JP5890985B2 - コネクタ及びこのコネクタに用いられる被覆部材 - Google Patents

コネクタ及びこのコネクタに用いられる被覆部材 Download PDF

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Description

本発明は、複数の端子が挿入される複数の端子挿入孔が形成されたハウジングを備えるコネクタ、及び、このコネクタに用いられる被覆部材に関する。
従来から、コネクタの内部への水分の侵入を防止するために、オスコネクタとメスコネクタとの嵌合連結部分にゴムパッキンが設けられた技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このコネクタでは、ゴムパッキンに加えて、コネクタのハウジングに形成された端子挿入孔に挿入される端子金具の外周に、シール部材(いわゆる、ゴム栓)が圧着されている。これにより、コネクタの内部(特に、端子金具)への水分の侵入をより確実に防止できる。
特開2011−3356号公報(第2〜第4頁、第1及び第2図)
しかしながら、上述した従来のコネクタでは、ゴムパッキン及びシール部材が設けられているため、コネクタの内部での端子の腐食等を抑制するには、非防水用のコネクタと比較してオーバースペックであり、コネクタの製造コストの増大を招いてしまう。特に、複数の端子金具毎にシール部材を圧着しなければならず、コネクタの製造コストの増大が顕著であった。
そこで、本発明は、製造コストを低減できるともに、内部への水分の侵入を防止できるコネクタ、及び、このコネクタに用いられる被覆部材の提供を目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、複数の端子(端子金具20)が挿入される複数の端子挿入孔(端子挿入孔11)が形成されたハウジング(ハウジング10)を備えるコネクタ(コネクタ1)であって、前記ハウジングの内部に配置されるとともに、複数の前記端子を被覆する被覆部材(スペーサ30)を備え、前記被覆部材は、前記ハウジングの内部に固定される本体部(本体部31A,31B)と、前記本体部に複数設けられ、スリット(スリットSa,Sb)によって複数の小片に分割されるスリット扉部(スリット扉部32A,32B)とを備え、前記スリット扉部は、前記端子挿入孔に挿通された前記端子が通過する際に前記端子が当接することによって弾性変形し、前記ハウジングに前記端子が装着された際に前記端子に接し、且つ、前記被覆部材は、前記端子の挿入方向の手前側に配置される手前側被覆部材(手前側スペーサ30A)と、前記手前側被覆部材よりも前記端子の挿入方向の先寄りに配置される奥側被覆部材(奥側スペーサ30B)とによって構成されることを要旨とする。
かかる特徴によれば、スリット扉部は、前記端子挿入孔に挿通された前記端子が通過する際に前記端子が当接することによって弾性変形し、前記ハウジングに前記端子が装着された際に前記端子に接する(密着する)。このため、従来のようなゴムパッキン及びシール部材を使用することなく、被覆部材によってコネクタの内部(特に、端子)への水分の侵入を防止できる。この結果、複数の端子毎にシール部材等を圧着させる必要がなくなるため、コネクタの内部での端子の腐蝕等を抑制する(いわゆる、防食)ためにオーバースペックとなり過ぎることない。加えて、従来のようなゴムパッキン及びシール部材を取り付ける作業がなくなるため、コネクタの製造コストを低減できる。
また、スリット扉部には、スリットによって複数の小片に分割される。これにより、スリット扉部が変形し易くなるため、スリット扉部に端子を通過させ易くなる。このため、端子挿入孔に端子を挿入し易くなり、ハウジングに端子を取り付ける作業が容易となる。さらに、被覆部材は、手前側被覆部材と、奥側被覆部材とによって構成される。これにより、端子挿入孔の開口側から侵入する水分を手前側被覆部材により防止できるとともに、当該水分が仮に手前側被覆部材を通過してしまった場合であっても、奥側被覆部材により防止できる。このため、コネクタの内部での端子の腐蝕等をより確実に抑制できる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記本体部は、樹脂材によって形成され、前記スリット扉部は、ゴム材によって形成されることを要旨とする。
かかる特徴によれば、本体部は、樹脂材によって形成され、スリット扉部は、ゴム材によって形成される。これにより、比較的安価な材料を用いることができるため、コネクタの製造コストをより低減できる。
本発明の第の特徴は、本発明の第1又はの特徴に係るコネクタに用いられる被覆部材であることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、製造コストを低減できるともに、内部への水分の侵入を防止できるコネクタ、及び、このコネクタに用いられる被覆部材を提供することができる。
図1は、本実施形態に係るコネクタ1の上方側から見た斜視図である。 図2は、本実施形態に係るコネクタ1の下方側から見た斜視図である。 図3は、本実施形態に係るコネクタ1の断面図である。 図4は、本実施形態に係るスペーサ30を示す斜視図である。 図5(a)及び図5(b)は、スリット扉部32Aの一部を示す拡大斜視図であり、図5(c)及び図5(d)は、スリット扉部32Bの一部を示す拡大斜視図である。 図6は、端子金具20がスリット扉部32Aに挿入された状態を示す断面図である。 図7は、スリット扉部32Aを通過した端子金具20がスリット扉部32Bに挿入された状態を示す断面図である。 図8は、端子金具20がコネクタ1の端子挿入孔11に完全に装着された状態を示す断面図である。
次に、本発明に係るコネクタの実施形態について、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1)コネクタの構成、(2)スペーサの構成、(3)スリット扉部の動き、(4)作用・効果、(5)その他の実施形態について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
(1)コネクタの構成
まず、本実施形態に係るコネクタ1の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るコネクタ1の上方側から見た斜視図である。図2は、本実施形態に係るコネクタ1の下方側から見た斜視図である。図3は、本実施形態に係るコネクタ1の断面図である。なお、本実施形態に係るコネクタ1は、メス型のコネクタであって、相手側のオス型のコネクタ(不図示)と嵌合するものである。
図1〜図3に示すように、コネクタ1は、合成樹脂からなるハウジング10と、電線21の端末に接続されてハウジング10に装着される複数の端子金具20と、ハウジング10に装着されて端子金具20への水分の侵入を防止する被覆部材としてのスペーサ30とを備えている。
ハウジング10には、端子金具20が挿入される端子挿入孔11が複数形成されている。端子挿入孔11は、ハウジング10の側面から端子金具20の挿入方向IDに貫通し、ハウジング10の側面視において略矩形状をなしている。この端子挿入孔11における端子金具20の挿入方向IDの奥側には、該奥側に向かって片持ち状に突出する突出して弾性変形するランス12が設けられている(図3参照)。ランス12には、端子挿入孔11に挿入された端子金具20がハウジング10内に装着されると、端子金具20が係止される。
また、ハウジング10には、スペーサ30が収容されるスペーサ収容室13が形成されている。スペーサ収容室13は、ランス12よりも端子金具20の挿入方向IDの手前側に設けられ、ハウジング10の下面に開口している。また、スペーサ収容室13は、端子金具20の挿入方向IDの手前側に配置される手前側収容部13Aと、手前側収容部13Aよりも端子金具20の挿入方向IDの先寄りに配置される奥側収容部13Bとを含む。
手前側収容部13Aにおける端子金具20の挿入方向IDの奥側には、スペーサ30の後述するスリット扉部32Aが変形可能な扉変形可能空間14aが設けられる。同様に、奥側収容部13Bおける端子金具20の挿入方向IDの奥側には、スペーサ30の後述するスリット扉部32Bが変形可能な扉変形可能空間14bが設けられる。
端子金具20は、電線21の端末に固定されている。この端子金具20は、電線21の端末にかしめられるカシメ部22と、カシメ部22よりも先端に位置するとともに相手側のオス型のコネクタにおける接続部(不図示)に圧着される角柱状の先端圧着部23が設けられている。先端圧着部23は、カシメ部22よりも大きく形成され、端子金具20がハウジング10に装着されると、端子挿入孔11の奥側でランス12と係止されるようになっている。
ここで、図3に示すように、スペーサ収容室13よりも端子金具20の挿入方向IDの奥側に位置する端子挿入孔11の奥行き寸法M11は、端子金具20の先端圧着部23における長手方向の寸法M22よりも大きく形成されている。
(2)スペーサの構成
次に、上述したスペーサ30の構成について、図4及び図5を参照しながら説明する。図4は、本実施形態に係るスペーサ30を示す斜視図である。図5(a)及び図5(b)は、スリット扉部32Aの一部を示す拡大斜視図であり、図5(c)及び図5(d)は、スリット扉部32Bの一部を示す拡大斜視図である。
図4に示すように、スペーサ30は、ハウジング10の内部に配置される(すなわち、スペーサ収容室13に収容される)とともに、複数の端子金具20を全て一括して被覆する。スペーサ30は、端子金具20の挿入方向IDの手前側に配置される手前側被覆部材としての手前側スペーサ30Aと、手前側スペーサ30Aよりも端子金具20の挿入方向IDの奥側に配置される奥側被覆部材としての奥側スペーサ30Bとによって構成される。
手前側スペーサ30Aは、ハウジング10に形成される手前側収容部13Aに収容される。一方で、奥側スペーサ30Bは、ハウジング10に形成される奥側収容部13Bに収容される。この手前側スペーサ30A及び奥側スペーサ30Bは、それぞれ板状をなしている。手前側スペーサ30A及び奥側スペーサ30Bは、手前側スペーサ30Aから奥側スペーサ30B側に向かって立ち上がる連結側面30Cを介して連結されている。
このような手前側スペーサ30A及び奥側スペーサ30Bは、ハウジング10の内部に固定される本体部31A,31Bと、本体部31A,31Bと一体に形成されるスリット扉部32A,32Bをそれぞれ備えている。
本体部31A,31Bは、樹脂材によって形成されている。一方で、スリット扉部32A,32Bは、ゴム材によって形成され、本体部31A,31Bに複数設けられている。具体的には、図4及び図5に示すように、スリット扉部32A,32Bは、略矩形状に形成されており、スリット扉部32A,32Bには、対角線上に沿ってスリットSa,Sbが形成されている。つまり、スリット扉部32A,32Bは、スリットSa,Sbによって複数の小片(実施形態では、三角状の4つの小片)に分割されている。
このスリット扉部32A,32Bは、端子挿入孔11に挿通された端子金具20が通過する際に、該端子金具20が当接することによって端子金具20の挿入方向IDに向かって弾性変形する。その後、スリット扉部32A,32Bは、ハウジング10に端子金具20が装着された際に、端子金具20に接する(密着する)。すなわち、スリット扉部32A,32Bは、逆止弁のようなものである。
また、スリット扉部32A,32Bは、ハウジング10に端子金具20が装着された際、端子金具20のカシメ部22及び先端圧着部23よりも端子金具20の挿入方向IDの手前側に設けられる。また、スリット扉部32A,32Bの配列及び個数は、端子挿入孔11の配列及び個数と同様である。すなわち、スリット扉部32A,32Bは、スペーサ30がスペーサ収容室13に収容された状態で、端子挿入孔11に対応するようになっている。
(3)スリット扉部の動き
次に、上述したスリット扉部32A,32Bの動きについて、図6〜図8を参照しながら説明する。図6は、端子金具20がスリット扉部32Aに挿入された状態を示す断面図である。図7は、スリット扉部32Aを通過した端子金具20がスリット扉部32Bに挿入された状態を示す断面図である。図8は、端子金具20がコネクタ1の端子挿入孔11に完全に装着された状態を示す断面図である。
図6に示すように、端子金具20は、コネクタ1の端子挿入孔11に挿入されると、手前側スペーサ30Aのスリット扉部32Aを通過する。このとき、スリット扉部32Aは、端子金具20の先端圧着部23が当接することによって端子金具20の挿入方向IDに向かって弾性変形する。言い換えると、スリット扉部32Aは、扉変形可能空間14a内でめくれる。
次いで、図7に示すように、手前側スペーサ30Aのスリット扉部32Aを通過した端子金具20は、奥側スペーサ30Bのスリット扉部32Bを通過する。このとき、スリット扉部32Bは、端子金具20の先端圧着部23が当接することによって端子金具20の挿入方向IDに向かって弾性変形する。言い換えると、スリット扉部32Bは、扉変形可能空間14b内でめくれる。この際、スリット扉部32Aは、端子金具20の先端圧着部23が通過することによって、復元力により端子金具20(カシメ部22)に密着する。
次いで、図8に示すように、奥側スペーサ30Bのスリット扉部32Bを通過した端子金具20は、端子挿入孔11の奥側に位置してランス12と係止される。このとき、スリット扉部32Bは、端子金具20の先端圧着部23が通過することによって、復元力により端子金具20(カシメ部22)に密着する。
(4)作用・効果
以上説明した本実施形態では、スリット扉部32A,32Bは、端子挿入孔11に挿通された端子金具20が通過する際に端子金具20が当接することによって端子金具20の挿入方向に向かって変形し、ハウジング10に端子金具20が装着された際に前記端子金具20に接する(密着する)。このため、従来のようなゴムパッキン及びシール部材を使用することなく、スペーサ30によってコネクタ1の内部(特に、端子金具20)への水分の侵入を防止できる。この結果、複数の端子金具20毎にシール部材等を圧着させる必要がなくなるため、コネクタ1の内部での端子金具20の腐蝕等を抑制する(いわゆる、防食)ためにオーバースペックとなり過ぎることない。加えて、従来のようなゴムパッキン及びシール部材を取り付ける作業がなくなるため、コネクタ1の製造コストを低減できる。
また、スリット扉部32A,32Bには、スリットSa,Sbによって複数の小片に分割される。これにより、スリット扉部32A,32Bが変形し易くなるため、スリット扉部32A,32Bに端子金具20を通過させ易くなる。このため、端子挿入孔11に端子金具20を挿入し易くなり、ハウジング10に端子金具20を取り付ける作業が容易となる。
本実施形態では、本体部31A,31Bは、樹脂材によって形成され、スリット扉部32A,32Bは、ゴム材によって形成される。これにより、比較的安価な材料を用いることができるため、コネクタ1の製造コストをより低減できる。
本実施形態では、スペーサ30は、手前側スペーサ30Aと、奥側スペーサ30Bとによって構成される。これにより、端子挿入孔11の開口側から侵入する水分を手前側スペーサ30Aにより防止できるとともに、当該水分が仮に手前側スペーサ30Aを通過してしまった場合であっても、奥側スペーサ30Bにより防止できる。このため、コネクタ1の内部での端子金具20の腐蝕等をより確実に抑制できる。
本実施形態では、スリット扉部32A,32Bは、ハウジング10に端子金具20が装着された際、端子金具20のカシメ部22及び先端圧着部23よりも端子金具20の挿入方向IDの手前側に設けられる。これにより、スリット扉部32A,32Bによって端子金具20の先端圧着部23への水分の侵入をより確実に防止できる。
本実施形態では、スリット扉部32A,32Bは、本体部31A,31Bと一体に形成される。これにより、本体部31A,31Bの成型加工時にスリット扉部32A,32Bを同時に形成でき、スリット扉部32A,32Bが本体部31A,31Bと別体に形成される場合と比較して、コネクタ1の製造コストを低減できるとともに、端子挿入孔11の開口側から侵入する水分をさらに確実に防止できる。
(5)その他の実施形態
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、本発明の実施形態は、次のように変更することができる。具体的には、コネクタ1は、メス型のコネクタであるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、オス型のコネクタであってもよい。
また、スペーサ30は、樹脂又はゴムによって形成されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、弾性変形が可能であればその他の材料で形成されていてもよい。
また、手前側スペーサ30A及び奥側スペーサ30Bは、端子金具20の挿入方向IDに対して直交するようにそれぞれ板状をなしているものとして説明したが、これに限定されるものではなく、その他の形状(例えば、手前側スペーサ30Aと奥側スペーサ30Bとが完全に一体化された箱状)に形成されていてもよい。また、手前側スペーサ30A及び奥側スペーサ30Bは、連結側面30Cを介して連結されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、それぞれ別体であってもよい。
また、スペーサ30は、手前側スペーサ30Aと奥側スペーサ30Bとによって構成されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、単に一つのスペーサであっても勿論よい。
また、スリット扉部32A,32Bは、略矩形状に形成されているものとして説明したが、これに限定されるものではなく、その他の形状(例えば、略円形状)であってもよい。同様に、スリット扉部32A,32Bは、スリットSa,Sbによって三角状の4つの領域に分割されているものとして説明したが、これに限定されるものではなく、その他の形状で複数の小片に分割されていればよい。
また、スリット扉部32A,32Bは、ハウジング10に端子金具20が装着された際、端子金具20のカシメ部22及び先端圧着部23よりも端子金具20の挿入方向IDの手前側に設けられるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、少なくとも先端圧着部23よりも端子金具20の挿入方向IDの手前側に設けられていればよい。
また、本体部31A,31Bは、樹脂材によって形成され、スリット扉部32A,32Bは、ゴム材によって形成されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、少なくともスリット扉部32A,32Bが弾性変形する材料によって形成されていればよい。
また、スリット扉部32A,32Bは、本体部31A,31Bと一体に形成されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、本体部31A,31Bと別体に形成されていてもよい。
また、端子挿入孔11の奥行き寸法M11は、端子金具20の先端圧着部23の寸法M22よりも大きく形成されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、スリット扉部32A,32Bが端子金具20のカシメ部22に密着すれば、寸法M22と同等に形成されていてもよい。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められる。
1…コネクタ
10…ハウジング
11…端子挿入孔
20…端子金具(端子)
30…スペーサ(被覆部材)
30A…前側スペーサ(手前側被覆部材)
30B…後側スペーサ(奥側被覆部材)
31A,31B…本体部
32A,32B…スリット扉部
Sa,Sb…スリット

Claims (4)

  1. 複数の端子が挿入される複数の端子挿入孔が形成されたハウジングを備えるコネクタであって、
    前記ハウジングの内部に配置されるとともに、複数の前記端子を被覆する被覆部材を備え、
    前記被覆部材は、
    前記ハウジングの内部に固定される本体部と、
    前記本体部に複数設けられ、スリットによって複数の小片に分割されるスリット扉部と
    を備え、
    前記スリット扉部は、前記端子挿入孔に挿通された前記端子が通過する際に前記端子が当接することによって弾性変形し、前記ハウジングに前記端子が装着された際に前記端子に接し、
    且つ、前記被覆部材は、
    前記端子の挿入方向の手前側に配置される手前側被覆部材と、
    前記手前側被覆部材よりも前記端子の挿入方向の奥側に配置される奥側被覆部材と
    によって構成されることを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタであって、
    前記本体部は、樹脂材によって形成され、
    前記スリット扉部は、ゴム材によって形成されることを特徴とするコネクタ。
  3. 複数の端子が挿入される複数の端子挿入孔が形成されたハウジングを備えるコネクタの前記ハウジングの内部に配置されるとともに、複数の前記端子を被覆する被覆部材であって、
    前記ハウジングの内部に固定される本体部と、
    前記本体部に複数設けられ、スリットによって複数の小片に分割されるスリット扉部と
    を備え、
    前記スリット扉部は、前記端子挿入孔に挿通された前記端子が通過する際に前記端子が当接することによって弾性変形し、前記ハウジングに前記端子が装着された際に前記端子に接し、
    且つ、前記端子の挿入方向の手前側に配置される手前側被覆部材と、
    前記手前側被覆部材よりも前記端子の挿入方向の奥側に配置される奥側被覆部材と
    によって構成されることを特徴とする被覆部材。
  4. 請求項3に記載の被覆部材であって、
    前記本体部は、樹脂材によって形成され、
    前記スリット扉部は、ゴム材によって形成されることを特徴とする被覆部材。
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