JPH0376989B2 - - Google Patents
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- JPH0376989B2 JPH0376989B2 JP59039986A JP3998684A JPH0376989B2 JP H0376989 B2 JPH0376989 B2 JP H0376989B2 JP 59039986 A JP59039986 A JP 59039986A JP 3998684 A JP3998684 A JP 3998684A JP H0376989 B2 JPH0376989 B2 JP H0376989B2
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- Japan
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- coating
- spray
- coating film
- gun
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B1/00—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means
- B05B1/02—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means designed to produce a jet, spray, or other discharge of particular shape or nature, e.g. in single drops, or having an outlet of particular shape
- B05B1/04—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means designed to produce a jet, spray, or other discharge of particular shape or nature, e.g. in single drops, or having an outlet of particular shape in flat form, e.g. fan-like, sheet-like
- B05B1/048—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means designed to produce a jet, spray, or other discharge of particular shape or nature, e.g. in single drops, or having an outlet of particular shape in flat form, e.g. fan-like, sheet-like having a flow conduit with, immediately behind the outlet orifice, an elongated cross section, e.g. of oval or elliptic form, of which the major axis is perpendicular to the plane of the jet
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B1/00—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means
- B05B1/02—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means designed to produce a jet, spray, or other discharge of particular shape or nature, e.g. in single drops, or having an outlet of particular shape
- B05B1/04—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means designed to produce a jet, spray, or other discharge of particular shape or nature, e.g. in single drops, or having an outlet of particular shape in flat form, e.g. fan-like, sheet-like
- B05B1/042—Outlets having two planes of symmetry perpendicular to each other, one of them defining the plane of the jet
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B12/00—Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area
- B05B12/16—Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area for controlling the spray area
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は、エアレス式の扇形噴霧ノズルを使用
して境界縁部の切れ込みがよい塗膜を形成するこ
とのできる塗装方法に関する。
して境界縁部の切れ込みがよい塗膜を形成するこ
とのできる塗装方法に関する。
(従来技術)
自動車の車体のような被塗装面にスプレーによ
つて色分け塗装を施すと、塗装した部分の端縁に
噴霧の飛散が生じて境界を際立たせることができ
ない。このため、これまでは他の塗装部分との境
界縁部に予じめ汚損防止のための巾広いテープを
貼着するか、あるいは被塗装部全域にフイルムに
よるカバーを施して塗装を行なうようにしていた
が、この作業は著しく非能率的でコンベア式のラ
イン生産に適応させ得ないばかりでなく、テープ
面等に付着した塗料が無駄になつたり、テープ等
の剥離時期如何によつてはテープの縁に付着した
塗料が剥れて境界部をギザギザにしたり、あるい
は未乾燥塗料がテープとともに剥れてしまうとい
つた製品不良の原因を作り出す。
つて色分け塗装を施すと、塗装した部分の端縁に
噴霧の飛散が生じて境界を際立たせることができ
ない。このため、これまでは他の塗装部分との境
界縁部に予じめ汚損防止のための巾広いテープを
貼着するか、あるいは被塗装部全域にフイルムに
よるカバーを施して塗装を行なうようにしていた
が、この作業は著しく非能率的でコンベア式のラ
イン生産に適応させ得ないばかりでなく、テープ
面等に付着した塗料が無駄になつたり、テープ等
の剥離時期如何によつてはテープの縁に付着した
塗料が剥れて境界部をギザギザにしたり、あるい
は未乾燥塗料がテープとともに剥れてしまうとい
つた製品不良の原因を作り出す。
(目的)
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであ
つて、噴霧距離によつて異なる被塗装面上に形成
される塗膜の形態に着目し、塗装ガンを傾斜させ
ることによつてもたらされる各部の噴霧距離の違
いを利用して、境界縁部及び内側の重ね塗り部に
適した塗膜を、マスキングを使用することなく効
率よく形成することのできる新たな塗装方法を提
供することにある。
つて、噴霧距離によつて異なる被塗装面上に形成
される塗膜の形態に着目し、塗装ガンを傾斜させ
ることによつてもたらされる各部の噴霧距離の違
いを利用して、境界縁部及び内側の重ね塗り部に
適した塗膜を、マスキングを使用することなく効
率よく形成することのできる新たな塗装方法を提
供することにある。
(構成)
すなわち、オリフイス型扇形噴霧ノズルを備え
たエアレス式塗装ガンにより被塗装面wにペイン
ト塗装する場合、扇形噴霧により得られる長円の
噴霧パターン両端には、第1図ロに見られるよう
な「テール」と呼ばれる汚染斑点Pが生じるの
で、通常は噴霧ノズルの先端を被塗装面wから25
cm乃至30cm離して噴霧することが行なわれている
が、この噴射距離に応じて形成される噴霧パター
ン両端の変化を調べてみると、汚染斑点Pの発生
は、第1図に見られるように噴射距離が近い程著
しく、遠ざかるにつれて徐々に薄れてある距離
(f以遠の距離)からは発生しなくなり、また、
噴霧パターン両端部の霧化状況及び切れ込みにつ
いては、噴射距離が近いほど良好であることが明
らかとなつた。
たエアレス式塗装ガンにより被塗装面wにペイン
ト塗装する場合、扇形噴霧により得られる長円の
噴霧パターン両端には、第1図ロに見られるよう
な「テール」と呼ばれる汚染斑点Pが生じるの
で、通常は噴霧ノズルの先端を被塗装面wから25
cm乃至30cm離して噴霧することが行なわれている
が、この噴射距離に応じて形成される噴霧パター
ン両端の変化を調べてみると、汚染斑点Pの発生
は、第1図に見られるように噴射距離が近い程著
しく、遠ざかるにつれて徐々に薄れてある距離
(f以遠の距離)からは発生しなくなり、また、
噴霧パターン両端部の霧化状況及び切れ込みにつ
いては、噴射距離が近いほど良好であることが明
らかとなつた。
本発明はかかる現象に着目し、噴霧ノズルの軸
線を被塗装面wに対して傾斜させることにより、
噴霧ノズルから噴射する扇形噴霧のうち、境界縁
部sの塗膜形成に関与する外側縁の噴霧距離を汚
染斑点pが現われず、かつ霧化及び切れ込みのよ
い範囲に近ずける一方、重ね塗りされる内端縁の
塗膜形成に関与する内側縁の噴霧距離について
は、塗膜tの端部が漸減してゆくような距離まで
離し、これによつて、マスキングを使うことなく
境界縁部sの切れ込みがよい塗膜tを形成するよ
うにしたものである。
線を被塗装面wに対して傾斜させることにより、
噴霧ノズルから噴射する扇形噴霧のうち、境界縁
部sの塗膜形成に関与する外側縁の噴霧距離を汚
染斑点pが現われず、かつ霧化及び切れ込みのよ
い範囲に近ずける一方、重ね塗りされる内端縁の
塗膜形成に関与する内側縁の噴霧距離について
は、塗膜tの端部が漸減してゆくような距離まで
離し、これによつて、マスキングを使うことなく
境界縁部sの切れ込みがよい塗膜tを形成するよ
うにしたものである。
そこで、以下に本発明の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
第2,3図は、本発明方法を実施するための塗
装装置の一例を示したものであつて、図中符号1
は、外縁端部の塗装用として形成すべき塗膜の最
外側に配設される第1のエアレス式塗装ガンで、
このオリフイス型扇形噴霧ノズル2としては、第
5図に示したような超硬合金等の硬質材よりなる
主体21の先端に、尖鋭なV字状の切込溝22を
削設することによつて、後方が開放したドーム状
凹穴23との交差する部分にリツプ状のオリフイ
ス型噴口24を形成したような噴霧ノズルが使用
される。
装装置の一例を示したものであつて、図中符号1
は、外縁端部の塗装用として形成すべき塗膜の最
外側に配設される第1のエアレス式塗装ガンで、
このオリフイス型扇形噴霧ノズル2としては、第
5図に示したような超硬合金等の硬質材よりなる
主体21の先端に、尖鋭なV字状の切込溝22を
削設することによつて、後方が開放したドーム状
凹穴23との交差する部分にリツプ状のオリフイ
ス型噴口24を形成したような噴霧ノズルが使用
される。
そして、この塗装ガン1を被塗装面wに対して
斜め内向き(第2図において斜め下向き)に傾斜
させて、噴霧ノズル2からの扇形噴霧の外側縁
Joが被塗装面wにほぼ垂直かもしくは斜め内向
きに吹当るようにし、しかも、この外側縁Joに
おける噴霧ノズル2から被塗装面wまでの噴射距
離Loを、汚染斑点pの発生及び塗料の跳返りが
なく、かつ塗料の霧化及び塗膜の切れ込みのよい
可及的に近い距離、つまり通常の装置において行
われることのないような例えば第1図ロにおいて
示した距離lf(塗料の粘性、ノズルの吐出圧、吐
出量等によつて相違するが、最大限1cm程度、好
ましくは5cm乃至10cmの範囲)まで接近させる一
方、扇形噴霧の内側縁Jiについては、その噴射距
離Liを隣接する塗装ガン3との間で重ね塗りがで
きるよう内端縁の塗膜tが漸次減少してゆくよう
な塗膜形成距離、例えば第1図ロにおいて示した
距離lhになるように設定されている。
斜め内向き(第2図において斜め下向き)に傾斜
させて、噴霧ノズル2からの扇形噴霧の外側縁
Joが被塗装面wにほぼ垂直かもしくは斜め内向
きに吹当るようにし、しかも、この外側縁Joに
おける噴霧ノズル2から被塗装面wまでの噴射距
離Loを、汚染斑点pの発生及び塗料の跳返りが
なく、かつ塗料の霧化及び塗膜の切れ込みのよい
可及的に近い距離、つまり通常の装置において行
われることのないような例えば第1図ロにおいて
示した距離lf(塗料の粘性、ノズルの吐出圧、吐
出量等によつて相違するが、最大限1cm程度、好
ましくは5cm乃至10cmの範囲)まで接近させる一
方、扇形噴霧の内側縁Jiについては、その噴射距
離Liを隣接する塗装ガン3との間で重ね塗りがで
きるよう内端縁の塗膜tが漸次減少してゆくよう
な塗膜形成距離、例えば第1図ロにおいて示した
距離lhになるように設定されている。
他方、符号3は、第1の塗装ガン1と同様のオ
リフイス型扇形噴霧ノズルを備えた第2の塗装ガ
ンで、通常の塗装におけると同様に被塗装面wに
対して垂直に、かつ第1の塗装ガン1に隣接させ
て配設され、また、この塗装ガン3の他側には、
上記した各塗装ガン1,3と同じ様な噴霧ノズル
を備えた第3の塗装ガン4が、通常の塗装におけ
るよりも若干被塗装面wに接近させた状態で、か
つ第1の塗装ガン1と同様の傾斜角度を持たせて
被塗装面に内向き(第2図において斜め上向き)
に傾斜させて配設されている。
リフイス型扇形噴霧ノズルを備えた第2の塗装ガ
ンで、通常の塗装におけると同様に被塗装面wに
対して垂直に、かつ第1の塗装ガン1に隣接させ
て配設され、また、この塗装ガン3の他側には、
上記した各塗装ガン1,3と同じ様な噴霧ノズル
を備えた第3の塗装ガン4が、通常の塗装におけ
るよりも若干被塗装面wに接近させた状態で、か
つ第1の塗装ガン1と同様の傾斜角度を持たせて
被塗装面に内向き(第2図において斜め上向き)
に傾斜させて配設されている。
そして、これらの各噴霧ノズル1,3,4は、
被塗装面wの巾方向に互いに干渉し合わないよう
な位置関係のもとに(第2図)、また、被塗装面
wの長手方向においては、第3図に示したように
互いに前後に位置をずらした関係をもつて図示し
ない取付台に取付けられて横方向(第3図矢印方
向)に移動し得るよう構成されている。
被塗装面wの巾方向に互いに干渉し合わないよう
な位置関係のもとに(第2図)、また、被塗装面
wの長手方向においては、第3図に示したように
互いに前後に位置をずらした関係をもつて図示し
ない取付台に取付けられて横方向(第3図矢印方
向)に移動し得るよう構成されている。
つぎに上記した装置による塗膜の形成工程につ
いて説明する。
いて説明する。
各塗装ガン1,3,4を被塗装面wの長手方向
に移動させつつ各噴霧ノズルから塗料を噴射させ
ると、最外側に配設された第1の塗装ガン1は、
噴霧ノズル2から扇形状に噴射した塗料によつて
第4図に見られるように成形すべき塗膜の最外側
に第1の塗膜t1を形成するが、上述したようにこ
の塗装ガン1は、噴霧の外側縁Joが被塗装面w
に対しても直角もしくは斜め内向きとなるように
を傾斜しており、しかも、噴霧の外側縁Joにお
ける噴霧距離Loを、汚染斑点pが現われること
なくかつできるだけ塗膜の切れ込みのよいところ
まで近接させているので、塗膜t1の外端縁には近
い距離から大きな角度をもつて塗料が吹付けられ
るため、その部分には、第4図に見られるような
鋭いエツジを持つた境界縁部sが形成され、また
内側縁においては、離れた距離から浅い角度で塗
料が吹付けられるため、その部分には膜厚が徐々
に減少するような塗膜が形成される。
に移動させつつ各噴霧ノズルから塗料を噴射させ
ると、最外側に配設された第1の塗装ガン1は、
噴霧ノズル2から扇形状に噴射した塗料によつて
第4図に見られるように成形すべき塗膜の最外側
に第1の塗膜t1を形成するが、上述したようにこ
の塗装ガン1は、噴霧の外側縁Joが被塗装面w
に対しても直角もしくは斜め内向きとなるように
を傾斜しており、しかも、噴霧の外側縁Joにお
ける噴霧距離Loを、汚染斑点pが現われること
なくかつできるだけ塗膜の切れ込みのよいところ
まで近接させているので、塗膜t1の外端縁には近
い距離から大きな角度をもつて塗料が吹付けられ
るため、その部分には、第4図に見られるような
鋭いエツジを持つた境界縁部sが形成され、また
内側縁においては、離れた距離から浅い角度で塗
料が吹付けられるため、その部分には膜厚が徐々
に減少するような塗膜が形成される。
他方、これに隣接する第2の塗装ガン3は、通
常の塗装におけると同様の噴霧距離をもつて被塗
装面wに垂直に配設されているため、この塗装ガ
ン3によつて被塗装面w上には両側縁部において
膜厚が暫減する巾の広い第2の塗膜t2が一部第1
の塗膜t1と重なり合うように形成され、またその
他側面には、第2の塗装ガン3に隣接して内向き
に傾斜させて配設した第3の塗装ガン4により第
3の塗膜t3が、第2の塗膜t2と連続した状態で一
体的に形成される。
常の塗装におけると同様の噴霧距離をもつて被塗
装面wに垂直に配設されているため、この塗装ガ
ン3によつて被塗装面w上には両側縁部において
膜厚が暫減する巾の広い第2の塗膜t2が一部第1
の塗膜t1と重なり合うように形成され、またその
他側面には、第2の塗装ガン3に隣接して内向き
に傾斜させて配設した第3の塗装ガン4により第
3の塗膜t3が、第2の塗膜t2と連続した状態で一
体的に形成される。
なお上述した塗膜の形成に当つては、第1の塗
装ガン1の噴霧ノズル2として、特公昭47−4799
号公報に示されているような、凹穴23の円筒状
部と、凹面との境界に環状隅角部25を設け、そ
の境界部分かそれより深いところまで切込溝22
を削設して汚染斑点pを発生させないようにした
噴霧ノズル(第6図)を使用することもできる。
また、塗膜面を一層均斉にかつ平滑に形成するた
めに、第1の塗装ガン1からの噴霧を第3図に2
点鎖線で示したように若干移動方向後方に傾斜さ
せるようにしてもよい。さらに、ここでは同じ塗
装ガンを用いた例によつて説明してきたが、ワー
クの形状に応じてそれぞれ吐出量、噴霧角を異に
する複数の塗装ガンを使用するようにすることも
当然のことであり、塗料圧力についても、50Kg/
cm2乃至120Kg/cm2の範囲で適宜調整される。
装ガン1の噴霧ノズル2として、特公昭47−4799
号公報に示されているような、凹穴23の円筒状
部と、凹面との境界に環状隅角部25を設け、そ
の境界部分かそれより深いところまで切込溝22
を削設して汚染斑点pを発生させないようにした
噴霧ノズル(第6図)を使用することもできる。
また、塗膜面を一層均斉にかつ平滑に形成するた
めに、第1の塗装ガン1からの噴霧を第3図に2
点鎖線で示したように若干移動方向後方に傾斜さ
せるようにしてもよい。さらに、ここでは同じ塗
装ガンを用いた例によつて説明してきたが、ワー
クの形状に応じてそれぞれ吐出量、噴霧角を異に
する複数の塗装ガンを使用するようにすることも
当然のことであり、塗料圧力についても、50Kg/
cm2乃至120Kg/cm2の範囲で適宜調整される。
(実施例)
第1の塗装ガンに第5図に示したようなノズル
を使用し、第1、第2、第3の各塗装ガンの傾斜
角をそれぞれ18゜、0゜、20゜、噴射距離をそれぞれ
5cm、15cm、15cm、噴霧角をそれぞれ40゜、50゜、
35゜とした上、メタリツク塗料を圧力70Kg/cm2で
噴射させつつ平坦な被塗装面上に塗装を行つたと
ころ、第1の塗装ガンにより境界縁部の切れ込み
がきわめて良好な塗膜を形成することができ、し
かも、各塗装ガンによる重ね塗り部分については
段差のない良好な塗膜を形成することができた。
また、使用塗料を変えて実験した結果、上記の条
件を適宜変更することによつて殆んどの塗料につ
いても好ましい結果が得られた。
を使用し、第1、第2、第3の各塗装ガンの傾斜
角をそれぞれ18゜、0゜、20゜、噴射距離をそれぞれ
5cm、15cm、15cm、噴霧角をそれぞれ40゜、50゜、
35゜とした上、メタリツク塗料を圧力70Kg/cm2で
噴射させつつ平坦な被塗装面上に塗装を行つたと
ころ、第1の塗装ガンにより境界縁部の切れ込み
がきわめて良好な塗膜を形成することができ、し
かも、各塗装ガンによる重ね塗り部分については
段差のない良好な塗膜を形成することができた。
また、使用塗料を変えて実験した結果、上記の条
件を適宜変更することによつて殆んどの塗料につ
いても好ましい結果が得られた。
(効果)
以上述べたように本発明によれば、形成すべき
塗膜の境界縁寄りに位置する塗装ガンを、噴霧の
外側縁が被塗装面に対して垂直より内向きとなる
よう傾斜させるとともに、外側端における噴霧距
離を、汚染斑点の発生がなくしかも端縁の膜厚が
漸減することのない範囲にまで近接させて塗布す
るようにしたので、切り込みのよい境界端縁の形
成と、重ね塗りのための漸次薄くなる内側端の塗
膜形成がマスキングを要することなく単一の塗装
ガンにより実現することができ、コンベア式の生
産ラインに適応させてこの種の塗装を効率よく行
なわすことができる。しかも、この噴霧流によつ
て周囲の空気を内向きに誘引することができるた
め、境界縁外に付着し易い微噴粒をこの空気流に
より内方に押込めて、境界縁をさらに明瞭に塗分
け塗布することができる。
塗膜の境界縁寄りに位置する塗装ガンを、噴霧の
外側縁が被塗装面に対して垂直より内向きとなる
よう傾斜させるとともに、外側端における噴霧距
離を、汚染斑点の発生がなくしかも端縁の膜厚が
漸減することのない範囲にまで近接させて塗布す
るようにしたので、切り込みのよい境界端縁の形
成と、重ね塗りのための漸次薄くなる内側端の塗
膜形成がマスキングを要することなく単一の塗装
ガンにより実現することができ、コンベア式の生
産ラインに適応させてこの種の塗装を効率よく行
なわすことができる。しかも、この噴霧流によつ
て周囲の空気を内向きに誘引することができるた
め、境界縁外に付着し易い微噴粒をこの空気流に
より内方に押込めて、境界縁をさらに明瞭に塗分
け塗布することができる。
第1図は、一般的なエアレス式扇形噴霧の状況
を示すものであつて、イは噴霧流の側面図、ロは
ノズルからの各位置における噴霧の断面図、ハは
これらの各位置において形成される塗膜の断面
図、第2,3図は、本発明方法を実施するための
装置の一例について、各塗装ガンの配置関係を被
塗装面の巾方向と長手方向から示した図、第4図
は、本発明方法によつて形成される塗膜の一例を
示す断面図、第5,6図は、いずれも本発明方法
を実施するに際して適用されるノズルについての
断面図である。 1……第1の塗装ガン、2……オリフイス型扇
形噴霧ノズル、3……第2の塗装ガン、4……第
3の塗装ガン、w……被塗装面、t……塗膜、s
……境界端縁、p……汚染斑点。
を示すものであつて、イは噴霧流の側面図、ロは
ノズルからの各位置における噴霧の断面図、ハは
これらの各位置において形成される塗膜の断面
図、第2,3図は、本発明方法を実施するための
装置の一例について、各塗装ガンの配置関係を被
塗装面の巾方向と長手方向から示した図、第4図
は、本発明方法によつて形成される塗膜の一例を
示す断面図、第5,6図は、いずれも本発明方法
を実施するに際して適用されるノズルについての
断面図である。 1……第1の塗装ガン、2……オリフイス型扇
形噴霧ノズル、3……第2の塗装ガン、4……第
3の塗装ガン、w……被塗装面、t……塗膜、s
……境界端縁、p……汚染斑点。
Claims (1)
- 1 エアレス式扇型噴霧ノズルを備えた複数の塗
装ガンを被塗装面の移動方向に対して直角方向に
配列し、該塗装ガンによつて被塗装面上に境界縁
を有する塗膜を形成する方法において、形成すべ
き塗膜の境界縁寄りに位置する塗装ガンのノズル
軸線を該塗装ガンからの扇型噴霧の外側端縁が被
塗装面に対して垂直より内向きになるように傾斜
させ、かつ該噴霧の外側端縁におけるノズルから
被塗装面までの距離を汚染斑点の発生がなくかつ
端縁の膜厚が漸減することのない範囲に近接させ
て、被塗装面に塗膜を形成するとともに、該塗装
ガンによつて形成される内側端縁の塗膜に、内方
に位置する塗装ガンの外側端縁が重なり合うよう
にしたことを特徴とする塗装方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59039986A JPS60183067A (ja) | 1984-03-02 | 1984-03-02 | 塗装方法 |
US06/673,178 US4578290A (en) | 1984-03-02 | 1984-11-19 | Method of and apparatus for coating |
GB08429300A GB2155365B (en) | 1984-03-02 | 1984-11-20 | Spray coating |
CA000468242A CA1219177A (en) | 1984-03-02 | 1984-11-20 | Method of and apparatus for coating |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59039986A JPS60183067A (ja) | 1984-03-02 | 1984-03-02 | 塗装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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