JP2009146768A - 電線ホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】電線の被覆に損傷を与えることなく、電線の周方向の変位を規制することが可能な電線ホルダを提供する。
【解決手段】電線15の端末に接続された端子11を収容可能なハウジング10に取り付けられ、前記端子11を前記ハウジング10に収容したときにこのハウジング10から引き出される電線15を保持する電線ホルダJ1であって、前記ハウジング10に係合可能な係合部39と、前記電線15に外嵌可能な電線外嵌部31とを備え、前記電線外嵌部31には前記電線15に弾接する弾接部36が設けられ、この弾接部36と前記電線15との接触により生じる摩擦力によって前記電線15の周方向の変位を規制する。
【選択図】図10

Description

本発明は、電線を保持する電線ホルダに関する。
従来より、電線の端末に接続した端子をコネクタのハウジングに収容し、このコネクタを相手側コネクタに嵌合することで電気的な接続を図ることがなされている。ここで電線が、例えば動力回路に用いられる電線のように、太くて曲げ剛性が大きいものである場合、コネクタを嵌合した状態で電線にねじり荷重が作用すると、電線が局部的にねじられるのではなく全体にわたってねじれようとする。このため、電線の端末に接続された端子が相手側の端子に対して傾き、接触不良になることが懸念される。そこで、ねじり荷重に起因して電線が周方向に変位することを防ぐためのものとして、例えば特許文献1に記載の電線ホルダが知られている。
この電線ホルダは、電線を挟み込んだ状態でハウジングに組み付けられるものであり、電線ホルダのうち電線を囲う部分には、電線の被覆に食い込む突起部が形成されている。この突起部は先端が尖った形状をなしており、突起部を電線の被覆に食い込ませることにより周方向の変位を規制している。
特開2007−287464公報
しかしながら、上記のように突起部を電線の被覆に食い込ませる構造の電線ホルダでは、例えば長期間にわたってコネクタを使用した場合に、電線の被覆に亀裂が生じることが懸念される。電線の被覆に亀裂が生じると、例えば防水コネクタにおいてはその亀裂から水が浸入して防水性の低下を招くおそれがあり、対策が望まれていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線の被覆に損傷を与えることなく、電線の周方向の変位を規制することが可能な電線ホルダを提供することを目的とする。
本発明は、電線の端末に接続された端子を収容可能なハウジングに取り付けられてこのハウジングから引き出される電線を保持する電線ホルダであって、前記ハウジングに係合可能な係合部と、前記電線に外嵌可能な電線外嵌部とを備え、前記電線外嵌部には前記電線に弾接する弾接部が設けられ、この弾接部と前記電線との接触により生じる摩擦力によって前記電線の周方向の変位を規制することに特徴を有する。これにより、電線の被覆に損傷を与えることなく、電線の周方向の変位を規制することができる。
前記弾接部は、前記電線外嵌部の内側に設けられて内外方向に弾性撓み可能とされた弾性押圧片であるものとしてもよい。このような構成によれば、弾性押圧片は、その弾性復元力によって電線に接触した状態になる。これにより、電線と弾性押圧片との間に摩擦力が生じ、もって電線の周方向の変位を規制することができる。
前記弾性押圧片のうち前記電線に接触する部分は、前記電線の外形に沿う略弧状をなすものとしてもよい。これにより、弾性押圧片は電線の外形に沿って接触するから、点接触する場合に比べて広範囲にわたって摩擦が生じ、確実に電線の周方向の変位を規制することができる。
前記電線外嵌部は前記電線の周囲に配される環状をなすとともにその周方向の一部分が開放された形状をなし、この開放部分を開閉方向に弾性変形させることにより前記電線に外嵌するものとされ、前記電線外嵌部のうち前記開放部分側には組付部品が組み付けられ、前記開放部分の両端部には、前記組付部品が組み付けられる側に突出する突出部がそれぞれ設けられるとともに、前記組付部品には、前記一対の突出部の外側に配されてこの突出部の開き方向への変位を規制する変位規制部が備えられてものとしてもよい。このような構成によれば、組付部品によって電線外嵌部が開き方向に弾性変形することが規制され、弾性押圧片と電線との間の摩擦力が低減することを防止することができる。
前記弾性押圧片は、前記電線外嵌部のうち少なくとも前記開放部分との対向部分に設けられ、前記組付部材には、前記電線外嵌部に嵌合された前記電線のうち前記開放部分に臨んで配される部分に弾接する組付側押圧片が備えられているものとしてもよい。これにより、電線は弾性押圧片と組付側押圧片とに弾性的に挟持された状態になるから、電線の周方向の変位を確実に規制することができる。
前記電線外嵌部および前記組付部品はともに合成樹脂製であり、前記組付部品は前記電線外嵌部よりも硬い樹脂により形成されているものとしてもよい。
また、前記電線外嵌部は、前記電線を屈曲させた状態に保持可能な形状をなし、前記弾接部は、前記電線外嵌部のうち前記屈曲された電線の復元方向側に配される弾接壁であるものとしてもよい。これにより、電線は、その弾性復元力によって弾接壁に接触した状態になり、電線と弾接壁との間に摩擦力が生じて電線の周方向の変位を規制することができる。
前記電線外嵌部は、合体すると前記電線に外嵌可能な筒状をなす一対のガイド溝により構成され、前記ガイド溝がそれぞれ形成された一対の部品には、この一対の部品を離間不能に保持する保持部材が備えられているものとしてもよい。これにより、一対の部品が離間して弾接壁と電線との間の摩擦力が低減することを防止することができる。
前記係合部は、前記ハウジングのうち前記端子を挿入する端子挿抜口に嵌まって前記電線に嵌着されたゴム栓を前記端子挿抜口内に保持可能とされているものとしてもよい。これにより、電線ホルダの係合部がゴム栓ホルダとして機能するから、これらのホルダが別部品である場合に比べて部品点数を少なくすることができ、またホルダをハウジングに取り付ける作業を一度で済ませることができる。
本発明によれば、電線の被覆に損傷を与えることなく、電線の周方向の変位を規制することが可能な電線ホルダを提供することができる。
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態1を図1〜図10によって説明する。
本実施形態の電線ホルダJ1は、図示しない機器(例えば、ハイブリッド車等に搭載されたモータやインバータ等)に電力を供給する機器用のコネクタC1に取り付けられ、このコネクタC1のハウジング10から引き出される電線15を保持するものである。コネクタC1は、シールド機能を有するケースの取付孔Hに取り付けられた相手側コネクタC2と嵌合可能とされている。
以下、各構成部材において、図1における右側(相手側コネクタC2との嵌合面側)を前方とし、また、上側を上方、下側を下方として説明する。
コネクタC1のハウジング10は合成樹脂製であって、ハウジング10内には、端子11を収容可能なキャビティ12が3つ幅方向に一定ピッチで並列されている。各キャビティ12内には、後方から端子11を挿抜可能とされており、端子11が正規の深さ位置に挿入されるとランス13により抜け止されるようになっている。また、各キャビティ12の後端部は、キャビティ12の前側の部分よりも一回り大きい略円形断面をなす端子挿抜口14とされている。
端子11は、電線15の端末部に露出された芯線15Aに、圧着により接続されている。また、電線15の絶縁被覆15Bの端部には、円筒形をなすゴム栓16が液密状に嵌着されている。そして、端子11がキャビティ12内の正規深さに挿入されると、ゴム栓16が端子挿抜口14に密着してキャビティ12内への水の浸入が防止されるようになっている。
端子挿抜口14には、後述するゴム栓ホルダ20の抜止め突起26が係止可能な抜止め孔17が設けられている。抜止め孔17は各端子挿抜口14の上下に設けられ、端子挿抜口14を構成する周壁を上下方向に貫通している。なお、抜止め孔17は、端子挿抜口14の前後方向中央位置よりも若干後側の位置(ゴム栓16が密着する部分より後側の位置)に配されている。
ハウジング10の端子挿抜口14には、ゴム栓ホルダ20が取り付けられている。ゴム栓ホルダ20は、端子挿抜口14に嵌着されたゴム栓16の後方への離脱を規制するものである。ゴム栓ホルダ20は、図2に示すように、上下対称をなす一対の半割体21の左端同士をヒンジ22により連結してなるものである。両半割体21には、合体するとリング状をなす半円部23が、結合部24を介して3つずつ横並びに設けられている。一対の半割体21の合体状態においては、半円部23は電線15に外嵌するとともに端子挿抜口14に内嵌する環状嵌合部25を構成し、電線15は各環状嵌合部25を貫通してハウジング10から後方へ導出される。
環状嵌合部25の上側および下側には、抜止め突起26が設けられている(図1参照)。抜止め突起26は、環状嵌合部25から上方および下方にそれぞれ突出する形状をなし、ハウジング10の抜止め孔17に係止する。これにより、ゴム栓ホルダ20はハウジング10から離脱しないように保持される。
ゴム栓ホルダ20がハウジング10の端子挿抜口14に組み付けられた状態では、ゴム栓ホルダ20の結合部24の上下に、後述する電線ホルダJ1の係合突部39が嵌合可能な係合凹部18が形成される(図2参照)。この係合凹部18は、ゴム栓ホルダ20の結合部24と、端子挿抜口14を構成する周壁14Aと、隣り合う周壁14A間を連結する連結リブ19とによって囲まれてなる凹部である。
電線ホルダJ1は、各電線15毎に外嵌可能な3つの電線外嵌部31を有する合成樹脂製の本体部品32を備えている(図4参照)。電線外嵌部31は、電線15の周囲に配される環状をなすとともにその周方向の一部分が開放された形状をなし、その開放部分の両端部には、下方へ垂下する一対の突出片33(本発明の突出部に該当する)が一体に形成されている。一対の突出片33は、対向方向(開放部分の開閉方向)に弾性変位可能とされ、電線15は、一対の突出片33の間を通って電線外嵌部31内に嵌合される。
一対の突出片33の下端寄りの位置には、後述する組付部品41と係合して組付部品41と本体部品32とを組み付け状態にロックするロック突部34が設けられている。ロック突部34は、突出片33から外側(一対の突出片33の対向方向とは反対側)へ突出している。ロック突部34の前後方向の幅寸法は、図5に示すように、突出片33の同幅寸法よりも若干小さい寸法とされ、ロック突部34は突出片33の前後方向中央部に配されている。
突出片33の下端からロック突部34の略下半部分にわたる部分の外側の面(一対の突出片33が対向する側とは反対側の面)は、上方へ向かって少しずつ外側へ張り出す傾斜の誘導面35とされている。また、ロック突部34の上面は、突出片33の垂下方向に対して略垂直をなすロック面34Aとされている。
電線外嵌部31は電線15の外形よりも一回り大きい形状とされ、この電線外嵌部31の内側には第1弾性押圧片36(本発明の弾性押圧片に該当する)が備えられている。第1弾性押圧片36は、電線外嵌部31のうちの上側の縁部(開放部分との対向部分)と、この上側の縁部を間に挟む両側の縁部との3箇所に設けられている。
各第1弾性押圧片36は、電線外嵌部31の周方向に延びる第1電線接触部36Aと、第1電線接触部36Aの延び方向の両端から電線外嵌部31側に延びてその内周面に連結される一対の第1脚部36Bとを備えてなる両持ち状をなし、内外方向に弾性撓み可能とされている。一対の第1脚部36Bは、第1電線接触部36Aの両端から互いに離れる方向に斜めに延びており、各第1弾性接触片は全体として略台形状をなしている。なお、第1弾性押圧片36の厚さ寸法は、電線外嵌部31の厚さ寸法(内外方向の幅寸法)よりも薄い(約3分の1)ものとされている。
第1電線接触部36Aは、電線外嵌部31に内嵌した電線15に接触する部分であり(図3参照)、電線外嵌部31の内周面と略平行をなす弧状、言い換えると電線15の外形に沿う略弧状をなしている。また、第1弾性押圧片36(すなわち第1電線接触部36A)の前後方向の幅寸法は、電線外嵌部31の同幅寸法よりもわずかに小さい寸法とされ、第1電線接触部36Aを内側から見ると、前後方向に若干長い略長方形状をなしている。第1弾性押圧片36が自然状態にあるとき(電線外嵌部31に電線15が嵌合されていないとき)には、3つの第1電線接触部36Aの内側の間隔は、電線15の外形よりも小さいものとされている。
3つの電線外嵌部31は、連結板37により一体に連結され、所定の間隔(ハウジング10の端子挿抜口14の間隔とほぼ同間隔)を空けて並列されている。連結板37は、隣り合う電線外嵌部31の上端同士を連結する連結天井板37Aと、隣り合う電線外嵌部31の側縁同士を連結するとともに連結天井板37Aから下方へ垂下する形態をなす連結縦板37Bとからなるものである。
連結天井板37Aと連結縦板37Bとはともにその厚さ寸法が電線外嵌部31の厚さ寸法と同等の板状をなし、連結縦板37Bが連結天井板37Aの板面に対して略垂直に垂下する形態をなしている。連結天井板37Aの前後方向の幅寸法は、電線外嵌部31の前後方向の幅寸法と等しく、連結縦板37Bは、連結天井板37Aおよび電線外嵌部31の前後方向中央位置に連結されている。連結縦板37Bの幅方向両端部は下方へ突出し、電線外嵌部31の側縁部の上下方向のほぼ中央位置までの部分にわたって連結されている。
連結天井板37Aの上面には、電線外嵌部31の並列方向に延びる補強リブ38が設けられている。補強リブ38は、連結天井板37Aの前後方向中央位置を幅方向に連続して延びる形状をなし、その両端部は、両端に配された電線外嵌部31の外側縁部に沿ってその上下方向中央位置まで延びており、言い換えると、補強リブ38の両端と連結縦板37Bの両端とはほぼ等しい高さ位置に配されている。すなわち、電線外嵌部31は、補強リブ38と連結縦板37Bとにより、略上半部分の補強がなされている。
各連結縦板37B(隣り合う電線外嵌部31の間)には、ハウジング10の係合凹部18に嵌合する係合突部39(本発明の係合部に該当する)が設けられている。係合突部39は、連結縦板37Bの幅方向中央位置から前方へ突出する形態をなし、前方から見ると横方向に長い略長方形状をなしている。係合突部39は、電線外嵌部31よりも前方まで突出しており、その突出端の周縁は面取りされて係合凹部18に差し込みやすくされている(図5参照)。
電線ホルダJ1は、本体部品32の下側(電線外嵌部31の開放側)に組み付けられる組付部品41を備えている。組付部品41は、本体部品32よりも硬い合成樹脂により形成されている。組付部品41には、本体部品32の一対の突出片33の開き方向への変位を規制する変位規制部42が備えられている。変位規制部42は、組付部品41が本体部品32に組み付けられると一対の突出片33の外側に配されるものであり、詳しくは、隣り合う電線外嵌部31の間に配される一対の中間板部42Aと、両端の電線外嵌部31の両外側に配される一対の端板部42Bとにより構成されている(図10参照)。中間板部42Aおよび端板部42Bは前後方向の幅寸法が電線外嵌部31の前後方向の幅寸法と等しい略板状をなし、その板厚寸法は電線外嵌部31の厚さ寸法よりもわずかに大きくされている。中間板部42Aおよび端板部42Bの上面には、上方へ立ち上がる複数の立上板43が設けられ、組付部品41に比較的大きな力が作用しても中間板部42Aおよび端板部42Bの形状が保持されるようになっている。
一対の中間板部42Aの間と、中間板部42Aと端板部42Bとの間の部分は、一対の突出片33を差し込み可能な開口部44とされている(図8参照)。開口部44を上方から見ると幅方向に長い略長方形状をなし、その長手方向の寸法は、自然状態の一対の突出片33の両外側の面同士の間隔よりも若干小さい寸法とされている。この開口部44の周縁部のうち長手方向の両端縁部(すなわち中間板部42Aおよび端板部42Bの端縁部)には、その上縁に沿って面取りがなされ(図9参照)、突出片33の誘導面35が引っ掛かりにくくされている。
また、各開口部44の前後には、中間板部42Aと端板部42Bとの間を連結する対向壁45が一対ずつ設けられている。対向壁45は、各開口部44の長手方向の両端縁部を連結するとともに下方へ垂下する形態をなしている。各対向壁45は下端へ向かって幅寸法が少しずつ小さくなる形状をなし、その両側の傾斜は突出片33の上端からロック突部34にかけて形成された誘導面35とほぼ等しい勾配をなしている。これにより、組付部品41が本体部品32に組み付けられると、突出片33の上端からロック突部34にかけての部分が対向壁45により前後を覆われた状態になり、もって異物が突出片33に当たって不用意に両部品32,41の係合が外れることを防止することができる(図10参照)。
一対の対向壁45の下端部の幅方向中央位置には、架渡部46が掛け渡されている。架渡部46は、各開口部44の長手方向中央位置において開口部44を短手方向に横切る前後方向に長い略角柱状をなしている。
各架渡部46の上面には第2弾性押圧片47(本発明の組付側押圧片に該当する)が備えられている。第2弾性押圧片47は、幅方向の両端が架渡部46に支持された両持ち状をなし、詳しくは架渡部46の上面に略平行をなす第2電線接触部47Aと、この第2電線接触部47Aの幅方向両端と架渡部46とを連結する一対の第2脚部47Bとからなり、上下方向に弾性撓み可能とされている。第2弾性押圧片47の自然状態(電線15が未嵌合の本体部品32に組付部品41が組み付けられた状態)においては、第2電線接触部47Aと、この第2電線接触部47Aと対向して配される第1電線接触部36Aとの間の間隔は、電線15の径寸法よりも小さくなる設定とされている。第2電線接触部47Aを上方から見ると、前後方向に長い略長方形状をなしている。
次に、実施形態1の電線ホルダJ1のハウジング10への組み付けについて説明する。
まず、本体部品32をハウジング10に取り付ける。ハウジング10から引き出されている3本の電線15を各突出片33間に差し入れるようにすると、突出片33は電線15に押圧されて開き、電線15に電線外嵌部31が嵌合すると閉じ方向に弾性復帰する。電線外嵌部31に嵌合した電線15は、3つの第1弾性押圧片36を外側へ押圧してその内部に収まった状態になる。このとき、3つの第1弾性押圧片36は、内側へ戻ろうとする弾性復元力により電線15に密着し、各第1電線接触部36Aと電線15との間(電線15の上側と左右両側)に摩擦力が生じる。
そして、本体部品32の2つの係合突部39をハウジング10の各係合凹部18に嵌め込み、本体部品32をハウジング10に取り付ける。
次に、に組付部品41を組み付ける。まず、組付部品41の各開口部44に突出片33を差し入れるよう位置あわせして組付部品41を本体部品32側に接近させる。すると、突出片33の先端の誘導面35が開口部44の両縁部に当たり、さらに組付部品41を接近させると、誘導面35の傾斜によって突出片33同士が接近方向に弾性撓みするとともに第2弾性押圧片47が電線15の下面(開放部分に臨んで配された面)に接触した状態になる。そして、組付部品41が正規の位置に至ると、第2弾性押圧片47は電線15との当接によって下方へ弾性撓みし、上方へ戻ろうとする弾性復元力により電線15に密着した状態になる(図10参照)。これにより、各電線15と第2弾性押圧片47との間には摩擦力が生じる。また、突出片33が外側に弾性復帰してロック面34Aが中間板部42Aおよび端板部42Bの下面側に係合した状態になり、組付部品41と本体部品32とが組み付け状態に保持される。なお、突出片33は完全な自然状態に至る前の段階(完全に弾性復帰する前の段階)で変位規制部42に当接し、それ以上の開きが防止される。こうして、3本の電線15は、それぞれ電線ホルダJ1に設けられた第1弾性押圧片36および第2弾性押圧片47との接触により生じた摩擦力で、個別に周方向への変位を規制された状態に保持される。
そして、使用時に電線15にねじり荷重が作用して電線15が周方向へ変位しようとした場合には、第1弾性押圧片36および第2弾性押圧片47との接触により生じた摩擦力によりその変位が規制される。このため、電線15が周方向に変位することにより端子11が傾き姿勢となって相手側端子Tとの接触不良を生じることが防止され、コネクタC1の接続信頼性を高めることができる。
以上説明したように実施形態1によれば、第1弾性押圧片36および第2弾性押圧片47と電線15との接触により生じる摩擦力によって、電線15の周方向の変位を規制する構造としたので、電線15の絶縁被覆15Bに損傷を与えることなく、電線15の周方向の変位を規制することができる。
また、各第1弾性押圧片36の第1電線接触部36Aは略弧状をなしているので、電線15の外形に沿って接触する。したがって、弾性押圧片が電線15に点接触する場合に比べて広範囲にわたって摩擦が生じ、確実に電線15の周方向の変位を規制することができる。なお、第2弾性押圧片47の第2電線接触部47Aも平面状をなしているので、点接触する場合に比べて広範囲の摩擦を生じさせることができる。
さらに、組付部品41が本体部品32に組み付けられると、変位規制部42により電線外嵌部31は開き方向に弾性変形することが防止される。これにより、電線15に作用する外力等によって電線外嵌部31が開き方向に変形して第1弾性押圧片36または第2弾性押圧片47の弾性撓み量が減少することを防止でき、電線15の周方向の変位を防ぐための十分な摩擦力を確実に確保することができる。
加えて、電線15は、第2弾性押圧片47および第1弾性押圧片36とによって弾性的に挟持された状態になる。ここで、例えば弾性押圧片が電線15の両側のうち一方にしかない場合には、電線15が、外力等により弾性接触片のない側へ押し付けられると一方の弾性押圧片との摩擦力が低減してしまうおそれがある。しかしながら、本実施形態のように、電線15を間に挟む両側に第1弾性押圧片36および第2弾性押圧片47があれば、いずれか一方の側へ電線15が寄ったとしても、寄った側においては摩擦力が大きくなるので、摩擦力が不足することを防止できる。また、本実施形態においては、電線15は四方を挟持された状態になっているから、電線15が四方へ変位しても十分な摩擦力が確保される。
また、本体部品32は柔らかい樹脂製であり、組付部品41はそれよりも硬い樹脂製である。このように、電線15との嵌合時に弾性変形する電線外嵌部31を備えた本体部品32を柔らかい樹脂製とし、電線外嵌部31の変位を規制する変位規制部42を備えた組付部品41を硬い樹脂製とすることで、双方を合理的な形状(部材の厚さや大きさ等)とすることを実現することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2に係る電線ホルダJ2を図11〜図14によって説明する。
本実施形態の電線ホルダJ2は、屈曲された電線15の復元方向側に配される第1弾接壁64および第2弾接壁65と電線15との接触により、電線15の周方向の変位を規制する摩擦力を生じさせる構造とした点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
電線ホルダJ2は、ハウジング10から後方へ導出された電線15を電線ホルダJ2内において側方(ハウジング10からの導出方向に対して約90度の方向)へ屈曲させるとともに、斜め上方へ向かって導出するものとされている(図12および図14参照)。
電線ホルダJ2には、各電線15の外形に沿う略円筒状をなす3本の電線外嵌部61が備えられている。3本の電線外嵌部61は、それぞれ電線ホルダJ2がハウジング10に取り付けられるとハウジング10側に配される電線入り口62から、電線15を電線ホルダJ2から外部へ導出する電線導出口63にかけて側方(図14の右方)へ曲がる弧状をなしている。電線ホルダJ2がハウジング10に取り付けられた状態では、3つの電線導出口63はハウジング10の背面に対して略垂直方向に並ぶ。
また、電線外嵌部61は、電線導出口63側の端部が斜め上方(図12の左上方)へ屈曲された形状をなしている。電線外嵌部61のうち斜め上方に傾斜している部分の長さ寸法(電線外嵌部61の軸線方向の寸法)は、弧状における最外側に配された電線外嵌部61(全長が最も大きい電線外嵌部61)において最も大きく、最内側に配された電線外嵌部61において最も小さくなっている。
そして、電線外嵌部61のうち弧状の外側に配される部分は、電線15が外方への弾性復元力により押し付けられる第1弾接壁64とされ、電線外嵌部61のうち斜め上方に傾斜している部分の下側に配される部分は、電線15が下方への弾性復元力により押し付けられる第2弾接壁65とされている。すなわち第1弾接壁64および第2弾接壁65は、それぞれ電線外嵌部61内において屈曲された電線15の復元方向側に配される本発明の弾接壁に該当する。
各電線外嵌部61の電線入り口62側の端部には、その外周から外側へ突出する係合部66が設けられている。各係合部66は、ハウジング10の端子挿抜口14にほぼ隙間なく嵌合可能な略リング状をなしている。
各係合部66には、ハウジング10の抜止め孔17に係合可能な係止突起67が設けられている。係止突起67は、各係合部66の上下に一対ずつ設けられ、各係合部66が各端子挿抜口14に嵌め込まれると、係止突起67が抜止め孔17に係止することで電線ホルダJ2がハウジング10に取り付けられた状態に保持される(図11および図12参照)。
電線ホルダJ2は、第1半割部品68Aと第2半割部品68Bとの2つの部品(本発明の一対の部品に該当する)から構成されている。第1半割部品68Aおよび第2半割部品68Bには、合体すると電線外嵌部61を構成する第1ガイド溝61Aおよび第2ガイド溝61Bがそれぞれ形成されている。第1ガイド溝61Aおよび第2ガイド溝61Bはそれぞれ略半円断面の溝状をなし、第1半割部品68Aと第2半割部品68Bとに3本ずつ形成されている。第1ガイド溝61Aのうち電線導出口63側の端部は、第1ガイド溝61Aの開放側を上に向けたときに、端に向かって下がる傾斜をなしている。一方、第2ガイド溝61Bのうち電線導出口63側の端部は、第2ガイド溝61Bの開放側を上に向けたときに、端に向かって上る傾斜をなしている。
第1ガイド溝61A同士および第2ガイド溝61B同士は、それぞれ第1連結板69Aおよび第2連結板69Bにより連結されている。第1連結板69Aおよび第2連結板69Bは、各ガイド溝61A,61Bの両側縁同士を連結する板状をなし、第1半割部品68Aと第2半割部品68Bとを合体させると、第1・第2連結板69A,69Bの板面同士が当接した状態になる(図11参照)。なお、第1・第2連結板69A,69Bの板厚寸法は、電線外嵌部61の壁厚寸法とほぼ等しい寸法とされている。
また、第1・第2連結板69A,69Bには、第1半割部品68Aと第2半割部品68Bとを合体させたときに上下方向に貫通した状態に配される貫通孔71が形成されている。貫通孔71は、各第1ガイド溝61Aおよび第2ガイド溝61Bの間に一ずつ形成されている。
第1ガイド溝61Aおよび第2ガイド溝61Bの電線入り口62側の端部には、第1・第2半割部品68A,68Bが合体すると係合部66を構成する第1係合部66Aと第2係合部66Bとが設けられている。第1係合部66Aと第2係合部66Bとは係合部66をほぼ半分に割った半円形状をなしている。
第1半割部品68Aと第2半割部品68Bとは、3本のタイバンド72(本発明の保持部材に該当する)によって合体状態(離間不能)に保持される。各タイバンド72は合成樹脂製であって、貫通孔71を貫通可能な幅寸法の帯状をなすとともに各電線外嵌部61の周囲に巻き付け可能な長さ寸法を備えている。
次に、実施形態2の電線ホルダJ2のハウジング10への組み付けについて説明する。
まず、第2半割部品68Bを、第2ガイド溝61Bに電線15を沿わせるようにしてセットする。すると、3本の電線15は、その略下半分が各第2ガイド溝61Bに嵌った状態になり、各第2ガイド溝61Bの形状に沿って側方へ屈曲した状態になる。また、電線導出口63側の端部においては、電線15は第2ガイド溝61Bから若干浮いた状態になる。
次いで、第2半割部品68Bに這わされた電線15を挟み込むようにして、第1半割部品68Aを重ねあわせる。すると、第1半割部品68Aの第1ガイド溝61Aが、電線15の略上半分に嵌まり、各電線外嵌部61に電線15が個別に嵌合した状態になる。このとき、電線15のうち第2ガイド溝61Bから若干浮いた状態になっていた部分が、第1半割部品68Aの第1ガイド溝61Aに押圧されて屈曲し、第1・第2ガイド溝61A,61Bに接した状態になる。そして、電線15は、第1弾接壁64と第2弾接壁65とに押し付けられた状態になる。
次に、第1・第2両半割部品68A,68Bを重ね合わせた状態で、係合部66をハウジング10の電線挿抜口14に挿入する。すると、係止突起67が抜止め孔17に嵌合して係合部66が電線挿抜口14から抜け止めされた状態に保持される。こうして、電線ホルダJ2はハウジング10に取り付けられ、また係合部66が電線挿抜口14に嵌合することにより、第1・第2両半割部品68A,68Bの開き止めがなされる。
次に、タイバンド72を順番に貫通孔71に通して各電線外嵌部61の周りに巻き付ける。そして、各タイバンド72を緊張状態(ピンと張った状態)に締め付けて係止部(図示せず)を係止させ、タイバンド72に緩みが生じないようにする。これにより、第1・第2両半割部品68A,68Bが離間しないように保持される。
以上のように本実施形態においては、電線外嵌部61に嵌合された電線15は、その弾性復元力によって第1弾接壁64および第2弾接壁65に押し付けられた状態になる。これにより、電線15と第1弾接壁64および第2弾接壁65との間に摩擦力が生じ、実施形態1と同様、その摩擦力によって電線15の周方向の変位を規制することができるから、電線15の絶縁被覆15Bに損傷を与えることなく、電線15の周方向の変位を規制することができる。また、電線15を2方向に屈曲する構造としたことで、第1弾接壁64と第2弾接壁65との2箇所において摩擦力が生じるようにしたから、例えばいずれか1箇所のみにおいて摩擦力が生じる場合に比べて、大きなねじり荷重に対して電線15の周方向の変位を規制できるものとなっている。
また、タイバンド72によって第1・第2両半割部品68A,68Bが離間しないように保持されているから、電線15に作用する外力等によって第1ガイド溝61Aと第2ガイド溝61Bとを開く方向に力が作用しても、それらの開きが確実に防止される。したがって、第1弾接壁64および第2弾接壁65と電線15との間の摩擦力が低減することを確実に防止することができる。
さらに、電線ホルダJ2の係合部66がハウジング10の端子挿抜口14に嵌まってゴム栓16の後方が塞がれ、電線15に嵌着されたゴム栓16は端子挿抜口14内に保持される。すなわち、電線ホルダJ2がゴム栓ホルダとして機能するから、これらのホルダが別部品である場合に比べて部品点数を少なくすることができ、またホルダをハウジング10に取り付ける作業を一度で済ませることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1では、弾性押圧片は両持ち状をなしているが、弾性押圧片は内外方向に弾性撓み可能であればよく、例えば片持ち状をなしていてもよい。
(2)実施形態1では、電線外嵌部31は、電線15の周囲に配される環状をなすとともにその周方向の一部分が開放された形状とされているが、これに限らず、電線外嵌部は全周にわたって閉じた環状をなしていてもよく、そのような場合には、端子をハウジングに収容する前に、電線外嵌部に電線を通すようにして嵌合させればよい。
(3)実施形態1では、ゴム栓ホルダ20とハウジング10との間に形成された係合凹部18に電線ホルダJ1の係合突部39を嵌合するようにしたが、これに限らず、例えば電線ホルダがゴム栓ホルダと一体に設けられた構造にしてもよく、また係合突部と係合凹部とは異なる形態の係合部を別途設けるようにしてもよい。
(4)実施形態2では、第1・第2半割部品68A,68Bをタイバンド72により離間不能に保持する構造としたが、保持構造はどのようなものであってもよく、例えば上下半割部品に外嵌して離間不能に保持するものであってもよい。また保持部材を別途設ける替わりに半割部品にロック構造を設ける等してもよい。
(5)実施形態2では、電線15を屈曲させた状態に保持する電線外嵌部61の第1弾接壁64および第2弾接壁65と電線15との間で摩擦を生じさせるようにしたが、これに限らず、例えば電線外嵌部を直線状にして内部に弾性押圧片を設けてこの弾性押圧片と電線との間で摩擦を生じさせるようにしてもよく、また電線外嵌部を屈曲した形状にするとともに弾性押圧片を備えたものとし、弾接壁と弾性押圧片との双方により摩擦を生じさせるようにしてもよい。
(6)実施形態2では、電線外嵌部61は全周にわたって閉じられた略円筒状をなしているが、電線外嵌部は電線を屈曲させた状態に保持可能であればどのような形態であってもよく、例えば電線外嵌部は、全周のうち一部分が開放された形態であってもよい。
実施形態1にかかる電線ホルダが取り付けられたコネクタと相手側コネクタとの正規の嵌合状態を表す側断面図 電線ホルダを取り付ける前の状態を表すコネクタの背面図 電線ホルダを取り付けた状態を表すコネクタの背面図 電線ホルダの本体部品の正面図 同側面図 組付部品の正面図 図6のA−A断面図 組付部品の平面図 図8のB−B断面図 電線ホルダが電線に組み付けられた状態を表す正断面図 実施形態2にかかる電線ホルダが取り付けられたコネクタと相手側コネクタとの正規の嵌合状態を表す側断面図 同背面図 同平断面図 電線ホルダの取り付け状態を表す平面図
符号の説明
J1、J2…電線ホルダ
10…ハウジング
11…端子
14…端子挿抜口
15…電線
16…ゴム栓
31…電線外嵌部
33…突出片(突出部)
36…第1弾性押圧片(弾性押圧片)
36A…第1電線接触部(電線に接触する部分)
39…係合突部(係合部)
41…組付部品
42…変位規制部
47…第2弾性押圧片(組付側押圧片)
61…電線外嵌部
61A…第1ガイド溝(ガイド溝)
61B…第2ガイド溝(ガイド溝)
64…第1弾接壁(弾接壁)
65…第2弾接壁(弾接壁)
66…係合部
68A…第1半割部品(一対の部品)
68B…第2半割部品(一対の部品)
72…タイバンド(保持部材)

Claims (9)

  1. 電線の端末に接続された端子を収容可能なハウジングに取り付けられてこのハウジングから引き出される電線を保持する電線ホルダであって、
    前記ハウジングに係合可能な係合部と、前記電線に外嵌可能な電線外嵌部とを備え、
    前記電線外嵌部には前記電線に弾接する弾接部が設けられ、この弾接部と前記電線との接触により生じる摩擦力によって前記電線の周方向の変位を規制することを特徴とする電線ホルダ。
  2. 前記弾接部は、前記電線外嵌部の内側に設けられて内外方向に弾性撓み可能とされた弾性押圧片であることを特徴とする請求項1に記載の電線ホルダ。
  3. 前記弾性押圧片のうち前記電線に接触する部分は、前記電線の外形に沿う略弧状をなすことを特徴とする請求項2に記載の電線ホルダ。
  4. 前記電線外嵌部は前記電線の周囲に配される環状をなすとともにその周方向の一部分が開放された形状をなし、この開放部分を開閉方向に弾性変形させることにより前記電線に外嵌するものとされ、
    前記電線外嵌部のうち前記開放部分側には組付部品が組み付けられ、
    前記開放部分の両端部には、前記組付部品が組み付けられる側に突出する突出部がそれぞれ設けられるとともに、前記組付部品には、前記一対の突出部の外側に配されてこの突出部の開き方向への変位を規制する変位規制部が備えられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電線ホルダ。
  5. 前記弾性押圧片は、前記電線外嵌部のうち少なくとも前記開放部分との対向部分に設けられ、
    前記組付部材には、前記電線外嵌部に嵌合された前記電線のうち前記開放部分に臨んで配される部分に弾接する組付側押圧片が備えられていることを特徴とする請求項4に記載の電線ホルダ。
  6. 前記電線外嵌部および前記組付部品はともに合成樹脂製であり、前記組付部品は前記電線外嵌部よりも硬い樹脂により形成されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の電線ホルダ。
  7. 前記電線外嵌部は、前記電線を屈曲させた状態に保持可能な形状をなし、
    前記弾接部は、前記電線外嵌部のうち前記屈曲された電線の復元方向側に配される弾接壁であることを特徴とする請求項1に記載の電線ホルダ。
  8. 前記電線外嵌部は、合体すると前記電線に外嵌可能な筒状をなす一対のガイド溝により構成され、
    前記ガイド溝がそれぞれ形成された一対の部品には、この一対の部品を離間不能に保持する保持部材が備えられていることを特徴とする請求項7に記載の電線ホルダ。
  9. 前記係合部は、前記ハウジングのうち前記端子を挿入する端子挿抜口に嵌まって前記電線に嵌着されたゴム栓を前記端子挿抜口内に保持可能とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の電線ホルダ。
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