JPH0521936Y2 - - Google Patents

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JPH0521936Y2
JPH0521936Y2 JP19316887U JP19316887U JPH0521936Y2 JP H0521936 Y2 JPH0521936 Y2 JP H0521936Y2 JP 19316887 U JP19316887 U JP 19316887U JP 19316887 U JP19316887 U JP 19316887U JP H0521936 Y2 JPH0521936 Y2 JP H0521936Y2
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ratchet teeth
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piece
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ワイヤハーネスを結束保持する保
持具に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種保持具としては実開昭56−20104
号公報のものがあり、この公報に開示された技術
内容はヒンジ22を介して連結した一対の弧状部
分21を該ヒンジ22を中心に相対的に回転して
閉じ合せ、内部空間23を閉じることにより該内
部空間に筒状物26を保持するもので、上記一対
の弧状部分22の互いに閉じ合う自由端部の夫々
には、上記閉じ合せた時に半径方向に重なる重合
部分24を設け、該重合部分24の半径方向当接
面には、夫々上記閉じ合せと逆方向に係止するラ
チエツト歯25を少なくとも一組以上設ける構成
としたものである。
(解決しようとする問題点) しかしながら、この従来の構成のものでは筒状
物26を結束する場合、両弧状部分22に形成し
た相互のラチエツト歯25を筒状物26の外径に
等しい内径の状態で係合するものであるから弧状
部分22による締結力は極めて弱く、したがつ
て、単に保持する場合はよいが、強固な締結力を
必要とする場合ラチエツト歯25の係合位置をさ
らに進めた位置で係合しなければならず、この場
合作業者の力に頼らなければならないので締結力
にバラツキを生ずることとなつて、例えばワイヤ
ハーネス等を結束した場合、電線にずれ等を生じ
て他部品と干渉して異音の発生、短絡等を生ずる
等の問題点があつた。
本考案は、上記従来の問題点を解決すべくなさ
れたもので、ワイヤハーネスの結束において仮止
め状態より係合固定する過程で増し締め固定する
ことができて作業者による締結力のバラツキを防
止することのできるワイヤハーネスの保持具を提
供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記技術課題を解決するため、2つの
略半円弧状の把持部材をヒンジ部を介して連設
し、一方の把持部材の開放端には複数のラチエツ
ト歯を有する挿入片を設け、他方の把持部材の開
放端には前記挿入片を受入れ係合するバツクル部
材をそれぞれ設けたワイヤハーネスの保持具であ
つて、前記バツクル部材は前記ラチエツト歯と係
合する係合爪を設けた基板と該基板の一端より連
接されて他端を開閉可能に設けた蓋体とからな
り、前記ラチエツト歯および係合爪は所定の傾斜
角度で斜状に設けられ、また、前記蓋体を閉じて
ラチエツト歯および係合爪を係合した際、前記挿
入片をバツクル部材内で押送し得る押込み片を前
記基板と蓋体との間に介装したワイヤハーネスの
保持具に存する。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明すると、図中1は保持具の全体であつて、該保
持具1は例えば合成樹脂等からなるもので、所定
の幅を有し、所定径の対をなす略半円弧状の把持
部材2,3を主体とし、両把持部材2,3はヒン
ジ部4を介して連結されて所定の径のワイヤハー
ネスWを把持可能に設けられている。この一方の
把持部材3の開放端にはほぼ把持部材3と同一幅
の断面略かぎ形状の挿入片5が一体に形成される
とともに、この挿入片5の一方の面には複数のラ
チエツト歯6がその幅方向に対し所定の角度αで
並設されている。また、他方の把持部材2の外周
側のほぼ中央部には例えば取付孔に弾性係着する
係止脚部7が突出状に形成されている。また、こ
の把持部材2の開放端にはバツクル部材8が一体
に形成されている。このバツクル部材8は基板9
と蓋体11とからなり、この基板9は把持部材2
の厚さとほぼ同じ厚さで長方形状に形成されて、
把持部材2の端部に略T字状に取付けられ、この
基板9の一方の端部には側片10が設けられると
ともに、同側片10の端部には基板9と対応して
略長方形状の蓋体11が設けられて略コ字形状に
形成され、この蓋体11はその取付基部側を中心
として基板9との開口12側を開縮可能に設けら
れ、自然状態では蓋体11は基板9に対し開拡状
に設けられている。また、基板9の蓋体11の対
向面の側片10寄りの所定位置には挿入片5に形
成したラチエツト歯6間で係合する係合爪13が
所定の角度αで形成されている。また、基板9の
開口端の所定の位置には先端に係止頭部15を有
するロツクピン14が立設され、また、蓋体11
の基板9との対向面には係合爪13とほぼ対応し
て挿入片5を押圧可能とする湾曲状の押圧片16
が形成され、また、蓋体11の先端側にはロツク
ピン14と対応して同ロツクピン14の係止頭部
15を挿通して係合する弾性変形可能なロツク孔
17が貫設されている。また、基板9と蓋体11
との間には係合爪13側へ略く字形状に屈曲され
た押込み片18が設けられ、この押込み片18は
ロツク孔17をロツクピン14に係合固定する
際、二つ折り状となつてその先端側で係合爪13
にラチエツト歯6を介して係合した挿入片5の端
縁を押送可能とする長さに形成されている。
次に、上記のように構成された本実施例の作用
および効果について説明する。
さて、本例は2つの略半円弧状の把持部材2,
3をヒンジ部4を介して連設し、一方の把持部材
3の開放端には複数のラチエツト歯6を有する挿
入片5を設け、他方の把持部材2の開放端には挿
入片5を受入れ係合するバツクル部材8をそれぞ
れ設けたワイヤハーネスWの保持具1であつて、
バツクル部材8はラチエツト歯6と係合する係合
爪13を設けた基板9と該基板9の一端より連接
されて他端を開閉可能に設けた蓋体11とからな
り、ラチエツト歯6および係合爪13は所定の傾
斜角度αで斜状に設けられ、また、蓋体11を閉
じてラチエツト歯6および係合爪13を係合した
際、挿入片5をバツクル部材8内で押送し得る押
込み片18を基板9と蓋体11との間に介装する
構成としたものである。したがつて、この保持具
1をワイヤハーネスWに取付けるには、先ず、そ
の取付位置に把持部材2,3を抱着するととも
に、把持部材3の挿入片5をバツクル部材8の基
板9、蓋体11、側片10および押込み片18と
により形成される空間部に挿入してワイヤハーネ
スWに対する両把持部材2,3による最大締め付
けで挿入片5のラチエツト歯6と係合爪13とを
係合する(第4図および第5図参照)。そして、
この仮止めした状態でバツクル部材の蓋体11を
押圧すると押圧片16が挿入片5に当接されて弾
性的に押圧するとともに、基板9と蓋体11との
間に介装した略く字形状の押込み片18は押圧さ
れることで鋭角状に屈曲されて屈曲先端側は挿入
片5の側縁に当接される(第6図参照)。さらに、
外力を加えると押込み片18は折重ね状となつて
さらに側片10側へ延出状となり、この延出過程
で挿入片5は押送されてそのラチエツト歯6は係
合爪13に案内されて挿入片5は第10図に示す
ように実線位置より二点鎖線の位置まで移動され
て図示のように長さlだけ増し締めされる。そし
て、ロツク孔17とロツクピン14とを挿通係合
すると挿入片5は押込み片18と押圧片16とに
より固定されてラチエツト歯6と係合爪13との
緩み方向への移動が阻止されて強固に固定される
(第7,8,9図参照)。
このように本例保持具1によれば、ロツク孔1
7にロツクピン14を係合することで押込み片1
8により挿入片5を押送して一様に増し締めする
ことができるので、作業者により締付力のバラツ
キ幅を小さくすることができ、ほぼ一定した締付
力で取付けることができるとともに、ロツク孔1
7とロツクピン14とを挿通係合すると挿入片5
は押込み片18と押圧片16とにより固定されて
ラチエツト歯6と係合爪13との緩み方向への移
動が阻止されて強固に固定することができる。
なお、上記実施例において把持部材2に係止脚
部7を設けた例示したが、これに限定するもので
はなく、例えば取付け用ブラケツトを一体状に形
成してもよい。
(考案の効果) さて、本考案は2つの略半円弧状の把持部材を
ヒンジ部を介して連設し、一方の把持部材の開放
端には複数のラチエツト歯を有する挿入片を設
け、他方の把持部材の開放端には前記挿入片を受
入れ係合するバツクル部材をそれぞれ設けたワイ
ヤハーネスの保持具であつて、前記バツクル部材
は前記ラチエツト歯と係合する係合爪を設けた基
板と該基板の一端より連接されて他端を開閉可能
に設けた蓋体とからなり、前記ラチエツト歯およ
び係合爪は所定の傾斜角度で斜状に設けられ、ま
た、前記蓋体を閉じてラチエツト歯および係合爪
を係合した際、前記挿入片をバツクル部材内で押
送し得る押込み片を前記基板と蓋体との間に介装
したことにより、ロツク孔にロツクピンを係合す
ることで押込み片により挿入片を押送して一様に
増し締めすることができるので、作業者により締
付力のバラツキ幅を小さくすることができ、ほぼ
一定した締付力で取付けることができるととも
に、ロツク孔とロツクピンとを挿通係合すると挿
入片は押込み片と押圧片とにより固定されてラチ
エツト歯と係合爪との緩み方向への移動が阻止さ
れて強固に固定することができるので、ワイヤハ
ーネスの保持具として極めて実用性に優れた考案
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は保持
具の斜視図、第2図は正面図、第3図は平面図、
第4図ないし第10図は作用説明図、第11図は
従来例である。 1……保持具、2,3……把持部材、4……ヒ
ンジ部、5……挿入片、6……ラチエツト歯、9
……基板、11……蓋体、13……係合爪、18
……押込み片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2つの略半円弧状の把持部材をヒンジ部を介し
    て連設し、一方の把持部材の開放端には複数のラ
    チエツト歯を有する挿入片を設け、他方の把持部
    材の開放端には前記挿入片を受入れ係合するバツ
    クル部材をそれぞれ設けたワイヤハーネスの保持
    具であつて、前記バツクル部材は前記ラチエツト
    歯と係合する係合爪を設けた基板と該基板の一端
    より連接されて他端を開閉可能に設けた蓋体とか
    らなり、前記ラチエツト歯および係合爪は所定の
    傾斜角度で斜状に設けられ、また、前記蓋体を閉
    じてラチエツト歯および係合爪を係合した際、前
    記挿入片をバツクル部材内で押送し得る押込み片
    を前記基板と蓋体との間に介装したことを特徴と
    するワイヤハホネスの保持具。
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