JPH066577Y2 - 車両用アンテナの取付装置 - Google Patents

車両用アンテナの取付装置

Info

Publication number
JPH066577Y2
JPH066577Y2 JP1987018662U JP1866287U JPH066577Y2 JP H066577 Y2 JPH066577 Y2 JP H066577Y2 JP 1987018662 U JP1987018662 U JP 1987018662U JP 1866287 U JP1866287 U JP 1866287U JP H066577 Y2 JPH066577 Y2 JP H066577Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
slope
insulator
shield pipe
cushion rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987018662U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63131209U (ja
Inventor
廣士 田島
Original Assignee
株式会社横尾製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社横尾製作所 filed Critical 株式会社横尾製作所
Priority to JP1987018662U priority Critical patent/JPH066577Y2/ja
Publication of JPS63131209U publication Critical patent/JPS63131209U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH066577Y2 publication Critical patent/JPH066577Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Support Of Aerials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、車両のボディにアンテナを取り付ける場合
に雨水の侵入を完全に防止できるようにした車両用アン
テナの取付装置に関する。
〔従来の技術〕
近年車両にアンテナを取り付ける場合に、デッドスペー
スとされていた個所を利用して取り付けられるようにな
った。その取付場所は後述するこの考案の実施例を示す
第1図を援用して示すと、車両のボディ20の外側板の
極めて弯曲した急斜面である。
一般的に、この種のアンテナをボディに取り付ける場
合、ボディの取付孔に対して、アース金具を挿通したア
ンテナ本体をこの取付孔の下面から挿通し、ボディ上面
露出部分に傾斜に合致したマウント部品を挿通し、最後
に締付ナットをアンテナ本体上端に形成したネジ部に螺
合し、ボディを上下面で挟み込む形でアンテナを固定し
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような取付手段でアンテナを固定すると、前記した
急斜面の場合、締付ナットで締め付けた力は直下の方向
にすべてが作用せず、横方向の分力が生じて、都合よく
締まらないばかりか、第1図でアンテナに反時計方向の
力が作用し、アンテナの片側でわずかではあるが隙間が
生じる傾向にあり、雨水の侵入を招き、防水が不完全と
なる。
この考案は、上記従来の欠点を除去するためになされた
もので、車両の極めて急斜面のボディにアンテナを取り
付ける場合に、従来同様のアンテナ本体上端に螺設した
ネジと締付ナットによってボディ面を挟持固定する手段
を使っても雨水の侵入を完全に阻止できる車両用アンテ
ナの取付装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる目的を達成するために、本考案の車両用アンテナ
の取付装置は、伸縮多段アンテナエレメントが絶縁材を
介して挿入されるシールドパイプに、先端側が小径部と
なる段部を所定位置に設けるとともに先端部にネジ部を
形成し、上端に車両の取付斜面に沿う鍔部が設けられた
筒状のアース金具を前記シールドパイプに上方から前記
段部で位置規制されるまで嵌合し、前記取付斜面の取付
孔に臨んでテーパ状の内孔を有するクッションゴムで前
記鍔部を被覆し、このクッションゴムを前記取付斜面の
内面に弾接し、前記取付斜面の外面に沿うように斜めに
下端が形成された筒状の硬質な絶縁物を前記小径部に遊
嵌し、この絶縁物と小径部の間に介装されるとともに前
記絶縁物の下端と前記取付斜面の間に挟持されて前記取
付斜面の外面に弾接しまた前記取付孔に挿入されてこれ
を外と内から挟持しさらに下端の突起部が前記内孔に合
う形状のゴム材質からなるフェンダワッシャを設け、前
記絶縁物を前記取付斜面に向けて押圧するように前記ネ
ジ部に締付ナットを螺合させて構成されている。
〔作用〕
締付ナットの螺合により、絶縁物とアース金具が取付斜
面に押圧されると、フェンダワッシャがシールドパイプ
の小径部に密着するとともに、取付斜面の外面および取
付孔の上下に密着する。また、クッションゴムが取付斜
面の内面に密着する。さらに、クッションゴムのテーパ
状の内孔にフェンダワッシャの突起部が挿入されて、内
孔の周面に密着する。
〔実施例〕
以下、この考案の車両用アンテナの取付装置の実施例に
ついて図面に基づき説明する。第1図はその一実施例の
断面図、第2図(a)はアンテナ本体の部分の斜視図、
第2図(b)は絶縁物とアース金具の部分の分解斜視図
である。
この第1図,第2図(a),第2図(b)において、部
には、シールドパイプ2からのアース2はシールドパイ
プである。このシールドパイプ2は円筒の金属製パイプ
を引き抜き加工によって段部3が設けられており、小径
部の先端部にネジ部4が形成されている。
このシールドパイプ2の小径部と伸縮多段アンテナエメ
レント6間に樹脂製の絶縁筒5が介在されている。絶縁
筒5は給電部7付近まで上方から圧入されて延びてい
る。これはシールドパイプ2がマイナス側になるので、
これを伸縮多段アンテナエレメント6とを隔離するため
に設けられている。
また、上記シールドパイプ2には切抜窓が穿設されてお
り、この切抜窓を通して、絶縁筒5内に配置された給電
バネ(図示せず)からの給電片が導出されている。この
給電片はプラグ8の芯線に接続されている。このプラグ
8の外側アース部には、シールドパイプ2からのアース
を接続している。
上記給電バネ,給電片,プラグ8の芯線(いずれも図示
せず)は樹脂で一体成形して、給電部7を形成してい
る。この給電部7の上部には、突起部9が一体的に形成
されている。
この突起部9は後述するアース金具10の切欠き部11
に嵌合されており、この突起部9を嵌合することによ
り、アース金具10の回転を阻止するとともに、方向性
を決定するようになっている。
上記シールドパイプ2内には、伸縮多段アンテナエレメ
ント6が摺動自在に挿入されている。この伸縮多段アン
テナエレメント6の上方には、前述の絶縁筒5が介在さ
れてシールドパイプ2と絶縁されており、このシールド
パイプ2内に伸縮多段アンテナエレメント6が収納され
るとき、この伸縮多段アンテナエレメント6の下方がシ
ールドパイプ2と接触するのを防止するために、伸縮多
段アンテナエレメント6の基パイプ下端には樹脂製の絶
縁リング(図示せず)が嵌め込まれている。
このリングを介して、シールドパイプ2の内面に伸縮多
段アンテナエレメント6の外周面が相互に接し、直接伸
縮多段アンテナエレメント6とシールドパイプ2との接
触が防止されるようになっている。
また、上記アース金具10はダイカストなどで筒状に形
成され、車両のボディ20の取付斜面に沿う鍔10aが
一体的に形成されている。このアース金具10の下端縁
にすでに述べた切欠き部11が形成されている。
上記鍔10aには、クッションゴム12がかぶせられて
いる。このクッションゴム12はボディ20の内面に当
接した場合に、その弯曲面に密着して雨水がボディ20
内に侵入するのを完全に防止するために、弾性のあるも
のが好ましい。
このクッションゴム12のボディ20の取付斜面に穿設
された取付孔に臨んで設けられた内孔13は第1図から
明らかなように、下方向に向かって絞り形状のテーパ状
に形成されている。これは第2図(b)に示すマウント
部品14が上方からこの面に嵌合し易くするとともに、
密封性を良好にするためである。
さらに、このクッションゴム12は導電性ゴムにより形
成されている。導電性ゴムはゴム質にカーボンや金属粒
子を混入させて、図示の形状に形成したものであり、ボ
ディ20からクッションゴム12−アース金具10−シ
ールドパイプ2を通してアース効果を得るものである。
したがって、この実施例では、クッションゴム12は雨
水対策の密着性とアース効果との両面を兼ねている。こ
れにより、この実施例では、アース金具10の鍔部10
aの上面に爪が設けられていない。
しかし、鍔部10aの上面の複数の爪を一体的に形成
し、このクッションゴム12を絶縁性の通常のゴムとし
て、このゴムを突き破って上面に爪を突出させ、この爪
をボディ20とのアースを取ることも自由である。
また、導電性ゴムと爪との組合せにすることも自由にで
きる。
なお、アースに関しては、アースは別のブラケットなど
からシールドパイプ2に伝えてアースを取ることもで
き、鍔部10aでのアースを特に考慮しなくてもよい。
次に、上記マウント部品14について述べる。このマウ
ント部品14は硬質の樹脂で作られる絶縁物15と、そ
の内面から底面に位置するゴム製のフェンダワッシャ1
6との組合せとから構成されている。
絶縁物15は上端を小径に絞った形状から筒状をなして
おり、下面はボディ20の外面の傾斜に合うように、ス
ライスカットの形状に形成されている。
この絶縁物15の内孔にフェンダワッシャ16(ゴム
製)が設けられており、このフェンダワッシャ16は接
着剤などで絶縁物15中に嵌合して接着するか、または
成形や溶着などによって一体化される。
なお、この絶縁物15,フェンダワッシャ16は別々に
作り、絶縁物15内にフェンダワッシャ16を挿入して
組み合わせて、ナット締付け時にフェンダワッシャ16
の方が膨張し、絶縁物15とアンテナ本体1側に弾力性
をもって接合して固定されるようにしてもよい。
いずれにしても、このフェンダワッシャ16はシールド
パイプ2の小径部が挿入されたとき、その外周面に弾圧
密着するようなゴム材質などで作られる。
このフェンダワッシャ16は絶縁物15の底面まで延び
てボディ20の上面に密着し、さらに取付孔に挿入され
てこれを上下から挾み込むように、第1図に示すような
形状に形成されており、しかも、この部分のボディ20
の下面に突出する突起部17は下方向先細りのテーパ状
に形成され、クッションゴム12の内孔13のテーパ面
に合うように形成されている。
このように形成することにより、上方から取付孔に挿入
する操作の容易性と密着性の効果を発揮するようになっ
ている。
さらに、第1図,第2図(b)より明らかなように、締
付ナット18は下方に径小部を有し、その内面には、第
2図(b)のごとくネジを有し、締付孔19を介してシ
ールドパイプ2のネジ部4に締め付けられる。このと
き、締付ナット18の径大部の底面が絶縁物15の上面
に絞り部に当接する。
次に、この考案の装置をボディ20に取り付ける手順に
ついて説明する。まず、シールドパイプ2の上方よりク
ッションゴム12を取り付けたアース金具10を挿通
し、シールドパイプ2の段部3に係止するまで挿入する
と同時に給電部7の突起部9をアース金具10の切欠き
11に嵌合させて回転止めにする。
これにより、クッションゴム12の傾斜面と給電部7と
の間の所定の方向角度を規制する。これをボディ20の
下面(裏面)より取付孔に挿通する。
次に、絶縁物15にフェンダワッシャ16を組み合わせ
たマウント部品14をアンテナ本体1の上部から挿通し
ながらフェンダワッシャ16の溝を取付孔端縁に嵌め込
み、フェンダワッシャ16で取付孔の上側,側面,下面
を挟み込む。
このとき、クッションゴム12の内孔13のテーパ面に
フェンダワッシャ16の突起部17が案内されてスムー
ズに挿入,合致し、密接する。この状態では、弾性のあ
るフェンダワッシャ16がシールドパイプ2に上方小径
部からアース金具10の鍔部10aに至まで密着状態で
ある。
次に、ボディ20の上方において、絶縁物15の開口付
近に位置しているシールドパイプ2の上方のネジ部4に
対して、締付ナット18をネジ込む。
このとき、ネジ込みは丸形状の締付ナット18を使用し
ているから、締付孔19を介して行う。この締付け動作
により、締付ナット18とアンテナ本体1の段部3間に
配置された各種部品はボディ20の取付面に向かって押
し付けられ、アンテナ本体1がボディ20に固定され
る。
これと同時に、フェンダワッシャ16とクッションゴム
12もボディ20の面に向かって圧縮力を受けるので、
結局フェンダワッシャ16はシールドパイプ2の小径部
の外面に向かって変形し、これらの密着をより強固に
し、また、ボディ20を挟んでいる部分にも圧着力が作
用し、強固に密着する。
さらに、フェンダワッシャ16の下端の突起部17がア
ース金具10の鍔部10aに弾接して側方に弾性変形さ
れ、クッションゴム12の内孔13のテーパ面に密着さ
れてフェンダワッシャ16とクッションゴム12が密接
合される。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案の車両用アンテナの取付装置によ
れば、以下に列挙するごとき効果を奏する。
(1)フェンダワッシャがシールドパイプの小径部に密
着するとともにボディの取付孔の外面と内面に密着し、
またクッションゴムの内孔に密着してフェンダワッシャ
とクッションゴムを密接合とする。そして、クッション
ゴムが取付斜面の内面に密着するので、雨水がシールド
パイプの外周および取付孔を介してボディ内に侵入する
のが完全に阻止される。
(2)ボディに接する面はすべて弾性部材が介在してい
るので、防水対策のみならず、防振対策、すなわち、ボ
ディの内外で発生する振動や音に対してこの部分で分断
されるので、伝播して行くことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の車両用アンテナの取付装置の一実施
例の断面図、第2図(a)は同上実施例におけるアンテ
ナ本体の斜視図、第2図(b)は同上実施例における絶
縁物とアース金具の部分の分解斜視図である。 1……アンテナ本体、2……シールドパイプ 3……段部、4……ネジ部 5……絶縁筒 6……伸縮多段アンテナエレメント 7……給電部、8……プラグ 9……突起部、10……アース金具 10a……鍔部、11……切欠き 12……クッションゴム 13……内孔 14……マウント部、15……絶縁物 16……フェンダワッシャ 17……突起部 18……締付ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】伸縮多段アンテナエレメントが絶縁材を介
    して挿入されるシールドパイプに、先端側が小径部とな
    る段部を所定位置に設けるとともに先端部にネジ部を形
    成し、上端に車両の取付斜面に沿う鍔部が設けられた筒
    状のアース金具を前記シールドパイプに上方から前記段
    部で位置規制されるまで嵌合し、前記取付斜面の取付孔
    に臨んでテーパ状の内孔を有するクッションゴムで前記
    鍔部を被覆し、このクッションゴムを前記取付斜面の内
    面に弾接し、前記取付斜面の外面に沿うように斜めに下
    端が形成された筒状の硬質な絶縁物を前記小径部に遊嵌
    し、この絶縁物と小径部の間に介装されるとともに前記
    絶縁物の下端と前記取付斜面の間に挟持されて前記取付
    斜面の外面に弾接しまた前記取付孔に挿入されてこれを
    外と内から挟持しさらに下端の突起部が前記内孔に合う
    形状のゴム材質からなるフェンダワッシャを設け、前記
    絶縁物を前記取付斜面に向けて押圧するように前記ネジ
    部に締付ナットを螺合させて構成したことを特徴とする
    車両用アンテナの取付装置。
JP1987018662U 1987-02-10 1987-02-10 車両用アンテナの取付装置 Expired - Lifetime JPH066577Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987018662U JPH066577Y2 (ja) 1987-02-10 1987-02-10 車両用アンテナの取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987018662U JPH066577Y2 (ja) 1987-02-10 1987-02-10 車両用アンテナの取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63131209U JPS63131209U (ja) 1988-08-26
JPH066577Y2 true JPH066577Y2 (ja) 1994-02-16

Family

ID=30812537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987018662U Expired - Lifetime JPH066577Y2 (ja) 1987-02-10 1987-02-10 車両用アンテナの取付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH066577Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59101505U (ja) * 1982-12-27 1984-07-09 株式会社ヨコオ アンテナ取付装置
JPH0218571Y2 (ja) * 1985-02-26 1990-05-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63131209U (ja) 1988-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005102031A (ja) 自動車用アンテナ
JP2004228954A (ja) 車載用アンテナ装置
JP2002313453A (ja) 機器直付け用シールドコネクタ
JP2005096738A (ja) 車両用バッテリーの固定構造
US6575787B2 (en) Waterproof connector with cover having tubular portion
JPH08205354A (ja) 配線用ボックス
JPH066577Y2 (ja) 車両用アンテナの取付装置
WO2022079981A1 (ja) ケース構成部材
JPH06104046A (ja) 防水コンセント
JP2595393B2 (ja) グロメットの固定構造
JPH0421253Y2 (ja)
JPH0646069Y2 (ja) コネクタの絶縁取付構造
JPS5822326Y2 (ja) 自動車用アンテナ取付け構造
JP2503378Y2 (ja) 樹脂製保持具
JPH0713413Y2 (ja) ネジ止め端子用保護カバ−
JPS6349933Y2 (ja)
JPS6077110U (ja) 車両用アンテナの防水マウント装置
JPH087778Y2 (ja) 操作盤のコード挿通部の気密構造
JPH0142899Y2 (ja)
KR0132844Y1 (ko) 모니터의 시일드 케이스 고정장치
JPH0713291Y2 (ja) 自動車用アンテナにおけるベース機構
JP3060124B2 (ja) 衛星放送受信用コンバータの接栓構造
JPH0125718Y2 (ja)
JP2514092Y2 (ja) 車載アンテナのマウント装置
JPH0419828Y2 (ja)