JP5279483B2 - 電気コネクタ - Google Patents

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本発明は、工作機やロボットサーボモータ等の電気機器や電子機器や産業機器に使用される電気コネクタに関するもので、特に、簡便なシェルとコンタクトのアース構造を有した電気コネクタである。
通常、電気コネクタは、一般的に、ケーブルや基板に接続される電気コネクタであって、相手コネクタ等の接続対象物と接触する接触部と少なくとも1個の絶縁体に固定される固定部とケーブルや基板に接続する接続部を有する所要数のコンタクトと、該コンタクトが固定・配列される少なくとも1個の絶縁体と、該少なくとも1個の絶縁体を覆うように配置されたシェルを備えている。安全対策のために、前記シェルと少なくとも1本の前記コンタクトとを導通させるアース構造(導通手段)も備えている。アース構造としては、確実に接続(導通)させるために、前記シェルに横孔を開け、少なくとも1本の前記コンタクトにネジ加工をし、雄ネジを螺着することにより前記シェルと少なくとも1本の前記コンタクトの導通が図られている。
アース構造を備えた電気コネクタの特許文献として、特許文献1(実開平4−23083号)と特許文献2(特開平9−115617号)と特許文献3(特開2002−164127)を示す。
特許文献1の実用新案登録請求の範囲には、請求項1として、筒状のシエルと、該シエルの内側に配したインシユレータと、該インシユレータに形成した挿通孔に対し挿抜可能でかつ電線に接続されたコンタクトとを含むコネクタにおいて、前記インシユレータに組み付けられたアース部品を備え、該アース部品は、前記シエルに接触している第1の接触部分と前記挿通孔に位置して前記コンタクトに接触する第2の接触部分とを一体に有していることを特徴とするコネクタが開示されている。 特許文献2の特開平9−115617の要約によると、組み立て工数の削減と組立時のアースコンタクトの軸心ずれの防止をすることを目的とし、筒状の導電性シェル1とこれの内側に配した導電性アースコンタクト4とをフックピン10を介して電気的に接続させ、フックピンは、互いに間隔をおいて平行な可撓性の二本の脚部15と、これらの脚部をその一端側で互いに結合させた円板状の頭部16とを有し、脚部の他端側には互いに外向きに夫々突出した二つのフック17が設け、脚部をシェルの孔11を通してアースコンタクトの孔13に挿通させるとともに、頭部をシェルの孔に圧入し、また二つのフックはアースコンタクトのフック受面14に係合してフックピンの離脱を阻止する構造のアース付レセプタクルコネクタが開示されている。 ちなみに、特開平9−115617号の特許請求の範囲には、請求項1として、筒状の導電性シェルと、前記シェルの内側に配した導電性アースコンタクトと、前記アースコンタクトを前記シェルに電気的に接続させた導通部材とを含むアース付レセプタクルコネクタにおいて、前記導通部材は、可撓性の複数の脚部と前記脚部の一端側の頭部と前記脚部の他端側のフックとを有するフックピンを含み、前記シェルと前記アースコンタクトとに互いに対向して径方向にのびた孔を夫々設け、前記脚部を前記シェルの孔を通して前記アースコンタクトの孔に挿通させるとともに、前記頭部を前記シェルの孔に圧入し、前記脚部をその弾性復元力により前記アースコンタクトの孔の内面に圧接させるとともに、前記フックを前記アースコンタクトに係合させて前記フックピンの離脱を阻止したことを特徴とするアース付レセプタクルコネクタ、請求項2として、筒状の導電性シェルと、前記シェルの内側に配した導電性アースコンタクトと、前記アースコンタクトを前記シェルに電気的に接続させた導通部材とを含むアース付レセプタクルコネクタにおいて、前記導通部材は、互いに間隔をおいて平行な可撓性の二本の脚部と前記二本の脚部をその一端側で互いに結合させた円板状の頭部と前記二本の脚部の他端側で互いに外向きに夫々突出した二つのフックとを有するフックピンを含み、前記シェルと前記アースコンタクトとに互いに対向して径方向にのびた孔を夫々設け、前記二本の脚部を前記シェルの孔を通して前記アースコンタクトの孔に挿通させるとともに、前記頭部を前記シェルの孔に圧入し、前記二本の脚部の各々をその弾性復元力により前記アースコンタクトの孔の内面に圧接させるとともに、前記二つのフックを前記アースコンタクトに係合させて前記フックピンの離脱を阻止したことを特徴とするアース付レセプタクルコネクタ、請求項3として、筒状の導電性シェルと、前記シェルの内側に配した導電性アースコンタクトと、前記アースコンタクトを前記シェルに電気的に接続させた導通部材とを含むアース付レセプタクルコネクタにおいて、前記導通部材は、少なくとも一部の外径が前記アースコンタクトの孔よりもやや大きい胴部と前記胴部の一端側の頭部とを有する圧入ピンを含み、前記シェルと前記アースコンタクトとに互いに対向して径方向にのびた孔を夫々設け、前記胴部を前記シェルの孔を通して前記アースコンタクトの孔に圧入して係合するとともに、前記頭部を前記シェルの孔に圧入したことを特徴とするアース付レセプタクルコネクタ、請求項4として、前記胴部には外周に前記胴部の軸方向に延在する係合突起が形成されており、前記胴部の前記係合突起が形成された部分の外径が前記アースコンタクトの孔よりもやや大きいことを特徴とする請求項3記載のアース付レセプタクルコネクタ、請求項5として、前記胴部の他端側が一部切除されていることを特徴とする請求項3記載のアース付レセプタクルコネクタ、請求項6として、前記アースコンタクトは弾力性をもつインシュレータを介して前記シェルに保持されている請求項1乃至5のいずれかに記載のアース付レセプタクルコネクタ、請求項7として、前記頭部はその周面に前記シェルの孔の内面に食い込む複数の突起を有している請求項1乃至6のいずれかに記載のアース付レセプタクルコネクタ等が開示されている。 特許文献3の特願2002−164127の要約によると、本発明は、シェル28の表面処理を予め取り除くことなく、安定したアースラグ10とシェル28のアース構造を得ることのできる電気丸形コネクタ1を提供することを目的とし、所要数のコンタクト24と、このコンタクト24を保持・固定するインシュレータ22と、このインシュレータ22を覆うように配置されるシェル28と、このシェル28及び1本のコンタクト24と接触する構造のアースラグ10とからなる電気丸形コネクタ1において、アースラグ10には、1本の該コンタクト24との接触手段(固定手段)を有すると共に、シェル28方向に屈曲した弾性を有する弾性片14を設けることにより達成でき、接触手段としては、アースラグ10を、1本のコンタクト24を覆うような弾性を有した略筒状にし、また、弾性片14の自由端側に少なくと1個以上の角部18,20を設け、かつ、自由端側の近傍に少なくとも1以上の折曲げ部16を設けた構造の電気丸形コネクタが開示されている。 ちなみに、特開2002−164127の特許請求の範囲には、請求項1として、所要数のコンタクトと、このコンタクトを保持・固定するインシュレータと、このインシュレータを覆うように配置されるシェルと、このシェル及び1本のコンタクトと接触する構造のアースラグとからなる電気丸形コネクタにおいて、前記アースラグには、1本の該コンタクトとの接触手段(固定手段)を有すると共に、前記シェル方向に屈曲した弾性を有する弾性片を設けたことを特徴とする電気丸形コネクタ、請求項2として、前記接触手段(固定手段)として、該アースラグを、1本の該コンタクトを覆うような弾性を有した略筒状としたことを特徴とする請求項1記載の電気丸形コネクタ、請求項3として、前記弾性片の自由端側に少なくと1個以上の角部を設け、かつ、自由端側の近傍に少なくとも1以上の折曲げ部を設けたことを特徴とする請求項1記載の電気丸形コネクタ、請求項4として、該アースラグをインシュレータに装着と同時に前記角部で、該シェルの表面処理を取り除くことを特徴とする請求項3記載の電気丸形コネクタ、請求項5として、該アースラグを用いて、1本の該コンタクトと該シェルとのアース構造を取ったことを特徴とする請求項4記載の電気丸形コネクタ等が開示されている。
従来のように、シェルに孔を開け、コンタクトに雌ネジ加工をし、雄ネジを螺着する構造では次のような問題点があった。使用時における振動により雄ネジが緩む可能性があり、接続不良になる可能性があった。また、雄ネジを螺着するためには、座金(緩み止め)やスペーサー(コンタクト位置決め用)が必要になり、構成部品が多く、管理コストが掛かっていた。さらに、構成部品が多いと、組立工程(工数)に時間が掛かり、コスト高に繋がってしまっていた。(従来の工程では、コンタクトを挿入し、スペーサーを挿入し、座金を挿入し、雄ネジを仮止めし、リテナーリング(絶縁体をシェルに固定するため)を装着し、雄ネジの本締めをし、トルクを確認し、導通確認を行っていた。)雄ネジを仮止め状態で出荷してしまう可能性があり、接続不良の原因に繋がってしまっていた。
このようなことを解決すべく、特許文献2のような簡易的なアース構造が提案された。しかし、特許文献2では、まだ、シェルに横孔加工をしなくてはならなく、余分な加工工数が掛かっていた。(アースを取るコンタクト本数が多いほど、加工工数が増えてしまう。)また、コンタクトとの接触部分がネジ形状になっている点接触のため、接触部分には厳密な加工精度が要求され、かつ、振動によって接続が不安定になることがあった。
また、特許文献1や特許文献2(特許文献1を改良したもの)では、上記のようなことは発生しない。客先の用途によっては、ケーブルや基板との接続後にアースを取りたいという要求がされることがあるが、特許文献1や特許文献3はコンタクトにアースをとる部品を装着した後、ケーブルや基板に接続し、客先でコンタクトをシェルに装着済みの絶縁体に挿入するため、上記のような要求に対応することができない。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、組立工数が掛からなく、部品点数も少なく、簡便にアースを取ることができ、安定した接続が得られ、接続後にアースを取ることができる電気コネクタを提供せんとするものである。
本目的は、請求項1記載の電気コネクタのように、ケーブルや基板に接続される電気コネクタであって、接続対象物と接触する接触部と絶縁体に固定される固定部とケーブルや基板に接続する接続部を有する所要数のコンタクトと、該コンタクトが固定・配列される複数の絶縁体と、該絶縁体を覆うように配置されたシェルを備える電気コネクタにおいて、前記絶縁体は、フロントインサート、中間インサート及びリアインサートから成り、かつ、この順序で嵌合側より配置され、前記中間インサート及び前記リアインサートの隣接面に、少なくとも1本の前記コンタクトに達するような第1凹部を形成し、前記シェルに前記第1凹部に対応する位置に第2凹部を形成し、前記第1凹部と前記第2凹部により挿入溝を形成し、少なくとも1本の前記コンタクトに、前記挿入溝に対応する位置に第3凹部を設け、前記挿入溝及び前記第3凹部内に導電部材を挿入することで、前記シェルと少なくとも1本の前記コンタクトとを導通させることを特徴とする電気コネクタにより達成できる。
請求項2記載の電気コネクタは、前記導電部材を、圧入により前記挿入溝又は/及び前記第3凹部に固定することを特徴とする請求項1記載の電気コネクタにある。
また、請求項3記載の電気コネクタは、前記導電部材に弾性を持たせることで、前記シェルと少なくとも1本の前記コンタクトとを導通させることを特徴とする請求項1または2記載の電気コネクタにある。
さらに、請求項4記載の電気コネクタは、前記導電部材をC形形状にし、前記挿入溝又は/及び前記第3凹部にC形形状の前記導電部材を挿入すると、当初は前記弾性部材は弾性変形し、挿入が完了すると、前記導電部材が前記シェルと少なくとも1本の前記コンタクトに接触することを特徴とする請求項3記載の電気コネクタにある。
請求項5記載の電気コネクタは、前記導電部材を略倒V字形状にし、2つの自由端を略円弧状に形成し、かつ、V字頂部の固定端に接点を形成し、前記挿入溝又は/及び前記第3凹部に略倒V字形状の前記導電部材を挿入すると、当初は前記導電部材は弾性変形し、挿入が完了すると、V字頂部の固定端が前記シェルに接触し、略円弧状の自由端で前記1本のコンタクトを挟持することを特徴とする請求項3記載の電気コネクタにある。
また、請求項6記載の電気コネクタは、前記導電部材を略倒J字形状にし、1つの自由端を略円弧状に形成し、かつ、J字頂部の固定端に接点としての弾性片を形成し、前記挿入溝又は/及び前記第3凹部に略倒J字形状の前記導電部材を挿入すると、当初は前記導電部材は弾性変形し、挿入が完了すると、一方の前記弾性片が前記シェルと接触し、他方端が前記1本のコンタクトに接触することを特徴とする請求項3記載の電気コネクタにある。
以上の説明から明らかなように、本発明の電気コネクタによると、次のような優れた効果が得られる。
(1)請求項1記載の電気コネクタは、ケーブルや基板に接続される電気コネクタであって、接続対象物と接触する接触部と絶縁体に固定される固定部とケーブルや基板に接続する接続部を有する所要数のコンタクトと、該コンタクトが固定・配列される複数の絶縁体と、該絶縁体を覆うように配置されたシェルを備える電気コネクタにおいて、 前記絶縁体は、フロントインサート、中間インサート及びリアインサートから成り、かつ、この順序で嵌合側より配置され、前記中間インサート及び前記リアインサートの隣接面に、少なくとも1本の前記コンタクトに達するような第1凹部を形成し、前記シェルに前記第1凹部に対応する位置に第2凹部を形成し、前記第1凹部と前記第2凹部により挿入溝を形成し、少なくとも1本の前記コンタクトに、前記挿入溝に対応する位置に第3凹部を設け、前記挿入溝及び前記第3凹部内に導電部材を挿入することで、前記シェルと少なくとも1本の前記コンタクトとを導通させることを特徴とする電気コネクタにしているので、組立工数が掛からなく、部品点数も少なく、簡便にアースを取ることができ、振動にも強く、安定した接続が得られ、接続後にアースを取ることができる電気コネクタを提供することができる。
請求項2記載の電気コネクタは、前記導電部材を、圧入により前記挿入溝又は/及び前記第3凹部に固定することを特徴とする請求項1記載の電気コネクタにしているので、組立工数が掛からなく、部品点数も少なく、簡便にアースを取ることができ、振動にも強く、安定した接続が得られ、接続後にアースを取ることができる電気コネクタを提供することができる。
請求項3記載の電気コネクタは、前記導電部材に弾性を持たせることで、前記シェルと少なくとも1本の前記コンタクトとを導通させることを特徴とする請求項1または2記載の電気コネクタにしているので、組立工数が掛からなく、部品点数も少なく、簡便にアースを取ることができ、振動にも強く、安定した接続が得られ、接続後にアースを取ることができる電気コネクタを提供することができる。
請求項4記載の電気コネクタは、前記導電部材をC形形状にし、前記挿入溝又は/及び前記第3凹部にC形形状の前記導電部材を挿入すると、当初は前記弾性部材は弾性変形し、挿入が完了すると、前記導電部材が前記シェルと少なくとも1本の前記コンタクトに接触することを特徴とする請求項3記載の電気コネクタにしているので、組立工数が掛からなく、部品点数も少なく、簡便にアースを取ることができ、振動にも強く、安定した接続が得られ、接続後にアースを取ることができる電気コネクタを提供することができる。
請求項5記載の電気コネクタは、前記導電部材を略倒V字形状にし、2つの自由端を略円弧状に形成し、かつ、V字頂部の固定端に接点を形成し、前記挿入溝又は/及び前記第3凹部に略倒V字形状の前記導電部材を挿入すると、当初は前記導電部材は弾性変形し、挿入が完了すると、V字頂部の固定端が前記シェルに接触し、略円弧状の自由端で前記1本のコンタクトを挟持することを特徴とする請求項3記載の電気コネクタにしているので、組立工数が掛からなく、部品点数も少なく、簡便にアースを取ることができ、振動にも強く、安定した接続が得られ、接続後にアースを取ることができる電気コネクタを提供することができる。
請求項6記載の電気コネクタは、前記導電部材を略倒J字形状にし、1つの自由端を略円弧状に形成し、かつ、J字頂部の固定端に接点としての弾性片を形成し、前記挿入溝又は/及び前記第3凹部に略倒J字形状の前記導電部材を挿入すると、当初は前記導電部材は弾性変形し、挿入が完了すると、一方の前記弾性片が前記シェルと接触し、他方端が前記1本のコンタクトに接触することを特徴とする請求項3記載の電気コネクタにしているので、組立工数が掛からなく、部品点数も少なく、簡便にアースを取ることができ、振動にも強く、安定した接続が得られ、接続後にアースを取ることができる電気コネクタを提供することができる。
本発明の特徴は、ケーブルや基板に接続される電気コネクタ10であって、接続対象物と接触する接触部と少なくとも1個の絶縁体に固定される固定部とケーブルや基板に接続する接続部を有する所要数のコンタクト12と、該コンタクト12が固定・配列される少なくとも1個の絶縁体と、該少なくとも1個の絶縁体を覆うように配置されたシェル22を備える電気コネクタ10において、前記接続対象物が挿入される側に位置する絶縁体に、少なくとも1本の前記コンタクト14に達するような第1凹部を形成し、かつ、前記シェル22に前記第1凹部に対応する位置に第2凹部を形成し、前記第1凹部と前記第2凹部により挿入溝を形成し、前記挿入溝内に導通部材30を挿入することで、前記シェル22と少なくとも1本の前記コンタクト14とを導通させることを特徴とする電気コネクタ10である。
つまり、部品点数も少なく、簡便にアースを取ることができ、接続後にアースを取ることができるように、シェルと絶縁体の両方に凹部を形成し、両方の凹部で挿入溝を形成し、前記挿入溝に導通部材を挿入することで、前記シェルと少なくとも1本の前記コンタクトとを導通させたものである。また、アースを取るコンタクト(アース用コンタクト)にも第3凹部を設けることが望ましい。
図に基づいて、本発明の電気コネクタの一実施例を説明する。
図1(A)は嵌合方向から見た電気コネクタの斜視図であり、(B)は電気コネクタの断面図である。図2は別のアースラグの斜視図である。図3は主要部品を並べた斜視図である。図4(A)はコンタクトの斜視図であり、(B)はアースコンタクトの斜視図である。図5(A)はフロントインサートを嵌合方向からみた斜視図であり、(B)はフロントインサートを接続方向からみた斜視図であり、(C)はフロントインサートの断面図である。図6(A)は中間インサートを嵌合方向からみた斜視図であり、(B)は中間インサートを接続方向からみた斜視図であり、(C)は中間インサートの断面図である。図7(A)はリアインサートを嵌合方向からみた斜視図であり、(B)はリアインサートを接続方向からみた斜視図であり、(C)はリアインサートの断面図である。図8(A)はシェルを嵌合方向からみた斜視図であり、(B)はシェルを接続方向からみた斜視図であり、(B)はシェルの断面図である。
本発明の電気コネクタ10は、少なくとも、所要数のコンタクト12(このコンタクトの内、少なくとも1本のアースコンタクト14)と少なくとも1個の絶縁体(本実施例ではフロントインサート16と中間インサート18とリアインサート20の3つの絶縁体)とシェル22と導電部材30(アースラグ)と複数の絶縁体のシェル22への保持手段(本実施例ではリテナーリング22)とを備えている。以下で、各部位について説明する。
まず、本発明のポイントである導電部材30(アースラグ)について説明する。この導電部材30(アースラグ)は金属製であり、一般的に公知技術のプレス加工によって製作され、これらの材質としては、バネ性や導電性や加工性などを考慮すると、純銅や黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記導電部材30(アースラグ)は少なくとも1本のアースコンタクト14と前記シェル22とに、接触することで、前記アースコンタクト14と前記シェル22とを導通させ、アースを取るものである。前記導電部材30(アースラグ)はこのような役割を果たせ、前記アースコンタクト14と前記シェル22とを導通させることが出来れば、如何なる形状・大きさでもよく、導通性やコネクタの小型化や加工性や簡便性等を考慮して適宜設計する。本実施例の電気コネクタに使用する導電部材30(アースラグ)は図2(B)のアースラグ32のように略I形形状のものを用いている。
その他のアースラグとしては、図2(A)〜(D)のようなものが考えられる。
図2(A)のアースラグ31は略C字形状をしており、両方の頂部に接点301が形成され、一方端側の接点301がシェル22に、他方端側の接点301がアースコンタクト14に接触する。
図2(B)のアースラグ32は略I字形状をしており、自由端に接点301が形成され、一方端側の接点301がシェル22に、他方端側の接点301がアースコンタクト14に接触する。
図2(C)のアースラグ35は略倒V字形状をしており、2つの自由端を略円弧状に形成し、かつ、V字頂部302の固定端に接点301を形成し、V字頂部302の固定端の接点301がシェル22に接触し、2つの略円弧状部分303でアースコンタクト14を挟持することでアースコンタクト14と接触するようにしている。
図2(D)のアースラグ33は略倒J字形状をしており、1つの自由端を略円弧状に形成し、かつ、J字頂部の固定端に接点301としての弾性片304を形成し、前記挿入溝23又は/及び前記第3凹部144に略倒J字形状のアースラグ33を挿入すると、当初は前記アースラグ33は弾性変形し、挿入が完了すると、一方の前記弾性片304が前記シェル22と接触し、他方端が前記アースコンタクト14に接触している。
上記以外にも図示はしないが、次のようなものが挙げられる。
1点目は、アースラグは略O字形状をしており、頂部に接点が形成され、一方端側の接点がシェルに、他方端側の接点がアースコンタクトに接触する。
2点目は、アースラグは略D字形状をしており、頂部に接点が形成され、一方端側の接点がシェルに、他方端側の接点がアースコンタクトに接触する。
3点目は、アースラグは断面略筒状のI字形状をしており、筒状の中にコイルスプリング等を入れ、接点が形成された2つの自由端が変位可能にし、一方端側の接点がシェルに、他方端側の接点がアースコンタクト14に接触する。
図2(B)と1点目、2点目のアースラグ32の場合、中央付近に湾曲した弾性部分を設けたものであってもよい。
次に、前記コンタクト12について説明する。このコンタクト12は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作され、これらの材質としては、バネ性や導電性や加工性などを考慮すると、純銅や黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記コンタクト12は、ランス(引っ掛け)によってリアインサート20に配列・保持されている。前記コンタクト12は、主に相手コネクタのコンタクトと接触する第1接触部121と各インサートに配列・保持される第1固定部122とケーブル等に接続する第1接続部123とを具えている。前記コンタクト12には、前記リアインサート20の第3挿入孔201内にあるランス202に引っかかるフランジ形状の第1固定部122が設けられている。前記接続部123には、ケーブルの芯線が挿入される孔が設けられている。
次に、前記アースコンタクト14について説明する。このアースコンタクト14も金属製であり、公知技術のプレス加工や切削加工によって製作され、これらの材質としては、バネ性や導電性や加工性などを考慮すると、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記アースコンタクトは図4(B)のように略円筒形をしており、一方側には相手物と接触する第2接触部141とその反対側には前記アースラグ32が入る第3凹部144が設けられている。前記アースコンタクト14は、圧入や引っ掛けや挟持等によって、中間インサート18やリアインサート20に保持され、前記シェル22とのアースを取っている。本実施例では中間インサート18とリアインサート20によって挟持されて、保持されている。
前記第1凹部144の形状・大きさは、前記アースラグ31が入り、前記シェル22と前記アースコンタクト14との導通が図れ、アースが取れれば、如何なるものであってもよく、上記役割や組立て方法や導通性や加工性等を考慮して適宜設計している。本実施例では、前記アースラグ31を前記アースコンタクト14に装着した後に組立てるため、止め孔(溝)にしている。組立て後に前記アースラグ31を装着する場合、他方端(第2接触部141の反対側)まで連通した溝にしている。
次に、フロントインサト16について説明する。前記フロントインサート16は、弾性体であり、公知技術のトランスファー成形やコンプレッション成形によって製作され、これらの材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、クロロプレンゴムやエチレンプロピレンゴムやシリコンゴムなどを挙げることができる。前記フロントインサート16は略円柱形をしており、また、前記コンタクト12及び前記アースコンタクト14が挿入される複数の第1挿入孔161が設けられている。前記第1挿入孔161の大きさは、前記コンタクト12及び前記アースコンタクト14より0.1〜0.4mm程度小さくしている。嵌合側の前記フロントインサート16のコンタクト12及びアースコンタクトの挿入孔161の周囲は図5(A)のように縁面距離をかせぐために、円柱状に突出させた第1突出部162が設けられている。また接続側には前記フロントインサート16のコンタクト12の挿入孔161の周囲は図5(B)のように縁面距離をかせぐためと位置決めのために、円柱状に突出させた第2突出部163が設けられている。前記第1及び第2突出部162、163の形状・大きさは上記役割やコネクタの大きさや強度等を考慮して適宜設計している。さらに、接続側には前記中間インサート18と位置決めのための第1位置決めボス164が設けられている。この第1位置決めボス164の形状・大きさは役割や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
次に、前記中間インサート18について説明する。この中間インサート18は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、これらの材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やポリフェニレンサルファイド(PPS)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記中間インサート18は略円柱形状をしており、前記コンタクト12及び前記アースコンタクト14が挿入される複数の第2挿入孔181が設けられている。前記第2挿入孔181の大きさは、前記コンタクト12及び前記アースコンタクト14より0.02〜0.1mm程度大きくしてある。前記中間インサート18には、嵌合側に前記フロントインサート16の第2突出部及び第1位置決めボス164に対応する図6(A)のように第1凹182及び第1位置決め窪み183が設けられている。前記第1凹182は沿面距離をかせぎ、かつ、位置決めのためのものであり、前記第1位置決め窪み183は位置決めのためのものである。前記第1凹182及び前記第1位置決め窪み183の形状・大きさは上記役割や強度や加工性等を考慮して適宜設計している。接続側に、コンタクト12の挿入孔181の周囲は図6(B)のように縁面距離をかせぐためと位置決めのために、円柱状に突出させた第3突出部184が設けられている。前記第3突出部184の形状・大きさは上記役割やコネクタの大きさや強度等を考慮して適宜設計している。また、接続側には、前記リアインサート20と位置決めのための第2位置決め窪み186が設けられている。この第2位置決め窪み186の形状・大きさは役割や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。さらに、前記中間インサート16の接続側には、前記アースラグ32を入れるための第1凹部185が設けられている。前記第1凹部185とリアインサート20の第1凹部202によって、前記アースラグ32が入る挿入溝23が形成されている。前記挿入溝は前記アースラグ32が入れば如何なるものでもよい。
次に、前記リアインサート20について説明する。このリアインサート20は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、これらの材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やポリフェニレンサルファイド(PPS)やポリエーテルイミドやこれらの合成材料を挙げることができる。
前記リアインサート20には、嵌合側に前記中間インサート18の第3突出部184及び第2位置決め窪みボス186に対応する図7(A)のように第2凹203及び第2位置決めボス204が設けられている。前記第2凹203は沿面距離をかせぎ、かつ、位置決めのためのものであり、前記第2位置決めボス204は位置決めのためのものである。前記第2凹203及び前記第2位置決めボス204の形状・大きさは上記役割や強度や加工性等を考慮して適宜設計している。接続側に、コンタクト12及びアースコンタクト14の挿入孔181の周囲は図7(B)のように縁面距離をかせぐためと位置決めのために、円柱状に突出させた第4突出部206が設けられている。前記第4突出部206の形状・大きさは上記役割やコネクタの大きさや強度等を考慮して適宜設計している。また、前記リアインサート20の嵌合側には、前記中間インサート18の第1凹部185に対応する位置に前記アースラグ32を入れるための第1凹部202が設けられている。前記第1凹部202と中間インサート18の第1凹部185によって、前記アースラグ32が入る挿入溝23が形成されている。前記挿入溝23は前記アースラグ32が入れば如何なるものでもよい。
前記アースコンタクト14が挿入される部分は、略U字形状の切り欠き205になっている。
さらに、接続側には、3つのインサート16、18、20をシェル22に保持するために、前記リテナーリング24と接する段部207が設けられている。前記段部207は3つのインサート16、18、20が前記リテナーリング24で保持できれば如何なるものでもよい。
次に、前記シェル22について説明する。このシェル22は金属製であり、公知技術の鋳造加工や切削加工によって製作され、これらの材料としては、寸法安定性や加工性や強度などを考慮すると、亜鉛ダイキャストやアルミダイキャスト及び銅合金やアルミ合金やステンレス合金等を挙げることができる。
前記シェル22には図8のように相手コネクタが嵌入される嵌合口60が形成され、該嵌合口60内には前記コンタクト12の第1接触部121及び前記アースコンタクト14の第2接触部141が突出している。前記嵌合口60は貫通穴になっており、前記嵌合口60の反対側には3つの各インサートが挿入される装着部221が形成されており、前記装着部221には3つの前記インサートが所定の位置に保持されるための前記リテナーリング24が入る溝部222が設けられている。前記溝部222の大きさは、前記リテナーリング24が入り、3つの前記インサート16、18、20が保持できるように適宜設計されるが、本実施例では深さ0.7mm程度にした。
前記シェル22には機器に取り付けるためのフランジ部223が設けられ、該フランジ部223にはネジが挿入される複数の取付孔224が設けられている。前記シェル22の嵌合口60側の外周には相手コネクタと嵌合するためのネジ部225が設けられ、前記嵌合口60の反対側の内周面には所定の位置(アースコンタクト14の第1凹部144に対応する位置)に第2凹部226が設けられている。
前記第2凹部226の形状・大きさは、前記アースラグ31が入り、前記シェル22と前記アースコンタクト14との導通が図れ、アースが取れれば、如何なるものであってもよく、上記役割や組立て方法や導通性や加工性等を考慮して適宜設計している。本実施例では、前記アースラグ31を前記アースコンタクト14に装着した後に組立てるため、止め孔(溝)にしている。組立て後に前記アースラグ31を装着する場合、嵌合口60の反対側まで連通した溝にしている。
前記アースコンタクト14の第1凹部144と前記シェル22の第2凹部226とで、挿入溝を形成し、前記アースラグ31を導通・保持している。
また、相手コネクタと位置決めするために、前記嵌合口60内にはキー227が設けられている。
最後に前記リテナーリング24について説明する。このリテナーリング24は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作され、これらの材質としては、バネ性や導電性や加工性などを考慮すると、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記リテナーリング24は略Cリングをしており、その役割は前記シェル22の溝部に嵌り込むことで3つの各前記インサート16、18、20を前記シェル22から外れないように装着するためのものである。
以下で、組立方法について説明する。
まず、前記アースラグ32を前記アースコンタクト14に装着してから組み立てる方法について説明する。
第1に、アースラグ32をアースコンタクト14の第3凹部144に圧入する。
第2に、第1状態のアースコンタクト14を中間インサート18にコンタクト12とともに挿入する。
第3に、第2状態の中間インサート18をフロントインサート16にコンタクト12及びアースコンタクト14を圧入するように挿入する。
第4に、第3状態のものを、シェル22に挿入する。
第5に、第4状態のシェル22にリアインサート20を挿入する。
第6に、リテナーリング24で3つのインサート16、18、20を固定する。
また、第4と第5を逆にしても組立ては可能である。
次に、前記アースラグ31を後から装着する方法について説明する。
第1に、コンタクト12及びアースコンタクト14を中間インサート18に挿入する。
第2に、第1状態の中間インサート18にコンタクト12とともに挿入する。
第2に、第1状態の中間インサート18をフロントインサート16にコンタクト12及びアースコンタクト14を圧入するように挿入する。
第3に、第2状態のものを、シェル22に挿入する。
第4に、第5状態のシェル22にリアインサート20を挿入する。
第5に、リテナーリング24で3つのインサート16、18、20を固定する。
第6に、インサートとシェル22の挿入溝23にアースラグ32を挿入する。(但し、アースコンタクト14にも溝(第3凹部144)が設けられている場合、シェル22とアースコンタクト14の間にアースラグ32を挿入する。)
また、第3と第4を逆にしても組立ては可能である。
本実施例では、ピン形状のコンタクト及びレセプタクル形状のシェルについて説明したが、ソケット形状のコンタクト及びプラグ形状のシェルであってもよい。
本発明の活用例としては、、工作機やロボットやサーボモータ等の電気機器や電子機器や産業機器に使用される電気コネクタ10に活用され、特に、簡便なシェルとコンタクトのアース構造を有した電気コネクタである。
(A) 嵌合方向から見た電気コネクタの斜視図である。(B) 電気コネクタの断面図である。 別のアースラグの斜視図である。 主要部品を並べた斜視図である。 (A) コンタクトの斜視図である。(B) アースコンタクトの斜視図である。 (A) フロントインサートを嵌合方向からみた斜視図である。(B) フロントインサイートを接続方向からみた斜視図である。(C) フロントインサートの断面図である。 (A) 中間インサートを嵌合方向からみた斜視図である。(B) 中間インサートを接続方向からみた斜視図である。(C) 中間インサートの断面図である。 (A) リアインサートを嵌合方向からみた斜視図である。(B) リアインサートを接続合方向からみた斜視図である。(C) リアインサートの断面図である。 (A) シェルを嵌合方向からみた斜視図である。(B) シェルを接続方向からみた斜視図である。(C) シェルの断面図である。
符号の説明
10 電気コネクタ
12 コンタクト
121 第1接触部
122 第2固定部
123 第3接続部
14 アースコンタクト
141 第2接触部
142 第2固定部
143 第2接続部
144 第3凹部
16 フロントインサート
161 第1挿入孔
162 第1突出部
163 第2突出部
164 第1位置決めボス
18 中間インサート
181 第2挿入孔
182 第1凹
183 第1位置決め窪み
184 第3突出部
185 第1凹部
186 第2位置決め窪み
20 リアインサート
201 第3挿入孔
202 第1凹部
203 第2凹
204 第2位置決めボス
205 切り欠き
206 第4突出部
207 第部
22 シェル
221 装着部
222 溝部
223 フランジ部
224 取付孔
225 ネジ部
226 第2凹部
227 キー
23 挿入溝
24 リテナーリング
30 導電部材(アースラグ)
301 接点
302 頂部
303 円弧状部分
31、32、33、34、35、36 アースラグ
60 嵌合口

Claims (6)

  1. ケーブルや基板に接続される電気コネクタであって、
    接続対象物と接触する接触部と絶縁体に固定される固定部とケーブルや基板に接続する接続部を有する所要数のコンタクトと、
    該コンタクトが固定・配列される複数の絶縁体と、
    該絶縁体を覆うように配置されたシェルを備える電気コネクタにおいて、
    前記絶縁体は、フロントインサート、中間インサート及びリアインサートから成り、かつ、この順序で嵌合側より配置され、
    前記中間インサート及び前記リアインサートの隣接面に、少なくとも1本の前記コンタクトに達するような第1凹部を形成し、
    前記シェルに前記第1凹部に対応する位置に第2凹部を形成し、
    前記第1凹部と前記第2凹部により挿入溝を形成し、
    少なくとも1本の前記コンタクトに、前記挿入溝に対応する位置に第3凹部を設け、
    前記挿入溝及び前記第3凹部内に導電部材を挿入することで、前記シェルと少なくとも1本の前記コンタクトとを導通させることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記導電部材を、圧入により前記挿入溝又は/及び前記第3凹部に固定することを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 前記導電部材に弾性を持たせることで、前記シェルと少なくとも1本の前記コンタクトとを導通させることを特徴とする請求項1または2記載の電気コネクタ。
  4. 前記導電部材をC形形状にし、前記挿入溝又は/及び前記第3凹部にC形形状の前記導電部材を挿入すると、当初は前記弾性部材は弾性変形し、挿入が完了すると、前記導電部材が前記シェルと少なくとも1本の前記コンタクトに接触することを特徴とする請求項3記載の電気コネクタ。
  5. 前記導電部材を略倒V字形状にし、2つの自由端を略円弧状に形成し、かつ、V字頂部の固定端に接点を形成し、前記挿入溝又は/及び前記第3凹部に略倒V字形状の前記導電部材を挿入すると、当初は前記導電部材は弾性変形し、挿入が完了すると、V字頂部の固定端が前記シェルに接触し、略円弧状の自由端で前記1本のコンタクトを挟持することを特徴とする請求項3記載の電気コネクタ。
  6. 前記導電部材を略倒J字形状にし、1つの自由端を略円弧状に形成し、かつ、J字頂部の固定端に接点としての弾性片を形成し、前記挿入溝又は/及び前記第3凹部に略倒J字形状の前記導電部材を挿入すると、当初は前記導電部材は弾性変形し、挿入が完了すると、一方の前記弾性片が前記シェルと接触し、他方端が前記1本のコンタクトに接触することを特徴とする請求項3記載の電気コネクタ。
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