JPH087778Y2 - 操作盤のコード挿通部の気密構造 - Google Patents

操作盤のコード挿通部の気密構造

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JPH087778Y2
JPH087778Y2 JP1989000634U JP63489U JPH087778Y2 JP H087778 Y2 JPH087778 Y2 JP H087778Y2 JP 1989000634 U JP1989000634 U JP 1989000634U JP 63489 U JP63489 U JP 63489U JP H087778 Y2 JPH087778 Y2 JP H087778Y2
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JP
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cord
bushing
hole
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plate
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JP1989000634U
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靖司 小松
績 広沢
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Description

【考案の詳細な説明】 [利用分野] 本考案は、操作盤のコード挿通部の気密構造に関する
ものであり、特に、浴室や台所などの壁面に設置される
操作盤への電源コードや信号コードの接続部のシール構
造に関するものである。
[従来技術及びその問題点] 上記形式の操作盤では、通常、壁面を貫通するコード
がその背面側から挿入されて内部の電装部品に接続され
る。
前記壁面は、頻繁に水を使用する場所の近傍にあるこ
とから、ある程度の防水対策の施された操作盤が用いら
れ、特に、操作盤の背面におけるコード貫通部では、第
3図のような、ゴム又は合成樹脂等の弾性材料からなる
ブッシング(G)を用いた気密構造が採用されている。
すなわち、操作盤(1)の背面板(11)に透孔(12)
を開口させ、この透孔(12)を挿通させてコード(C)
を操作盤(1)内の電装部品又は電装基板に接続する
が、このコード(C)の挿通部には透孔(12)との間に
ブッシング(G)が介在せしめられ、コード(C)の外
周部の気密を確保している。
これにより、ある程度のシールが確保され、操作盤
(1)の内部への水の侵入が防止される。
しかしながら、この従来のものでは、コードの接続を
容易にしようとするとシールが不十分となり、逆に、十
分なシールを確保しようとするとコードの接続が困難と
なる。
前記ブッシング(G)のみによるシール構造の場合に
は、これの弾性復帰力によってブッシング(G)の内周
及び外周を対応部に圧接させるものであるから、ブッシ
ング(G)をコード(C)及び透孔(12)にはめ易くす
ると、前記圧接力が不十分となり、シール性が不十分と
なるからである。又、逆に、前記圧接力を十分に高める
と、ブッシング(G)と透孔(12)とのはめ合い及びブ
ッシング(G)とコード(C)とのはめ合いがきつくな
り、作業性が悪くなるからである。
本考案は、『操作盤(1)の背面板(11)に電源用又
は信号用のコード(C)を貫通状態に接続し、前記コー
ド(C)を背面板(11)に形成した透孔(12)を貫通さ
せるとともにこの貫通部にブッシング(G)を介装する
様にした操作盤のコード挿通部の気密構造』において、
コード(C)の接続作業が簡単で且接続後の気密が十分
となるようにすることを目的とする。
[技術的手段] 上記技術的課題を解決するために講じた本考案の技術
的手段は『透孔(12)の外周域から背面側に筒部(2)
を突出させると共に、前記透孔(12)の外側にこれより
も大径の拡大孔部(12a)を設け、この拡大孔部(12a)
と前記筒部(2)の雌ネジ部(21)の内方端部との間を
環状端面部(2a)とし、ブッシング(G)は、その周縁
部が環状厚肉部となると共にその外周面には前記透孔
(12)に嵌合する凹溝(31)を周回させ、前記環状厚肉
部に囲まれる中央部を背面側に湾曲する板状部(32)と
し、この板状部(32)の中央にコード(C)を挿通させ
る開口(33)を形成してこの開口の大きさをコード
(C)の太さよりも僅かに小さく設定し、前記雌ネジ部
(21)に螺合し且コード(C)に取付けられるコネクタ
(K)を挿通させ得る大きさの環状ネジ(4)とこれと
前記ブッシング(G)との間に介在される座金(14)と
を設けると共に、この座金(14)のコード挿通孔の外周
域を前記ブッシング(G)の板状部(32)に外側から対
接させ、環状ネジ(4)を前記雌ネジ部(21)にねじ込
んでブッシング(G)の板状部(32)を前記座金(14)
のコード挿通孔の周辺部によって操作盤(1)の正面側
に押し込むようにした』ことである。
[作用] 本考案の上記技術的手段は次のように作用する。
コード(C)を操作盤(1)内の電装部品又は電装基
板に接続するには、コード(C)をブッシング(G)及
び座金(14)に挿通させて、予め操作盤(1)内の前記
電装部品等と電気接続する。このブッシング(G)を操
作盤(1)の背面板(11)に形成した透孔(12)に装着
するが、このときブッシング(G)の外周の凹溝(31)
を前記透孔(12)の端縁にはめ込む。ここで、開口(3
3)の直径はコード(C)よりも僅かに小さく設定され
ているが、この開口(33)は板状部(32)に形成されて
いるから、開口(33)の内周部はコード(C)の外周面
に軽く接触しており、ブッシング(G)を軸線方向に簡
単に移動できる。コード(C)の電気接続が完了し且ブ
ッシング(G)の装着が完了した状態で、環状ネジ
(4)がコード(C)のコネクタ(K)側から外嵌され
て筒部(2)の雌ネジ部(12)にねじ込まれると、その
端面が座金(14)をブッシング(G)側に押し込み、ブ
ッシング(G)の板状部(32)を内側に押し込む。する
と、この板状部(32)が背面側に突出する曲面となって
いるから、開口(33)が縮小し且外周径が拡大する態様
で変形する。つまり、ブッシング(G)と透孔(12)と
の接触部及びブッシング(G)とコード(C)との接触
部が一層強く圧接されることとなる。
又、座金(14)の外周部は板状部(32)の外周の凹溝
(31)の形成部を加圧してその周縁は環状端面部(2a)
に対接する。
[効果] 本考案は上記構成であるから次の特有の効果を有す
る。
環状ネジ(4)がねじ込まれた状態では、ブッシング
(G)と透孔(12)との接触部及びブッシング(G)と
コード(C)との接触部が一層強く圧接されることとな
るから、前記二つの接触部のはめ合いを予め緩く設定し
ても十分な気密が確保される。
また、ブッシング(G)の装着に際して、これとコー
ド(C)との相対移動及び透孔(12)への装着が容易と
なり、ブッシング(G)が簡単に且正確に装着できる。
更に、ブッシング(G)外周の凹溝(31)の形成部は
座金(14)の外周域と透孔(12)の外周部によって挟圧
されるから、この部分の気密も確実になる。
また、コネクタ(K)側から環状ネジ(4)をコード
(C)に外嵌させられるからコード(C)の接続作業が
簡単である。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図及び第2図に基いて説
明する。
この実施例の操作盤(1)は、背面板(11)と正面側
の蓋板(10)とから構成され、第1図のように、蓋板
(10)と背面板(11)とによって構成される空間内に電
装部品を固定した電装基板(13)が収容される。そし
て、この電装基板(13)に具備させたスイッチ等は、蓋
板(10)の表面の操作部に各別に対応するようになって
いる。
前記操作盤(1)は、全体としては、扁平な直方体に
構成されており、蓋板(10)と背面板(11)を分離した
状態で背面板(11)の中央から挿入したコード(C)の
接続部を電装基板(13)の接続部に接続する構成であ
る。このため、電装基板(13)は、蓋板(10)側に固定
されるようになっており、この電装基板(13)のコード
接続部はその裏面側に設けられている。
背面板(11)の裏面中央部に配設した透孔(12)の外
周域に、これより大きな拡大孔部(12a)を設け、この
拡大孔部(12a)と前記筒部(2)の雌ネジ部(21)の
内方端部との間を環状端面部(2a)とし、その外周から
筒部(2)が裏面側に突出し、この筒部(2)の外形よ
りも大きな貫通孔(H)が壁面(W)に貫通形成され
る。
前記筒部(2)及び貫通孔(H)を挿通するようにコ
ード(C)が引き出されてその先端のコネクタ(K)が
器具側に接続されるが、このコード(C)は予め操作盤
((1)の電装基板(13)に接続されて完成状態の操作
盤(1)から引き出された状態にあり、この状態では、
背面板(11)の透孔(12)との間にブッシング(G)が
介装されるとともにこのブッシング(G)の壁面側には
座金(14)が遊嵌されている。
前記ブッシング(G)は、第2図に示すように、円板
状の板状部(32)の中央に開口(33)を具備させ、板状
部(32)の外周に環状厚肉部を連設して、この厚肉部の
外周面に凹溝(31)を周回させたものである。そして、
前記開口(33)の内径はコード(C)の大きさよりも僅
かに小さく設定され、凹溝(31)の底部の直径は透孔
(12)の直径よりも僅かに大きく設定されている。又、
前記板状部(32)の断面形状は同図に示すように、背面
側(壁面側)に向って盛り上がった形状となっている。
上記のようにコード(C)の挿通部にブッシング
(G)を介装し且座金(14)を遊嵌した状態で、コード
(C)のコネクタ(K)側から環状ネジ(4)を外嵌さ
せて筒部(2)の雌ネジ部(21)にこれをねじ込むと、
座金(14)がブッシング(G)に圧接されて板状部(3
2)の盛上がり部が第1図のように扁平化される。これ
により、凹溝(31)の底部直径が拡大し且開口(33)の
内径縮小することとなり、コード(C)の挿通部及び透
孔(12)への取付け部が一層強く圧接される。つまり、
この部分の気密が初期の取付け状態よりも一層向上した
ものとなる。
なお、この実施例では、環状ネジ(4)の背面側に工
具係合溝(41)(41)を形成しているから、環状ネジ
(4)を確実に且強く締め付けることができ、筒部
(2)内においても前記締め付けが簡単なものとなる。
さらに、コード(C)の先端に具備させたコネクタ
(K)よりも大きな開口を具備する環状ネジ(4)とし
たから、予めコード(C)を操作盤(1)に接続し且ブ
ッシング(G)等を装着した状態においてこの環状ネジ
(4)の取付けが可能となる。
以上のように構成された操作盤(1)とコード(C)
の組み合せは、壁面(W)に取付けネジ(N)(N)を
用いて固定されるが、背面板(11)の裏面と壁面(W)
との間には、第1図に示すように十分な厚さのシールパ
ッキンが介装される。これにより、操作盤(1)の背面
を伝う水が筒部(2)内に侵入しないものとなる。
また、取付けネジ(N)(N)の取付けのため、この
実施例では蓋板(10)側には開閉可能な蓋板(15)(1
6)を設け、この蓋板を開放して、取付けネジ(N)
(N)により壁面(W)に固定した後、これらを閉じる
と、前記取付けネジ(N)(N)の頭部が操作盤(1)
の外部に露出しないものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断面図,第2図はその要部の分
解斜視図,第3図は従来例説明図,であり、図中, (1)……操作盤 (11)……背面板 (C)……コード (12)……透孔 (G)……ブッシング (2)……筒部 (31)……凹溝 (32)……板状部 (33)……開口 (4)……環状ネジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作盤(1)の背面板(11)に電源用又は
    信号用のコード(C)を貫通状態に接続し、前記コード
    (C)を背面板(11)に形成した透孔(12)を貫通させ
    るとともにこの貫通部にブッシング(G)を介装する様
    にした操作盤のコード挿通部の気密構造において、透孔
    (12)の外周域から背面側に筒部(2)を突出させると
    共に、前記透孔(12)の外側にこれよりも大径の拡大孔
    部(12a)を設け、この拡大孔部(12a)と前記筒部
    (2)の雌ネジ部(21)の内方端部との間を環状端面部
    (2a)とし、ブッシング(G)は、その周縁部が環状厚
    肉部となると共にその外周面には前記透孔(12)に嵌合
    する凹溝(31)を周回させ、前記環状厚肉部に囲まれる
    中央部を背面側に湾曲する板状部(32)とし、この板状
    部(32)の中央にコード(C)を挿通させる開口(33)
    を形成してこの開口の大きさをコード(C)の太さより
    も僅かに小さく設定し、前記雌ネジ部(21)に螺合し且
    コード(C)に取付けられるコネクタ(K)を挿通させ
    得る大きさの環状ネジ(4)とこれと前記ブッシング
    (G)との間に介在される座金(14)とを設けると共
    に、この座金(14)のコード挿通孔の外周域を前記ブッ
    シング(G)の板状部(32)に外側から対接させ、環状
    ネジ(4)を前記雌ネジ部(21)にねじ込んでブッシン
    グ(G)の板状部(32)を前記座金(14)のコード挿通
    孔の周辺部によって操作盤(1)の正面側に押し込むよ
    うにした操作盤のコード挿通部の気密構造。
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