JPH0521935Y2 - - Google Patents

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JPH0521935Y2
JPH0521935Y2 JP15884487U JP15884487U JPH0521935Y2 JP H0521935 Y2 JPH0521935 Y2 JP H0521935Y2 JP 15884487 U JP15884487 U JP 15884487U JP 15884487 U JP15884487 U JP 15884487U JP H0521935 Y2 JPH0521935 Y2 JP H0521935Y2
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slit
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harness
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、電気配線等のワイヤハーネスを所定
の壁面等に配線する場合に、その配線状態を保持
するための保持具に関するものである。
<従来の技術> この種の保持具としては、例えば実公昭56−
5649号公報で開示されているように、弾力をもつ
た一対の支持柱を備えたベースを、ハーネスの配
線箇所に固定したのち、これら支持柱の間にハー
ネスを収容し、両支持柱を連結バンドで結合する
構造のものがある。
<考案が解決しようとする問題点> 上記の公報に開示されているハーネスの保持具
においては、一対の支持柱を備えたベースをハー
ネスの配線箇所に固定し、かついずれか一方の支
持柱に連結バンドの一端を結合した状態で、これ
ら支持柱の間にハーネスを収容する必要がある。
このことは、予め壁面等に固定された保持部に対
してハーネスを収容する作業を行なわなければな
らず、その作業が困難になるとともにハーネスを
収容する際に前記の連結バンドも共に上記支持柱
の間に押し込まれてしまう問題も生じる。また、
連結バンドによつて一対の支持柱を引締める作業
は、その締付力が作業者によつて異なり、ハーネ
スの保持力にばらつきが生じる。
本考案は、このような問題点の解決をその目的
とするものである。
<問題点を解決するための手段> 上記の問題点を解決するために本考案は次のよ
うに構成している。
例えば第1図及び第6図で示すように、ワイヤ
ハーネス30の外周を受承すべくこのワイヤハー
ネス30がその軸線と直交する方向に通過可能な
開放部11を備えた円弧状の支持体10は弾性素
材で形成され、かつこの支持体10はワイヤハー
ネス30の配線箇所31に取付可能に形成されて
いる。この支持体10に対してその円弧状に沿つ
て形成されたスリツト13は、その一端13aか
ら他端13bに向けて徐々に幅が狭くなるように
形成されている。
また、上記のスリツト13に嵌合可能な結合部
21を備えた閉そく体20は、支持体10の前記
開放部11を塞ぐに充分な寸法の円弧状に形成さ
れている。さらに、上記のスリツト13の内周と
結合部21の外周とのそれぞれには相互に係止可
能な係止爪14,22がそれぞれ形成されてい
る。これらの係止爪14,22は、上記の結合部
21をスリツト13に嵌合させた状態で、このス
リツト13の幅の広い端部13aから狭い端部1
3bへ向けて移動させることが可能で、その逆方
向の移動は相互の係止によつて阻止するように形
成されている。
上記の結合部21をスリツト13の幅の広い端
部に嵌合させた状態の閉そく体20は支持体10
の前記の開放部11を開放させたままの状態に位
置する。
<作用> 上記のように構成した保持具によつてワイヤハ
ーネス30をクランプするに際しては、上記閉そ
く体20の結合部21を支持体10のスリツト1
3における幅の広い端部13aに嵌合させる。こ
の状態で、支持体10に対しその開放部11を通
じてワイヤハーネス30をセツトする。この状態
で閉そく体20の結合部21を支持体10のスリ
ツト13に沿つて幅の広い端部13aから狭い端
部13bに向けて移動させる。これにより、閉そ
く体20が支持体10の開放部11を塞ぐ状態に
位置し、同時に結合部21はスリツト13の幅の
狭い端部13bに位置して支持体10の内周を内
側に弾性変形させ、もつて支持体10にセツトさ
れているワイヤハーネス30が締付けられる。こ
の後、支持体10をワイヤハーネス30の配線箇
所31に取付けて作業を完了する。
このようにワイヤハーネス30のクランプに際
しては、支持体10を上記の配線箇所31に取付
ける前の自由状態で作業が行なえ、かつワイヤハ
ーネス30の締付けは閉そく体20の結合部21
を支持体10のスリツト13に沿つて移動させる
だけでよく、常に均一な締付けが得られる。
<実施例> 次に本考案の実施例を図面によつて説明する。
まず、ワイヤハーネス保持具を分解斜視図で表
した第1図において、支持体10は合成樹脂等の
弾性を有する素材によつて上部に開放部11を備
えた円弧状に形成されている。この支持体10の
内周面は後述するワイヤハーネス30の外周を受
承する受承面10aとなつている。また、上記の
開放部11はワイヤハーネス30を、その軸線と
直交する方向から支持体10の受承面10aに向
けて押し込むとき、支持体10が開放部11を広
げる方向に弾性変形してワイヤハーネス30を容
易に通過させることが可能となつている。
また、支持体10の下部外周には取付脚部12
が一体に形成されている。この取付脚部12は、
ワイヤハーネス30が配線される後述の配線箇所
31に支持体10を取付けるためのものである。
上記の支持体10には、その両側面に貫通する
スリツト13が支持体10の円弧形状に沿つて形
成されている。そして、このスリツト13はその
一端12aから他端13bに向けて徐々に幅が狭
くなる形状となつている。また、スリツト13の
内周面にはその円弧状に沿つた全域にわたつて連
続する係止爪14が形成されている。
一方、上記の支持体10とは別個に形成された
閉そく体20は、支持体10とほぼ同形状の円弧
状に形成されている。この閉そく体20の一端に
は、支持体10のスリツト13に嵌合可能な結合
部21が一体に形成されている。この結合部21
はそれを拡大して表した第2図及び第3図からも
明らかなように、その外周の一面に係止爪22が
形成されている。この係止爪22は前記スリツト
13の前記係止爪14に対して互いに係止可能で
ある。
また、上記結合部21の先端には一対のストツ
パー23が形成されている。このストツパー23
は、結合部21を第4図で示すようにスリツト1
3に嵌合したとき、支持体10の反対側面に係止
して、結合部21が支持体10のスリツト13か
ら抜け出るのを阻止するように機能する。
なお、第5図で示すように結合部21をスリツ
ト13の幅の広い端部13aに嵌合させたとき、
閉そく体20は支持体10に対して完全に重合し
た状態となり、支持体10の前記開放部11は開
放されたままの状態に保持される。
また、上記のスリツト13と結合部21とに形
成されているそれぞれの係止爪14,22は、結
合部21を第5図の状態から矢印方向への移動、
つまりスリツト13の幅の広い端部13aから幅
の狭い端部13bに向かう方向への移動は許容
し、その逆方向の移動は互いの係止によつて阻止
するようになつている。
上記のように構成したワイヤハーネス保持具に
おいて、ワイヤハーネス30のクランプに際して
は前記の支持体10におけるスリツト13の幅の
広い端部13aに閉そく体20の結合部21を嵌
合させる。これにより、上述したように結合部2
1のストツパー23が支持体10の側面に係止し
(第4図参照)、支持体10に対する閉そく体20
の結合状態が保持される。また、このときの閉そ
く体20は支持体10に対して第5図で示すよう
に完全に重合した状態にあり、支持体10の開放
部11は開放されたままの状態にある。
そこで、支持体10の開放部11から受承面1
0aに向けてワイヤハーネス30を押し込む。こ
れによつてワイヤハーネス30は支持体10の受
承面10aで受けられた状態となる。
この状態において、前記閉そく体20の結合部
21を支持体10のスリツト13に沿つて幅の狭
い端部13bに向けて移動させる。これに伴い、
支持体10の開放部11は閉そく体20によつて
第6図で示すように塞がれる。同時に結合部21
がスリツト13の幅の狭い端部13bに移動する
に伴い、支持体10の受承面10a側の壁部が結
合部21によつて内側に押されて弾性変形し、こ
れがワイヤハーネス30を締付ける力として働
く。つまり、結合部21をスリツト13の幅の狭
い端部13bまで移動させれば、ワイヤハーネス
30は常に一定の締付力でクランプされることと
なる。
このようにして支持体10と閉そく体20によ
つてワイヤハーネス30をクランプした後、支持
体10の前記取付脚部12を鋼板ボデー等のワイ
ヤハーネス配線箇所31に開けられている孔31
aに対し、第6図で示すように挿入する。これに
より、取付脚部12の両側に形成されている弾性
爪12aが配線箇所31の裏面に係止し、支持対
10及び閉そく体20はワイヤハーネス30をク
ランプした状態で配線箇所31に固定され、ワイ
ヤハーネス30は所定の配線状態に保持される。
<考案の効果> 以上のように本考案は、支持体の円弧形状に沿
つてその一端から他端に向けて徐々に幅を狭く形
成したスリツトに閉そく体の結合部を嵌合させ、
この結合部はスリツト内において幅の広い端部か
ら狭い端部へ向けて移動させることが可能で、そ
の逆方向の移動はスリツトの内周及び結合部の外
周に形成した係止爪の係止によつて阻止するよう
に構成し、しかもこの結合部をスリツトの幅の広
い端部に嵌合させた状態では、閉そく体は支持体
のワイヤハーネス組付用の開放部を開放させたま
まの状態に位置するように設定したことにより、
ワイヤハーネスのクランプに際してはその配線箇
所に上記の支持体を取付ける前、つまり支持体の
自由状態において作業を行なうことができる。し
かも、この支持体に対して上記閉そく体の結合部
をスリツトに沿つて回動させるだけでワイヤハー
ネスの締付けが行なえ、この種の作業が極めて簡
略化され、かつハーネスの締付力が常に均一にな
るといつた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はワイヤ
ハーネス保持具の分解斜視図、第2図は第1図の
一部を拡大して表した外観斜視図、第3図は第2
図を反対側から見た外観斜視図、第4図は閉そく
体の結合部を支持体のスリツトに嵌合した状態の
部分断面図、第5図は支持体と閉そく体とを結合
した状態の平面図、第6図はワイヤハーネスをク
ランプした状態の平面図である。 10……支持体、11……開放部、13……ス
リツト、13a……幅の広い端部、13b……幅
の狭い端部、14……係止爪、20……閉そく
体、21……結合部、22……係止爪、30……
ワイヤハーネス、31……ワイヤハーネス配線箇
所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワイヤハーネスをその配線箇所に支持するため
    の保持具であつて、前記ハーネスの外周を受承す
    べく同ハーネスがその軸線と直交する方向に通過
    可能な開放部をもつた円弧状に形成され、かつ前
    記の配線箇所に取付け可能な弾性素材よりなる支
    持体と、この支持体に対してその円弧状に沿つて
    形成され、その一端から他端に向けて徐々に幅を
    狭くしたスリツトと、このスリツトに嵌合可能な
    結合部を備え、かつ支持体の前記開放部を塞ぐに
    充分な寸法の円弧状に形成された閉そく体と、前
    記スリツトの内周及び結合部の外周に対し、この
    結合部をスリツト内において幅の広い端部から狭
    い端部へ向けて移動させることは可能で、その逆
    方向の移動は相互の係止によつて阻止するように
    形成されたそれぞれの係止爪とを備え、前記の結
    合部をスリツトの幅の広い端部に嵌合した状態で
    の閉そく体は支持体の前記開放部を開放させた状
    態に位置するように設定してなるワイヤハーネス
    の保持具。
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