JPH0226336Y2 - - Google Patents

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JPH0226336Y2
JPH0226336Y2 JP1986175812U JP17581286U JPH0226336Y2 JP H0226336 Y2 JPH0226336 Y2 JP H0226336Y2 JP 1986175812 U JP1986175812 U JP 1986175812U JP 17581286 U JP17581286 U JP 17581286U JP H0226336 Y2 JPH0226336 Y2 JP H0226336Y2
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belt
holding passage
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wedge
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JP1986175812U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、携帯用のベルトを設けた容器に関
し、さらに詳しくは、物等を収納する容器に携帯
用のベルトを取付けるに際し、容器に対するベル
トの接続が極めて簡単になされ、しかも確実かつ
強固な接続状態を維持でき、かつ、このベルトを
伸縮自在とすることができる携帯用ベルト付容器
に関するものである。
(従来の技術) 従来、携帯用ベルト付容器において、ベルトと
容器の取付は、例えば容器の周壁外表面に携帯用
ベルトを接続するための連結部材を取り付け、か
かる連結部材にベルトの一端を折返し巻回し、こ
の折返された対向部をリベツトにて止し、両者
を接続させた構成のものが知られている。或い
は、実公昭57−12902号の公報に記載されるベル
トの接続構造が知られている。
また、携帯用ベルトを伸縮するためのベルト伸
縮具は一般にベルトに取付けられているが、この
ベルト伸縮具とベルト他端の止着は別の部位にお
いて行なわれ、かつベルト他端の止着は前記の如
くリベツトにて止するか、縫着して行なわれて
いた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、前者の従来の容器に対するベルトの取
付けは、容器自体に金属環等による連結部材を取
り付けなければならず、また該金属環等にベルト
の一端を挿通させて折返し、かかるベルトの折返
し対向部に少なくとも1つ(通常は2つ)のリベ
ツトを必要とする上、リベツト挿通用の孔をベル
トの折返された対向部に、相対関係を保つて開設
しなければならず、しかも、これらリベツト挿通
用孔に挿通したリベツトを止させる作業が必要
になる。
また、ベルトの他端がベルト伸縮具と別部位に
おいて止着される場合においても、前記欠点と同
様な欠点が生じる。
したがつて、部品点数と加工工数が多く、接続
のための作業が煩雑である等の問題点を有してい
る。
さらに、ベルト素材とリベツトとの硬度差が比
較的大きいために、ベルト使用時にベルトに対し
て大きい引張力が作用する状態が繰り返される
と、リベツト挿通孔の周辺から切れ目を生じる現
象が起こり、経時的にベルトが破断されるおそれ
を有している。
また、後者の実公昭57−12902号のベルトの接
続構造では、ベルトの取付作業を簡単にかつ迅速
に行えるが、強固性かつ固定性に欠ける欠点を有
するものである。
本考案は前記従来技術の問題点を解決するため
になされたもので、部品点数と加工工数の低減を
図り、接続作業の容易化が達成されるとともに、
強固な接続状態を確保して経時的なベルトの抜け
や破断を防止することができる携帯用ベルト付容
器を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案に係る携帯用ベルト付容器は、容器本
体の周壁外面にトンネル状のベルト保持通路を上
下方向に形成したベルト連結部と、携帯用ベルト
と、該ベルトの一端折返し対向部間に介在させる
くさび体とを具備し、前記ベルト連結部のベルト
保持通路の厚さ寸法が前記くさび体とベルトの一
端折返し対向部の同時挿入時に両者を挾着固定さ
せる大きさに設定して構成すると共に、前記ベル
トの他方部にベルトに取付けたベルト伸縮具を介
してループ部を形成し、かつ、該ベルトの他端を
該ベルト伸縮具の一端部にくさびを介在させて挾
着固定したものである。
(作用) 本考案においては、ベルト連結部のベルト保持
通路の厚さ寸法がくさび体とベルトの一端折返し
対向部の同時挿入時に両者を挾着固定させる大き
さに設定して構成されていることから、手で、く
さび体及びベルトの一端折返し対向部をベルト保
持通路へ押し込挿入するだけで、ベルトをベルト
連結部に止着することができる。また、挾着固定
力は、ベルトの引張力の大きさに比例して増大す
る。
また、ベルトの他端を該ベルト伸縮具の一端部
にくさびを介在させて挾着固定したことから、ベ
ルト他端を迅速にかつ簡便に止着することができ
る。
(実施例) 第1図はこの考案に係る容器に対するベルトの
取付における一実施例を分解して示す斜視図、第
2図は容器のベルト取付け部分の底面図、第3図
はベルト取付け部分の縦断面図で、1は容器本
体、2はくさび体、3はベルトを示す。
この容器本体1は硬質の合成樹脂によつて上面
を開口した四角形の箱状に成形されている。この
容器本体1には、上面開口部を被蓋する蓋体が設
けられている(図示せず)が、蓋体を設けない容
器、或いは容器本体1と蓋体が一体に形成されて
いるものであつてもよい。そして、この容器本体
1の周壁外面1Aには、上下方向向に貫通するト
ンネル状のベルト保持通路1bを形成したベルト
連結部1Bを設けている。このベルト連結部1B
は周壁外面1Aより厚み外方へ略コ字状に突出形
成した周枠1B1と容器本体1の周壁外面1Aに
周設された鍔1Cの先端より下方へ延出形成した
垂下片1B2とにより、上記ベルト保持通路1b
を形成する。
くさび体2は、上記容器本体1と同様の硬質合
成樹脂によつて成形され、挿入舌片部2aと台座
片部2bとにより略逆T字状に形成されている。
この挿入舌片部2aは基端から先端にかけて漸次
薄肉に傾斜する断面形状として形成される。ま
た、台座片部2bは長方形状で、上記ベルト保持
通路1bの下端開口1b1よりやや大きめに形成
し、該台座片部2bがベルト保持通路1b内へ入
り込まないように形成されている。
ベルト3は第4図に示すようにベルト保持通路
の上端開口1b2から下方へ挿通し、その一端を折
返して対向部3A,3Bを形成し、この対向部3
A,3A間にくさび体2を介在させる。
ついで第5図に示すように対向部3A,3Aお
よびくさび体2の挿入舌片2aをベルト保持通路
1Aの下端開口1b1から両者2,3A,3Aを同
時に押し込み挿入することにより、ベルト保持通
路1b内において両者は挾着固定される(第5
図、第6図参照)。
したがつて、前記ベルト保持通路1bの厚さ寸
法、即ち、ベルト保持通路1bの内面間の寸法
は、くさび体とベルトの一端折返し対向部の同時
挿入時に両者を挾着固定させる大きさに設定され
ている。
上記両者2,3A,3Aの挾着固定をさらに強
固なものにするには、第5図矢印A方向にベルト
3を引張ればよく、その結果、ベルト連結部1B
と、くさび体2及びベルトの一端折返し対向部3
A,3Aとの間に、より強固な接続状態を確保す
ることができる。
このことから、前記構成において、ベルト3に
対して第6図の矢印Bで示す引張力が作用した場
合、この引張力の大きさに比例してくさび体2の
ベルト保持通路1bに対する干渉度が大きくな
り、挾着固定力が増大するので、強固な接続状態
が得られる。
尚、くさび体2の台座片部2bはベルト保持通
路1bの下端開口1b1外に位置し、この台座片部
2bにおいても下端開口1b1周辺との係止によつ
てベルト3の脱抜を阻止する役目を果たさしめる
ものである。
そして、ベルト3の他方部は第1図に示す如
く、ベルト伸縮具4を介してループ部3Bを形成
すると共に、ベルト3の他端3Cは該ベルト伸縮
具4において止着され、容器本体1に取付けられ
るベルト3を形成している。このベルト3に形成
されるループ部3Bには、係止金具5を掛留し、
この係止金具5が、上記ベルト連結部1Bの周壁
外面1A対向位置に設けられる係止部6に係脱可
能に係合され、該ベルト3によつて容器本体1を
携帯できるようにしている。
尚、上記ベルト伸縮具4におけるベルト3C他
端の止着は、第7図のベルト伸縮具4の縦断面図
に示す如く、ベルト伸縮具4の一端部にベルト保
持通路4aが形成され、このベルト保持通路4a
にベルト他端3Cの折返し対向部3C1,3C1
にくさび4bを介在させて該ベルト他端3Cを挾
着固定し、容器本体1に形成されたベルト連結部
1Bにおけるベルト3の一端の取付構成と略同様
の構成にてベルト他端3Cをベルト伸縮具4に止
着している。
上記実施例においてベルト保持通路1bはベル
ト連結部1Bの周枠1B1と垂下片1B2とに形成
されるが、ベルト連結部1Bは上下方向に開口す
るトンネル状のベルト保持通路1bが形成される
ものであれば、その構成を問わず、たとえば上記
周枠1B1と周壁外面1Aとによりベルト保持通
路1bを形成してもよい。
また、くさび体2は上記実施例と異なる形状と
してもよく、たとえば台座片部2bを形成せず挿
入舌片部2aのみとする構成、或いはこの挿入舌
片部2aを漸次薄肉に傾斜する断面形状としない
構成等としてもよく、要はベルト保持通路1Aに
おいてベルト一端の折返し対向部3A,3Aを挾
着固定するものであればその形状は問わない。ま
た、くさび体3全体をベルト保持通路1A内に挿
入し、折返し対向部3A,3Aを挾着固定しても
よい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係る携帯用ベル
ト付容器は、ベルト連結部のベルト保持通路の厚
さ寸法がくさび体とベルトの一端折返し対向部の
同時挿入時に両者を挾着固定させる大きさに設定
して構成されていることから手で、くさび体及び
ベルトの一端折返し対向部をベルト保持通路へ押
し込むだけで、ベルトをベルト連結部に止着する
ことができる。
したがつて、従来のこの種のベルトの取付けと
比較して、部品点数と加工工数が低減し、接続作
業が極めて容易になされて作業性の向上を図るこ
とができ、しかも、くさび体のくさび効果によつ
て強固な接続状態を確保でき、ベルトの経時的な
抜けや破断等の不具合の発生を防止できる利点が
ある。
また、ベルト他端をベルトに取付けたベルト伸
縮具にくさびを介在させて挾着固定する構成とし
ていることから、伸縮可能とするベルトのベルト
他端を工具等を必要とすることなく迅速かつ簡便
に止着することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す分解斜視
図、第2図はベルト連結部の底面図、第3図はベ
ルト連結部の断面側面図、第4図ないし第6図は
接続手順を示す説明断面図、第7図はベルト他端
とベルト伸縮具との関係を示す断面図である。 1……容器本体、1A……周壁外面、1b……
ベルト保持通路、1B……ベルト連結部、2……
くさび体、3……ベルト、3A,3A……折返し
対向部、3B……ループ部、3C……ベルト他
端、4………ベルト伸縮具、4b……くさび。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器本体の周壁外面にトンネル状のベルト保持
    通路を上下方向に形成したベルト連結部と、携帯
    用ベルトと、該ベルトの一端折返し対向部間に介
    在させるくさび体とを具備し、前記ベルト連結部
    のベルト保持通路の厚さ寸法が前記くさび体とベ
    ルトの一端折返し対向部の同時挿入時に両者を挾
    着固定させる大きさに設定して構成すると共に、
    前記ベルトの他方部にベルトに取付けたベルト伸
    縮具を介してループ部を形成し、かつ、該ベルト
    の他端を該ベルト伸縮具の一端部にくさびを介在
    させて挾着固定したことを特徴とする携帯用ベル
    ト付容器。
JP1986175812U 1986-10-29 1986-11-14 Expired JPH0226336Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986175812U JPH0226336Y2 (ja) 1986-11-14 1986-11-14
US07/107,459 US4815174A (en) 1986-10-29 1987-10-09 Setting device for ropes
KR2019870017915U KR920002503Y1 (ko) 1986-11-14 1987-10-21 끈체의 고정부착장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986175812U JPH0226336Y2 (ja) 1986-11-14 1986-11-14

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Publication Number Publication Date
JPS6379729U JPS6379729U (ja) 1988-05-26
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ID=31115479

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JP1986175812U Expired JPH0226336Y2 (ja) 1986-10-29 1986-11-14

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JPS5712902U (ja) * 1980-06-24 1982-01-22

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JPS5712902U (ja) * 1980-06-24 1982-01-22

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JPS6379729U (ja) 1988-05-26

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