JP4039812B2 - 不揮発性記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気的に消去/書き込みが可能な不揮発性記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は電気的に一定時間で消去/書き込みが可能な従来の不揮発性記憶装置801を示す。
【0003】
これはフローティングゲートを有するメモリセルトランジスタが配置されたメモリセルトランジスタアレイ802が設けられている。このメモリセルトランジスタアレイ802の周辺には、ビット線とワード線を選択するデコーダ回路806、メモリセルのデータを読み出すセンスアンプ回路807、消去/書き込みに必要な高電圧を制御してデコーダ回路806に出力するレギュレート回路805、消去/書き込み用の高電圧を発生する昇圧回路804、および外部から入力された信号を元に回路動作の制御を行うコントロールロジック回路803が設けられている。
【0004】
消去/書き込み動作について説明する。
消去/書き込み動作時には、コントロールロジック回路803が昇圧回路804を動作させることにより消去/書き込みに必要な高電圧を発生する。このとき、コントロールロジック回路803はレギュレート回路805に対して、消去動作または書き込み動作のいずれの動作状態であるかを出力する。
【0005】
この高電圧はレギュレート回路805に印加されて消去動作または書き込み動作モードに応じた値に決定され、動作モード毎に常に一定の電圧に制御される。
この制御された高電圧は、消去動作または書き込み動作に合わせて一定時間だけ、デコーダ回路806が選択するメモリセルトランジスタアレイ802内の任意のメモリセルトランジスタに印加される。
【0006】
メモリセルトランジスタに高電圧を印加することにより、メモリセルトランジスタのしきい値電圧を制御する。すなわち、メモリセルトランジスタのデータの消去/書き込み時には、メモリセルトランジスタは常に一定の電圧を一定の時間だけ印加されることになる。以上の動作により、メモリセルトランジスタの消去/書き込みを行う。
【0007】
次に、読み出し動作について説明する。
メモリセルトランジスタに書き込まれているデータを読み出すには、デコーダ回路806によりメモリセルトランジスタアレイ802内の任意のアドレスを選択し、センスアンプ回路807によりデコーダ回路806で選択されたメモリセルトランジスタのドレイン電圧を印加して流れるドレイン電流の値を電圧変換することによりメモリセルトランジスタの読み出しを行う。
【0008】
すなわち、メモリセルトランジスタのデータの読み出し時には、メモリセルトランジスタは常に一定のドレイン電圧を印加され、一定の判定基準で読み出しを行うことになる。以上の動作により、メモリセルトランジスタの読み出しを行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように、消去/書き込み時にはメモリセルトランジスタに対して高い電圧を印加するため、メモリセルトランジスタのフローティングゲートとSi基板表面との間の薄いトンネル酸化膜に高電界がかかり、ダメージを受ける。
【0010】
このため、消去/書き込み動作を繰り返していくに連れ、徐々にトンネル酸化膜が劣化してメモリセルトランジスタのデバイス特性が劣化していく。また、この消去/書き込み時の高い電圧は製造ばらつきや検査マージン、さらに、書き換え回数を重ねてデバイス特性が劣化した後の実力低下も踏まえた上で設計段階に高い値に設定されるため、検査開始時からEEPROMの寿命時間まで使用する期間中は常に高い電圧を印加する必要がある。
【0011】
このため、図9に示すように、EEPROMの書き換え寿命の初期段階においては必要以上の過剰な電圧ストレスがメモリセルトランジスタに印加され、メモリセルトランジスタとしては消去後のしきい値電圧と書き込み後のしきい値電圧の振幅が大きくなり、消去後で書き込み動作初期と書き込み後で消去動作初期においては特に大きな電界がトンネル酸化膜にかかることになり、EEPROMの消去/書き込み寿命を低下させる一要因となっている。このような消去/書き込みの電圧ストレスによる書き換え寿命の低下という問題がある。
【0012】
本発明は、メモリセルトランジスタへの電気ストレスを緩和して書き換え回数を大幅に向上することができる不揮発性記憶装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の不揮発性記憶装置(EEPROM)は、消去/書き込み動作後には毎回センスアンプ回路によって消去/書き込み深さを検証して消去/書き込み深さがセンスアンプ回路に設定された判定レベルを満たさない場合にはメモリセルトランジスタアレイに含まれるレギュレート回路の電圧の制御値を記憶するメモリセルトランジスタのデータを書き換えて以降の消去/書き込み時に使用する高電圧を既存の値よりも高く設定することでEEPROMの書き換え寿命を向上することができる。すなわち、EEPROMの書き換え寿命の初期段階においては、メモリセルトランジスタへの印加電圧を低減し、書き換え寿命の中期、および後期にかけてはメモリセルトランジスタへの印加電圧を高くしてEEPROMとして必要なメモリセルトランジスタのしきい値電圧を確保することができる。さらに、昇圧回路内に発振周波数の変更が可能な昇圧動作用のクロック信号発生回路と、クロック信号発生回路の発振周波数の制御値を記憶する不揮発性のメモリセルトランジスタを含んだメモリセルトランジスタアレイとを備え、消去/書き込み深さがセンスアンプ回路に設定された判定レベルを満たさない場合には前記メモリセルトランジスタアレイに含まれるクロック信号発生回路の発振周波数の制御値を記憶する不揮発性のメモリセルトランジスタのデータを書き換えて以降の消去/書き込み時に使用する昇圧動作用のクロック信号発生回路の発振周波数を既存の値よりも高く設定すると共に消去/書き込み時に使用するレギュレート回路の電圧の制御値を既存の値よりも高く設定する回路を備えることでEEPROMの書き換え寿命の向上と書き換え寿命の初期段階での低消費電力化をすることができる。
【0014】
また、不揮発性記憶装置(EEPROM)は、消去/書き込み回数を記憶する不揮発性のメモリセルトランジスタを有し、一定の消去/書き込み回数毎に前記センスアンプ回路によって消去/書き込み深さを検証する回路を備えて消去/書き込み深さの検証の回数を低減することができる。
【0015】
また、不揮発性記憶装置(EEPROM)は、メモリセルトランジスタアレイの中にデータの誤り検出訂正用の冗長メモリセルトランジスタを有し、誤り検出訂正回路を備え、読み出し動作時には誤り検出を行い、誤りが検出された場合には、メモリセルトランジスタアレイに含まれるレギュレート回路の電圧の制御値を記憶するメモリセルトランジスタのデータを書き換えて以降の消去/書き込み時に使用する高電圧を既存の値よりも高く設定する回路を備えて消去/書き込み深さの検証動作を無くすことができる。
【0016】
また、不揮発性記憶装置(EEPROM)は、消去/書き込み動作時に消去/書き込み時間を複数回数に分けて印加する毎にベリファイ動作により消去/書き込み深さを検証しながら書き換えを行うフラッシュEEPROMで、ある一定の消去/書き込み時間後ベリファイ動作を行った時にベリファイでNGとなった時には、前記メモリセルトランジスタアレイに含まれるレギュレート回路の電圧の制御値を記憶するメモリセルトランジスタのデータを書き換えて以降の消去/書き込み時に使用する高電圧を既存の値よりも高く設定する回路を備えることでフラッシュEEPROMの書き換え寿命を向上することができる。
【0018】
また、本発明の不揮発性記憶装置(EEPROM)は、昇圧回路内に発振周波数の変更が可能な昇圧動作用のクロック信号発生回路と、クロック信号発生回路の発振周波数の制御値を記憶する不揮発性のメモリセルトランジスタを含んだメモリセルトランジスタアレイとを備え、消去/書き込み深さがセンスアンプ回路に設定された判定レベルを満たさない場合には前記メモリセルトランジスタアレイに含まれるクロック信号発生回路の発振周波数の制御値を記憶する不揮発性のメモリセルトランジスタのデータを書き換えて以降の消去/書き込み時に使用する昇圧動作用のクロック信号発生回路の発振周波数を既存の値よりも高く設定すると共に消去/書き込み時に使用するレギュレート回路の電圧の制御値を既存の値よりも高く設定する回路を備えることでEEPROMの書き換え寿命の向上と書き換え寿命の初期段階での低消費電力化をすることができる。
【0019】
また、本発明の不揮発性記憶装置(EEPROM)は、センスアンプ回路内に読み出し時のメモリセルトランジスタへの印加電圧の変更が可能なバイアス発生回路と、バイアス発生回路の制御値を記憶する不揮発性のメモリセルトランジスタを含んだメモリセルトランジスタアレイとを備え、消去/書き込み深さがセンスアンプ回路に設定された判定レベルを満たさない場合には前記メモリセルトランジスタアレイに含まれるバイアス発生回路の制御値を記憶する不揮発性のメモリセルトランジスタのデータを書き換えて以降の読み出し時の前記メモリセルトランジスタアレイへの印加電圧を既存の値に対して設定の変更する回路を備えることにより、EEPROMの書き換えによりメモリセルトランジスタのドレイン電流が低下した後でもドレイン電流を増加させることが可能となり、EEPROMの書き換え寿命の向上と書き換え寿命の初期段階での低消費電力化をすることができる。
【0020】
この構成により、EEPROMの書き換え寿命の初期においては消去/書き込みの電圧ストレスを低減させ、デバイス特性が劣化した後には、再度、消去/書き込み/読み出しの電圧を高く設定してメモリセルトランジスタに必要なしきい値電圧を得ることにより、EEPROMとして正常な動作が出来る状態を確保できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1と図2は本発明の(実施の形態1)を示す。
【0022】
図1において、101はEEPROM、102はメモリセルトランジスタアレイ、103はコントロールロジック回路、104は昇圧回路、105はレギュレート回路、106はデコーダ回路、107はセンスアンプ回路、108はレギュレート回路設定値記憶用メモリセルトランジスタであり、センスアンプ回路107の出力信号がレギュレート回路105に入力されている。
【0023】
ここで、図1に示すセンスアンプ回路107の出力信号をレギュレート回路105に入力していることと、レギュレート回路設定値記憶用メモリセルトランジスタ108をメモリセルトランジスタアレイ102内に設けている以外は、図8に示す従来のEEPROMと基本的に同一である。
【0024】
このような本発明の装置における消去/書き込み動作について説明する。
消去/書き込み動作時には、コントロールロジック回路103が昇圧回路104を動作させることにより、消去/書き込みに必要な高電圧を発生する。このとき、コントロールロジック回路103はレギュレート回路105に対して、消去動作または書き込み動作のいずれの動作状態であるかを出力する。この高電圧はレギュレート回路105に印加されて、レギュレート回路設定値記憶用メモリセルトランジスタ108のデータをセンスアンプ回路107で読み出した結果と消去動作または書き込みの動作モードに応じた値によって制御して出力される。
【0025】
この制御によって出力された高電圧をデコーダ回路106に入力し、消去動作または書き込み動作に合わせて一定時間だけデコーダ回路106が選択するメモリセルトランジスタアレイ102内の任意のメモリセルトランジスタに印加される。メモリセルトランジスタに高電圧を印加することにより、メモリセルトランジスタのしきい値電圧を制御する。
【0026】
ここで、前記レギュレート電圧の設定値はあらかじめ低く設定しておき、図2に示すようにEEPROMの消去/書き込みによる劣化に伴いメモリセルトランジスタのVtの深さが浅くなり、書き換え保証回数内に読み出し検知レベルよりも厳しいベリファイ検知レベルを満たさなくても良い。また、EEPROMの消去/書き込みを行った後には毎回読み出し検知レベルよりも厳しいベリファイ検知レベルを設定してセンスアンプ回路107によりベリファイ判定を行う。このベリファイ判定がパスした場合は、以降の消去/書き込みも既存のレギュレート回路105の設定で実施する。
【0027】
しかし、ベリファイ判定がフェイルした場合は、センスアンプ回路107の出力信号がレギュレート回路105に入力されてレギュレート回路設定値記憶用メモリセルトランジスタ108のデータの設定値を変更し、次回以降の消去/書き込み時にはレギュレート回路105が制御して出力する高電圧の値が、既存の電圧よりも高くなるように設定を変更する。このレギュレート回路設定値記憶用メモリセルトランジスタ108のデータの設定値の変更を行うことにより、図2の書き換え電圧の切り替えに見られるように、次回以降の書き込み後のメモリセルトランジスタのVtの深さが確保できるようになる。
【0028】
以降の消去/書き込みについても以上のことを繰り返し実行することにより、EEPROMのメモリセルトランジスタとしては、消去/書き込み時に受けるトンネル酸化膜へのダメージが緩和されてデバイス特性の劣化を抑制し、EEPROMの書き換え寿命を向上することができる。以上の動作により、メモリセルトランジスタの消去/書き込みを行う。
【0029】
(実施の形態2)
図3は本発明の(実施の形態2)を示す。
301はEEPROM、302はメモリセルトランジスタアレイ、303はコントロールロジック回路、304は昇圧回路、305はレギュレート回路、306はデコーダ回路、307はセンスアンプ回路、308は消去/書き込み回数記憶用メモリセルトランジスタであり、309はカウンタ回路である。
【0030】
(実施の形態2)と(実施の形態1)との違いは、消去/書き込み回数記憶用メモリセルトランジスタ308とカウンタ回路309を追加したことである。108は(実施の形態1)で示したレギュレート回路設定値記憶用メモリセルトランジスタである。
【0031】
このような本発明の装置における消去/書き込み動作について、(第1の実施)例との差について説明する。
消去/書き込み動作時には、コントロールロジック回路303が通常のメモリセルトランジスタへの消去/書き込みと同時に消去/書き込み回数記憶用メモリセルトランジスタ308に対しても消去/書き込み回数を記憶していき、その後、消去/書き込み回数記憶用メモリセルトランジスタ308に書き込まれている回数データをセンスアンプ回路307により読み出し、その読み出しデータをカウンタ回路309に入力する。
【0032】
カウンタ回路309では、回数データが10、100、1000、10000、100000回等の特定の回数になったときに、センスアンプ回路307に対して、読み出し検知レベルよりも厳しいベリファイ検知レベルを設定してベリファイ判定を行わせる。この後のベリファイ判定結果による動作は(実施の形態1)と同様である。
【0033】
この構成により、ベリファイ判定の実施回数を最小限に減らしても前記(実施の形態1)と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図4は本発明の(実施の形態3)を示す。
【0034】
401はEEPROM、402はメモリセルトランジスタアレイ、403はコントロールロジック回路、404は昇圧回路、405はレギュレート回路、406はデコーダ回路、407はセンスアンプ回路、408はデータ誤り検出訂正用冗長メモリセルトランジスタであり、409は誤り検出訂正回路である。(実施の形態3)と(実施の形態1)との違いはデータ誤り検出訂正用冗長メモリセルトランジスタ408と誤り検出訂正回路409を追加したことである。108は(実施の形態1)で示したレギュレート回路設定値記憶用メモリセルトランジスタである。
【0035】
このような本発明の装置における動作について(実施の形態1)との差について説明する。
消去/書き込み動作時には、誤り検出訂正回路409によりデータ誤り検出訂正用冗長メモリセルトランジスタ408への書き込みデータを発生し通常のメモリセルトランジスタへの消去/書き込みと同時にデータ誤り検出訂正用冗長メモリセルトランジスタ408への書き込みを実施する。
【0036】
また、読み出し動作時にも通常のメモリセルトランジスタのデータと同時にデータ誤り検出訂正用冗長メモリセルトランジスタ408のデータをセンスアンプ回路407により読み出し、その読み出しデータを誤り検出訂正回路409により誤りの有無を検出する。誤り検出訂正回路409による検出結果がパスであれば読み出しデータも正常であり、また、検出結果がフェイルであっても誤り検出訂正回路409により訂正されたデータが出力されるため外部への読み出しデータは正常となる。
【0037】
しかし、ここで誤り検出訂正回路409が補正したという結果を元にメモリセルトランジスタの消去/書き込み深さが浅くなっていることを判断できるため、(実施の形態1)と同様にしてレギュレート回路405の制御電圧を変更する。
【0038】
この構成により、ベリファイ判定を行わずに前記(実施の形態1)と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態4)
図5は本発明の(実施の形態4)を示す。
【0039】
501はフラッシュEEPROM、502はメモリセルトランジスタアレイ、503はコントロールロジック回路、504は昇圧回路、505はレギュレート回路、506はデコーダ回路、507はセンスアンプ回路、509はベリファイ回路である。108は(実施の形態1)で示したレギュレート回路設定値記憶用メモリセルトランジスタである。
【0040】
(実施の形態4)と(実施の形態1)との違いはフラッシュEEPROMであり、ベリファイ回路509を使用していることである。
このような本発明の装置における動作について(実施の形態1)との差について説明する。
【0041】
ある一定の消去/書き込み時間後ベリファイ動作を行った時にベリファイでNGとなった時には、前記メモリセルトランジスタアレイに含まれるレギュレート回路505の電圧の制御値を記憶するメモリセルトランジスタのデータを書き換えて以降の消去/書き込み時に使用する高電圧を既存の値よりも高く設定するよう構成されている。
【0042】
この構成により、ベリファイ回路509を備えたフラッシュEEPROMにおいても前記(実施の形態1)と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態5)
上記の(実施の形態1)の不揮発性記憶装置(EEPROM)の検査工程では次のような工程を実行して製造される。
【0043】
EEPROMの検査工程において、個々の製品の消去/書き込み深さの検証を行い、その結果を元にして消去/書き込み時に使用するレギュレート回路の電圧の制御値を個々の製品毎にレギュレート回路設定値記憶用メモリセルトランジスタ108に設定する。
【0044】
また、ベリファイ判定結果によって後からレギュレート回路設定値記憶用メモリセルトランジスタ108の設定を書き換えられることはいうまでもない。
この手順によって、製品間の特性ばらつきが緩和できる。なお、(実施の形態2)〜(実施の形態4)においても同様に実施できる。
【0045】
(実施の形態6)
図6は本発明の(実施の形態6)を示す。
601はEEPROM、602はメモリセルトランジスタアレイ、603はコントロールロジック回路、604は昇圧回路、605はレギュレート回路、606はデコーダ回路、607はセンスアンプ回路、608はクロック信号発生回路の発振周波数記憶用メモリセルトランジスタ、609はクロック信号発生回路である。
【0046】
(実施の形態6)と(実施の形態1)との違いはクロック信号発生回路の発振周波数記憶用メモリセルトランジスタ608と、クロック信号発生回路609を使用していることである。108は(実施の形態1)で示したレギュレート回路設定値記憶用メモリセルトランジスタである。
【0047】
次に、このような本発明の装置における動作について(実施の形態1)との差について説明する。
昇圧回路604のブロック内に発振周波数の変更が可能な昇圧動作用のクロック信号発生回路609を設け、メモリセルトランジスタアレイ602にはクロック信号発生回路609の発振周波数記憶用メモリセルトランジスタ608を設け、消去/書き込み深さがセンスアンプ回路607に設定された判定レベルを満たさない場合には、メモリセルトランジスタアレイ602に含まれるクロック信号発生回路609の発振周波数の制御値を記憶する不揮発性のメモリセルトランジスタのデータを書き換えて以降の消去/書き込み時に使用する昇圧動作用のクロック信号発生回路609の発振周波数を既存の値よりも高く設定すると共に消去/書き込み時に使用するレギュレート回路の電圧の制御値を既存の値よりも高く設定するように構成されている。
【0048】
この構成により、EEPROMの書き換え寿命の初期段階での低消費電力化と前記(実施の形態1)と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態7)
図7は本発明の(実施の形態7)を示す。
【0049】
701はEEPROM、702はメモリセルトランジスタアレイ、703はコントロールロジック回路、704は昇圧回路、705はレギュレート回路、706はデコーダ回路、707はセンスアンプ回路、708はバイアス発生回路の制御値記憶用メモリセルトランジスタ、709はバイアス発生回路である。710はメモリセルトランジスタアレイ702のバイアス回路である。
(実施の形態7)と(実施の形態1)との違いはバイアス発生回路の制御値記憶用メモリセルトランジスタ708、バイアス発生回路709を使用していることである。108は(実施の形態1)で示したレギュレート回路設定値記憶用メモリセルトランジスタである。
【0050】
次に、このような本発明の装置における動作について(実施の形態1)との差について説明する。
センスアンプ回路内に読み出し時のメモリセルトランジスタへのドレイン印加電圧の変更が可能なバイアス発生回路709と、バイアス発生回路の制御値記憶用メモリセルトランジスタ708を含んだメモリセルトランジスタアレイ702とを備え、消去/書き込み深さがセンスアンプ回路に設定された判定レベルを満たさない場合には前記メモリセルトランジスタアレイ702に含まれるバイアス発生回路709の制御値を記憶する不揮発性のメモリセルトランジスタのデータを書き換えて以降の読み出し時に使用するセンスアンプ回路807のドレイン印加電圧を既存の値よりも高く設定する回路を備えることにより、EEPROMの書き換えによりメモリセルトランジスタのドレイン電流が低下した後でもドレイン電流を増加させることが可能となり、EEPROMの書き換え寿命の向上と書き換え寿命の初期段階での低消費電力化をすることができる。
【0051】
以上の動作により、EEPROMの書き換え寿命の初期段階での低消費電力化と前記(実施の形態1)と同様の効果を得ることができる。
なお、この(実施の形態7)では(実施の形態1)の構成に制御値記憶用メモリセルトランジスタ708とバイアス発生回路709の構成を追加したものとして説明したが、レギュレート回路設定値記憶用メモリセルトランジスタ108とその関連部分を有していなくても従来に比べて良好な性能が得られる。
【0052】
【発明の効果】
以上のように本発明のEEPROMによれば、EEPROMの書き換え寿命の初期段階においては、メモリセルトランジスタへの印加電圧を低減し、書き換え寿命の中期、および後期にかけてはメモリセルトランジスタへの印加電圧を高くしてEEPROMとして必要なメモリセルトランジスタのしきい値電圧を確保することができ、正常な動作が出来る状態を確保することにより、EEPROMの書き換え寿命を大幅に向上することができる効果がある。
【0053】
また、EEPROMの書き換え寿命の初期段階においては、昇圧動作用のクロック信号発生回路の発振周波数を低く抑えて低消費電力化をすることができる効果がある。
【0054】
また、EEPROMの書き換え寿命の初期段階においては、センスアンプ回路のドレイン印加電圧を低く抑えて低消費電力化をすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(実施の形態1)によるEEPROMのメモリセルトランジスタアレイとその周辺部の構成図
【図2】同実施の形態の書き換え回数とVtの変化を示した図
【図3】本発明の(実施の形態2)によるEEPROMのメモリセルトランジスタアレイとその周辺部の構成図
【図4】本発明の(実施の形態3)によるEEPROMのメモリセルトランジスタアレイとその周辺部の構成図
【図5】本発明の(実施の形態4)によるEEPROMのメモリセルトランジスタアレイとその周辺部の構成図
【図6】本発明の(実施の形態6)によるEEPROMのメモリセルトランジスタアレイとその構成図
【図7】本発明の(実施の形態7)によるEEPROMのメモリセルトランジスタアレイとその周辺部の構成図
【図8】従来のEEPROMのメモリセルトランジスタアレイとその周辺部の構成図
【図9】従来のEEPROMのメモリセルトランジスタの書き換え回数とVtの変化を示した図
【符号の説明】
101,301,401,601,701 EEPROM
501 フラッシュEEPROM
102,302,402,502,602,702 メモリセルトランジスタアレイ
103,303,403 コントロールロジック回路
503,603,703 コントロールロジック回路
104,304,404,504,604,704 昇圧回路
105,305,405,505,605,705 レギュレート回路
106,306,406,506,606,706 デコーダ回路
107,307,407,507,607,707 センスアンプ回路
108 レギュレート回路設定値記憶用メモリセルトランジスタ
308 消去/書き込み回数記憶用メモリセルトランジスタ
408 データ誤り検出訂正用冗長メモリセルトランジスタ
608 クロック信号発生回路の発振周波数記憶用メモリセルトランジスタ
708 バイアス発生回路の制御値記憶用メモリセルトランジスタ
309 カウンタ回路
409 誤り検出訂正回路
509 ベリファイ回路
609 クロック信号発生回路
709 バイアス発生回路

Claims (5)

  1. 電気的に消去/書き込みが可能な不揮発性のメモリセルトランジスタ群で構成されたメモリセルトランジスタアレイの周辺に、前記メモリセルトランジスタアレイのビット線とワード線を選択するデコーダ回路と、前記メモリセルトランジスタアレイのデータを読み出すセンスアンプ回路と、消去/書き込みに必要な高電圧を制御して前記デコーダ回路に出力するレギュレート回路と、制御信号を元に消去/書き込みに必要な高電圧を発生する昇圧回路と、外部から入力された信号を元に回路動作の制御を行うコントロールロジック回路が設けられた不揮発性記憶装置であって、
    前記メモリセルトランジスタアレイには前記レギュレート回路の電圧の制御値を記憶するメモリセルトランジスタを設け、
    前記センスアンプ回路を、メモリセルトランジスタアレイのデータの読み出しを行う通常の読み出し動作時と消去/書き込み深さの検証を行う検証用の読み出し動作時には読み出しの判定レベルを変更するよう構成し、
    前記メモリセルトランジスタと前記センスアンプ回路および前記レギュレート回路によって、消去/書き込み動作後には前記センスアンプ回路によって消去/書き込み深さを検証して消去/書き込み深さが判定レベルを満たさない場合には前記メモリセルトランジスタのデータを書き換えて以降の消去/書き込み時に使用する高電圧を既存の値よりも高く設定するよう構成するとともに、
    昇圧回路の発振周波数の変更が可能なクロック信号発生回路と、前記クロック信号発生回路の発振周波数の制御値を記憶する不揮発性のメモリセルトランジスタとを設け、
    消去/書き込み深さがセンスアンプ回路に設定された判定レベルを満たさない場合には前記メモリセルトランジスタのデータを書き換えて以降の消去/書き込み時に使用する昇圧動作用のクロック信号発生回路の発振周波数を既存の値よりも高く設定すると共に消去/書き込み時に使用するレギュレート回路の電圧の制御値を既存の値よりも高く設定するよう構成した
    不揮発性記憶装置。
  2. 電気的に消去/書き込みが可能な不揮発性のメモリセルトランジスタ群で構成されたメモリセルトランジスタアレイの周辺に、前記メモリセルトランジスタアレイのビット線とワード線を選択するデコーダ回路と、前記メモリセルトランジスタアレイのデータを読み出すセンスアンプ回路と、消去/書き込みに必要な高電圧を制御して前記デコーダ回路に出力するレギュレート回路と、制御信号を元に消去/書き込みに必要な高電圧を発生する昇圧回路と、外部から入力された信号を元に回路動作の制御を行うコントロールロジック回路が設けられた不揮発性記憶装置であって、
    前記メモリセルトランジスタアレイには前記レギュレート回路の電圧の制御値を記憶する第1のメモリセルトランジスタを設け、
    前記メモリセルトランジスタアレイには消去/書き込み回数を記憶する第2のメモリセルトランジスタを設け、
    前記第2のメモリセルトランジスタに記憶された消去/書き込み回数が予め設定された特定の回数と一致した場合には、前記センスアンプ回路に対して消去/書き込み深さを検証させるカウンタ回路を設け、
    前記第1,第2のメモリセルトランジスタと前記センスアンプ回路と前記レギュレート回路および前記カウンタ回路によって、一定の消去/書き込み回数毎に前記センスアンプ回路によって消去/書き込み深さを検証して消去/書き込み深さが判定レベルを満たさない場合には前記メモリセルトランジスタのデータを書き換えて以降の消去/書き込み時に使用する高電圧を既存の値よりも高く設定するよう構成され、前記特定の回数は、複数回であることを特徴とする
    不揮発性記憶装置。
  3. 前記メモリセルトランジスタアレイにはデータ誤り検出訂正用冗長メモリセルトランジスタを設け、
    消去/書き込み動作時に前記データ誤り検出訂正用冗長メモリセルトランジスタへ書き込みを実施し、読み出し動作時には前記センスアンプ回路を介して前記メモリセルトランジスタアレイのデータを読み出し、その読み出しデータの誤りの有無を検出する誤り検出訂正回路を設け、
    読み出し動作時に前記誤りが検出された場合には、前記第1のメモリセルトランジスタのデータを書き換えて以降の消去/書き込み時に使用する高電圧を既存の値よりも高く設定するよう構成した
    請求項2記載の不揮発性記憶装置。
  4. ベリファイ回路を有し、消去/書き込み動作時に消去/書き込み時間を複数回数に分けて印加する毎にベリファイ動作により消去/書き込み深さを検証しながら書き換えを行うフラッシュEEPROM型の不揮発性記憶装置であって、
    ある一定の消去/書き込み時間後ベリファイ動作を行った時にベリファイでNGとなった時には、前記メモリセルトランジスタのデータを書き換えて以降の消去/書き込み時に使用する高電圧を既存の値よりも高く設定するよう構成した
    請求項2記載の不揮発性記憶装置。
  5. 読み出し時のメモリセルトランジスタアレイへの印加電圧の変更が可能なバイアス発生回路と、前記バイアス発生回路の制御値を記憶する不揮発性のメモリセルトランジスタとを設け、
    消去/書き込み深さがセンスアンプ回路に設定された判定レベルを満たさない場合には前記メモリセルトランジスタアレイのバイアス回路の制御値を記憶する不揮発性のメモリセルトランジスタのデータを書き換えて以降の読み出し時の前記メモリセルトランジスタアレイへの印加電圧を既存の値に対して設定の変更を可能とするように構成した
    請求項2記載の不揮発性記憶装置。
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