JP3664276B2 - クランプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤハーネスや単線を把持して車両のボディ側に止めるために使用するクランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のクランプの基本的な構造は、半円弧状に形成された二つのクランプ要素を備え、これら両クランプ要素のそれぞれの一端部はヒンジで結合され、かつそれぞれの他端部は互いに係合可能なロック部とロック受け部とになっている。このロック部をロック受け部に差し込んで互いに係合させることにより、両クランプ要素はワイヤハーネス等を把持した円形状に保持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで前記ロック部とロック受け部とを係合させるのは、もっぱら作業者の手作業に頼っているため、ロック部がロック受け部に対して巾方向にずれた状態で無理に差し込まれることがある。それでもロック部とロック受け部とは不完全ではあるが一応は係合するため、作業者がその異常に気づくことは少ない。しかしこのような異常な係合状態では、ワイヤハーネス等の外周に対してクランプ要素から局部的に過大な力が加わったり、ロック部とロック受け部との不完全な係合が外部からの振動などで外れたりする場合がある。
【0004】
本発明の目的は、ロック部とロック受け部とが正規の位置からずれて係合するのを阻止し、これらロック部とロック受け部との不完全な係合を防止することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、半円弧状に形成された二つのクランプ要素におけるそれぞれの一端部がヒンジで結合されているとともに、一方のクランプ要素の他端部にロック部が、かつ他方のクランプ要素の他端部にロック受け部が形成され、このロック部をロック受け部に差し込む格好で係合させることにより、両クランプ要素がワイヤハーネス等を把持可能なほぼ円形状に保持される構成のクランプであって、前記ロック部に一対の規制部がそれぞれ形成されている。このロック部をロック受け部に対して正規の位置から巾方向へずれた状態で係合させようとしたときに、ずれた方向に応じて両規制部の一方がロック受け部に当たって相互の係合を阻止するように設定されている。また、両規制部のうちの一方が、両クランプ要素によりワイヤハーネス等を把持したときに、このワイヤハーネス等の外周を押え付ける弾性舌片を兼ねている。
この構成によれば、構造が簡素化されたクランプであるにもかかわらず、ロック部とロック受け部とが正規の位置からずれて係合することが防止され、ワイヤハーネス等の外周に対してクランプ要素から局部的に過大な力が加わったり、ロック部とロック受け部との係合が振動などで外れたりすることが回避される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1はワイヤハーネス用のクランプを表した構成図、図2は図1の右側面図、図3は図1の平面図である。このクランプは合成樹脂材による一体成形品で、それぞれ半円弧状に形成されたクランプ要素10,20の一端部が肉厚の薄いヒンジ30で結合された構造になっている。
【0008】
一方のクランプ要素10の自由端部はロック部12となっており、このロック部12はクランプ要素10の外周側に形成されたロック爪14を備えている。また他方のクランプ要素20の自由端部はロック受け部22になっている。このロック受け部22は、その内側にロック爪24を備えた係合片23と、この係合片23から所定の寸法を隔てた内側寄りに形成されたガイド片26とによって構成されている。
そこでクランプ要素10のロック部12をクランプ要素20のロック受け部22、つまり前記係合片23とガイド片26との間に差し込むと、前記のロック爪14,24が互いに係合して両クランプ要素10,20はほぼ円形状に保持される。
【0009】
前記クランプ要素10のロック部12には、その片側(図2の左側)において外周方向に突出した形状の側板16が一体に形成されている。さらにこの側板16の反対側(図2の右側)にはクランプ要素10の内側へ延びる弾性舌片18が一体に形成されている。この弾性舌片18は、後で説明するように両クランプ要素10,20によってワイヤハーネスWを把持したとき、このワイヤハーネスWの外径が違ってもその外周を押え付けるように機能する。
【0010】
前記クランプ要素10のロック部12がクランプ要素20ロック受け部22に対して正規の位置関係を保って差し込まれたとき、前記側板16は図2において前記係合片23の左縁の外側に位置し、前記弾性舌片18はガイド片26の右縁の外側に位置する。これに対し、ロック部12がロック受け部22に対して正規の位置から巾方向(図2の左右方向)へずれていると、ずれた方向に応じて前記側板16が係合片23に当たり、あるいは弾性舌片18がガイド片26に当たってロック爪14,24の係合が阻止される。
【0011】
このように前記側板16及び弾性舌片18は、ロック部12とロック受け部22とが巾方向にずれた状態でロック爪14,24が不完全に係合するのを阻止するための「規制部」として機能する。また前記係合片23には側板16を正規の位置へ導くための斜面23aが形成され、ガイド片26には弾性舌片18を正規の位置へ導くための斜面26aが形成されている。
なおクランプ要素20の外周には、クランプを所定箇所に取付けるためのスタビライザー27及び係止脚28がそれぞれ一体に形成されている。
【0012】
前記のように構成されたクランプの使用にあたっては、図4で示すワイヤハーネスWを前記の両クランプ要素10,20の間に位置させ、クランプ要素10のロック部12をクランプ要素20のロック受け部22に差し込む。このとき、すでに説明したようにロック部12とロック受け部22との位置関係が巾方向にずれている場合は、ロック部12の側板16あるいは弾性舌片18がロック受け部22の係合片23あるいはガイド片26に当たり、ロック爪14,24の係合が阻止される。そして側板16及び弾性舌片18は係合片23及びガイド片26の前記斜面23a,26aに案内され、これらの係合片23及びガイド片26の側縁外側にそれぞれ導かれ、前記ロック爪14,24が適正に係合する。
【0013】
これによって両クランプ要素10,20は、図4で示すようにワイヤハーネスWを把持したほぼ円形状に保持される。なおこの状態においてクランプ要素10の前記弾性舌片18はワイヤハーネスWの外周に接触しており、その弾性によってワイヤハーネスWをクランプ要素20の側に押付けている。したがってワイヤハーネスWはその外径の大小にかかわらず、両クランプ要素10,20によってがたつくことなく把持される。
このようにワイヤハーネスWを把持した後のクランプは、図4で示すようにクランプ要素20の係止脚28を車両ボディのパネル42に形成された取付け孔に差し込むことにより、ワイヤハーネスWと共に固定される。
【0014】
前記クランプは、図2の左右(図3の上下)に型開き可能な金型を用いて射出成形により製造される。その場合にクランプ要素10の側板16と弾性舌片18とを共にクランプ要素10の外周側あるいは内周側に突出させた構成にすると、単純な二つ割りの金型では型開きができず、クランプの成形が不能となる。
またクランプ成形の容易性から一方の「規制部」をクランプ要素20のロック受け部22側に形成したものも提案されている。その具体的な構造としては、ロック受け部22を構成している係合片23あるいはガイド片26の側縁にクランプ要素10の差し込みを阻止する突出部を形成している。しかしこの構成ではロック部12とロック受け部22との位置関係が巾方向にずれていても、少し力を加えればロック爪14,24が不完全な状態で簡単に係合してしまう、といった不具合がある。
【0015】
このような実情において本実施の形態では、一対の「規制部」である側板16及び弾性舌片18をクランプ要素10の外周側と内周側とにそれぞれ形成したことにより、単純な二つ割りの金型でクランプを容易に成形することができ、しかもロック部12とロック受け部22との位置関係がずれている場合はロック爪14,24の係合を的確に阻止することができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明は、ロック部とロック受け部との不完全な係合を阻止でき、クランプ側からワイヤハーネス等の外周に過大な力が加わったり、ロック部とロック受け部との係合が振動などで外れたりすることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤハーネス用のクランプを表した構成図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】クランプの使用状態を表した構成図。
【符号の説明】
10 クランプ要素
12 ロック部
16 側板(規制部)
18 弾性舌片(規制部)
20 クランプ要素
22 ロック受け部
30 ヒンジ

Claims (1)

  1. 半円弧状に形成された二つのクランプ要素におけるそれぞれの一端部がヒンジで結合されているとともに、一方のクランプ要素の他端部にロック部が、かつ他方のクランプ要素の他端部にロック受け部が形成され、このロック部をロック受け部に差し込む格好で係合させることにより、両クランプ要素がワイヤハーネス等を把持可能なほぼ円形状に保持される構成のクランプであって、前記ロック部に一対の規制部がそれぞれ形成され、このロック部をロック受け部に対して正規の位置から巾方向へずれた状態で係合させようとしたときに、ずれた方向に応じて両規制部の一方がロック受け部に当たって相互の係合を阻止するように設定され、かつ、両規制部のうちの一方が、両クランプ要素によりワイヤハーネス等を把持したときに、このワイヤハーネス等の外周を押え付ける弾性舌片を兼ねていることを特徴としたクランプ。
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