JPH11283400A - 不揮発性メモリ及びそれを内蔵するマイクロコンピュータ - Google Patents
不揮発性メモリ及びそれを内蔵するマイクロコンピュータInfo
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- JPH11283400A JPH11283400A JP8555898A JP8555898A JPH11283400A JP H11283400 A JPH11283400 A JP H11283400A JP 8555898 A JP8555898 A JP 8555898A JP 8555898 A JP8555898 A JP 8555898A JP H11283400 A JPH11283400 A JP H11283400A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 不揮発性メモリ及びそれを内蔵したマイクロ
コンピュータに於いて、不揮発性メモリのメモリセルの
テスト時間を短縮する。 【解決手段】 テスト信号TEST又は外部端子9から
の信号をレベル変換回路11によって高電圧に変換し、
MOSトランジスタ8をオンすることにより、外部端子
7から消去電圧及び書込電圧を、内部のレギュレータ3
から出力される電圧に替えて、消去書込回路4に印加可
能とする。
コンピュータに於いて、不揮発性メモリのメモリセルの
テスト時間を短縮する。 【解決手段】 テスト信号TEST又は外部端子9から
の信号をレベル変換回路11によって高電圧に変換し、
MOSトランジスタ8をオンすることにより、外部端子
7から消去電圧及び書込電圧を、内部のレギュレータ3
から出力される電圧に替えて、消去書込回路4に印加可
能とする。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、フラッシュメモリ
等の不揮発性メモリ及びこれを内蔵したマイクロコンピ
ュータ(以下マイコンと呼ぶ)に関し、特に、メモリの
テストを効率的に行うための機能を付加した不揮発性メ
モリに関する。
等の不揮発性メモリ及びこれを内蔵したマイクロコンピ
ュータ(以下マイコンと呼ぶ)に関し、特に、メモリの
テストを効率的に行うための機能を付加した不揮発性メ
モリに関する。
【0002】
【従来の技術】メモリセルが単一のトランジスタからな
る電気的に消去可能なプログラマブルROM(EEPROM:E
lectricaly Erasable Programable ROM)においては、
フローティングゲートとコントロールゲートを有する2
重ゲート構造のトランジスタによって各メモリセルが構
成される。このような2重ゲート構造のトランジスタの
場合、フローティングゲートのドレイン側で発生したホ
ットエレクトロンをソース側へ加速し、ゲート絶縁膜を
通過させてフローティングゲートに注入することにより
情報の書込が行われ、注入されたホットエレクトロンを
フローティングゲートから抜き取ることによって消去が
行われる。そして、フローティングゲートに電荷が注入
されたか否かによるメモリセルトランジスタの動作特性
の差を検出することで、情報の読出しが行われる。
る電気的に消去可能なプログラマブルROM(EEPROM:E
lectricaly Erasable Programable ROM)においては、
フローティングゲートとコントロールゲートを有する2
重ゲート構造のトランジスタによって各メモリセルが構
成される。このような2重ゲート構造のトランジスタの
場合、フローティングゲートのドレイン側で発生したホ
ットエレクトロンをソース側へ加速し、ゲート絶縁膜を
通過させてフローティングゲートに注入することにより
情報の書込が行われ、注入されたホットエレクトロンを
フローティングゲートから抜き取ることによって消去が
行われる。そして、フローティングゲートに電荷が注入
されたか否かによるメモリセルトランジスタの動作特性
の差を検出することで、情報の読出しが行われる。
【0003】特に、セクター(128バイト)毎の一括
消去及び書込が可能な不揮発性メモリは、フラッシュメ
モリと呼ばれる。また、フラッシュメモリは、マイクロ
コンピュータのプログラム等が書き込まれるメモリとし
て内蔵される場合があり、これは、フラッシュマイコン
と呼ばれる。このような不揮発性メモリにおいて、消去
及び書込を行うために12Vから14V程度の高電圧が
必要であり、これらの高電圧は、不揮発性メモリの内部
によって作成される。
消去及び書込が可能な不揮発性メモリは、フラッシュメ
モリと呼ばれる。また、フラッシュメモリは、マイクロ
コンピュータのプログラム等が書き込まれるメモリとし
て内蔵される場合があり、これは、フラッシュマイコン
と呼ばれる。このような不揮発性メモリにおいて、消去
及び書込を行うために12Vから14V程度の高電圧が
必要であり、これらの高電圧は、不揮発性メモリの内部
によって作成される。
【0004】図4は、従来例を示す不揮発性メモリの一
部ブロック図である。図に於いて、制御回路1は、制御
信号*CE、*OE、*WEの信号に基づき、不揮発性
メモリセルの内部書込信号WRT、消去モード信号ER
ASE、書込モード信号PROGを発生する。チャージ
ポンプ2は、制御回路1から出力される内部書込信号W
RTによって動作し、リング発振器等によって作成され
たクロック信号に基づき、5Vの電源電圧を十数ボルト
の電圧に昇圧し、昇圧された電圧は、レギュレータ3に
供給される。レギュレータ3は、制御回路1から出力さ
れる消去モード信号ERASEと書込モード信号PRO
Gによって制御され、消去モード信号ERASEが出力
されている場合には消去電圧14Vに調整出力し、書込
モード信号PROGが出力されている場合には書込電圧
12Vに調整出力する。消去書込回路4は、消去モード
及び書込モードに於いて、メモリセルアレイ5に消去電
圧14Vと書込電圧12Vをアドレスデータに基づいて
選択的に供給する回路である。
部ブロック図である。図に於いて、制御回路1は、制御
信号*CE、*OE、*WEの信号に基づき、不揮発性
メモリセルの内部書込信号WRT、消去モード信号ER
ASE、書込モード信号PROGを発生する。チャージ
ポンプ2は、制御回路1から出力される内部書込信号W
RTによって動作し、リング発振器等によって作成され
たクロック信号に基づき、5Vの電源電圧を十数ボルト
の電圧に昇圧し、昇圧された電圧は、レギュレータ3に
供給される。レギュレータ3は、制御回路1から出力さ
れる消去モード信号ERASEと書込モード信号PRO
Gによって制御され、消去モード信号ERASEが出力
されている場合には消去電圧14Vに調整出力し、書込
モード信号PROGが出力されている場合には書込電圧
12Vに調整出力する。消去書込回路4は、消去モード
及び書込モードに於いて、メモリセルアレイ5に消去電
圧14Vと書込電圧12Vをアドレスデータに基づいて
選択的に供給する回路である。
【0005】このような、不揮発性メモリのセクター単
位の書込を行う場合のタイミング図を図5に示して説明
する。外部から印加される制御信号*OEを「H」レベ
ルとした状態で、制御信号*CE及び*WEを「L」レ
ベルにすると、制御回路1は内部書込信号WRTを
「H」レベルにする。これにより、不揮発性メモリは、
書込可能状態になる。これによりチャージポンプ2は動
作を開始する。その後、制御信号*CE及び*WEをク
ロッキングすることにより、印加されたアドレスで指定
される不揮発性メモリのバッファ(図示せず)に1セク
タ(128バイト)分のデータが書き込まれる。制御信
号*CE、*WEの128回のクロッキング終了に基づ
き、制御回路1は、消去モード信号ERASEを「H」
レベルとし、不揮発性メモリの1セクタ分の消去動作を
開始させる。この時、レギュレータ3は、チャージポン
プ2の出力電圧を消去電圧14に調整出力する。従っ
て、消去書込回路4はメモリセルアレイ5の選択された
セクタの全てのセルのコントロールゲートにこの消去電
圧14Vを印加する。これによりフローティングゲート
に保持されていた電荷はコントロールゲートに引き抜か
れ消去される。しかし、個々のメモリセルのばらつきに
より、その消去時間にもばらつきがあるため、すべての
メモリセルの消去が完了するのに十分な時間、例えば、
1.6msecの消去時間を確保している。
位の書込を行う場合のタイミング図を図5に示して説明
する。外部から印加される制御信号*OEを「H」レベ
ルとした状態で、制御信号*CE及び*WEを「L」レ
ベルにすると、制御回路1は内部書込信号WRTを
「H」レベルにする。これにより、不揮発性メモリは、
書込可能状態になる。これによりチャージポンプ2は動
作を開始する。その後、制御信号*CE及び*WEをク
ロッキングすることにより、印加されたアドレスで指定
される不揮発性メモリのバッファ(図示せず)に1セク
タ(128バイト)分のデータが書き込まれる。制御信
号*CE、*WEの128回のクロッキング終了に基づ
き、制御回路1は、消去モード信号ERASEを「H」
レベルとし、不揮発性メモリの1セクタ分の消去動作を
開始させる。この時、レギュレータ3は、チャージポン
プ2の出力電圧を消去電圧14に調整出力する。従っ
て、消去書込回路4はメモリセルアレイ5の選択された
セクタの全てのセルのコントロールゲートにこの消去電
圧14Vを印加する。これによりフローティングゲート
に保持されていた電荷はコントロールゲートに引き抜か
れ消去される。しかし、個々のメモリセルのばらつきに
より、その消去時間にもばらつきがあるため、すべての
メモリセルの消去が完了するのに十分な時間、例えば、
1.6msecの消去時間を確保している。
【0006】この消去モード信号ERASEが「L」に
なると、制御回路1は、書込モード信号PROGを
「H」レベルにし、消去されたセクタの書込動作を開始
させる。この書込モードでは、レギュレータ3は、チャ
ージポンプ2の出力電圧を書込電圧12Vに調整出力す
る。従って、消去書込回路4は、バッファに保持された
128バイトのデータを一括書込するために選択された
セクタのメモリセルのソースに書込電圧12Vを印加す
る。この時、メモリセルの書込特性にばらつきがあり、
書込終了までに十分な時間を要するために、書込時間
は、例えば、3.2msecに設定される。そして、制
御回路1は、書込モード信号PROGを「L」レベルに
し、書込動作を終了させる。これにより、セクター単位
の書込が終了する。
なると、制御回路1は、書込モード信号PROGを
「H」レベルにし、消去されたセクタの書込動作を開始
させる。この書込モードでは、レギュレータ3は、チャ
ージポンプ2の出力電圧を書込電圧12Vに調整出力す
る。従って、消去書込回路4は、バッファに保持された
128バイトのデータを一括書込するために選択された
セクタのメモリセルのソースに書込電圧12Vを印加す
る。この時、メモリセルの書込特性にばらつきがあり、
書込終了までに十分な時間を要するために、書込時間
は、例えば、3.2msecに設定される。そして、制
御回路1は、書込モード信号PROGを「L」レベルに
し、書込動作を終了させる。これにより、セクター単位
の書込が終了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した不揮発性メモ
リを製造して出荷する際には、テスターによって、図5
に示すようなセクター単位の書込テストを行う。この
時、消去及び書込は、一定の消去電圧と一定の書込電圧
によって行われるが、メモリセルのばらつきによってそ
の時間が異なる。そのため、消去時間及び書込時間は、
ばらつきに合わせて十分に長く設定されているために、
テスト時間が長くなり、生産成功率の改善の障害になっ
ていた。
リを製造して出荷する際には、テスターによって、図5
に示すようなセクター単位の書込テストを行う。この
時、消去及び書込は、一定の消去電圧と一定の書込電圧
によって行われるが、メモリセルのばらつきによってそ
の時間が異なる。そのため、消去時間及び書込時間は、
ばらつきに合わせて十分に長く設定されているために、
テスト時間が長くなり、生産成功率の改善の障害になっ
ていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した点に
鑑みて、創作されたものであり、外部から印加される書
込及び読出しを制御するための制御信号に基づいて不揮
発性メモリセルの消去モード及び/又は書込モードを制
御する制御回路と、メモリセルの消去又は書込を行うた
めの高電圧を発生する高電圧発生回路と、前記高電圧を
前記メモリセルに選択的に印加する消去書込回路とを備
えた不揮発性メモリに於いて、外部端子に印加された電
圧を前記消去書込回路に印加するためのスイッチと、該
スイッチを制御するための制御信号を発生するレベル変
換回路を設け、前記スイッチをオンすることにより外部
から高電圧を供給可能としたものである。
鑑みて、創作されたものであり、外部から印加される書
込及び読出しを制御するための制御信号に基づいて不揮
発性メモリセルの消去モード及び/又は書込モードを制
御する制御回路と、メモリセルの消去又は書込を行うた
めの高電圧を発生する高電圧発生回路と、前記高電圧を
前記メモリセルに選択的に印加する消去書込回路とを備
えた不揮発性メモリに於いて、外部端子に印加された電
圧を前記消去書込回路に印加するためのスイッチと、該
スイッチを制御するための制御信号を発生するレベル変
換回路を設け、前記スイッチをオンすることにより外部
から高電圧を供給可能としたものである。
【0009】そして、前記レベル変換回路は、外部端子
に印加された信号又はテストモードを示す信号によって
前記スイッチをオンする制御信号を発生することで、テ
スト時及び外部からの制御で高電圧の印加を可能とした
ものである。更に、外部端子に印加された電圧を前記消
去書込回路に印加するための第1のスイッチと、前記高
電圧発生回路と前記消去書込回路に印加するための第2
のスイッチを設け、前記第1のスイッチと第2のスイッ
チは、前記レベル変換回路によって相補的に駆動される
ものであり、内部の高電圧と外部からの高電圧を切り替
え可能とした。
に印加された信号又はテストモードを示す信号によって
前記スイッチをオンする制御信号を発生することで、テ
スト時及び外部からの制御で高電圧の印加を可能とした
ものである。更に、外部端子に印加された電圧を前記消
去書込回路に印加するための第1のスイッチと、前記高
電圧発生回路と前記消去書込回路に印加するための第2
のスイッチを設け、前記第1のスイッチと第2のスイッ
チは、前記レベル変換回路によって相補的に駆動される
ものであり、内部の高電圧と外部からの高電圧を切り替
え可能とした。
【0010】また、これらの不揮発性メモリを内蔵した
マイコンに於いても同様の構成としたものである。
マイコンに於いても同様の構成としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
ブロック図であり、不揮発性メモリの一部を示す。図に
於いて、制御回路1、チャージポンプ2、レギュレータ
3、消去書込回路4、及び、メモリセル5は、図4に示
されたブロック図と同一の回路であり、図番を一致させ
ている。
ブロック図であり、不揮発性メモリの一部を示す。図に
於いて、制御回路1、チャージポンプ2、レギュレータ
3、消去書込回路4、及び、メモリセル5は、図4に示
されたブロック図と同一の回路であり、図番を一致させ
ている。
【0012】本実施形態の特徴とするところは、レギュ
レータ3から消去書込回路4に印加される高電圧供給ラ
イン6と外部端子7の間にMOSトランジスタ8を設
け、MOSトランジスタ8を外部端子9に印加される信
号又はテスト信号TESTによって制御するようにした
ことである。そのために、外部端子9に印加される信号
とテスト信号TESTは、各々ORゲート10を介して
レベル変換回路11に印加される。レベル変換回路11
は、外部端子7から高電圧の消去電圧及び書込電圧が印
加されるMOSトランジスタ8のオン及びオフを制御す
るために、ORゲート10からの5Vレベルの信号を高
電圧レベルに変換する回路であり、消去モード信号ER
ASEが「H」レベルの時には、MOSトランジスタ8
のゲートに印加される電圧を14V以上とし、書込モー
ド信号PROGが「H」レベルの時には12V以上とす
る。尚、レベル変換回路11の電源は、チャージポンプ
2で昇圧された電圧が使用される。
レータ3から消去書込回路4に印加される高電圧供給ラ
イン6と外部端子7の間にMOSトランジスタ8を設
け、MOSトランジスタ8を外部端子9に印加される信
号又はテスト信号TESTによって制御するようにした
ことである。そのために、外部端子9に印加される信号
とテスト信号TESTは、各々ORゲート10を介して
レベル変換回路11に印加される。レベル変換回路11
は、外部端子7から高電圧の消去電圧及び書込電圧が印
加されるMOSトランジスタ8のオン及びオフを制御す
るために、ORゲート10からの5Vレベルの信号を高
電圧レベルに変換する回路であり、消去モード信号ER
ASEが「H」レベルの時には、MOSトランジスタ8
のゲートに印加される電圧を14V以上とし、書込モー
ド信号PROGが「H」レベルの時には12V以上とす
る。尚、レベル変換回路11の電源は、チャージポンプ
2で昇圧された電圧が使用される。
【0013】図1の回路において、レギュレータ3の出
力インピーダンスは、高いインピーダンスを有してお
り、このインピーダンスに比べてMOSトランジスタ8
のオン状態のインピーダンスを十分に低くすることによ
って、レギュレータ3が動作状態であっても、MOSト
ランジスタ8がオンすると高電圧供給ライン6の電圧は
入力端子9に印加される外部からの電圧に強制される。
力インピーダンスは、高いインピーダンスを有してお
り、このインピーダンスに比べてMOSトランジスタ8
のオン状態のインピーダンスを十分に低くすることによ
って、レギュレータ3が動作状態であっても、MOSト
ランジスタ8がオンすると高電圧供給ライン6の電圧は
入力端子9に印加される外部からの電圧に強制される。
【0014】次に、図1に示された回路を有する不揮発
性メモリにおいて、図5に示されたようなセクター単位
の書込テストを行う場合には、図示しない端子に所定の
信号を印加することによって、不揮発性メモリをテスト
モードに設定する。テストモードになるとテスト信号T
ESTが「H」レベルとなる。そして、消去モードにな
ると、レベル変換回路11は、MOSトランジスタ8の
ゲートに14V以上の電圧を印加するため、MOSトラ
ンジスタ8はオン状態となる。従って、外部端子7にレ
ギュレータ3で発生される消去電圧14Vより高い電圧
を印加すれば、その電圧が消去書込回路4に供給される
ことになる。よって、メモリセル消去動作が素早くな
り、全体の消去時間を短縮することができる。
性メモリにおいて、図5に示されたようなセクター単位
の書込テストを行う場合には、図示しない端子に所定の
信号を印加することによって、不揮発性メモリをテスト
モードに設定する。テストモードになるとテスト信号T
ESTが「H」レベルとなる。そして、消去モードにな
ると、レベル変換回路11は、MOSトランジスタ8の
ゲートに14V以上の電圧を印加するため、MOSトラ
ンジスタ8はオン状態となる。従って、外部端子7にレ
ギュレータ3で発生される消去電圧14Vより高い電圧
を印加すれば、その電圧が消去書込回路4に供給される
ことになる。よって、メモリセル消去動作が素早くな
り、全体の消去時間を短縮することができる。
【0015】また、書込モードになると外部端子7にレ
ギュレータ3によって発生される書込電圧12Vより高
い電圧を印加することによって、メモリセルの書込速度
を早くすることができ、全体としての書込期間を短縮す
ることができる。上述のテストモードでなくとも通常の
書込においても、例えば、プログラマによって書込を行
う場合にも、外部端子9に「H」レベルの信号を印加す
ることによって、外部端子7からの書込電圧の印加が可
能になるので、プログラマーによる書込時間が短縮され
る。
ギュレータ3によって発生される書込電圧12Vより高
い電圧を印加することによって、メモリセルの書込速度
を早くすることができ、全体としての書込期間を短縮す
ることができる。上述のテストモードでなくとも通常の
書込においても、例えば、プログラマによって書込を行
う場合にも、外部端子9に「H」レベルの信号を印加す
ることによって、外部端子7からの書込電圧の印加が可
能になるので、プログラマーによる書込時間が短縮され
る。
【0016】図2は、発明の他の実施形態を示す不揮発
性メモリの一部ブロック図である。本実施形態におい
て、図1の実施形態と異なる点は、レギュレータ3と消
去書込回路4の間に第1のMOSトランジスタ12を設
けた点である。この第2のMOSトランジスタ12は、
レベル変換回路11によって、第1のMOSトランジス
タ8と同様に制御されるが、第1のMOSトランジスタ
8と第2のMOSトランジスタ12は、互い相補的に動
作する。即ち、レベル変換回路11から第2のMOSト
ランジスタ12のゲートに印加される制御信号*VGH
は、制御信号VGHの反転信号となっている。従って、
テスト信号TEST又は外部端子9に印加された信号が
「L」レベルである場合には、制御信号*VGHは高電
圧レベルにあり、第2のMOSトランジスタ12がオン
状態となり、レギュレータ3の高電圧出力が消去回路4
に印加される。一方、テストモードになってテスト信号
TESTが「H」レベルになった時、又は、外部端子9
に「H」レベルの信号が印加された時には制御信号*V
GHは「L」レベルになり、制御信号VGHが高電圧レ
ベルになる。従って、第1のMOSトランジスタ8がオ
ン状態となり、第2のMOSトランジスタ12はオフす
る。これにより、外部端子7に印加された高電圧が消去
書込回路4に印加される。この実施形態の場合には、レ
ギュレータ3の出力インピーダンスは低くてもかまわな
い。
性メモリの一部ブロック図である。本実施形態におい
て、図1の実施形態と異なる点は、レギュレータ3と消
去書込回路4の間に第1のMOSトランジスタ12を設
けた点である。この第2のMOSトランジスタ12は、
レベル変換回路11によって、第1のMOSトランジス
タ8と同様に制御されるが、第1のMOSトランジスタ
8と第2のMOSトランジスタ12は、互い相補的に動
作する。即ち、レベル変換回路11から第2のMOSト
ランジスタ12のゲートに印加される制御信号*VGH
は、制御信号VGHの反転信号となっている。従って、
テスト信号TEST又は外部端子9に印加された信号が
「L」レベルである場合には、制御信号*VGHは高電
圧レベルにあり、第2のMOSトランジスタ12がオン
状態となり、レギュレータ3の高電圧出力が消去回路4
に印加される。一方、テストモードになってテスト信号
TESTが「H」レベルになった時、又は、外部端子9
に「H」レベルの信号が印加された時には制御信号*V
GHは「L」レベルになり、制御信号VGHが高電圧レ
ベルになる。従って、第1のMOSトランジスタ8がオ
ン状態となり、第2のMOSトランジスタ12はオフす
る。これにより、外部端子7に印加された高電圧が消去
書込回路4に印加される。この実施形態の場合には、レ
ギュレータ3の出力インピーダンスは低くてもかまわな
い。
【0017】図3は、図1又は図2に示された不揮発性
メモリを内蔵したマイコンの概略ブロック図であり、マ
イコンのCPU部分13と不揮発性メモリ14で構成さ
れる。不揮発性メモリ14の制御信号*CE、*OE、
*WE及びアドレス信号ADは、CPU部分13から印
加され、また、データDATAもCPU部分13との間
でやりとりされる。
メモリを内蔵したマイコンの概略ブロック図であり、マ
イコンのCPU部分13と不揮発性メモリ14で構成さ
れる。不揮発性メモリ14の制御信号*CE、*OE、
*WE及びアドレス信号ADは、CPU部分13から印
加され、また、データDATAもCPU部分13との間
でやりとりされる。
【0018】通常の動作状態では、マイコンのプログラ
ムによって、必要に応じて、不揮発性メモリ14の書込
を行うが、この場合には、制御信号*CE、*OE、*
WEによってCPU部分13が不揮発性メモリ14を制
御する。また、このようなマイコンでは、不揮発性メモ
リ14のテストを行うために、外部から直接PROMラ
イターによって書込及びテストができるように構成され
ている。即ち、図示しないが、テストモードにするため
の外部端子が設けられてあり、この端子に所定の信号を
印加することによってテストモードに入り、この状態に
おいて、マイコンの入出力端子I/0が直接不揮発性メ
モリ14の制御信号*CE、*OE、*WEとアドレス
ADとデータDATAに接続されるようになると共に、
入出力端子I/Oの一つが高電圧を印加するための端子
7になり、外部から直接不揮発性メモリ14を制御可能
になる。更に、テストモードによってテスト信号TES
Tが「H」レベルとなるため、MOSトランジスタ8が
オン状態となり、マイコンの入出力端子I/Oから高電
圧が消去書込回路4に印加される。
ムによって、必要に応じて、不揮発性メモリ14の書込
を行うが、この場合には、制御信号*CE、*OE、*
WEによってCPU部分13が不揮発性メモリ14を制
御する。また、このようなマイコンでは、不揮発性メモ
リ14のテストを行うために、外部から直接PROMラ
イターによって書込及びテストができるように構成され
ている。即ち、図示しないが、テストモードにするため
の外部端子が設けられてあり、この端子に所定の信号を
印加することによってテストモードに入り、この状態に
おいて、マイコンの入出力端子I/0が直接不揮発性メ
モリ14の制御信号*CE、*OE、*WEとアドレス
ADとデータDATAに接続されるようになると共に、
入出力端子I/Oの一つが高電圧を印加するための端子
7になり、外部から直接不揮発性メモリ14を制御可能
になる。更に、テストモードによってテスト信号TES
Tが「H」レベルとなるため、MOSトランジスタ8が
オン状態となり、マイコンの入出力端子I/Oから高電
圧が消去書込回路4に印加される。
【0019】従って、マイコンの不揮発性メモリをテス
トする場合にも、単体の不揮発性メモリと同様にテスト
を行うことができるものである。
トする場合にも、単体の不揮発性メモリと同様にテスト
を行うことができるものである。
【0020】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、通常動作
では十分な余裕を持って設定された消去時間、又は、書
込時間をテストモードにおいては、外部から消去電圧及
び書込電圧を自由に設定及び印加できるので、消去及び
書込時間を短縮することが可能に萎える。更に、プログ
ラマーによって書込を行う場合にも消去及び書込電圧を
外部から印加できるので、書込時間を短縮することも可
能になる。従って、消去及び書込のトータルの時間を短
縮することができるので、生産性向上に貢献できるもの
である。
では十分な余裕を持って設定された消去時間、又は、書
込時間をテストモードにおいては、外部から消去電圧及
び書込電圧を自由に設定及び印加できるので、消去及び
書込時間を短縮することが可能に萎える。更に、プログ
ラマーによって書込を行う場合にも消去及び書込電圧を
外部から印加できるので、書込時間を短縮することも可
能になる。従って、消去及び書込のトータルの時間を短
縮することができるので、生産性向上に貢献できるもの
である。
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】不揮発性メモリを内蔵したマイコンのブロック
図である。
図である。
【図4】従来例を示す不揮発性メモリの一部ブロック図
である。
である。
【図5】不揮発性メモリのセクタ書込の動作を示すタイ
ミング図である。
ミング図である。
1 制御回路 2 チャージポンプ 3 レギュレータ 4 消去書込回路 5 メモリセルアレイ 6 高電圧供給ライン 7、9 外部端子 8、12 MOSトランジスタ 10 ORゲート 11 レベル変換回路 13 CPU部分 14 不揮発性メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 15/78 510 G01R 31/28 B G11C 16/06 G11C 17/00 631
Claims (6)
- 【請求項1】 外部から印加される書込及び読出しを制
御するための制御信号に基づいて不揮発性メモリセルの
消去モード及び/又は書込モードを制御する制御回路
と、メモリセルの消去又は書込を行うための高電圧を発
生する高電圧発生回路と、前記高電圧を前記メモリセル
に選択的に印加する消去書込回路とを備えた不揮発性メ
モリに於いて、外部端子に印加された電圧を前記消去書
込回路に印加するためのスイッチと、該スイッチを制御
するための制御信号を発生するレベル変換回路を設け、
前記スイッチをオンすることにより外部から高電圧を供
給可能としたことを特徴とする不揮発性メモリ。 - 【請求項2】 前記レベル変換回路は、外部端子に印加
された信号又はテストモードを示す信号によって前記ス
イッチをオンする制御信号を発生することを特徴とする
請求項1記載の不揮発性メモリ。 - 【請求項3】 外部端子に印加された電圧を前記消去書
込回路に印加するための第1のスイッチと、前記高電圧
発生回路と前記消去書込回路に印加するための第2のス
イッチを設け、前記第1のスイッチと第2のスイッチ
は、前記レベル変換回路によって相補的に駆動されるこ
とを特徴とする請求項1記載の不揮発性メモリ。 - 【請求項4】 プログラムメモリ又はデータメモリとし
て請求項1記載の不揮発性メモリを内蔵するマイクロコ
ンピュータ。 - 【請求項5】 プログラムメモリ又はデータメモリとし
て請求項2記載の不揮発性メモリを内蔵するマイクロコ
ンピュータ。 - 【請求項6】 プログラムメモリ又はデータメモリとし
て請求項3記載の不揮発性メモリを内蔵するマイクロコ
ンピュータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8555898A JPH11283400A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 不揮発性メモリ及びそれを内蔵するマイクロコンピュータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8555898A JPH11283400A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 不揮発性メモリ及びそれを内蔵するマイクロコンピュータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11283400A true JPH11283400A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=13862157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8555898A Pending JPH11283400A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 不揮発性メモリ及びそれを内蔵するマイクロコンピュータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11283400A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002197875A (ja) * | 2000-12-21 | 2002-07-12 | Aplus Flash Technology Inc | フラッシュ・メモリ消去のための電圧提供回路 |
JP2006170898A (ja) * | 2004-12-17 | 2006-06-29 | Ricoh Co Ltd | 半導体装置のテスト回路 |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP8555898A patent/JPH11283400A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002197875A (ja) * | 2000-12-21 | 2002-07-12 | Aplus Flash Technology Inc | フラッシュ・メモリ消去のための電圧提供回路 |
JP2006170898A (ja) * | 2004-12-17 | 2006-06-29 | Ricoh Co Ltd | 半導体装置のテスト回路 |
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