JP5198107B2 - コネクタ - Google Patents

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本発明は、電線の接続等に使用されるコネクタに関し、特に耐振動構造を備えたコネクタに関する。
移動体としての自動車には、多種多様な電子機器が搭載されている。このため、前記自動車は、前記電子機器に電力や制御信号などを伝送するために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、コネクタと、を備えている。電線は、導電性の芯線と、該芯線を被覆する絶縁性の被覆部と、を備えた所謂被覆電線である。そして、これらの電子機器とワイヤハーネスとは、それぞれが備えたコネクタ同士が嵌合することにより接続されている。
前述したコネクタとして、例えば、端子金具と、該端子金具を収容するコネクタハウジングと、シール部材と、を備えたコネクタが用いられている(例えば、特許文献1参照。)。端子金具は、導電性の板金からなり前記電線の芯線と電気的に接続する。
コネクタハウジングは、絶縁性の合成樹脂からなり、端子金具を収容した箱状の端子収容部と、この端子収容部の外側に該端子収容部と間隔をあけて設けられた筒状のフード部と、端子収容部の相手側コネクタハウジングの侵入方向先端側の外周面とフード部の前記侵入方向先端側の内周面とを連結する円環状の連結壁と、を備えている。連結壁には、当該連結壁を貫通し且つ端子収容部を挟んで相対する一対の係止孔が設けられている。
シール部材は、ゴムなどの弾性材料からなり、前述した端子収容部の外周に沿う筒状に形成されているとともに、該端子収容部の連結壁寄りの外周に取り付けられる。また、シール部材には、当該シール部材の前述した連結壁側の一端部から突出し且つ本体部を挟んで相対する一対の押圧部が設けられている。押圧部は、シール部材から離れた側の端部が、該シール部材の外周方向に向かって突出したL字状に形成されている。この押圧部には、前記端部から突出し且つ前述した係止孔に係合する係止突起が設けられている。
前述したコネクタは、コネクタハウジングの端子収容部とフード部との間に、相手側のコネクタハウジングが侵入して、シール部材がコネクタハウジングの端子収容部の外周面と相手側のコネクタハウジングの内周面との間に位置付けられて、これらのコネクタハウジングと相手側のコネクタハウジングとが嵌合する。そして、シール部材は、係止突起がコネクタハウジングの連結壁の係止孔に係合するとともに、押圧部が相手側のコネクタハウジングの先端部により前記連結壁に向かって押圧されて、コネクタハウジングの端子収容部の外周面と相手側のコネクタハウジングの内周面との間を水密に保つ。
特開2006−156081号公報
しかしながら、前述した特許文献1に開示されたコネクタは、シール部材がコネクタハウジングの本体部の外周面と相手側のコネクタハウジングの内周面との間に位置付けられていた。このため、相手側のコネクタハウジングが、振動によってガタつく問題があった。そして、このガタつきによって、端子金具の接点が摩耗して導通不良を起こす虞があり、最悪の場合は端子金具が破損する虞があった。
したがって、本発明は、コネクタハウジングと相手側のコネクタハウジングとのガタつきを抑えて、端子金具の導通不良を防ぐことができるコネクタを提供することを目的とする。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、筒状に形成され且つ内側に筒状の相手側のコネクタハウジングが侵入する筒部と、前記筒部内に収容され且つ端子金具を収容する本体部とを備えたコネクタハウジングと、 前記本体部に取り付けられ且つ該本体部の外周面と前記相手側のコネクタハウジングの内周面との間を水密に保つシール部材と、を備えたコネクタにおいて、前記シール部材は、前記本体部の外周に沿う筒状に形成されたシール本体と、前記シール本体の外周面から該シール本体の外周方向に突出したリップと、を備え、前記本体部が、前記シール本体よりも前記相手側のコネクタハウジングから離れた側に設けられるとともに、外表面が前記シール本体の外周面と同一面上となり且つ該外表面に前記相手側のコネクタハウジングの前記侵入方向の先端部が重ねられる支持部を備え前記支持部が、前記シール部材の前記シール本体から相手側のコネクタハウジングから離れる方向に向かって突設された係止突起に係合して、前記シール本体を前記本体部に取り付ける該本体部に設けられたロック部に設けられていることを特徴とするコネクタである。
請求項に記載された発明は、請求項に記載の発明において、前記ロック部が、前記本体部の外周面から突出し且つ前記相手側のコネクタハウジングから離れる方向に延びたアーム状に形成されるとともに互いに間隔をあけた一対の前記支持部と、前記一対の支持部の先端部同士を連結する連結部と、を備えていることを特徴とするものある。
請求項1に記載された発明によれば、コネクタハウジングの本体部が、シール部材のシール本体よりも相手側のコネクタハウジングから離れた側に設けられるとともに、外表面がシール本体の外周面と同一面上となり且つ該外表面に相手側のコネクタハウジングの先端部が重ねられる支持部を備えているので、コネクタハウジングと相手側のコネクタハウジングとが嵌合した際に、相手側のコネクタハウジングの先端部がコネクタハウジングの筒部と本体部との間でガタつくことを抑えることができる。また、支持部が、シール部材のシール本体から相手側のコネクタハウジングから離れる方向に向かって突設された係止突起に係合して、シール本体を本体部に取り付ける該本体部に設けられたロック部に設けられているので、シール本体を本体部に取付けるロック部によって、コネクタハウジングと相手側のコネクタハウジングとが嵌合した際に、相手側のコネクタハウジングの先端部がコネクタハウジングの筒部と本体部との間でガタつくことを抑えることができる。
請求項に記載された発明によれば、ロック部が、本体部の外周面から突出し且つ相手側のコネクタハウジングから離れる方向に延びたアーム状に形成されるとともに互いに間隔をあけた一対の支持部と、該一対の支持部の先端部同士を連結する連結部と、を備えているので、ロック部が、一対の支持部の間にシール部材の係止突起を通して該係止突起を連結部と本体部との間に侵入させて、該連結部の相手側のコネクタハウジングから離れた側に係止突起の先端部を位置付けることで、係止突起に係合することができる。また、一対の支持アームを本体部の外周面から突出して設けることにより、コネクタハウジングの形状が複雑化することを抑制することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明は、コネクタハウジングと相手側のコネクタハウジングとが嵌合した際に、相手側のコネクタハウジングの先端部がコネクタハウジングの筒部と本体部との間でガタつくことを抑えることができる。このため、コネクタハウジングと相手側のコネクタハウジングとのガタつきを抑えて、端子金具の摩耗等による導通不良を防ぐことができる。また、シール本体を本体部に取付けるロック部によって、コネクタハウジングと相手側のコネクタハウジングとが嵌合した際に、相手側のコネクタハウジングの先端部がコネクタハウジングの筒部と本体部との間でガタつくことを抑えることができる。このため、部品点数及び組み付け作業工数の増加を抑制することができる。
請求項に記載の本発明は、ロック部が、一対の支持部の間にシール部材の係止突起を通して該係止突起を連結部と本体部との間に侵入させて、該連結部の相手側のコネクタハウジングから離れた側に係止突起の先端部を位置付けることで、係止突起に係合することができる。このため、ロック部をシール部材の係止突起に該係止突起を本体部との間に挟んだ状態で係合させることができ、シール部材が取り付けられた本体部と筒部との間の間隔を小さくすることができる。よって、コネクタハウジングの小型化を図ることができる。
また、一対の支持アームを本体部の外周面から突出して設けることにより、コネクタハウジングの形状が複雑化することを抑制することができ、よって、コネクタハウジングを製造するための金型構造の複雑化を抑制することができる。
以下、本発明の第一の実施形態にかかるコネクタを図1乃至図17を参照して説明する。本発明の第一の実施形態にかかるコネクタ1は、図14中に示す相手側のコネクタ2と嵌合して、自動車などに配索されるワイヤハーネスを構成する。
相手側のコネクタ2は、図14乃至図16に示すように、図示しない複数の雄型の端子金具(以下、雄端子と呼ぶ)と、雄型のコネクタハウジング(以下、雄ハウジングと呼ぶ)3と、を備えている。
複数の雄端子は、それぞれ、導電性の板金などからなり、電線(図示せず)の端末に取り付けられている。複数の雄端子は、それぞれ、前記電線と接続される電線接続部と、該電線接続部に連なる角柱状の雄タブとを一体に備えている。この雄タブは、雄ハウジング3と後述する雌ハウジング6とが嵌合した際に、該雌ハウジング6の本体部8の端子収容室34内に侵入して、該端子収容室34内の雌端子と電気的及び機械的に接続する。
雄ハウジング3は、絶縁性の合成樹脂等からなり、図15に示すように、端子収容部4と、該端子収容部4に連なる筒状のフード部5とを備えている。端子収容部4は、複数の外壁10を有した箱状に形成されており、内側に前述した雄端子の主に電線接続部を収容する。
フード部5は、端子収容部4の後述する雌ハウジング6と相対する一つの外壁10(図15及び図16中、符号10aで示す)から突出し且つ該一つの外壁10aから雌ハウジング6に向かって延びた周壁11を備えて、筒状に形成されている。フード部5は、内側に前述した雄端子の主に雄タブを収容する。
フード部5は、周壁11の端子収容部4から離れた先端部12側が、当該フード部5即ち雄ハウジング2の外表面に開口している。即ち、フード部5は、周壁11の後述する雌ハウジング6の筒部7内に挿入される挿入方向の先端部12側が、当該フード部5即ち雄ハウジング2の外表面に開口している。そして、フード部5は、後述する雌ハウジング6の筒部7内に収容され且つ内側に雌ハウジング6の本体部8を収容する。
また、フード部5には、図示しないガイドリブと、ロック突起15とが設けられている。ガイドリブは、フード部5の周壁11から該フード部5の外側に向かって突出するとともに、雄ハウジング3と後述する雌ハウジング6との嵌合方向K(図15又は図16に示す)に沿って延在している。ガイドリブは、フード部5の前記嵌合方向Kと直交する幅方向(図16中の左右方向)に相対して一対設けられ且つ互いに平行に配されている。そして、一対のガイドリブは、後述する雌ハウジング6の筒部7のガイド凹部26内に侵入して、雄ハウジング3と雌ハウジング6とを正しい向きで嵌合させる。
ロック突起15は、フード部5の周壁11から該フード部5の外側に向かって突出して形成されている。ロック突起15は、後述する雌ハウジング6の筒部7に設けられたロックアーム27の貫通孔29aに係合することで、雄ハウジング3と雌ハウジング6との嵌合を保持する。
前述した矢印K(図15又は図16に示す)は、雄ハウジング3と後述する雌ハウジング6とが嵌合する際に、これらが互いに近づく方向をなしているとともに、これらが互いに嵌合する方向をなしている。そして、前述した構成の雄ハウジング3は、特許請求の範囲に記載の相手側のコネクタハウジングに相当する。
コネクタ1は、図1に示すように、図示しない雌型の端子金具(以下、雌端子と呼ぶ)と、雌型のコネクタハウジング(以下、雌ハウジングと呼ぶ)6と、シール部材9と、を備えている。
雌端子は、導電性の板金などからなり、図示しない電線の端末に取り付けられている。雌端子は、前記電線と接続される電線接続部と、前述した雄端子の雄タブと接続される電気接触部とを一体に備えている。雌端子は、前述した雄ハウジング3と雌ハウジング6とが嵌合すると、雄ハウジング3の雄端子と電気的に接続する。この雌端子は、特許請求の範囲に記載の端子金具に相当する。
雌ハウジング6は、絶縁性の合成樹脂等からなり、図1又は図2に示すように、外側に筒状に形成された筒部7と、該筒部7内に収容され且つ前述した雌端子を収容する本体部8とを備えている。そして、この雌ハウジング6は、特許請求の範囲に記載のコネクタハウジングに相当する。
筒部7は、図1乃至図4に示すように、有底筒状に形成されており、底壁20と、該底壁20の外周縁から立設した周壁21とを備えている。筒部7は、周壁21の内周が前述した雄ハウジング3のフード部5の外周よりも大きく形成されている。筒部7は、周壁21の底壁20から離れた側、即ち雄ハウジング3と相対する側の一端部22が、当該筒部7即ち雌ハウジング6の外表面に開口している。
そして、筒部7は、内側に本体部8を収容するとともに、周壁21の内周面25が本体部8の後述する外周面33と間隔をあけて配されている。また、筒部7には、ガイド凹部26と、ロックアーム27とが設けられている。
ガイド凹部26は、図2に示すように、筒部7の周壁21の内周面25から凹の溝状に形成されているとともに、雄ハウジング3と雌ハウジング6との嵌合方向K(図15又は図16に示す)に沿って延在している。ガイド凹部26は、筒部7の前記嵌合方向Kと直交する幅方向(図2中の左右方向)に相対して一対設けられ且つ互いに平行に配されている。一対のガイド凹部26には、それぞれ、前述した雄ハウジング3の各ガイドリブが侵入して、雄ハウジング3と雌ハウジング6とを正しい向きで嵌合させる。
ロックアーム27は、図1又は図2及び図15などに示すように、筒部7の周壁21の雄ハウジング3から離れた側の他端部23から立設した立設部28と、該立設部28の周壁21から離れた側の端部に連なり且つ筒部7の他端部23から一端部22に向かう方向に延びたアーム部29とを一体に備えている。アーム部29には、貫通孔29aが設けられている。ロックアーム27は、アーム部29の貫通孔29aに前述した雄ハウジング3のロック突起15が係合することで、雄ハウジング3と雌ハウジング6との嵌合を保持する。
本体部8は、図1又は図4に示すように、前述した雄ハウジング3と相対し且つ該雄ハウジング3の雄端子の雄タブを通す複数の孔30aが設けられた相対壁30と、該相対壁30の外縁から立設した周壁31とを備えた箱状に形成されている。周壁31の相対壁30から離れた側の端部32は、前述したフード部5の底壁20の内面に連結されている。本体部8は、内部に複数の端子収容室34が設けられている。本体部8は、各々の端子収容室34内に前述した雌端子を収容する。
複数の端子収容室34は、それぞれ、本体部8内に設けられた直線状の空間であり、長手方向が雄及び雌ハウジング3,6同士の嵌合方向Kと平行に形成されている。複数の端子収容室34は、それぞれ、長手方向の両端が本体部8即ち雌ハウジング6の外表面に開口している。複数の端子収容室34は、互いに平行に配されているとともに、本体部8の前記嵌合方向Kに直交する幅方向(図2中の左右方向)に沿って並設されている。端子収容室34の内面には、可撓性を有して雌端子と係止可能な係止ランス(図示せず)が設けられている。この係止ランスは、雌端子に係止して、端子収容室34内から該雌端子が抜け出ることを規制する。
また、本体部8には、シール部材9の後述する係止突起45と係合するロック部35が設けられている。ロック部35は、本体部8の雄及び雌ハウジング3,6同士の嵌合方向Kに直交する幅方向(図2中の左右方向)に相対して一対設けられている。一対のロック部35は、それぞれ、図3又は図4に示すように、本体部8の周壁31の端部32寄りに設けられており、一対の支持アーム36と該支持アーム36の先端部37同士を連結する連結部39とを備えて、平面形状がコ字状に形成されている。
一対の支持アーム36は、それぞれ、本体部8の周壁31の外周面33から突出するとともに、前述したフード部5の一つの外壁10aに近づく方向、即ち雄ハウジング3から離れる方向に延びたアーム状に形成されている。即ち、一対の支持アーム36は、それぞれ、前記一つの外壁10aから離れた側の基端部38が周壁31の外周面33に連結され且つ該一つの外壁10a側の先端部37が周壁31の外周面33と間隔をあけて形成されている。
また、一対の支持アーム36は、それぞれ、長手方向が雄及び雌ハウジング3,6同士の嵌合方向Kと平行に設けられている。そして、一対の支持アーム36は、本体部8の前述した雄及び雌ハウジング3,6同士の嵌合方向Kと直交する厚み方向(図4中の上下方向)に互いに間隔をあけ且つ平行に設けられている。この支持アーム36は、特許請求の範囲に記載の支持部を成している。
連結部39は、角柱状に形成されており、前述した一対の支持アーム36の先端部37同士を連結している。連結部39は、本体部8の周壁31の外周面33と間隔をあけて設けられている。
前述した構成のロック部35は、一対の支持アーム36の先端部37が本体部8の周壁31の外周面33から離れる方向に弾性変形可能に形成されて、連結部39が本体部8の周壁31の外周面33に接離(近づいたり離れたりすること)自在となっている。
シール部材9は、図1、図5及び図8に示すように、ゴム等の弾性材料から構成されており、シール本体40と、リップ43とを備えている。
シール本体40は、本体部8の周壁31の外周に沿うように筒状に形成されている。シール本体40は、内側に本体部8を通して、該本体部8の周壁31の端部32寄りの外周面33に取り付けられるとともに、前述したロック部35の一対の支持アーム36の雄ハウジング3側に配置されている。そして、シール本体40は、該シール本体40の外周面41が一対の支持アーム36の外表面36aと同一面上となるように形成されている。また、シール本体40には、該シール本体40の外周縁から突出する係止突起45が設けられている。
係止突起45は、シール本体40の幅方向(図5中の左右方向)に相対して一対設けられている。一対の係止突起45は、それぞれ、シール本体40の外周縁から該シール本体40の軸方向に沿って延びた角柱状に形成されている。一対の係止突起45は、それぞれ、シール本体40が雌ハウジング6の本体部8に取り付けられた際に、当該一対の係止突起45の先端部37が雄ハウジング3から離れる方向に向かって突出するように設けられている。
リップ43は、シール本体40の外周面41から該シール本体40の外周方向に突出した円環状に形成されている。リップ43は、シール本体40の外周面41に複数設けられており、該シール本体40の軸方向に沿って互いに間隔をあけて並設されている。
前述した構成のシール部材9は、シール本体40が雌ハウジング6の本体部8に取り付けられて、雄及び雌ハウジング3,6が互いに嵌合すると、図15に示すように、シール本体40が雄ハウジング3のフード部5と雌ハウジング6の本体部8の周壁31との間に位置付けられて、シール本体40の複数のリップ43がフード部5の内周面14と本体部8の外周面33との双方に密着して、これらの内周面14と外周面33との間を水密に保つ。
前述した構成のコネクタ1の雌ハウジング6と相手側のコネクタ2の雄ハウジング3とを嵌合させる際には、まず、雌ハウジング6と雄ハウジング3との嵌合前に、予め雌ハウジング6の本体部8の端子収容室34内に電線付の雌端子を収容するとともに、雄ハウジング2の端子収容部4内に電線付きの雄端子を収容する。そして、雌ハウジング6の本体部8に、図5又は図8に示す組み付け治具50を用いて、シール部材9を取り付ける。
組み付け治具50は、平板状に形成された治具本体51と該治具本体51から突設され且つ互いに間隔をあけた一対の治具突起52とを備えており、該一対の治具突起52が治具本体51長手方向に相対して二つ設けられている。即ち、係止突起52は、治具本体51から4つ突設されている。
そして、雌ハウジング6の本体部8にシール部材9を取り付けるには、まず、図8に示すように、雌ハウジング6の本体部8の端部32側に、組み付け治具50を相対させて、該組み付け治具50の治具本体51を本体部8に近づけていき、図5又は図9に示すように、一対の治具突起52をそれぞれロック部35の各支持アーム36と本体部8との間に挿入する。すると、図11に示すように、ロック部35の連結部39が本体部8から離れる方向に該ロック部35の一対の支持アーム36が弾性変形する。
次に、図6に示すように、シール部材9を該シール部材9のシール本体40の係止突起45側から雌ハウジング6の筒部7と本体部8との間に挿入して、シール本体40の内側に本体部8を通して該シール本体40を本体部8の端部側に向かって押し込んでいく。すると、図12に示すように、シール本体40の係止突起45がロック部35の一対の支持アーム36の間に挿入されて、該係止突起45が連結部39と本体部8との間に侵入する。
そして、雌ハウジング6から取付け治具50の治具本体51を引き離して、一対の治具突起52をロック部35の各支持アーム36と雌ハウジング6の本体部8との間から引き抜く。すると、図13に示すように、ロック部35の連結部39が本体部8に近づく方向に該ロック部35の一対の支持アーム36が弾性復元することで、シール部材9の係止突起45の先端部46がロック部35の連結部39の一対の支持アーム36から離れた側、即ち雄ハウジング3から離れた側に位置付けられて、該係止突起45にロック部35が係合する。このとき、係止突起45は雌ハウジング6の本体部8の外周面33に密着する。
こうして、シール本体40がロック部35の一対の支持アーム36の雄ハウジング3側に位置付けられるとともに、係止突起45がロック部35と係合することによって、シール本体40が雌ハウジング6の本体部8の周壁31の外周に取り付けられて、シール部材9が雌ハウジング6の本体部8に取り付けられる。
続いて、コネクタ1の雌ハウジング6と相手側のコネクタ2の雄ハウジング3とを嵌合させるには、まず、コネクタ1の雌ハウジング6と相手側のコネクタ2の雄ハウジング3とを相対させる。そして、雌ハウジング6と雄ハウジング3とを互いに近づけていき、雌ハウジング6の筒部7と本体部8との間に雄ハウジング3のフード部5の周壁11の先端部12を侵入させていく。
このとき、雄ハウジング3のフード部5に設けられた一対のガイドリブが雌ハウジング6の筒部7のガイド凹部26内に侵入して、雄ハウジング3のフード部5を雌ハウジング6の筒部7内に正しい向きで侵入させる。
すると、雌ハウジング6の筒部7に設けられたロックアーム27のアーム部29が雄ハウジング3のロック突起15に接触して、該アーム部29が弾性変形してロック突起15に押し上げられる。さらに、雌ハウジング6と雄ハウジング3とを近づけていくと、雄ハウジング3のフード部5の先端部12が雌ハウジング6の筒部7の周壁21とシール部材9のシール本体40との間に侵入するとともに、ロックアーム27のアーム部29が雄ハウジング3のロック突起15によってさらに押し上げられる。
そして、図15又は図16に示すように、ロックアーム27のアーム部29がロック突起15を乗り越えて、該アーム部29の貫通孔29aにロック突起15が侵入して係合するとともに、雄ハウジング3のフード部5の周壁11の先端部12が、図17に示すように、雌ハウジング6の筒部7と本体部8との間の該本体部8の周壁31の端部32側まで侵入して、フード部5の先端部12が雌ハウジング6の本体部8に設けられた一対のロック部35の各支持アーム36の外表面36aに重なる。
こうして、コネクタ1の雌ハウジング6と、相手側のコネクタ2の雄ハウジング3とが嵌合する。
本実施形態によれば、雌ハウジング6の本体部8が、シール部材9のシール本体40よりも雄ハウジング3から離れた側に設けられるとともに、外表面36aがシール本体40の外周面41と同一面上となり且つ該外表面36aに雄ハウジング3のフード部5の先端部12が重ねられる支持アーム36を備えている。
このため、雌ハウジング6と雄ハウジング3とが嵌合した際に、雄ハウジング3のフード部5の先端部12が雌ハウジング6の筒部7と本体部8との間でガタつくことを抑えることができる。したがって、雌ハウジング6と雄ハウジング3とのガタつきを抑えて、雌端子及び雄端子の摩耗等による導通不良を防ぐことができる。
また、支持アーム36が、シール部材9のシール本体40から雄ハウジング3から離れる方向に向かって突設された係止突起45に係合して、シール本体40を雌ハウジング6の本体部8に取り付ける該本体部8に設けられたロック部35に設けられている。
このため、シール部材9のシール本体40を雌ハウジング6の本体部8に取付けるロック部35によって、雌ハウジング6と雄ハウジング3とが嵌合した際に、雄ハウジング3のフード部5の先端部12が雌ハウジング6の筒部7と本体部8との間でガタつくことを抑えることができる。したがって、部品点数及び組み付け作業工数の増加を抑制することができる。
さらに、ロック部35が、雌ハウジング6の本体部8の外周面33から突出し且つ雄ハウジング3から離れる方向に延びたアーム状に形成されるとともに互いに間隔をあけた一対の支持アーム36と、該一対の支持アーム36の先端部37同士を連結する連結部39と、を備えている。
このため、ロック部35が、一対の支持アーム36の間にシール部材9のシール本体40の係止突起45を通して該係止突起45を連結部39と雌ハウジング6の本体部8との間に侵入させて、該連結部39の雄ハウジング3から離れた側に係止突起45の先端部46を位置付けることで、係止突起45に係合することができる。したがって、ロック部35をシール部材9の係止突起45に該係止突起45を雌ハウジング6の本体部8との間に挟んだ状態で係合させることができ、シール部材9が取り付けられた本体部8と筒部7との間の間隔を小さくすることができる。よって、雌ハウジング6の小型化を図ることができる。
また、一対の支持アーム36を雌ハウジング6の本体部8の外周面33から突出して設けることにより、雌ハウジング6の形状が複雑化することを抑制することができ、よって、雌ハウジング6を製造するための金型構造の複雑化を抑制することができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の実施形態にかかるコネクタを示す分解斜視図である。 図1に示されたコネクタのコネクタハウジングを相手側のコネクタハウジングと相対示する側から見た平面図である。 図2中のIII−III線に沿う断面図である。 図2中のIV−IV線に沿う断面図である。 図3に示されたコネクタハウジングに組み付け治具が取り付けられた状態を示す説明図である。 図5に示されたシール部材をコネクタハウジングに取り付ける途中の状態を示す説明図である。 図6に示されたシール部材をコネクタハウジングに取り付けた状態を示す説明図である。 図4に示されたコネクタハウジングにシール部材及び組み付け治具を相対させた状態を示す説明図である。 図8に示されたシール部材をコネクタハウジングに取り付ける途中の状態を示す説明図である。 図9に示されたシール部材をコネクタハウジングに取り付けた状態を示す説明図である。 図5中のXI部を拡大して示す断面図である。 図6中のXII部を拡大して示す断面図である。 図7中のXIII部を拡大して示す断面図である。 図1に示されたコネクタハウジングに相手側のコネクタハウジングが嵌合した状態を示す平面図である。 図14中のXV−XV線に沿う断面図である。 図14中のXVI−XVI線に沿う断面図である。 図16中のXVII部を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1 コネクタ
3 雄ハウジング(相手側のコネクタハウジング)
6 雌ハウジング(コネクタハウジング)
7 筒部
8 本体部
9 シール部材
12 先端部
14 内周面
33 外周面
35 ロック部
36 支持アーム(支持部)
36a 外表面
37 先端部
39 連結部
40 シール本体
41 外周面
43 リップ
45 係止突起

Claims (2)

  1. 筒状に形成され且つ内側に筒状の相手側のコネクタハウジングが侵入する筒部と、前記筒部内に収容され且つ端子金具を収容する本体部とを備えたコネクタハウジングと、前記本体部に取り付けられ且つ該本体部の外周面と前記相手側のコネクタハウジングの内周面との間を水密に保つシール部材と、を備えたコネクタにおいて、
    前記シール部材は、前記本体部の外周に沿う筒状に形成されたシール本体と、前記シール本体の外周面から該シール本体の外周方向に突出したリップと、を備え、
    前記本体部が、前記シール本体よりも前記相手側のコネクタハウジングから離れた側に設けられるとともに、外表面が前記シール本体の外周面と同一面上となり且つ該外表面に前記相手側のコネクタハウジングの前記侵入方向の先端部が重ねられる支持部を備え
    前記支持部が、前記シール部材の前記シール本体から相手側のコネクタハウジングから離れる方向に向かって突設された係止突起に係合して、前記シール本体を前記本体部に取り付ける該本体部に設けられたロック部に設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ロック部が、前記本体部の外周面から突出し且つ前記相手側のコネクタハウジングから離れる方向に延びたアーム状に形成されるとともに互いに間隔をあけた一対の前記支持部と、前記一対の支持部の先端部同士を連結する連結部と、を備えていることを特徴とする請求項に記載のコネクタ。
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