JPH0325677Y2 - - Google Patents

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JPH0325677Y2
JPH0325677Y2 JP1984130780U JP13078084U JPH0325677Y2 JP H0325677 Y2 JPH0325677 Y2 JP H0325677Y2 JP 1984130780 U JP1984130780 U JP 1984130780U JP 13078084 U JP13078084 U JP 13078084U JP H0325677 Y2 JPH0325677 Y2 JP H0325677Y2
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JP
Japan
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seat
seat cover
frame
locking portion
wire
Prior art date
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JP1984130780U
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JPS6145900U (ja
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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、シートカバーとシートスプリング
とを連結するシート用フツクに関する。
(従来の技術) 従来、シートカバーとシートスプリングとの連
結は、第5図に示すように、シートカバー1の係
止部となるワイヤ2をシートスプリング3の枠体
3a周縁に配置させ、シートカバー1のワイヤ2
とシートスプリング3の枠体3aとを数十箇所で
金属製のワイヤ4を2回程度巻きつけて行なつて
いた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、シートカバー1とシートスプリング3
とを金属製のワイヤ4を巻きつけて行なつていた
ので、振動等によりそのワイヤ4がシートスプリ
ングの枠体3a等とすれて、異音を発生させたり
あるいは錆を発生させることにもなつていた。
また、シートカバー1の取替時には、ワイヤ4
を切断して行なうこととなつて、切断されたワイ
ヤ4を再使用することができず、さらに、新たな
シートカバーを連結する場合には手作業となつ
て、数十箇所をいちいち2回程度ワイヤ4を巻き
つけることとなるため、手間がかかつていた。
なお、シートカバー1のワイヤ2とシートスプ
リング3の枠体3aとを連結するものとして、ワ
イヤ4の代わりに、実開昭59−101846号公報に記
載されているように、周囲の一部にばね弾性的に
変形してワイヤ2や枠体3aを挿入させる開口部
を備えて、ばね鋼からなる線材を略円環状に形成
したホグリングが知られている。
しかし、このホグリングも、金属製であること
から、連結後の振動等により、ワイヤ2や枠体3
aとすれて、異音を発生させたり錆を発生させる
ことを防ぐことができない。
また、このホグリングは、単に円環状の形状で
あり、ワイヤ2等を挿入させるための開口部を拡
げる弾性力、すなわち、内径を拡げる弾性力を小
さくすると、ワイヤ2と枠体3aとを把持させた
際の保持力が小さくなつて、安定して両者を連結
させることができなくなる。そのため、このホグ
リングでは、ワイヤ2等を挿入させるための開口
部を拡げる弾性力、すなわち、内径を拡げる弾性
力を高めて使用することとなり、ワイヤ2等を挿
入させるために開口部を拡げる際、拡げ難く、連
結作業に手間取ることとなつてしまう。
この考案は、上述の問題を解決するもので、連
結作業を手間取らず簡単に行なえ、連結後におい
ては、確実に連結でき、また、連結後の振動等に
よりシートスプリングの枠体等とすれても異音の
発生を低減できるとともに錆の発生を防止でき、
さらに、再使用することができるシート用フツク
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この考案に係るシート用フツクは、シートカバ
ーの係止部とシートスプリングの枠体とを連結す
る合成樹脂製のシート用フツクであつて、 上部に前記シートカバー係止部若しくは前記シ
ートスプリング枠体の太い方の径より広く開口す
る開口部を有し、左右両側の内周部位をそれぞれ
前記シートカバー係止部と前記シートスプリング
枠体との把持部とした厚肉の横置きC字形状とす
る本体部と、 前記開口部周縁の両側に形成され、上方へ突出
した後内側へ屈曲し、両先端間の開口寸法を前記
シートカバー係止部若しくは前記シートスプリン
グ枠体の細い方の径より狭くして、前記シートカ
バー係止部及び前記シートスプリング枠体の抜け
止め用とする薄肉の爪部と、 を備えて構成されていることを特徴とする。
(考案の作用・効果) この考案に係るシート用フツクでは、シートカ
バー係止部とシートスプリング枠体とを、爪部を
弾性変形させて爪部先端間から挿入し、本体部の
開口部を経て、本体部の左右両側の把持部にそれ
それ配置させれば、両者を連結させることができ
る。
その際、爪部が薄肉であることから弾性変形し
易く、容易にシートカバー係止部とシートスプリ
ング枠体とを挿入することができ、また、挿入後
には、爪部が本体部の開口部周縁の両側から上方
へ突出した後に内側へ屈曲する形状に形成されて
いるため、シートカバー係止部とシートスプリン
グ枠体との抜け止めを図ることができる。さら
に、本体部の把持部に配置させた後は、本体部が
厚肉であることから弾性変形に対する強度を向上
させており、開口部及び爪部を拡げるような変形
を生じさせることなく、確実にシートカバー係止
部とシートスプリング枠体とを連結することがで
きる。
そして、この考案に係るシート用フツクは、合
成樹脂製であることから、連結後の振動等により
シートスプリングの枠体等とすれても、異音が小
さく、また錆の発生を防止することができる。
さらに、シートカバーの取替時には、爪部間の
開口を広げれば簡単にシートカバー係止部やシー
トスプリング枠体を外すことができ、そのフツク
を再使用することもできて、その際、新たなシー
トカバーを連結する作業が手作業となつても既述
のように簡単に連結することができる。
したがつて、この考案に係るシート用フツク
は、連結作業を手間取らず簡単に行なえ、連結後
においては、確実に連結でき、また、連結後の振
動等によりシートスプリングの枠体等とすれて
も、異音の発生を低減できるとともに、錆の発生
を防止できて長期間の使用に耐えることができ、
さらに、再使用することもできる。
(実施例) 第1〜4図に示す実施例のフツク14は、
PA・POM・PP・ABS・PBT等のばね弾性を有
する合成樹脂材料から形成され、本体部20と2
つの爪部18,19とを備えている。
本体部20は、第3図に示すように、横置きC
字形状として、弾性変形に対する強度向上を図れ
るように厚肉としている。そして、この本体部2
0は、上部にシートカバー11の係止部となるワ
イヤ12若しくはシートスプリング13の枠体1
3aの太い方の径より広い開口寸法aの開口部1
7を備え、左右両側の内周部位をそれぞれシート
カバー11のワイヤ12とシートスプリング13
の枠体13aとの把持部15,16としている。
爪部18,19はシートカバー11のワイヤ1
2やシートスプリング13の枠体13aを挿入す
る際に、容易に弾性変形して本体部20内に挿入
できるように、本体部20より薄肉としている。
そして、爪部18,19は、シートカバー11の
ワイヤ12やシートスプリング13の枠体13a
の挿入後の抜け止めを図れるよう、本体部12の
開口部17周縁の両側から上方へ突出した後に内
側へ屈曲する形状に形成されるとともに、両先端
間の開口寸法bをシートカバー11のワイヤ12
若しくはシートスプリング13の枠体13aの細
い方の径より狭くするように形成されている。
したがつて、爪部18,19の間隔を広げて、
あるいはそのままの状態から、シートスプリング
13の枠体13aと、その枠体13a周縁に配設
させたシートカバー11の係止部となるワイヤ1
2とを、爪部18,19を撓ませて爪部18,1
9間から開口部17を経てそれぞれ挿入し、フツ
ク14の把持部15,16へそれぞれ配置させれ
ば、簡単にシートカバー11とシートスプリング
13とを連結することができ、連結後には抜け防
止用の爪部18,19によつて両者が外れること
はない。そして、所定箇所で連結後には、振動等
によりフツク14がシートスプリング13の枠体
13a等とすれても、フツク14が合成樹脂製で
あるため、異音が小さく、また、フツク14自体
が錆びつかず長期間の使用にも耐えることができ
る。さらに、シートカバー11の取替時には、爪
部18,19間を広げれば簡単にシートカバー1
1周縁のワイヤ12やシートスプリング枠体13
aを外すことができ、そのフツク14を再度使用
することができて、新たなシートカバー11を連
結する作業が手作業となつても、既述のように簡
単に連結することができて手間取らない。
なお、実施例のフツク14では、シートカバー
11における係止部としてシートカバー11周縁
に設けられているワイヤ12と連結するものを示
したが、勿論、このようなワイヤ12でなくとも
所定位置に設けられた金属製のリングや紐等を係
止部として連結するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例におけるフツクの
使用態様を示す断面図、第2図は同実施例の使用
態様を示す平面図、第3図、第4図は同実施例の
フツクを示すそれぞれ正面図、側面図、第5図は
従来のシートカバーとシートスプリングとの連結
を示す断面図である。 1,11……シートカバー、2,12……(係
止部)ワイヤ、3,13……シートスプリング、
3a,13a……枠体、14……フツク、15,
16……把持部、17……開口部、18,19…
…爪部、20……本体部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シートカバーの係止部とシートスプリングの枠
    体とを連結する合成樹脂製のシート用フツクであ
    つて、 上部に前記シートカバー係止部若しくは前記シ
    ートスプリング枠体の太い方の径より広く開口す
    る開口部を有し、左右両側の内周部位をそれぞれ
    前記シートカバー係止部と前記シートスプリング
    枠体との把持部とした厚肉の横置きC字形状とす
    る本体部と、 前記開口部周縁の両側に形成され、上方へ突出
    した後内側へ屈曲し、両先端間の開口寸法を前記
    シートカバー係止部若しくは前記シートスプリン
    グ枠体の細い方の径より狭くして、前記シートカ
    バー係止部及び前記シートスプリング枠体の抜け
    止め用とする薄肉の爪部と、 を備えて構成されていることを特徴とするシート
    用フツク。
JP13078084U 1984-08-29 1984-08-29 シ−ト用フツク Granted JPS6145900U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13078084U JPS6145900U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 シ−ト用フツク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13078084U JPS6145900U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 シ−ト用フツク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6145900U JPS6145900U (ja) 1986-03-27
JPH0325677Y2 true JPH0325677Y2 (ja) 1991-06-04

Family

ID=30689376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13078084U Granted JPS6145900U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 シ−ト用フツク

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0634950B2 (ja) * 1989-04-26 1994-05-11 ニューデルタ工業株式会社 背負式防除機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59101846U (ja) * 1982-12-27 1984-07-09 国松工業株式会社 座席のsばね用ハンガ−

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6145900U (ja) 1986-03-27

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