JP2021151113A - ワイヤハーネスの分岐部保護構造、保護シート及び分岐部保護方法 - Google Patents
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Abstract
Description
このため、ワイヤハーネスの分岐部を保護するためには複数種類の保護シートが必要であった。
また本体シート部と巻き付け部のみからなる保護シートは、構造が簡素である。
この構成では、保護シートの形状がより単純な形状であって、直状の境界及びスリットと相まって、より簡素な構造にできる。
この構成では、少なくとも中間側に位置する帯部の太さと長さが同一であるので、取り扱いの画一化がはかれる。
図1に、ワイヤハーネス11の分岐部12を覆って外力や振動等から分岐部12を保護するワイヤハーネス分岐部の保護シート31と、この保護シート31を用いた分岐部保護構造11aの斜視図を示す。この図に示すように、この発明の保護シート31は形態の異なる複数種類の分岐部12に対して使用可能である。
本実施形態のワイヤハーネス11の分岐部保護方法は、簡単な作業で完結するため省力化につながり、かつ加熱等の工程がないため、ワイヤハーネス11の品質劣化を防ぐ効果もある。
図3は、図1の(a)と同様のT字状の分岐部12を保護する例を示している。
まず、図4の(a)に示したように保護シート31が分岐部12に添えられるが、これに先立って、帯部折り重ね工程がなされる。つまり、本体シート部32でワイヤハーネス11の側面を覆う前段において、帯部34のうちの一部の帯部34aを本体シート部32の内面に折り重ねる。
まず、図5の(a)に示したように保護シート31が分岐部12に添えられる。このとき、本体シート部32を分岐部12のひとつながりの側面12aにあてて、ひとつながりの側面12aを有する部分とは別の枝線22b,22c,22d,22e,22f,22gが存在する側に帯部34をのばす。帯部34の基部、つまり本体シート部32と巻き付け部33との境界であって、3本のスリット35のうちの中間のスリット35の本体シート部32側の端部35aを、図5の(b)に示したように上記別の枝線22b,22c,22d,22e,22f,22gのうちの中間の枝線22b,22eの基部に位置合わせする。
まず、図7の(a)に示したように保護シート31が分岐部12に添えられる。このとき、本体シート部32を分岐部12の曲がりを有するひとつながりの側面12aにあてて、ひとつながりの側面12aを有する部分とは別の枝線22,22bが存在する側に帯部34をのばす。帯部34の基部、つまり本体シート部32と巻き付け部33との境界であって、3本のスリット35のうちの中間のスリット35の本体シート部32側の端部35aを、図7の(b)に示したように上記別の枝線22,22bの基部に位置合わせする。
この結果、一種類の保護シート31によって、多様に分岐して延びる一つのワイヤハーネス11の分岐部12を保護することも可能になる。
図8は他の例に係る保護シート31の平面図である。図8の保護シート31は、図1、図2に例示した保護シート31とは、帯部34の本数と太さ(幅寸法)を違えた例を示している。図8の(a)は7本の帯部34を有し、太さは図1の帯部34よりも太い。図8の(b)は(a)の帯部34よりも細い帯部34を有し、帯部34の本数は(a)と同じ7本である。いずれの保護シート31も、すべての帯部34は同一の太さである。
このほか、図8に示した例の保護シート31は、枝線の本数が3本又は4本より多い分岐部12の保護に使用できる。
このような構成の保護シート31では、両端に位置する帯部34cの先端部、つまり粘着剤層36が広いので、強固な固定状態を得ることに貢献できる。
このような構成の保護シート31では、帯部が必要以上にばらばらになることを防止でき、分岐部12への被覆に際して分岐部12の形態に最適な保護を選択できる。
たとえば、保護シート31の輪郭形状は、前述例のほかに、例えば平面視形状を、正方形や半円形、三角形、多角形など、その他の形状とするものであってもよい。
帯部34の折り重ね態様について、前述の例では本体シート部32に対して折り返す例を示したが、帯部34のなかだけで折り返す態様であってもよい。
11a…分岐部保護構造
12…分岐部
12a…ひとつながりの側面
21…幹線
22…枝線
31…保護シート
32…本体シート部
33…巻き付け部
34…帯部
35…スリット
36…粘着剤層
Claims (10)
- ワイヤハーネスの分岐部を保護シートで覆うワイヤハーネスの分岐部保護構造であって、
前記保護シートが、1枚のシート材で構成されるとともに、それぞれ1つずつの本体シート部と巻き付け部の2つの領域に区分され、
前記本体シート部が、前記分岐部のひとつながりの側面を覆い、
前記巻き付け部が、平面に直線状のスリットを入れて得られる形状であって、前記本体シート部における前記ひとつながりの側面を有する部分とは別の枝線が存在する側に設けられた複数本の帯部を有するとともに、
前記帯部が、前記ワイヤハーネス及び前記本体シート部の上に巻回されて、前記帯部の先端部に設けられた粘着剤によって固定された
ワイヤハーネスの分岐部保護構造。 - 複数の前記帯部のうちの一部の前記帯部が、前記ワイヤハーネスに巻回されずに前記本体シート部に折り重ねられた
請求項1に記載のワイヤハーネスの分岐部保護構造。 - 前記本体シート部と前記巻き付け部との境界が、前記ひとつながりの側面を有する部分とは別の枝線の基部に当接している
請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネスの分岐部保護構造。 - ワイヤハーネスの分岐部を覆うワイヤハーネス分岐部の保護シートであって、
1枚のシート材で構成されるとともに、それぞれ1つずつの本体シート部と巻き付け部の2つの領域に区分され、
前記本体シート部が、前記分岐部のひとつながりの側面を覆う大きさであり、
前記巻き付け部が、平面に直線状のスリットを入れて得られる形状であって、前記本体シート部から延びる複数本の帯部を有するとともに、前記帯部の片面における少なくとも先端部に粘着剤層が設けられ、
請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネスの分岐部保護構造に用いられる
ワイヤハーネス分岐部の保護シート。 - 前記本体シート部と前記巻き付け部との境界が直線状であるとともに、
前記巻き付け部の前記帯部が、前記巻き付け部における前記本体シート部と反対側の辺から延びる1本以上のスリットで形成された
請求項4に記載のワイヤハーネス分岐部の保護シート。 - 当該保護シートが四辺形に形成され、
前記本体シート部と前記巻き付け部との境界が四辺形を構成するいずれかの辺に平行である
請求項4に記載のワイヤハーネス分岐部の保護シート。 - 当該保護シートが長方形又は正方形であるとともに、
前記本体シート部と前記巻き付け部との境界が4つの辺のうちいずれかの辺に平行であり、
前記巻き付け部の前記帯部が、前記巻き付け部における前記本体シート部と反対側の辺から延びる1本以上のスリットで形成された
請求項4に記載のワイヤハーネス分岐部の保護シート。 - 前記スリットが複数本設けられ、
前記スリットの間隔と長さがすべて一定である
請求項5から請求項7のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネス分岐部の保護シート。 - ワイヤハーネスの分岐部を保護シートで覆うワイヤハーネスの分岐部保護方法であって、
1枚のシート材で構成されるとともに、それぞれ1つずつの本体シート部と巻き付け部の2つの領域に区分され、
前記本体シート部が、前記分岐部のひとつながりの側面を覆う大きさであり、
前記巻き付け部が、平面に直線状のスリットを入れて得られる形状であって、前記本体シート部から延びる複数本の帯部を有するとともに、前記帯部の片面における少なくとも先端部に粘着剤層が設けられた保護シートを用い、
前記帯部を前記本体シート部における前記ひとつながりの側面を有する部分とは別の枝線が存在する側に延ばした状態で、前記本体シート部を前記ワイヤハーネスにおける前記ひとつながりの側面に沿わせて、前記本体シート部で前記分岐部の側面を覆ったのち、
前記帯部を前記ワイヤハーネス及び前記本体シート部の上に巻回して固定する
ワイヤハーネスの分岐部保護方法。 - 前記本体シート部で前記ワイヤハーネスの側面を覆う前段において、前記帯部のうちの一部の前記帯部を、前記本体シート部方向に折り重ねる
請求項9に記載のワイヤハーネスの分岐部保護方法。
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