JP2020095891A - コネクタ - Google Patents

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歩 大平
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Abstract

【課題】止水性を向上したコネクタを提供する。【解決手段】コネクタ1は、ハウジング10と、止水部材20とを備える。ハウジング10は、第1間隔を空けて線状体5の先端部を取り囲むハウジング本体30、および、ハウジング本体30の基端に設けられており、第1間隔よりも狭い第2間隔を空けて線状体5の長手方向における一部を取り囲むリテーナ40を含む。止水部材20は、ハウジング本体30と線状体5との間に設けられた第1止水部21、および、リテーナ40と線状体5との間に設けられた第2止水部22を含む。【選択図】図2

Description

この発明は、線状体の先端に取り付けられるコネクタに関する。
特許文献1には、コネクタが記載されている。このコネクタは電線の先端に取り付けられており、電線収容部と、ゴム栓フォルダと、ゴム栓とを備える。電線収容部の基端側には、開口部が形成されている。電線の先端部が電線収容部の内部に収納され、電線は当該開口部を貫通して電線収容部の外部に引き出される。
ゴム栓は、電線収容部の基端側において、電線収容部の内周面と電線の外周面との間に設けられている。ゴム栓は電線収容部の内周面および電線の外周面の両方に密着する。これにより、電線収容部と電線との間を封止している。
ゴム栓フォルダは電線収容部の基端部に取り付けられており、ゴム栓が電線収容部から抜けることを防止する。
特開2017−69159号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術には、コネクタの止水性を向上するための工夫の余地がある。
そこで本願は、止水性を向上したコネクタを提供することを目的とする。
コネクタの第1の態様は、線状体に取り付けられるコネクタであって、第1間隔を空けて線状体の端部を取り囲むハウジング本体、および、前記ハウジング本体の基端に設けられており、前記第1間隔よりも狭い第2間隔を空けて前記線状体の長手方向における一部を取り囲むリテーナを含むハウジングと、前記ハウジング本体と前記線状体との間に設けられた第1止水部、および、前記リテーナと前記線状体との間に設けられた第2止水部を含む止水部材とを備える。
コネクタの第2の態様は、第1の態様にかかるコネクタであって、前記第1止水部の内周面には、前記線状体の外周面に密着する先端面を有する第1突起部が設けられており、前記第2止水部の内周面には、前記線状体の外周面に密着する先端面を有する第2突起部が設けられており、前記第2突起部の前記先端面の前記長手方向における幅は前記第1突起部の前記先端面よりも狭い。
コネクタの第3の態様は、第1の態様にかかるコネクタであって、前記第1止水部の内周面には、前記線状体の外周面に密着する先端面を有する第1突起部が設けられており、前記第2止水部の内周面には、前記線状体の外周面に密着する先端面を有する第2突起部が設けられており、前記第2突起部の高さは前記第1突起部よりも低い。
コネクタの第1の態様によれば、止水部材は、ハウジング本体と線状体との間の第1止水部のみならず、リテーナと線状体との間の第2止水部をも有している。したがって、止水性を向上することできる。
コネクタの第2の態様によれば、リテーナと線状体との間に設けられる第2止水部の第2突起部の幅が狭いので、コネクタの基端側から線状体を曲げやすい。つまり、線状体の配策の自由度を向上できる。一方で、ハウジング本体と線状体との間に設けられる第1止水部の第1突起部の幅は広いので、止水性を向上できる。
コネクタの第3の態様によれば、リテーナと線状体との間に設けられる第2止水部の第2突起部が低いので、第2止水部による線状体への押圧力が比較的に小さく、線状体は第2止水部の内部において比較的に変位しやすい。よって、コネクタの基端側から線状体を曲げやすい。したがって、線状体の配策の自由度を向上できる。一方で、ハウジング本体と線状体との間に設けられる第1止水部の第1突起部の押圧力は比較的に大きく、止水性を向上できる。
コネクタの外観の一例を概略的に示す斜視図である。 コネクタの根本部の構成の一例を概略的に示す断面図である。 止水部材の構成の一例を概略的に示す斜視図である。 止水部材の構成の一例を概略的に示す平面図である。 止水部材の構成の一例を概略的に示す断面図である。 止水部材の構成の他の一例を概略的に示す断面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具現化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。
図1は、コネクタ1の外観の一例を概略的に示す斜視図であり、図2は、コネクタ1の基端部(根本部)の構成の一例を概略的に示す断面図である。
<1.コネクタの概要>
図1に例示するように、コネクタ1は線状体5の先端に取り付けられる。線状体5は例えば電線である。コネクタ1は相手側コネクタ(不図示)に着脱可能に結合する。相手側コネクタは、所定の電気装置(不図示)、または、所定の相手側電線(不図示)の先端に取り付けられる。電気装置としては、DCDCコンバータを例示できる。コネクタ1および相手側コネクタが互いに結合することにより、線状体5が当該電気装置または当該相手側電線に電気的に接続される。
コネクタ1付きの線状体5は、例えば車両用のハーネスであってもよい。この場合、当該電気装置または当該相手側電線は車両に設けられ、コネクタ1付きの線状体5は車両において配策される。コネクタ1付きの線状体5は車両のボディの内部に設けられてもよく、あるいは、ボディの外部(例えば床下)に設けられてもよい。
コネクタ1は、ハウジング10と、止水部材20とを備えている(図2も参照)。ハウジング10は線状体5の先端部に取り付けられ、線状体5の先端部を収納する。ハウジング10はその基端側において、線状体5によって貫通される開口10aを有している(図1も参照)。ここでいう基端とは、コネクタ1を相手側コネクタに挿入する際の挿入方向とは反対側の端部をいう。なお以下では、ハウジング10の先端側を前方側とも呼び、基端側を後方側とも呼ぶ。
作業者はコネクタ1を前方側に移動させることにより、コネクタ1を相手側コネクタに結合させることができる。一方で、作業者は、結合状態のコネクタ1を後方側に移動させることにより、コネクタ1を相手側コネクタから取り外すことができる。
線状体5の先端部は開口10aを貫通してハウジング10の内部に収納される。開口10aは線状体5の断面よりも大きいので、開口10aを構成するハウジング10の内周面は、間隔を空けて線状体5の外周面を取り囲む。
ハウジング10の内部には、線状体5の先端に接続される端子(不図示)も収納される。線状体5は導体51と絶縁被覆52とを含んでいる。導体51は少なくとも一つの導線によって構成される。絶縁被覆52は導体51のうち先端部を除く領域を被覆する。導体51の先端部はハウジング10の内部において露出し、端子に電気的に接続される。なお、ハウジング10の内部には、適宜にノイズを低減するためのシールドが設けられてもよい。
図1および図2の例では、コネクタ1は複数(図では2つ)の線状体5の先端部に取り付けられている。ハウジング10の基端部には、複数の線状体5に対応して複数の開口10aが形成されている。線状体5は、対応する開口10aを貫通する。複数の開口10aは所定の配列方向に並んで配置されている。複数の線状体5も当該配列方向に並んでおり、互いに略平行に延在している。
止水部材20は例えばゴムなどの絶縁性の樹脂材料によって形成される。止水部材20は、ハウジング10の基端側において、ハウジング10の内周面と線状体5の絶縁被覆52の外周面との間に設けられている。止水部材20はハウジング10の内周面に全周にわたって密着し、線状体5の絶縁被覆52の外周面に全周にわたって密着している。これにより、止水部材20は開口10aから侵入する水を堰き止めることができる。よって、ハウジング10の内部において止水部材20に対して先端側に位置する各種部材(例えば導体51の先端部、端子およびシールドなど)を保護することができる。
<1−1.ハウジング>
図1および図2の例では、ハウジング10は、ハウジング本体30と、リテーナ40とを含んでいる。ここでは一例として、リテーナ40がハウジング本体30に取り付けられることにより、ハウジング10が構成される。
ハウジング本体30は、例えば絶縁性の樹脂で形成されており、間隔を空けて線状体5の先端部を取り囲んでいる。ハウジング本体30は例えば略筒状の形状を有しており、その開口軸が長手方向に沿うように設けられる。ここでは、ハウジング本体30は複数(図では2つ)の線状体5の一組を全体的に取り囲む。複数の線状体5は互いに略平行に配置されており、配列方向に沿って並んで配置されている。なお、ハウジング本体30の内部には、端子およびシールドも収納される。
リテーナ40はハウジング本体30の基端部に取り付けられる。リテーナ40は、後に詳述するように、止水部材20の一部と長手方向において対面しており、止水部材20がハウジング本体30から抜ける可能性を低減する。つまり、リテーナ40は止水部材20の抜け防止用の部材として機能する。
図1および図2の例では、リテーナ40は、筒状部41と、押さえ壁42と、基端部43とを備えている。筒状部41は略筒状の形状を有し、ハウジング本体30の基端部を外側から覆っている。よって、筒状部41の内周面はハウジング本体30の基端部の外周面と対面する。筒状部41には、ハウジング本体30に取り付けられる取付部が設けられてもよい。例えば図1を参照して、筒状部41には、当該取付部として係止部411が設けられており、ハウジング本体30の基端部には、係止部411と係止する係止部31が設けられている。係止部411および係止部31が互いに係止することにより、リテーナ40がハウジング本体30に取り付けられる。
基端部43は筒状部41に対して後方側に位置している。このリテーナ40の基端部43はハウジング10の基端部である。基端部43は例えば略板状形状を有している。基端部43には、複数(ここでは2つ)の開口10aが配列方向に沿って並んで形成されている。複数の開口10aは基端部43を長手方向に沿って貫通する。各開口10aには、線状体5が貫通配置される。開口10aは長手方向に沿って見て、略円形状を有しており、その径は線状体5の外径よりも大きい。よって、リテーナ40の基端部43は間隔を空けて線状体5を取り囲む。なお、リテーナ40の基端部43と線状体5との間の間隔(最小値)は、ハウジング本体30と線状体5との間の間隔(最小値)よりも狭い。
押さえ壁42は筒状部41と基端部43とを連結している。押さえ壁42は例えば環状の板状形状を有しており、その厚み方向が長手方向に沿うように設けられる。具体的には、押さえ壁42の外周縁は筒状部41の後方側の周縁に連結されており、押さえ壁42の内周縁は基端部43の前方側の周縁に連結されている。
押さえ壁42は、止水部材20の一部と長手方向において対面しており、止水部材20がハウジング本体30から抜ける可能性を低減する。
<1−2.止水部材>
図3は、止水部材20の構成の一例を概略的に示す斜視図である。図4は、止水部材20の構成の一例を示す平面図である。図5は、止水部材20の構成の一例を示す断面図であり、図4のA−A断面を示している。図3から図5は、組立前の止水部材20を示している。つまり、図3から図5はハウジング10の内部に収納される前の止水部材20を示している。
図2から図5に例示するように、止水部材20は、ハウジング10の基端側において、ハウジング10と線状体5との間に設けられており、これらの間を封止する。つまり、止水部材20には、線状体5によって貫通される開口20aが形成されている。この開口20aは長手方向において止水部材20を貫通する。ここでは複数の線状体5が設けられているので、これに対応して複数の開口20aが形成されている。
図2から図5に例示するように、止水部材20は、第1止水部21と、第2止水部22とを含んでいる。第1止水部21は、ハウジング本体30の基端側において、ハウジング本体30と線状体5との間に設けられている(特に図2参照)。第1止水部21はハウジング本体30の内周面に全周にわたって密着しており、また、線状体5の絶縁被覆52の外周面に全周にわたって密着している。
図2から図5の例では、第1止水部21の外周面には、複数の突起部211が突設されている。複数の突起部211は長手方向において並んで設けられている。各突起部211は第1止水部21の外周面の全周にわたって設けられる。この突起部211の先端面はハウジング本体30の内周面に全周にわたって密着する。第1止水部21は弾性を有しており、突起部211はハウジング本体30を外側に向けて押圧する。言い換えれば、第1止水部21の突起部211はハウジング本体30によって内側に押圧されて縮む。これにより、第1止水部21とハウジング本体30との密着性を向上できる。
図2から図5の例では、前方側の開口20aを形成する第1止水部21の内周面には、複数の突起部212が設けられている。複数の突起部212は長手方向において並んで設けられている。各突起部212は第1止水部21の内周面の全周にわたって設けられる。突起部212の先端面は線状体5の絶縁被覆52の外周面に全周にわたって密着する。第1止水部21は弾性を有しており、突起部212は線状体5を中心軸側に向けて押圧する。言い換えれば、第1止水部21の突起部212は線状体5によって外側に押圧されて縮む。これにより、第1止水部21と線状体5との密着性を向上できる。
図5の例では、突起部212の先端面は、平坦部212aを有している。この平坦部212aは、長手方向に沿って延在する略平面である。この平坦部212aが線状体5の絶縁被覆52の外周面に密着する。これによれば、第1止水部21と線状体5との密着面積を増大できるので、止水性を向上できる。
再び図2を参照して、第2止水部22はリテーナ40の基端部43と線状体5との間に設けられている。第2止水部22はリテーナ40の基端部43の内周面(つまり開口10aを形成する内周面)に全周にわたって密着する。また第2止水部22は線状体5の絶縁被覆52の外周面にも全周にわたって密着している。リテーナ40の基端部43と線状体5との間の空間は筒状の形状を有しているので、この空間に設けられる第2止水部22も略筒状の形状を有している。第2止水部22の内周面は開口20aを形成している、ともいえる。ここでは、複数の線状体5が設けられているので、これに対応して複数の第2止水部22が設けられる(図3も参照)。複数の第2止水部22は配列方向において並んで設けられている。
図2から図5の例では、第2止水部22の外周面には、複数の突起部221が設けられている。複数の突起部221は長手方向において並んで設けられている。各突起部221は第2止水部22の外周面の全周に設けられる。突起部221の先端面はリテーナ40の基端部43の内周面に全周にわたって密着する。第2止水部22は弾性を有しており、突起部221はリテーナ40の基端部43を外側に押圧する。言い換えれば、第2止水部22の突起部221はリテーナ40の基端部43によって内側に押圧されて縮む。これにより、第2止水部22とリテーナ40の基端部43との密着性を向上できる。
図2から図5の例では、後方側の開口20aを形成する第2止水部22の内周面には、複数の突起部222が設けられている。複数の突起部222は長手方向において並んで設けられている。各突起部222は第2止水部22の内周面の全周にわたって設けられる。突起部222の先端面は線状体5の絶縁被覆52の外周面に全周にわたって密着している。突起部222は線状体5をその中心軸側に押圧する。言い換えれば、第2止水部22の突起部222は線状体5によって外側に押圧されて縮む。これにより、第2止水部22と線状体5との密着性を向上できる。
突起部222の先端面は、平坦部222aを有している。この平坦部222aは、長手方向に沿って延在する略平面である。この平坦部222aが線状体5の絶縁被覆52の外周面に密着する。これによれば、第2止水部22と線状体5との密着面積を増大できるので、止水性を向上できる。
以上のように、コネクタ1においては、止水部材20は第1止水部21のみならず第2止水部22をも含んでいる。したがって、コネクタ1の止水性を向上することができる。
特に、コネクタ1付きの線状体5が車両のボディの外部に配策される場合には、車両に対する高圧洗浄において、高圧の水がコネクタ1の基端部に噴射され得る。このような高圧の水がコネクタ1の基端部に噴射されると、水が高圧でリテーナ40と線状体5との間の空間(開口10a)に進入し得る。しかしながら、本コネクタ1によれば、止水部材20が当該空間にも設けられている。よって、高圧の水がリテーナ40と線状体5との間に進入しても、その水を止水部材20によって堰き止めやすい。言い換えれば、水がコネクタ1の内部の先端に進入する可能性を低減できる。したがって、コネクタ1内の各種部品を水分から保護しやすい。
なお、第1止水部21と第2止水部22とは互いに別体であってもよいものの、図2から図5に例示するように、同じ材料で一体に形成されてもよい。これによれば、止水部材20の部品点数を低減できるので、部品管理を簡易にできる。
<2.突起部>
<2−1.突起部の幅>
図5の例では、第2止水部22の平坦部222aの長手方向における幅W2は第1止水部21の平坦部212aの幅W1よりも狭い。つまり、後方側の平坦部222aの幅W2が、前方側の平坦部212aの幅W1よりも狭い。これによれば、以下で説明するように、線状体5をコネクタ1の基端付近で曲げやすい。
すなわち、突起部222の平坦部222aの幅W2が広い場合には、突起部222は比較的に倒れにくく変形しにくいのに対して、幅W2が狭い場合には、突起部222は比較的に倒れやすく変形しやすい。このように、コネクタ1の基端に位置する突起部222が変形しやすければ、線状体5をコネクタ1の基端から曲げやすい。つまり、第2止水部22の内部においても線状体5を変位させることができるので、より前方側から線状体5を曲げることができるのである。これによれば、コネクタ1付き線状体5の配策の自由度を向上することができる。
一方で、線状体5のうち第1止水部21の内部に位置する部分を曲げる必要はほとんどない。そこで、より前方側に位置する第1止水部21の平坦部212aの幅W1を幅W2よりも広くしている。これにより、第1止水部21と線状体5との密着面積を増大することができる。つまり、線状体5の曲げやすさを犠牲にして、第1止水部21の止水性を向上しているのである。
<2−2.突起部の高さ>
図6は、止水部材20の構成の他の一例を示す断面図である。図6の例では、組立前の止水部材20が示されている。図6の例では、第2止水部22の突起部222の高さH2は第1止水部21の突起部212の高さH1よりも低い。つまり、第2止水部22の突起部222の内径(最小値)は、第1止水部21の突起部212の内径(最小値)よりも大きい。
なお、止水部材20が線状体5によって貫通された状態では、突起部212および突起部222の両方が線状体5の外周面に密着する。つまり、この状態では、突起部212および突起部222は線状体5によって圧縮される。よって、突起部212および突起部222の高さの差は小さくなり、互いに略等しくなり得る。言い換えれば、突起部212および突起部222の内径差も小さくなり、互いに略等しくなり得る。
第2止水部22の突起部222が低いので、線状体5から押圧されて生じる突起部222の縮小量は小さい。つまり、第2止水部22による線状体5への押圧力は比較的に小さい。よって、第2止水部22の内部において線状体5は比較的に変位しやすい。したがって、線状体5をコネクタ1の基端から曲げやすい。
一方で、第1止水部21の突起部212は高いので、線状体5から押圧されて生じる突起部212の縮小量は大きい。つまり、第1止水部21による線状体5への押圧力は大きい。よって、第1止水部21と線状体5との密着性は高い。つまり、線状体5を曲げる必要性が低い部分を囲む第1止水部21においては、線状体5の曲げやすさを犠牲にして、止水性を向上しているのである。
上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。例えば、ハウジング本体30とリテーナ40とは別体であるものの、これらが一体で形成されても構わない。
1 コネクタ
5 線状体
10 ハウジング
20 止水部
21 第1止水部
22 第2止水部
30 ハウジング本体
40 リテーナ
212 第1突起部(突起部)
222 第2突起部(突起部)

Claims (3)

  1. 線状体に取り付けられるコネクタであって、
    第1間隔を空けて線状体の端部を取り囲むハウジング本体、および、前記ハウジング本体の基端に設けられており、前記第1間隔よりも狭い第2間隔を空けて前記線状体の長手方向における一部を取り囲むリテーナを含むハウジングと、
    前記ハウジング本体と前記線状体との間に設けられた第1止水部、および、前記リテーナと前記線状体との間に設けられた第2止水部を含む止水部材と
    を備える、コネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタであって、
    前記第1止水部の内周面には、前記線状体の外周面に密着する先端面を有する第1突起部が設けられており、
    前記第2止水部の内周面には、前記線状体の外周面に密着する先端面を有する第2突起部が設けられており、
    前記第2突起部の前記先端面の前記長手方向における幅は前記第1突起部の前記先端面よりも狭い、コネクタ。
  3. 請求項1に記載のコネクタであって、
    前記第1止水部の内周面には、前記線状体の外周面に密着する先端面を有する第1突起部が設けられており、
    前記第2止水部の内周面には、前記線状体の外周面に密着する先端面を有する第2突起部が設けられており、
    前記第2突起部の高さは前記第1突起部よりも低い、コネクタ。
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