JP2021090305A - グロメット、及び、ワイヤハーネス - Google Patents

Abstract

【課題】型装着時の作業性を向上すること。【解決手段】グロメット１は、取付パネル１００に形成された貫通孔１０１に挿入されて止水する環状の止水部１１と、止水部１１の径方向内側に張り出して止水部１１の環状を閉鎖する閉鎖部１２と、止水部１１の軸線方向に交差する方向に延在し閉鎖部１２に貫通して設けられて配索材Ｗが挿通される筒部２０と、閉鎖部１２に対して止水部１１の中心軸線Ｃを中心としてアーチ状に設けられた取手部３０と、を備える。【選択図】図６

Description

本発明は、グロメット、及び、ワイヤハーネスに関する。

車両に搭載される従来のグロメットとして、例えば、特許文献１には、狭いスペース内部に配策するためのグロメットが開示されている。このグロメットは、パネルなどへの装着部と、装着部に連続して形成されワイヤハーネスを略Ｌ字状に方向規制する屈曲部と、屈曲部に連続して形成された導線部と、導線部の自由端部に形成されたワイヤーハーネス取り出し部と、を備える。

実開平２−１３６４２３号公報

ところで、上述の特許文献１に記載のようなグロメットでは、装着部をパネルの貫通孔に装着する際、装着部の周りを貫通孔に押し込んで行うため、作業性が悪かった。

本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、装着時の作業性を向上することのできるグロメット、及び、ワイヤハーネスを提供することを目的とする。

上記目的を達成するために、本発明に係るグロメットは、取付パネルに形成された貫通孔に挿入されて止水する環状の止水部と、前記止水部の径方向内側に張り出して前記止水部の環状を閉鎖する閉鎖部と、前記止水部の軸線方向に交差する方向に延在し前記閉鎖部に貫通して設けられて配索材が挿通される筒部と、前記閉鎖部に対して前記止水部の中心軸線を中心としてアーチ状に設けられた取手部と、を備える。

また、上記グロメットでは、前記取手部は、少なくとも前記止水部の軸線方向に弾性変形可能に設けられているものとすることができる。

また、上記グロメットでは、前記取手部は、前記閉鎖部に固定されるアーチ状の両端部が、前記止水部の外周縁から均等な距離に配置されているものとすることができる。

上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、導電性を有する配索材と、前記配索材に設けられるグロメットと、を有し、前記グロメットは、取付パネルに形成された貫通孔に挿入されて止水する環状の止水部と、前記止水部の径方向内側に張り出して前記止水部の環状を閉鎖する閉鎖部と、前記止水部の軸線方向に交差する方向に延在し前記閉鎖部に貫通して設けられて配索材が挿通される筒部と、前記閉鎖部に対して前記止水部の軸線を中心としてアーチ状に設けられた取手部と、を備える。

本発明に係るグロメット、及び、ワイヤハーネスは、取手部を引っ張ることで止水部を貫通孔に挿入する。この取手部は、閉鎖部に対して止水部の中心軸線を中心としてアーチ状に設けられているため、環状の止水部を貫通孔の開口縁に対して周方向で均等に挿入できる。この結果、グロメット１、ワイヤハーネスＷＨは、取付パネルへの装着時の作業性を向上できる。

図１は、実施形態に係るグロメットが適用されるワイヤハーネスの概略構成を表す斜視図である。 図２は、実施形態に係るグロメットが適用されるワイヤハーネスの概略構成を表す斜視図である。 図３は、実施形態に係るグロメットが適用されるワイヤハーネスの概略構成を表す平面図である。 図４は、図３におけるＡ−Ａ断面図である。 図５は、実施形態に係るグロメットが適用されるワイヤハーネスの取付パネルへの取り付けを表す断面図である。 図６は、実施形態に係るグロメットが適用されるワイヤハーネスの取付パネルへの取り付け状態を表す断面図である。 図７は、実施形態に係るグロメットが適用されるワイヤハーネスの使用状態を表す断面図である。

以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。

［実施形態］
図１から図４に示す本実施形態のグロメット１は、車両等に配索されるワイヤハーネスＷＨに組み込まれるものである。ここで、ワイヤハーネスＷＨは、例えば、車両に搭載される各機器間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の配索材Ｗを束にして集合部品とし、コネクタ等で複数の配索材Ｗを各機器に接続するようにしたものである。ワイヤハーネスＷＨは、導電性を有する配索材Ｗと、配索材Ｗに設けられ当該配索材Ｗが挿通されるグロメット１とを備える。ワイヤハーネスＷＨは、この他、さらに、コルゲートチューブ、樹脂テープ、プロテクタ等の外装部材、電気接続箱、固定具など種々の構成部品を含んで構成されてもよい。配索材Ｗは、例えば、金属棒、電線、電線束等によって構成される。金属棒は、導電性を有する棒状部材の外側を、絶縁性を有する被覆部によって覆ったものである。電線は、複数の導電性を有する金属素線からなる導体部（芯線）の外側を、絶縁性を有する被覆部によって覆ったものである。電線束は、当該電線を束ねたものである。ワイヤハーネスＷＨは、複数の配索材Ｗを束ねて集約すると共に、束ねられた配索材Ｗの端末に設けられたコネクタ等を介して各種機器が電気的に接続される。

そして、グロメット１は、図５から図７に示すように、取付対象である取付パネル１００に形成された貫通孔１０１を介して当該取付パネル１００を境界にして区画される２つの空間に渡って配索材Ｗを配索する際に当該貫通孔１０１に適用されるものである。取付パネル１００は、例えば、車両のボデー等を構成する金属板であり、貫通孔１０１は、当該取付パネル１００を板厚方向に沿って貫通する。取付パネル１００を境界にして区画される２つの空間とは、典型的には、車内空間（例えば、キャビン）と車外空間（例えば、エンジンコンパートメント）である。そして、グロメット１は、当該ワイヤハーネスＷＨの配索材Ｗが挿通され当該配索材Ｗの周囲に外装された状態で貫通孔１０１に組み付けられることで、貫通孔１０１を通る配索材Ｗを保護すると共に当該貫通孔１０１を止水（防水）するものである。グロメット１は、貫通孔１０１の防水の他、防塵、遮音等の機能も有する。

以下、各図を参照してグロメット１の構成について詳細に説明する。ここで、図６に示すように、グロメット１を取り付ける取付パネル１００の板厚方向であって、貫通孔１０１が貫通する方向を軸線方向という。貫通孔１０１の中心を通過する中心軸線Ｃは、取付パネル１００の板面に対して直交し、軸線方向に沿って延びる。従って、軸線方向は、中心軸線Ｃが延びる方向となる。なお、中心軸線Ｃに直交する方向を径方向といい、中心軸線Ｃから離れる側を径方向外側といい、中心軸線Ｃに近づく側を径方向内側という。そして、グロメット１を取付パネル１００の貫通孔１０１に取り付けた状態で、グロメット１における中心軸線は、貫通孔１０１の中心軸線Ｃ上に重なる。よって、グロメット１においても貫通孔１０１の中心軸線Ｃと同じ中心軸線Ｃを用いて説明する。

本実施形態のグロメット１は、図１から図４に示すように、内部に配索材Ｗが挿通され、図６に示すように、取付パネル１００の貫通孔１０１との間を止水可能なシール部材である。グロメット１は、本体１０、筒部２０、及び、取手部３０を含んで構成され、これらが一体となって弾性体として形成される。グロメット１は、例えば、ゴムや熱可塑性エラストマー等、剛性が低く高い可撓性を有する絶縁性の弾性樹脂材料（例えば、エチレン−プロピレン−ジエンゴム（ＥＰＤＭ）等）により形成される。

本体１０は、止水部１１と、閉鎖部１２と、を含み構成されている。止水部１１は、取付パネル１００の貫通孔１０１に挿入されて、貫通孔１０１との間を止水するシール部材である。止水部１１は、貫通孔１０１の環状に合わせて中心軸線Ｃを中心とする環状に形成される。本実施形態において、貫通孔１０１は、円形状に形成されており、止水部１１も円形状に形成される。なお、貫通孔１０１が楕円形状に形成されている場合は止水部１１も楕円形状に形成される。止水部１１は、その外周面に環状に連続する溝状の凹部１１Ａが形成されている。凹部１１Ａは、径方向外側に開口して設けられ、図６に示すように、取付パネル１００に取り付けられた状態において、取付パネル１００の一方の板面１００ａに当接する当接面１１Ａａを有する。また、凹部１１Ａは、取付パネル１００に取り付けられた状態において、貫通孔１０１の開口縁に溝底１１Ａｂが当接し嵌合する。また、凹部１１Ａは、当接面１１Ａａに対して溝底１１Ａｂを間に置いて軸線方向で対向して設けられた大径部１１Ａｃを有する。大径部１１Ａｃは、溝底１１Ａｂから径方向外側及び軸線方向に向かって斜めに径方向寸法が拡径し、貫通孔１０１の開口よりも径方向寸法が大きく径方向外側に張り出して形成される。また、凹部１１Ａは、図４に示すように、当接面１１Ａａの径方向外縁に突起１１Ａａａが形成されている。突起１１Ａａａは、中心軸線Ｃを中心とした環状に形成される。突起１１Ａａａは、取付パネル１００の板面１００ａと当接し弾性変形して潰れることでいわゆる止水リップ部として機能する。また、溝底１１Ａｂ及び大径部１１Ａｃは、当接面１１Ａａが取付パネル１００の一方の板面１００ａから離れる方向に移動することを阻止する保持部として機能する。このように構成された止水部１１は、本体１０において、最も径方向寸法が大きく形成されている。

閉鎖部１２は、止水部１１の径方向内側に張り出して止水部１１の環状を閉鎖する隔壁を構成する。閉鎖部１２は、止水部１１における凹部１１Ａの大径部１１Ａｃから径方向内側及び軸線方向において止水部１１から離れる側に向かって漸次外径が小さくなるように張り出した円錐部１２Ａと、円錐部１２Ａの窄んだ部分で軸線方向と直交して平板状に設けられた平坦部１２Ｂと、でドーム状に形成されている。これにより、閉鎖部１２は、止水部１１における凹部１１Ａの大径部１１Ａｃを有する部分から軸線方向を閉鎖する。

筒部２０は、本体１０と一体で筒状に形成され内部に配索材Ｗが挿通される部分である。筒部２０は、本体１０において閉鎖部１２の円錐部１２Ａを貫通して接続される。筒部２０は、円錐部１２Ａから軸線方向に対して交差するように、筒状の中心軸線Ｃ’が本体１０の中心軸線Ｃに対して交差して延びている。本実施形態では、筒部２０は、筒状の中心軸線Ｃ’が本体１０の中心軸線Ｃに対して直交して延びている。また、筒部２０は、円錐部１２Ａから延びた先端２０ａが、本体１０の外径であって最も径方向寸法の大きい止水部１１よりも径方向外側に位置する。また、筒部２０は、切込２０ｂが形成されていてもよい。切込２０ｂは、中心軸線Ｃ’に沿って先端２０ａから本体１０側に延びて筒部２０の途中まで形成される。切込２０ｂは、中心軸線Ｃ’を中心とした周方向に間隔を空けて複数位置する。切込２０ｂは、本実施形態では２本設けられている。筒部２０は、各切込２０ｂにより周方向で複数（本実施形態では２つ）に分割される。このように構成された筒部２０は、止水部１１の環状内に挿入された配索材Ｗが内部に挿入される。止水部１１と筒部２０とは、互いの中心軸線Ｃ，Ｃ’が交差しており、このため止水部１１及び筒部２０に挿入された配索材Ｗは、止水部１１から筒部２０に至る本体１０の内部で曲がる。このように、本実施形態のグロメット１は、挿通した配索材Ｗの延びる方向を変えることができるように構成されている。

取手部３０は、帯状に延在する両端部３０ａに対して帯状の中央部が凸曲形状のアーチ状に形成され各端部３０ａが本体１０の閉鎖部１２に設けられている。本実施形態では、取手部３０は、閉鎖部１２において円錐部１２Ａと平坦部１２Ｂとの境目に各端部３０ａが接続される。取手部３０は、閉鎖部１２から止水部１１とは軸線方向における逆方向に凸曲形状に配置される。取手部３０は、止水部１１の中心軸線Ｃを中心として設けられている。即ち、取手部３０は、図４に示すように、軸線方向に凸曲した頂部が中心軸線Ｃに位置している。取手部３０は、図３に示すように、中心軸線Ｃを点で視た方向において、閉鎖部１２に接続した各端部３０ａが中心軸線Ｃから均等な距離ｄ１にて配置されている。また、取手部３０は、図３に示すように、止水部１１の外周縁から均等な距離ｄ２にて配置されている。この距離ｄ１，ｄ２は、中心軸線Ｃを中心とした止水部１１の外周縁の差し渡し方向での距離であり、本実施形態では、取手部３０の各端部３０ａにおける帯状の幅の端を基点とした距離としている。取手部３０は、上述したように弾性体として形成され、あらゆる方向に弾性変形が可能である。

上記のように構成されるグロメット１は、図５に示すように、本体１０（止水部１１、閉鎖部１２）、及び、筒部２０の内部空間部が挿通空間部４０として機能する。挿通空間部４０は、配索材Ｗが挿通される空間部である。配索材Ｗは、本体１０においては中心軸線Ｃに沿って軸線方向に挿通され、この本体１０内で曲がって筒部２０においては中心軸線Ｃ’に沿って挿通される。グロメット１は、挿通空間部４０に配索材Ｗを挿通するようにして当該配索材Ｗに装着された後、配索材Ｗの末端と共に貫通孔１０１に挿通される。

具体的に、グロメット１は、図５に示すように、取付パネル１００の貫通孔１０１に対し、配索材Ｗの末端と共に筒部２０が挿通され、続けて取手部３０が挿通される。この状態で、取手部３０を中心軸線Ｃに沿って軸線方向に引っ張る。すると、グロメット１は、閉鎖部１２の円錐部１２Ａが貫通孔１０１の開口縁に沿いながら、貫通孔１０１に向けて止水部１１が移動する。さらに、グロメット１は、図６に示すように、止水部１１における凹部１１Ａの大径部１１Ａｃが貫通孔１０１の開口縁を超え、当該開口縁に対して溝底１１Ａｂが嵌合する。これにより、グロメット１は、当接面１１Ａａの突起１１Ａａａが弾性変形して潰れつつ、貫通孔１０１の周囲となる取付パネル１００の板面１００ａと密着し、当該板面１００ａに対して当接面１１Ａａが押し付けられる。この結果、グロメット１は、貫通孔１０１の全周縁をシールすることができ、止水機能を確実に得ることができる。そして、グロメット１は、挿通された配索材Ｗと筒部２０とに渡って巻きテープ等が巻き回されることで筒部２０の開口が止水される。

ここで、本実施形態のグロメット１、ワイヤハーネスＷＨは、図７に示すように、取付パネル１００の貫通孔１０１に挿通され本体１０の止水部１１が嵌合した止水状態において、本体１０の閉鎖部１２側に構造物２００が存在し、この構造物２００と取付パネル１００との間に狭隘な領域Ｓが形成される。本実施形態のグロメット１、ワイヤハーネスＷＨは、この領域Ｓに配索材Ｗを配索するため、止水部１１側から挿通された配索材Ｗを本体１０の内部で曲げて筒部２０から領域Ｓの内部に至るようにしている。このことから、本実施形態のグロメット１、ワイヤハーネスＷＨは、筒部２０の中心軸線Ｃ’が止水部１１の中心軸線Ｃに対して交差するように設けられている。

上述したように、本実施形態のグロメット１、ワイヤハーネスＷＨは、グロメット１が、取付パネル１００に形成された貫通孔１０１に挿入されて止水する環状の止水部１１と、止水部１１の径方向内側に張り出して止水部１１の環状を閉鎖する閉鎖部１２と、止水部１１の軸線方向に交差する方向に延在し閉鎖部１２に貫通して設けられて配索材Ｗが挿通される筒部２０と、閉鎖部１２に対して止水部１１の中心軸線Ｃを中心としてアーチ状に設けられた取手部３０と、を備える。

従って、グロメット１、ワイヤハーネスＷＨは、取手部３０を引っ張ることで本体１０の止水部１１を貫通孔１０１に挿入する。この取手部３０は、閉鎖部１２に対して止水部１１の中心軸線Ｃを中心としてアーチ状に設けられているため、環状の止水部１１を貫通孔１０１の開口縁に対して周方向で均等に挿入できる。この結果、グロメット１、ワイヤハーネスＷＨは、取付パネル１００への装着時の作業性を向上することができる。

ここで、一般的なグロメット、ワイヤハーネスは、筒部が止水部の中心軸線に沿って軸線方向に延びて設けられているため、この筒部を引っ張ることで取付パネル１００への装着を行える。しかし、本実施形態のグロメット１、ワイヤハーネスＷＨのように、筒部２０が、止水部１１の軸線方向に交差する方向に延在している構成では、筒部２０を引っ張ることができず、止水部１１を周方向で部分的に押し込むように挿入することとなり、作業性が悪い。この点、本実施形態のグロメット１、ワイヤハーネスＷＨによれば、上記の如く取手部３０を設けたことで、取付パネル１００への装着時の作業性を向上できる。

また、本実施形態のグロメット１、ワイヤハーネスＷＨでは、取手部３０は、少なくとも止水部１１の軸線方向に弾性変形可能に設けられている。

本実施形態のグロメット１、ワイヤハーネスＷＨのように、取付パネル１００と構造物２００との狭隘な領域Ｓに配索材Ｗを配索するにあたり、図７に示すように、取手部３０が構造物２００に当接すると異音が生じるおそれがある。従って、本実施形態のグロメット１、ワイヤハーネスＷＨでは、取手部３０を、少なくとも止水部１１の軸線方向に弾性変形可能に設けることで、取手部３０が構造物２００に当接しても、その弾性変形により振動するような隙間をなくし、異音の発生を防止できる。なお、取手部３０は、あらゆる方向に弾性変形可能に設けられていれば、あらゆる方向にある構造物２００との当接による弾性変形により振動するような隙間をなくし、異音の発生を防止できる。

また、本実施形態のグロメット１、ワイヤハーネスＷＨでは、取手部３０は、閉鎖部１２に固定されるアーチ状の両端部３０ａが、止水部１１の外周縁から均等な距離ｄ２に配置されている。

従って、本実施形態のグロメット１、ワイヤハーネスＷＨは、取手部３０の両端部３０ａが、止水部１１の外周縁から均等な距離ｄ２に配置されているため、止水部１１を貫通孔１０１の開口縁に対して周方向でより均等に挿入する引っ張り力を付与できる。この結果、グロメット１、ワイヤハーネスＷＨは、取付パネル１００への装着時の作業性をさらに向上できる。

なお、上述した本発明の実施形態に係るグロメット１、及び、ワイヤハーネスＷＨは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。また、本実施形態に係るグロメット１、及び、ワイヤハーネスＷＨは、以上で説明した実施形態、変形例の構成要素を適宜組み合わせることで構成してもよい。

１ グロメット
１１ 止水部
１２ 閉鎖部
２０ 筒部
３０ 取手部
１００ 取付パネル
１０１ 貫通孔
Ｃ 中心軸線
ｄ２ 距離
Ｗ 配索材
ＷＨ ワイヤハーネス

Claims (4)

1. 取付パネルに形成された貫通孔に挿入されて止水する環状の止水部と、
   前記止水部の径方向内側に張り出して前記止水部の環状を閉鎖する閉鎖部と、
   前記止水部の軸線方向に交差する方向に延在し前記閉鎖部に貫通して設けられて配索材が挿通される筒部と、
   前記閉鎖部に対して前記止水部の中心軸線を中心としてアーチ状に設けられた取手部と、
   を備える、グロメット。
2. 前記取手部は、少なくとも前記止水部の軸線方向に弾性変形可能に設けられている、
   請求項１に記載のグロメット。
3. 前記取手部は、前記閉鎖部に固定されるアーチ状の両端部が、前記止水部の外周縁から均等な距離に配置されている、
   請求項１または２に記載のグロメット。
4. 導電性を有する配索材と、
   前記配索材に設けられるグロメットと、
   を有し、
   前記グロメットは、
   取付パネルに形成された貫通孔に挿入されて止水する環状の止水部と、
   前記止水部の径方向内側に張り出して前記止水部の環状を閉鎖する閉鎖部と、
   前記止水部の軸線方向に交差する方向に延在し前記閉鎖部に貫通して設けられて配索材が挿通される筒部と、
   前記閉鎖部に対して前記止水部の軸線を中心としてアーチ状に設けられた取手部と、
   を備える、
   ワイヤハーネス。

Images