JP2012234659A - 横出しコネクタ用のカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタから一方向へと横出しされる電線の急激曲げを抑制できるカバーを提供する。
【解決手段】略直角三角形状の前後一対の本体カバーと蓋カバーからなり、該本体カバーと蓋カバーはそれぞれ横出しコネクタの電線挿入側端面との連結辺となる底辺と、該底辺の外端から傾斜する斜辺と、前記底辺の内端から突出する内端辺を備え、前記斜辺と内端辺から周壁を突設するとともに、該斜辺と内端辺の突出端の間に電線引出口を設け、前記本体カバーと蓋カバーの斜辺の周壁に互いにロック結合するロック部と被ロック部を設け、かつ、前記本体カバーの内面に電線のストレート部を確保するガイドリブを突設する一方、前記蓋カバーに前記ガイドリブの突出先端部が挿入する嵌合穴を設けていることを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は横出しコネクタ用のカバーに関し、詳しくは、コネクタに接続する電線群を一方向に湾曲させて引き出す所謂横出しコネクタに付設して、外周側となる電線の急激な曲げを抑制するものである。
自動車に配索するワイヤハーネスの端末に接続したコネクタを電装品のコネクタ収容部に嵌合接続し、該コネクタから電線を一方向に屈曲させてL字状に引き出す場合が多く、該コネクタは横出しコネクタと称されている。該横出しコネクタは、ワイヤハーネスの配索方向によって横出しされる場合と、コネクタから電線を真っすぐに引き出すと外部干渉材と干渉するために横出しする場合とがある。この種の横出しコネクタと接続する電線は、自動車に配索する前に予めコネクタから横出ししておき、この横出し状態を保持するとともに、防水や防塵を図るために、カバーを横出しコネクタの電線挿入側に付設する場合が多い。
この種のコネクタのカバーとして、本出願人は特開2004−127813号公報で、図7(A)(B)に示すカバー200を付設するコネクタ210を提案している。カバー200はヒンジ201で本体カバー202と蓋203を連結し、本体カバー202の内部に沿って電線Wを横曲げした後に蓋203を閉じてロック結合している。
特開2004−127813号公報
図8(A)に示すように、コネクタ210と近接した位置に外部干渉材Xが位置すると、コネクタ210に付設するカバー200の高さHを低くする必要がある。カバー200の高さが低いと、コネクタ210から引き出されて横曲げされる電線Wはコネクタの電線挿入口から急減に曲げられて、カバー200の電線出口200aから引き出される。このように電線Wが急激曲げされ、コネクタの電線挿入口に接する部分に電線ストレート部を確保できなくなる。浸水領域にコネクタ210を配置する場合、図8(A)(B)に示すように、コネクタ210への電線挿入位置で電線Wに防水ゴム栓220が取り付けられる。その場合、電線Wが急激に曲げられると防水ゴム栓220に負担がかかり変形する。その結果、防水ゴム栓220と電線Wとの間に隙間が発生し、コネクタ210内に浸水が生じる恐れがある。
前記した問題点より、コネクタへの電線挿入部分に電線のストレート部を確保して電線が急激に曲げられるのを抑制することが求められている。
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、コネクタから引き出される電線が急激に横曲げされる恐れがある場合、該コネクタに付設するカバーで急激曲げを規制して電線のストレート部を確保できるようにすることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、
横出しコネクタの電線接続側に連結するコネクタカバーであって、
略直角三角形状の前後一対の本体カバーと蓋カバーからなり、該本体カバーと蓋カバーはそれぞれ前記横出しコネクタの電線挿入側端面との連結辺となる底辺と、該底辺の外端から傾斜する斜辺と、前記底辺の内端から突出する内端辺を備え、前記斜辺と内端辺から周壁を突設するとともに、該斜辺と内端辺の突出端の間に電線引出口を設け、
前記本体カバーと蓋カバーの斜辺の周壁に互いにロック結合するロック部と被ロック部を設け、かつ、前記本体カバーの内面に電線にストレート部を確保するガイドリブを突設する一方、前記蓋カバーに前記ガイドリブの突出先端部が挿入する嵌合穴を設けていることを特徴とする横出しコネクタ用のカバーを提供している。
本発明のカバーは、前記本体カバーを前記横出しコネクタにセットして前記ガイドリブに沿わせて電線を配線し、ストレート部を確保した後に横曲げし、その後、前記蓋カバーを被せ、前記ガイドリブを前記嵌合穴に挿入した状態で前記ロック部と被ロック部とをロック結合する構成としている。
本発明のカバーは、外部干渉材が近接した位置にある横出しコネクタに取り付けるものであるため、電線引き出し方向の外周側ではカバーの高さは低く、前記のように略直角三角形の外形となるものである。
具体的には、前記カバーの底辺と前記電線引出口とを結ぶ垂線の距離H1と該底辺と前記斜辺の緩傾斜部中間点を結ぶ垂線の距離H2がH2<H1×2、
または前記底辺と斜辺の上端を結ぶ垂線の距離H3と前記底辺の長さL1とがH3<L1である低背のカバーである。
このような、カバーを通して電線を一方向に屈曲させて引き出す場合、外周側の電線は急激に屈曲されやすいために、本体カバーにガイドリブを設け、外周側の電線をガイドリブの突出端を通して屈曲させることにより電線ストレート部を確保して急激曲げの発生を防止している。これにより、該電線に防水ゴム栓を取り付けていた場合に、防水ゴム栓が変形してコネクタ内に浸水が生じるのを防止できる。
前記本体カバーに設ける前記ガイドリブは、前記横出しコネクタから引き出される電線群のうちで外周側となる電線の引出位置の上方に設け、該ガイドリブは電線挿入側端面に対して垂直方向の直線部の先端に湾曲部を設けたJ形状または直線状とし、該ガイドリブに電線を沿わせて電線ストレート部を確保し、該ガイドリブの先端部を前記電線の曲げ支点とした電線と前記本体カバーの斜辺の周壁との間に隙間が設けられる設定としていることが好ましい。
前記ガイドリブの直線部の長さにより電線のストレート部の長さが規制されるため、ガイドリブの直線部の長さが大きい程、好ましいが、外部干渉材が存在するため、該ガイドリブの直線部の長さは規制される。また、湾曲部は曲率が大きいことが好ましい。
また、前記本体カバーの電線引出口に連続する内端辺の内面に規制壁を突設し、内周側で屈曲する電線を前記規制壁に沿って迂回させて該電線の急激曲げを抑制することが好ましい。
前記本体カバーと蓋カバーには、その電線引出口に接する部分に前記電線に外装するコルゲートチューブの山谷と嵌合する凹凸部を設ける一方、前記横出しコネクタの電線挿入側端面の内外端縁に突設した凸部と嵌合する凹部を前記連結辺側に設けていることが好ましい。
車両の浸水領域に配索されるワイヤハーネスの電線に接続される前記横出しコネクタに取り付けられ、前記横出しコネクタに接続する前記電線の端末にコネクタ接続端子に隣接して防水ゴム栓が取り付けられる場合は、該防水ゴム栓を連結辺側で囲むものとしている。
前記のように、本発明に係わる横出しコネクタ用のカバーは、該横出しコネクタの配置位置に近接して外部干渉材が位置するため、横出しコネクタから引き出した電線は引き出し方向に急激に曲げられやすいが、ガイドリブで電線のストレート部を確保しているため、急激曲げは抑制され、該電線に取り付けた防水ゴム栓に変形を発生させず、コネクタへの浸水を確実に防止することができる。
本発明の実施形態のカバーを横出しコネクタに取り付けた状態を示す正面図である。 (A)が前記横出しコネクタに電線を接続した状態を示す概略正面図、(B)は横出しコネクタの電線挿入側の概略平面図、(C)はコネクタに接続する電線端末を示す図面である。 前記カバーを示す図面である。 前記カバーの一部断面図である。 前記カバーのうちの本体カバーの要部内面図である。 前記本体カバーを横出しコネクタにセットして電線を横曲げしている状態を示す図面である。 (A)(B)は従来例を示す図面である。 (A)(B)は従来例の問題点を示す図面である。
以下、本発明の横出しコネクタ用のカバーの実施形態を図面を参照して説明する。
本発明の実施形態のカバー1は、図1に示すように、自動車に配索するワイヤハーネス50の各電線51の端末に接続される防水横出しコネクタ2(以下、コネクタ2と略称する)の電線接続側に連結して取り付けられるものである。コネクタ2は自動車の浸水領域であるエンジンルーム内等の機器(図示せず)のコネクタ収容部に嵌合される。
図2に示すように、ワイヤハーネス50を構成する複数の電線51の端末に接続した端子53を、コネクタ2のハウジング本体3の電線挿入側端面3aに設けた端子挿入口3bから各端子収容室(図示せず)に挿入係止し、端子挿入口3bに電線51に外嵌した防水ゴム栓4を密嵌して貫通している。即ち、各端子挿入口3bから防水ゴム栓4が外方へ突出している。また、前記電線挿入側端面3aの両側部からカバー嵌合用凸部3c、3cを突設している。これらカバー嵌合用凸部3c、3cはハウジング本体3の外面を囲むフード部3eの先端面3e−1から突出した位置に設けている。
前記カバー1は図3に示すように、略直角三角形状の外形を有する樹脂成形品の本体カバー10と蓋カバー11とからなる。本体カバー10と蓋カバー11はそれぞれコネクタ2の電線挿入側端面3aに連結する連結辺となる底辺10a、11aと、該底辺10a、11aの外端から傾斜する斜辺10b、11bと、底辺10a、11aの内端から略直角に突出する内端辺10c、11cを備えている。カバー1を前記のように略直角三角形状としているのは、外部干渉材Xが斜辺10b、11bに近接して位置するためである。
なお、コネクタ2の電線挿入側端面3aの上面に接する部位を底辺10a、11aとし、これら底辺10a、11aから電線挿入側端面3aの側面を覆う下端部10u、11uを突出している。
前記斜辺10b、11bは、突出側急傾斜部a、中間緩傾斜部b、該中間緩傾斜部bと段差cを設けて連続させた引出側傾斜部dとからなる。中間緩傾斜部bは電線挿入側端面3aの外周側から引き出される電線が挿通する部分であり、該中間緩傾斜部bの中間点bpの高さH2は、図1に示すように外部干渉材Xが位置するために低くしている。
また、前記斜辺10b、11bと内端辺10c、11cの突出端を接合した状態で円形状の開口となる電線引出口12を設けている。かつ、斜辺10b、11bと内端辺10c、11cの突出端から凹凸部を交互に設けた半円筒状のコルゲートチューブ外嵌部10e、11eを突設し、接合した状態で円筒形状としている。該コルゲートチューブ外嵌部10e、11eで電線51に外装するコルゲートチューブ55の山谷部と嵌合し、コルゲートチューブ55を連結保持できるようにしている。
さらに、図4に示すように、前記斜辺10b、11b、前記内端辺10c、11cおよび前記底辺10a、11aの両端縁から周壁10d、11dを突設し、該周壁10dと11dの突出端面を突き合わせて、コネクタ2と接続する複数本の電線51を並列に挿通できる電線挿通空間Sを形成している。即ち、電線挿通空間Sの厚さを最大径の電線51の外径より若干大きくし、電線が重なった状態で挿通できない大きさに設定している。
前記周壁10d、11dの底辺の両側部の外面と斜辺の外面に、ロック爪15と、該ロック爪15に係止するロック枠16を設けている。また、底辺の両側部の内面にコネクタ係止用凹部17、18を突設している。さらにまた、本体カバー10の内端辺10cの内面に規制壁19を突設し、コネクタ2の電線挿入側端面3aの内周側INに接続する電線51aを規制壁19により電線引出口12に向けて大回りさせることにより内周側の電線51aの急激曲げを抑制している。
コネクタ2の電線挿入側端面3aと当接させるカバー1の底辺10a、11aと前記電線引出口12との間の高さをH1とすると、前記斜辺10b、11bの中間緩傾斜部bの中間点bpと底辺10a、11aを結ぶ垂線の距離H2が低いため、H2<H1×2の関係になる。
このように、カバー1の斜辺10b、11bの高さH2が低いと、コネクタ2の電線挿入側端面3aの外周側OUTに接続する電線51bは急激に曲げられて電線引出口12から引き出されやすい。この急減曲げを防止して電線51bにストレート部を強制的に設けるために、本体カバー10の内面10iの中間緩傾斜部bに対応する位置に1本のガイドリブ20を突設している。
あるいは、前記カバー1の斜辺10b、11bの高さが低く、斜辺10b、11bの上端と底辺10a、11aを結ぶ垂線の高さH3と底辺10a、11aの長さL1との関係が、H3<L1の関係となる場合にも前記ガイドリブ20を突設している。
ガイドリブ20は図5に拡大して示すように、底辺10aに対して垂直方向の直線部20aと、該直線部20aの上部に電線引出口12に向けて突出する湾曲部20bを有する略逆J形状としている。前記直線部20aに沿って電線を配線することで、電線のストレート部を確保するものとしている。該ガイドリブ20の上端と斜辺10bの周壁10dとの間に間隔をあけ、ガイドリブ20の上端に沿わせて屈曲させる電線51bを周壁10dの内面に接触させないようにしている。該ガイドリブ20の湾曲部20bの上端面に沿って電線を湾曲させると、電線は曲率3mm以上の大きな曲率で湾曲できるようにしている。
一方、蓋カバー11の内面11iにガイドリブ20の突出端部が嵌合する逆J形状の嵌合穴21を設けている。該嵌合穴21は蓋カバー11を本体カバー10に被せる間、ガイドリブ20上に電線51が乗り上げていないかをチェックできる監視穴の役目も担う。また、嵌合穴21にガイドリブ20の先端部が嵌合しない状態であると、前記本体カバー10のロック爪15に蓋カバー11のロック枠16を嵌合係止(ロック)できない状態となる。このようにロック不可となることによって、ガイドリブ20上を電線51が跨いでいる不具合を検知できるようにしている。さらに、本体カバー10、蓋カバー11には電線引出口12の手前に水抜き穴22を設けている。
次に、前記カバー1の使用方法について説明する。
まず、前記図2(A)に示すように、ワイヤハーネス50の複数本の電線51の端末に端子53を接続するとともに、該端子接続位置に連続して防水ゴム栓4を電線51に取り付けている。この電線51をコネクタ2の端子挿入口3bから各端子収容室に挿入係止し、端子挿入口3bに電線51に外嵌した防水ゴム栓4を密嵌して貫通し、各端子挿入口3bから防水ゴム栓4が外方へ突出している。該端子挿入口3bから突出した電線51はコネクタ2の電線挿入側端面3aから図中上向きに突出している。
図6に示すように、カバー1の本体カバー10をコネクタ2の電線挿入側端面3aの後側部に連結辺となる底辺10aを当接させ、該底辺10aの内外両側縁に設けたコネクタ係止用凹部17、18をコネクタ2のカバー嵌合用凸部3c、3cとそれぞれ嵌合して位置決め保持する。
この状態で、コネクタ2の電線挿入側端面3aから上向きに引き出されている電線51を本体カバー10の周壁10d内に収まるように湾曲させて電線引出口12を通して引き出す。其の際、電線引出口12側の内周側となる電線51aは規制壁19に沿わせて大回りの状態で電線引出口12から引き出す。また、反対側の外周側となる2本の電線51bは前記ガイドリブ20の直線部20aに沿わせることにより、電線51bにストレート部51sを確保している。かつ、ガイドリブ20の上端に沿わせて電線引出口12側へと引き出し、これにより、外周側の電線51bが急激に曲げられるのを抑制している。
コネクタ2と接続する電線51にはコルゲートチューブ55を外装しており、該コルゲートチューブ55をカバー1と接触しないように後退させているが、電線51を電線引出口12よりコルゲートチューブ外嵌部10eを通して引き出した後は、コルゲートチューブ55をコルゲートチューブ外嵌部10e内に通して、凹凸部を嵌合している。
ついで、蓋カバー11を本体カバー10に電線51を挟んだ状態で被せていく。このように、蓋カバー11を被せる前に、ガイドリブ20上を跨ぐように電線51bが電線引出口12へ引っ張られていないかをチェックし、ガイドリブ20上に電線51bが位置すると、ガイドリブ20の上端と周壁10dとの間の正規位置に電線51bを移動させておく。
蓋カバー11で本体カバー10を覆った状態で、蓋カバー11の嵌合穴21から内部を監視して、ガイドリブ20上に電線51bが乗っていないかを最終チェックすることができる。
蓋カバー11を被せ、嵌合穴21で内部をチェックしてガイドリブ20上に電線51bが乗っていない状態を確認した後に、蓋カバー11のロック枠16を本体カバー10のロック爪15に係止して、蓋カバー11を本体カバー10とロック結合し、図1に示す状態とする。これにより、蓋カバー11と本体カバー10で囲まれた電線挿通空間Sの内部で電線51が互いに重なることなく並列に、かつ、内周側の電線51aは規制壁19で、外周側の電線51bはガイドリブ20でストレート部を確保して急激曲げが防止された状態で電線引出口12から引き出される。かつ、該電線51に外装したコルゲートチューブ55は電線引出口12に連続させたコルゲートチューブ外嵌部10e、11eで位置決め保持して外嵌している。
このように、ガイドリブ20を設けた本体カバー10と、該ガイドリブ20の突出部を内嵌する嵌合穴21を設けた蓋カバー11とからなるカバー1とすることで、横曲げの曲げ支点の高さが低く急激曲げとなりやすい電線51bにおいて、ガイドリブにより電線のストレート部を確保できる。よって、電線51bがコネクタ2の電線挿入側端面から急激に曲げられない。よって、該電線51bに取り付けた防水ゴム栓4を変形させず、防水ゴム栓4と電線Wとの間に隙間を生じさせず、コネクタ2内への浸水を確実に防止することができる。また、電線51bがガイドリブ20を跨がないように、嵌合穴21からチェックしながら蓋カバー11を被せることができる。さらに、ガイドリブ20上に電線51bが位置していると、本体カバー10に蓋カバー11をロック結合できず、最終チェックを行うこともできる。
本発明の横出しコネクタ用のカバーは前記実施形態に限定されず、本体カバーに設けるガイドリブは、横出しコネクタが多極で横長の場合、ガイドリブを複数個間隔をあけて設けてもよい。
また、ガイドリブの形状は前記逆J字状に限定されず、上端の円弧部を設けていない直線状でもよく、該直線状のガイドリブに電線を沿わせることでストレート部が確保できるものであればよい。
さらに、本体カバーと蓋カバーとは別体で設けているが、斜辺の底辺近接側にヒンジ状連結部を設けて一体化し、本体カバーをコネクタに取り付けて電線を曲げ規制した後にヒンジ状連結部を回転させて蓋カバーを本体カバーに被せて連結してもよい。
1 カバー
2 コネクタ
3 ハウジング本体
3a 電線挿入側端面
4 防水ゴム栓
10 本体カバー
11 蓋カバー
19 規制壁
20 ガイドリブ
21 嵌合穴

Claims (5)

  1. 横出しコネクタの電線接続側に連結するコネクタカバーであって、
    略直角三角形状の前後一対の本体カバーと蓋カバーからなり、該本体カバーと蓋カバーはそれぞれ前記横出しコネクタの電線挿入側端面との連結辺となる底辺と、該底辺の外端から傾斜する斜辺と、前記底辺の内端から突出する内端辺を備え、前記斜辺と内端辺から周壁を突設するとともに、該斜辺と内端辺の突出端の間に電線引出口を設け、
    前記本体カバーと蓋カバーの斜辺の周壁に互いにロック結合するロック部と被ロック部を設け、かつ、前記本体カバーの内面に電線のストレート部を確保するガイドリブを突設する一方、前記蓋カバーに前記ガイドリブの突出先端部が挿入する嵌合穴を設けていることを特徴とする横出しコネクタ用のカバー。
  2. 前記底辺と前記電線引出口とを結ぶ垂線の距離H1と該底辺と前記斜辺の緩傾斜部中間点を結ぶ垂線の距離H2がH2<H1×2、
    または前記底辺と斜辺の上端を結ぶ垂線の距離H3と前記底辺の長さL1とが、 H3<L1である請求項1に記載の横出しコネクタ用のカバー。
  3. 前記本体カバーに設ける前記ガイドリブは、前記横出しコネクタから引き出される電線群のうちで外周側となる電線の引出位置の上方に設け、該ガイドリブは電線挿入側端面に対して垂直方向の直線部の先端に湾曲部を設けたJ形状または直線状とし、該ガイドリブに電線を沿わせて電線ストレート部を確保し、該ガイドリブの先端部を前記電線の曲げ支点とした電線と前記本体カバーの斜辺の周壁との間に隙間が設けられる設定としている請求項1または請求項2に記載の横出しコネクタ用のカバー。
  4. 前記本体カバーの電線引出口に連続する内端辺の内面に規制壁を突設し、内周側で屈曲する電線を前記規制壁に沿って迂回させて該電線の急激曲げを抑制している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の横出しコネクタ用のカバー。
  5. 車両の浸水領域に配索されるワイヤハーネスの電線に接続される前記横出しコネクタに取り付けられ、前記横出しコネクタに接続する前記電線の端末にコネクタ接続端子に隣接して防水ゴム栓が取り付けられ、該防水ゴム栓を連結辺側で囲むものとしている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の横出しコネクタ用のカバー。
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