JP5985409B2 - コネクタ - Google Patents

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    • H01R13/521Sealing between contact members and housing, e.g. sealing insert

Description

本発明は、コネクタに関する。
コネクタハウジングの端子収容室への水、油等の液体の浸入を防止する防水構造を備えたコネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図5(a)に示すコネクタ501は、矩形板状の電気接続部503を有する端子505と、端子505が挿入される端子収容室507を有するコネクタハウジング509と、電気接続部503に周着され、電気接続部503の外周面511及び端子収容室507の内周壁面513(図6(a)参照)に密着する環状の弾性シール部材515と、電気接続部503が挿通される環状の支持部材517と、を備える。支持部材517は、弾性シール部材515よりも剛性が高い。電気接続部503は、端子収容室507への端子505の挿入方向に、支持部材517に背後から係合する係合部519を有する。弾性シール部材515は、図5(b)に示すように、係合部519に係止された支持部材517の前側に隣接して設けられている。
上記コネクタ501によれば、電気接続部503の係合部519によって係止された支持部材517により弾性シール部材515を背後から支持し、電気接続部503に対する弾性シール部材515の後退を阻止することができる。それにより、電気接続部503の外周面511と端子収容室507の内周壁面513との間のシール性を確保することができる。そして、支持部材517は弾性シール部材515よりも剛性が高いから、係合部519との係合によって支持部材517の後退を阻止するにあたり、支持部材517と係合部519との係合代は、弾性シール部材515に比べて小さく済む。それにより、端子505の大型化を回避することができ、また、電気接続部503の断面積の減少が抑えられ、端子505に流せる許容電流を維持することができる。
特開2010−153142号公報
しかしながら、図6(a)に示すように、支持部材517と弾性シール部材515とが電気接続部503に逆に取り付けられ、係合部519に係止された弾性シール部材515の前側に支持部材517が隣接して設けられてしまうと、コネクタハウジング509の端子収容室507に端子505を挿入する際に弾性シール部材515に加わる挿入抵抗によって、弾性シール部材515が図6(b)に示す係合部519のエッジ部521を乗り越えてしまい、防水機能が失われる可能性がある。また、弾性シール部材515が係合部519のエッジ部521に直接当たるため、弾性シール部材515に傷が付き、防水機能が失われる原因になる。更に、支持部材517と弾性シール部材515が、端子505に逆組付けされたままコネクタハウジング509に取り付けられてワイヤーハーネスサブアッシーの状態になってしまうと、支持部材517と弾性シール部材515の逆組付け状態を検知する手段が無い。
このため、支持部材517と弾性シール部材515の逆組付け状態を防止するためには、これら部材の取り付け直後に、取り付け順のみを検査するための検査工程が必要となり、製造コストの上昇を招くという問題があった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、製造コストの上昇を招くことなく弾性シール部材と支持部材の逆組付け状態を防止できるコネクタを提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 矩形板状の電気接続部を有する端子と、前記端子が挿入される端子収容室を有するコネクタハウジングと、前記電気接続部に周着され、前記電気接続部の外周面及び前記端子収容室の内周壁面に密着する環状の弾性シール部材と、前記電気接続部が挿通される環状の支持部材と、を備え、前記支持部材は、前記弾性シール部材よりも高い剛性を有すると共に、前記内周壁面の後方に設けられた係止段部に対し前記端子の挿入方向に沿って背後から係合して前記内周壁面に対する前方への移動が規制される係止部を有し、前記電気接続部は、前記支持部材に対し前記端子の挿入方向に沿って背後から係合する係合部を有し、前記弾性シール部材は、前記係合部に係止された前記支持部材の前側に隣接して設けられていることを特徴とするコネクタ。
上記(1)の構成のコネクタによれば、弾性シール部材と支持部材が端子の電気接続部に逆組付けされると、先に電気接続部の先端側から弾性シール部材が取り付けられ、その後に支持部材が取り付けられた状態となる。先端側から支持部材、弾性シール部材の順で逆組付けされた端子が、コネクタハウジングの端子収容室に挿入されると、支持部材が最初に端子収容室に挿入されようとするが、内周壁面の後方に設けられた係止段部に支持部材の係止部が係合し、支持部材はそれ以上の前方への移動が規制される。このとき、弾性シール部材は、支持部材と端子の係合部との間に挟まれた状態に配置されている。このため、端子は、挟まれている弾性シール部材の分だけ端子収容室への挿入深さが浅くなる。このように、弾性シール部材と支持部材が逆組付けされると、端子を端子収容室の正規位置まで挿入することができないので、逆組付け状態を検知することができる。従って、弾性シール部材と支持部材の取り付け順のみを検査するための検査工程が不要となり、製造コストを低減することができる。
(2) 上記(1)の構成のコネクタであって、前記電気接続部は、前記端子収容室の正規位置で係止部材により抜け止め係止される係止孔を有することを特徴とするコネクタ。
上記(2)の構成のコネクタによれば、弾性シール部材と支持部材が正規の向きで取り付けられた端子は、端子収容室に挿入されると、係止段部と係合部との間に支持部材を挟むことになり、係合部が係止段部から略支持部材の厚み分となる位置まで挿入される。この正規の挿入深さに挿入された端子は、端子収容室で正規位置となり、端子収容室に設けられる係止部材に係止孔が一致し、係止孔に係止部材が係止することにより端子収容室からの離脱が規制される。ところが、弾性シール部材と支持部材が逆組付けされると、端子収容室の正規位置まで挿入することができない端子は抜け止めができないので、逆組付け状態の検知が更に容易となる。
(3) 上記(1)または(2)の構成のコネクタであって、前記係止部は、前記内周壁面の後方における開口縁を囲む環状に形成された前記係止段部に係合される環状係止部を有することを特徴とするコネクタ。
上記(3)の構成のコネクタによれば、支持部材の係止部が環状係止部を有し、この環状係止部が、内周壁面の後方における開口縁の環状の係止段部に係合する。すなわち、支持部材の挿入中心を包囲する環状係止部と、内周壁面の後方の開口縁の挿入中心を包囲する環状の係止段部とが環状面同士で当接する。その結果、支持部材の係止部が、内周壁面の後方における開口縁の全周に確実に係止され、逆組付け状態の検知精度が高められる。
本発明に係るコネクタによれば、製造コストの上昇を招くことなく弾性シール部材と支持部材の逆組付け状態を防止できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係るコネクタの分解斜視図である。 図1に示したコネクタが組み立てられた状態を示す斜視図である。 (a)は図1に示した支持部材の斜視図、(b)はコネクタハウジングの内周壁面の後方における開口縁に設けられた係止段部の拡大斜視図である。 (a)は支持部材と弾性シール部材が正規組付け状態の要部断面図、(b)は支持部材と弾性シール部材が逆組付け状態の要部断面図である。 (a)は従来のコネクタの縦断面図、(b)は(a)に示した端子の斜視図である。 (a)は従来のコネクタの支持部材と弾性シール部材が逆組付けされた状態の要部断面図、(b)は(a)のコネクタにおいて支持部材と弾性シール部材が逆組付けされた状態における端子の要部拡大斜視図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態に係るコネクタ11は、端子収容室13(図4(a)参照)を有するコネクタハウジング15と、パッキン17と、電線19が接続されて端子収容室13に挿入される端子21と、端子21に装着されるターミナルラバー(弾性シール部材)23及びターミナルスペーサー(支持部材)25と、ゴム栓27と、リアホルダ29と、シールドシェル31と、シールドリング33と、を備えている。このコネクタ11は、図示しない機器の筐体に取り付けられる。
コネクタハウジング15は、端子収容室13を区画形成する略角筒状に成形された胴部35と、胴部35の軸方向中間部位から外側に向けて延び、機器の筐体に固定されるフランジ部37と、を有している。フランジ部37には筐体との間を水密にシールするための環状のパッキン17が装着される。
コネクタハウジング15の胴部35は、その軸方向の一方の端部である後端部が開口されて端子収容室13に通じており、他方の端部である前端部は閉じられている。前端部には、胴部35の軸方向に沿って延び、この前端部を貫通する挿通孔39(図4(a)参照)が形成されている。挿通孔39には、端子収容室13に挿入された端子21の電気接続部41が挿通される。
コネクタハウジング15には、挿通孔39に突出する係止部材である片持ち梁状のランス43(図4(a)参照)が設けられている。ランス43は基端側がコネクタハウジング15に接続され、先端側が自由端側となって端子21に係合する。
端子21は、その先端側に、図示しない相手側端子と接続される上記電気接続部41を有し、また基端側に、電線19が接続される電線接続部45を有している。端子21の電線接続部45は、電線19の導体部が載置される基板部と、基板部の両側縁にそれぞれ連なって設けられた一対の加締め片47と、を有している。基板部に載置された導体部を包み込むように一対の加締め片47が折り曲げられ、これら一対の加締め片47と基板部とで導体部が把持されて、端子21と電線19とが電気的に接続される。
端子21の電気接続部41は、矩形板状に成形されており、その長手方向の一方の端部である基端部は電線接続部45の基板部に接続されている。他方の端部である先端部は、半円状に丸められており、この先端部には、厚さ方向に貫通する貫通孔49が形成されている。この貫通孔49は、例えばボルトを用いて端子21と相手側端子とが締結される場合にそのボルトが挿通されたり、相手側端子に設けられた突起が嵌合されたりする。
電気接続部41の中間部には、係止孔51が形成されている。この係止孔51には、コネクタハウジング15に形成された上記ランス43が係止する。端子21は、電気接続部41の係止孔51にランス43が係合することで、端子収容室13から抜け止めされる。なお、端子21は、コネクタハウジング15の挿通孔39に直交方向で通じる取付孔を形成し、この取付孔に挿入される抜け止め部材の先端部を係止孔51に嵌り込むようにして抜け止めしてもよい。
ターミナルラバー23及びターミナルスペーサー25は、電気接続部41の基端部に装着されている。電気接続部41は、その先端部からターミナルラバー23及びターミナルスペーサー25が装着される装着部位53にかけて、略一定の厚み及び略一定の幅で平坦に成形されている。そして、電気接続部41の基端部には、装着部位53の基端側に隣接して係合部55が設けられている。
本実施形態の係合部55は、電気接続部41の基端部の両側縁からこの電気接続部41の幅方向に所定長だけ突出して設けられた一対のターミナル突起55a,55bとして構成されており、ターミナルスペーサー25に対し端子21の挿入方向に沿って背後から係合する。これらのターミナル突起55a,55bは、例えば金属板から端子21の素材を打ち抜くと同時に形成することができ、即ち、厚み方向の1方向のプレス加工で形成することができる。
弾性シール部材であるターミナルラバー23は、例えばゴム材料などで形成され、弾性変形可能である。このターミナルラバー23は、偏平な略矩形の環状であり、電気接続部41の外周面57(図4(a)参照)に密着するように、その中央の孔は電気接続部41の断面形状と同一または若干小さく成形されている。端子21に装着されて端子収容室13に挿入されたターミナルラバー23は、電気接続部41の外周面57及び端子収容室13の内周壁面59に密着して、内周壁面59と端子21との間を水密にシールする。
支持部材であるターミナルスペーサー25は、ターミナルラバー23よりも剛性の高い合成樹脂材料等で形成され、その弾性変形量はターミナルラバー23に比べて無視し得る程度である。このターミナルスペーサー25は、図3(a)に示すように偏平な矩形の環状であり、電気接続部41の挿通が円滑になされるよう、その中央の孔は電気接続部41の断面形状より若干大きく成形されている。
電線19には、コネクタハウジング15と電線19との間を水密にシールするゴム栓27が外挿される。ゴム栓27が装着された電線19には、後方にリアホルダ29が外挿される。リアホルダ29は、コネクタハウジング15に保持され、ゴム栓27を抜け止めするとともに、電線19の屈曲を抑制してゴム栓27の水密シール性能の低下を防止する。リアホルダ29から導出される電線19は、シールドシェル31に挿通される。シールドシェル31はシェルフランジ部61と、シェル筒部63と、を有する。シェル筒部63は、上記したリアホルダ後方の電線19が挿通される。シールドシェル31のシェル筒部63には、シールドリング33によって図示しない編組線が外周に挟み込まれる。シェル筒部63から電線19を導出し且つ編組線に接続されたシールドシェル31は、シェルフランジ部61がコネクタハウジング15のフランジ部37に不図示のロック部によって保持され、図2に示すように、コネクタハウジング15と一体に固定される。
ところで、コネクタハウジング15には、図3(b)に示すように、内周壁面59の後方に係止段部65が形成される。係止段部65は、内周壁面59に直交して接続する段状直交平面67を有している。
ターミナルスペーサー25には、スペーサー係止部(係止部)69が形成される。スペーサー係止部69は、係止段部65に対し端子21の挿入方向に沿って背後から係合して、ターミナルスペーサー25の内周壁面59に対する前方への移動を規制する係止部である。
本実施形態において、スペーサー係止部69は、内周壁面59の後方における開口縁を囲む環状に形成された係止段部65の段状直交平面67に係合されるスペーサー係止前面(環状係止部)71を有する。
次に、上記構成を有するコネクタ11の作用を説明する。
本実施形態のコネクタ11において、ターミナルラバー23及びターミナルスペーサー25は、図4(a)に示すように、先ずターミナルスペーサー25が先に、続いてターミナルラバー23が端子21の電気接続部41に挿通され、電気接続部41に装着される。先に挿通されたターミナルスペーサー25は、電気接続部41のターミナル突起55a,55bに当接し、ターミナル突起55a,55bの先端側に隣接している装着部位53に位置決めされる。ターミナルラバー23は、装着部位53に位置決めされたターミナルスペーサー25に当接し、ターミナルスペーサー25の先端側に隣接して装着部位53に位置決めされる。
ターミナルラバー23及びターミナルスペーサー25が装着された端子21は、電気接続部41の先端を前にして、胴部35の後端部を通してコネクタハウジング15の端子収容室13に挿入される。胴部35の後端部には、端子21の電線接続部45に接続された電線19の端部が位置し、この電線19の端部にはゴム栓27が周着されている。ゴム栓27は、電線19の端部の電線外周面及び端子収容室後端部内壁面73(図4(a)参照)に密着し、水、油等の液体が胴部35の後端部を通して端子収容室13内に浸入するのを防止する。
端子21の電気接続部41の先端部は、胴部35の前端部に形成されている挿通孔39に挿通され、図2に示すように、前端部より外に突出される。
電気接続部41の基端部は、図4(a)に示すように、端子収容室13内にあって挿通孔39の開口部近傍に位置している。電気接続部41の基端部に装着されたターミナルラバー23は、電気接続部41の外周面57及び端子収容室13の内周壁面59に密着し、水、油等の液体が挿通孔39を通して端子収容室13内に浸入するのを防止する。
端子21が端子収容室13に挿入される際に、電気接続部41に装着されたターミナルラバー23と端子収容室13の内周壁面59との間で摩擦が生じる。また、機器の筐体の外に露出するコネクタハウジング15の前端部に、上記液体の圧力等によって図4(a)中の矢印Xで示す力が作用する場合がある。その場合にも、コネクタハウジング15が端子収容室13に挿入された端子21に対して後退し、ターミナルラバー23と端子収容室13の内周壁面59との間で摩擦が生じる。
上記摩擦は、電気接続部41に対してターミナルラバー23を後退させるように作用する。しかしながら、ターミナルラバー23の背後にはターミナルスペーサー25が隣接して設けられており、このターミナルスペーサー25は、電気接続部41のターミナル突起55a,55bに背後から係合され、電気接続部41に対する後退が阻止されている。そこで、ターミナルラバー23は、ターミナルスペーサー25によって背後から支持され、後退を阻止される。ターミナルラバー23が、後退を阻止されて電気接続部41の装着部位53にとどまることにより、電気接続部41の外周面57と端子収容室13の内周壁面59との間のシール性が確保される。
そして、本実施形態のコネクタ11では、ターミナルラバー23とターミナルスペーサー25が端子21の電気接続部41に正規の向きで取り付けられると、先に電気接続部41の先端側から取り付けられたターミナルスペーサー25がターミナル突起55a,55b(図1参照)に係合し、ターミナルスペーサー25はそれ以上の後方側への移動が規制される。後から電気接続部41に取り付けられるターミナルラバー23は、ターミナルスペーサー25の前側に隣接して設けられる。
先端側からターミナルラバー23、ターミナルスペーサー25を順に設けた端子21が、コネクタハウジング15の端子収容室13に挿入されると、先ず、ターミナルラバー23が端子収容室13に挿入され、内周壁面59に対する密着摩擦により挿入抵抗が生じて端子21に対して後方へ相対移動されようとする。この際、ターミナルラバー23は、ターミナル突起55a,55bに係合するターミナルスペーサー25によって支持され、後退することなく、端子収容室13に押し込まれる。ターミナルラバー23が端子収容室13の所定の深さまで挿入されると、内周壁面59の後方に設けられた係止段部65にターミナルスペーサー25のスペーサー係止部69が係合し、ターミナルスペーサー25は、前方への移動が規制され、ターミナルラバー23の所定深さでの取り付けが完了する。
一方、図4(b)に示すように、ターミナルラバー23とターミナルスペーサー25が端子21の電気接続部41に逆組付けされると、先に電気接続部41の先端側からターミナルラバー23が取り付けられ、その後にターミナルスペーサー25が取り付けられた状態となる。先端側からターミナルスペーサー25、ターミナルラバー23の順で逆組付けされた端子21が、コネクタハウジング15の端子収容室13に挿入されると、ターミナルスペーサー25が最初に端子収容室13に挿入されようとするが、内周壁面59の後方に設けられた係止段部65にターミナルスペーサー25のスペーサー係止部69が係合し、ターミナルスペーサー25はそれ以上の前方への移動が規制される。このとき、ターミナルラバー23は、端子収容室13の内周壁面59まで挿入されておらず、ターミナルスペーサー25と端子21のターミナル突起55a,55bとの間に挟まれた状態に配置されている。このため、端子21は、挟まれているターミナルラバー23の分だけ端子収容室13への挿入深さが浅くなる。このように、ターミナルラバー23とターミナルスペーサー25が逆組付けされると、端子21を端子収容室13の正規位置まで挿入することができないので、逆組付け状態を検知することができる。
従って、ターミナルラバー23とターミナルスペーサー25の取り付け順のみを検査するための検査工程が不要となり、コネクタ11の製造コストを低減することができる。
更に、本実施形態のコネクタ11によれば、ターミナルラバー23とターミナルスペーサー25が正規の向きで取り付けられた端子21は、端子収容室13に挿入されると、係止段部65とターミナル突起55a,55bとの間にターミナルスペーサー25を挟むことになり、ターミナル突起55a,55bが係止段部65から略ターミナルスペーサーの厚み分となる位置まで挿入される。この正規の挿入深さに挿入された端子21は、端子収容室13で正規位置となり、図4(a)に示すように、端子収容室13の挿通孔39に設けられるランス43に係止孔51が一致し、係止孔51にランス43が係止することにより端子収容室13からの離脱が規制される。ところで、ターミナルラバー23とターミナルスペーサー25が逆組付けされると、図4(b)に示すように、端子収容室13の正規位置まで挿入することができない端子21は抜け止めができないので、逆組付け状態の検知が更に容易となる。
また、本実施形態のコネクタ11によれば、ターミナルスペーサー25のスペーサー係止部69は、スペーサー係止前面71を有し、このスペーサー係止前面71が、内周壁面59の後方における開口縁の環状の係止段部65に係合する。すなわち、ターミナルスペーサー25の挿入中心を包囲するスペーサー係止前面71と、内周壁面59の後方の開口縁の挿入中心を包囲する環状の係止段部65とが環状面同士で当接する。その結果、ターミナルスペーサー25のスペーサー係止部69が、内周壁面59の後方における開口縁の全周に確実に係止され、逆組付け状態の検知精度がより高められるようになされている。
従って、本実施形態に係るコネクタ11によれば、製造コストの上昇を招くことなくターミナルラバー23とターミナルスペーサー25の逆組付け状態を防止できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
11…コネクタ
13…端子収容室
15…コネクタハウジング
21…端子
23…ターミナルラバー(弾性シール部材)
25…ターミナルスペーサー(支持部材)
41…電気接続部
43…ランス(係止部材)
51…係止孔
55…係合部
55a,55b…ターミナル突起
57…外周面
59…内周壁面
65…係止段部
69…スペーサー係止部(係止部)
71…スペーサー係止前面(環状係止部)

Claims (3)

  1. 矩形板状の電気接続部を有する端子と、
    前記端子が挿入される端子収容室を有するコネクタハウジングと、
    前記電気接続部に周着され、前記電気接続部の外周面及び前記端子収容室の内周壁面に密着する環状の弾性シール部材と、
    前記電気接続部が挿通される環状の支持部材と、を備え、
    前記支持部材は、前記弾性シール部材よりも高い剛性を有すると共に、前記内周壁面の後方に設けられた係止段部に対し前記端子の挿入方向に沿って背後から係合して前記内周壁面に対する前方への移動が規制される係止部を有し、
    前記電気接続部は、前記支持部材に対し前記端子の挿入方向に沿って背後から係合する係合部を有し、
    前記弾性シール部材は、前記係合部に係止された前記支持部材の前側に隣接して設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記電気接続部は、前記端子収容室の正規位置で係止部材により抜け止め係止される係止孔を有することを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1または請求項2記載のコネクタであって、
    前記係止部は、前記内周壁面の後方における開口縁を囲む環状に形成された前記係止段部に係合される環状係止部を有することを特徴とするコネクタ。
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