JP3737187B2 - クランプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のインストルメントパネルなどにワイヤハーネスなどの電気配線を取り付けるためのクランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のクランプの一例として図9で示す構造のものが知られている。このクランプは、筒形状の取付け部50に対してベルト部52及びバックル部54が一体に形成された構造になっている。そして取付け部50には金属製の板バネ56が取り付けられており、この板バネ56の爪部57は取付け部50の内周に位置している。なおワイヤハーネスなどは、その外周に前記ベルト部52を巻き付け、かつこのベルト部52を前記バックル部54に挿入して引き締めることによってクランプされる。
【0003】
さて前記取付け部50はインストルメントパネル20などに形成されているボス部22の外周に取り付けられる。これによって前記板バネ56の爪部57がボス部22の外周に食い込み、ボス部22と取付け部50とが結合状態に保持される。またこの板バネ56の他にビスを用い、このビスのねじ込みによって取付け部50をボス部22に固定することも一般に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来のクランプでは、前記取付け部50、ベルト部52及びバックル部54からなる樹脂成型品の他に金属製の板バネ56やビスを必要とするため、クランプを構成するための部品点数が増え、かつコストも増加する。
【0005】
本発明の第1の目的は、金属製の板バネやビスなどを使用することなく、相手側部材のボス部の外周にクランプ本体の取付け部を取り付けるだけで、この相手側部材に対するクランプ本体の強固な結合を得ることである。
本発明の第2の目的は、クランプ本体が相手側部材のボス部に結合されると同時に、このボス部の軸線回りのクランプ本体の回り止めをも可能とすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
発明は、ワイヤハーネスなどをクランプするためのクランプ本体に形成された筒形状の取付け部を相手側部材における円柱形状のボス部の外周に取り付けて固定する形式のクランプであって、前記クランプ本体は樹脂材によって成形されているとともに、取付け部の内周部に係止爪が一体に成形されている。そして、少なくとも係止爪を含む取付け部が硬質の樹脂材によって成形されているとともに、硬質の樹脂材は、取付け部の係止爪をボス部の外周に食い込ませることが可能な硬さに設定されている。
【0007】
このように、クランプ本体は成形の自由度が高い樹脂製でありながら、係止爪を含む取付け部が硬質の樹脂材によって成形されていることから、相手側部材のボス部が単なる円柱形状であっても、このボス部の外周に係止爪を食い込ませて双方を強固に結合することができる。これにより、樹脂製のクランプを構成する部品点数が少なくて済み、かつコストダウンも図られる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1はクランプの外観を表した斜視図、図2は同じくクランプの平面図、図3はその正面図、図4はその側面図である。これらの図面で示すようにクランプ本体10は、平板形状の保持部12及び円筒形状の取付け部14が硬質の樹脂材によって一体に成形されている。そして保持部12には、その上面に例えばワイヤハーネス(図示外)が載せられ、このワイヤハーネスと共に接着テープなどが巻き付けられて相互に固定される。なお保持部12は、使用条件やその他の要求に応じて図9で示す従来のクランプのベルト部52及びバックル部54に代えることも可能である。
【0009】
図5は図2のA−A線拡大断面図である。この図面で示すように前記取付け部14はその上下両面が開放されており、一方(上方)の開放部内周にはフランジ形状のストッパー17が一体に形成されている。そして取付け部14の内周部には係止爪16が周方向の三箇所においてほぼ等間隔で一体に形成されている。
【0010】
なおクランプを形成している硬質樹脂は、つぎに説明するインストルメントパネル20の材質よりも硬い材質であり、これによってインストルメントパネル20のボス部22に対して前記の各係止爪16が食い込み可能な硬さに設定されている。そこでクランプを異なる種類の樹脂材で一体成形する手段を採用した場合は、前記取付け部14(係止爪16を含む)のみを硬質樹脂材とすることも可能である。
【0011】
図1〜4で示すように前記クランプ本体10、つまり取付け部14の外周部には係合部18が一体に形成されている。この係合部18は、その中央部において上下方向に連続した溝19を備えている。
【0012】
図6はクランプを取り付ける「相手側部材」としてのインストルメントパネル20の一部を表した斜視図である。このインストルメントパネル20には、円柱形状のボス部22が一体に形成されている。このボス部22の外径は、前記取付け部14の内部に挿入できる寸法に設定されている。またインストルメントパネル20には前記係合部18の溝19に係合可能な厚みの回り止め部材24が一体に形成されている。
【0013】
さて前記クランプの使用に際しては、図7で示すようにインストルメントパネル20のボス部22に対してクランプ本体10の取付け部14を前記ストッパー17がボス部22の上端面に当たるまで被せ付けて取り付ける。このとき、図8で示すように前記の各係止爪16がボス部22の外周部に食い込み、クランプ本体10がインストルメントパネル20に対して強固に結合される。
【0014】
しかもボス部22に対する取付け部14の取り付けと同時に、図7で示すように前記係合部18の溝19がインストルメントパネル20の回り止め部材24に係合する。これによりボス部22の軸線回り方向のクランプ本体10の回り止めが果たされ、前記保持部12に固定されたワイヤハーネスなどに無理な力が係るのを防止できる。
【0015】
【発明の効果】
本発明は、少ない部品数で構成されたクランプ本体を相手側部材に強固に結合でき、またこの結合と同時にクランプ本体の回り止めも行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クランプの外観を表した斜視図。
【図2】クランプの平面図。
【図3】クランプの正面図。
【図4】クランプの側面図。
【図5】図2のA−A線拡大断面図。
【図6】インストルメントパネルの一部を表した斜視図。
【図7】インストルメントパネルにクランプ本体を取り付けた状態の斜視図。
【図8】インストルメントパネルと取付け部との関係を表した拡大断面図。
【図9】従来のクランプの一例を表した断面図。
【符号の説明】
10 クランプ本体
14 取付け部
16 係止爪
20 インストルメントパネル
22 ボス部

Claims (1)

  1. ワイヤハーネスなどをクランプするためのクランプ本体に形成された筒形状の取付け部を相手側部材における円柱形状のボス部の形式のクランプであって、前記クランプ本体は樹脂材によって成形されているとともに、取付け部の内周部に係止爪が一体に成形され少なくとも係止爪を含む取付け部が硬質の樹脂材によって成形されているとともに、硬質の樹脂材は、取付け部の係止爪をボス部の外周に食い込ませることが可能な硬さに設定されていることを特徴とするクランプ。
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