JP7203589B2 - ワイヤハーネスの端末保護材、ワイヤハーネスの端末保護構造、ワイヤハーネス、及びこれを用いた保護方法 - Google Patents
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Description
このため、コネクタの大きさ・形状や曲げ部の角度、電線束の太さごとに専用のカバーが必要になり、種類の増大や製造金型の数の増大が問題となる。
この発明の態様として、前記対向辺の近傍に粘着剤が備えられるものとすることができる。曲げ部に対する固定に際して粘着剤が機能し、適切で簡単な作業を実現させる。
別の手段は、前記ワイヤハーネスの端末保護構造を備えたワイヤハーネスである。
また、前記仮想軸上の一端側に、前記電線側に巻き付けられる大きさの固定部が形成されたものとすることで、固定部は固定する部位を明確にするとともに、一定の固定状態を得ることに資する。
また、前記被覆工程で、前記対向辺を前記電線引き出し面に対して付勢力を作用させて接触させることで、対向辺は電線引き出し面に対して押圧する力を作用させて積極的に相対変位を規制できる。
図1に、ワイヤハーネス11の端末部分の側面図を示す。ワイヤハーネス11は、複数本の電線12を束ねた電線束13と、電線12の端末に接続された端子(図示せず)をキャビティ14b(図8参照)に挿入保持したコネクタ14を備えている。そして電線束13におけるコネクタ14側の端末に、コネクタ14の電線引き出し面14aの近傍において電線12を曲げた曲げ部13aが形成されている。
すなわち、端末保護材15を仮想軸31に沿って折り曲げる二つ折り工程、端末保護材15を曲げ部13aに対して上から被せて曲げ部13aを覆うとともに対向辺33を電線引き出し面14aに対向させる被覆工程、電線引き出し面14aに対する対向辺33の対向状態を保ちつつ端末保護材15を電線側に固定する固定工程である。
対向辺33は、電線引き出し面14aに対して当接するも、近接させるもいずれでもよいが、好ましくは、対向辺33を電線引き出し面14aに接触させる。
このようにして端末保護材15は、電線側に対してのみ固定され、コネクタ側に対しては固定されない。
しかも端末保護材15の固定は、電線側に対してのみ行われ、コネクタ側に対しては不要であるので、この点でも作業性が良い。
図10の端末保護材15は、曲げ部13aの角度がコネクタ14の電線引き出し面14aに対して角度βをなしており、図1に示した例よりも電線引き出し方向を基準とした曲げ部13aの曲げ角度が小さい例(コネクタ14の電線引き出し方向に対して鈍角に曲げられた例)を示している。端末保護材15の片側覆い部32は、曲げ部13aの側面視形状と相応する形状であるので許容性があり、このような場合でも同様の端末保護材15を用いて固定することができる。
ここで、端末保護材15は、外装体16に固定される必要はなく、電線束13の直線状部分13bに固定されていてもよい。また、外装体16と電線束13の直線状部分13bの両方に固定されていてもよい。
図15は、対向辺33の近傍に粘着剤36が備えられる構成の他の例であって、対向辺33の長手方向の全体に、適宜幅の粘着剤36が備えられる。粘着剤36は、図15に示したように一対の対向辺33のうちの一方の対向辺33に沿って備えるほか、双方の対向辺33に沿って備えてもよい。
端末保護材15の厚さについては前述と同様である。
まず、端末保護材15を用意する(図21(a),図22(a))。このとき、必要であれば、コネクタ14や電線束13の太さに合わせて端末保護材15の大きさを大まかに調整することができる。調整は、図20を用いて説明した各部の機能の観点から一部を切除して行う。なお、工程数を必要最低限とする観点からは、前述の通り調整を行わないことが好ましい。
このような構成の端末保護材15を用いたワイヤハーネス11の端末保護構造でも、前述と同様の作用と効果を有する。
対向辺33の近傍における起立辺39側の位置から起立辺39に沿う部分には、粘着剤36が備えられる。
例えば、端末保護材15の本体部34は、平面視ひし形状と平面視方形の例を示したが、平面視三角形状や平面視台形状とすることもできる。
12…電線
13…電線束
13a…曲げ部
14…コネクタ
14a…電線引き出し面
15…端末保護材
31…仮想軸
32…片側覆い部
33…対向辺
35…固定部
36…粘着剤
37…折り目
Claims (12)
- コネクタが接続された電線束の前記コネクタ側の端末に電線が曲がる曲げ部を有したワイヤハーネスにおける前記電線側に固定されて前記曲げ部を覆うワイヤハーネスの端末保護材であって、
折り曲げ可能な材料でシート状に形成され、
前記曲げ部における電線の接線方向または前記曲げ部近傍における電線の長手方向を仮想軸として二つ折りして前記曲げ部を覆ったときに前記仮想軸の両側に前記曲げ部の側面視形状と相応する形状の片側覆い部を有する形状に形成され、
外周縁の一部に、前記仮想軸で二つ折りして前記曲げ部を覆ったときに前記コネクタにおける電線引き出し面に対向する対向辺が形成され、
前記仮想軸上の一端側に、前記電線側に巻き付けられる大きさの固定部が形成された
ワイヤハーネスの端末保護材。 - 前記端末保護材の形状は、前記仮想軸に対して実質的に線対称である
請求項1に記載のワイヤハーネスの端末保護材。 - 前記対向辺が直線状である
請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネスの端末保護材。 - 前記仮想軸上に折り目が形成された
請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネスの端末保護材。 - 前記対向辺の近傍に粘着剤が備えられる
請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネスの端末保護材。 - 請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネスの端末保護材を用いた
ワイヤハーネスの端末保護構造。 - 前記対向辺が前記電線引き出し面に対して接触している
請求項6に記載のワイヤハーネスの端末保護構造。 - 請求項6または請求項7に記載のワイヤハーネスの端末保護構造を備えた
ワイヤハーネス。 - 請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネスの端末保護材を、前記仮想軸に沿って折り曲げる二つ折り工程と、
前記ワイヤハーネスの端末保護材を前記曲げ部に対して上から被せて前記曲げ部を覆うとともに前記対向辺を前記電線引き出し面に対向させる被覆工程と、
前記電線引き出し面に対する前記対向辺の対向状態を保ちつつ前記ワイヤハーネスの端末保護材を前記電線側に固定する固定工程を有する
ワイヤハーネスの端末保護方法。 - 前記被覆工程で、前記対向辺を前記電線引き出し面に接触させる
請求項9に記載のワイヤハーネスの端末保護方法。 - 前記被覆工程で、前記対向辺を前記電線引き出し面に対して付勢力を作用させて接触させる
請求項9に記載のワイヤハーネスの端末保護方法。 - コネクタが接続された電線束の前記コネクタ側の端末に電線が曲がる曲げ部を有したワイヤハーネスにおける前記電線側に固定されて前記曲げ部を覆うワイヤハーネスの端末保護材であって、折り曲げ可能な材料でシート状に形成され、前記曲げ部における電線の接線方向または前記曲げ部近傍における電線の長手方向を仮想軸として二つ折りして前記曲げ部を覆ったときに前記仮想軸の両側に前記曲げ部の側面視形状と相応する形状の片側覆い部を有する形状に形成され、外周縁の一部に、前記仮想軸で二つ折りして前記曲げ部を覆ったときに前記コネクタにおける電線引き出し面に対向する対向辺が形成されたワイヤハーネスの端末保護材を、前記仮想軸に沿って折り曲げる二つ折り工程と、
前記ワイヤハーネスの端末保護材を前記曲げ部に対して上から被せて前記曲げ部を覆うとともに前記対向辺を前記電線引き出し面に対向させる被覆工程と、
前記電線引き出し面に対する前記対向辺の対向状態を保ちつつ前記ワイヤハーネスの端末保護材を前記電線側に固定する固定工程を有し、
前記被覆工程で、前記対向辺を前記電線引き出し面に対して付勢力を作用させて接触させる
ワイヤハーネスの端末保護方法。
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