JP2523936Y2 - 油入り機器のコネクタの取付構造 - Google Patents

油入り機器のコネクタの取付構造

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JP2523936Y2
JP2523936Y2 JP1988166249U JP16624988U JP2523936Y2 JP 2523936 Y2 JP2523936 Y2 JP 2523936Y2 JP 1988166249 U JP1988166249 U JP 1988166249U JP 16624988 U JP16624988 U JP 16624988U JP 2523936 Y2 JP2523936 Y2 JP 2523936Y2
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住友電装 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば車両用フューエルセンダーのコネク
タ装置に係るものであり、特に燃料タンク等の油が収容
される機器におけるコネクタの取付構造に関する。
[従来の技術及びその問題点] 機器にコネクタを液密に取り付ける技術としては、従
来より例えば実開昭59−139974号公報に記載された構造
が知られている。これは、箱体にコネクタを取り付ける
に当たり、そのコネクタのフランジと箱体の外面との間
に板状のパッキングを介装し、フランジをねじにて箱体
に締め付け固定する構成である。
しかし、この構成では、箱体の平坦な表面にパッキン
グを宛がうだけであるため、そのパッキングによるシー
ル機能は、箱体の平坦表面とパッキングとの接触面及び
フランジとパッキングとの接触面にて得られるに過ぎ
ず、十分なシール効果を得ようとすれば、コネクタのフ
ランジ及びパッキングを大型化しなくてはならないとい
う問題がある。
そこで、実開昭57-38583号に示されたように、コネク
タ本体のフランジ部にOリング収納溝を形成すると共
に、その収納溝内にOリングを配置し、コネクタ本体を
機器の筐体に取り付けることによりOリングを機器の筐
体表面に圧接させるようにした構成も開発されている。
ところが、上述の公報に記載された構成では、Oリン
グ収納溝の幅がOリングの径寸法よりも大きいため、た
とえ予めOリングを収納溝内へ収納しておいたとして
も、これではコネクタ本体から容易に外れてしまう。従
って、実際には、コネクタ本体を機器の筐体に取り付け
る際に、Oリングを収納溝内に収納しながらコネクタ本
体を筐体の取付孔に挿入するという面倒な作業が必要に
なり、組立作業性が大きく劣る。
これに対しては、例えば実開昭54-62086号公報に記載
されているように、コネクタ本体のOリング収納溝の断
面形状をOリングと同等或いはそれより狭くして、Oリ
ングがぴったりと収納できるように構成することも考え
られる。しかし、Oリングを狭い収納溝の中に押し込む
という装着作業は大変に面倒であり、やはり生産性を低
くする。また、シール性を高めるには、収納溝に装着さ
れたOリングを筐体表面に強く圧接させることも必要で
あるから、実開昭57-38583号公報に示されているよう
に、コネクタ本体の外周に雄ネジ部を形成し、これにナ
ットを螺合するというネジ取付型にして強い圧接力を確
保しなくてはならない。しかし、これではコネクタの装
着のためにナットを螺合するための工具や専用治具が必
要になるばかりか、いわゆるワンタッチ装着ができず、
コネクタの取付作業自体に手間取るという問題がある。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、小型のシ
ール部材にても確実なシール性能を得ることができると
共に、シール部材の装着やコネクタの取付作業を簡単に
行うことができる油入り機器のコネクタ取付構造を提供
することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 以上の目的を達成するため本考案は、油が収容される
機器の隔壁に設けられてその内部と外部とに端子部を臨
ませてなる中継コネクタを取り付ける構造において、前
記コネクタには外方へ突出する鍔と、該鍔との間に適宜
間隔を有してコネクタを背向する側面から突出する係止
リブとを設け、前記隔壁にはその外面から陥没させた凹
部を前記コネクタの鍔よりも小さな径寸法にて形成し、
その凹部の底には前記コネクタの一部を貫通させるコネ
クタ挿入孔を形成してここに挿入されたコネクタの外周
面と前記凹部の内周壁との間に前記コネクタの鍔にて塞
がれる環状空間が形成されるようになし、環状のシール
部材を嵌挿したコネクタを前記コネクタ挿入孔に前記係
止リブが前記機器の内部に位置するまで貫入して前記コ
ネクタを囲む環状空間内に前記シール部材が配置された
状態となして前記隔壁裏面と前記係止リブとの間にスト
ッパを介装することにより前記シール部材が前記環状空
間内に圧縮状態に収納されるようにしたところに特徴を
有する。
[作用] コネクタを機器の隔壁に取り付けるには、次のように
する。
まず、コネクタにシール部材を嵌挿し、これを機器の
隔壁のコネクタ挿入孔に挿入して係止リブが機器隔壁の
内側に位置するようにする。そして、その状態で隔壁裏
面と係止リブとの間にストッパを介挿すれば、コネクタ
がコネクタ挿入孔から抜け止め状態になると共に、コネ
クタの鍔がコネクタと凹部の内周壁との間に形成される
環状空間を塞ぐようになる。
ところで、シール部材が収納される環状空間は、機器
の隔壁に形成した凹部の内周壁との間に形成されるか
ら、コネクタを挿入する前にあっては、その環状空間の
内周側及び上面側が開放した形態となっている。このた
め、その環状空間内にシール部材を収納状態とするに
は、単にシール部材をコネクタに嵌挿した上で、そのコ
ネクタの下部をコネクタ挿入孔に挿入すればよく、その
作業は極めて簡単である。
[実施例] 以下、本考案の一実施例について図1及び図2を参照
して説明する。
燃料タンク15の隔壁4には、その外面から陥没して円
形の凹部5が形成され、その中央に矩形のコネクタ挿入
孔16が形成されている。上記凹部5は、後述するコネク
タ1の鍔18よりも径寸法が小さな円形をなす。
コネクタ1は電気絶縁性の合成樹脂製であって全体と
して直角に屈曲する角柱状をなし、下部には下向きの開
口部17′が形成されると共に上部には横向きの開口部17
が形成され、内部に雄端子2が両開口部17,17′間を貫
通して設けられている。なお、外側の開口部17内の最奥
にはゴムパッキン3が納められている。
コネクタ1のごぼ中央には環状の鍔18が形成され、そ
の下側に環状のシール部材7が嵌込まれている。そし
て、コネクタ1のうち鍔18の下側には、第1図に示すよ
うに背向する側面に1対の係止リブ13が突設され、これ
らが隔壁4の内面に沿うと共に鍔18に対し所定寸法の間
隙を隔てた形態となっている。
一方、隔壁4の裏側にはストッパ8が配置され、これ
が第2図に示すように、コネクタ挿入孔16に挿入された
コネクタ1の係止リブ13と隔壁4の凹部5の外底面との
間に挿入されるようになっている。このストッパ8はコ
字形板状をなし、開放側の両端部が爪19を備えたカギ状
になっている。
上記構成のコネクタ1を取り付ける際には、コネクタ
1の下半部にシール部材7を嵌挿した状態で、その上部
を手で握り、下部を隔壁4の上方からコネクタ挿入孔16
内に押し込む。すると、第2図に示すように、コネクタ
1の外周面と凹部5の内周壁との間にコネクタ1の鍔18
にて塞がれる環状空間Rが形成されると共に、その環状
空間R内にシール部材7が自ずと収納されることにな
る。そして、コネクタ1を軽く押さえ付けながら係止リ
ブ13を隔壁4の内部側に位置させ、凹部5の外底面と係
止リブ13との間に横からストッパ8を挿入する。する
と、ストッパ8の開放側の両端部が拡開するように弾性
変形しつつ挿入され、コネクタ1を挟み込むようになっ
て係止される。
これにて、凹部5内に位置するシール部材7が環状空
間R内で圧縮された状態でコネクタ1が抜け止め状態と
なる。従って、シール部材7の上下面が圧接してシール
が図られ、小型のシール部材7によっても十分なシール
が可能になる。
しかも、シール部材7を環状空間R内に配置するに
は、前述したようにコネクタ1にシール部材7を嵌挿
し、そのコネクタ1の下部をコネクタ挿入孔16に挿入す
ればよく、コネクタ1の鍔18に形成した収納溝にシール
部材を予め装着するような従来構造に比べてシール部材
7の取付作業が極めて容易である。
勿論、コネクタ1がねじを利用して隔壁4に取り付け
るのではなく、ストッパ8を利用して抜け止めを行う構
成としているから、締付ナットを締め付けるための工具
や専用治具が不要で、いわばワンタッチでコネクタ1を
隔壁4に取り付けることができ、コネクタ自体の取付作
業も簡単である。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案のコネクタの取付構造によ
れば、シール部材の装着作業やコネクタの取付作業が簡
単であるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案のコネクタの嵌合前の状態における斜視
図を示す 第2図:同上コネクタの嵌合状態における縦断面図を示
す [主な符号] 1……コネクタ、15……燃料タンク 2……雄端子、16……コネクタ挿入孔 3……ゴムパッキン、17,17′……開口部 4……隔壁、18……鍔 5……凹部、19……爪 7……シール部材 8……ストッパー 13……係止リブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油が収容される機器の隔壁に設けられてそ
    の内部と外部とに端子部を臨ませてなる中継コネクタを
    取り付ける構造において、 前記コネクタには外方へ突出する鍔と、該鍔との間に適
    宜間隔を有してコネクタの背向する側面から突出する係
    止リブとを設け、 前記隔壁にはその外面から陥没させた凹部を前記コネク
    タの鍔よりも小さな径寸法にて形成し、 その凹部の底には前記コネクタの一部を貫通させるコネ
    クタ挿入孔を形成してここに挿入されたコネクタの外周
    面と前記凹部の内周壁との間に前記コネクタの鍔にて塞
    がれる環状空間が形成されるようになし、 環状のシール部材を嵌挿したコネクタを前記コネクタ挿
    入孔に前記係止リブが前記機器の内部に位置するまで貫
    入して前記コネクタを囲む環状空間内に前記シール部材
    が配置された状態となして前記隔壁裏面と前記係止リブ
    との間にストッパを介装することにより前記シール部材
    が前記環状空間内に圧縮状態に収納されるようにしたこ
    とを特徴とする油入り機器のコネクタの取付構造。
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