JPH11288199A - 被記録材の再生方法及び再生装置 - Google Patents

被記録材の再生方法及び再生装置

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JPH11288199A
JPH11288199A JP10542998A JP10542998A JPH11288199A JP H11288199 A JPH11288199 A JP H11288199A JP 10542998 A JP10542998 A JP 10542998A JP 10542998 A JP10542998 A JP 10542998A JP H11288199 A JPH11288199 A JP H11288199A
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image
recording material
paper
peeling
rotating body
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JP10542998A
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Inventor
Kiyoshi Tanigawa
清 谷川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コピー用紙の厚口、薄口、バージン紙、古紙
再生紙などに複写・記録された被記録材であっても、ジ
グザグ状に連続接触している複数個のローラ間の接触圧
を軽減・調節することにより、被記録材より疎水性画像
を完全に剥離した剥離再生紙を得る方法及び再生装置を
提供する。 【解決手段】 少なくとも一部がセルロース繊維を主成
分とした紙質層で構成され、かつ該紙層に熱可撓性イン
キよりなる疎水性画像を形成している被記録材Pに、水
を含む液体を含浸保存させ、被記録材の表面に画像剥離
体11を密着一体化させるとともに、該密着一体化物を
水分を通さないシート状部材13により密封または密着
挟持させた一体化状態物をジグザグ状に配設された複数
個のローラ間を隙間なく連続接触させながら搬送し、疎
水性画像を紙質層から剥離する被記録材の再生方法にお
いて、複数個のローラ間の接触圧を軽減・調節可能とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可撓性あるいは
熱軟化性の画像形成物質により形成された疎水性画像を
有する被記録材から疎水性画像を剥離除去して被記録材
を再生する方法及び再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のOA化によりプリンター用紙や複
写用紙等の紙の消費量が急増し、その要求に応えるため
に紙が大量生産される結果、森林の伐採によって地球規
模での環境の悪化が急速に進行している。また、紙の使
用量が増大したオフィスからは大量の紙が廃棄され、そ
の大半は無駄に捨てられるため、ゴミの量が増大し、問
題となっている。このような紙の大量消費や廃棄による
紙資源の枯渇と、それに基づく地球環境の悪化といった
問題を解消するためには紙のリサイクルを図ることが有
効であり、従来から印刷や複写などに使用された紙から
インキやトナーなどを取り除き、再び抄紙して再生古紙
として利用することが行われている。また、最近では、
複写機やプリンターなどにより画像形成を受けた用紙上
の画像をクリーニングなどによって取り去り、その用紙
を複写機やプリンターなどによる画像形成に再利用する
ことが提案されている。例えば特開平7−13383号
公報には、少なくとも一部がセルロース繊維を主成分と
した紙質層で構成され、かつ該紙質層の表面に熱可撓性
インキ(トナー)よりなる疎水性画像が形成されている
被記録材に対して、水、あるいは界面活性剤、及び/ま
たは水溶性ポリマーの水溶液などの画像除去促進液を含
浸させた上で、疎水性画像を画像剥離部材に転写させる
ことにより、紙質層から疎水性画像を除去する被記録材
の再生方法が開示されている。この再生方法は被記録材
を傷めることなく疎水性画像を除去することができるた
め、きわめて有効な被記録材の再生方法であるが、画像
除去促進液を多く使用するため、再生された被記録材に
伸び、シワ、波打ち或いはカール等が発生し、再使用し
た時に種々の不具合をもたらすことがあった。
【0003】このような不具合を解消する方法として、
特開平8−320638号公報には、少なくとも一部が
セルロース繊維を主成分とした紙質層で構成され、かつ
該紙層表面に熱可撓性インキよりなる疎水性画像を形成
している被記録材に対して、水を含む液体を含浸保持さ
せた上で、この水を含む液体を含浸した被記録材の表面
に画像剥離体を密着一体化させるとともに、被記録材の
裏面を水分を通さないシート状部材により密封または密
着挟持させた一体化状態物をジグザグ状に配設された複
数個のローラ間を隙間なく連続接触させながら搬送し、
疎水性画像を紙質層表面から剥離することにより、再生
された被記録材に伸び、シワ、波打ち、あるいはカール
等を発生させることなく被記録材から疎水性画像を剥離
除去することができる技術が開示されている。なお、こ
こでジグザグ状に配置された複数のローラとは、下側の
ローラ群と上側のローラ群を夫々構成する個々のローラ
を一個づつ位置をずらせて交互に配置したものであり、
各ローラの外周面に沿って搬送経路がジグザグ状になる
ようにエンドレスシート状の画像剥離体を巻掛けること
により、該ジグザグの搬送経路に沿って被記録材を搬送
させる過程で加圧しつつ疎水性画像を剥離除去するもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このジ
グザグ状に配設された複数個のローラからなる被記録材
の再生方法および再生装置にあっては、約80%以上の
水分が含有されている画像除去促進液を用い、且つ古紙
再生紙からなる被記録材を用いた場合、紙の腰が弱く、
剥離再生された被記録材にシワが発生することがあっ
た。また、上下位置関係で交互に配置された上下の各ロ
ーラ同士が画像剥離体を介して接触しない場合は、被記
録材上の疎水性画像と剥離体との接触が充分行われない
ため、疎水性画像が剥離体へ転写除去されにくくなる。
一方、上下位置関係で隣接し合うローラ同士が最大接触
圧(例えば20〜30kg/cm2 )で接触した場合
は、被記録材から疎水性画像のみを剥離体へ転写除去す
ることにより得た剥離再生紙に紙シワが発生することが
ある。この紙シワが発生すると、剥離再生紙を再び複写
・記録に利用した場合に、疎水性画像にムラが発生し、
コピー紙としては不適格となる。一般に、紙は吸水して
湿るといわゆる紙の腰が弱くなり、紙破れが発生し易
く、また、紙は伸びることになる。また、一旦湿った紙
が乾燥すると紙は収縮する性質を持っている。したがっ
て、好ましくは、被記録材上の疎水性画像を剥離除去す
るために使用する画像除去促進液中の水成分を少なくす
ることが理想的である。しかしながら水成分の少ない画
像除去促進液を用いた場合、紙の伸縮変化を小さくでき
るものの、剥離再生紙上に残留する不揮発性成分が増加
することになる。この不揮発性成分を多く残留している
剥離再生紙を再び電子写真式の複写・記録に用いたと
き、疎水性画像の定着性が悪くなり、コピー紙としては
不適格になる。そこで本発明の課題はこのような問題点
を解決し、既存の再生装置に対して複雑、かつ大幅な改
造を加えることなく、また水成分の少ない画像除去促進
剤を用いることなく、熱可撓性あるいは熱軟化性の画像
形成物質により形成された疎水性画像を有する被記録材
から疎水性画像を十分かつ確実に剥離除去することがで
き、再生された被記録材に伸び、シワ、波打ち或いはカ
ール等を発生させることなく被記録材を再生することが
できる被記録材の再生方法および再生装置を提供するこ
とにある。また、本発明の課題は、再生された被記録材
を複写や記録などの画像形成に再利用した場合に、複写
装置や記録装置においてジャムなどが発生することがな
く、且つ定着性が良好な疎水性画像を形成することがで
きる被記録材を再生することができる被記録材の再生方
法および再生装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
請求項1の発明は、熱可撓性インキよりなる疎水性画像
を保持している被記録材の表面に画像剥離体を密着一体
化させるとともに、被記録材の裏面を水分を通さないシ
ート状部材により密封又は密着挟持させた一体化状態物
をジグザグ状に配設された複数個のローラ(回転体と軸
受ローラ)に対して各々180°以上の巻きつけ角で連
続接触させながら搬送し、疎水性画像を被記録材から剥
離する被記録材の再生方法において、前記複数個のロー
ラ間の接触圧を軽減させることを特徴とする。この発明
においては、一体化状態物が各々のローラに180°以
上巻きつくことで、ローラ間には一体化状態物の張力に
よる接触圧が発生するが、この接触圧を軽減させる方法
を提供している。請求項2の発明、複数個のローラ間の
接触圧軽減を任意に、自由に調節することができること
を特徴とする。請求項3の発明は、複数個のローラのう
ち、軸受なしで自由回転するローラ(以下、回転体と言
う。)を浮いた状態(接触圧軽減した状態)に配設する
ことによって、複数個のローラのうち、軸受で保持され
ているローラ(以下、軸受ローラと言う)との接触圧を
軽減することを特徴とする。請求項4の発明は、回転体
と接触する回転体の受け部材を配設することによって、
回転体と軸受けローラの接触圧を軽減することを特徴と
する。請求項5の発明は、回転体と接触する回転体の受
け部材は昇降機と連結していることを特徴とする。請求
項6の発明は、複数個のローラ間の接触圧が上流から下
流へ順次小さくなるように構成されていることを特徴と
する。請求項7の発明は、少なくとも一部がセルロース
繊維を主成分とした紙質層で構成され、かつ該紙層に熱
可撓性インキよりなる疎水性画像を形成している被記録
材に、水を含む液体を含浸保持させる手段と、この水を
含む液体の含浸された前記被記録材の表面に画像剥離体
を密着一体化させるとともに、該密着一体化物を水分を
通さないシート状部材により密封又は密着挟持させ支持
・画像剥離体を形成する手段と、前記支持・画像剥離体
に接触する複数個のローラのうちの回転体を受け部材に
より昇降させて複数個のローラ間の接触圧を軽減させる
手段と、更に、必要に応じて画像剥離して再生された被
記録材を乾燥等させる仕上げ手段と、を少なくとも有す
ることを特徴とする。請求項8の発明は、複数個のロー
ラ間の接触圧を上流から下流へ順次小さくなるように構
成したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の被記録材の再生方
法及び再生方法に使用する装置について詳細に説明す
る。 [形態例の概略構成]図1は本発明方法を実施する被記
録材の再生装置の概略構成図であり、この再生装置は、
給紙部A、塗布部B、画像剥離部C、乾燥仕上げ部D、
排紙部E、及びクリーニング部Fとより概略構成されて
いる。給紙部Aは一枚、又は複数枚の被記録材をトレイ
1上にセットした状態で一枚づづ装置内部へ給送する手
段である。給紙部Aから供給される被記録材は、電子写
真式等の画像形成方法によりトナーやインキから成る画
像の形成を受けた用紙等のシートである。この画像は、
熱可撓性のトナーやインキよりなる疎水性画像である。
塗布部Bは、上下一対の給送ローラ2a,2bと、下側
のローラ2bに対して下側で接する浸漬ローラ2cと、
水或は水を含む液体(画像除去促進液)4を蓄えた液槽
3を備えている。給送ローラ2bは、浸漬ローラ2cの
回転によってくみ上げられた液体4をその外周面に受け
とって、両給送ローラ2a,2b間を通過する被記録材
に塗布させる機能を有する。なお、両面に疎水性画像を
有した被記録材を一括して再生する場合には、被記録材
の上側の面にも液を塗布するように構成する。画像剥離
部Cは、画像剥離体搬送機構C1と、剥離機構C2等か
ら構成されている。画像剥離体搬送機構Cは、下側ロー
ラ群10a,10b,10c,10dと、これら下側ロ
ーラ群にエンドレスに張設されたベルト(画像剥離体)
11と、上側ローラ群12a,12b,12c,12d
と、これら上側ローラ群にエンドレスに張設されたベル
ト(画像剥離体又は水を通さないシート)13と、を有
する。各ローラ群は一つの駆動ローラを有していてこの
駆動ローラによって各ベルト11、13を等速で同期し
て矢印方向に駆動搬送する。また、いずれかのローラを
テンションローラとして使用する。なお、被記録材を挟
む手段として2本のベルト状画像剥離体11、13を用
いてもよいし、被記録材の疎水性画像と接する側のベル
トだけを画像剥離体とし、紙の裏面と接する側のベルト
は剥離体とせず、水分を通さない単なるシート状物とし
てもよい。但し、本明細書の以下の説明においては、便
宜上、被記録材を挟んで搬送する2本のベルトをいずれ
も画像剥離体と称する。要するに、平行な2本のベルト
状画像剥離体11、13により、水分を含んだ被記録材
を密着、密封、又は挟圧保持しつつ搬送することによ
り、疎水性画像と対面するベルトの面に画像を剥離転写
するのが、画像剥離部における動作であるから、画像剥
離体としてのベルトは画像面側だけで十分である。尚、
図示の例では、各ローラ20、21を上下位置関係に配
置して上下のジグザグ搬送経路を形成したが、これは一
例であり、ジグザグ搬送経路は水平方向、その他の方向
へのジグザグ経路であってもよい。
【0007】次に、剥離機構C2は、図示しない軸受に
よって回転自在に軸支された複数の従動ローラから成る
軸受ローラ20a,20b,20c,20dと、所定間
隔をおいて平行に配置された各軸受ローラ20a,20
b,20c,20d間の間隙に相当する上側位置に配置
された軸受支持されていないローラである回転体21
a,21b,21cと、回転体支持機構22と、図示し
ない加熱手段等を有する。上下位置関係で交互に配置さ
れた軸受ローラ20と回転体21の外周面には180度
以上の巻付き状態となるように、2つの画像剥離体1
1、13が重なり合った状態でジグザグ状に巻付けられ
ており、塗布部Bから排出された被記録材は入口側のロ
ーラ12a,10b間に進入して、上下の画像剥離体1
1、13間に挟まれた状態で上記ジグザグの搬送経路中
を搬送される。上下位置関係で隣接し合う軸受ローラ2
0と回転体21とは、画像剥離体11、13を介して互
いに圧接している。後述するように本発明では、回転体
支持機構22によって各回転体の上下位置を調整するこ
とにより、軸受ローラと回転体との間の加圧力を個々的
に調整可能としている。被記録材上の疎水性画像を加熱
させたり、被記録材を乾燥させる為の加熱手段は、軸受
ローラ20、回転体21の両方、或はいずれか一方の内
部に設けてもよいし、他の部位に設けてもよい。ローラ
12dと10cは、画像剥離部Cから被記録材を排出す
る為の排出ローラ対を構成している。乾燥仕上げ部D
は、上下の搬送ベルト25a,25b間を被記録材を通
過させる過程で図示しない乾燥手段によって水分を除去
させる。この乾燥仕上げ部Dは必要に応じて配置すれば
足りる。排紙部Eは乾燥を受けて排出された被記録材を
スタックするトレイ26を有する。クリーニング部F
は、画像剥離体11に付着した疎水性画像を除去する回
転ブレード27と、除去した疎水性画像を回収する容器
28とを有する。なお、このクリーニング部は必要に応
じて上側の画像剥離体13上から疎水性画像を除去する
為にも配置可能である。
【0008】[形態例の概略動作]次に、本発明の再生
方法及びこの再生方法を利用した再生装置の概略動作に
ついて説明する。図1において、給紙部Aに保管された
熱可撓性インキ(トナー)よりなる疎水性画像を形成し
ている被記録材を搬送ローラ1aで塗布部Bに搬送し、
塗布部Bにおいて水あるいは水を含む液体(画像除去促
進液)4が被記録材に塗布される。該水あるいは水を含
む液体4を含浸保持した被記録材は、図示しない駆動系
により駆動される入口ローラ対10b,12aの間から
画像剥離体11、13間に入り込み、画像剥離体11、
13と一体となってジグザグ搬送経路を搬送される過程
で、画像剥離機能と乾燥機能を有する前記画像剥離部C
により、加熱・加圧下で、疎水性画像を被記録材から剥
離される。画像剥離部Cにおいて疎水性画像が剥離され
た被記録材は、排紙部Eに排出されて保管される。画像
剥離部Cの後段に必要に応じて乾燥仕上げ部Dを設けて
も良い。乾燥仕上げ部Dでは、画像剥離部C内における
被記録材の乾燥が不十分な場合に更に乾燥を行い、さら
に必要に応じて被記録材の表面の円滑化や、仕上げ部に
おいて処理可能なシワ、波打ち、伸びを除去する等の仕
上げ処理を行う。このような被記録材の仕上げ処理を行
った後、排紙部Eに疎水性画像が除去された無地の再生
被記録材を排出、保管する。また、図示しない駆動系に
よって駆動される排出ローラ10c,12dによって分
離された、疎水性画像が剥離転写されている剥離ベルト
上の疎水性画像は、クリーニング部Fでクリーニングさ
れ、清浄な表面として再び画像剥離、画像保持に使用可
能なものとなる。なお、図1には疎水性画像が被記録材
の片面にしか形成されていない場合を示したが、両面に
疎水性画像を形成した被記録材についても、両面用の塗
布部、クリーニング部を設けることにより対応が可能で
ある。
【0009】[画像剥離部の詳細構成、及び動作]さら
に、画像剥離部の詳細構成、及び動作について説明す
る。入口ローラ10b,12aの間から各画像剥離体1
1、13間に進入した被記録材は、ジグザグ状の搬送経
路を通過する過程で、加熱・加圧される。即ち、被記録
材はジグザグ状に各軸受ローラ20a〜20d及び回転
体21a〜21cの円周に沿って移動し、その過程でベ
ルト状剥離体11、13により圧接され、かつ各軸受ロ
ーラ、及び/又は,回転体に内蔵した加熱手段により加
熱される。回転自在な従動ローラである軸受ローラ20
a〜20dは図示しない軸受により軸心を移動不能に固
定され、ベルト状の画像剥離体11、13の移動に伴っ
て従動回転する。一方、回転体21a〜21cは軸受で
固定されておらず、各ローラの長さ方向及び上下方向に
自由に移動でき、画像剥離体11、13の移動に伴って
従動回転する。ベルト状の画像剥離体11、13の移動
に伴い、ベルトの搬送張力が複数個の軸受ローラ20a
〜20dと、回転体21a〜21cに加わり、回転体2
1a〜21cは軸受ローラ20a〜20dに強い圧力で
押しつけられるので、被記録材は、複数個のローラ及び
回転体により強力な圧力を受けることになる。なお、各
回転体をその長さ方向(軸方向)に移動可能に支持する
理由は、ベルト状画像剥離体が幅方向にずれを起こした
時に、ずれに追随して移動することによりベルト面に皺
が形成されることを阻止する為である。また回転体支持
機構22によって上下方向に移動可能に構成しているの
で、後述するように下側の軸受ローラとの間の加圧力を
調整することができる。
【0010】次に、被記録材から画像の熱可撓性インキ
(トナー)を画像剥離体に転写剥離する場合には、加熱
・加圧条件下で剥離を行うが、その際に使用する加熱手
段としては、例えば、(1)複数個の軸受ローラ、及び
複数個の回転体の夫々に熱源となるヒータを内蔵する
か、或は別個の加熱手段により加熱するか、或は(2)
複数個の回転体に熱源となるヒータを内蔵させて加熱を
行うか、のいずれかを選定可能である。また上記加熱手
段を用いた加熱方法としては、(1)熱可撓性インキ
(トナー)の軟化温度から流動開始直前の温度までの間
に設定した固定温度にするか、(2)画像剥離体の挿入
側と排出側とに前記温度範囲で温度勾配を持たせる加熱
方法、等を採用可能である。すなわち、熱可撓性インキ
(トナー)が軟化しない間は、トナー像と画像剥離体と
の接着力よりもトナー自身の凝縮力及びトナーと紙との
間の接着力の方が強く、その結果として被記録材から画
像を剥離することができない。一方、熱可撓性インキ
(トナー)が流動化してしまうと該トナーが紙質層の内
部にまで浸透してしまい、トナー像と画像剥離体との接
着力はトナー像と紙との接着力より小さくなり、さらに
前記トナーが流動状態となることによりトナー自身の凝
集力は極端に小さくなる。その結果として被記録材から
画像の剥離が行われなくなる。従って、本発明では、熱
可撓性インキ(トナー)の軟化温度から流動開始直前の
温度の範囲内において行われる上記(1)(2)のいず
れかの加熱方法が有用である。
【0011】次に、上記のように被記録材には、強力な
圧力が加わるが、この圧力が過大な場合には、水成分が
多く含まれた画像除去促進液4を塗布された疎水性画像
を保持した被記録材の伸縮によりシワが発生し、該シワ
が剥離再生紙に現れることになる。本発明では、剥離再
生紙にシワが形成されることを防ぐための一例として図
2に示す接触圧軽減装置(回転体支持機構22)を用い
る。図2は、回転体21を支持して接触・従回動する転
動部材30と、転動部材30を転動自在かつ脱落不能に
支持する受け部材31とを有し、受け部材31は図1に
示した回転体支持機構22に装備した図示しないジャッ
キ等(油圧、空気圧等)の昇降機により個別に昇降駆動
される。また、この昇降機には回転体の昇降量を計測す
る計測器を備え、計測器により計測した昇降量の変動を
制御部にフィードバックし、制御部は昇降量の変動値に
基づいて昇降機の昇降量を調節することにより、各回転
体21と軸受ローラ20との接触圧を調節する。図3
(a) (b) (c) は転動部材30の一例の説明図であり、
(a) はボールベアリング、(b) は円筒状の転動部材、
(c) は円棒状の転動部材である。これらの転動部材は、
回転体21の軸方向長より短いので、受け部材31上面
の凹所内に複数個配置されることにより、回転体21の
全長をカバーする。このように回転体と軸受ローラとの
接触圧軽減・調節機能を備えた回転体支持機構22は、
回転体21a〜21cに作用を及ぼし、軸受ローラ20
a〜20dとのそれぞれの接触圧を軽減・調節すること
ができる。
【0012】[本発明の剥離原理]次に、図4(A)
(B)に基づいて、図1の軸受ローラ及び回転体間の接
触圧を軽減することにより剥離再生紙の紙シワ解消が可
能となる原理について説明する。図4(A)は軸受ロー
ラと回転体間の接触圧が大きい場合、具体的には例えば
20〜30kg/cm2 程度の場合におけるシワ形成メ
カニズムを示しており、(B)は軸受ローラと回転体間
の接触圧が小さい場合、具体的には例えば4〜15kg
/cm2 程度の場合にシワが形成されにくくなるメカニ
ズムを示している。先ず、回転体と軸受ローラ間の接触
圧が大きい場合を説明すると、図4(A)(1) は軸受ロ
ーラ20aに対して被記録材を保持した画像剥離体1
1、13が巻き付いた状態を示す要部拡大図であり、ジ
グザグ搬送経路の上流側に位置する軸受ローラ20aの
外周では水分量の多い(80%以上)画像除去促進液4
が塗布された被記録材Pに対する加熱は十分でなく、剥
離温度に達していないので、疎水性画像35を軟化させ
その接着力(粘着力)を強めるまでには到っていない。
また軸受ローラ20aの外周面に沿って湾曲した被記録
材Pは内径側に位置する画像剥離体13との接触面では
収縮し、外径側の疎水性画像面では伸びる。これらの伸
縮度合は平面状態と比較してもさほど大きなものでな
く、且つ被記録材Pおよび疎水性画像35はそれぞれ画
像剥離体13、11との接触界面でスベリが発生し、被
記録材Pにはシワが発生していない。次に、図4(A)
(2) は、回転体21aの外周面に対して被記録材を保持
した画像剥離体11、13が巻き付いた状態を示す要部
拡大図であり、軸受ローラ20aと回転体21aとの接
触面で大きな接触圧が加わり、また画像剥離体のカーブ
は図4(A)(1) とは逆方向になる。
【0013】図4(A)(2) の段階では、図示しない加
熱手段による加熱が進行し、剥離温度が充分に上昇して
疎水性画像35は軟化し、画像剥離体11と接着する。
また、回転体21aと軸受ローラ20aとの接触圧が大
きいため、疎水性画像35と画像剥離体11との接着力
は強くなっている。従って、被記録材Pは、画像剥離体
13との界面では伸び、疎水性画像側面では収縮すると
同時に、疎水性画像35と画像剥離体11との接着力が
強くなるので、もはやこの界面ではスベリは発生しなく
なり、被記録材Pにはシワ状のものが発生する。さら
に、画像剥離体11、13は順次、回転体と軸受ローラ
との間を大きな接触圧で加熱されながら搬送されていく
ため、上記シワ状のものは、軸受ローラ20bの外周面
において図4(A)(3) に示すような大きなシワに成長
し、図4(A)(4) に示すように軸受ローラ20dと画
像剥離体11、13との接触部を通過してきた剥離再生
紙Pには大きな紙シワが形成されている。なお、他の回
転体21b,21c,軸受ローラ20c,20dと画像
剥離体との接触部におけるシワ形成パターンについては
図示を省略する。
【0014】次に、回転体と軸受ローラとの間の接触圧
が小さい(本発明の一例として4〜15kg/cm2
場合を図4(B)に基づいて説明する。図4(B)(1)
は最上流側の軸受ローラ20aの外周面に被記録材Pを
挟んだ状態の画像剥離体11、13が巻き付いた状態を
示しており、水分量の多い画像除去促進液4が塗布され
た被記録材Pに対する剥離温度の上昇はまだ充分でな
く、疎水性画像35を軟化させ接着力を強めるまでには
到っていない。また被記録材Pは画像剥離体13との接
触面では収縮し、画像剥離体11側面では伸びる。しか
し、これらの伸縮度合は平面状態と比較してもさほど大
きなものでなく、且つ被記録材Pおよび疎水性画像35
はそれぞれ画像剥離体13、11との接触界面でスベリ
を起こし、被記録材Pにはシワが発生していない。次
に、最上流部に位置する回転体21aの周面の拡大図を
示す図4(B)(2)では、軸受ローラ20aと回転体2
1aとの接触面ではあまり大きな接触圧が加わっておら
ず、また画像剥離体のカーブは図4(B)(1) とは逆方
向になる。さらに、この段階では剥離温度は充分上昇し
ており、疎水性画像35は軟化し、画像剥離体11と接
着し、且つ、軸受ローラと回転体との接触圧が十分に小
さいため疎水性画像35と画像剥離体11との接着力は
弱いものとなっており、スベリが発生し易くなってい
る。従って、被記録材Pは、画像剥離体13との界面で
は伸び、疎水性画像面では収縮すると同時に、疎水性画
像35と画像剥離体11との接着力が弱いため、各界面
でスベリが発生し、被記録材Pにはシワが発生しない。
【0015】さらに、ジグザグ搬送経路を進むにつれて
被記録材Pは順次、軸受ローラと回転体との間を小さな
接触圧で加熱されながら搬送されていくため、図4
(B)(3) に示すように被記録材Pにわずかながらシワ
が発生することがある。しかし、該シワはあまり大きい
ものではなく、最下流の軸受ローラ20dを通過してき
た剥離再生紙Pにはシワが認められない。回転体と軸受
ローラとの間の接触圧の調整は、各回転体についての高
さ位置を微調整することにより実現されるが、例えば、
各接触部における接触圧を、上流側から下流へ向かうほ
ど段階的に小さくなるように設定することにより、更に
効果的なシワ防止を実現できる。即ち、図4(B)に示
したシワ形成を防止するメカニズムにおいて、下流側の
接触部ほど接触圧が小さくなるように設定することによ
り、疎水性画像の剥離性を失うことなく、被記録材に対
するシワ形成を有効に防止することが可能となる。尚、
最上流側の接触部における接触圧の値と、それより下流
側の各接触部における接触圧の軽減度合いについては、
ここでは特に明示しないが、これは実験的に知ることが
容易である。
【0016】次に、図5に基づいて回転体と軸受ローラ
との間に接触圧が大きく加わる原理について詳説する。
図5に示すように、軸受ローラ20a,回転体21a,
軸受ローラ20b,・・・が交互に上下位置関係で配置
されている結果、これらの外周面に巻き掛けられたベル
ト状の画像剥離体11、13は上下方向にジグザグ状に
這い回した状態となっている。この際、画像剥離体1
1、13からの張り応力により、矢印40で示す方向の
圧力が画像剥離体11、13と両剥離体間に挟まれた被
記録材に加わる。さらに、画像剥離体11、13に挟ま
れた被記録材が、軸受ローラ20と回転体21とが接触
していない位置にある時には、画像剥離体11、13か
らの矢印40で示す張り応力が被記録材に加わるだけで
ある。一方、画像剥離体11、13が軸受ローラ20と
回転体21との接触面にあるときは、画像剥離体11、
13に挟まれた被記録材は、画像剥離体の張り応力と、
回転体21の自重による応力を受け、さらに矢印41で
示すように軸受ローラ20と回転体21とによって両側
から加圧されることになる。従って、被記録材Pは大き
な接触圧を受け、画像剥離体11、13内の熱可撓性イ
ンキ(トナー)よりなる疎水性画像と該トナー画像を転
写剥離する画像剥離体との間の加圧接着が均一に行われ
る。
【0017】以上のように、画像剥離体により挟まれた
被記録材が回転体と軸受ローラとの間をジグザグ状体で
搬送されていく間に、回転体と軸受ローラとの間の接触
圧が高い場合には剥離再生紙にシワが発生するが、逆
に、回転体と軸受ローラとの間の接触圧が適度に低い場
合には剥離再生紙にはシワが発生しない。しかしなが
ら、回転体と軸受ローラとの間を接触しない状態にした
り、4kg/cm2 以下の接触圧にすると剥離再生紙に
シワは発生しないが、疎水性画像を被記録材から完全に
剥離除去することは困難となる。従って、本発明におけ
る回転体と軸受ローラとの間の接触圧を最適な軽減・調
節することによって、再生紙に、紙ムケ、紙シワ、波打
ち、カールなどが発生することを防止し、しかも画像を
完全に剥離することが可能となる。そのための手法とし
て、上記のように上流側の接触部から順次下流側へ向か
うほど、段階的に接触圧が小さくなるように構成するこ
とが好ましい。
【0018】[使用材質と、その機能等]次に、上記形
態例の説明中に於て言及した各構成要素の使用材質と、
本再生方法における各材質の役割、機能等について説明
する。 (被記録材)まず、本発明の被記録材としては、主に複
写あるいはプリンティング用紙が挙げられるが、これら
に限定されるものではなく画像を保持し得るシート状支
持体であれば何であっても良い。また、被記録材の構成
としても、全て紙層で構成される必要はなく、熱可撓性
インキ(トナー)による疎水性画像が保持される層がセ
ルロース繊維を主成分とした紙質層であればよい。この
ようなものとしては、例えば紙層とプラスチック層の積
層物が挙げられる。さらに被記録材は、画像保持前に、
界面活性剤を含有させた水溶液、水溶性ポリマーを含有
させた水溶液および水溶性ポリマーと界面活性剤を含有
させた水溶液よりなる群から選ばれた少なくとも一種の
水溶液を含浸させ、乾燥したものであってもよい。さら
に水で膨張する層に画像を形成させることができる被記
録材であってもよい。
【0019】(トナー材)次に、本発明において剥離除
去される熱可撓性インキのトナー成分樹脂としては、ポ
リスチレン、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、スチレン
−ブチルアクリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重
合体、ポリエステル、エポキシ樹脂などが挙げられる。
セルロース繊維を主成分とした紙質層は、該繊維の絡み
合いで、紙質層表面は無数の凹凸状になっており、更に
紙質内部にも無数の微小空隙が存在している。このよう
な状態の紙質上に疎水性画像が担持された場合、セルロ
ース繊維の絡み合いによる凹凸や微小空隙の寸法より
も、PPC複写プロセスで定着された熱可撓性インキ
(トナー)画像の方が大きいため、セルロース繊維と該
画像との接触部位には多数の空間が存在することにな
る。また、PPC複写プロセスで定着される熱可撓性イ
ンキ(トナー)画像は、粉粒体を電子写真プロセスで紙
に転写させ、加熱定着させている。したがって熱可撓性
インキ(トナー)画像は完全に溶融しないで固着するた
め、定着後の画像自体の内部にも小さな空隙が多数存在
している。このような疎水性画像を担持した画像保持紙
に前記の少なくとも水を含む液体(剥離液)を塗布、浸
漬、吹きつけ等により含浸させると、前記液体は、セル
ロース繊維や画像の空隙、空間部を毛細管現象で浸透
し、熱可撓性インキ(トナー)画像とセルロース繊維と
の接触部位にまで剥離液が浸透する。その結果、熱可撓
性インキ(トナー)画像とセルロース繊維との接着力を
低下させる作用を発揮し、更にセルロース繊維が剥離液
を吸収すると、いわゆる膨潤現象によりセルロース繊維
は変形して熱可撓性インキ(トナー)画像との接触部分
の空間が増大して、セルロース繊維と熱可撓性インキ
(トナー)画像との接触面積が減少し、接着力が低下す
る作用等によりセルロース繊維と熱可撓性インキ(トナ
ー)面像との接着性は非常に弱いものとなる。
【0020】それ故、画像を形成した画像保持紙のセル
ロース繊維を含む紙層に前記の水を含む液体を含浸させ
た状態、特に界面活性剤によって前記の水を含む液体を
十分に含浸させた状態で前記のような剥離方法を適用す
ることにより、画像は簡単に紙層を傷めることなく、か
つ熱可撓性インキ(トナー)の微小なかけらが残存する
ことなく除去できることになる。また、画像保持紙に水
とともに水溶性ポリマーを保持させることにより、画像
剥離体と直接接触できない紙質層の凹部の熱可撓性イン
キ(トナー)画像あるいはセルロース繊維内部の熱可撓
性インキ(トナー)画像に水溶性ポリマーが接着し、そ
の粘着力によって熱可撓性インキ(トナー)画像を、紙
質を傷めることなく剥離することができる。このような
水溶性ポリマーとしては、本出願人が既に出願している
特開平7−191491号に記載のような澱粉質等の水
溶性天然高分子、セルロース系、澱粉系等の水溶性半高
分子、およびポリビニルアルコール等水溶性合成高分子
が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0021】(画像除去促進液)本発明に用いられる画
像除去促進液は、水又は水を含有する水溶液である。画
像除去促進液が同一被記録材に対して1回または複数回
に分けて付与される。複数回に分けて付与される場合、
必ずしも各回で付与される液体のすべてに水が含まれて
いる必要は無いが、複数回の付与の中で少なくとも1回
は水を含む液が被記録材に付与される。画像除去促進液
としては、水の他に、界面活性剤、水溶性高分子、水溶
性有機化合物を含有することが好ましい。界面活性剤
は、画像除去促進液を速やかに被記録材や画像に浸透さ
せる作用を有する。被記録材に水を含む液体を1回で塗
布する場合には水を含む液体および画像保持体中の界面
活性剤の濃度は好ましくは0.01%から20%、さら
に好ましくは0.01〜5%である。界面活性剤の全体
としての濃度が、あまり高すぎると紙に導電性を与える
ので再複写の時に好ましくないものとなってしまう。一
方、水を含む液体中の水溶性ポリマーの濃度は好ましく
は0.1〜20%、さらに好ましくは0.5〜10%で
ある。水溶性ポリマーの濃度が、あまり高すぎると粘度
が高くなり、紙への浸透が遅くなって、剥離処理に長時
間を要することとなり好ましくない。毛細管現象を促進
し、熱可撓性インキ(トナー)よりなる疎水性画像を保
持した紙に前記水を含む液体を速やかに浸透させる手段
として、前記したように界面活性剤がある。界面活性剤
は、一般に、親油基と親水基の組合せによりその分子が
構成されたものであるが、本発明で使用する界面活性剤
の種類は特に制限されるものではなく、例えば本出願人
が既に出願した特願平6−272826号に記載のもの
が挙げられる。例えば、脂肪酸誘導体硫酸エステル、ス
ルホン酸型、リン酸エステル型などの陰イオン(アニオ
ン)界面活性剤、四級アンモニウム塩、複素環アミン、
アミン誘導体などの陽イオン(カチオン)界面活性剤、
両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、などが挙げられ
る。
【0022】(画像剥離体)本発明の画像剥離体を構成
する基材、つまり画像剥離体材料としては、たとえばポ
リエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリプロピ
レン、アクリル樹脂、メタアクリル樹脂、エポキシ樹
脂、スチレン−ブチルアクリル共重合体、スチレン−ブ
タジエン共重合体のような高分子材料が挙げられるが、
特に熱可撓性インキのトナー成分樹脂あるいは該樹脂と
似ているSP値を有する樹脂が好ましい。この基材を構
成する剥離体材料は、例えばいずれの剥離体11、13
についても共通とし、疎水性画像と接してこれを剥離す
る面については、次の接着剤を塗布しておく。つまり、
この基材自体は、疎水性画像を剥離する材質として十分
ではなく、接着剤を塗布することにより初めて十分な剥
離能力が発揮される訳である。また、画像剥離体が疎水
性画像と接する面を構成する材料としては、下記のよう
な接着剤の成分樹脂を用いることができる。但し、画像
に対して接着性を有するものであれば前記のものに限定
されるものではなく、また、水溶性のものあるいは非水
溶性のものであってもよい。
【0023】接着剤の成分樹脂 にかわ、ゼラチン、アルブミン、カゼインなどのタンパ
ク質系樹脂、でんぷん系、セルロース繊維系、複合多糖
類系(アラビアゴム、トラガントゴムなど)などの炭水
化物系樹脂、酢酸ビニルの重合体及び共重合体、アクリ
ル系、エチレン共重合物、ポリアミド、ポリエステル、
ポリウレタンなどの熱可塑性樹脂、ポリクロロプレン
系、ニトリルゴム系、再生ゴム系、SBR系、天然ゴム
系などのゴム系樹脂。本発明に用いられる画像剥離体
は、被記録材上の画像形成物質と接着せしめて被記録材
から転写、剥離するための部材であり、該画像剥離体の
画像形成物質との接触部分を構成する材料としては、画
像形成物質とある程度以上の接着性や耐熱性を示すこと
が必要であり、その材料としては、例えばイソプレンゴ
ム、ネオプレンゴム、クロロプレンゴム、シリコーンゴ
ム、ブタジエンゴム、フッ素ゴムなどの合成ゴム、天然
のゴム、ビスフェノール・エピクロルヒドリン結合物な
どのエポキシ樹脂、アルキド樹脂、尿素ホルムアルデヒ
ド樹脂、ブチル尿素ホルムアルデヒド樹脂、ブチル化メ
ラミンホルムアルデヒド樹脂、ベンゾグアナミンホルム
アルデヒド樹脂などのアミノ樹脂、テルペンフェノール
樹脂、フェノールエーテル樹脂、フェノール樹脂などの
フェノール系熱硬化樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合
体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、エチレン−テトラフルオロエチレン共
重合体、ポリフッ化ビニリデン等のビニル共重合体、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリプロ
ピレン、ポリエチレンなどのピニル系重合体、ポリブチ
ルアクリレート、ポリメタクリル酸、ポリメチルメタク
リレートなどのアクリル樹脂、ポリイミド、6,6−ナ
イロン、6−ナイロンなどのポリアミド、ポリカーボネ
ート、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケ
トン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフ
タレート、芳香族ポリエステルなどのポリエステル、ポ
リフェニレンサルファイド、ポリパラバラン酸、ポリエ
ーテルニトリル、アラミドなどの熱可塑性あるいは熱硬
化性の合成樹脂、ニッケル、ステンレススチール、アル
ミニウムなどの金属及びその酸化物、セラミックス材料
等をその例として挙げることができる。
【0024】最適な剥離体の材料は、剥離しようとする
画像形成物質の種類、画像形成物質除去プロセスにより
選定されるべきであるが、剥離体を繰り返し使用するこ
とが再生コストを下げるなど種々の点で有利であり、そ
の場合には、比較的高い耐熱性や表面の安定性が要求さ
れる。画像の除去特性及び耐久性から好ましい剥離体の
例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンナフタレート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフ
ェニレンサルファイド、ポリパラバラン酸、ポリエーテ
ルニトリル、アラミド、ポリイミド、ポリエーテルイミ
ド、ステンレススチール、ニッケル、アルマイト等が挙
げられる。これらの材料は単独でも用いられるが、積層
したり、アロイ化したり、グラスファイバー、ウィスカ
ー、カーボン、シリカ、酸化チタンなどの他の添加剤を
加えるなどにより複合して用いることもできる。
【0025】[形態例の効果]本発明では、疎水性画像
を保持した被記録材に水又は水を含む画像除去促進液を
含ませた状態で、この被記録材の両面をベルト状の画像
剥離体で挟み、画像剥離体諸共、複数個の軸受ローラと
回転体との間のジグザグ搬送経路を通過させる際に、軸
受ローラと回転体との間の接触圧を調整可能とし、必要
に応じて軽減した。すなわち、回転体を完全に浮かせ
て、該回転体と軸受ローラとを画像剥離体を介して接触
させない状態から、回転体を全く浮かせないで回転体と
軸受ローラとの接触圧がもっとも大きくなる状態との間
で接触圧を任意に調節することができるようにした。そ
して、最適な接触圧としては、回転体と軸受ローラとが
画像剥離体を介して全く接触しない状態と、最大の接触
圧が得られる状態との中間状態の範囲が好ましい。この
ような接触圧は、再生された被記録材にシワが形成され
ない一方で、疎水性画像が確実に剥離されるような圧で
ある。これを更に詳述すると、被記録材に画像除去促進
液を付与すると、特に水成分が多く含んでいる液である
と、被記録材の腰は弱くなり、被記録材は伸びることに
なる。伸びた被記録材の表裏にベルト状の画像剥離体を
密着挟持させたのち、隙間なく連続接触された複数の回
転体と軸受ローラとから成るジグザグ搬送経路中におい
て加熱・加圧しながら画像の剥離工程を行うと、画像剥
離体によって挟持された被記録材の端部から水成分が蒸
発飛散する。この水成分の蒸発飛散によって、被記録材
は乾燥し、その結果収縮することになる。上記ジグザグ
搬送経路中の各接触部において、この伸びと収縮の入り
交じった歪みのある被記録材を大きな圧力(20〜30
kg/cm2 )で圧縮すると、歪みがとれずにそのまま
圧縮されることになり、剥離再生紙に紙シワが発生する
ことになる。一方、該歪みの発生している被記録材に加
える圧力を軽減(好ましくは4〜10kg/cm2 )す
れば、前記歪みの発生している被記録材と剥離体の一体
化状態物を回転体と軸受ローラの各円周に沿ってジグザ
グ状に搬送する過程で、軟化した疎水性画像が画像剥離
体と強く接着しないため、一体化状態物は円周に沿って
伸縮を繰り返し、歪みは充分に分散・解消することにな
る。更に、被記録材を複数個の回転体及び軸受ローラの
各円周に沿って搬送していく間に、画像除去促進液の水
成分はますます蒸発飛散し、紙の腰が強くなって、歪み
に耐え得るようになって、剥離再生紙にはもはや紙シワ
が発生しなくなる。
【0026】本発明の一つの形態例では、回転体と軸受
ローラとの各接触部における接触圧が、上流から下流へ
向かうほど順次小さくなるように構成することによっ
て、剥離再生紙の紙シワ防止効果を更に高めることがで
きる。これを更に詳述すると、回転体と軸受ローラとの
接触部の接触圧を上流から下流へ向かうほど順次小さく
構成する場合には、最上流側の軸受ローラと回転体との
接触部の接触圧は、下流側に位置する他の接触部におけ
る接触圧に比し最も大きいため、最上流側の接触部を通
過した疎水性画像と画像剥離体との固着状態は最も強固
なものとなる。さらに、この段階では被記録材中の画像
除去促進液は最も多量であり、疎水性画像と被記録材と
の接着性は最も弱い状態となっている。また、被記録材
の腰が最も弱くなっているため被記録材は伸びた状態に
ある。この状態から回転体と軸受ローラとの接触圧が軽
減されている下流側の接触部に搬送されると、疎水性画
像は画像剥離体側に転写除去されやすくなり、被記録材
の水成分による伸縮歪みが分散・解消され、また被記録
材の腰も強くなり剥離再生紙のシワは発生しなくなる。
本発明では、回転体と軸受ローラとの接触圧を任意に、
自由に調節できるように構成したので、厚紙、薄紙、バ
ージン紙、古紙再生紙などにコピーされた画像の剥離除
去にも対応できる。前記各種の紙はそれぞれ品質、例え
ば水分による伸び、腰の弱さなどが異なっているが、こ
れらの品質の差異に応じて回転体と軸受ローラとの接触
圧を調節することによりシワのない剥離除去が行える。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明方法及び装置によれ
ば、コピー用紙の厚紙、薄紙、バージン紙、古紙再生紙
などの被記録材に疎水性画像を複写・記録した場合にお
いても、被記録材の紙繊維表面を剥離することなく、ま
た画像を残存することなく、さらに、紙のシワ、伸び、
カール等も発生せず、いわゆる紙に優しく、且つ被記録
材より画像を完全に剥離した剥離再生紙を再生すること
ができる。さらに本発明の効果を詳述する。 1.少なくとも一方が画像剥離体から成る2本のエンド
レスベルトにより挟まれて保持された被記録材に大きな
接触圧を加えると、被記録材とベルトとの接触・接着力
が大きくなり、それぞれの間にスベリが起こらずシワを
有した剥離再生紙となることがある。しかし、回転体と
軸受ローラとの接触圧を軽減すれば、被記録材と剥離体
との間にスベリが発生し、すぐれた剥離品質のシワのな
い剥離再生紙を得ることができる。 2.疎水性画像を被記録材から剥離除去するには、疎水
性画像と剥離体との充分な接触・接着が必要である。し
かし、前記接触圧を回転体と軸受ローラと全てにおいて
軽減した場合、疎水性画像と剥離体との接触・接着が充
分行われず、疎水性画像は完全に被記録材から剥離除去
されない。従って、本発明のように接触圧の軽減を上流
側から順次行うことにより、疎水性画像と剥離体との接
触・接着を行うと同時に被記録材のシワ発生を防止でき
る。その結果、すぐれた剥離品質のシワのない剥離再生
紙を得ることができる。 3.回転体を軸受ローラから浮かすことにより、回転体
と軸受ローラとの接触圧を軽減・調節でき、剥離品質の
すぐれた、シワのない剥離再生紙を得ることができる。 4.回転体を浮動状態で回転自在に支持する受け部材を
設けることにより、回転体と軸受ローラとの接触圧が軽
減・調節しやすくなり、剥離品質のすぐれた、シワのな
い剥離再生紙を得ることができる。 5.回転体の受け部材を昇降機により昇降自在に構成す
ることにより、回転体と軸受ローラとの接触圧の軽減・
調節を自由に、容易に行うことができる。したがって、
剥離品質のすぐれた、シワのない剥離再生紙を得ること
ができる。 6.回転体と軸受ローラとの接触圧を上流から下流へ順
次小さくすることにより、疎水性画像と剥離体との接着
が充分に行われ、且つ、被記録材のうち画像の存在しな
い部分と剥離体との接着性が弱く、いわゆるスベリが発
生し、剥離品質のすぐれた、シワのない剥離再生紙を得
ることができる。 7.本発明における被記録材の再生装置を用いることに
より、剥離品質のすぐれた、シワのない剥離再生紙を容
易に、簡便に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被記録材の再生方法を実施する為の再
生装置の一例の構成図。
【図2】本発明の回転体と軸受ローラとの接触圧軽減装
置の一例の構成図。
【図3】(a) (b) 及び(c) は回転体と接触・従回動する
転動部材の一例の説明図。
【図4】(A)及び(B)は、シワ形成メカニズム及び
シワ形成防止メカニズムを説明する為の図。
【図5】軸受ローラ、回転体、ベルト間に加わる張り応
力の説明図である。
【符号の説明】
A 給紙部、B 塗布部、C 画像剥離部、D 乾燥仕
上げ部、E 排紙部、Fクリーニング部、1 トレイ、
2a,2b 給送ローラ、3 液槽、4 液体(画像除
去促進液)、10a,10b,10c,10d 下側ロ
ーラ群、11 ベルト(画像剥離体)、12a,12
b,12c,12d 上側ローラ群、13 ベルト(画
像剥離体又は水を通さないシート)、20a,20b,
20c,20d 軸受ローラ、21a,21b,21c
回転体、22 回転体支持機構、25a,25b 搬
送ベルト、26 トレイ、27 回転ブレード、28
容器、30 転動部材、31 受け部材。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可撓性インキよりなる疎水性画像を保
    持した被記録材の面に画像剥離体を密着させるととも
    に、該被記録材の表裏両面に夫々接する平行な2本のベ
    ルトにより該被記録材を密封又は密着挟持した状態でジ
    グザグ状の搬送経路を搬送しつつ加圧、加熱を行うこと
    により被記録材上の疎水性画像と接するベルト面に前記
    疎水性画像を転写する被記録材の再生方法であって、 上記ジグザグ状の搬送経路は、上下位置関係で交互に配
    置された複数の回転体及び軸受ローラと、各回転体及び
    軸受ローラの外周面に180。以上の巻き付き角度で巻
    き掛けられた上記2本のベルトと、から成り、 上記2本のベルトのうち、少なくとも被記録材上の疎水
    性画像と接する側のベルトは画像剥離体から成るものに
    おいて、 隣接し合う各回転体と各軸受ローラは、2本のベルトを
    介して互いに圧接することにより接触部を形成し、 上記各回転体と各軸受ローラとの接触部の接触圧を軽減
    可能に構成したことを特徴とする被記録材の再生方法。
  2. 【請求項2】 上記回転体と軸受ローラとの接触部の接
    触圧を任意に調整可能に構成したことを特徴とする請求
    項1記載の被記録材の再生方法。
  3. 【請求項3】 上記回転体を軸受によらずに浮いた状態
    で自由回転する構成とし、上記軸受ローラを軸受により
    軸支した構成とし、回転体が軸受ローラに接する圧力を
    調整することにより、上記接触部の接触圧を調整する様
    にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の被記録材
    の再生方法。
  4. 【請求項4】 上記回転体は、受け部材上に配置した転
    動部材上に載置されて自由回転する構成を備えているこ
    とを特徴とする請求項1乃至3記載の被記録材の再生方
    法。
  5. 【請求項5】 上記受け部材は昇降機によって昇降され
    ることを特徴とする請求項4記載の被記録材の再生方
    法。
  6. 【請求項6】 上記各回転体と各軸受ローラとの接触部
    の接触圧を、上流側の接触部から下流側の接触部に向か
    うにつれて、順次小さくしたことを特徴とする請求項1
    乃至5記載の被記録材の再生方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも一部がセルロース繊維を主成
    分とした紙質層で構成され、かつ該紙質層に熱可撓性イ
    ンキよりなる疎水性画像を形成している被記録材に、水
    を含む画像除去促進液を含浸保持させる塗布部と、 前記画像除去促進液が含浸された前記被記録材の表面に
    画像剥離体を密着一体化させるとともに、該被記録材の
    裏面に水分を通さないシート状部材を密封又は密着挟持
    させた状態で、該画像剥離体とシート状部材との間で挟
    持した被記録材を複数の回転体と軸受ローラとから成る
    ジグザグ搬送経路に沿って搬送する画像剥離部と、 上記回転体と軸受ローラとの接触部の接触圧を調整する
    回転体支持機構と、を備え、 必要に応じて、画像剥離部の後段に被記録材の乾燥仕上
    げ部を設けたことを特徴とする被記録材の再生装置。
  8. 【請求項8】 上記回転体と上記軸受ローラとの接触部
    の接触圧を、上流側の接触部から下流へ向けて順次小さ
    くなるように構成したことを特徴とする請求項7記載の
    被記録材の再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20180127237A (ko) * 2017-05-19 2018-11-28 캐논 가부시끼가이샤 화상 형성 유닛
CN115230244A (zh) * 2022-05-11 2022-10-25 株洲时代华先材料科技有限公司 一种辊筒式热压装置及其热压工艺

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