JPH017781Y2 - - Google Patents

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JPH017781Y2
JPH017781Y2 JP1983093599U JP9359983U JPH017781Y2 JP H017781 Y2 JPH017781 Y2 JP H017781Y2 JP 1983093599 U JP1983093599 U JP 1983093599U JP 9359983 U JP9359983 U JP 9359983U JP H017781 Y2 JPH017781 Y2 JP H017781Y2
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JP1983093599U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、竪樋の受金具に関するものである。
一般に竪樋受金具は、建物への取付け片と、こ
の取付け片に取付けられ、かつ、竪樋の外周に巻
回されて該竪樋を把持する支持具とからなるが、
この場合従来においては、支持具の両先端に螺子
を設けこの螺子にて締め付け保持するようにして
いたため、現場での施工時、この螺子の締め付け
作業という面倒な作業が必要となり、取付けに手
間を要するという欠点があつた。
このような問題を解決する手段としては、従
来、実開昭49−14522号公報に記載されているよ
うに、竪樋を把持する切欠輪状の支持体の一部に
屈曲自在な部分を設けるとともに、その両先端に
設けた凹部と凸部を互いに係合することによつ
て、簡単に取付けられるようにしたものである。
しかしながら、屈曲自在部を折り曲げることに
よつてその先端の係合部を互いに係合させる構成
では、必然的に折り曲げた部分と樋との間に相当
の隙間が生じ、全体としても、樋の外形よりも樋
支持部の内周がかなり大きくなり、結果として、
支持部が支持すべき樋の外形に沿わないという不
安定な状態を招く。このような状態では、支持体
が樋を確実に保持することはできない。また凹凸
に形成された支持部両先端の係合部が互いに引掛
つている状態でのみ係合されているため、容易に
外れ易く、例えば、支持部自体に何等の力が加わ
つた場合、特に係合部を係合させる方向とは逆方
向に力が加つた場合、それが些細な力でもたやす
く外れるという欠点がある。
また、実開昭54−138018号公報に開示された考
案においては、支持部の開口部に着脱自在の蓋を
設け、支持部乃至は蓋部に、内側に突出する突出
片を設けることによつて樋を保持するようにして
いるが、このような薄肉の突出片を支持部の内側
に突出した状態で設けると、例えば、その薄肉片
が金属のように硬いものである場合、施工時に作
業者が怪我をする虞れがある。加えて、内側に突
出する突出片を設けたことのみでは、例えば、何
等かの力が加わつた場合、容易に外れ易いという
欠点を解消することができない。
更に、実開昭54−178228号公報及び実開昭54−
183725公報には、竪樋支持体の開口部の一端に他
方の端部に設けられた係合舌片と係合するループ
状係合部を設け、このループ状係合部に抜け止め
のピンを挿入し得るように構成された考案が示さ
れているが、いずれもループ状係合部が外側に突
出しいるため、抜け止めのピンが離脱しやすく、
また、係合舌片やループ状係合部片が外部に露出
しているため、施工時は勿論のこと、施工後も怪
我をしたり衣服を引つ掛けたりする虞れがあり、
外観上も見苦しいものである。
本考案は、上記の問題点に鑑みてなされたもの
であり、ワンタツチで取付けられる樋受け金具で
あつて、確実に樋を保持でき、容易に外れにく
く、かつ、突出部によつて人を傷つけたり、衣類
を引つ掛けたりする虞れがなく、しかも外観も良
好な竪樋受け金具を提供せんとしてなされたもの
である。
そして、上記の目的を達成するため、本考案で
は、金属板等の弾性材料からなり、かつ、竪樋外
周に巻回されて、該竪樋を把持する支持具と、こ
の支持具に取付けられた建物への取付け具とから
なる受金具において、前記支持具の互いに対向す
る先端の一方を外方に膨出させ、該膨出部に係合
孔を穿設し、かつこの膨出部の先端側の段部を内
方へ向かう緩い斜面としてその先端を舌片に形成
し、他方に前記膨出部と略平行な張出部を設け、
該張出し部先端に、樋横断方向にループ状に折り
曲げられた係合部を形成し、該係合部が前記巻回
方向に対して有する弾性によつてこれら係合部と
係合孔とを弾性係合させるとともに、このループ
状係合部にその係合部の抜け止めピンを挿入する
よう構成したことを特徴としている。
以下本考案の構成を図示の一実施例に基づいて
説明すると、第1図及び第2図で示すように、本
考案の竪樋受金具は、竪樋1へ巻回されて該竪樋
1を把持する支持具2と、この支持具2へ取付け
られた建物への取付け片3とからなる。支持具2
は、竪樋1の外周部半部に適合すべく半円型に折
り曲げ形成された支持具本体4と、同じく竪樋1
の外周半部における半径よりもやや大きめの半径
の半円形状に折り曲げ形成された押さえ片5とか
らなるものであつて、前記支持具本体4の外周面
に、建物における壁体6等への取付け片3が溶接
等によつて固着されている。支持具本体4には第
3図の如く、その一端に突設した細長片8を外方
へープ状に折り曲げ形成して得られるピン孔9が
形成され、他方押さえ片5の一端には、窓孔10
を設けることによつてその先端側へ枢支ピン部1
1が形成され、この枢支ピン部11を前記枢支孔
8へ挿入することによつて、押さえ片5が、支持
具本体4に対して枢着され、これによつて、押さ
え片5を支持具本体4に対して拡開できるよう取
付けられている。即ち、この実施例では、枢支ピ
ン部11が押さえ片5と一体に形成されており、
これによつて、特別の枢支ピンを不要としてい
る。
一方、支持具本体4の他端側は、第2図で示す
ように、その外表面を平面状とした外方への膨出
部12が形成されるとともに、この膨出部12よ
り先端側の段部7は内方へ向かうなだらかな斜面
13をなし、その先端に舌片14が形成されると
ともに、前記膨出部12に、方形の係合孔15が
穿設されている。他方、この支持具本体4の係合
孔15側に対向する押さえ片5の端部には、外方
への折り返し部16を介して前記膨出部12と略
平行な張出部17が形成され、この張出部17の
先端面に連続して形成した細幅の係合片18が内
方へループ状に折り返しされて係合部19が形成
され、この係合部19を前記係合孔15へ係合さ
せて、相互に係着し、これによつて、第1図の如
く竪樋1を把持するようにしている。
上記において、支持具本体4及び押さえ片5
は、金属板等の弾性部部材によつて形成されるも
のであり、その取付けは、まず第1図の如く、取
付け片3をビス20等にて壁体6へ取付けた後、
竪樋1を支持具本体4内へ嵌合せしめ、次いで第
2図の如く、押さえ片5先端の係合部19を支持
具本体2の先端の舌片14から前記傾斜面13に
沿つて押し込むと、前記膨出部12が内方へ撓む
と同時にこの係合部19がこれに沿つて移動して
膨出部12へ乗り上げ、第1図の如く係合孔15
に係合され、これによつて、竪樋1が把持される
ものである。
このとき、係合部18は、その巻回方向の弾性
によつて竪樋1の外周部へ密着させた状態で保持
することができ、そのままでも容易に外れること
はない。そして、係合孔15より内方へ突出した
係合部19のループ状部分内部へ抜け止め用のピ
ン21を挿入する。係合部19に挿入された前記
ピン21によつて、係合部19が係合孔15から
離脱することを防ぎ、非常に強固に竪樋1を把持
せしめることができる。
また、この場合、ピン21は、不測の離脱やい
たずらによつて抜き取られるのを防止する見地か
ら膨出部12内方へ突出させることが望ましく、
そして、本実施例ではこのように内方へ突出させ
ても、膨出部12内方の空間部へ位置するため、
竪樋1と干渉することがない。
上記は支持具2を支持具本体4と押さえ片5と
に分割形成したものを示したが、これら支持具本
体4と押さえ片5とは、弾性の比較的大きい金属
材料によつて一体に形成してもよい。
以上の如く本考案によれば、支持具の互いに対
向する先端に形成した係合孔と係合部とを相互に
係合させるとともに、この係合部のループ状部分
に抜け止め用のピンを挿入するだけで、簡単に竪
樋を把持せしめることができ、それ故、従来の螺
子で締め付けるものと異なつて、はるかに迅速か
つ容易に作業を行なうことができるという効果が
ある。
特にこのようにワンタツチで竪樋を支持するも
のにおいて、支持具と竪樋との隙間が少なく両者
が密着しているため、竪樋を確実に支持でき、し
かも、樋を把持する支持具の内側部分に突出部が
ないため、施工中作業者が怪我をする虞れのない
竪樋支持具を得ることができる。
更に、支持具先端の係合孔と係合部を係合させ
るとともに、係合部のループ状部分に抜け止めピ
ンを挿入して固定することから、非常に外れにく
く、とりわけ、ルーブ状係合部が外側に突出して
いないため、抜け止めのピンが不測の事態やいた
ずら等で離脱しにくく、より確実に樋を保持し得
るものである。また、互いに弾性係合させる係合
部の両先端、即ち、ループ状係合部と係合舌片
が、外部に露出していないため、施工時は勿論の
こと施工後も怪我をしたり衣服を引つ掛けたりす
る虞れもなく、その上、外観も良好な竪樋受け金
具を提供し得たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、竪樋の把持状態を示す横断面図、第
2図は、係合片と係合孔との係合方法を示す要部
拡大図、第3図は、本考案受金具の分解斜視図で
ある。 1…竪樋、2…支持具、3…取付け片、7…段
部、12…膨出部、14…舌片、15…係合孔、
17…張出部、19…係合部、21…ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属板等の弾性材料からなり、かつ、竪樋外周
    に巻回されて、該竪樋を把持する支持具と、この
    支持具に取付けられた建物への取付け具とからな
    る受金具において、前記支持具の互いに対向する
    先端の一方を外方へ膨出させ、該膨出部に係合孔
    を穿設し、かつこの膨出部の先端側の段部を内方
    へ向かう緩い斜面としてその先端を舌片に形成
    し、他方に前記膨出部と略平行な張出部を設け、
    該張出し部先端に、樋横断方向にループ状に折り
    曲げられた係合部を形成し、該係合部が前記巻回
    方向に対して有する弾性によつてこれら係合部と
    係合孔とを弾性係合させるとともに、このループ
    状係合部にその係合部の抜け止めピンを挿入する
    よう構成したことを特徴とする竪樋受金具。
JP9359983U 1983-06-17 1983-06-17 竪樋受金具 Granted JPS601822U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9359983U JPS601822U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 竪樋受金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9359983U JPS601822U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 竪樋受金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS601822U JPS601822U (ja) 1985-01-09
JPH017781Y2 true JPH017781Y2 (ja) 1989-03-01

Family

ID=30224509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9359983U Granted JPS601822U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 竪樋受金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS601822U (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4914522U (ja) * 1972-05-10 1974-02-06
JPS54138018U (ja) * 1978-03-17 1979-09-25
JPS54178228U (ja) * 1978-06-07 1979-12-17
JPS5715957Y2 (ja) * 1978-06-17 1982-04-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPS601822U (ja) 1985-01-09

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