JP3060396B2 - バンパ取付式ランプの取付構造 - Google Patents
バンパ取付式ランプの取付構造Info
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- JP3060396B2 JP3060396B2 JP32049693A JP32049693A JP3060396B2 JP 3060396 B2 JP3060396 B2 JP 3060396B2 JP 32049693 A JP32049693 A JP 32049693A JP 32049693 A JP32049693 A JP 32049693A JP 3060396 B2 JP3060396 B2 JP 3060396B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lamp
- fastening
- bumper
- bumper cover
- mounting structure
- Prior art date
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- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用車等の車両におい
てバンパに取り付けられるターンランプ等のランプの取
付構造に関する。
てバンパに取り付けられるターンランプ等のランプの取
付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4は、この種の車両における
従来のバンパ取付式ランプの取付構造例を示している。
バンパ自体において例えばターンランプ等のランプを取
り付ける場合、この図示例のように、バンパカバー1の
適所にランプ2の形状と整合し得る凹陥部3を形成し、
この凹陥部3内にランプ2を嵌入させて固定するように
なっている。ランプ2は、ハウジング部(ランプ本体)
4及びレンズ部5を有しているが、かかるランプ2をバ
ンパカバー1に固定するために締結手段としての所謂、
グロメット6及び締付具としてのビス7を用いている。
従来のバンパ取付式ランプの取付構造例を示している。
バンパ自体において例えばターンランプ等のランプを取
り付ける場合、この図示例のように、バンパカバー1の
適所にランプ2の形状と整合し得る凹陥部3を形成し、
この凹陥部3内にランプ2を嵌入させて固定するように
なっている。ランプ2は、ハウジング部(ランプ本体)
4及びレンズ部5を有しているが、かかるランプ2をバ
ンパカバー1に固定するために締結手段としての所謂、
グロメット6及び締付具としてのビス7を用いている。
【0003】上記グロメット6は、例えば図5に示すよ
うに、ビス7が挿通する貫通孔6aと、このビス7をね
じ込むことにより拡開(矢印B)する係合片6bとを有
している。ランプ2をバンパカバー1に組み付ける場
合、先ずバンパカバー1の締結部8に形成した取付孔9
にグロメット6をセットし、またランプ2を凹陥部3内
にセットする。そして、ビス7をグロメット6にねじ込
むことにより、係合片6bが取付孔9に食いつき、図4
に示したようにランプ2がバンパカバー1に固定され
る。
うに、ビス7が挿通する貫通孔6aと、このビス7をね
じ込むことにより拡開(矢印B)する係合片6bとを有
している。ランプ2をバンパカバー1に組み付ける場
合、先ずバンパカバー1の締結部8に形成した取付孔9
にグロメット6をセットし、またランプ2を凹陥部3内
にセットする。そして、ビス7をグロメット6にねじ込
むことにより、係合片6bが取付孔9に食いつき、図4
に示したようにランプ2がバンパカバー1に固定され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
バンパ取付式ランプの取付構造では、ランプ2の組付け
に際して、グロメット6を一旦バンパカバー1の締結部
8にセットし、その後ビス7によって締付け固定するよ
うになっているため、多くの工数を必要とせざるを得な
かった。また、締結手段としてのグロメット6が別部品
として構成されているため、部品コストやバンパーラン
プ・アッセンブリにおける部品点数が増大せざるを得な
かった。
バンパ取付式ランプの取付構造では、ランプ2の組付け
に際して、グロメット6を一旦バンパカバー1の締結部
8にセットし、その後ビス7によって締付け固定するよ
うになっているため、多くの工数を必要とせざるを得な
かった。また、締結手段としてのグロメット6が別部品
として構成されているため、部品コストやバンパーラン
プ・アッセンブリにおける部品点数が増大せざるを得な
かった。
【0005】本発明は上記の点に鑑み、部品点数を削減
し、コストメリットを向上し得るバンパ取付式ランプの
取付構造を提供することを目的とする。
し、コストメリットを向上し得るバンパ取付式ランプの
取付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のバンパ取付式ラ
ンプの取付構造は、バンパカバーの適所にランプ本体と
整合し得る凹陥部を形成し、この凹陥部内に上記ランプ
本体を嵌入すると共に、上記凹陥部に設けた締結部に
て、上記ランプ本体を締結手段を介して上記バンパカバ
ーに固定し、特に、上記締結手段は、上記締結部におい
て上記バンパカバーと切離可能に一体形成された締結片
とこの締結片と結合する締付具とを備え、これら締結片
及び締付具の締付けにより上記ランプ本体を固定すると
共に、上記締結片が切離された上記締結部にて、上記ラ
ンプ本体を他の締結手段を介して上記バンパカバーに固
定し得るようにしたものである。
ンプの取付構造は、バンパカバーの適所にランプ本体と
整合し得る凹陥部を形成し、この凹陥部内に上記ランプ
本体を嵌入すると共に、上記凹陥部に設けた締結部に
て、上記ランプ本体を締結手段を介して上記バンパカバ
ーに固定し、特に、上記締結手段は、上記締結部におい
て上記バンパカバーと切離可能に一体形成された締結片
とこの締結片と結合する締付具とを備え、これら締結片
及び締付具の締付けにより上記ランプ本体を固定すると
共に、上記締結片が切離された上記締結部にて、上記ラ
ンプ本体を他の締結手段を介して上記バンパカバーに固
定し得るようにしたものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、ランプ本体は、バンパカバー
の凹陥部にて締結片及び締付具の締付けにより、容易且
つ確実に締付け固定される。この締結片は、バンパカバ
ーと一体形成されているため、結果として、組付工数及
び部品点数を減少することができる。バンパカバー、即
ち締結片は、樹脂材料により形成されるが、その締結片
に対するビス等の締付具の反復的な締込みにより磨損等
が生じた場合、この磨損した締結片を、バンパカバーか
ら簡単に切離することができる。そして、その締結片が
切離された締結部にて、別の締結手段、即ち好適にはグ
ロメットを用いてランプ本体をバンパカバーに固定する
ことができる。
の凹陥部にて締結片及び締付具の締付けにより、容易且
つ確実に締付け固定される。この締結片は、バンパカバ
ーと一体形成されているため、結果として、組付工数及
び部品点数を減少することができる。バンパカバー、即
ち締結片は、樹脂材料により形成されるが、その締結片
に対するビス等の締付具の反復的な締込みにより磨損等
が生じた場合、この磨損した締結片を、バンパカバーか
ら簡単に切離することができる。そして、その締結片が
切離された締結部にて、別の締結手段、即ち好適にはグ
ロメットを用いてランプ本体をバンパカバーに固定する
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、図1及び図2に基づき、従来例と実質
的に同一部材には同一符号を用いて、本発明のバンパ取
付式ランプの取付構造の一実施例を説明する。
的に同一部材には同一符号を用いて、本発明のバンパ取
付式ランプの取付構造の一実施例を説明する。
【0009】図1は、本実施例におけるバンパカバー1
の締結部8まわりの構成例を示している。締結部8は、
好適にはバンパカバー1に形成された凹陥部3の角部に
設定されるが(図3参照)、その締結部8に形成されて
いる取付孔9内に、バンパカバー1と一体形成された締
結片10が配置されている。
の締結部8まわりの構成例を示している。締結部8は、
好適にはバンパカバー1に形成された凹陥部3の角部に
設定されるが(図3参照)、その締結部8に形成されて
いる取付孔9内に、バンパカバー1と一体形成された締
結片10が配置されている。
【0010】締結片10は、例えば矩形形状に成形され
た基部11と円筒状に成形された突部12(図1の一点
鎖線参照)と基部11及び突部12を貫通する貫通孔1
3とを有している。貫通孔13には、ビス7と螺合すべ
きネジ部を形成することができる。また締結片10は、
基部11の周囲に配設されたこの例では4つの接続部1
4(図1の斜線部参照)を介して、バンパカバー1と結
合している。各接続部14は、図2に明示されるように
かなり薄肉に形成されており、適宜のカッター等によっ
て簡単に切断され得る。但し、接続部14は、バンパカ
バー1に取り付けられたランプ2を支持するために必要
な一定の強度が確保されている。
た基部11と円筒状に成形された突部12(図1の一点
鎖線参照)と基部11及び突部12を貫通する貫通孔1
3とを有している。貫通孔13には、ビス7と螺合すべ
きネジ部を形成することができる。また締結片10は、
基部11の周囲に配設されたこの例では4つの接続部1
4(図1の斜線部参照)を介して、バンパカバー1と結
合している。各接続部14は、図2に明示されるように
かなり薄肉に形成されており、適宜のカッター等によっ
て簡単に切断され得る。但し、接続部14は、バンパカ
バー1に取り付けられたランプ2を支持するために必要
な一定の強度が確保されている。
【0011】本発明のバンパ取付式ランプの取付構造に
よれば、ランプ2をバンパカバー1に組み付ける場合、
ランプ2を凹陥部3に整合させてセットする。そして、
ビス7を締結片10の貫通孔13にねじ込むことによ
り、ランプ2を容易且つ確実に締付け固定することがで
きる。締結片10はバンパカバー1と一体形成されてい
るため、従来のようなグロメットを用いることなく、従
ってそのグロメットのセット・組付工数がかからずに、
ランプ2の組付を可能にする。
よれば、ランプ2をバンパカバー1に組み付ける場合、
ランプ2を凹陥部3に整合させてセットする。そして、
ビス7を締結片10の貫通孔13にねじ込むことによ
り、ランプ2を容易且つ確実に締付け固定することがで
きる。締結片10はバンパカバー1と一体形成されてい
るため、従来のようなグロメットを用いることなく、従
ってそのグロメットのセット・組付工数がかからずに、
ランプ2の組付を可能にする。
【0012】ところで、バンパカバー1、従ってこれと
一体形成された締結片10は、ポリプロピレン等の合成
樹脂材料により形成される。その締結片10に対してビ
ス7の反復的な締込みが行われると、材料的な要因から
磨損等が生じ、その締結機能が損なわれる場合がある。
このような場合、接続部14を切断することにより、締
結片10は、バンパカバー1から簡単に切離される。そ
して、その締結片10が切離された締結部8にて、別の
締結手段、すなわち好適には従来のグロメット6(図
3,図4等参照)を取付孔9に装着して、従来の場合と
同様にランプ2をバンパカバー1に固定することができ
る。
一体形成された締結片10は、ポリプロピレン等の合成
樹脂材料により形成される。その締結片10に対してビ
ス7の反復的な締込みが行われると、材料的な要因から
磨損等が生じ、その締結機能が損なわれる場合がある。
このような場合、接続部14を切断することにより、締
結片10は、バンパカバー1から簡単に切離される。そ
して、その締結片10が切離された締結部8にて、別の
締結手段、すなわち好適には従来のグロメット6(図
3,図4等参照)を取付孔9に装着して、従来の場合と
同様にランプ2をバンパカバー1に固定することができ
る。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、こ
の種のバンパ取付式ランプの取付構造において、グロメ
ットを廃止したことにより部品点数を削減し、因みに車
両1台あたり10円程度のコストメリットを得ることが
できる。またグロメットのために要していた組付工数を
ゼロにしたことにより、同2円程度のコストメリットを
得ることができる。そして車両全体としての構成部品点
数が減少する。バンパカバーと一体形成された締結片が
切離される場合においても、適宜、通常のグロメットが
使用可能であり、常にランプを適正に取り付け得るよう
にすることができる。これにより、メンテナンス性を向
上すると共に、ユーザーサービスに寄与することができ
る等の利点を有している。
の種のバンパ取付式ランプの取付構造において、グロメ
ットを廃止したことにより部品点数を削減し、因みに車
両1台あたり10円程度のコストメリットを得ることが
できる。またグロメットのために要していた組付工数を
ゼロにしたことにより、同2円程度のコストメリットを
得ることができる。そして車両全体としての構成部品点
数が減少する。バンパカバーと一体形成された締結片が
切離される場合においても、適宜、通常のグロメットが
使用可能であり、常にランプを適正に取り付け得るよう
にすることができる。これにより、メンテナンス性を向
上すると共に、ユーザーサービスに寄与することができ
る等の利点を有している。
【図1】本発明のバンパ取付式ランプの取付構造の一実
施例におけるバンパカバーの締結部まわりの構成例を示
す斜視図である。
施例におけるバンパカバーの締結部まわりの構成例を示
す斜視図である。
【図2】本発明のバンパ取付式ランプの取付構造の一実
施例における上記締結部まわりを示す図1のC−C線に
沿う断面図である。
施例における上記締結部まわりを示す図1のC−C線に
沿う断面図である。
【図3】従来のバンパ取付式ランプの取付構造の分解斜
視図である。
視図である。
【図4】従来のバンパ取付式ランプの取付構造における
締結部まわりを示す図3のA−A線に沿う断面図であ
る。
締結部まわりを示す図3のA−A線に沿う断面図であ
る。
【図5】従来のバンパ取付式ランプの取付構造に係るグ
ロメットの斜視図である。
ロメットの斜視図である。
1 バンパカバー 2 ランプ 3 凹陥部 4 ハウジング部 5 レンズ部 7 ビス 8 締結部 9 取付孔 10 締結片 11 基部 12 突部 13 貫通孔 14 接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60Q 1/26 B60R 19/50
Claims (1)
- 【請求項1】 バンパカバーにランプ本体と整合し得る
凹陥部を形成し、この凹陥部内に上記ランプ本体を嵌入
すると共に、上記凹陥部に設けた締結部にて、上記ラン
プ本体を締結手段を介して上記バンパカバーに固定する
ようにしたバンパ取付式ランプの取付構造において、 上記締結手段は、上記締結部においてバンパカバーと切
離可能に一体形成された締結片とこの締結片と結合する
締付具とを備え、これら締結片及び締付具により上記ラ
ンプ本体が固定されると共に、 上記締結片が切離された上記締結部にて、ランプ本体を
他の締結手段を介して上記バンパカバーに固定し得るよ
うにしたことを特徴とするバンパ取付式ランプの取付構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32049693A JP3060396B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | バンパ取付式ランプの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32049693A JP3060396B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | バンパ取付式ランプの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07172234A JPH07172234A (ja) | 1995-07-11 |
JP3060396B2 true JP3060396B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=18122104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32049693A Expired - Lifetime JP3060396B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | バンパ取付式ランプの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3060396B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103818325B (zh) * | 2014-03-20 | 2015-11-18 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 汽车上格栅边框装饰条与前保险杠的连接结构 |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP32049693A patent/JP3060396B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07172234A (ja) | 1995-07-11 |
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