JPH11288037A - 表示装置及びその冷却方法 - Google Patents
表示装置及びその冷却方法Info
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- JPH11288037A JPH11288037A JP10093460A JP9346098A JPH11288037A JP H11288037 A JPH11288037 A JP H11288037A JP 10093460 A JP10093460 A JP 10093460A JP 9346098 A JP9346098 A JP 9346098A JP H11288037 A JPH11288037 A JP H11288037A
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Abstract
ことを防止することにより、良好な画像が得られ、かつ
装置内に発生する熱を充分に冷却させることができる表
示装置及びその冷却方法を提供する。 【解決手段】 前面にスクリーン45を有し、密閉構造
の筐体38と、密閉構造の光学ブロック3と、これら筐
体38と光学ブロックと3の間を密閉的に接続し空気循
環させるための接続手段とを有する表示装置60を構成
する。また、前面にスクリーン45を有し、密閉構造の
筐体38と、密閉構造の光学ブロック3と、光源2と、
光源2を冷却する第1の冷却手段18,18A,18B
と、光学ブロック2を冷却する第2の冷却手段とを有す
る表示装置60を構成する。表示装置60の冷却方法と
して、少なくとも光学ブロック3を密閉構造にして、空
気の循環で光学ブロック3を冷却する。また、表示装置
60の冷却方法として、光源2を第1の冷却手段18,
18A,18Bで冷却し、光学ブロック3を第2の冷却
手段10,22a,22bで冷却する。
Description
ェクター等に適用して好適な表示装置及びその冷却方法
に係わる。
ルブに照射し、液晶ライトバルブの透過光を投射レンズ
によりスクリーン状に投射して画像を表示するようにし
た液晶プロジェクタ装置において、光源の熱により液晶
ライトバルブや各種光学部品が高温になるのを防ぐた
め、冷却方法の工夫がなされている。
クタ装置のセット内に外気を取り込み冷却を行う方法が
ある。
却方法では、外気の吸入と同時に塵埃も取り込むことか
ら、液晶ライトバルブ及び各種光学部品に塵埃が付着す
る。その結果、塵埃が液晶ライトバルブの透過光を遮
る、或いは乱反射することになり、その結果、画像にし
みやにじみを生じる等の影響をもたらすという問題が生
じる。
的で、塵埃除去用のフィルターを外気の吸入口部に取り
付けることが一般的に行われている。
付けても、フィルターの目より細かい塵埃は除去できな
いため、細かい塵埃が液晶プロジェクタ装置の内部に蓄
積し、いずれは前述の問題を引き起こすこととなる。ま
た、この方法では、塵埃の除去としては効果が不完全で
あるにも拘わらず、フィルターを頻繁にクリーニングし
なければならない煩わしさがある。
は、ファンノイズを液晶プロジェクタ装置の筐体外部に
放射しているため、液晶プロジェクタ装置の使用中に音
声以外の不要なノイズとなって使用者・視聴者に不快感
を与えることとなっている。
晶プロジェクタ装置のうち、液晶ライトバルブを含む光
学ブロックを密閉型にして、光学ブロック内部の空気を
循環させる方式も考えられる。しかし、光学ブロック内
の空気の容量が少ないことから、この方法を用いる場合
には密閉した光学ブロックの放熱性を高める必要があ
り、そのため液晶プロジェクタ装置の構造が複雑になる
傾向がある。
いては、塵埃が装置内に進入して光学部品に付着するこ
とを防止することにより、良好な画像が得られ、かつ装
置内に発生する熱を充分に冷却させることができる表示
装置及びその冷却方法を提供するものである。
面にスクリーンを有し、密閉構造の筐体と、密閉構造の
光学ブロックと、これら筐体と光学ブロックとの間を密
閉的に接続し空気循環させるための接続手段とを有して
成るものである。
介して筐体と光学ブロックとを空気循環させて、その循
環の間に空気を冷却させることにより光学ブロックの冷
却を行うことができる。
有し、筐体と、光学ブロックと、光源と、光源を冷却す
る第1の冷却手段と、光学ブロックを冷却する第2の冷
却手段とを有して成るものである。
手段と第2の冷却手段を、それぞれ光源と光学ブロック
に対応してそれぞれ異なる冷却手段とすることができ
る。
クリーンを有し、筐体と、光学ブロックと、光源とを備
えた表示装置の冷却方法であって、少なくとも光学ブロ
ックを密閉構造にして、空気の循環で光学ブロックを冷
却するものである。
ロックを密閉構造とすることにより、塵埃の進入がない
状態で空気の循環による冷却を行うことができる。
クリーンを有し、筐体と、光学ブロックと、光源とを備
えた表示装置の冷却方法であって、光源を第1の冷却手
段で冷却し、光学ブロックを第2の冷却手段で冷却する
ものである。
冷却手段と第2の冷却手段とを、それぞれ光源と光学ブ
ロックに対応してそれぞれ異なる冷却手段とすることが
できる。
し、密閉構造の筐体と、密閉構造の光学ブロックと、筐
体と光学ブロックとの間を密閉的に接続し空気循環させ
るための接続手段とを有して成る表示装置である。
体を介して熱せられた空気の熱を外に放熱するための放
熱手段が設けられた構成とする。
熱手段が、筐体を構成する良熱伝導部材で形成された構
成とする。
熱手段が、筐体に連通して外気に接するパイプ状体で形
成された構成とする。
体に、筐体内部を循環する空気の流れを規制するための
空気流規制通路が設けられた構成とする。
と、光学ブロックと、光源と、光源を冷却する第1の冷
却手段と、光学ブロックを冷却する第2の冷却手段とを
有して成る表示装置である。
学ブロックが密閉された構成とする。
学ブロックと筐体とが密閉され、光学ブロックと筐体と
の間に空気循環させるための接続手段が設けられて成る
構成とする。
と、光学ブロックと、光源とを備えた表示装置の冷却方
法であって、少なくとも光学ブロックを密閉構造にし
て、空気の循環で光学ブロックを冷却する。
おいて、空気の循環を、自然対流で行う。
おいて、空気の循環を、空気流生成手段により強制的に
行う。
おいて、熱せられた空気の熱を筐体を介して放熱させ
る。
と、光学ブロックと、光源とを備えた表示装置の冷却方
法であって、光源を第1の冷却手段で冷却し、光学ブロ
ックを第2の冷却手段で冷却する。
態として、液晶プロジェクタ装置に適用した場合のプロ
ジェクタ装置内に配置される光学系構成ユニットの概略
構成を示す。図2は図1の光学系構成ユニットの内部を
示す水平面における断面図を示し、図3は図1における
要部を示す断面側面図を示す。
すように、基板1上に光源2と光学ブロック3とが配置
されている。そして、光学ブロック3は、光学ブロック
ケース4と、光学ブロックケース4の上方を閉鎖する蓋
21と、光学ブロック3の前方に位置する上ダクト22
aと、上ダクト22aに対して基板1の下方に設けられ
た下ダクト22bとを有し、またその内部に光学部品を
収容して構成されている。上ダクト22aには開口22
aaがあり、上ダクト22aに対応して基板1の下方に
設けられた下ダクト22bにも開口22bbがある。即
ち、光学ブロック3は、光学ブロックケース4と蓋21
によって、これら開口22aa,22bb以外の部分は
密閉された構造となっている。
ブ6(6a,6b,6c)を駆動するための駆動回路8
が形成されている。また、上ダクト22aは着脱可能で
あり、上ダクト22aを取り外すと液晶ライトバルブの
レジストレーション調整即ち画像の重ね合わせ調整を行
うことができるように構成されている。
すような内部構成を有している。即ち、光源2側からレ
ンズアレイ24a,24b、集光レンズ26が配置さ
れ、光源2からの光を赤緑青(RGB)の3色の光に分
光して液晶に導くダイクロイックミラー27a,27
b、及び反射ミラー28a,28b,28cが配置され
る。分光された3色の光が通過する経路には、さらにそ
れぞれ集光レンズ29a,29b,29c、偏光板30
a,30b,30c、液晶ライトバルブ6a,6b,6
cが配置され、後段の合成プリズム5の各面に3色の光
が入射するようにしている。そして、合成プリズム5の
後段には合成した光を拡大投射する投射レンズ32が設
けられている。
る。メタルハライドランプ等の光源2で形成された照明
光は、紫外線及び赤外線を遮断するカットフィルター2
3を通過し、光学ブロック3内に入射する。このカット
フィルター23は光学ブロック3を密閉する機能をも有
する。
ズアレイ24a,24b及び集光レンズ26を透過し、
ダイクロイックミラー27aで赤色光Rが分離反射さ
れ、分離した赤色光Rは反射ミラー28aで反射され、
集光レンズ29a及び偏光板30aを透過し、赤色液晶
ライトバルブ6aを透過する。
過した照明光即ち緑色光G及び青色光Bは、ダイクロイ
ックミラー27bで緑色光Gが分離反射され、分離した
緑色光Gは集光レンズ29b及び偏光板30bを透過
し、緑色液晶ライトバルブ6bを透過する。
した青色光Bは、反射ミラー28b及び28cで反射さ
れ、集光レンズ29c及び偏光板30cを透過し青色液
晶ライトバルブ6cを透過する。尚、図中31a及び3
1bはレンズである。
b,6cを透過した光は、合成プリズム5で色合成され
て、投射レンズ32によって所定のスクリーンに拡大し
て投射される。このようにして、光学ブロック3により
スクリーンへの映像の表示がなされる。
いて説明する。先に図1に示したように、上ダクト22
aには開口22aaがあり、上ダクト22aに対応して
基板1の下方に設けられた下ダクト22bにも開口22
bbがある。これらの開口22aa,22bbを通じ
て、光学ブロック3に冷却のための空気が導入・排出さ
れる。そして、この空気の導入・排出のために、例えば
図3に示すように、空気流生成手段としてファン10を
下ダクト22b内に設ける。これにより下ダクト22b
の開口22bbから空気が導入され、光学ブロック3内
に入る。空気は光学ブロック3内を冷却する際に熱せら
れ、この熱せられた空気が上ダクト22aの開口22a
aから排出される。
28c、集光レンズ29a,29c、偏光板30a,3
0c、液晶ライトバルブ6a,6c、及び合成プリズム
5の間に空気が通過できる隙間を設けていて、これによ
り効率的に冷却を行うことができるようにしている。
ァン10を下ダクト22bに形成して、このファンによ
り空気を強制循環させているが、ファン10等空気流生
成手段は上ダクト22a内に設けてもよく、上ダクト2
2aや下ダクト22bに接続された配管内に設けて強制
循環を行ってもよい。いずれにしても、吸気側或いは排
気側の少なくとも一方に空気流生成手段を設けることに
よって、空気の強制循環を行うことができる。また、空
気流生成手段による強制循環の代わりに、自然対流によ
り空気循環を行ってもよい。
て、図1〜図3に示した光学系構成ユニット50を前面
にスクリーンを有した筐体に組み込んで液晶プロジェク
タ装置60を構成した形態を図4に示す。この液晶プロ
ジェクタ装置60は、先に示した基板1上に光源2及び
光学ブロック3を配置して成る光学系構成ユニット50
と、液晶プロジェクタ装置60全体の構造を形成する前
面にスクリーン45を有する筐体38とを有して成る。
と下部とに分けられ、下部には光源2及び光学ブロック
3から成る光学系構成ユニット50(図1〜図3参照)
が配置され、上部には仕切部35により密閉構造とされ
た大きな空間37を有して成る。光学ブロック3の投射
レンズ32から投射光(図示せず)は、この大きな空間
37の内部を通過し、筐体38内の背面側に配置された
ミラー41によって反射され、液晶プロジェクタ装置6
0の前面のスクリーン45に向かう。
35には、図示しないが開口が設けられて、投射レンズ
32の先端をこの開口から筐体38の上部の空間37に
突出させることにより、反射ミラー41に投射を行うこ
とができるようにする。この開口と投射レンズ32の間
には、ゴムパッキン等の材料を詰めて、筐体38上部の
空間37が密閉されるようにする。
部と下部を分ける仕切部35に、空気を循環させるため
の2つの開口部36a,36bを設ける。また、この開
口部36a,36bに、光学ブロック3に形成された上
ダクト22aと下ダクト22bを、それぞれ直接或いは
他の中継部品等の接続手段を介して接続させる。
けられた開口22aa,22bbは、セットの筐体の上
部の空間37と結合させることにより、セットの筐体の
上部の空間37内の空気を光学ブロック3の内部空間へ
と循環させるための中継部の機能を有している。
口部36aとを直接接続し、下ダクト22bと開口部3
6bとを中継部品として継ぎパイプ12を介して接続し
ている。
筐体38の上部の空間37と、光学ブロック3とを、密
閉された状態で接続することができる。
その動作時には、前述した照明光が光学ブロック3の内
部の3色の液晶バルブ6a,6b,6c及び偏光板30
a,30b,30c等を加熱し、これら光学部品からの
熱放射で暖められた空気が、光学ブロック3の下ダクト
22b内に設けられたファン10による強制循環によっ
て筐体38の上部の空間37に進入する。尚、空気の循
環は、前述のようにファン等空気流生成手段による強制
循環によって行ってもよく、自然対流によって行っても
よい。
は、スクリーン45は密閉された筐体38内に配置され
ているが、スクリーンを密閉構造の外に配置し表示装置
の前面に取り付ける構成としてもよい。
の実施の形態として、液晶プロジェクタ装置60の筐体
38の上部の空間37に進入した暖められた空気の冷却
手段(暖められた空気の熱を放熱する手段)及び冷却方
法の形態を、図5〜図8に示す。
に進入した、暖められた空気が筐体38内の空間37の
広い面積全体に触れることで、熱を効率よく伝えて、そ
の熱は筐体38を介して筐体38の外部に放熱する形態
を示す。具体的には、暖められた空気の熱が、筐体38
の上面ないしは背面から外部に放熱される。
部例えば図5中斜線を付した部分38aを、金属等の熱
伝導性の良好な材料で形成する。これにより、さらに放
熱効率を上げることができる。また、この斜線を付した
部分38aに、突起状の放熱用のフィンを設けてもよ
く、これにより、さらに放熱効率を向上させることがで
きる。
に効率よく筐体38の外部に放熱する目的で、筐体38
から外部に露出して設けられた放熱手段としての放熱器
42を設けた場合を示す。この放熱器42は、例えばパ
イプ状の金属によって構成され、その両端が筐体38に
連通するように接続される。そして、この放熱器42
は、筐体38から外部に露出しているため、外気に触れ
る部分の表面積が大きく、効率よく放熱させることがで
きる。
42の表面に、放熱用の突起としてフィン43を取り付
けることにより、さらに放熱効果を上げることもでき
る。
した空気の流れを規制する形態を示す。この場合は、反
射ミラー41の裏側に筐体38が接するようにして、さ
らに図6と同様の機能を有する放熱器42を、筐体38
の外部に露出するように配置している。また、反射ミラ
ー41に接する部分を含み、筐体38の背面及び上面の
一部斜線を付した部分38aは、前述と同様に金属等熱
伝導性のよい材料によって形成されている。
過して冷えた空気と、光学ブロック3で熱せられた空気
との混入を防ぐ目的で、放熱器42の出口付近から仕切
部35に至るまで仕切板46を設ける。ここに、放熱器
42から仕切部35の開口部36bに到って、筐体38
内を循環する空気の流れを規制するための空気流規制通
路48が形成される。
3内の、下ダクト22bと合成プリズム5等光学部品と
の間に空気流生成手段としてファン10が配置されてい
る。
ァン10によって生じる空気流により、光学ブロック3
内で熱せられた空気が、筐体38の上面で放熱されると
共に、筐体38内の空間37の上方から放熱器42に送
られる。放熱器42に送られた空気は、この放熱器42
で冷却された後、仕切部35に設けられた開口部36b
を通って、開口22bbから再び下ダクト22bを通じ
て光学ブロック3内に入る。このようにして、熱せられ
た空気が必ず放熱器42を通過してから、再び光学ブロ
ック3内に入るように、空気の流れが規制される。
3に取り入れられる空気に一部冷却されていない空気が
混入し、空気の温度が上がることが考えられる。これに
対して、本実施の形態のように、空気の流れを規制する
ことにより、光学ブロック3に取り入れられる空気は、
完全に冷却工程を経てから供給され、温度上昇が起こら
ないようにすることができる。
して、図6に説明した放熱器42を用いる方法を適用し
て、図8に要部の断面図を示すように、画像光線を反射
するミラー41の背面に筐体38を介して接するように
放熱器42を形成した構成を採ることもできる。
体38の背面に複数本平行して形成するようにすれば、
放熱効率の向上を図ることができる。
の空気循環経路において、経路の途中に集塵機44を設
ける。これにより、液晶プロジェクタ装置60の使用中
に密閉構造内の塵埃を除去することができる。このと
き、密閉構造の筐体38及び光学ブロック3は、外部か
らの塵埃の進入はなく、また液晶プロジェクタ装置60
の製造時にセットの筐体の上部37及び光学ブロック3
の空間に混入している塵埃を、この集塵機44で除去す
ることができるため、塵埃の画像への影響を完全に排除
することができる。
の清掃を行うために取り外すことができるように形成す
る。清掃後は、所定の位置に再び取り付ける。
ェクタ装置60の筐体38の上部の空間37と光学ブロ
ック3とを密閉構造で結合するため、光学ブロック3に
外部からの塵埃の進入を防ぐことができる。また、光学
ブロック3が密閉構造であるため、ファン10を設けた
場合のファンノイズを外部に放出しないようにすること
ができる。
伝導性の良好な放熱しやすい材料に選定することによ
り、筐体38の吸熱・発熱効果を高めることができる。
属製パイプ等熱伝導性のよい材料からなる放熱器42を
接続することにより、同様な効果を付加することができ
る。
らに放熱用材として突起状のフィン等を追加することに
より、更に吸熱及び発熱効果を高めることができる。
設けて、筐体38の上部の空間37に進入した暖められ
た空気の流れと、冷却された空気の流れとを規制するこ
とにより、冷却された空気に暖められた空気が混入する
ことを防ぎ、これにより冷却効果を上げることができ
る。
気循環経路中に集塵器44を設けることにより、セット
製造時に入る塵埃をも取り除くことができる。従って、
塵埃による影響を完全に排除することができる。
効果を有するが、複数の構成を組み合わせることもでき
る。いずれの構成でも、密閉構造であるため塵埃の進入
が生じない長所を有し、かつ光学ブロック3の冷却を効
率よく行うことができる。
る第1の冷却手段と、光学ブロック3を冷却する第2の
冷却手段とを別途構成することができる。これにより、
それぞれ光源2と光学ブロック3とに対応して、それぞ
れ最適な冷却手段を用いることができ、互いの冷却手段
の影響を受けることなく、独立して冷却を行うことがで
きる。
の冷却手段は、前述の図3〜図8に示した各形態を適用
することができる。
しては、例えば次のような形態が考えられる。
ランプ等からなる光源2の周囲を囲った光源部17に沿
うように、冷却用の空気が通過するダクト18を設け
る。そして、このダクト18内を自然対流又はファン等
の空気流形成手段による強制循環により冷却用空気を循
環させる。この図9の場合、光源部17は、光源2から
の光が放出される側が開放されている。
17に対応して、給気ダクト18Aと排気ダクト18B
を、光源部17の位置を固定する固定部材19に接続す
る。そして、このダクト18A,18B内を自然対流又
はファン等の空気流形成手段による強制循環により冷却
用空気を循環させる。固定部材19は、例えば耐熱モー
ルド樹脂等から成り、その側面に略長方形状の開口19
aを有し、この開口19Aを通じて光源部17に空気を
流すことができる。
(図11参照)を有する構成とすることにより、固定部
材19の開口19Aから流入する空気を、さらにこの開
口17Aを通じて光源2に流すようにすることができ
る。この場合も、光源部17は、光源2からの光が放出
される側が開放されている。
出した状態を示すように、光源部17を固定部材19に
対して着脱可能にすることができる。これにより、光源
2のランプの交換を容易に行うことができる。
開口19Aを有する構成としてもよい。また、一方のダ
クト例えば給気ダクト18Aのみを設けて、排気は光源
部17の開口17A及び固定部材19の開口19Aから
放出されるように構成してもよい。
却手段を構成すれば、光源2と光学ブロック3を同一の
冷却手段で冷却する場合と比較して、発熱量が大きく異
なる光源2と光学ブロック3にそれぞれ対応して、適切
な冷却手段を設けることができる。従って、光源2及び
光学ブロック3のそれぞれの冷却効率の向上を図ること
ができる。さらに、光源2及び光学ブロック3の設計の
自由度が増すため、表示装置60の製造コスト、消費電
力等運転コスト等諸条件を考慮して、表示装置60をよ
り好ましい構成とすることができる。
て、塵埃の付着による影響がわずかであるため、必ずし
も光源部17を密閉する必要はなく、冷却手段も図9〜
図11に示したような単純な構成とすることができる。
従って、表示装置の製造費や消費電力等の低減を図るこ
とが可能になる。
述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取り得る。
造とされた表示装置の筐体と光学ブロックとを空気循環
させるための接続手段で接続するため、空気循環の経路
を密閉して、光学ブロックに外部からの塵埃の進入を防
ぐことができる。これにより、光学部品への塵埃の付着
に起因する画像の質の低下をなくして、良好な画像を得
ることができる。
クとを空気循環させて、その循環の間に空気を冷却させ
るため、光学ブロックへの外部からの塵埃の進入がない
状態で、効率よい光学ブロックの冷却を行うことができ
る。
め、例えば空気循環のために内部に空気流生成手段とし
てファンを設けた場合に、ファンノイズを外部に放出し
ないようにすることができる。
熱を筐体を介して放熱させるようにしたときには、筐体
の広い空間を利用して、より効果的に熱せられた空気の
放熱を行うことができる。
の冷却手段と、光学ブロックを冷却する第2の冷却手段
とを有することにより、第1の冷却手段と第2の冷却手
段を、それぞれ光源と光学ブロックに対応してそれぞれ
異なる冷却手段とすることができるため、発熱量が大き
く異なる光源と光学ブロックにそれぞれ対応して、適切
な冷却手段を設けることができる。従って、光源及び光
学ブロックのそれぞれの冷却効率の向上を図ることがで
き、また光源及び光学ブロックの設計の自由度が増すた
め、表示装置をより好ましい構成とすることができる。
ロジェクタ装置に配置される光学系構成ユニットの概略
構成図(斜視図)である。
部を示す図である。
である。
ェクタ装置を構成した状態の断面図である。
段の一形態を示す断面図である。
段の他の形態を示す要部の断面図である。
段のさらに他の形態を示す断面図である。
段の別の形態を示す要部の断面図である。
す図である。
ックケース、5…合成プリズム、6a,6b,6c…液
晶ライトバルブ、8…駆動回路、10…ファン、12…
継ぎパイプ、17…光源部、18…ダクト、18A…給
気ダクト、18B…排気ダクト、19…固定部材、21
…蓋、22a…上ダクト、22b…下ダクト、23…カ
ットフィルター、24a,24b…マルチレンズアレ
イ、25、26…集光レンズ、27a,27b…ダイク
ロイックミラー、28a,28b,28c…反射ミラ
ー、29a,29b,29c…レンズ、30a,30
b,30c…偏光板、31a,31b…レンズ、32…
投射レンズ、35…仕切部、36a,36b…開口部、
37…空間、38…筐体、41…反射ミラー、42…放
熱器、43…フィン、44…集塵器、45…スクリー
ン、46…仕切板、48…空気流規制通路、50…光学
系構成ユニット、60…液晶プロジェクタ装置
Claims (13)
- 【請求項1】 前面にスクリーンを有し、 密閉構造の筐体と、 密閉構造の光学ブロックと、 上記筐体と上記光学ブロックとの間を接続し空気循環さ
せるための接続手段とを有して成ることを特徴とする表
示装置。 - 【請求項2】 上記筐体を介して熱せられた空気の熱を
外に放熱するための放熱手段が設けられて成ることを特
徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 【請求項3】 上記放熱手段が、上記筐体を構成する良
熱伝導部材で形成されて成ることを特徴とする請求項2
に記載の表示装置。 - 【請求項4】 上記放熱手段が、上記筐体に連通して外
気に接するパイプ状体で形成されて成ることを特徴とす
る請求項2に記載の表示装置。 - 【請求項5】 上記筐体に、該筐体内部を循環する空気
の流れを規制するための空気流規制通路が設けられて成
ることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 【請求項6】 光源を冷却する第1の冷却手段と、 光学ブロックを冷却する第2の冷却手段とを有して成る
ことを特徴とする表示装置。 - 【請求項7】 上記光学ブロックが密閉されたことを特
徴とする請求項6に記載の表示装置。 - 【請求項8】 上記光学ブロックと上記筐体とが密閉さ
れ、上記光学ブロックと上記筐体との間に空気循環させ
るための接続手段が設けられて成ることを特徴とする請
求項6に記載の表示装置。 - 【請求項9】 前面にスクリーンを有し、筐体と、光学
ブロックと、光源とを備えた表示装置の冷却方法であっ
て、 少なくとも上記光学ブロックを密閉構造にして、 空気の循環で上記光学ブロックを冷却することを特徴と
する表示装置の冷却方法。 - 【請求項10】 上記空気の循環を、自然対流で行うこ
とを特徴とする請求項9に記載の表示装置の冷却方法。 - 【請求項11】 上記空気の循環を、空気流生成手段に
より強制的に行うことを特徴とする請求項9に記載の表
示装置の冷却方法。 - 【請求項12】 熱せられた上記空気の熱を上記筐体を
介して放熱させることを特徴とする請求項9に記載の表
示装置の冷却方法。 - 【請求項13】 前面にスクリーンを有し、筐体と、光
学ブロックと、光源とを備えた表示装置の冷却方法であ
って、 上記光源を第1の冷却手段で冷却し、 上記光学ブロックを第2の冷却手段で冷却することを特
徴とする表示装置の冷却方法。
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