JP2006095092A - 遊技機 - Google Patents

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哲守 永瀬
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Abstract

【課題】趣向性が高く、遊技者の遊技に対する興味を長期間に亘って高く保持することが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ機1は、「大当たり状態」の各ラウンドにおいて、図柄表示装置8の液晶画面で「クイズ」を実行するようになっている。そして、その「クイズ」に対応して、遊技者が、解答スイッチ7a,7bを用いて所定の入力を行った場合には、「確変・非確変表示」を実行し、生起した「大当たり」が「特定大当たり」であったのか「非特定大当たり」であったのかを図柄表示装置8の液晶画面に表示するようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パチンコ機、スロットマシーン等の遊技機に関するものである。
遊技機の一種であるパチンコ機として、いわゆる図柄合わせタイプのパチンコ機が知られている。かかる図柄合わせタイプのパチンコ機としては、図柄始動口に遊技球が入賞した場合に、内部の制御装置において第一の「抽選」を実行するとともに、図柄表示装置に表示された図柄を所定時間だけ変動させ、第一の「抽選」の結果、「大当たり」が生起した場合には、予め設定された「大当たり図柄」(たとえば、「1,1,1」)を図柄表示装置に表示するとともに、「大当たり状態」を生起させて、大入賞口をきわめて高い確率で所定回数だけ断続的に開成させるものが知られている。また、図柄合わせタイプのパチンコ機の中には、第一の「抽選」とともに、生起した「大当たり」を特定の「大当たり」とするか否かを決定するための第二の「抽選」を実行し、その第二の「抽選」の結果、生起した「大当たり」を特定の「大当たり」とすることを決定した場合には、予め設定された「特定大当たり図柄」(たとえば、「7,7,7」)を表示するとともに、「大当たり状態」を生起させた後に「高確率状態」を生起させて、第一の「抽選」における「大当たり」の生起確率を増大させるものがある(たとえば、特許文献1)。さらに、そのような「高確率状態」を生起させるパチンコ機の中には、特定の「大当たり」が生起したか否かを「大当たり状態」の終了直後に図柄表示装置に表示するものがある。
特開2000−339012号公報
しかしながら、上記従来の「高確率状態」を生起させるパチンコ機は、第二の「抽選」の結果、特定の「大当たり」が生起したか否かを、単純に「大当たり状態」の終了直後に図柄表示装置に表示するだけであるため、趣向性に乏しく、短期間の内に遊技者の遊技意欲を消失させてしまう、という事態が起こり得る。
本発明の目的は、上記図柄合わせタイプのパチンコ機が有する課題を解消し、第二の「抽選」の結果の報知態様が斬新で、趣向性が高く、遊技者の遊技に対する興味を長期間に亘って高く保持することが可能な遊技機を提供することにある。
かかる本発明の構成のうち、請求項1に記載された発明の構成は、遊技球が入賞可能な図柄始動口と開閉作動を行う入賞装置と図柄を変動表示可能な図柄表示装置とが遊技領域内に設けられているとともに、作動内容を制御する制御装置が内蔵されており、遊技領域に打ち出された遊技球が図柄始動口に入賞した場合に、図柄表示装置に表示された図柄を変動させ、かつ、制御装置内で第一抽選を実行し、その第一抽選の結果、大当たりが生起した場合には、図柄の変動終了後に図柄表示装置に大当たり図柄を表示して、前記入賞装置が所定回数だけ断続的な開成を繰り返す特別遊技状態を生起させる一方、生起した大当たりを特定の大当たりとするか否かを決定するための第二抽選を前記制御装置内で実行し、その第二抽選において生起した大当たりを特定の大当たりとすることを決定した場合には、前記特別遊技状態の終了後に、前記第一抽選における大当たりの生起確率を増加させる特定遊技状態を生起させるとともに、前記第二抽選の結果、特定の大当たりが生起したか特定の大当たり以外の非特定の大当たりが生起したかを報知する遊技機であって、前記特別遊技状態中に所定のゲームを実行し、そのゲームの結果が所定の結果であった場合には、前記大当たり状態中に前記第二抽選の結果を表示することにある。
請求項2に記載された発明の構成は、請求項1に記載された発明において、特別遊技状態中に実行されるゲームに対応して所定の入力を行うための入力手段が設けられていることにある。
請求項3に記載された発明の構成は、請求項1、または請求項2に記載された発明において、第二抽選の結果を図柄表示装置に表示することにある。
請求項1に記載された遊技機によれば、遊技者は、大当たり状態の各ラウンド中に実行されるゲームの結果によっては、第二抽選の結果を早く認識することができるので、当該ゲームの内容にも興味を示すようになる。したがって、請求項1に記載された遊技機によれば、長期間に亘って遊技者の遊技意欲を高く保持することが可能となる。
請求項2に記載された遊技機によれば、ゲームに対応して各種の入力を実行できるため、第二抽選の結果を表示させるための操作に面白さを見出し易い。
請求項3に記載された遊技機によれば、遊技者は、第二抽選の結果を容易に認識することができるので、遊技に精通していない遊技者であっても、短期間の内に遊技を満喫することができるようになる。
以下、本発明の遊技機の一実施形態であるパチンコ機について、図面に基づき、次の目次の順序にしたがって、詳細に説明する。
(1)実施例のパチンコ機の構造
(2)実施例のパチンコ機の制御機構
(3)実施例のパチンコ機の作動内容
(4)実施例のパチンコ機の特徴部分の説明
(5)実施例のパチンコ機の効果
(6)本発明の変更例の説明
(1)実施例のパチンコ機の構造
図1は、本発明にかかるパチンコ機1の正面を示したものであり、パチンコ機1の正面に設置された遊技盤の中央よりやや上方には、略円形の遊技領域2が設けられている。一方、遊技領域2の下方には、供給皿3と貯留皿4とが、上下に連設されており、貯留皿4の上方には、スピーカ5が設置されている。さらに、貯留皿4の右側には、遊技領域2に遊技球を発射するための発射ハンドル6が突設されている。
また、遊技領域2の中央上部には、図柄表示装置8が設けられている。図柄表示装置8は、液晶板によって形成された液晶画面を有しており、その液晶画面の左表示部位10、右表示部位11、中表示部位12の各表示部位に、一桁の数字や一文字のアルファベット等(たとえば、「0」〜「9」、「A」〜「E」)の所定種類の「装飾図柄」(いわゆるデモ図柄)を表示することができるようになっている。さらに、図柄表示装置8は、液晶画面の左右の下方に、数字および種々のカラーのマークからなる所定種類の「特別図柄」を、「装飾図柄」に比べてきわめて小さく(たとえば、面積比が1/50となるように)表示することができるようになっている。
また、図柄表示装置8の上側には、7セグメントのLED板によって形成された普通図柄表示器17が設けられており、LED板に、一桁の数字や記号等の所定種類の「普通図柄」を表示することができるようになっている。一方、図柄表示装置8の下方には、図柄始動口である普通電動役物13が設けられており、上部の扉部材9,9が開閉するようになっている。また、普通電動役物13の左右には、それぞれ、左ゲート14、右ゲート15が設けられており、普通電動役物13の下側には、入賞装置である大入賞口16が設置されている。大入賞口16は、内蔵された作動装置30によって、扉が下端縁を軸として片開きするようになっている。なお、図柄表示装置8の下側には、「装飾図柄」および「特別図柄」の変動中における普通電動役物13への入賞を記憶するメモリーランプ18,18・・が設けられている。また、遊技領域2には、上記部材の他に、サイドランプ19,19、電飾ランプ20,20・・、種々の入賞口、風車、および多数の障害釘等が設けられている。加えて、普通電動役物13等の各入賞装置の内部には、遊技球の入賞を検出する入賞検出装置29が設けられている。
一方、図2は、パチンコ機1の背面を示したものであり、パチンコ機1の中央よりやや下側には、パチンコ機1の作動内容を制御するメイン制御基板21が設置されている。また、メイン制御基板21の上方には、図柄表示装置8の表示内容を制御するための図柄制御基板22が設置されている。さらに、メイン制御基板21の右側には、遊技領域2に設置されたサイドランプ19,19や電飾ランプ20,20・・等の発光部材の発光を制御するための発光制御基板23、発生させる効果音の内容を制御するための効果音制御基板24が設けられている。また、図柄制御基板22の下方には、図柄制御基板22と発光制御基板23と効果音制御基板24とを統合して制御するためのサブ統合基板43が設置されている。加えて、発光制御基板23、効果音制御基板24の上方には、賞品球や貸球を払い出すための遊技球払出装置25が設置されている。
(2)実施例のパチンコ機の制御機構
また、図3は、パチンコ機1の制御機構を示したものである。メイン制御基板21は、メインCPU26、ROM27やRAM31等の記憶手段、タイマ41等を有しており、メインCPU26が、インターフェイス28を介して、普通電動役物13の内部に設けられた各入賞検出装置29、大入賞口16を開閉させるための作動装置30、遊技球払出装置25等と接続されている。また、メイン制御基板21は、サブ統合基板43を介して、図柄制御基板22、作動制御基板である発光制御基板23および効果音制御基板24と接続されている。
また、メイン制御基板21には、図4の如く、普通図柄の「当たり」を決定するaカウンタ、普通図柄の「はずれ図柄」を決定するbカウンタ、「大当たり」の生起を決定するための乱数発生手段であるcカウンタ(大当たり決定カウンタ)、大当たり決定カウンタの初期値を選択するdカウンタ、「抽選」において「はずれ」となった場合に図柄表示装置8に最終的に表示する「特別図柄」である「確定表示特別図柄」を決定するe,fカウンタ、生起した「大当たり」を「特定大当たり」とするか「非特定大当たり」とするかを決定するhカウンタ(大当たり種別決定カウンタ)、「非特定大当たり」が生起した場合に図柄表示装置8の液晶画面に表示する「特別図柄」を決定するp,qカウンタ、「特定大当たり」が生起した場合に図柄表示装置8の液晶画面に表示する「特別図柄」を決定するr,sカウンタ等のループカウンタが内蔵されている。
各ループカウンタは、電源投入時から所定の規則に従って所定の数値の間をごく短時間(1割込2.000ms)のうちに1ずつ加算しながらループカウントする(最大値の次には最小値に戻る)ようになっており、aカウンタは、0〜99(100通り)の間を、bカウンタは、0,1(2通り)の間を、cカウンタおよびdカウンタは、0〜700(701通り)の間をループカウントするようになっている。また、パチンコ機は、1割込のうちに、メインプログラムを一通り実行するようになっているが、dカウンタは、1割込の時間とメインプログラムの実行に要する時間との差(残余時間)の間に、1ずつ加算しながらループカウントする(最大値の次には最小値に戻る)ようになっている。なお、残余時間が所定の時間よりも短い場合には、dカウンタはループカウントを実行しないようになっている。そして、cカウンタは、0〜700の間を一回りループカウントした後には、次回のループカウントを、一回りループカウントした時点におけるdカウンタの数値から実行するようになっている。一方、e,fカウンタは、0〜7(8通り)の間を、それぞれループカウントするようになっており、p〜sカウンタは、0〜7(8通り)の間を、それぞれループカウントするようになっている。
さらに、メイン制御基板21のROM27には、図5の如きe,fカウンタの数値に対応した「特別図柄」(最終的に各表示部位10〜12に表示する特別図柄、以下、「確定表示特別図柄」という)」、図6の如きp,qカウンタの数値に対応した「特別図柄」(「確定表示特別図柄」)、図7の如きr,sカウンタの数値に対応した「特別図柄」(「確定表示特別図柄」)」等が記憶されている。
一方、図3の如く、サブ統合基板43は、CPU45、ROM48やRAM49等の記憶手段等を有しており、統合CPU45が、インターフェイス47を介して、メイン制御基板21のメインCPU26、図柄制御基板22の図柄表示CPU32、発光制御基板23の発光CPU35、効果音制御基板24の効果音CPU38と接続されている。
また、サブ統合基板43には、図8の如く、図柄表示装置8に最終的に表示する「装飾図柄」(以下、「確定表示装飾図柄」という)を決定するj,k,lカウンタ、「特定大当たり」生起時に図柄表示装置8に最終的に表示する「装飾図柄」を決定するnカウンタ、「大当たり」生起時に図柄表示装置8において「仮表示」を実行するか否かを決定するuカウンタ等のループカウンタが内蔵されている。
各ループカウンタは、電源投入時から所定の規則に従って所定の数値の間をごく短時間(1割込2.000ms)のうちに1ずつ加算しながらループカウントする(最大値の次には最小値に戻る)ようになっており、nカウンタは、0〜2(3通り)の間を、jカウンタは、0〜14(15通り)の間を、uカウンタは、0〜2(3通り)の間を、vカウンタは、0〜11(12通り)の間を、それぞれループカウントするようになっている。また、kカウンタは、0〜14(15通り)の間を、jカウンタの数値が14から0になる毎に(すなわち、15割込のうちに)1ずつ加算しながらループカウントするようになっている。さらに、lカウンタは、0〜14(15通り)の間を、kカウンタが14から0になる毎に(すなわち、225割込のうちに)1ずつ加算しながらループカウントするようになっている。
また、サブ統合基板43のROM48には、図9の如きj,k,lカウンタの数値に対応した「装飾図柄」(「確定表示装飾図柄」)、図10の如きnカウンタの数値に対応した「装飾図柄」(「確定表示装飾図柄」)、図11の如きvカウンタの数値に対応した「装飾図柄」(「仮表示装飾図柄」)等が記憶されている。
一方、図柄制御基板22は、図3の如く、図柄表示CPU32、ROMやRAM等の記憶手段33等を有している。そして、図柄表示CPU32が、インターフェイス34を介して、図柄表示装置8、サブ統合基板43のCPU45等と接続されている。
また、発光制御基板23は、発光CPU35、ROMやRAM等の記憶手段36等を有している。そして、発光CPU35が、インターフェイス37を介して、サイドランプ19,19、電飾ランプ20,20・・等の発光部材、サブ統合基板43のCPU45等と接続されている。
加えて、効果音制御基板24は、効果音CPU38、ROMやRAM等の記憶手段39等を有している。そして、効果音CPU38が、インターフェイス40を介して、スピーカ5、サブ統合基板43のCPU45等と接続されている。
(3)実施例のパチンコ機の作動内容
以下、パチンコ機1の作動内容について説明する。遊技者等によって発射ハンドル6が回動操作された場合には、発射装置(図示せず)によって、遊技球が遊技領域2に打ち込まれる。そして、打ち込まれた遊技球が各種入賞口に入賞した場合(たとえば、遊技球が普通電動役物13の上側の開口部から内部へ入り込んだ場合)には、賞品球として、所定数の遊技球が、遊技球払出装置25によって払い出される。また、遊技領域2に打ち込まれた遊技球が、左ゲート14、右ゲート15を通過した場合には、普通図柄表示器17に表示された「普通図柄」が変動を開始し、それと同時に、通過した瞬間に、aカウンタが、ループカウントしている数値の中から1つの数値を取得する(乱数を取得する)。さらに、取得された数値が何であるか判断され、その数値が所定の10通りの数値であると判断された場合には「当たり」となり、その他の場合(90通り)には「はずれ」となる(以下、かかる「当たり」か否かの判断を「当たり判定」という)。
「当たり」と判断された場合には、「普通図柄」の変動開始から所定の時間(たとえば、約29秒)後に、普通図柄表示器17に所定の「当たり図柄」(たとえば、「7」)が表示されるとともに、普通電動役物13が所定時間(たとえば、約0.5秒間)開成する(扉部材9,9の上端が離反する)。なお、普通電動役物13は、閉成時においても、開成時に比べて低い確率ではあるが、遊技球が入賞可能になっている。「普通図柄」の変動中や普通電動役物13の開成中に遊技球が左ゲート14、右ゲート15を通過したときは、次回以降に「普通図柄」を変動させる変動記憶として所定の個数(たとえば、4個)まで記憶される。
そして、開成中あるいは閉成中の普通電動役物13に遊技球が入賞した場合には、その入賞が普通電動役物13に内蔵された入賞検出装置29によって検出され、メイン制御基板21に「入賞検出信号」が送信される。メイン制御基板21に「入賞検出信号」が送信されると、c〜hカウンタおよびp〜sカウンタが、それぞれ、ループカウントしている数値の中から1つの数値を取得する(乱数を取得する)。しかる後に、それらの取得した数値を、記憶手段であるRAM31に一時的に記憶させる。なお、c〜hカウンタおよびp〜sカウンタによる数値の取得を「抽選」という。また、それらの「抽選」の中で、大当たり決定カウンタであるcカウンタによる数値の取得を「第一抽選」といい、大当たり種別決定カウンタであるhカウンタによる数値の取得を「第二抽選」という。
そして、「第一抽選」において、cカウンタが所定の「大当たり乱数」(たとえば、“7”あるいは“357”)を取得した場合には、「大当たり」が生起し、「大当たり乱数」以外の数値を取得した場合には、「はずれ」となる。したがって、1回の「第一抽選」における「大当たり」の生起確率は、2/701である。さらに、「第一抽選」においてcカウンタが所定の「大当たり乱数」を取得し、かつ、「第二抽選」においてhカウンタが所定の「特定乱数」(たとえば、“1”)を取得した場合には、特定の「大当たり」、すなわち、「特定大当たり」が生起する。また、「第一抽選」においてcカウンタが所定の「大当たり数値」を取得したが、「第二抽選」においてhカウンタが「特定乱数」と異なる「非特定乱数」を取得した場合には、「特定大当たり」とは異なる「非特定大当たり」が生起する。したがって、生起した「大当たり」が「特定大当たり」となる確率は、1/2である。
そして、「第一抽選」および「第二抽選」の結果、「非特定大当たり」が生起した場合には、「抽選」におけるp,qカウンタの取得数値に対応した「特別図柄」が、ROM27から呼び出される。したがって、「非特定大当たり」が生起した場合には、「特別図柄」として、「3」あるいは「7」と様々な色の丸のマークとの組み合わせが、ROM27から呼び出される(図6参照)。また、「第一抽選」および「第二抽選」の結果、「特定大当たり」が生起した場合には、「抽選」におけるr,sカウンタの取得数値に対応した「特別図柄」が、ROM27から呼び出される。したがって、「特定大当たり」が生起した場合には、「特別図柄」として、「3」あるいは「7」と「赤丸」あるいは「青丸」との組み合わせが、ROM27から呼び出される(図7参照)。しかる後に、その呼び出された「特別図柄」の内容を含めた「一次コマンド」が、メイン制御基板21からサブ統合基板43へ送信される。
一方、「第一抽選」の結果、「はずれ」となった場合には、「抽選」におけるe,fカウンタの取得数値に対応した「特別図柄」が、ROM27から呼び出される。したがって、「第一抽選」の結果、「はずれ」となった場合には、「特別図柄」として、「3」および「7」以外の数字の図柄と様々な色の丸のマークとの組み合わせが、ROM27から呼び出される(図6参照)。しかる後に、その呼び出された「特別図柄」の内容を含めた「一次コマンド」が、メイン制御基板21からサブ統合基板43へ送信される。
サブ統合基板43は、「一次コマンド」を受信すると、その内容をRAM49に一時的に記憶させる。また、サブ統合基板43は、「一次コマンド」を受信すると、その「一次コマンド」に含まれた「特別図柄」の内容によって、「非特定大当たり」あるいは「特定大当たり」が生起したか否かを認識する(すなわち、「一次コマンド」に含まれた「特別図柄」の内容が、「3」あるいは「7」と様々な色の丸のマークとの組み合わせであるときは、「非特定大当たり」が生起したと認識し、「一次コマンド」に含まれた「特別図柄」の内容が、「3」あるいは「7」と「赤丸」あるいは「青丸」との組み合わせであるときは、「特定大当たり」が生起したと認識し、「一次コマンド」に含まれた「特別図柄」の内容が、「3」および「7」以外の数字の図柄と様々な色の丸のマークとの組み合わせであるときは、「はずれ」となったと認識する)。また、装飾図柄決定カウンタであるj,k,lカウンタが、それぞれ、ループカウントしている数値の中から1つの数値を取得する(乱数を取得する)。そして、それらの取得数値に対応した「装飾図柄」(図9参照)が、記憶手段のROM48から呼び出される。しかる後に、ROM48から呼び出された「装飾図柄」の内容、および「一次コマンド」に含まれた「特別図柄」の内容を含めた「図柄表示コマンド」が、サブ統合基板43から図柄制御基板22へ送信される。
なお、サブ統合基板43においては、「一次コマンド」に含まれた「特別図柄」の内容によって、「非特定大当たり」が生起したと認識した場合には、確定表示する「装飾図柄」を決定するj〜lカウンタの内のjカウンタのみが、ループカウントしている数値の中から1つの数値を取得する(乱数を取得する)。そして、その取得数値に対応した「装飾図柄」(図9参照)が、記憶手段のROM48から呼び出され、その呼び出された「装飾図柄」の内容を含む「図柄表示コマンド」が作成される。
一方、サブ統合基板43においては、「一次コマンド」に含まれた「特別図柄」の内容によって、「特定大当たり」が生起したと認識した場合には、nカウンタが、ループカウントしている数値の中から1つの数値を取得する(乱数を取得する)。そして、その取得数値に対応した「装飾図柄」(図10参照)が、記憶手段のROM48から呼び出され、その呼び出された「装飾図柄」の内容を含む「図柄表示コマンド」が、サブ統合基板43から図柄制御基板22へ送信される。
また、サブ統合基板43において、「一次コマンド」に含まれた「特別図柄」の内容によって、「非特定大当たり」あるいは「特定大当たり」が生起したと認識した場合には、「仮表示」用の「装飾図柄」を決定するuカウンタがループカウントしている数値の中から1つの数値を取得する(乱数を取得する)ことによって、「仮表示」を実行するか否か(すなわち、最終的な「大当たり装飾図柄」を表示する前にその「大当たり装飾図柄」と同一あるいは異なる「大当たり装飾図柄」を表示するか否か)を決定する。さらに、vカウンタがループカウントしている数値の中から1つの数値を取得する(乱数を取得する)ことによって、「仮表示」を実行する際に一時的に表示する「大当たり装飾図柄」を決定する。すなわち、uカウンタが所定の数値(たとえば、“0”あるいは“1”)を選択した場合には、「仮表示」を行うことが決定され、vカウンタの取得数値に対応した「仮表示」用の「装飾図柄」(図11参照)が、記憶手段のROM48から呼び出され、「図柄表示コマンド」に含められる。
図柄制御基板22は、「図柄表示コマンド」を受信すると、その「図柄表示コマンド」に含まれた「特別図柄」の内容によって、「非特定大当たり」あるいは「特定大当たり」が生起したか否かを認識する。そして、「非特定大当たり」あるいは「特定大当たり」が生起したと判断した場合は、各表示部位10〜12に表示されている「装飾図柄」を、所定の態様で所定の時間(たとえば、24秒)だけ変動させる。なお、「装飾図柄」の変動は、各表示部位10〜12において、「一桁の数字や一文字のアルファベット等が上から下へスクロールして別の数字やアルファベット等に切り替わる動画」を表示すること等によって行われる。
また、「図柄表示コマンド」を受信した図柄制御基板22は、「非特定大当たり」あるいは「特定大当たり」が生起したと判断した場合は、その「図柄表示コマンド」に「仮表示」用の「装飾図柄」が含まれているか否かによって、「仮表示」を実行するか否かを判断する。そして、「図柄表示コマンド」に「仮表示」用の「装飾図柄」が含まれている場合には、上記した所定時間に亘る変動表示の後に、図柄表示装置8の各表示部位10〜12に、「図柄表示コマンド」に含まれたvカウンタの取得数値に対応した「仮表示」用の「装飾図柄」を表示する。したがって、各表示部位10〜12には、同一な図柄の組み合わせである「大当たり装飾図柄」(たとえば、「2,2,2」)が表示される。一方、「非特定大当たり」あるいは「特定大当たり」が生起したと判断した場合であって、「図柄表示コマンド」に「仮表示」用の「装飾図柄」が含まれていない場合には、上記した所定時間に亘る変動表示の後に、図柄表示装置8の各表示部位10〜12に、「図柄表示コマンド」に含まれたjカウンタの取得数値に対応した「確定表示」用の「装飾図柄」を表示する。したがって、各表示部位10〜12には、同一な図柄の組み合わせである「大当たり装飾図柄」が表示される。
また、図柄制御基板22は、受信した「図柄表示コマンド」から「はずれ」となったと判断した場合には、上記した所定時間に亘る変動表示の後に、図柄表示装置8の各表示部位10〜12に、「図柄表示コマンド」に含まれたj,k,lカウンタの各取得数値に対応した「装飾図柄」を表示することによって、「大当たり装飾図柄」と異なる「はずれ図柄」(たとえば、「1,2,3」)を表示する。
また、図柄制御基板22は、「図柄表示コマンド」を受信すると、所定の態様で図柄表示装置8の左右の下方に表示されている「特別図柄」を変動させた後に、図柄表示装置8の左右の下方に、「図柄表示コマンド」に含まれた「特別図柄」を表示する(確定表示する)。したがって、「抽選」の結果、「非特定大当たり」が生起した場合には、「3」あるいは「7」と様々な色の丸のマークとの組み合わせが、図柄表示装置8の左右の下方に表示され、「特定大当たり」が生起した場合には、「3」あるいは「7」と「赤丸」あるいは「青丸」との組み合わせ(以下、「特定大当たり特別図柄」という)が、図柄表示装置8の左右の下方に表示され、「はずれ」となった場合には、「3」および「7」以外の数字の図柄と様々な色の丸のマークとの組み合わせが、図柄表示装置8の左右の下方に表示される。なお、「特別図柄」の変動は、図柄表示装置8の左右の下方において、「特別図柄が一定の順序で次々に入れ替わる動画」を表示すること等によって行われる。また、「特別図柄」の変動中、あるいは後述する「大当たり状態」中に遊技球が普通電動役物13に入賞したときは、後に「特別図柄」を変動させる「始動記憶」として所定の個数(たとえば、4個)まで記憶され、その個数だけメモリーランプ18,18・・が点灯する。
そして、図柄表示装置の各表示部位10〜12に「大当たり特別図柄」および「大当たり装飾図柄」が確定表示された場合には、遊技者にとって有利な「特別遊技状態」である「大当たり状態」が生起し、大入賞口16が、所定時間(たとえば、約25秒)経過するまで、あるいは所定個数(たとえば、9個)の遊技球の入賞を検出するまで開成する。そして、大入賞口16内の特定領域(図示せず)に遊技球が入賞することを条件として、大入賞口16が、所定時間経過するまで、あるいは所定個数の遊技球の入賞を検出するまでの開成を、所定回数だけ断続的に繰り返す(以下、大入賞口16が開成する各回をラウンドという)。したがって、「大当たり状態」が生起した場合には、遊技者は、非常に高い確率で、短期間の間に多くの賞品球を獲得することができる。
また、「抽選」の結果、「特定大当たり」が生起し、図柄表示装置8の左右の下方に、「特定大当たり特別図柄」が表示された場合には、「大当たり状態」終了後に、「第一特定遊技状態」である「高確率状態」が生起する。
「高確率状態」においては、「普通図柄」の「当たり判定」において、aカウンタによって取得された乱数が所定の97通りの数値(たとえば、“3”〜“99”)であると判断された場合に、「当たり」となる。このため、「当たり」の生起確率は97/100に増大する。したがって、普通電動役物13が頻繁に開成し、遊技球が高い頻度で普通電動役物13に入賞するようになる。それゆえ、「特別図柄」および「装飾図柄」の変動回数も増大する。さらに、「高確率状態」においては、「第一抽選」時に、cカウンタが所定の15通りの数値を取得した場合に、「大当たり」と判定される。このため、「大当たり」の生起確率は15/701に増大する。加えて、「高確率状態」時には、「特別図柄」および「装飾図柄」の変動時間の平均値が短くなり、単位時間当たりの「特別図柄」および「装飾図柄」の変動回数も増大する。したがって、「高確率状態」の生起中、遊技者は、多くの賞品球を獲得することができ、ほとんど遊技球を消費しない上、短期間のうちにきわめて高い確率で、再度、「大当たり」を生起させ得る。なお、パチンコ機1は、電源投入時点では、「低確率状態」となるように設定されている。また、「高確率状態」中に「非特定大当たり」が生起し「大当たり状態」が生起した場合には、その「高確率状態」が終了する。
(4)実施例のパチンコ機の特徴部分の説明
パチンコ機1は、「大当たり」が生起し、上記した「仮表示」を実行する場合(すなわち、「一次コマンド」を受信したサブ統合基板43において、uカウンタが“0”あるいは“1”を選択した場合)には、「大当たり状態」における各ラウンド中に「ゲーム」(クイズ)を実行する。そして、その「ゲーム」中に、遊技者が入力手段を利用して所定の入力をした場合には、その入力後、直ちに、「仮表示」されている「大当たり装飾図柄」を変動させた後に確定表示する「大当たり装飾図柄」と切り替える「確変・非確変表示」を実行することによって、生起した「大当たり」が「特定大当たり」であるか「非特定大当たり」であるかを遊技者に報知する。
図1の如く、パチンコ機1の供給皿3の前面には、「大当たり状態」中に実行される「クイズ」において遊技者に所定の入力をさせるための入力手段である解答スイッチ7a,7bが、それぞれプッシュ操作可能に突設されている。なお、解答スイッチ7aの表面には、“○”印が表示されており、解答スイッチ7bの表面には、“×”印が表示されている。それらの解答スイッチ7a,7bは、図3の如く、配線によって、サブ統合基板43のインターフェイス47に接続された状態になっている。
また、サブ統合基板43には、図8の如く、「大当たり状態」の各ラウンドにおいて実行する「クイズ」の内容を決定するゲーム内容決定カウンタであるwカウンタが設けられている。wカウンタは、電源投入時から所定の規則に従って所定の数値の間をごく短時間(1割込2.000ms)のうちに0〜99(100通り)の間を1ずつ加算しながらループカウントする(最大値の次には最小値に戻る)ようになっており、サブ統合基板43がメイン制御基板21から「大当たり」が生起した直後の「第一コマンド」を受信した時点で、一つの数値を選択し、「大当たり状態」の各ラウンドにおいて、大入賞口16が閉成する毎に、一つの数値を選択するようになっている。そして、wカウンタが選択した数値は、サブ統合基板43のRAM49に記憶され、wカウンタが数値を選択する毎に更新されるようになっている。一方、サブ統合基板43のROM48の中には、図12の如く、「大当たり状態」の各ラウンドにおいて実行する「クイズ」の種類(「クイズ番号」)が、wカウンタの数値と対応した状態で記憶されている。加えて、サブ統合基板43のROM48の中には、図13の如き「確変・非確変表示」を実行するための「確変・非確変表示プログラム」が記憶されている。
一方、図柄制御基板22の記憶手段33には、図14の如く、「大当たり状態」の各ラウンドにおいて「クイズ」を具体的に実行するための「クイズ表示用サブルーチンプログラム」(サブルーチンプログラム1〜100)が、サブ統合基板43のROM48に記憶されている「クイズ番号」と対応した状態で記憶されている。なお、クイズ番号1〜49に対応したサブルーチンプログラム1〜50は、“○”を正解とするクイズを行うプログラムであり、クイズ番号50〜99に対応したサブルーチンプログラム51〜100は、“×”を正解とするクイズを行うプログラムである。さらに、図柄制御基板22の記憶手段33には、「大当たり状態」において「クイズ」を実行しないときに動画を表示するための「通常動画表示用サブルーチンプログラム」も記憶されている(以下、「通常動画表示用サブルーチンプログラム」にしたがって表示される動画を「通常動画」という)。
サブ統合基板43は、メイン制御基板21から「大当たり」が生起した旨の内容を含んだ「一次コマンド」を受信すると、上記した「確変・非確変表示プログラム」を実行する。かかる「確変・非確変表示プログラム」においては、まず、ステップ(以下、単にSで示す)1で、ゲームフラグが“ON”になっているか否か判断される。なお、「大当たり状態」が生起した場合には、このゲームフラグが“ON”にセットされるようになっているので、「大当たり状態」の最初のラウンドでは、当該ゲームフラグは“ON”にセットされていることになる。
続くS3では、サブ統合基板43のRAM49に記憶されているwカウンタの選択数値が参照され、サブ統合基板43のROM48の中からwカウンタの選択数値に対応した「クイズ番号」が呼び出される。そして、その呼び出された「クイズ番号」を含む「ゲーム表示コマンド」が、サブ統合基板43から図柄制御基板22へ送信される。「ゲーム表示コマンド」を受信した図柄制御基板22は、記憶手段33の中から「ゲーム表示コマンド」に含まれた「クイズ番号」と対応した「クイズ表示用サブルーチンプログラム」を呼び出し、そのプログラムにしたがって、図柄表示装置8の液晶画面において、所定の内容の「クイズ」を出す動画を表示する。
しかる後、S5で、サブ統合基板43のタイマ50が所定時間tにセットアップされた後に、S7で、解答スイッチ7a,7bから入力があったかどうか判断される。そして、所定時間t内に入力があったと判断された場合には、S9で、その入力が正解であるか否かが判断される。すなわち、サブルーチンプログラム1〜50によって“○”を解答とするクイズが実行された場合には、解答スイッチ7aから入力信号を受けた場合に“正解”と判断され、サブルーチンプログラム51〜100によって“×”を解答とするクイズが実行された場合には、解答スイッチ7bから入力信号を受けた場合に“正解”と判断される。なお、所定時間t内に解答スイッチ7a,7bからの入力がなかったと判断された場合には、S17で、サブ統合基板43から図柄制御基板22へ「通常動画表示コマンド」が送信され、図柄表示装置8の液晶画面において「通常動画表示」が実行される。
そして、S9で“正解”であると判断された場合には、S13で、「仮表示」されている「大当たり装飾図柄」を変動させた後に確定表示する「大当たり装飾図柄」と切り替える「確変・非確変表示」が直ちに実行される。メイン制御基板21における「第一抽選」において「特定大当たり」が生起しているときに「確変・非確変表示」を実行する場合には、「第一コマンド」を受信した時点で、nカウンタが取得した数値に対応した「装飾図柄」(図10参照)が、記憶手段のROM48から呼び出され、その呼び出された「装飾図柄」の内容を含む「確変・非確変表示コマンド」が、サブ統合基板43から図柄制御基板22へ送信される。一方、メイン制御基板21における「第一抽選」において「非特定大当たり」が生起しているときに「確変・非確変表示」を実行する場合には、「仮表示」した「装飾図柄」の内容を含む「確変・非確変表示コマンド」が、サブ統合基板43から図柄制御基板22へ送信される。
図柄制御基板22は、「確変・非確変表示コマンド」を受信すると、「大当たり状態」の生起時点で図柄表示装置8の液晶画面に「仮表示」されている「装飾図柄」を、所定の態様で所定の時間(たとえば、5秒)だけ変動させる。なお、「確変・非確変表示」における「装飾図柄」の変動は、図柄表示装置8の液晶画面において、“「大当たり装飾図柄」が右から左へスクロールして別の「大当たり装飾図柄」に次々に切り替わる動画”を表示すること等によって行われる。しかる後に、図柄表示装置8の液晶画面に、「確変・非確変表示コマンド」に含まれた「装飾図柄」を表示する(確定表示する)。したがって、図柄表示装置8の液晶画面には、「仮表示」された「装飾図柄」と同一あるいは異なる「非特定大当たり装飾図柄」(たとえば、「1,1,1」)あるいは「特定大当たり装飾図柄」(たとえば、「7,7,7」)が表示される。なお、解答スイッチ7a,7bからの入力が“正解”ではないと判断された場合には、S17で、サブ統合基板43から図柄制御基板22へ「通常動画表示コマンド」が送信される。「通常動画表示コマンド」を受信した図柄制御基板22は、記憶手段33の中から「通常動画表示用サブルーチンプログラム」を呼び出し、そのプログラムにしたがって、図柄表示装置8の液晶画面において「通常動画」を表示する。
S13で「確変・非確変表示」が実行された後には、S15で、ゲームフラグが“OFF”にセットされた後に、S16で、「大当たり状態」がまだ継続しているか否か判断され、まだ継続していると判断された場合には、S17で、サブ統合基板43から図柄制御基板22へ「通常動画表示コマンド」が送信されて、図柄表示装置8の液晶画面において「通常動画」が表示される。なお、S16で、「大当たり状態」が終了していると判断された場合には、そのままプログラムを終了する。なお、「大当たり状態」の第2ラウンド以降のラウンドで、ゲームフラグが“OFF”にセットされている場合(すでに、「クイズ」に正解して「確変・非確変表示」を終了している場合)には、S1で“NO”と判断された後にS16で「大当たり状態」がまだ継続しているか否か判断され、まだ継続していると判断された場合には、S17で、サブ統合基板43から図柄制御基板22へ「通常動画表示コマンド」が送信されて、図柄表示装置8の液晶画面において「通常動画」が表示される。
パチンコ機1においては、「大当たり状態」中の各ラウンドにおいて、上記した「確変・非確変表示プログラム」を繰り返し実行することにより、「大当たり状態」における各ラウンド中に「クイズ」を実行し、そのクイズの最中に遊技者が解答スイッチ7a,7bにより所定の入力(“正解”の入力)をした場合には、その入力後、直ちに、「確変・非確変表示」を実行し、生起した「大当たり」が「特定大当たり」であったのか「非特定大当たり」であったのかを報知する。なお、「大当たり状態」中の各ラウンドにおいて、上記した「確変・非確変表示プログラム」を繰り返し実行したにも拘わらず、遊技者が何ら入力をしなかった場合や、所定の入力をしなかった場合には(すなわち、「大当たり状態」の全ラウンドを終了した時点でもゲームフラグが“ON”にセットされている場合には)、「大当たり状態」の全ラウンドを終了した直後に「確変・非確変表示」を実行し、生起した大当たりが「特定大当たり」であったのか「非特定大当たり」であったのかを報知するとともに、ゲームフラグを“OFF”にセットする。
(5)実施例1のパチンコ機の効果
パチンコ機1は、上記の如く、「大当たり状態」中に所定のゲームを実行し、そのゲームの結果が所定の結果であった場合には、直ちに、「第二抽選」の結果を「確変・非確変表示」として表示するため、遊技者は、ゲームの結果によっては、「第二抽選」の結果を早く認識することができるので、「大当たり状態」の各ラウンド中に実行されるゲームの内容にも興味を示すようになる。したがって、パチンコ機1によれば、長期間に亘って遊技者の遊技意欲を高く保持することができる。
また、パチンコ機1は、「大当たり状態」中に実行されるゲームに対応して所定の入力を行うための入力手段である解答スイッチ7a,7bが設けられており、遊技者が、ゲームに対応して各種の入力を実行できるため、「第二抽選」の結果を早期に表示させるための操作に面白さを見出し易い。
さらに、パチンコ機1は、「第二抽選」の結果を図柄表示装置8に表示するものであるため、遊技者が「第二抽選」の結果を容易に認識することができるので、遊技に精通していない遊技者であっても、短期間の内に遊技を満喫することができるようになる。
加えて、パチンコ機1は、「大当たり状態」中に各ラウンドで行われるゲームがクイズであるので、遊技に精通していない遊技者であっても、当該ゲームに馴染み易い。
(6)本発明の変更例の説明
なお、本発明の遊技機の構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、解答スイッチ、図柄始動口、メイン制御基板、サブ統合基板、図柄制御基板、図柄表示装置、大入賞口等の形状・構造等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
たとえば、本発明の遊技機は、上記実施形態の如く、「仮表示」を実行する場合には常に「ゲーム」を実行するものに限定されず、所定の「大当たり図柄」が表示されて「大当たり状態」が生起した場合のみに「ゲーム」を実行するものでも良い。さらに、「大当たり状態」に「クイズ」を実行するものに限定されず、その他の「ゲーム」を実行するものに変更することも可能である。加えて、実行する「ゲーム」の内容に応じて、入力手段の構造を変更することができる。さらに、遊技機は、供給皿に入力手段を設けたものに限定されず、発射ハンドル等に入力手段を設けたものでも良い。
また、遊技機は、「大当たり」を生起させるか否かを決定するための乱数発生手段と、生起させる「大当たり」を特定のものとするか否かを決定するための乱数発生手段とが別個に設けられたものに限定されず、「大当たり」を生起させるか否かを決定するための乱数発生手段が、生起させる「大当たり」を特定のものとするか否かを決定するための乱数発生手段の機能を兼ねるものでも良い。
さらに、本発明の遊技機は、上記実施形態の如く、大当たり状態中に実行されるゲームにおいて所定の入力がされた場合に、直ちに「確変・非確変表示」を実行するもの(すなわち、「特定大当たり」となったか「非特定大当たり」となったかを表示するもの)に限定されず、大当たり状態中に実行されるゲームにおいて所定の入力がされた場合に、大当たり状態中の所定のタイミング(たとえば、次回のラウンドを開始するタイミング)で「確変・非確変表示」を実行するものに変更することも可能である。なお、上記実施形態の如く、大当たり状態中に実行されるゲームにおいて所定の入力がされた場合に、直ちに「確変・非確変表示」を実行するものとした場合には、ゲームで所定の入力をすることにより「特定大当たり」となったか「非特定大当たり」となったかを速やかに認識することが可能となるので、遊技機の趣向性が一段と向上する。
また、遊技機は、1回のみ「確変・非確変表示」を実行するものに限定されず、「特定大当たり」となったことを表示する「確変・非確変表示」を実行する前に、「非特定大当たり」となったことを表示する擬似的な「確変・非確変表示」を演出として実行するものでも良い。
一方、本発明の遊技機は、上記実施形態の如く、サブ統合基板によって図柄制御基板と発光制御基板と効果音制御基板とを統合して制御するものに限定されず、メイン制御基板により図柄制御基板と発光制御基板と効果音制御基板とを統合して制御するもの等に変更することも可能である。
加えて、遊技機は、図柄表示装置を利用して「確変・非確変表示」を実行するもの(すなわち、「特定大当たり」となったか「非特定大当たり」となったかを図柄表示装置に表示するもの)に限定されず、「特定大当たり」が生起したときに所定のランプや電飾を発光させるものや、所定の効果音を発生させるもの等に変更することも可能である。また、「確変・非確変表示」を実行させるためのプログラムは、上記実施形態の如き「確変・非確変表示プログラム」に限定されず、任意のプログラムを利用することが可能である。
なお、本発明の遊技機は、上記実施形態の如き第一種のパチンコ機ばかりでなく、第三種のパチンコ機やスロットマシーン等の他の遊技機として応用することも可能である。
本発明の遊技機は、パチンコ機、スロットマシーン等の遊技機として好適に用いることができる。
パチンコ機の正面図である。 パチンコ機の背面図である。 パチンコ機の制御機構を示すブロック図である。 メイン制御基板に内蔵されたカウンタを示す表である。 e,fカウンタの数値に対応した「特別図柄」を示す表である。 p,qカウンタの数値に対応した「特別図柄」を示す表である。 r,sカウンタの数値に対応した「特別図柄」を示す表である。 サブ統合基板に内蔵されたカウンタを示す表である。 j,k,lカウンタの数値に対応した「装飾図柄」を示す表である。 nカウンタの数値に対応した「装飾図柄」を示す表である。 vカウンタの数値に対応した「装飾図柄」を示す表である。 wカウンタの数値に対応した「クイズ番号」を示す表である。 「確変・非確変表示実行プログラム」の内容を示すフローチャートである。 「クイズ番号」に対応した「クイズ表示用サブルーチンプログラム」を示す表である。
符号の説明
1・・パチンコ機、2・・遊技領域、7a,7b・・解答スイッチ、8・・図柄表示装置、13・・普通電動役物(図柄始動口)、16・・大入賞口(入賞装置)、21・・メイン制御基板。

Claims (3)

  1. 遊技球が入賞可能な図柄始動口と開閉作動を行う入賞装置と図柄を変動表示可能な図柄表示装置とが遊技領域内に設けられているとともに、作動内容を制御する制御装置が内蔵されており、
    遊技領域に打ち出された遊技球が図柄始動口に入賞した場合に、
    図柄表示装置に表示された図柄を変動させ、かつ、制御装置内で第一抽選を実行し、その第一抽選の結果、大当たりが生起した場合には、図柄の変動終了後に図柄表示装置に大当たり図柄を表示して、前記入賞装置が所定回数だけ断続的な開成を繰り返す特別遊技状態を生起させる一方、
    生起した大当たりを特定の大当たりとするか否かを決定するための第二抽選を前記制御装置内で実行し、その第二抽選において生起した大当たりを特定の大当たりとすることを決定した場合には、前記特別遊技状態の終了後に、前記第一抽選における大当たりの生起確率を増加させる特定遊技状態を生起させるとともに、
    前記第二抽選の結果、特定の大当たりが生起したか特定の大当たり以外の非特定の大当たりが生起したかを報知する遊技機であって、
    前記特別遊技状態中に所定のゲームを実行し、そのゲームの結果が所定の結果であった場合には、前記特別遊技状態中に前記第二抽選の結果を表示することを特徴とする遊技機。
  2. 特別遊技状態中に実行されるゲームに対応して所定の入力を行うための入力手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 第二抽選の結果を図柄表示装置に表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
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