JP2010107631A - 投写型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】防塵のために、投写型表示装置を密閉された筐体内に収納して使用する構成において、メンテナンス性が良好で、かつ、効率の良い冷却が行なえる投写型表示装置を得ることを目的とする。
【解決手段】この発明にかかる投写型表示装置100は、投写型表示装置本体1と、前記本体に配置された投写レンズ部2、吸気口3、排気口4と、本体1外部において、排気口4から吸気口3に至る風路を形成する風路形成構造体としてのダクト10と、ダクト10内部に配置される送風装置としてのファン14と、ダクト10内部に配置される吸熱フィン11と、密閉構造である密閉筐体20と、密閉筐体20外部に配置される放熱装置としての放熱フィン12と、吸熱装置としての吸熱フィン11と放熱フィン12とを接続し熱移動をする、熱移動体としてのヒートパイプ13とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発生する熱を外気に逃がす冷却構造を有する投写型表示装置に関する。
従来の投写型表示装置は、吸気口から外気を吸入して、高温となる光源等にそれを吹き付けて光源等の冷却を行なっており、吸気口付近にフィルターを配置して、吸入空気に含まれる塵埃が投写型表示装置内に侵入しないようにしている。しかし、使用中にフィルターの目詰まりが進行すると、意匠筐体に生じているわずかな隙間から空気が吸入され、吸入空気と共に塵埃が投写型表示装置内に侵入して表示パネルなどに付着し、画質を損ねるなどの問題があった。
この改善策として投写型表示装置の筐体を密閉構造として、発生した熱は熱交換器等で外気に放出する放熱手段を設けて冷却を行い、外気を直接投写型表示装置内に取り込まないように構成して防塵を行なっている(例えば、特許文献1、2参照)。また、通常の投写型表示装置の防塵機能を高めるために、投写型表示装置を別の筐体に収納し、筐体の吸気口に設けられたフィルターによって筐体内の空気を清浄に保ちながら、吸気口から導入された外気で筐体内を冷却するように構成されているものもある(例えば、特許文献3参照)。
特開2008−51831号公報(第11頁、第1図) 特開平2−130542号公報(第6頁、第1図) 特開2001−343707号公報(第5頁、第1図)
投写型表示装置の筐体を密閉構造とした場合(特許文献1,2参照)、投写型表示装置の筐体内の放熱手段などが複雑で特殊な構造になり、比較的塵埃の少ない清浄な環境下で使用する用途では過剰な仕様になってしまうなど、投写型表示装置本体内に構造を配置することにより、製品の適用範囲を特殊な用途に狭めてしまう恐れがある。
また、通常の投写型表示装置を塵埃の多い劣悪な環境でも使用できるように、投写型表示装置を別の筐体に収納して使用する提案があるが(特許文献3参照)、フィルターを用いて防塵を行っている限り、フィルターの目詰まりに対する課題とこれを防ぐために定期的な清掃が必要になるなどの問題点があった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、防塵のために、投写型表示装置を密閉された筐体内に収納して使用する構成において、メンテナンス性が良好で、かつ、効率の良い冷却が行なえる投写型表示装置を得ることを目的とする。
この発明にかかる投写型表示装置は、第1の筐体で囲まれた、投写型表示装置本体と、前記第1の筐体の所定位置に配置された投写レンズ、吸気口、排気口と、前記第1の筐体外部において、前記排気口から前記吸気口に至る風路を形成する風路形成構造体と、前記風路形成構造体内部に配置され、空気を送風する送風装置と、前記風路形成構造体内部に配置され、前記送風装置により送風される空気から吸熱する第1の吸熱装置と、前記投写型表示装置本体と、前記風路形成構造体とを内部に含む密閉構造であり、かつ、前記投写レンズを覆う側面に透明窓を備える、第2の筐体と、前記第2の筐体外部に配置され、外気に放熱する第1の放熱装置と、前記第1の吸熱装置と前記第1の放熱装置とを、前記第2の筐体を貫通して接続し熱移動をする、第1の熱移動体とを備えるものである。
この発明によれば、第1の筐体で囲まれた、投写型表示装置本体と、前記第1の筐体の所定位置に配置された投写レンズ、吸気口、排気口と、前記第1の筐体外部において、前記排気口から前記吸気口に至る風路を形成する風路形成構造体と、前記風路形成構造体内部に配置され、空気を送風する送風装置と、前記風路形成構造体内部に配置され、前記送風装置により送風される空気から吸熱する第1の吸熱装置と、前記投写型表示装置本体と、前記風路形成構造体とを内部に含む密閉構造であり、かつ、前記投写レンズを覆う側面に透明窓を備える第2の筐体と、前記第2の筐体外部に配置され、外気に放熱する第1の放熱装置と、前記第1の吸熱装置と前記第1の放熱装置とを、前記第2の筐体を貫通して接続し熱移動をする、第1の熱移動体とを備えることにより、その密閉構造によって清浄な環境が保たれる第2の筐体内で投写型表示装置本体を使用することが可能となり、塵埃が多く存在する劣悪な環境下であっても、冷却のための特殊な構造の投写型表示装置を用いることなく長期にわたって使用できるという効果がある。
<実施の形態1>
<構成>
図1〜図4は、本発明の実施の形態1の投写型表示装置を説明する図である。
図3および図4は、通常の投写型表示装置本体を示した斜視図であり、箱型の第1の筐体に囲まれた投写型表示装置本体1の例えば前面に投写レンズ部2、一方の側面に吸気口3を配置し、また他方の側面に排気口4を配置するものである。
図1は、投写型表示装置100の主要部を示す斜視図である。前述の投写型表示装置本体1の例えば相対する側面に配置された排気口4、吸気口3を跨ぐように風路形成構造体であるダクト10が構成され、全体として投写型表示装置100を形成している。図の左下に図示しないスクリーンが配置され、投写レンズ部2から投写され、表示がなされる。
図1において、風路形成構造体であるダクト10は、投写型表示装置本体1の外部において、投写型表示装置本体1の排気口4から吸気口3に至る風路を構成し、一方の投写型表示装置本体1の排気口4に近接した位置に開口部を有し、他方の投写型表示装置本体1の吸気口3に近接した位置に開口部を有している。
第1の吸熱装置である第1の吸熱フィン11は、ダクト10内の前記風路の途中に配置される。また、第1の放熱装置である第1の放熱フィン12は、外気に触れる位置に配置され、第1の熱移動体であるヒートパイプ13は、第1の吸熱フィン11で吸熱した熱を第1の放熱フィン12に伝えるように、それぞれの吸熱フィン11、放熱フィン12とをつなぎ、ダクト10を貫通するように配置される。
送風装置である第1の吸熱用ファン14は、ダクト10内に配置された第1の吸熱フィン11に通風する機能を有する。同様に、第1の放熱用ファン15は、第1の放熱フィン12に通風するように外気に触れる位置に配置される。
図2は、本発明の実施の形態1における投写型表示装置100の全体を示す斜視図である。図1の全体を、さらに密閉筐体20で覆い、前述のダクト10は見えない状態になっている。
第2の筐体である密閉筐体20は、投写型表示装置本体1、ダクト10を、外気から遮断して収納する。第1の吸熱フィン11と第1の放熱フィン12とを接続するヒートパイプ13は、密閉筐体20を貫通する。
透明窓21は、密閉筐体20に収納された投写型表示装置本体1の投写レンズ部2から投影可能なように、投写型表示装置100の密閉筐体20に設けられる。
第1のカバー22は、第1の放熱フィン12および第1の放熱用ファン15を覆う。第1のカバー吸気口23、第1のカバー排気口24は、ともに第1のカバー22に設けられる。
<動作>
以上のような構成において、その動作について説明する。
投写型表示装置本体1は、密閉筐体20に収納された状態で投写を開始する。
投写レンズ部2から発せられた光は、透明窓21を通過して図示しないスクリーンに向けて投写される。投写型表示装置本体1はその内部に有する光源(図示せず)を冷却するために、吸気口3から密閉筐体20内の空気を吸入して空冷し、空冷後の高温になった空気を排気口4から排気を行なう。第1の吸熱用ファン14によってダクト10内に図1に示す矢印方向の空気の流れを生成し、投写型表示装置本体1の排気口4から排気された高温の空気を第1の吸熱フィン11へと導く。
第1の吸熱フィン11で吸熱された熱は、ヒートパイプ13によって第1の放熱フィン12へと伝えられる。第1の放熱フィン12は外気に触れる位置に配置されており、第1の放熱用ファン15によって通風して熱を外気へと放出する。このように、投写型表示装置本体1の排気口4から排出された高温の空気が持つ熱は、第1の吸熱フィン11からヒートパイプ13を伝わり、第1の放熱フィン12から外気に放出され冷却される。
第1の吸熱フィン11を通過して冷却されたダクト10内の空気は、投写型表示装置本体1の吸気口3付近まで送られ、吸気口3から吸入されて投写型表示装置本体1の冷却に使用される。
<効果>
以上のように、本実施の形態1によれば、箱型の第1の筐体に囲まれた投写型表示装置本体1と、第1の筐体に配置された投写レンズ部2、吸気口3、排気口4と、排気口から吸気口までの風路を形成する風路形成構造体としてのダクト10と、ダクト10内に配置される、送風装置としての第1の吸熱用ファン14と、ダクト10内に配置される、第1の吸熱装置としての第1の吸熱フィン11と、投写型表示装置本体1と、ダクト10とを内部に含む密閉構造であり、かつ、投写レンズを覆う面に透明窓21を備える第2の筐体としての密閉筐体20と、密閉筐体20外部に配置される第1の放熱装置としての第1の放熱フィン12と、第1の吸熱フィンと第1の放熱フィンとを、密閉筐体20を貫通して接続し熱移動をする、第1の熱移動体としてのヒートパイプ13とを備えることにより、ダクト10の開口部は投写型表示装置本体1の排気口4および吸気口3近傍にあり、投写型表示装置本体1の高温になった排気を吸い込み、投写型表示装置本体1の外部に配置されたダクト10内で冷却された冷風を投写型表示装置本体1の吸気口3に送り込めるため、効率良く投写型表示装置100の冷却を行なうことができる。
また、本実施の形態1によれば、投写型表示装置本体1の外部に配置されたダクト10は排気口4および吸気口3に密着せず所定の隙間をもって配置されているので、その隙間から密閉筐体20内の空気を吸い込み、また冷風を吹き出すことができるので、密閉筐体20内の温度上昇も抑えることが可能となる。
また、本実施の形態1によれば、第1の吸熱装置として第1の吸熱フィン11を備え、第1の放熱装置として第1の放熱フィン12を備えることにより、第1の吸熱フィン11は清浄な密閉筐体20内のダクト10内に配置されるので、フィンの隙間にホコリなどが詰まって目詰まりすることがないため、フィンピッチを細かくし、第1の吸熱手段の容積をコンパクトにすることができる。第1の吸熱フィン11のフィンピッチとしては例えば1.5mm以下となるように構成できる。また、第1の放熱フィン12のフィンピッチを第1の吸熱フィン11より大きくし、例えば5mm以上のピッチになるように構成することで、設置環境に存在する塵埃等がフィンとフィンの間に付着して生じる目詰まりが回避でき、清掃などの手間を省くことができる。
また、本実施の形態1によれば、吸気口3と排気口4を、箱型の第1の筐体である投写型表示装置本体1の相対する側面に配置することにより、送風される空気の循環を効率的に行なうことができる。
また、本実施の形態1によれば、前述のように相対する側面に配置された吸気口3と排気口4をつなぐ風路形成構造体としてのダクト10が、投写型表示装置本体1の外部において、投写型表示装置本体1を跨ぐ形状であることにより、投写型表示装置100の全体の形状を合理的な形状にすることができ、投写型表示装置本体1の外部に形成されたダクト10が占有する空間をコンパクトにおさめることができる。
<実施の形態2>
<構成>
上記実施の形態1では、ダクト10を両側の開口部を含めて一体で構成したが、両側の開口部を投写型表示装置本体1の取り付け姿勢や位置、形状に合わせて交換可能なように別体にして構成しても良い。
図5、図6および図7は、本発明の実施の形態2の投写型表示装置100の主要部を示す斜視図である。投写型表示装置本体1の外部に配置されるダクト10に対応する部分が、第1の部分構造体としての排気口側ダクト16と、第2の部分構造体としての吸気口側ダクト17と、それらを接続する第3の部分構造体としてのダクト10aになり、別体として構成されている。
図5において、第1の部分構造体としての排気口側ダクト16は、投写型表示装置本体1の排気口4に近接した位置に開口部を有して第1の風路を構成する。また、第2の部分構造体としての吸気口側ダクト17は、投写型表示装置本体1の吸気口3付近に冷風を導くように第2の風路を構成する。送風装置としての第2および第3の吸熱用ファン14a、14bは、吸気口側ダクト17内に配置される。
第3の部分構造体としてのダクト10aは、その両端をそれぞれ排気口側ダクト16の第1の風路および吸気口側ダクト17の第2の風路と連結し第1の吸熱フィン11への第3の風路を形成するためのものである。
図5、図7に示すように、投写型表示装置本体1あるいは1aのように全体の形状、および吸気口3、排気口4の位置、形状が変化した場合でも、前述のように排気口側ダクト16と、吸気口側ダクト17と、それらを接続するダクト10aを別体として構成し、排気口側ダクト16と、吸気口側ダクト17を必要に応じて排気口側ダクト16aと、吸気口側ダクト17aのように変更し、対応することができる。
図6は投写型表示装置100を天吊りで使用する場合の、投写型表示装置100の主要部を示す図で、投写型表示装置本体1は天地を反転して収納されている状態を示している。図において、投写型表示装置本体1の脚5a、5bが、反転して図示されている。吸気口側ダクト17は第2の吸熱用ファン14aと第3の吸熱用ファン14bとともに、投写型表示装置本体1の反転に伴って移動し、ダクト10aに対して排気口側ダクト16と左右入れ替わって配置されている。
ダクト10aの排気口側ダクト16と吸気口側ダクト17との接続部である第1、第2の接続部が、排気口側ダクト16と吸気口側ダクト17のどちらとも接続可能な構造になっているため、上記のような配置が可能となる。
<動作>
本実施の形態2の冷却に関する動作は、実施の形態1に示すものと同様であるため、説明は省略する。
<効果>
この発明の実施の形態2によれば、第1の部分構造体としての排気口側ダクト16と、第2の部分構造体としての吸気口側ダクト17と、第3の部分構造体としてのダクト10aを別体として構成し、排気口側ダクト16を、排気口4の位置、形状に応じて交換可能とし、吸気口側ダクト17を、吸気口3の位置、形状に応じて交換可能とすることで、投写型表示装置本体1の吸気口3および排気口4の位置や大きさ、形状が異なる場合でも、図7に示すように投写型表示装置本体1の外形状に合わせた排気口側ダクト16aおよび吸気口側ダクト17aを用意すれば、異なるデザイン形状の投写型表示装置本体1aを収納しても同様に効率の良い冷却が可能になり、投写型表示装置の適用範囲を広げることができる。
また、実施の形態2によれば、第3の部分構造体としてのダクト10aが備える第1の接続部および第2の接続部としての排気口側ダクト16、吸気口側ダクト17との接続部が、吸気口側ダクト17と排気口側ダクト16の両方を接続可能な構造であることにより、投写型表示装置本体1の吸気口3および排気口4の移動に伴って、ダクト10aの入れ替えによって対応できるため、投写型表示装置100を天吊りで使用する場合に、投写型表示装置100の天地をそのままにして、中に収納する投写型表示装置本体1の天地を入れ替えて使用することができる。なおこのとき、第2の吸熱用ファン14aおよび第3の吸熱用ファン14bは吸気口側ダクト17内に配置されているため、吸気口側ダクト17とともに移動して、天吊りで使用する場合のダクト10a内の空気の流れは図6の矢印で示すように、図5における空気の流れと逆方向の流れになる。
また、この発明の実施の形態2によれば、送風装置としての第2の吸熱ファン14a、第3の吸熱ファン14bのように送風装置が複数備えられることにより、送風される空気量が増え、空冷の効率が向上する。
また、この発明の実施の形態2によれば、送風装置である第2の吸熱ファン14a、第3の吸熱ファン14bが、吸気口側に配置されることにより、投写型表示装置本体1に送風される空気量が向上し、投写型表示装置本体1から排出される空気量も向上するため、より効率的に空冷が可能となる。
<実施の形態3>
<構成>
上記実施の形態1および実施の形態2では、吸熱フィン11および放熱フィン12とファン14または15による空冷で冷却行っているが、電子冷却ユニット301による冷却手段を付加しても良い。図8、図9および図10は、本発明の実施の形態3の投写型表示装置100の主要部を示す斜視図である。図8はペルチェ効果を用いた電子冷却ユニット301を示すもので、第2の熱移動体としてのペルチェ素子30を備える。
図8においてペルチェ素子30、第2の吸熱フィン31、第2の放熱フィン32、表面温度検出センサー33、制御装置34によって構成される電子冷却ユニット301について説明する。第2の吸熱フィン31は、前述のペルチェ素子30の低温側の面に固着され、第2の放熱フィン32は、ペルチェ素子30の高温側の面に固着される。表面温度検出センサー33は、第2の吸熱フィン31のフィンの一部に固定される。制御装置34は、ペルチェ素子30および表面温度検出センサー33からのリード線が接続され、ペルチェ素子30の駆動制御を行なう。
図9は電子冷却ユニット301を投写型表示装置100に装着した状態の主要部を示す斜視図である。
風路形成構造体としてのダクト10bは、第1の吸熱フィン11と第2の吸熱フィン31に風路を形成する。第2の放熱用ファン35は、第2の放熱フィン32に通風するように外気に触れる位置に配置される。第2の吸熱フィン31からペルチェ素子30、第2の放熱フィン32へと熱が伝わり、第2の放熱用ファン35で、熱は外気に放出される。機内温湿度検出センサー36は、ダクト10b内に配置され、風路内の温度と湿度を検出する。
図10はこの発明の実施の形態3の投写型表示装置100の全体を示す斜視図である。図9の状態をさらに密閉筐体20aで覆い、外気に触れる機器等を、第1のカバー22、第2のカバー25で覆う場合である。
図10に示すように、第2のカバー25は、第2の放熱フィン32および第2の放熱用ファン35を覆うように配置される。第2の排気口26は、前述の第2のカバー25に設けられる。また、図に現れていないが、第1のカバー22と同様に第2のカバー25には第2の排気口26の対向する面に第2の吸気口が設けられている。
<動作>
上記のように、この発明の実施の形態3によれば、実施の形態1、2に示したように第1の吸熱フィン等による冷却に加え、電子冷却ユニット301による冷却を付加することができる。
また、制御装置34によって電子冷却ユニット301の冷却能力の制御とON/OFFができるので、電子冷却ユニット301の冷却機能を必要なときに必要な量だけ付加することができる。例として、通常は電子冷却ユニット301の冷却機能を停止した状態で投写型表示装置100の投写を行い、投写型表示装置100の運転負荷の変動あるいは環境温度の変動等によって密閉筐体20a内が想定温度より上昇し、機内温湿度検出センサー36によってダクト10b内の温度が所定温度を超えたことを検出した状況において、電子冷却ユニット301の駆動を制御装置34によって開始し、電子冷却ユニット301の冷却能力によって密閉筐体20a内の温度上昇を抑えることができる。
また、第2の吸熱装置としての第2の吸熱フィン31表面に表面温度検出センサー33が設けられているので、第2の吸熱フィン31の表面温度が所定温度になるように第2の熱移動体としてのペルチェ素子30による電子冷却ユニット301の冷却能力を制御装置34によって制御することができる。これによって、機内温湿度検出センサー36によって検出されたダクト10b内の雰囲気の温度と湿度から露点を算出し、第2の吸熱フィン31の表面が露点以下になって結露して水滴が付着しないように制御することができる。
なお、図9では電子冷却ユニット301の第2の吸熱フィン31をダクト10b内に配置する構成としたが、密閉筐体20a内の任意の場所に配置して密閉筐体20a内を冷却するように構成してもよい。
<効果>
実施の形態3によれば、電子冷却ユニット301をさらに付加することによって、実施の形態1、2における吸熱、放熱による冷却能力を超えるような条件下でも、補助冷却手段として電子冷却ユニット301を動作させることができるので、より広範囲な環境条件にも対応できる。
また、実施の形態3によれば、ペルチェ効果によって熱移動を行なうペルチェ素子30を備えることにより、ペルチェ効果を利用して、第2の吸熱フィン31から吸熱した熱を第2の放熱フィン32に移動し、密閉筐体20a内の空冷が可能となる。
また、実施の形態3によれば、機内温湿度検出センサー36にて所定値を超える温度を検出した場合、電子冷却ユニット301を動作させることにより、密閉筐体20a内の温度上昇を抑えることができる。
また、実施の形態3によれば、第2の吸熱装置としての第2の吸熱フィン31表面に表面温度検出センサー33が設けられているので、第2の吸熱フィン31の表面温度が所定温度になるように第2の熱移動体としてのペルチェ素子30による電子冷却ユニット301の冷却能力を制御装置34によって制御することができる。これによって、機内温湿度検出センサー36によって検出されたダクト10b内の雰囲気の温度と湿度から露点を算出し、第2の吸熱フィン31の表面が露点以下になって結露して水滴が付着しないように制御することができる。
この発明の実施の形態1の主要部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に用いる投写型表示装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に用いる投写型表示装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2の主要部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2の主要部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2の主要部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3の電子冷却ユニットを示す斜視図である。 この発明の実施の形態3の主要部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3を示す斜視図である。
符号の説明
1,1a 投写型表示装置本体、2 投写レンズ部、3 吸気口、4 排気口、5a,5b 投写型表示装置本体の脚、10,10a,10b ダクト、11 第1の吸熱フィン、12 第1の放熱フィン、13 ヒートパイプ、14 第1の吸熱用ファン、14a 第2の吸熱用ファン、14b 第3の吸熱用ファン、15 第1の放熱用ファン、16,16a 排気口側ダクト、17,17a 吸気口側ダクト、20,20a 密閉筐体、21 透明窓、22 第1のカバー、23 第1のカバー吸気口、24 第1のカバー排気口、25 第2のカバー、26 第2のカバー排気口、30 ペルチェ素子、31 第2の吸熱フィン、32 第2の放熱フィン、33 表面温度検出センサー、34 制御装置、35 第2の放熱用ファン、36 機内温湿度検出センサー、100 投写型表示装置、301 電子冷却ユニット。

Claims (13)

  1. 第1の筐体で囲まれた、投写型表示装置本体と、
    前記第1の筐体の所定位置に配置された投写レンズ、吸気口、排気口と、
    前記第1の筐体外部において、前記排気口から前記吸気口に至る風路を形成する風路形成構造体と、
    前記風路形成構造体内部に配置され、空気を送風する送風装置と、
    前記風路形成構造体内部に配置され、前記送風装置により送風される空気から吸熱する第1の吸熱装置と、
    前記投写型表示装置本体と、前記風路形成構造体とを内部に含む密閉構造であり、かつ、前記投写レンズを覆う面に透明窓を備える、第2の筐体と、
    前記第2の筐体外部に配置され、外気に放熱する第1の放熱装置と、
    前記第1の吸熱装置と前記第1の放熱装置とを、前記第2の筐体を貫通して接続し熱移動をする、第1の熱移動体と、
    を備える、投写型表示装置。
  2. 前記第1の吸熱装置は吸熱フィンであり、
    前記第1の放熱装置は放熱フィンである、
    請求項1に記載の、投写型表示装置。
  3. 前記吸熱フィンは、前記放熱フィンよりもフィンピッチが小さい、
    請求項2に記載の、投写型表示装置。
  4. 前記吸気口と前記排気口は、前記第1の筐体の相対する側面に配置される、
    請求項1〜3のいずれかに記載の、投写型表示装置。
  5. 前記風路形成構造体は、前記第1の筐体の側面から相対する側面へ、前記第1の筐体を跨ぐ形状である、
    請求項4に記載の、投写型表示装置。
  6. 前記風路形成構造体は、
    前記排気口近傍に設置される第1の部分構造体と、
    前記吸気口近傍に設置される第2の部分構造体と、
    前記第1の部分構造体と、前記第2の部分構造体とに接続される、第3の部分構造体と、
    を備え、
    前記第1の部分構造体は、前記排気口の位置、形状に応じて交換可能であり、
    前記第2の部分構造体は、前記吸気口の位置、形状に応じて交換可能である、
    請求項1〜5のいずれかに記載の、投写型表示装置。
  7. 前記第3の部分構造体は、第1の接続部および第2の接続部を備え、
    前記第1の接続部は、前記第1の部分構造体または前記第2の部分構造体と接続可能であり、
    前記第2の接続部は、前記第1の部分構造体または前記第2の部分構造体と接続可能である、
    請求項6に記載の、投写型表示装置。
  8. 前記風路形成構造体内部において、前記送風装置が複数配置される、
    請求項1〜7のいずれかに記載の、投写型表示装置。
  9. 前記送風装置は、前記風路形成構造体内における前記吸気口側に配置される、
    請求項1〜8のいずれかに記載の、投写型表示装置。
  10. 冷却ユニットと、
    前記風路形成構造体内部に配置され、前記風路形成構造体内の温度と湿度を検出する温湿度検出センサーとをさらに備え、
    前記冷却ユニットは、
    前記風路形成構造体内部あるいは前記第2の筐体内部に配置された、前記送風装置により送風される空気から吸熱する第2の吸熱装置と、
    前記第2の筐体外部に配置され、外気に放熱する第2の放熱装置と、
    前記第2の吸熱装置と前記第2の放熱装置とを、前記第2の筐体を貫通して接続し熱移動をする、第2の熱移動体と、
    前記第2の吸熱装置に接続され、前記第2の吸熱装置の表面温度を検出する表面温度検出センサーと、
    前記表面温度検出センサーと前記温湿度検出センサーとを用いて、前記冷却ユニットを制御する制御装置とをさらに備える、
    請求項1〜9のいずれかに記載の、投写型表示装置。
  11. 前記第2の熱移動体は、ペルチェ効果によって熱移動を行なう、
    請求項10に記載の、投写型表示装置。
  12. 前記制御装置は、前記温湿度検出センサーにて所定値を超える温度を検出した場合、前記冷却ユニットを動作させる、
    請求項10または11に記載の、投写型表示装置。
  13. 前記制御装置は、前記表面温度検出センサーにて検出した温度が、前記温湿度検出センサーにて検出した温度と湿度から算出される露点以下にならないように、前記冷却ユニットを動作させる、
    請求項10〜12のいずれかに記載の、投写型表示装置。
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