JPH0112496Y2 - - Google Patents

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JPH0112496Y2
JPH0112496Y2 JP1981123494U JP12349481U JPH0112496Y2 JP H0112496 Y2 JPH0112496 Y2 JP H0112496Y2 JP 1981123494 U JP1981123494 U JP 1981123494U JP 12349481 U JP12349481 U JP 12349481U JP H0112496 Y2 JPH0112496 Y2 JP H0112496Y2
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JP
Japan
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band
hugging
electric wire
arm
pieces
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JP1981123494U
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JPS5828526U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電線類の固定、位置決めと保護のた
めに用いる電線用ダクトに関するものである。
従来、例えば第1図に示すように、左右に相対
向して設けた弾性プラスチツク製の帯状腕片1,
2を互いに内側へ曲折した環状の抱擁帯3とし、
該抱擁帯3を基部4を介して複数個連設し、抱擁
帯3の環内に電線類を嵌入して、該電線類の固
定、位置決め或いは保護する電線用ダクトが提案
されている(実開昭49−47899号公報)。しかし、
このような従来の電線用ダクトでは、環内に電線
を挿入した後、帯状腕片1,2自身の弾力のみで
電線を保持するだけで、両腕片1,2の先端が互
いに連結されていないため、挿入した電線に加わ
る僅かな荷重によつて電線が外れ易いと言う欠点
があつた。また、両腕片1,2が互いに連結され
ていないため、腕片1,2の横ずれによつて電線
の保持力が著しく低下するばかりか、横ずれによ
る両腕片1,2間の隙間から簡単に電線が外れ飛
び出してしまうと言う欠点があつた。
一方、細長部の両側に所定の空所を介して突起
片を千鳥目状に突設・並列させ、各突起片の先端
両側に爪片を設け、この突起片を屈曲させると共
に隣合う爪片同士を互いに係合して電線を保持す
る電線用ダクトが提案されている(実公昭53−
18233号公報)。この電線用ダクトによれば、帯状
腕片の横ズレに基づく保持力の低下及び電線の外
れといつた実開昭49−47899号公報の電線用ダク
トの欠点が解消される。
しかしながら、その反面、次のような問題点が
指摘されるに至つている。
第1に、各突起片を屈曲させて電線を保持する
ため、保持を所望する総ての数の電線を予め細長
部に沿つて配置しておかなければならない。即
ち、保持する電線の追加や、電線を一本づつ順次
保持していくことが困難となり、電線の保持に要
する作業が煩雑となる。
第2に、各爪片が先端両側から突起片の入り込
む空所に向けて突設されているため、各突起片を
屈曲させて隣合う爪片を係合させるには、各突起
片を捻りながら屈曲させ、屈曲後にはその捻りを
解除する必要がある。即ち、上記第1の問題点と
同様、電線の保持に要する作業が煩雑となる。
第3に、電線の保持が完了したこの電線用ダク
トの両端にあたる各突起片の爪片は、その片方し
か隣合う爪片と係合しないので、爪片の係合に基
づく上記各突起片の電線保持力は低下する。この
ため、電線に作用する外力によつて両端の各突起
片が持ち上がると、爪片の係合が外れ、もはや突
起片が電線保持の用をなさなくなる。すると、隣
の突起片が連鎖的に持ち上がり、電線の保持がで
きなくなつてしまうことがある。
本考案は上記問題点を解決するためになされ、
その目的は、電線の保持に要する作業を容易に行
うことができ、しかも電線の保持力を確実かつ均
一に維持することが可能な電線用ダクトを提供す
ることである。
そして、かかる目的を達成するために本考案の
採用した手段は、 左右に相対向して設けた弾性プラスチツク製の
帯状腕片を互いに内側へ曲折し、かつ各帯状腕片
の先端部を重ね合わせて形成した環状の抱擁帯を
連設してなる電線用ダクトにおいて、前記抱擁帯
の外周側に位置する先端部両側面から、おのおの
外側に向けて突設された鉤状部と、前記抱擁帯の
内周側に位置する先端部両側面から、帯状腕片と
同一平面となるようおのおの突設された係合突片
とを備えることを特徴とする電線用ダクトをその
要旨とする。
本考案による上記構成の電線用ダクトの作用
は、次の通りである。
帯状腕片の先端部を重ね合わせて形成した環状
の抱擁帯は、電線の保持領域を区画する。そし
て、帯状腕片先端部の重ね合わせ部は、抱擁帯の
区画する電線保持領域への電線の出し入れ口とな
る。
更に、本考案の電線用ダクトが新に備えた鉤状
部と係合突片とは、電線の保持前に抱擁帯の内周
側にある帯状腕片をそれまで外周側にあつた帯状
腕片の外側に重ねることによつて互いに係合しあ
い、相対向する帯状腕片を抱擁帯毎に連結させ
る。
以下、図面により本考案の実施例について説明
する。
第2図、第3図は本考案の第1実施例を示すも
ので、弾性プラスチツク製の基部5の左右に一対
の帯状腕片(以下、単に腕片という)6,7を相
対向して一体成形し、腕片6,7は夫々互いに内
側へ曲折してその先端部が重なり合い、環状の抱
擁帯8を構成し、基部5を介して複数個の抱擁帯
8を連設する。また、一方の腕片6の先端部両側
には、外側に向けて突出した一対の板状突起9が
一体成形されており、鉤状部10をなしている。
更に他方の腕片7の先端部両側には、該腕片7と
同一平面となるよう係合突片11が一体成形され
て突出している。
次に、第3図を用いて電線の挿入について説明
する。まず、電線12を挿入する以前には、第2
図に示すように鉤状部10の下側に係合突片11
及び腕片7が重なつているので、電線12を腕片
7の外周面に押し付けながら抱擁帯8の環内に順
次挿入する。尚、予め両腕片6,7の先端を拡げ
ておき、電線12を環内に挿入しても良い。そし
て、電線の挿入完了後、鉤状部10の外側に係合
突片11を重ね合せ、且つ鉤状部10の段部に係
合突片11の顎部を嵌合して、両腕片6,7を
夫々連結する。この時両腕片6,7は電線12を
押え込むように作用し、また腕片6,7自身の弾
力によつ確実に且つ容易に連結されるものであ
る。このため電線12は、各抱擁帯毎に均一な保
持力で保持、固定されることになる。
次に、第4図は本考案の第2実施例を示すもの
で、この場合は、一方の腕片13の先端部両側に
は、外側に向けて突出した一対の板状の突起14
を一体成形し、該突起14の先端とは反対向に窪
み15を設けて鉤状部16とし、また他方の腕片
17の先端部両側には、該腕片17と同一平面と
なるよう突出した係合突片18を設けたものであ
つて、使用に際して鉤状部16の窪み15内へ係
合突片18の顎部を嵌合させて両腕片13,17
を連結できるので、連結が一層確実となり、腕片
13,17に加わる前後、左右及び上下の荷重に
対して極めて強固で、しかも均一な保持力を抱擁
帯毎に維持することができる。
第5図は本考案の第3実施例で係合突片18の
先端より長さ方向に係止片19を設けたもので、
より確実に連結できる。
以上のように本考案は、左右に相対向して設け
た弾性プラスチツク製の帯状腕片を互いに内側へ
曲折し、かつ各帯状腕片の先端部を重ね合わせて
形成した環状の抱擁帯を連設してなる電線用ダク
トにおいて、前記抱擁帯の外周側に位置する先端
部両側面から、おのおの外側に向けて突設された
鈎状部と、前記抱擁帯の内周側に位置する先端部
両側面から、帯状腕片と同一平面となるようおの
おの突設された係合突片とを備えるものである。
このため、内周側の先端部を外周側の先端部の外
側に重ねるだけで、抱擁帯毎に係合突片と鈎状部
とを容易に係合することができると共に、電線の
保持力は増し、電線を確実に固定、保護できる効
果がある。
また、保持した電線或いは腕片に加わる荷重に
対しても、抱擁帯を形成する左右の両腕片が互い
に確実に連結され、しかもその保持力が各抱擁帯
毎に均一に維持されているので、電線が外れるこ
とがないと言う効果がある。
更に、環内へ電線を挿入したり追加したりする
作業や、電線を挿入した後の両腕片の連結は極め
て容易であり、取扱い易い電線用ダクトを提供で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す斜視図、第2,3図は本
考案の第1実施例を示すもので、第2図は使用前
の斜視図、第3図は使用状態を示す斜視図、第4
図は第2実施例の斜視図、第5図は第3実施例を
示す斜視図である。 5……基部、6,7,13,17……帯状腕
片、8……抱擁帯、9,14……板状突起、12
……電線、10,16……鉤状部、11,18…
…係合突片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 左右に相対向して設けた弾性プラスチツク製の
    帯状腕片を互いに内側へ曲折し、かつ各帯状腕片
    の先端部を重ね合わせて形成した環状の抱擁帯を
    連設してなる電線用ダクトにおいて、 前記抱擁帯の外周側に位置する先端部両側面か
    ら、おのおの外側に向けて突設された鉤状部と、 前記抱擁帯の内周側に位置する先端部両側面か
    ら、帯状腕片と同一平面となるようおのおの突設
    された係合突片と を備えることを特徴とする電線用ダクト。
JP12349481U 1981-08-20 1981-08-20 電線用ダクト Granted JPS5828526U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12349481U JPS5828526U (ja) 1981-08-20 1981-08-20 電線用ダクト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12349481U JPS5828526U (ja) 1981-08-20 1981-08-20 電線用ダクト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5828526U JPS5828526U (ja) 1983-02-24
JPH0112496Y2 true JPH0112496Y2 (ja) 1989-04-12

Family

ID=29917396

Family Applications (1)

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JP12349481U Granted JPS5828526U (ja) 1981-08-20 1981-08-20 電線用ダクト

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5318233U (ja) * 1976-07-24 1978-02-16

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4947899U (ja) * 1972-08-03 1974-04-26

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5318233U (ja) * 1976-07-24 1978-02-16

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JPS5828526U (ja) 1983-02-24

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