JPH11280952A - チューブクランプ - Google Patents

チューブクランプ

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JPH11280952A
JPH11280952A JP10083917A JP8391798A JPH11280952A JP H11280952 A JPH11280952 A JP H11280952A JP 10083917 A JP10083917 A JP 10083917A JP 8391798 A JP8391798 A JP 8391798A JP H11280952 A JPH11280952 A JP H11280952A
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JP
Japan
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tube
clamp
tube body
groove
holding
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Application number
JP10083917A
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English (en)
Inventor
Shigeo Oi
茂雄 大井
Ryosuke Matsunaga
良介 松永
Morihito Sawai
守人 澤井
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Togo Seisakusho Corp
Nippon Stud Welding Co Ltd
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
Nippon Stud Welding Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造誤差等による外径のばらつきのあるチュ
ーブ体であってもスライド荷重を付与しながら正規の状
態で保持する。 【解決手段】 クランプ本体1に設けたクランプ溝11
の溝底面11aにチューブ体P1をほぼ面接触させた状
態で保持可能なチューブ保持部10を備える。クランプ
溝11の溝底面11aにはチューブ体P1に弾性をもっ
て当接する当接部14aを有する弾性変形可能な弾性片
14を設ける。チューブ保持部10のクランプ溝11に
チューブ体P1が溝底面11aにほぼ面接触した状態で
保持され、弾性片14の当接部14aがチューブ体P1
に弾性をもって当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チューブ、パイ
プ、ケーブル等のチューブ体(棒体も含む。)を支持す
るチューブクランプ、例えば、自動車に用いられるフュ
ーエルチューブ、ブレーキチューブ、ワイヤハーネス等
のコルゲートチューブをボデーパネルに支持するための
チューブクランプに関する。
【0002】
【従来の技術】チューブクランプには、クランプ本体に
所定外径のチューブ体を保持可能なチューブ保持部を備
えるものがある。このようなチューブ保持部の従来例を
図10および図11を参照して述べる。図10はチュー
ブ保持部の部分斜視図、図11同正面図である。
【0003】合成樹脂製チューブクランプのクランプ本
体100は、所定外径のチューブ体P(図11中、二点
鎖線参照)を保持可能なチューブ保持部110を備えて
いる。チューブ保持部110には、前記チューブ体Pを
半径方向に嵌入可能なほぼU字状のクランプ溝111が
設けられている。さらに、チューブ保持部110には、
クランプ溝111の開口側端部における一方の溝壁(開
口側溝壁という。)112から溝底方向へ向けて傾斜状
に突出する弾性変形いわば撓み変形(図11の矢印参
照)可能な抜け止め片113が設けられている。
【0004】前記クランプ溝111の溝底面111a
は、前記チューブ体Pの外径とほぼ等しい曲率半径を有
する湾曲面で形成されている。前記溝底面111aに
は、軸方向に形成された断面ほぼ三角形状のリブ状突起
115が突出されている。
【0005】なお、図示はしないが、前記クランプ本体
100には、自動車のボデーパネル等に取り付けるため
の取り付け部が設けられている。例えば、前記取り付け
部としては、合成樹脂の弾性変形を利用して前記ボデー
パネル等の取り付け孔に係着する錨状や横断面S字状等
の差し込み式のクリップ部、あるいは、ボデーパネル等
のスタッドに嵌着可能な係合部等が採用される。
【0006】前記チューブ保持部110において、図1
1に示すように、チューブ体Pを保持する場合には、チ
ューブ保持部110のクランプ溝111にその上方から
チューブ体Pを抜け止め片113の弾性変形を利用して
嵌入する。チューブ体Pが抜け止め片113を通過する
と、その抜け止め片113が原状に復元する。これによ
り、チューブ体Pがクランプ溝111の溝底面111a
にほぼ面接触されかつ前記抜け止め片113により抜け
止めされた状態で保持される。このとき、抜け止め片1
13はチューブ体Pをその軸心方向に向けて押さえた状
態にある。
【0007】また、クランプ溝111の溝底面111a
の突起115がチューブ体Pに当接あるいは食い込むこ
とにより、チューブ体Pの軸方向のスライドに対する抵
抗力(荷重)を付加することにより、クランプ本体10
0とチューブ体Pとの軸方向の相対的なスライド(以
下、単にチューブクランプあるいはチューブ体のスライ
ドとも略す。)を防止している。前記チューブクランプ
あるいはチューブ体Pのスライドに対する抵抗力(荷
重)をスライド荷重という。なお、前記チューブクラン
プのスライドの防止とともに、同チューブクランプの軸
回りの回動も防止される。
【0008】なお、チューブクランプのスライドを防止
する理由を述べる。例えば、チューブクランプのチュー
ブ保持部110にチューブ体Pを保持させた状態に組み
立てたチューブアッシーを輸送し、自動車製造ラインに
おいて前記チューブクランプを自動車のボデーパネルに
取り付けるような場合、チューブアッシーの輸送時に不
用にチューブクランプがスライドして位置ずれを起こす
と、チューブクランプを前記ボデーパネルに取り付ける
ときに、一々、前記位置ずれを手直ししなければなら
ず、その取り付けの作業性が損なわれるといった問題を
改善することである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のチューブクラン
プによると、チューブ体Pにチューブ保持部110の突
起115が当接あるいは食い込む構造であるため、チュ
ーブ体Pの製造誤差による外径のばらつきにより次のよ
うな問題が生じる。例えば、チューブ体Pの外径が小さ
い方にばらついた場合、前記突起115がチューブ体P
に当接できないことから、正規の状態に保持できないと
いった保持不良が発生する。
【0010】逆に、チューブ体Pの外径が大きい方にば
らついた場合、前記突起115がチューブ体Pに食い込
みすぎて正規の状態に保持できず、チューブ体Pの表面
を傷付けることになる。とくに、チューブ体Pが樹脂コ
ーティングチューブ(PCチューブ)、樹脂製チューブ
等の場合には表面が傷付きやすい。
【0011】また、前記突起115がチューブ体Pに食
い込まない場合には、チューブ体Pの嵌入不足を生じ、
抜け止め片113が弾性復元できない、すなわちチュー
ブ体Pに乗り上げられないため、保持不良が発生する。
また、クランプ溝111の溝壁の強度が小さい場合に、
チューブ体Pをクランプ溝111に無理に嵌入させれ
ば、クランプ溝111の溝壁の間隔が開いてしまうとい
った保持不良が発生する。
【0012】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、製造誤差等による外径のばらつきのあるチューブ体
であってもスライド荷重を付加しながら正規の状態で保
持することのできるチューブクランプを提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、クランプ本体に設けたクランプ溝の溝底
面に所定外径のチューブ体をほぼ面接触させた状態で保
持可能なチューブ保持部を備え、前記クランプ溝の溝底
面には前記チューブ体に弾性をもって当接する当接部を
有する弾性変形可能な弾性片を設けたチューブクランプ
である。このように構成すると、クランプ本体のチュー
ブ保持部のクランプ溝に所定外径のチューブ体が溝底面
にほぼ面接触した状態で保持されるとともに、弾性片の
弾性変形量がチューブ体の外径に応じて変化するもの
の、その弾性片の当接部が前記チューブ体に弾性をもっ
て当接することにより、製造誤差等による外径のばらつ
きのあるチューブ体であってもスライド荷重を付加しな
がら正規の状態で保持することができる。
【0014】請求項2の発明は、請求項1記載のチュー
ブクランプであって、弾性片はクランプ溝の溝底面の軸
方向に沿って形成されている。このように構成すると、
クランプ溝の溝底面の軸方向に沿って形成された弾性片
の弾性をもってチューブ体に対するスライド荷重が付加
される。
【0015】請求項3の発明は、請求項1記載のチュー
ブクランプであって、弾性片はクランプ溝の溝底面の周
方向に沿って形成されている。このように構成すると、
クランプ溝の溝底面の周方向に沿って形成された弾性片
の弾性をもってチューブ体に対するスライド荷重が付加
される。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態について図面を参照し
て説明する。図1にチューブクランプの斜視図、図2に
同正面図、図3に同平面図、図4に同底面図がそれぞれ
示されている。図1〜図4において、合成樹脂製一体成
形品からなるチューブクランプのクランプ本体1は、ほ
ぼL字形状をなしており、その上部の第1のチューブ保
持部10と、その下部の第2のチューブ保持部20と、
前記第1のチューブ保持部10の右側に隣設する取り付
け部30と、前記第2のチューブ保持部20の下側に隣
設するクリップ部40とを備えている。
【0017】各チューブ保持部10,20を述べるに先
立って取り付け部30を述べる。取り付け部30は、ク
ランプ本体1を上下方向に貫通する嵌合孔31と、その
嵌合孔31の内周面に形成した前後の係合爪33とを備
えている。このような取り付け部30は、周知のものと
ほぼ同様の構成であるから詳細な説明は省略するが、例
えば、嵌合孔31を図示しない自動車のボデーパネル等
のスタッドに相対的に挿入させると、前記係合爪33が
その弾性変形を利用して前記スタッドのねじ溝と噛み合
うことにより、クランプ本体1を前記ボデーパネル等に
取り付ける機能を有している。なお取り付け部30に
は、上記の他、合成樹脂の弾性変形を利用して前記ボデ
ーパネル等の取り付け孔に係着する錨状や横断面S字状
等の差し込み式のクリップ部、あるいはネジ締めされる
ボス部等を採用ことができる。
【0018】また、クリップ部40は、クリップ片41
を主体としてなり、自動車のプレート部材(図示省略)
に仮止め可能に形成されている。
【0019】次に、各チューブ保持部10,20につい
て述べるが、各チューブ保持部10,20はいずれも本
発明でいうチューブ保持部に相当するものであるから、
第1のチューブ保持部10を実施の形態1、第2のチュ
ーブ保持部20を実施の形態2として説明することにす
る。
【0020】〔実施の形態1〕実施の形態1について図
5〜図7に基づいて述べる。図5は第1のチューブ保持
部10の部分斜視図、図6は同部分正面図、図7は図6
のVII−VII線断面図である。第1のチューブ保持
部10は、所定外径の第1のチューブ体P1を保持可能
とするものである。第1のチューブ保持部10には、第
1のチューブ体P1(図6中、二点鎖線参照)を半径方
向すなわち上方より嵌入可能なほぼU字状のクランプ溝
11が設けられている。第1のチューブ保持部10に
は、クランプ溝11の開口側端部における左右両溝壁1
2から溝底方向へ向けて傾斜状に突出する弾性変形いわ
ば撓み変形(図6の矢印参照)可能な左右の抜け止め片
13が設けられている。
【0021】前記クランプ溝11の溝底面11aは、第
1のチューブ体P1の外径とほぼ等しい曲率半径を有す
る湾曲面で形成されている。さらに前記溝底面11aに
は、第1のチューブ体P1に弾性をもって当接する当接
部14aを先端部に有する弾性変形いわば撓み変形(図
7の矢印参照)可能な前後の弾性片14が片持ち梁状に
設けられている。また、前後の弾性片14は、細幅形状
に形成されており、左右方向にも弾性変形いわば撓み変
形可能とされている。
【0022】前後の弾性片14は、図6および図7によ
く示されるように、クランプ溝11の溝底面11aに上
端面が開口する断面ほぼU字状の切り欠き凹部15を前
後対称状に形成することによって、それぞれ軸方向(前
後方向)に沿って形成されている。両弾性片14の上面
(符号省略)は、前記溝底面11aと連続しかつ先端部
を前記溝底面11aより高くする緩やかな斜面で形成さ
れている。
【0023】前記第1のチューブ保持部10において、
図6および図7に示すように、第1のチューブ体P1を
保持する場合には、クランプ溝11にその上方から第1
のチューブ体P1を両抜け止め片13の弾性変形を利用
して嵌入する。第1のチューブ体P1が両抜け止め片1
3を通過すると、その両抜け止め片13が原状に復元す
る。これにより、第1のチューブ体P1がクランプ溝1
1の溝底面11aにほぼ面接触されかつ前記両抜け止め
片13により抜け止めされた状態で保持される。このと
き、抜け止め片13はチューブ体をその軸心方向に向け
て押さえた状態にある。
【0024】また、第1のチューブ保持部10による
と、クランプ溝11の溝底面11aの軸方向に沿って形
成された前後の弾性片14の当接部14aが弾性をもっ
て第1のチューブ体P1に当接することにより、チュー
ブ体P1に対するスライド荷重が付加される。また、前
後の弾性片14の弾性変形量がチューブ体P1の外径に
応じて変化する。例えば、チューブ体P1の外径が小さ
い方にばらついた場合、弾性片14の弾性変形量が小さ
いが、弾性片14の当接部14aが弾性をもってチュー
ブ体P1に当接することにより、チューブ体P1に対す
るスライド荷重が確保される。
【0025】また、逆に、チューブ体P1の外径が大き
い方にばらついた場合、弾性片14の弾性変形量が大き
いが、弾性片14の当接部14aが弾性をもってチュー
ブ体P1に当接し、チューブ体に食い込みすぎにならな
いし、またチューブ体P1の嵌入不足を生じることもな
く、またクランプ溝11の溝壁12の間隔が開いたりす
ることも防止することができる。したがって、第1のチ
ューブ保持部10によれば、従来例のものと異なり、チ
ューブ体P1の保持不良を防止することができる。
【0026】上記したように、弾性片14の弾性変形量
が第1のチューブ体P1の外径に応じて変化するもの
の、その弾性片14の当接部14aが第1のチューブ体
P1に弾性をもって当接することにより、製造誤差等に
よる外径のばらつきのある第1のチューブ体P1であっ
てもスライド荷重を付加しながら正規の状態で保持する
ことができる。これにより、例えば、第1のチューブ保
持部10に第1のチューブ体P1を保持した状態で自動
車製造ラインへ輸送する時のチューブクランプの位置ず
れを防止することができ、チューブクランプを自動車の
ボデーパネルに取り付ける作業性の向上を図ることがで
きる。
【0027】また、第1のチューブ保持部10による
と、弾性片14が左右方向に撓み変形可能に形成されて
いるので、第1のチューブ体P1が多少軸回りに回動し
ても、弾性片14がチューブ体P1の表面に当接部14
aを当接させた状態を保つことができ、これにより、チ
ューブ体P1の回動による表面の傷付きを防止すること
ができる。
【0028】〔実施の形態2〕実施の形態2について図
8および図9に基づいて述べる。図8は第2のチューブ
保持部20の部分斜視図、図9は同部分正面図である。
第2のチューブ保持部20は、前記第1のチューブ体P
1より大きい所定外径の第2のチューブ体P2を保持可
能とするものである。第2のチューブ保持部20には、
第2のチューブ体P2(図9中、二点鎖線参照)を半径
方向すなわち右上方より嵌入可能なほぼU字状のクラン
プ溝21が設けられている。第2のチューブ保持部20
には、クランプ溝21の開口側端部における右側の溝壁
22から溝底方向へ向けて傾斜状に突出する弾性変形い
わば撓み変形(図9の矢印参照)可能な抜け止め片23
が設けられている。
【0029】前記クランプ溝21の溝底面21aは、第
2のチューブ体P2の外径とほぼ等しい曲率半径を有す
る湾曲面で形成されている。なお、図8に示すように、
クランプ溝21の下左部を形成するクランプ本体1の部
分には、前記取り付け部30の成形を可能とするための
開口部2が形成されおり、その部分は前後の側板部3を
有している。
【0030】図8および図9に示すように、前後の側板
部3におけるクランプ溝21の溝底面21aには、第2
のチューブ体P2に弾性をもって当接する当接部24a
を先端部に有する弾性変形いわば撓み変形(図9の矢印
参照)可能な前後の弾性片24が片持ち梁状に設けられ
ている。また、前後の弾性片24は、前後の側板部3に
形成されていることから、前後方向にも弾性変形いわば
撓み変形可能となっている。
【0031】前記両弾性片24は、図9によく示される
ように、両側板部3にクランプ溝21の溝底面21aに
上端面が開口するほぼL字状の切り欠き凹部25を形成
することによって、それぞれ周方向に沿って形成されて
いる。両弾性片24の上面(符号省略)は、前記溝底面
21aと連続する連続面で形成されかつその先端部には
前記溝底面21a上に突出する前記当接部24aがほぼ
半円形状に形成されている。
【0032】前記第2のチューブ保持部20において、
図9に示すように、第2のチューブ体P2を保持する場
合には、クランプ溝21にその右上方から第2のチュー
ブ体P2を抜け止め片23の弾性変形(図9の二点鎖線
参照)を利用して嵌入する。第2のチューブ体P2が抜
け止め片23を通過すると、その抜け止め片23が原状
に復元する。これにより、第2のチューブ体P2がクラ
ンプ溝21の溝底面21aにほぼ面接触されかつ前記抜
け止め片23により抜け止めされた状態で保持される。
このとき、抜け止め片23は第2のチューブ体P2をそ
の軸心方向に向けて押さえた状態にある。
【0033】また、第2のチューブ保持部20による
と、クランプ溝21の溝底面21aの周方向に沿って形
成された前後の弾性片24の当接部24aが弾性をもっ
て第2のチューブ体P2に当接することにより、チュー
ブ体P2に対するスライド荷重が付加される。また、前
後の弾性片24の弾性変形量が第1のチューブ保持部1
0と同様に第2のチューブ体P2の外径に応じて変化す
る。したがって、第2のチューブ保持部20によって
も、前記した第1のチューブ保持部10とほぼ同等の作
用・効果が得られる。
【0034】また、第2のチューブ保持部20による
と、弾性片24が前後方向に撓み変形可能に形成されて
いるので、第2のチューブ体P2が多少軸方向(前後方
向)にスライドしても、弾性片24がチューブ体P2の
表面に当接部24aを当接させた状態を保つことがで
き、これにより、チューブ体P2のスライドによる表面
の傷付きを防止することができる。また、第2のチュー
ブ保持部20における弾性片24の形状は、樹脂成形時
に金型を無理引きする必要がなく、成形しやすい形状と
いえる。
【0035】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、クランプ本体1には、第1,第
2のチューブ保持部10,20のうち、少なくとも一方
のチューブ保持部が設けられればよい。また、第1のチ
ューブ保持部10および/または第2のチューブ保持部
20はクランプ本体1に複数設けることができる。ま
た、第1のチューブ保持部10の抜け止め片23はどち
らか1本にすることができ、また第2のチューブ保持部
20の抜け止め片23は第1の抜け止め片23と同様に
左右2本とすることができる。
【0036】また、第1の弾性片14および第2の弾性
片24は、1個あるいは3個以上設けることができる。
また、各弾性片14,24は、クランプ本体1に一体成
形するものに限らず、クランプ本体1と別体で成形した
ものをクランプ本体1に接着等により取り付けたもので
も良い。また、クランプ本体1における第1のチューブ
保持部10および/または第2のチューブ保持部20以
外の構成、例えば、その他のチューブ保持部および各種
止め部等の有無は本発明の要旨を左右するものではな
い。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、製造誤差等による外径
のばらつきのあるチューブ体であってもスライド荷重を
付加しながら正規の状態で保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】チューブクランプの斜視図である。
【図2】チューブクランプの正面図である。
【図3】チューブクランプの平面図である。
【図4】チューブクランプの底面図である。
【図5】第1のチューブ保持部を示す部分斜視図であ
る。
【図6】第1のチューブ保持部を示す部分正面図であ
る。
【図7】図6のVII−VII線断面図である。
【図8】第2のチューブ保持部を示す部分斜視図であ
る。
【図9】第2のチューブ保持部を示す部分正面図であ
る。
【図10】従来例を示すチューブ保持部の部分斜視図で
ある。
【図11】同、チューブ保持部の部分正面図である。
【符号の説明】
1 クランプ本体1 10 第1のチューブ保持部 11 クランプ溝 11a 溝底面 14 弾性片 14a 当接部 20 第2のチューブ保持部 21 クランプ溝 21a 溝底面 24 弾性片 24a 当接部 P1 第1のチューブ体 P2 第2のチューブ体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤井 守人 東京都港区愛宕1丁目2番2号 日本スタ ッドウェルディング株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプ本体に設けたクランプ溝の溝底
    面に所定外径のチューブ体をほぼ面接触させた状態で保
    持可能なチューブ保持部を備え、前記クランプ溝の溝底
    面には前記チューブ体に弾性をもって当接する当接部を
    有する弾性変形可能な弾性片を設けたチューブクラン
    プ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のチューブクランプであっ
    て、弾性片はクランプ溝の溝底面の軸方向に沿って形成
    されたチューブクランプ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のチューブクランプであっ
    て、弾性片はクランプ溝の溝底面の周方向に沿って形成
    されたチューブクランプ。
JP10083917A 1998-03-30 1998-03-30 チューブクランプ Pending JPH11280952A (ja)

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