JP5915584B2 - ワイヤハーネス分岐部の保護シートおよびワイヤハーネス - Google Patents
ワイヤハーネス分岐部の保護シートおよびワイヤハーネス Download PDFInfo
- Publication number
- JP5915584B2 JP5915584B2 JP2013076116A JP2013076116A JP5915584B2 JP 5915584 B2 JP5915584 B2 JP 5915584B2 JP 2013076116 A JP2013076116 A JP 2013076116A JP 2013076116 A JP2013076116 A JP 2013076116A JP 5915584 B2 JP5915584 B2 JP 5915584B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- branch
- wire
- wound
- winding
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
Description
長さ方向の一側部に前記横スリットにより幅方向で分割した2つの枝線巻付片と、長さ方向の他側部に1つの幹線巻付片を設け、該幹線巻付片と前記各枝線巻付片の分岐点側端縁を前記縦スリットで分割し、かつ、
幅方向の両端縁に沿ってそれぞれ接着面を設け、前記幹線巻付片には幅方向両側縁に前記接着面を設けていると共に、前記各枝線巻付片には前記横スリット反対側の外側縁に前記接着面を設けており、
ワイヤハーネスの幹線に前記幹線巻付片の両側を折り返して巻き付けると共に、前記枝線に前記枝線巻付片を前記横スリットの端縁側から巻き付け、巻き付け状態で前記接着面で接着するものであるワイヤハーネス分岐部の保護シートを提供している。
該保護シートの幹線巻付片に幹線を載せ、枝線巻付片にそれぞれ枝線を載せ、各枝線巻付片を枝線の外周に横スリット側の端縁から巻き付けていくと、幹線巻付片側と縦スリットにより分離されているため、幹線との分岐点から捩れを発生させずに無理なく巻き付けることができる。かつ、巻き付け後に枝線巻付片の外縁側に設けた接着面を巻き付けた部分の外周面に押し当てることで巻き付け状態に接着保持できる。一方、幹線巻付片は幅方向両側の一対の枝線巻付片の巻き付け時に、幅方向の両側端から互いに突き合わせ状態で二つ折りにされ、幹線を上下両側部で挟む状態で巻き付けることができる。
このように、横スリットの先端に縦スリットをT字状に設け、枝線巻付片を分離して設けると共に、これら枝線巻付片と幹線巻付片を境界ラインで前記縦スリットで一部分離しているため、分岐点から枝線巻付片および幹線巻付片を捩れを発生させることなくスムーズに巻き付けることができ、かつ、分岐点を含めて電線が外部に露出する隙間を発生させないように巻き付けることできる。
また、枝線巻付片の長さは枝線が必要とする長さとし、幅方向の両側に設ける一対の枝線巻付片の長さを相違させることも容易にできる。例えば、枝線端末まで枝線巻付片を延在させると、テープ巻きしたり、チューブに通す等の他の外装を不要にできる。
図1乃至図3に実施形態を示す。
本実施形態は車両に配索するワイヤハーネス1のY字の分岐部P−1に保護シート2を巻き付けて保護している。
なお、枝線巻付片10、11の長さs1は、枝線22、23の端末まで巻き付ける長さとしてもよく、その場合には枝線22、23に他の外装材(粘着テープ、丸チューブ、コルゲートチューブ等)の外装を不要とできる。かつ、枝線22、23への巻付長さが相違する場合には、枝線巻付片10、11の長さを相違させている。
なお、幹線21に被せた上側部12b、12cを折り返して重ねずに、そのままの状態としてもよい。
また、枝線22、23に巻き付けた枝線巻付片10、11を枝線端末に接続するコネクタの根元位置まで巻き付ける場合は、図示のように、粘着テープで枝線巻付片10、11の先端を巻き付けていない。コネクタの根元位置まで枝線巻付片10、11の先端が達してない場合は、粘着テープを巻き付けることが好ましい。
よって、分岐点P0に粘着テープを巻き付けて電線群の露出を防止する必要は無いが、横スリット5と縦スリット6、7の交点に当たる分岐点P0に粘着テープ19を巻き付けてスリット5〜7の亀裂を防止している。
該第1変形例では、T字状の分岐部P−2を保護シート2で覆って保護している。
T字状の分岐部P−2では、前記第1実施形態の枝線22、23の一方、例えば、枝線22が分岐位置を挟んで幹線21と連続する幹線21−Aとなり、該幹線21−Aを枝線巻付片10に載せて、第1実施形態の枝線22と同様に枝線巻付片10を巻き付ける。
巻き付け後に、巻付片12、11を巻き付けて連続させた幹線21と21−Aの分岐部P−2から、前記幹線と垂直方向に枝線巻付片11を巻き付けた枝線23を突出させている。これにより、T字状の分岐部P−2に保護シート2を巻き付けて、電線の露出なく保護している。
第2変形例は、幹線21からY字状に分岐する枝線22、23の太さが相違し、枝線22は枝線23より太い。また、保護シート2で保護する領域の長さが相違し、枝線22の枝線巻付片10の長は枝線23の枝線巻付片11より長い。
第2変形例の保護シート2では、横スリット5を入れる位置を相違させ、枝線22に巻き付ける枝線巻付片10の幅を枝線23に巻き付ける枝線巻付片11の幅より大とし、かつ、枝線巻付片10の長さを枝線巻付片11より長くしている。
枝線巻付片10、11、幹線巻付片12の枝線22、23、幹線21への巻き付け手順および作用効果は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
第3変形例は、保護シート2の縦スリット6、7の先端に小径の丸穴6h、7hを設け、スリット先端からの亀裂発生を予防している。他の構成および保護シートの分岐部への巻き付け手順は実施形態と同様であるため説明を省略する。
2 保護シート
5 横スリット
6、7 縦スリット
8、9 接着面
10、11 枝線巻付片
12 幹線巻付片
18、19 粘着テープ
22、23 枝線
Claims (4)
- 樹脂製の矩形状のシートからなり、長さ方向の一端の中間位置から長さ方向の中間位置まで1本の横スリットと、該横スリットの切込端から幅方向両側に向かう縦スリットとからなるT字状の切込みを設け、
長さ方向の一側部に前記横スリットにより幅方向で分割した2つの枝線巻付片と、長さ方向の他側部に1つの幹線巻付片を設け、該幹線巻付片と前記各枝線巻付片の分岐点側端縁を前記縦スリットで分割し、かつ、
幅方向の両端縁に沿ってそれぞれ接着面を設け、前記幹線巻付片には幅方向両側縁に前記接着面を設けていると共に、前記各枝線巻付片には前記横スリット反対側の外側縁に前記接着面を設けており、
ワイヤハーネスの幹線に前記幹線巻付片の両側を折り返して巻き付けると共に、枝線に前記枝線巻付片を前記横スリットの端縁側から巻き付け、巻き付け状態で前記接着面で接着するものであるワイヤハーネス分岐部の保護シート。 - 前記横スリットの形成位置は、幹線から分岐する2本の枝線の外径に対応させ、各枝線の全周に前記2つの各枝線巻付片が巻き付けられる幅となるように設定している請求項1に記載のワイヤハーネス分岐部の保護シート。
- 前記縦スリットの先端に亀裂防止用の小径円形穴を設けている請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス分岐部の保護シート。
- 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の保護シートが前記分岐部に巻き付けられているワイヤハーネス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013076116A JP5915584B2 (ja) | 2013-04-01 | 2013-04-01 | ワイヤハーネス分岐部の保護シートおよびワイヤハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013076116A JP5915584B2 (ja) | 2013-04-01 | 2013-04-01 | ワイヤハーネス分岐部の保護シートおよびワイヤハーネス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014204464A JP2014204464A (ja) | 2014-10-27 |
JP5915584B2 true JP5915584B2 (ja) | 2016-05-11 |
Family
ID=52354485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013076116A Active JP5915584B2 (ja) | 2013-04-01 | 2013-04-01 | ワイヤハーネス分岐部の保護シートおよびワイヤハーネス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5915584B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6668758B2 (ja) * | 2016-01-08 | 2020-03-18 | トヨタ自動車株式会社 | ワイヤーハーネスの製造方法 |
JP2020172162A (ja) * | 2019-04-10 | 2020-10-22 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 配線システム及び保護部材 |
US20230123947A1 (en) * | 2020-03-12 | 2023-04-20 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Wiring member and retaining member |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6960722B2 (en) * | 2003-03-04 | 2005-11-01 | Federal-Mogul World Wide, Inc. | Multi-branch junction overwrap |
JP5126027B2 (ja) * | 2008-11-27 | 2013-01-23 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネス分岐構造 |
JP5573477B2 (ja) * | 2010-08-09 | 2014-08-20 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電線保護構造部及び電線保護構造部の製造方法 |
-
2013
- 2013-04-01 JP JP2013076116A patent/JP5915584B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014204464A (ja) | 2014-10-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3434531B1 (en) | Method for assembling wire harness, interference suppressing member, and wire harness assembly structure | |
EP2816689B1 (en) | Sheet for wire harness, wire harness, and production method for wire harness | |
US20190252092A1 (en) | Wire harness and method of manufacturing wire harness | |
JP5915584B2 (ja) | ワイヤハーネス分岐部の保護シートおよびワイヤハーネス | |
JP2017011813A (ja) | ワイヤハーネスの分岐部保護構造 | |
WO2015016213A1 (ja) | ワイヤハーネス | |
JP2020044874A (ja) | ワイヤーハーネス、ワイヤーハーネスのルーフライナーへの組付構造、及びワイヤーハーネスの梱包構造 | |
JP5607396B2 (ja) | 分岐部保護シート及び分岐部保護方法 | |
CN107210093B (zh) | 电线模块 | |
JP6002401B2 (ja) | ワイヤハーネス及びワイヤハーネスの製造方法 | |
JP2009247070A (ja) | ワイヤーハーネス分岐保護シート | |
JP2014023384A (ja) | ワイヤーハーネス用プロテクタ及びプロテクタ付きワイヤーハーネス | |
JP2011205790A (ja) | 分岐部保護シート及び分岐部保護方法 | |
JP6233195B2 (ja) | 保護部材付電線モジュール | |
JP2013255312A (ja) | ワイヤハーネス分岐部の保護構造 | |
JP2013225981A (ja) | ワイヤハーネス分岐部の保護具 | |
JP2016165171A (ja) | 保護部材 | |
JP5126027B2 (ja) | ワイヤハーネス分岐構造 | |
JP5222476B2 (ja) | ケーブル防護管 | |
JP2016165166A (ja) | 保護部材付電線の配設構造及び保護部材付電線 | |
JP2017158231A (ja) | 電線束間連結具およびこれを備えたワイヤハーネス | |
JP2016146707A (ja) | ワイヤーハーネス支持体、ワイヤーハーネス及び保護部材 | |
JP6475438B2 (ja) | ワイヤハーネス | |
JP2015153492A (ja) | ワイヤーハーネス | |
JP2016158456A (ja) | 保護部材付電線及び電線保護シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150528 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160112 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160217 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160308 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160321 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Ref document number: 5915584 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |