JPH11285661A - 塗装装置および塗装方法 - Google Patents

塗装装置および塗装方法

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JPH11285661A
JPH11285661A JP10692098A JP10692098A JPH11285661A JP H11285661 A JPH11285661 A JP H11285661A JP 10692098 A JP10692098 A JP 10692098A JP 10692098 A JP10692098 A JP 10692098A JP H11285661 A JPH11285661 A JP H11285661A
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coating
joint
paint
coating apparatus
nozzle
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JP10692098A
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Koji Ogawa
耕司 小川
Ichiro Kumo
雲  一郎
Hitoyasu Kotani
仁康 小谷
Kenichi Hirose
健一 広瀬
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被塗装物の目地部塗装用の塗料の使用量を低
減するとともに、目地部全体にわたって良好な塗膜を形
成する。 【解決手段】 目地部を有する物体のその目地部と目地
部以外の部分とをそれぞれ塗料を用いて別々に塗装する
手段を有していることを特徴とする塗装装置、およびこ
の装置を用いる塗装方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗装装置および塗
装方法に関し、とくに目地部を有する物体、たとえば目
地部を有する板材の塗装装置および塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば凹溝からなる目地部を有する物
体への塗装は、従来、たとえば次のように行われてい
る。図12に示すように、たとえば目地部101を有す
る板材102に向けて、ノズル103から塗料を吐出
(噴射)して板材102の全面に第1色を塗装する。次
に、ロールコータ等により、目地部101以外の凸面部
104のみに第2色を転写塗装する。図13に示すよう
に、第1色の塗料105は板材102の全面の塗布され
るが、第2色の塗料106は、凸面部104のみに塗布
され凹溝である目地部101には塗布されないので、目
地部101が第1色、凸面部104が第2色を呈する2
色の板材が完成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来方法では、図13から明らかなように、凸面部10
4に塗布された第1色の塗料105は、最終的には、第
2色の塗料106によって覆われるので、凸面部104
に塗布された塗料105は無駄になる。
【0004】また、目地部101は凹溝に形成されてい
るので、上記のようにノズル103から板材102の全
面に向けて第1色の塗料105を塗布する方法では、目
地部101の隅々まで良好に塗装することが困難である
ことが多い。とくに、図14に示すように、目地部10
1の凹溝の両側壁を垂直またはそれに近い面に形成する
と、塗料が流れ落ちてしまい、その側壁面101a、1
01aの全面にわたって良好な塗膜を形成することが難
しい場合がある。また、側壁面の上側角部101b、1
01bや底側隅部101c、101cにおいても、スプ
レー流の影になり、同様に良好な塗膜を形成することが
難しい場合がある。
【0005】また、全面スプレーとロールコータ等が独
立した工程でないため、ロールコートなくして目地部分
のみを塗料105で塗装することができない。また、ロ
ールコート後に目地部分だけを塗装することも不可能で
ある。
【0006】目地部101における良好な塗膜を形成す
るためにノズル103からの吐出量を増やすのでは、塗
料105の使用量が益々増大する。
【0007】また、目地部における良好な塗膜を確保す
るために、従来図15に示すように、目地部111の凹
溝の両側壁111a、111aをテーパ状に形成し、目
地部111の塗膜の強化をはかることもあるが、目地部
111の形状が制約されてしまい、ひいては板材の凸面
部と目地部との設計上の自由度が小さくなるという問題
がある。
【0008】本発明の課題は、このような現状に鑑み、
目地部を有する物体への塗装に際し、目地部用の塗料の
使用量を低減できるとともに、凹溝からなる目地部全面
にわたって良好な塗膜を容易に形成することが可能な塗
装装置および塗装方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の塗装装置は、目地部を有する物体のその目
地部と目地部以外の部分とをそれぞれ塗料を用いて別々
に塗装する手段を有していることを特徴とするものから
なる。
【0010】上記塗装装置においては、塗料の吐出ノズ
ルと、その吐出ノズルおよび物体を相対的に移動させる
手段を有していることが好ましい。また、複数個の吐出
ノズルを有しており、物体に複数の目地部がある場合に
も対応できるようにしておくことが好ましい。そして、
各吐出ノズルから吐出される塗料の量を独立して制御す
ることができるようにしておくことが好ましいが、同様
の形状の目地部が複数配設されている場合には、それら
に対応する各吐出ノズルを一括して吐出量制御し、使用
する吐出ノズルの総吐出量を制御することもできる。
【0011】また、一つの目地部に対して少なくとも1
個の吐出ノズルを設置することができ、一つの目地部に
対して複数個の吐出ノズルを設置することもできる。た
とえば、2つのノズルを、一つの目地部の各側壁方向に
向けて斜めに配設することができる。このように一つの
目地部に対し複数個のノズルを設けると、目地部の塗料
が届きにくい隅々の部位まで、良好に所望の塗膜を形成
することができる。
【0012】また、複数個の吐出ノズルをを設置する場
合、複数個の吐出ノズルが、それら吐出ノズルと物体の
相対的な移動方向に対して斜めに配列されている構成と
することもできる。さらに、使用する吐出ノズルの個数
および位置を制御する手段を有していることが好まし
い。このように使用する吐出ノズルの個数および位置を
制御可能に構成しておけば、目地部の数や位置の異なる
物体を塗装する際にも、それに合わせて使用する吐出ノ
ズルの個数、位置をそれぞれ最適に設定できる。したが
って、複数種の物体が生産ライン中を流れてくる場合に
も容易にかつ自動的に対応できるようになる。
【0013】また、上記塗装装置は、目地部の塗装のた
めのロール、スプレーまたは刷毛を有し、目地部以外の
塗装のためのロールまたはスプレーを有している構造と
できる。たとえば目地部の塗装後に、ロールコータ等に
よって目地部以外の面、つまり凸面部に塗料を塗布する
ことにより、前述したような、目地部が第1色、凸面部
が第2色の塗装物が完成する。さらに、上記塗装装置
は、塗料の飛散防止手段を有していることが好ましい。
【0014】この塗装装置は、たとえば、板材の製造装
置に用いることができる。
【0015】本発明に係る塗装方法は、上記のような塗
装装置を用いる方法からなる。たとえば、上記のような
塗装装置を板材の製造に用いることができ、建材の製造
に用いることができる。
【0016】したがって、本発明においては、上記のよ
うな装置または方法を用いて製造された板材や建材を提
供できる。
【0017】このような本発明に係る塗装装置および塗
装方法においては、目地部を有する物体のその目地部と
目地部以外の部分とをそれぞれ塗料を用いて別々に塗装
するので、目地部は実質的に専用の吐出ノズルにより塗
装されることになり、目地部用の塗料が目地部およびそ
のごく近傍のみに効率よく塗布される。したがって、前
述の如く、凸面部を含めた被塗装物の全面に目地部用の
塗料を塗布する必要がなくなり、つまり、不必要な部分
への塗料の塗布がなくなり、塗料の使用量が大幅に低減
される。
【0018】また、上記目地部用の吐出ノズルは目地部
専用に設けられるので、対象となる目地部に対して最も
良好な塗膜が形成されるように用いることができ、目地
部の塗膜が強化され、塗装洩れ等のおそれもなくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、
本発明の一実施態様に係る塗装装置を示している。本実
施態様では、塗装される物体として板材1が用いられ、
板材1の表面に、板材1の長手方向に延びる目地部2が
複数条形成されている。
【0020】板材1の上方には、目地部2の数に対応す
る複数個の吐出ノズル3が設けられており、各吐出ノズ
ル3から対応する目地部2に向けて塗料4が吐出(噴
射)される。塗料4は、塗料タンク5から、ポンプ6に
よって対応する吐出ノズル3に供給される。本実施態様
では、ポンプ6は吐出ノズル3と同数設けられており、
各吐出ノズル3の吐出量が独立に制御できるようになっ
ている。
【0021】また、ポンプ6を用いずに、塗料を加圧し
ておき、ノズル開閉弁の開閉で吐出/停止を制御する方
法でもよく、ノズルからの吐出量を制御できればどのよ
うな手段でもよい。
【0022】また、本実施態様では、板材1が矢印方向
に搬送され、この搬送方向については位置が固定された
各吐出ノズル3からの塗料吐出によって塗装されるよう
になっているが、吐出ノズル側を移動させる構成として
もよい。板材1とノズル3が、目地部2の延設方向に相
対的に移動されればよい。
【0023】また、図1においては、各目地部2が板材
1の長手方向全長にわたって延びているが、たとえば図
2に示すように、目地部2a、2bが縦横に延びるよう
に形成した板材1aであってもよい。目地部2aに塗装
する場合は板材1aの搬送方向を矢印A方向に、目地部
2bに塗装する場合は板材1aの搬送方向を矢印B方向
に設定すればよい。また、目地部2bは搬送方向Bに断
続的に延びているが、ポンプ6の駆動を制御して、目地
部2bがノズル3の直下に搬送されてきたときのみ塗料
4を吐出するようにすればよい。
【0024】また、図2のような被塗装物の場合には、
図3に示すようにノズル11を配置した装置を用い、各
々のノズル11の直下に物体12の目地部13が搬送さ
れてきたときに塗料を噴出することもできる。図3にお
いて、14は目地部13以外の凸部、15は物体12を
搬送するコンベア、16は塗料タンク、17は各ノズル
11に対応させて設けられたポンプ、18はこれらポン
プ17が配列されたポンプアレイ、19は各ポンプ1
7、各ノズル11の吐出を制御する制御装置を、それぞ
れ示している。また、図4に示すように、被塗装物とし
て搬送されてくる物体12aの搬送方向に対して、その
先端検知センサ20からの位置をd1、d2・・・のピ
ッチで設定し、かつ、搬送方向と直交する方向に所定の
ピッチpでノズル11aを千鳥状に配列することもでき
る。図3や図4に示すようにすることで、搬送方向が一
方向であっても、ノズルの位置を変えることなく多様な
目地パターンに対応することができる。
【0025】このように構成された装置においては、図
5に一つのノズル3と一つの目地部2とを示すように、
ノズル3が目地部2専用のノズルとされ、該ノズル3か
ら目地部2に向けて塗料4が集中的に吐出、塗布され
る。したがって、図6に示すように、目地部2用の塗料
4は、目地部2の凹溝の隅々まで、および該凹溝の近傍
部に、塗布洩れを生じることなく良好に塗布され、少な
くとも凹溝内の全面にわたって優れた塗膜7が形成され
る。その結果、従来方法のように板材全面に目地部用の
塗料が塗布されていた場合に比べ、目地部2の塗膜が強
化される。
【0026】そして、目地部2以外の部分である凸面部
8に第2色の塗料を塗布する場合には、上記第1色の塗
料4を目地部2に塗布後、あるいは塗布・乾燥後、たと
えば図7に示すような転写ロール9を用いて凸面部8に
第2色の塗料を転写し、第2色の塗膜10を形成するこ
とができる。その結果、凸面部8が第2色を呈し、目地
部2が第1色を呈する2色の板材1が仕上げられる。
【0027】ここで、転写ロール9は、凹凸のついた転
写ロールであってもよく、この場合、転写ロールの凸部
のみの塗料が板材1の凸部へ転写される。この結果、板
材の素材色または前工程で何らかの塗装が行われた色を
第0色とすると、第0、第1、第2色の3色で板材1が
仕上げられる。そして、板材1の凸部自体が凹凸を有し
ている面である場合、転写ロールはゴムやスポンジなど
の柔らかい素材でできていることが好ましい。凹凸のつ
いた柔らかい転写ロールの凸部が、被塗装物凸部の凹凸
の形に変形しながら被塗装物凸部の凹凸部分へ塗料が転
写され、転写むらを防ぐことができる。
【0028】またここで、板材1に転写が開始される際
の転写ロール9の転写開始位相は、板材毎に任意に変え
られることが好ましい。転写開始位相が板材毎に変更で
きると、自然感の向上された模様とすることができる。
【0029】図5、図6から明らかなように、目地部2
用の塗料4は、目地部2およびその近傍に塗布されるの
みであるから、従来の板材全面に塗布していた場合に比
べ、塗料4の使用量は大幅に低減される。しかも、使用
量を低減しつつ、上述の如く、目地部2には強化された
塗膜が隅々まで良好に形成される。
【0030】なお、上記実施態様に係る塗装方法では、
第1色の塗料4を目地部2とその近傍のみに塗布するよ
うにしたが、次のように、本発明方法を従来方法と組み
合せ、さらに、とくに目地部2の塗膜の強化をはかるこ
ともできる。
【0031】すなわち、まず、第1色の塗料4を、従来
方法と同様に板材1の全面に塗布する。ただしこのと
き、塗料4の使用量を大幅に低減しておく。次いで、上
記実施態様と同様に、目地部専用のノズル3から各目地
部2に向けて第1色の塗料4を塗布し、目地部2の塗膜
を強化する。続いて、図7に示したと同様の方法で凸面
部8に第2色の塗膜10を形成する。このようにすれ
ば、とくに目地部2を隅々まで塗装するとともに、その
塗膜をより強化でき、かつ、第1色の塗料4の使用量を
全体として低減することが可能になる。
【0032】このとき、凸面部8に第2色を塗装しない
でおくこともできる。その場合には、目地部2以外へ塗
料4が飛散すると好ましくないので、次の二つの方法の
うち一方を実施する。
【0033】第1の方法は、図1においてノズル3にエ
アレススプレーを用いる。エアレススプレーで、塗料を
霧化しない条件で塗装幅が目地部2の幅に合うように調
整して塗装を施す。このようにすることで、凸面部8へ
塗料4が飛散することを防止でき、目地部2のみへ塗料
4が塗布される。
【0034】第2の方法は、図8に示すように塗料の飛
散防止機構50を設けて塗装する。塗料4が目地部2以
外へ飛散しないように、飛散防止機構50の間隔dや被
塗装物1からの高さhを適宜調整する。また、飛散防止
機構50に付着した塗料は、図示しないクリーニング手
段で適宜クリーニングする。
【0035】さらに、本発明に係る目地部専用のノズル
を使用した塗装は、以下のように各種態様を採ることが
できる。
【0036】たとえば図9に示す実施態様では、一つの
目地部22に対し複数の(本実施態様では2つの)ノズ
ル23a、23bを設けられ、各ノズル23a、23b
は、とくに目地部22内面の塗膜が形成されにくい部
位、たとえば凹溝の側壁面22a、22aや上側角部2
2b、22b、底側隅部22c、22cに向けて斜めに
配置されている。このノズル23a、23bの向きや高
さは、適宜調節できるようにしておくことが好ましい。
【0037】このように、一つの目地部22に対し複数
のノズル23a、23bを設けることにより、目地部2
2の隅々までより確実に塗料を塗布でき、より強化され
た塗膜が得られる。
【0038】また、図10の(A)、(B)に示すよう
に、目地部32a、32bの数や位置が異なる板材31
a、31bが搬送されてくる場合には、多数のノズルを
設けておき、目地部32a、32bの数や位置に応じ
て、使用するノズルを選択し、かつ、各ノズルの位置を
対応する目地部の位置に応じて制御できるようにしてお
くことが好ましい。ノズルの位置制御には、ロボット
や、リニアスケール、ロータリエンコーダ等周知の各種
手段を用いることができる。
【0039】さらに、図1に示した態様では、各ノズル
3用にそれぞれポンプ6を対応させて個別制御できるよ
うにしたが、ノズルのグループ毎に、あるいは全体を一
括制御することもできる。このような制御は、たとえ
ば、同一断面形状の目地部を複数有する目地部群が複数
ある板材や、全目地部が実質的に同一断面形状である板
材等の塗装に有効である。
【0040】たとえば図11に示すように、実質的に同
一断面形状の目地部42が多数設けられている板材41
の目地部42に塗装を施す場合、各目地部42に対応す
る各ノズル43の吐出量を一つのポンプ46によって制
御するだけで、各ノズル43からの吐出量を、実質的に
均一でかつ目地部42の塗装に最低な吐出量に制御する
ことができる。
【0041】また、本発明においては、目地部の塗装は
スプレー塗装に限定するものではなく、刷毛やロールを
用いてもよい。また、目地部以外もロールコータ塗装に
限定するものではなく、エアレススプレーで塗料を霧化
しない条件で塗装幅が凸部8の幅に合うように調整して
塗装を施す方法や、前述の飛散防止機構50付きノズル
で塗料の飛散領域を規制する方法であってもよい。
【0042】また、本発明において、図3や図4に示し
た装置では、目地部と目地部以外の部分の塗装を一つの
装置で行えるが、目地部の塗装手段と目地部以外の部分
の塗装手段とを別々に備えていてもよく、その場合に
は、それらの塗装手段の配置の順序によって先に塗装す
る部分を決定することができる。
【0043】さらに、上記には、目地部を先に塗装して
から目地部以外の部分の塗装する実施形態を説明した
が、たとえば図8に示したような方法で目地部のみへ必
要な塗料を塗布することができるので、目地部以外の部
分を先に塗装してもよい。
【0044】なお、上記各実施態様では、被塗装物が板
材である場合について説明したが、本発明は、板材に限
らず、目地部を有するあらゆる物体に適用可能である。
また、本発明に係る塗装装置および塗装方法は、建材の
塗装に有用である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の塗装装置
および塗装方法によれば、目地部を有する物体のその目
地部と目地部以外の部分とをそれぞれ塗料を用いて別々
に塗装するようにしたので、被塗装物の目地部に塗装を
施すに際し、目地部用の塗料の使用量を大幅に低減でき
るとともに、目地部内の全面にわたって良好に所望の塗
膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る塗装装置の概略構成
図である。
【図2】図1とは別の目地部の形態の被塗装物の平面図
である。
【図3】本発明の別の実施態様に係る塗装装置の概略斜
視図である。
【図4】本発明のさらに別の実施態様に係る塗装装置の
概略平面図である。
【図5】図1の装置による目地部への塗装の様子を示す
拡大部分縦断面図である。
【図6】塗装後の目地部の拡大縦断面図である。
【図7】目地部塗装後の凸面部への塗装の様子を示す概
略構成図である。
【図8】本発明のさらに別の実施態様に係る塗装装置の
部分概略斜視図である。
【図9】本発明のさらに別の実施態様に係る塗装装置の
部分概略構成図である。
【図10】互いに異なる目地部の形態例を示す板材の部
分縦断面図である。
【図11】本発明のさらに別の実施態様に係る塗装装置
の概略構成図である。
【図12】従来の塗装装置の概略構成図である。
【図13】従来の塗装方法を示す被塗装物の概略縦断面
図である。
【図14】塗装しにくい部分を示す目地部の縦断面図で
ある。
【図15】従来のテーパ形状に形成された目地部の縦断
面図である。
【符号の説明】
1、1a、12、31a、31b、41 物体としての
板材 2、2a、2b、13、22、32a、32b、42
目地部 3、11、11a、23a、23b、43 吐出ノズル 4 目地部用塗料 5、16 塗料タンク 6、17、46 ポンプ 7 目地部の塗膜 8、14 凸面部 9 転写ロール 10 凸面部の塗膜 15 コンベア 18 ポンプアレイ 19 制御装置 20 先端検知センサ 50 飛散防止機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広瀬 健一 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ株 式会社滋賀事業場内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目地部を有する物体のその目地部と目地
    部以外の部分とをそれぞれ塗料を用いて別々に塗装する
    手段を有していることを特徴とする塗装装置。
  2. 【請求項2】 塗料の吐出ノズルと、その吐出ノズルお
    よび物体を相対的に移動させる手段を有している、請求
    項1に記載の塗装装置。
  3. 【請求項3】 複数個の吐出ノズルを有している、請求
    項2に記載の塗装装置。
  4. 【請求項4】 複数個の吐出ノズルが、それら吐出ノズ
    ルと物体の相対的な移動方向に対して斜めに配列されて
    いる、請求項3に記載の塗装装置。
  5. 【請求項5】 一つの目地部に対して少なくとも1個の
    吐出ノズルが設置されている、請求項2に記載の塗装装
    置。
  6. 【請求項6】 各吐出ノズルから吐出される塗料の量を
    独立して制御することができる、請求項3〜5のいずれ
    かに記載の塗装装置。
  7. 【請求項7】 使用する吐出ノズルの個数および位置を
    制御する手段を有している、請求項3〜6のいずれかに
    記載の塗装装置。
  8. 【請求項8】 目地部の塗装のためのロール、スプレー
    または刷毛を有し、目地部以外の塗装のためのロールま
    たはスプレーを有している、請求項1〜7のいずれかに
    記載の塗装装置。
  9. 【請求項9】 塗料の飛散防止手段を有している、請求
    項1〜8のいずれかに記載の塗装装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の塗装
    装置を備えた板材の製造装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9のいずれかに記載の塗装
    装置を用いる塗装方法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜9のいずれかに記載の塗装
    装置を用いる板材の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜9のいずれかに記載の塗装
    装置を用いる建材の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項1〜12のいずれかに記載の装
    置または方法を用いて製造された板材。
  15. 【請求項15】 請求項1〜11および13のいずれか
    に記載の装置または方法を用いて製造された建材。
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JP2002336770A (ja) * 2001-05-16 2002-11-26 Nichiha Corp 着色建築板及びその製造方法
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KR100928415B1 (ko) * 2002-03-25 2009-11-26 가부시끼가이샤 쓰리본드 재료 도포장치
JP2013119750A (ja) * 2011-12-08 2013-06-17 Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd 目地しごき具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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