JP2012164520A - 中継コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】インサート成形前の端子の外力によるホルダからの脱落や変形を抑制し、電気的接続の信頼性を向上させることができる中継コネクタを提供すること。
【解決手段】端子25をホルダ26に保持した状態のホルダアッセンブリ60をインサート成形することで形成される中継コネクタであって、ホルダアッセンブリ60は、ホルダ26に保持された端子25をホルダ26とで挟持するカバー27を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば、エンジン、ミッションあるいはモータ等の筺体に装着されて内部の電線と外部の電線とを接続する中継コネクタに関する。
中継コネクタには、非導電性の取付板の表面側に端子を保持し、これらを合成樹脂製のハウジングにインサート成形により組み込んで形成されるものがある。このコネクタでは、取付板に、その両面を貫通するように開口が形成され、この開口を横切るように取付溝が形成されている。そして、この取付溝に端子が嵌め込まれて保持されるようになっている。その際に、取付溝の底面に突設された突起が、端子の取付孔に嵌合し、端子が取付板に保持される(例えば、特許文献1参照)。
特許第3509444号公報
取付板に上記のように端子を保持させることで、端子の取付板の方向への動きは規制できる。しかしながら、端子の取付板とは反対方向への動きは規制できない。このため、インサート成形前に取付板とは反対方向の力が加わると、端子が取付板から脱落したり、変形したりする可能性がある。すると、インサート成形後のコネクタにおける端子の位置精度が確保できなくなり、その結果、電気的接続の信頼性に影響を及ぼすおそれがあった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、インサート成形前の端子の外力によるホルダからの脱落や変形を抑制し、電気的接続の信頼性を向上させることができる中継コネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る中継コネクタは、下記(1)から(3)のいずれかを特徴としている。
(1) 端子をホルダに保持した状態のホルダアッセンブリをインサート成形することで形成される中継コネクタであって、
前記ホルダアッセンブリは、前記ホルダに保持された端子を前記ホルダとで挟持するカバーを有すること。
(2) 上記(1)の構成の中継コネクタにおいて、前記端子が前記ホルダの表裏側にそれぞれ設けられ、一つの前記カバーが前記ホルダの表裏側の端子を前記ホルダとで挟持すること。
(3) 上記(1)または(2)の構成の中継コネクタにおいて、前記カバーには、前記端子が挿入される挿入孔が形成されていること。
上記(1)の構成の中継コネクタでは、ホルダに保持された端子をカバーがホルダとで挟持する構成のホルダアッセンブリを備える。これにより、端子のホルダから外れる方向への動きをカバーで規制することができる。よって、インサート成形前の端子の外力によるホルダからの脱落や変形を抑制することができる。
上記(2)の構成の中継コネクタでは、端子がホルダの表裏側にそれぞれ設けられる場合に、一つのカバーがホルダの表裏側の端子をホルダとで挟持することになる。このため、部品点数の増加を抑制しつつ、ホルダの表裏側の端子のホルダからの脱落や変形を抑制することができる。
上記(3)の構成の中継コネクタでは、カバーの挿入孔に端子が挿入されることになる。よって、端子のホルダからの脱落や変形を、より確実に抑制することができる。
本発明によれば、インサート成形前の端子の外力によるホルダからの脱落や変形を抑制し、電気的接続の信頼性を向上させることができる中継コネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
実施形態に係る中継コネクタを示す斜視図である。 実施形態に係る中継コネクタを示す側断面図である。 実施形態に係る中継コネクタを示す締結部を通る側断面図である。 実施形態に係る中継コネクタの端子を示す斜視図である。 実施形態に係る中継コネクタのホルダへの一方の端子群の取付前の状態を示す斜視図である。 実施形態に係る中継コネクタのホルダアッセンブリを示す背面側の斜視図である。 実施形態に係る中継コネクタのホルダへの一方の端子群の取付後かつ他方の端子群の取付前の状態を示す斜視図である。 実施形態に係る中継コネクタのホルダへの他方の端子群の取付後の状態を示す斜視図である。 実施形態に係る中継コネクタのホルダ及び端子へのカバーの取付前の状態を示す斜視図である。 実施形態に係る中継コネクタのホルダアッセンブリを示す斜視図である。 実施形態に係る中継コネクタのホルダアッセンブリを示す要部の側断面図である。 実施形態に係る中継コネクタのホルダアッセンブリを示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)のX−X断面図、(c)は(b)のV部拡大断面図である。 実施形態に係る中継コネクタのホルダアッセンブリの変形例を示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)のY−Y断面図、(c)は(b)のW部拡大断面図である。 実施形態に係る中継コネクタのホルダアッセンブリを示す要部の側面図である。
以下、本発明に係る実施形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は実施形態に係る中継コネクタを示す斜視図、図2は実施形態に係る中継コネクタを示す側断面図、図3は実施形態に係る中継コネクタを示す締結部を通る側断面図である。
図1から図3に示すように、本実施形態に係る中継コネクタ11は、非導電性の合成樹脂製のハウジング12と、ゴム製のOリング13と、カラー14とを有している。この中継コネクタ11は、例えば、エンジン、ミッションあるいはモータ等の筺体15の取付孔16に取り付けられて筐体15の内部の図示略の内部ケーブルと筐体15の外部の図示略の外部ケーブルとを電気的に接続させるコネクタである。
ハウジング12は、挿入部19と、フランジ部20と、外側コネクタ部21と、内側コネクタ部22と、締結部23とを有している。挿入部19は、円形状に形成されており、筐体15の取付孔16に嵌合される。挿入部19の周面には、周方向へわたって装着溝19aが形成されており、Oリング13は、この挿入部19の装着溝19aに収容されて装着されている。そして、このOリング13は、筐体15の取付孔16へ挿入部19を嵌合させることにより、取付孔16の内周面と密着し、筺体15と中継コネクタ11とをシールする。なお、取付孔16には、その開口縁部を面取りすることにより、挿入ガイド面16aが形成されており、挿入部19の挿入の円滑化が図られている。
フランジ部20は、挿入部19における取付孔16への挿入側と反対側である上端部分に一体に形成されている。このフランジ部20は、取付孔16よりも大径の円形状に形成されており、筺体15の取付孔16へ挿入部19を挿入することにより、筺体15の外面側における取付孔16の開口縁に突き当てられる。外側コネクタ部21は、フランジ部20の上面から垂直に突出した後、屈曲して上面と平行に延出する。内側コネクタ部22は、挿入部19の下面から垂直に突出した後、屈曲して下面と平行に延出する。
ハウジング12のフランジ部20には、周方向の一部に、締結部23が形成されている。この締結部23には、カラー装着孔24が形成されており、このカラー装着孔24にカラー14が上方側から挿入されている。カラー14は、このボルト18の締結力がハウジング12に及ぶのを抑制しハウジング12を保護するもので、例えば、金属等から形成されている。
カラー14には、挿通孔14aが形成されており、中継コネクタ11を筐体15に取り付ける際にボルト18が挿通孔14aに挿通される。カラー14は、円筒部14bと、この円筒部14bの上端に形成されたつば部14cとを有しており、円筒部14bをカラー装着孔24に挿入することにより、つば部14cが締結部23の上面に係止されて締結部23に保持される。カラー14の円筒部14bの長さ寸法は、締結部23の厚さ寸法よりも僅かに大きくされている。
また、筺体15には、ボルト18が螺合可能なネジ孔15aが形成されている。そして、カラー装着孔24に装着したカラー14へボルト18を挿し込み、このボルト18を筺体15のネジ孔15aへねじ込むことにより、ネジ孔15aへのボルト18の締結力によってハウジング12が筺体15に締結される。これにより、中継コネクタ11が筺体15に取り付けられる。
ハウジング12内には、導電性金属からなる端子25と、非導電性の合成樹脂製のホルダ26と、非導電性の合成樹脂製のカバー27とからなるホルダアッセンブリ60が一体的に埋設されている。外側コネクタ部21には、図示略の外部ケーブルのコネクタを嵌合させる嵌合開口部30が形成されている。また、内側コネクタ部22にも、内部ケーブルのコネクタを嵌合させる嵌合開口部31が形成されている。嵌合開口部30は外側コネクタ部21の先端側に開口しており、嵌合開口部31は嵌合開口部30とは反対向きに開口している。
ホルダアッセンブリ60の端子25は、一端が嵌合開口部30内に突出し他端が嵌合開口部31内に突出していて、中間部がハウジング12内に埋設されている。その結果、外側コネクタ部21及び端子25が、中継コネクタ11の一端の雄側コネクタ32を構成し、内側コネクタ部22及び端子25が、中継コネクタ11の他端の雄側コネクタ33を構成する。カバー27は、ハウジング12内の嵌合開口部30の底部近傍に埋設されている。ホルダ26は、ハウジング12内で嵌合開口部30の底部近傍と嵌合開口部31の底部近傍とを結ぶように埋設されている。
次に、ハウジング12内に設けられた端子25を備えるホルダアッセンブリ60について説明する。
図4は実施形態に係る中継コネクタの端子を示す斜視図、図5は実施形態に係る中継コネクタのホルダへの一方の端子群の取付前の状態を示す斜視図、図6は実施形態に係る中継コネクタのホルダアッセンブリを示す背面側の斜視図、図7は実施形態に係る中継コネクタのホルダへの一方の端子群の取付後かつ他方の端子群の取付前の状態を示す斜視図、図8は実施形態に係る中継コネクタのホルダへの他方の端子群の取付後の状態を示す斜視図、図9は実施形態に係る中継コネクタのホルダ及び端子へのカバーの取付前の状態を示す斜視図、図10は実施形態に係る中継コネクタのホルダアッセンブリを示す斜視図、図11は実施形態に係る中継コネクタのホルダアッセンブリを示す要部の側断面図、図12は実施形態に係る中継コネクタのホルダアッセンブリを示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)のX−X断面図、(c)は(b)のV部拡大断面図、図13は実施形態に係る中継コネクタのホルダアッセンブリの変形例を示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)のY−Y断面図、(c)は(b)のW部拡大断面図、図14は実施形態に係る中継コネクタのホルダアッセンブリを示す要部の側面図である。
図4に示すように、端子25は、上下方向に延びる中間延在部34を有している。また、端子25は、中間延在部34の下端から直角に屈曲されて延出する内側タブ形成部35を有している。さらに、端子25は、中間延在部34の上端から直角に屈曲されて内側タブ形成部35とは反対方向に延出する外側タブ形成部36を有している。よって、端子25は、側面視S字状をなしている。
外側タブ形成部36は、中間延在部34と直交する平面内で屈曲する形状に形成されており、基端延出部37、側方延出部38及び先端延出部39を有している。基端延出部37は、中間延在部34から内側タブ形成部35と反対方向に延出する。側方延出部38は、基端延出部37の先端から垂直側方に延出する。先端延出部39は、側方延出部38の先端から基端延出部37と反対方向に延出する。
なお、端子25は必要な極数分設けられることになり、ここでは八本設けられている。端子25は、四本一組で一方の端子群41を構成する端子25と、四本一組で他方の端子群42を構成する端子25とに分けられる。
端子群41のすべての端子25は、中間延在部34が互いに同じ長さとされており、内側タブ形成部35も互いに同じ長さとされている。また、基端延出部37、側方延出部38及び先端延出部39は、それぞれの長さが互いに異なっている。これら端子群41の端子25は、中間延在部34を並列に並べた状態で、内側タブ形成部35を平行に並べると、これら内側タブ形成部35の先端部の位置が揃うことになる。また、この状態では、外側タブ形成部36の先端部の位置も揃うようになっている。
端子群42のすべての端子25も、中間延在部34が互いに同じ長さとされており、内側タブ形成部35も互いに同じ長さとされている。また、基端延出部37、側方延出部38及び先端延出部39は、それぞれの長さが互いに異なっている。これら端子群42の端子25も、中間延在部34を並列に並べた状態で、内側タブ形成部35を平行に並べると、これら内側タブ形成部35の先端部の位置が揃うことになる。また、この状態では、外側タブ形成部36の先端部の位置も揃うようになっている。なお、端子群41の端子25と端子群42の端子25とは、側方延出部38の基端延出部37に対する屈曲方向が逆向きとされており、各部の長さも異なっている。
図5及び図6に示すように、ホルダ26は、主板部45と、主板部45の長さ方向の一端から主板部45に対し直角に屈曲されて前方に延出する延出板部46とを有している。ホルダ26には、延出板部46の上面から主板部45の背面にかけて、保持溝48が四カ所に並設されている。これらの保持溝48は、主板部45の幅方向の一側に偏って並設されている。これらの保持溝48は、延出板部46の上面に形成される部分が延出板部46の延出方向に沿っている。また、主板部45の背面に形成される部分が主板部45の長さ方向に沿っている。
図5に示すように、ホルダ26には、主板部45の前面から下面にかけて、保持溝49が四カ所並設されている。これらの保持溝49は、主板部45の幅方向における保持溝48の配列箇所の逆側に偏って並設されている。これらの保持溝49は、主板部45の前面に形成される部分が主板部45の長さ方向に沿っている。また、保持溝49の主板部45の下面に形成される部分は、延出板部46の延出方向に沿って延出板部46の延出方向と逆方向に形成されている。
さらに、ホルダ26には、延出板部46の両側面に、係止凸部50が形成されている。係止凸部50には主板部45とは反対側に面取りが形成されている。また、延出板部46の先端面には嵌合凹部52が形成されている。
図5及び図7に示すように、まず最初の一方端子群保持工程で、端子群41の端子25を対応する保持溝48にそれぞれ嵌合させることでホルダ26の表面側に端子群41の端子25が保持される。このとき、端子群41のすべての端子25の外側タブ形成部36が、延出板部46の上面に沿って配置される。また、この状態で、端子群41のすべての端子25の外側タブ形成部36が延出板部46から同じ長さ突出する。
図7及び図8に示すように、次の他方端子群保持工程で、端子群42の端子25を対応する保持溝49にそれぞれ嵌合させることでホルダ26の表面側に端子群42の端子25が保持される。このとき、端子群42のすべての端子25の外側タブ形成部36が、延出板部46の下面に沿って配置される。また、この状態で、端子群42のすべての端子25の外側タブ形成部36が延出板部46から同じ長さ突出する。この突出の長さは、端子群41の突出の長さと同じになっている。なお、ホルダ26は図示略のキャリアに連結されており、すべての端子25が取り付けられた後、このキャリアから切り離されることになる。
図6及び図9に示すように、カバー27は、横長の前板部54と、前板部54の上縁から後方に延出する上板部55とを有している。また、カバー27は、前板部54の下縁から後方に延出する下板部56と、前板部54の側縁から後方に延出する一対の側板部57とを有している。これにより、カバー27は、後方側が凹状に形成された形状とされている。
前板部54には、すべての端子25の先端延出部39が挿入される挿入孔58が形成されている。つまり、挿入孔58は極数分形成されている。そして、上記の他方端子群保持工程の後のカバー取付工程で、これら挿入孔58にすべての端子25の先端延出部39を挿入させた後、図10に示すようにカバー27をホルダ26の延出板部46の先端に被せる。
すると、図11に示すように、カバー27の上板部55が、その下面とホルダ26の延出板部46の上面とで端子群41の端子25の外側タブ形成部36を挟持する。また、カバー27の下板部56が、その上面とホルダ26の延出板部46の下面とで端子群42の端子25の外側タブ形成部36を挟持する。つまり、ホルダ26の延出板部46の表裏側にそれぞれ設けられる端子25を、一つのカバー27がホルダ26の延出板部46とで挟持する。加えて、カバー取付工程では、カバー27の前板部54の裏側に突設された嵌合凸部59がホルダ26の嵌合凹部52に嵌合する。さらに、カバー取付工程では、図12に示すように、カバー27の一対の側板部57が一対の係止凸部50に締め代を持って嵌合することになる。以上のカバー取付工程により、カバー27がホルダ26に取り付けられてホルダアッセンブリ60となる。
なお、図13に示すように、カバー27の一対の側板部57の後端にそれぞれ相互近接側に突出する係止爪61を形成しても良い。この場合、これら係止爪61が係止凸部50を係止することで、カバー27がホルダ26に、より強固に固定されることになる。
図11及び図14に示すように、ホルダアッセンブリ60において、カバー27は、端子群41の端子25の外力による延出板部46の上面から離間するA方向の動きを規制することになる。また、カバー27は、端子群42の端子25の外力による延出板部46の下面から離間するB方向の動きも規制することになる。
なお、図6に示すように、ホルダ26の主板部45には、各保持溝48の幅方向の両側に位置するように、係止突起63が、それぞれ上部および下部に突設されている。隣り合う係止突起63同士の間隔は、端子群41の端子25の中間延在部34の幅より狭くされている。そして、前述した一方端子群保持工程では、端子群41の端子25が保持溝48に図示略の治具によって圧入される。これにより、端子群41の端子25の中間延在部34が係止突起63で係止され、端子群41の端子25の保持溝48から外れる方向の動きが係止突起63で規制される。
また、図12(a)に示すように、ホルダ26の主板部45には、各保持溝49の幅方向の両側に位置するように、係止突起64が、それぞれ上部および下部に突設されている。隣り合う係止突起64同士の間隔は、端子群42の端子25の中間延在部34の幅より狭くされている。そして、前述した他方端子群保持工程では、端子群42の端子25が保持溝49に図示略の治具によって圧入される。これにより、端子群42の端子25の、中間延在部34が係止突起64で係止され、端子群42の端子25の保持溝49から外れる方向の動きが係止突起64で規制される。
そして、上記のようにして、端子25をホルダ26の表面側に保持しホルダ26とカバー27とで挟持してなるホルダアッセンブリ60を、金型の所定位置にセットし、この金型に合成樹脂を充填してハウジング12を形成する。つまり、ホルダアッセンブリ60をインサート成形する。これにより、中継コネクタ11が形成されることになる。
図2に示すように、この中継コネクタ11において、端子25の内側タブ形成部35が内側コネクタ部22の嵌合開口部31内に突出して雄側コネクタ33のタブとなる。また、端子25の外側タブ形成部36の先端延出部39が外側コネクタ部21の嵌合開口部30内に突出して雄側コネクタ32のタブとなる。内側タブ形成部35が内部ケーブルのコネクタの雌型端子に嵌合し、外側タブ形成部36の先端延出部39が外部ケーブルのコネクタの雌型端子に嵌合する。その結果、内部ケーブル及び外部ケーブルの間の電気信号が端子25を介して伝達可能となる。
以上、説明したように、上記実施形態に係る中継コネクタ11によれば、ホルダ26に保持された端子25をカバー27がホルダ26とで挟持する構成のホルダアッセンブリ60を備える。このため、ホルダアッセンブリ60の状態では、端子25のホルダ26から外れる方向への動きをカバー27で規制することができる。よって、ホルダアッセンブリ60において、インサート成形前における金型へのセット前の端子25の外力によるホルダ26からの脱落や変形を抑制することができる。したがって、インサート成形後の端子25のアライメント精度やピッチ精度などの位置精度を確保でき、電気的接続の信頼性を向上させることができる。
また、端子25のホルダ26からの脱落を抑制することができるため、ホルダアッセンブリ60の金型へのセット精度が向上し、成形不良を防止することができる。加えて、ホルダアッセンブリ60の取り扱いが容易となり、作業性を向上させることができる。
また、端子25がホルダ26の延出板部46の表裏側にそれぞれ設けられており、一つのカバー27が延出板部46の表裏側の端子25をホルダ26の延出板部46とで挟持することになる。このため、部品点数の増加を抑制しつつ、表裏側の端子25のホルダ26からの脱落や変形を抑制することができる。
また、カバー27の挿入孔58に端子25が挿入されるので、端子25のホルダ26からの脱落や変形を、より確実に抑制することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
11 中継コネクタ
25 端子
26 ホルダ
27 カバー
58 挿入孔
60 ホルダアッセンブリ

Claims (3)

  1. 端子をホルダに保持した状態のホルダアッセンブリをインサート成形することで形成される中継コネクタであって、
    前記ホルダアッセンブリは、前記ホルダに保持された端子を前記ホルダとで挟持するカバーを有することを特徴とする中継コネクタ。
  2. 前記端子が前記ホルダの表裏側にそれぞれ設けられ、一つの前記カバーが前記ホルダの表裏側の端子を前記ホルダとで挟持することを特徴とする請求項1に記載の中継コネクタ。
  3. 前記カバーには、前記端子が挿入される挿入孔が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の中継コネクタ。
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