JPH09151915A - クランプ - Google Patents

クランプ

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JPH09151915A
JPH09151915A JP7315355A JP31535595A JPH09151915A JP H09151915 A JPH09151915 A JP H09151915A JP 7315355 A JP7315355 A JP 7315355A JP 31535595 A JP31535595 A JP 31535595A JP H09151915 A JPH09151915 A JP H09151915A
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JP
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lock
clamp
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lock receiving
wire harness
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JP7315355A
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Makoto Fukase
誠 深瀬
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Daiwa Kasei Industry Co Ltd
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Daiwa Kasei Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロック部とロック受け部とが正規の位置から
ずれて係合するのを阻止し、これらロック部とロック受
け部との不完全な係合を防止する。 【解決手段】 クランプにおいて、一方のクランプ要素
10のロック部12に一対の規制部(側板16及び弾性
舌片18)がそれぞれ形成され、このロック部12を他
方のクランプ要素20のロック受け部22に対して正規
の位置から巾方向へずれた状態で係合させようとしたと
きに、ずれた方向に応じて両規制部16,18の一方が
ロック受け部22に当たって相互の係合を阻止すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネスや
単線を把持して車両のボディ側に止めるために使用する
クランプに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のクランプの基本的な構造は、半
円弧状に形成された二つのクランプ要素を備え、これら
両クランプ要素のそれぞれの一端部はヒンジで結合さ
れ、かつそれぞれの他端部は互いに係合可能なロック部
とロック受け部とになっている。このロック部をロック
受け部に差し込んで互いに係合させることにより、両ク
ランプ要素はワイヤハーネス等を把持した円形状に保持
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記ロック部
とロック受け部とを係合させるのは、もっぱら作業者の
手作業に頼っているため、ロック部がロック受け部に対
して巾方向にずれた状態で無理に差し込まれることがあ
る。それでもロック部とロック受け部とは不完全ではあ
るが一応は係合するため、作業者がその異常に気づくこ
とは少ない。しかしこのような異常な係合状態では、ワ
イヤハーネス等の外周に対してクランプ要素から局部的
に過大な力が加わったり、ロック部とロック受け部との
不完全な係合が外部からの振動などで外れたりする場合
がある。
【0004】本発明の目的は、ロック部とロック受け部
とが正規の位置からずれて係合するのを阻止し、これら
ロック部とロック受け部との不完全な係合を防止するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、クランプ
において、一方のクランプ要素のロック部に一対の規制
部がそれぞれ形成され、このロック部を他方のクランプ
要素のロック受け部に対して正規の位置から巾方向へず
れた状態で係合させようとしたときに、ずれた方向に応
じて両規制部の一方がロック受け部に当たって相互の係
合を阻止することを特徴とする。これにより、前記ロッ
ク部とロック受け部とが正規の位置からずれて係合する
ことが防止され、ワイヤハーネス等の外周に対してクラ
ンプ要素から局部的に過大な力が加わったり、ロック部
とロック受け部との係合が振動などで外れたりすること
が回避される。
【0006】第2の発明は、第1の発明のクランプにお
いて、前記ロック部に形成されている両規制部のうちの
一方が、両クランプ要素によりワイヤハーネス等を把持
したときにこのワイヤハーネス等の外周を押え付ける弾
性舌片を兼ねていることを特徴とする。したがってクラ
ンプの構造が簡素化される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1はワイヤハーネス用のクランプを表した構成
図、図2は図1の右側面図、図3は図1の平面図であ
る。このクランプは合成樹脂材による一体成形品で、そ
れぞれ半円弧状に形成されたクランプ要素10,20の
一端部が肉厚の薄いヒンジ30で結合された構造になっ
ている。
【0008】一方のクランプ要素10の自由端部はロッ
ク部12となっており、このロック部12はクランプ要
素10の外周側に形成されたロック爪14を備えてい
る。また他方のクランプ要素20の自由端部はロック受
け部22になっている。このロック受け部22は、その
内側にロック爪24を備えた係合片23と、この係合片
23から所定の寸法を隔てた内側寄りに形成されたガイ
ド片26とによって構成されている。そこでクランプ要
素10のロック部12をクランプ要素20のロック受け
部22、つまり前記係合片23とガイド片26との間に
差し込むと、前記のロック爪14,24が互いに係合し
て両クランプ要素10,20はほぼ円形状に保持され
る。
【0009】前記クランプ要素10のロック部12に
は、その片側(図2の左側)において外周方向に突出し
た形状の側板16が一体に形成されている。さらにこの
側板16の反対側(図2の右側)にはクランプ要素10
の内側へ延びる弾性舌片18が一体に形成されている。
この弾性舌片18は、後で説明するように両クランプ要
素10,20によってワイヤハーネスWを把持したと
き、このワイヤハーネスWの外径が違ってもその外周を
押え付けるように機能する。
【0010】前記クランプ要素10のロック部12がク
ランプ要素20ロック受け部22に対して正規の位置関
係を保って差し込まれたとき、前記側板16は図2にお
いて前記係合片23の左縁の外側に位置し、前記弾性舌
片18はガイド片26の右縁の外側に位置する。これに
対し、ロック部12がロック受け部22に対して正規の
位置から巾方向(図2の左右方向)へずれていると、ず
れた方向に応じて前記側板16が係合片23に当たり、
あるいは弾性舌片18がガイド片26に当たってロック
爪14,24の係合が阻止される。
【0011】このように前記側板16及び弾性舌片18
は、ロック部12とロック受け部22とが巾方向にずれ
た状態でロック爪14,24が不完全に係合するのを阻
止するための「規制部」として機能する。また前記係合
片23には側板16を正規の位置へ導くための斜面23
aが形成され、ガイド片26には弾性舌片18を正規の
位置へ導くための斜面26aが形成されている。なおク
ランプ要素20の外周には、クランプを所定箇所に取付
けるためのスタビライザー27及び係止脚28がそれぞ
れ一体に形成されている。
【0012】前記のように構成されたクランプの使用に
あたっては、図4で示すワイヤハーネスWを前記の両ク
ランプ要素10,20の間に位置させ、クランプ要素1
0のロック部12をクランプ要素20のロック受け部2
2に差し込む。このとき、すでに説明したようにロック
部12とロック受け部22との位置関係が巾方向にずれ
ている場合は、ロック部12の側板16あるいは弾性舌
片18がロック受け部22の係合片23あるいはガイド
片26に当たり、ロック爪14,24の係合が阻止され
る。そして側板16及び弾性舌片18は係合片23及び
ガイド片26の前記斜面23a,26aに案内され、こ
れらの係合片23及びガイド片26の側縁外側にそれぞ
れ導かれ、前記ロック爪14,24が適正に係合する。
【0013】これによって両クランプ要素10,20
は、図4で示すようにワイヤハーネスWを把持したほぼ
円形状に保持される。なおこの状態においてクランプ要
素10の前記弾性舌片18はワイヤハーネスWの外周に
接触しており、その弾性によってワイヤハーネスWをク
ランプ要素20の側に押付けている。したがってワイヤ
ハーネスWはその外径の大小にかかわらず、両クランプ
要素10,20によってがたつくことなく把持される。
このようにワイヤハーネスWを把持した後のクランプ
は、図4で示すようにクランプ要素20の係止脚28を
車両ボディのパネル42に形成された取付け孔に差し込
むことにより、ワイヤハーネスWと共に固定される。
【0014】前記クランプは、図2の左右(図3の上
下)に型開き可能な金型を用いて射出成形により製造さ
れる。その場合にクランプ要素10の側板16と弾性舌
片18とを共にクランプ要素10の外周側あるいは内周
側に突出させた構成にすると、単純な二つ割りの金型で
は型開きができず、クランプの成形が不能となる。また
クランプ成形の容易性から一方の「規制部」をクランプ
要素20のロック受け部22側に形成したものも提案さ
れている。その具体的な構造としては、ロック受け部2
2を構成している係合片23あるいはガイド片26の側
縁にクランプ要素10の差し込みを阻止する突出部を形
成している。しかしこの構成ではロック部12とロック
受け部22との位置関係が巾方向にずれていても、少し
力を加えればロック爪14,24が不完全な状態で簡単
に係合してしまう、といった不具合がある。
【0015】このような実情において本実施の形態で
は、一対の「規制部」である側板16及び弾性舌片18
をクランプ要素10の外周側と内周側とにそれぞれ形成
したことにより、単純な二つ割りの金型でクランプを容
易に成形することができ、しかもロック部12とロック
受け部22との位置関係がずれている場合はロック爪1
4,24の係合を的確に阻止することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、ロック部とロック受け部との
不完全な係合を阻止でき、クランプ側からワイヤハーネ
ス等の外周に過大な力が加わったり、ロック部とロック
受け部との係合が振動などで外れたりすることを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤハーネス用のクランプを表した構成図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】クランプの使用状態を表した構成図。
【符号の説明】
10 クランプ要素 12 ロック部 16 側板(規制部) 18 弾性舌片(規制部) 20 クランプ要素 22 ロック受け部 30 ヒンジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半円弧状に形成された二つのクランプ要
    素におけるそれぞれの一端部がヒンジで結合されている
    とともに、一方のクランプ要素の他端部にロック部が、
    かつ他方のクランプ要素の他端部にロック受け部が形成
    され、このロック部をロック受け部に差し込む格好で係
    合させることにより、両クランプ要素がワイヤハーネス
    等を把持可能なほぼ円形状に保持される構成のクランプ
    であって、前記ロック部に一対の規制部がそれぞれ形成
    され、このロック部をロック受け部に対して正規の位置
    から巾方向へずれた状態で係合させようとしたときに、
    ずれた方向に応じて両規制部の一方がロック受け部に当
    たって相互の係合を阻止することを特徴としたクラン
    プ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のクランプにおいて、前記
    ロック部に形成されている両規制部のうちの一方が、両
    クランプ要素によりワイヤハーネス等を把持したときに
    このワイヤハーネス等の外周を押え付ける弾性舌片を兼
    ねていることを特徴としたクランプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020097308A (ko) * 2001-06-20 2002-12-31 현대자동차주식회사 자동차의 와이어 하니스 고정용 클립 보조구
CN105840952A (zh) * 2016-06-22 2016-08-10 陈广生 一种方便拆装的耐磨管道防护罩结构及其安装方法
CN113217714A (zh) * 2019-07-05 2021-08-06 威马智慧出行科技(上海)股份有限公司 管线固定装置及车辆

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CN113251214A (zh) * 2019-07-05 2021-08-13 威马智慧出行科技(上海)股份有限公司 管线固定装置及车辆

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