JP5796952B2 - コネクタと筺体との防水構造 - Google Patents
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Description
(1)本発明のコネクタと筺体との防水構造は、導電性の端子を少なくとも一列方向に固定配置する基部と、この基部を基端とし、先端が開口した、前記端子を囲う筒部と、この筒部の基端部付近の周面に備わる、コネクタを固定するための鍔部と、を備えるコネクタと、前記筒部に嵌合する嵌合孔を側面に備え、内部に回路基板を収容した筐体との防水構造であって、前記筒部の周面と、前記嵌合孔内周面との接合面間の隙間を埋めるように、周方向に沿って弾性材料からなるシール部材が備わり、前記筒部の周面にはこのシール部材の一方端面を支持するための、前記筒部の周方向に不連続に形成された支持部が備わり、前記コネクタを前記筐体の嵌合孔に嵌合させる際シール部材が嵌合方向に沿って変位する
のを前記支持部が規制するところに特徴を有するものである。
れた、前記シール部材の形状が、同じく投影された、前記筒部周面に備わる支持部の周側
面をつなげてできた支持部の仮想周面形状の内側に収まるところに特徴を有する(2)記
載のものである。
シール部の一方側端から延びたスカート部とを備え、このシール部は、周方向に沿って少
なくとも1本の突条を形成した突条部を備え、前記シール部材が前記筒部に装着された際
このスカート部と前記筒部の周面との対応部分で、一方には係合用の突起部が備わり、他
方には係合用の係合孔部が備わるところに特徴を有する(1)から(3)の内一項記載の
ものである。
方向側の側面にテーパー面を備えているところに特徴を有する(4)に記載のものである。
側面に突起状の鉤部を備えるところに特徴を有する(5)に記載のものである。
本発明の実施形態に係るコネクタとアルミ製筺体との防水構造は、図1、図2、及び図4に示されるように、コネクタハウジング1、アルミ製筺体3、及びその接合面に装着されるシール部材2から構成される。
コネクタハウジング1は、図1、図2、及び図4に示されるように、端子15を固定する基部13、端子15を変形から保護するための筒部11、及びコネクタハウジング1を固定するための鍔部10から構成される。基部13は端子15を1列或いは2列以上で整列配置するために端子保持孔(図示せず)を備える。筒部11及び12は、基部13を基端にして整列端子15を囲うように直立する。筒部11は、基部13から第1方向D1に沿って備わっている。筒部12は、基部13から第1´方向D1´に沿って備わっている。鍔部10は、2個の筒部11及び12のつなぎ目付近の周面から外方に膨出したもので、X方向に短径、Y方向に長径を備えた略楕円体である。鍔部10は、Y1方向及びY1´方向の両端部にねじ穴10a、10aを備えている。ねじ穴10a、10aは、コネクタ1をアルミ製筺体3に固定するためのものである。
アルミ製筺体3は、図1及び図2に示されるように、電子制御ユニット(図示せず)を収容するための箱体のダイカスト製品である。機密性を確保するため開口部はシールゴムを介してねじ締めされる(図示せず)。一般的に自動車のエンジンルームに搭載されるものである。内蔵される電子制御ユニットと、外部との電気信号及び電源回路の接続はコネクタを介しておこなわれる。コネクタ接続用の嵌合孔31が前壁30中央に備わる。前壁30の厚みは、筒部11の長さとほぼ同じ厚みのある構造である。電子制御ユニットの正常な作動環境を維持するためにコネクタハウジング1とアルミ製筺体3との接続は、高度な防水性が要求される。そのため嵌合孔31にはシール部材2が装着される。コネクタハウジング1は、シール部材2を介してアルミ製筺体3にねじ締めされる。アルミ製筺体3は、そのためのねじ穴30a、30aを嵌合孔31のY1方向及びY1´方向の両端に備えている。
シール部材2は、図1、図2及び図4に示されるように、コネクタハウジング1の筒部11の周面に装着されるもので、筒部11周面の輪郭形状に即した形状に成型された略矩形の環状体である。シール部材2はシール部20と、スカート部21と、を備えている。シール部20は、周方向に沿って並行する2本の突条を形成した突条部20aからなる。突条部20aは外周部が押しつぶされて接合面の防水性を発揮する。突条部20aは2本並行することで防水性を高めている。
図3は、本発明に係るコネクタにシール部材を装着する過程を示す外観斜視図であり、(A)は装着前、(B)は装着途中、(C)は装着完了の図である。図6は本発明に係るコネクタをアルミ製筺体から離間する過程を示す断面図で、シール部材のスカート部に突起部が係合している周辺を示す拡大断面図である。
鉤部110bを乗り越えるようにしてスカート部21を突起部11bの位置に合わせる(図3の(C))。
図4は、本発明に係るシール部材を装着したコネクタとアルミ製筺体との嵌合を示す図1の(B)のIV−IV線に沿った断面図であり、(A)は嵌合前、(B)は正規嵌合姿勢の図である。方向を明確に定義するために、嵌合方向D1に直交する方向で図面の上下方向をX方向とし、特に上方向をX1、下方向をX1´とし、図面に対して前後方向をY方向とし、特に前方向をY1、後方向をY1´とする。
接して両接合面間の隙間を一様に埋める。
図5は、図4のシール部材周辺(片側)を拡大した図であり、(A)は嵌合前、(B)は嵌合途中、(C)は正規嵌合姿勢の図である。
図6は、本発明に係るコネクタをアルミ製筺体から離間する過程を示す断面図で、シール部材のスカート部に突起部が係合している周辺を示す拡大断面図である。
ル部材2の突条部20aは第2穿孔31bの内周面に弾接し、突条部20aは押しつぶされた状態である。
本実施形態のコネクタとアルミ製筐体との防水構造は上述した通りであり、以下の効果を奏する。(1)筒部の周面と、嵌合孔内周面との接合面間の隙間は、シール部材2で一様に埋められているので、接合面間の防水性が確保されている。
ってよい。このような実施形態であっても概ね上記した(1)〜(9)の効果を奏しうる。
10 鍔部
10a ねじ穴
11 筒部
11a 支持部
110a 嵌合側側面
110a´ 周側面
11b 突起部
110b 鉤部
111b テーパー面
11c 空洞部
12 筒部
13 基部
15 端子
16 ねじ
2 シール部材
20 シール部
20a 突条部
21 スカート部
21a 係合孔
3 アルミ製筺体
30 前壁
31 嵌合孔
31a 第1穿孔
31b 第2穿孔
31c 段差部
Claims (7)
- 導電性の端子を少なくとも一列方向に固定配置する基部と、
この基部を基端とし、先端が開口した、前記端子を囲う筒部と、
この筒部の基端部付近の周面に備わる、コネクタを固定するための鍔部と、
を備えるコネクタと、
前記筒部に嵌合する嵌合孔を側面に備え、
内部に回路基板を収容した筐体との防水構造であって、
前記筒部の周面と、前記嵌合孔内周面との接合面間の隙間を埋めるように、周方向に沿っ
て弾性材料からなるシール部材が備わり、
前記筒部の周面にはこのシール部材の一方端面を支持するための、
前記筒部の周方向に不連続に形成された支持部が備わり、
前記コネクタを前記筐体の嵌合孔に嵌合させる際シール部材が嵌合方向に沿って変位する
のを前記支持部が規制するところに特徴を有するコネクタと筺体との防水構造。 - 前記筺体の嵌合孔は嵌合方向の垂直断面形状の異なる少なくとも2個の穿孔を備え、第1
穿孔は、第2穿孔に比べて前記断面形状が大きく、第1穿孔は第2穿孔よりも入口側に備
わり、
前記シール部材は前記第2穿孔に接し、前記支持部は前記第1穿孔に接するところに特徴
を有する請求項1に記載のコネクタと筺体との防水構造。 - 嵌合方向に直交する投影面に投影された、前記シール部材の形状が、
同じく投影された、前記筒部周面に備わる支持部の周側面をつなげてできた支持部の仮想
周面の内側に収まるところに特徴を有する請求項2記載のコネクタと筺体との防水構造。 - 前記シール部材はシール部と、
このシール部の一方側端から延びたスカート部とを備え、
このシール部は、周方向に沿って少なくとも1本の突条を形成した突条部を備え、
前記シール部材が前記筒部に装着された際このスカート部と前記筒部の周面との対応部分
で、一方には係合用の突起部が備わり、他方には係合用の係合孔部が備わるところに特徴
を有する請求項1から3の内一項記載のコネクタと筺体との防水構造。 - 前記突起部は前記シール部材の装着方向側の側面にテーパー面を備えているところに特徴
を有する請求項4に記載のコネクタと筺体との防水構造。 - 前記突起部は前記テーパー面を備える面と反対側面に鉤部を備えるところに特徴を有する
請求項5に記載のコネクタと筺体との防水構造。 - 請求項1から6の内一項記載のコネクタと筺体との防水構造を構成するコネクタ。
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