ずれが決定され、且つ図柄選択の演出表示を実行する場
合は、図27(A)に示すように、ひび割れた左側図柄
106の中からはずれ決定図柄105(「8」の図柄)
が現れた表示を行う。その後は、図27(B)に示すよ
うに、特別図柄表示部9の表示態様を通常表示態様に戻
すと共に、各可変表示部101,102,103にはず
れ図柄(「787」)を表示して最終的な表示結果を導
出する。
【0110】なお、上記した実施形態では、「図柄選択
当り」及び「図柄選択はずれ」のいずれの場合において
も、選択肢画像を2つに設定しているが、この構成に限
定するものではない。例えば、「図柄選択はずれ」の場
合には、「図柄選択当り」の場合に比べて選択肢画像の
数を多く設定するようにしてもよい(例えば、「図柄選
択当り」の場合は2つの選択肢画像を設定する一方、
「図柄選択はずれ」の場合は4つの選択肢画像を設定す
る)。こうすることで、大当りとなる期待感を視覚的に
向上することができる。また、大当りが事前決定された
ときにのみ選択可能な演出表示として、選択肢画像に変
化する前の図柄を全て当り決定図柄で表示するようにし
てもよい。こうすることで、視覚的に大当りへの期待感
を向上することができる。
【0111】次に、前述した選択遊技判定処理において
「図柄停止確変当り」又は「図柄停止非確変当り」の特
定変動パターンコマンド(図柄停止演出用の変動パター
ンコマンド)と判定された場合に行われる図柄停止演出
の具体的な表示画像について図28及び図29を参照し
て説明する。最初に、図28(A)〜(D)に示すよう
に、通常の図柄変動として変動中の可変表示部101,
102,103を左、右、中の順で停止していく。そし
て、図28(D)に示すように、各可変表示部101,
102,103の変動を停止して、はずれ図柄(「76
6」)を仮の停止図柄として一旦表示する。
【0112】次に、図28(E)に示すように、仮の停
止図柄(「766」のはずれ図柄)に換えて、図柄停止
の演出表示態様として、特定情報画像としての特定図柄
(確変大当りを決定し得る「○」の確変決定図柄110
aと非確変大当りを決定し得る「×」の非確変決定図柄1
10b)を縦スクロールで変動する特定可変表示部11
0と、右側の光センサ62の有効検出範囲がリンクする
ように設定された図柄停止ボタン画像111と、「大当
り直撃」及び「図柄を止めて下さい」の各文字112,
113と、前記残り時間報知部109と同様に図柄の停
止指示が可能な残りの有効期間を遊技者に報知するため
の残り時間報知部114(同図中には「のこり5秒」の
文字表示を例示)と、が表示される(特定演出表示手
段)。具体的に、表示制御基板80内の表示制御用マイ
クロコンピュータが光センサ62の検出有効期間を設定
し、これを図柄停止の有効期間としている(演出表示期
間設定手段)。
【0113】次に、上記した図柄停止の有効期間内で図
柄停止ボタン画像111の前方に遊技者が指を移動させ
ると、これを遊技者の停止指示として光センサ62が検
出する。つまり、このときには、光センサ62からの検
出信号が表示制御基板80に入力されたか否かを表示制
御基板80に搭載されたCPUにて判定する(判定手
段)。そして、このような光センサ62による停止指示
の検出タイミングに応じて特定図柄の変動を停止する
(停止手段)。このとき、前記特定変動パターンコマン
ドが「図柄停止確変当り」の場合、言い換えれば前記R
1及びR2の抽出値によって確変大当りが決定され、且
つ図柄停止の演出表示を実行する場合は、図28(F)
に示すように、「○」の確変決定図柄110aを停止表
示すると共に、最終的な表示結果として確変大当り図柄
115(同図中では「777」の確変大当り図柄を例
示)を表示する。その後は、図28(F)に示す特定図
柄の変動を停止した(確変決定図柄110aを停止表示
した)図柄停止の演出表示から、図28(G)に示す特
別図柄の表示結果等を表示する所定の演出画像(同図中
では、確変大当り図柄115と「確変大当り」の文字1
16を表示する画像を例示)に切り換えて表示する(画
像切換手段)。
【0114】一方、特定変動パターンコマンドが「図柄
停止非確変当り」の場合、言い換えれば前記R1及びR
2の抽出値によって非確変大当りが決定され、且つ図柄
停止の演出表示を実行する場合は、図29(A)に示す
ように、「×」の非確変決定図柄110bを停止表示す
ると共に、最終的な表示結果として非確変大当り図柄
(通常大当り図柄:同図中では「666」の非確変大当り
図柄を例示)117を表示し、その後は、図29(B)
に示す特定図柄の変動を停止した(非確変決定図柄11
0bを停止表示した)図柄停止の演出表示から、図29
(B)に示す特別図柄の表示結果等を表示する所定の演
出画像(同図中では、通常大当り図柄117と「通常大
当り」の文字118を表示する画像を例示)に切り換え
て表示する。なお、図柄停止の有効期間内で遊技者が図
柄停止の指示を行わなかった場合、言い換えれば、光セ
ンサ62による停止指示の検出がなかった場合、予め定
めた所定のタイミングで特定図柄の変動を停止するよう
になっている。但し、このような場合でも、停止表示さ
れる特定図柄は、R2の抽出値によって決定された確変
・非確変に応じた確変決定図柄110aあるいは非確変
決定図柄110bが停止表示されるようになっている。
【0115】次に、上記した光センサ62による停止指
示の検出とこれに応じた図柄停止の演出表示画面につい
て図30(A)(B)を参照して説明する。先ず、図3
0(A)に示すように、特別図柄表示部9で通常の図柄
変動が行われて仮の停止図柄が一旦停止表示されると、
この時点で前記図28(E)に示した特定可変表示部1
10や図柄停止ボタン画像111等を表示する図柄停止
の演出表示態様(特定図柄を変動する表示態様A)に切
り換える。なお、特定可変表示部110での特定図柄の
変動は、表示態様Aに切り換わると同時に開始される。
また、演出表示態様Aに切り換わり図柄停止ボタン画像
111が表示されるのと同時に、光センサ62による停
止指示の検出が有効となり、その有効となった時点から
予め定めた時間T1が経過するまでの期間を光センサ6
2の検出有効期間T1として設定する。
【0116】そして、検出有効期間T1内において表示
態様Aでの表示開始、言い換えれば特定図柄の変動開始
から時間t1が経過した時点で光センサ62による停止
指示の検出があると(光センサ62がONすると)、こ
れと同時に表示態様Aを前記図28(F)あるいは図2
9(A)に示した特定図柄の変動を停止した表示態様B
に切り換える。また、このとき、時間(検出有効期間)
T1は経過していないが、停止指示の検出と同時に光セ
ンサ62による停止指示の検出を無効に切り換える。そ
の後は、特定図柄の変動開始(表示態様Aでの表示開
始)から予め定めた時間T2が経過するまでの期間を図
柄停止の演出表示期間T2として表示態様Bでの表示を
継続し、時間(演出表示期間)T2が経過した時点で前
記図28(G)あるいは図29(B)に示した特別図柄
の表示結果等を表示する所定の演出画像(表示態様C)
に切り換えて表示する。
【0117】次に、特定図柄の変動開始から時間t2が
経過した時点で光センサ62による停止指示の検出があ
った場合について図30(B)を参照して説明する。但
し、時間t2は、t1<t2<T1の不等式を満たす値
とする。即ち、図30(B)は、光センサ62による停
止指示の検出が検出有効期間T1内であり、且つ前記図
30(A)に示した検出タイミングよりも遅く行われた
場合を例示している。図30(B)に示すように、特別
図柄表示部9で通常の図柄変動が行われて仮の停止図柄
が一旦停止表示されると、この時点で特定図柄を変動す
る表示態様Aに切り換える。その後、検出有効期間T1
内において特定図柄の変動開始から時間t2が経過した
時点で光センサ62による停止指示の検出があると(光
センサ62がONすると)、これと同時に表示態様Aを
特定図柄の変動を停止した表示態様Bに切り換えると共
に、光センサ62による停止指示の検出を無効に切り換
える。即ち、前記図30(A)の場合では、時間t1が
表示態様Aの表示時間となるのに対して、図30(B)
の場合では、時間t2が表示態様Aの表示時間となる。
【0118】そして、時間(演出表示期間)T2が経過
するまで表示態様Bでの表示を継続し、時間(演出表示
期間)T2が経過した時点で所定の演出画像となる表示
態様Cに切り換えて表示する。即ち、前記図30(A)
の場合では、時間T2−t1が表示態様Bの表示時間と
なるのに対して、図30(B)の場合では、時間T2−
t2が表示態様Bの表示時間となる。このように、本実
施形態では、図柄停止の演出表示において、特定図柄を
停止表示する時間(表示態様Bの表示時間)を停止指示
の検出タイミングに応じて調整することで、特定図柄の
変動(表示態様Aの表示)を開始してから所定の演出画
像(表示態様C)に切り換えるまでの時間を演出表示期
間T2として一定に設定している。
【0119】つまり、本実施形態では、遊技制御基板3
1にて大入賞口20を開閉する駆動制御や図柄の変動を
開始させるためのコマンドを送信する処理を行う。この
ため、表示制御基板80に入力される光センサ61,6
2からの検出信号(指示検出)の入力タイミングによっ
て特定図柄の変動時間が変化してしまう(演出表示期間
T2が一定でなくなる)ようでは、遊技制御基板31側
でいつ変動が停止するか(演出表示期間が終了するか)
が確認できなくなってしまい、当該変動による表示結果
が大当りとなる場合には大入賞口20を開放するタイミ
ングが大当りの表示とズレてしまう状態や、当該変動に
よる表示結果がハズレとなる場合には次の変動を開始す
るコマンドを前の変動が終了しないうちに送信してしま
う状態等の不具合が生じることとなる。
【0120】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、始動条件の成立に基づいて表示結果をその導出表示
以前に決定する表示結果事前決定手段(遊技制御基板3
1による制御)と、識別情報画像(特別図柄)と、所定
条件の成立(図柄停止演出用の変動パターンコマンドと
なる特定変動パターンコマンドが変動パターン設定処理
にて選択され、そのコマンドを表示制御基板80が受信
すること)に基づいて行われる特定演出(図柄停止演
出)において可変表示される複数の特定情報画像(特定
図柄としての確変決定図柄110a及び非確変決定図柄
110b)とを含む画像データを記憶する画像データ記
憶手段(表示制御基板80のCGROM)と、前記画像
データに基づいて画像表示装置としての特別図柄表示部
9の演出表示を制御する演出画像表示制御手段(表示制
御基板80のCPU)と、前記特定情報画像の可変表示
を停止させる遊技者の停止指示の有無を検出するための
停止指示検出手段(光センサ62)と、を備え、前記演
出画像表示制御手段は、前記所定条件が成立したときに
複数の特定情報画像の可変表示を開始させる特定演出表
示手段と、前記停止指示検出手段の検出に基づいて遊技
者の停止指示の有無を判定する判定手段と、該判定手段
により遊技者の停止指示があった旨の判定がなされる
と、前記表示結果事前決定手段によって決定された表示
結果と対応する特定情報画像を停止表示する停止手段
と、該停止手段によって特定情報画像が停止表示された
後に前記停止表示された特定情報画像を所定の演出画像
に切り換える画像切換手段と、前記停止指示検出手段に
よる前記停止指示の検出タイミングに関わらず、前記特
定情報画像の可変表示を開始してから前記所定の演出画
像に切り換えるまでの時間(演出表示期間T2)を一定
にする演出表示期間設定手段と、を含むことを特徴とす
る。このように構成することにより、遊技者の停止指示
に応じて特定情報画像の可変表示を停止し得る画像表示
装置の構成において、特定情報画像の可変表示開始から
所定の演出画像(次の演出表示)に移行するまでの時間
を一定とすることで、画像表示制御における特定演出の
時間の管理を統一化し、制御負担を軽減することができ
る。
【0121】また、前記所定条件の成立は、前記表示結
果事前決定手段によって前記特定表示結果となる旨が決
定されたことを含むことを特徴とする。このように構成
することにより、特定情報画像の演出表示を行った場合
は特定遊技状態が発生するので、特定情報画像の演出表
示に対する遊技者の期待感を向上することができる。
【0122】また、前記特定表示結果は、前記特定遊技
状態終了後に遊技者にとって有利な特別遊技状態の発生
条件となる特別表示結果(確変大当り図柄)を含み、前
記複数の特定情報画像は、前記特別表示結果と対応する
特定情報画像(確変決定図柄110a)と前記特別表示
結果と対応しない特定情報画像(非確変決定図柄110
b)とからなることを特徴とする。このように構成する
ことにより、特定情報画像の演出表示によって特別遊技
状態を発生するか否かを決定する構成となるので、特定
情報画像の演出表示に対する遊技者の期待感をより一層
向上することができる。
【0123】また、前記特定演出表示手段は、前記特定
表示結果以外の表示結果が仮の表示結果として一旦停止
表示された後に、前記複数の特定情報画像の可変表示を
開始させる手段を含むことを特徴とする。このように構
成することにより、遊技者に対して一旦はずれになった
と思わせた後に特定情報画像の演出表示を行う構成とな
るので、遊技の射幸性を向上することができる。
【0124】また、前記演出表示期間設定手段は、前記
特定情報画像を停止表示する時間を前記停止指示の検出
タイミングに応じて調整することで、前記特定情報画像
の可変表示を開始してから前記所定の演出画像に切り換
えるまでの時間を一定にすることを特徴とする。このよ
うに構成することにより、動画を用いない画像で時間調
整することができるので、画像表示制御における制御負
担をより一層軽減することができる。
【0125】また、前記演出画像表示制御手段は、前記
特定情報画像の停止表示に応じて前記表示結果事前決定
手段によって決定された表示結果としての識別情報を表
示する手段を含むことを特徴とする。このように構成す
ることにより、特定情報画像の停止結果を遊技者に認識
させ易くできる。
【0126】なお、上記した実施形態では、図柄停止の
演出表示を行う場合、一旦はずれ図柄を仮の停止図柄と
して表示した後、確変大当りあるいは非確変大当りのい
ずれかを決定する構成としているが、これに限定するも
のではない。例えば、図柄停止の演出表示によって大当
り図柄あるいははずれ図柄のいずれかを決定するように
してもよい。また、非確変大当り図柄を仮の停止図柄と
して表示した後に、確変大当りあるいは非確変大当りの
いずれかを決定する図柄停止の演出表示を行うようにし
てもよい。
【0127】また、実施形態中の弾球遊技機1は、始動
入賞に基づいて特別図柄表示装置9に可変表示される特
別図柄の停止図柄が所定の図柄の組合せになると所定の
遊技価値が遊技者に付与可能になる第1種弾球遊技機で
あったが、始動入賞に基づいて開放する電動役物の所定
領域への入賞があると所定の遊技価値が遊技者に付与可
能になる第2種弾球遊技機や、始動入賞に基づいて可変
表示される図柄の停止図柄が所定の図柄の組合せになる
と開放する所定の電動役物への入賞があると所定の権利
が発生又は継続する第3種弾球遊技機であっても、本発
明を適用できる。さらには、画像表示装置を備えたスロ
ットマシンであってもよい。また、実施形態中では、画
像表示装置としての特別図柄表示部9を液晶(LCD)
タイプの表示器で構成しているが、特にこれに限定する
ものではなく、CRT、LED、VFD、EL、あるい
はプラズマによる表示器で画像表示装置を構成してもよ
い。
【0128】また、本実施形態では、特別遊技状態を特
別図柄及び普通図柄の確率変動制御としているが、これ
に限定するものではなく、遊技者に有利となる遊技制御
を特別遊技状態とすればよい。以下、この遊技制御を大
当りに直接的には拘らないものと大当りに直接的に拘る
ものとに分けて説明する。即ち、特定遊技状態に加える
特別遊技状態とは、特定遊技状態とは別の特別遊技状態
のことであってもよいし、また特定遊技状態を含む特別
遊技状態のことであってもよい。先ず、大当りに直接的
には拘らない遊技制御としては、特別図柄乃至普通図柄
に対しての時間短縮制御又は確率変動制御、電役(例え
ば、普通可変入賞球装置)の開放期間の延長制御、特別
図柄乃至普通図柄に対しての始動通過領域の増設制御
(例えば、普通入賞口を特別図柄の始動入賞口として設
定変更する制御)、賞球数の増加制御(例えば、入賞に
伴う賞球を通常時の13個から15個に増加する制
御)、あるいは所定領域への通過率向上制御(例えば、
始動入賞口の上流側に打玉規制装置を設け、該打玉規制
装置の作動により始動入賞率を向上する制御)を特別遊
技状態とすることができ、さらには前記第3種に本発明
を適用した場合には、特定領域への入賞率向上制御を特
別遊技状態としてもよい。一方、大当りに直接的に拘る
遊技制御としては、ラウンド数の向上制御、カウント数
の向上制御、大入賞口の開放延長制御、あるいは大入賞
口への入賞に伴う賞球数の増加制御を特別遊技状態とす
ることができる。なお、上記した遊技制御を組合せて特
別遊技状態とすることもできるのは言うまでもない。
【0129】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、所定の始動条件の成立
に基づいて識別情報画像の可変表示を行い表示結果を導
出表示する画像表示装置を備え、前記表示結果が予め定
めた特定表示結果となったときに特定遊技状態を発生可
能とする遊技機であって、前記始動条件の成立に基づい
て前記表示結果をその導出表示以前に決定する表示結果
事前決定手段と、前記識別情報画像と、所定条件の成立
に基づいて行われる特定演出において可変表示される複
数の特定情報画像とを含む画像データを記憶する画像デ
ータ記憶手段と、前記画像データに基づいて前記画像表
示装置の演出表示を制御する演出画像表示制御手段と、
前記特定情報画像の可変表示を停止させる遊技者の停止
指示の有無を検出するための停止指示検出手段と、を備
え、前記演出画像表示制御手段は、前記所定条件が成立
したときに複数の特定情報画像の可変表示を開始させる
特定演出表示手段と、前記停止指示検出手段の検出に基
づいて遊技者の停止指示の有無を判定する判定手段と、
該判定手段により遊技者の停止指示があった旨の判定が
なされると、前記表示結果事前決定手段によって決定さ
れた表示結果と対応する特定情報画像を停止表示する停
止手段と、該停止手段によって特定情報画像が停止表示
された後に前記停止表示された特定情報画像を所定の演
出画像に切り換える画像切換手段と、前記停止指示検出
手段による前記停止指示の検出タイミングに関わらず、
前記特定情報画像の可変表示を開始してから前記所定の
演出画像に切り換えるまでの時間を一定にする演出表示
期間設定手段と、を含むことを特徴とする。このように
構成することにより、遊技者の停止指示に応じて特定情
報画像の可変表示を停止し得る画像表示装置の構成にお
いて、特定情報画像の可変表示開始から所定の演出画像
(次の演出表示)に移行するまでの時間を一定とするこ
とで、画像表示制御における特定演出の時間の管理を統
一化し、制御負担を軽減することができる。
【0130】また、請求項2の発明においては、前記所
定条件の成立は、前記表示結果事前決定手段によって前
記特定表示結果となる旨が決定されたことを含むことを
特徴とする。このように構成することにより、特定情報
画像の演出表示を行った場合は特定遊技状態が発生する
ので、特定情報画像の演出表示に対する遊技者の期待感
を向上することができる。
【0131】また、請求項3の発明においては、前記特
定表示結果は、前記特定遊技状態終了後に遊技者にとっ
て有利な特別遊技状態の発生条件となる特別表示結果を
含み、前記複数の特定情報画像は、前記特別表示結果と
対応する特定情報画像と前記特別表示結果と対応しない
特定情報画像とからなることを特徴とする。このように
構成することにより、特定情報画像の演出表示によって
特別遊技状態を発生するか否かを決定する構成となるの
で、特定情報画像の演出表示に対する遊技者の期待感を
より一層向上することができる。
【0132】また、請求項4の発明においては、前記特
定演出表示手段は、前記特定表示結果以外の表示結果が
仮の表示結果として一旦停止表示された後に、前記複数
の特定情報画像の可変表示を開始させる手段を含むこと
を特徴とする。このように構成することにより、遊技者
に対して一旦はずれになったと思わせた後に特定情報画
像の演出表示を行う構成となるので、遊技の射幸性を向
上することができる。
【0133】また、請求項5の発明においては、前記演
出表示期間設定手段は、前記特定情報画像を停止表示す
る時間を前記停止指示の検出タイミングに応じて調整す
ることで、前記特定情報画像の可変表示を開始してから
前記所定の演出画像に切り換えるまでの時間を一定にす
ることを特徴とする。このように構成することにより、
動画を用いない画像で時間調整することができるので、
画像表示制御における制御負担をより一層軽減すること
ができる。
【0134】また、請求項6の発明においては、前記演
出画像表示制御手段は、前記特定情報画像の停止表示に
応じて前記表示結果事前決定手段によって決定された表
示結果としての識別情報を表示する手段を含むことを特
徴とする。このように構成することにより、特定情報画
像の停止結果を遊技者に認識させ易くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機を正面から見た正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の遊技領域を正面から見た正面
図である。
【図3】パチンコ遊技機の内部構造を示す全体背面図で
ある。
【図4】遊技制御基板における回路構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図5】パチンコ遊技機の可変表示装置を右上から見た
斜視図である。
【図6】パチンコ遊技機の可変表示装置を横から見た断
面図である。
【図7】図柄選択時の特別図柄表示部の表示画面と光セ
ンサの検出可能範囲との関係を説明するための図であ
る。
【図8】パチンコ遊技機の遊技制御に用いられる乱数を
生成するための各種ランダムカウンタを説明するための
説明図である。
【図9】確定図柄を指定するコマンドを説明するための
図である。
【図10】変動パターンコマンド(変動開始コマンド)
を説明するための図である。
【図11】パチンコ遊技機の大当り制御を行うための概
略を示すフローチャートである。
【図12】変動パターンテーブルの振分けを行うための
概略を示すフローチャートである。
【図13】遊技制御基板により実行される遊技制御メイ
ン処理及び割り込み処理を示すフローチャートである。
【図14】特別図柄プロセス処理のサブルーチンプログ
ラムを示すフローチャートである。
【図15】表示制御基板により実行される表示制御メイ
ン処理及び割り込み処理を示すフローチャートである。
【図16】遊技制御に用いられる乱数を生成するための
各種ランダムカウンタにより抽出された値に対応するコ
マンドを記憶するための遊技制御基板用のCPUの記憶
領域(RAM)である図柄変動バッファ記憶領域を説明
するための図である。
【図17】遊技制御基板から送信されてきたコマンドを
記憶するための表示制御用CPUの記憶領域(RAM)
である受信コマンドバッファ記憶領域を説明するための
図である。
【図18】コマンド解析処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図19】表示制御プロセス処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図20】変動開始コマンド受信待ち処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図21】選択遊技判定処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図22】可変表示動作開始設定処理を説明するための
フローチャートである。
【図23】図柄変動中処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【図24】全図柄停止待ち処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図25】図柄選択画面を説明するための説明図であ
る。
【図26】図柄選択画面を説明するための説明図であ
る。
【図27】図柄選択画面を説明するための説明図であ
る。
【図28】図柄停止画面を説明するための説明図であ
る。
【図29】図柄停止画面を説明するための説明図であ
る。
【図30】停止指示の検出とこれに応じた図柄停止画面
を説明するためのタイムチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(遊技機) 9 特別図柄表示部(画像表示装置) 31 遊技制御基板(表示結果事前決定手段) 62 光センサ(停止指示検出手段) 80 表示制御基板(画像データ記憶手段、演出画像表
示制御手段、検出有効期間設定手段) 101,102,103 可変表示部 110 特定可変表示部 110a 確変決定図柄(特定情報画像) 110b 非確変決定図柄(特定情報画像) 111 図柄停止ボタン画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 博史 群馬県桐生市境野町6丁目460番地 株式 会社三共内 Fターム(参考) 2C088 AA33 AA36 AA37 AA52 EA10 EB55

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の始動条件の成立に基づいて識別情
    報画像の可変表示を行い表示結果を導出表示する画像表
    示装置を備え、前記表示結果が予め定めた特定表示結果
    となったときに特定遊技状態を発生可能とする遊技機で
    あって、 前記始動条件の成立に基づいて前記表示結果をその導出
    表示以前に決定する表示結果事前決定手段と、 前記識別情報画像と、所定条件の成立に基づいて行われ
    る特定演出において可変表示される複数の特定情報画像
    とを含む画像データを記憶する画像データ記憶手段と、 前記画像データに基づいて前記画像表示装置の演出表示
    を制御する演出画像表示制御手段と、 前記特定情報画像の可変表示を停止させる遊技者の停止
    指示の有無を検出するための停止指示検出手段と、を備
    え、 前記演出画像表示制御手段は、 前記所定条件が成立したときに複数の特定情報画像の可
    変表示を開始させる特定演出表示手段と、 前記停止指示検出手段の検出に基づいて遊技者の停止指
    示の有無を判定する判定手段と、 該判定手段により遊技者の停止指示があった旨の判定が
    なされると、前記表示結果事前決定手段によって決定さ
    れた表示結果と対応する特定情報画像を停止表示する停
    止手段と、 該停止手段によって特定情報画像が停止表示された後に
    前記停止表示された特定情報画像を所定の演出画像に切
    り換える画像切換手段と、 前記停止指示検出手段による前記停止指示の検出タイミ
    ングに関わらず、前記特定情報画像の可変表示を開始し
    てから前記所定の演出画像に切り換えるまでの時間を一
    定にする演出表示期間設定手段と、を含むことを特徴と
    する遊技機。
  2. 【請求項2】 前記所定条件の成立は、前記表示結果事
    前決定手段によって前記特定表示結果となる旨が決定さ
    れたことを含むことを特徴とする請求項1記載の遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記特定表示結果は、前記特定遊技状態
    終了後に遊技者にとって有利な特別遊技状態の発生条件
    となる特別表示結果を含み、前記複数の特定情報画像
    は、前記特別表示結果と対応する特定情報画像と前記特
    別表示結果と対応しない特定情報画像とからなることを
    特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記特定演出表示手段は、前記特定表示
    結果以外の表示結果が仮の表示結果として一旦停止表示
    された後に、前記複数の特定情報画像の可変表示を開始
    させる手段を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記演出表示期間設定手段は、前記特定
    情報画像を停止表示する時間を前記停止指示の検出タイ
    ミングに応じて調整することで、前記特定情報画像の可
    変表示を開始してから前記所定の演出画像に切り換える
    までの時間を一定にすることを特徴とする請求項1乃至
    請求項4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記演出画像表示制御手段は、前記特定
    情報画像の停止表示に応じて前記表示結果事前決定手段
    によって決定された表示結果としての識別情報を表示す
    る手段を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項5の
    いずれかに記載の遊技機。
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