JP6999229B2 - ターミナルホルダおよびターミナルホルダの製造方法 - Google Patents

ターミナルホルダおよびターミナルホルダの製造方法 Download PDF

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本発明はターミナルホルダおよびターミナルホルダの製造方法、特に中間キャリア構造であった複数の端子が組み付けられたターミナルホルダおよび中間キャリア構造であった複数の端子を組み付けるターミナルホルダの製造方法に関する。
従来、ターミナルホルダは、本体の表面および裏面にそれぞれ複数の端子が組み付けられている。これらの複数の端子は、組み付け作業を簡素にするために、予め連結片(「キャリア」に同じ)によって先端を連結して櫛状にしておき、組み付後に、連結片を切断する発明が開示されている(たとえば、特許文献1、2参照)。
また、本体の表面のみに複数の端子を組み付けるものであるが、予め連結片によって端子の中間範囲の一部を連結しておき、組み付後に、連結片を切断する発明が開示されている(たとえば、特許文献3参照)。
特開2015-26581号公報(第4-5頁、図1) 特開2000-251999号公報(第3-4頁、図1) 特開2003-36951号公報(第3-4頁、図1)
特許文献1、2に開示された発明は何れも、先端を連結していた連結片を切断するもの(「先端キャリア構造」に同じ)であるため、切断によって先端部が損傷し、先端部のメッキが剥離してハンダの濡れ性が低下したり、先端部が曲がって他の端子との接続が困難になったりしていた。このため、先端部に追加メッキをしたり追加加工したりする修正作業や、廃棄による歩留まり低下によって、製造コストが上昇するという問題があった。
一方、特許文献3に開示された発明は、中間範囲の一部を連結していた連結片を切断するもの(「中間キャリア構造」に同じ)であるため、前記追加メッキ等の問題はないものの、本体の表面および裏面にそれぞれ複数の端子を組み付けることができないため、一方の面に多くの端子を組み付けようとすると大型になることから、小型化が阻害されるという問題があった。
本発明は、前記問題を解消するものであり、端子の先端部の損傷を防止しながらも小型化を可能にするターミナルホルダおよびターミナルホルダの製造方法を提供することにある。
本発明に係るターミナルホルダは、互いに対向した第1面および第2面を具備する板状の本体と、前記第1面に長手方向の中間範囲において組み付けられた複数の第1端子と、前記第2面に長手方向の中間範囲において組み付けられた複数の第2端子とを有し、
前記第1端子は幅方向で互いに離して配置され、長手方向の中間範囲の隣接する側縁にはそれぞれ、互いに幅方向の第1間隙を空けて幅方向で対向した第1連結片残部が形成され、
前記第2端子は、前記第1端子と幅方向で同一の位相に配置され、長手方向の中間範囲の隣接する側縁にはそれぞれ、互いに略長手方向の第2間隙を空けて斜め方向で対向した第2連結片残部が形成されていることを特徴とする。
また、前記第1連結片残部と前記第2連結片残部とは、長手方向で相違する位相に配置されていることを特徴とする。
さらに、本発明に係るターミナルホルダの製造方法は、互いに対向した第1面および第2面を具備する本体の前記第1面に、長手方向の中間範囲において第1連結片によって互いに連結された第1端子を組み付ける工程と、
み付けられた前記第1端子を把持して、前記第1連結片の中央部を切除する工程と、
前記第2面に、長手方向の中間範囲において第2連結片によって互いに連結された第2端子を組み付ける工程と、
み付けられた前記第2連結片の一部を把持して、前記第2連結片の一部を切除する工程とを有し、
前記第2連結片は、幅方向の第2連結片残部と、前記第2連結片残部に挟まれた長手方向の第2連結片切除部とを具備するクランク状に形成され、
前記第2連結片残部が把持された状態で前記第2連結片切除部が切除されることによって、斜め方向で対向している前記第2連結片残部同士の間に、略長手方向の第2間隙が形成されることを特徴とする。
さらに、それぞれ前記本体を貫通して前記第1面および前記第2面に開口する、前記第1端子の一部を把持するための第1作業孔と、前記第2連結片の一部を把持するための第2作業孔とが形成され、前記第1作業孔と前記第2作業孔とは長手方向で相違する位置に配置されていることを特徴とする。
本発明に係るターミナルホルダは、第1端子と第2端子とが幅方向で同一位相に配置されているから、小型化が促進されている。
また、第1端子および第2端子は長手方向の中間範囲が連結された「中間キャリア構造」であるため、組み付け後に、追加の加工やメッキ処理をする必要がなくなり、製造コストが低減する。
さらに、第2連結片はクランク状に形成され、第2連結片残部が保持された状態で略長手方向の第2間隙を形成するため、第2連結片残部同士のクリアランスを確保することが容易になり、極間リークのおそれがなくなるから、信頼性が向上する。
実施の形態1に係るターミナルホルダを模式的に説明する斜視図である。 実施の形態1に係るターミナルホルダを模式的に説明する平面図である。 実施の形態2に係るターミナルホルダの製造方法を模式的に説明するものであって、組み付け前の本体を示す平面図である。 実施の形態2に係るターミナルホルダの製造方法を模式的に説明するものであって、第1端子を組み付けた状態を示す平面図である。 実施の形態2に係るターミナルホルダの製造方法を模式的に説明するものであって、第1端子の連結片を切除した状態を示す平面図である。 実施の形態2に係るターミナルホルダの製造方法を模式的に説明するものであって、第2端子を組み付けた状態を示す平面図である。 実施の形態2に係るターミナルホルダの製造方法を模式的に説明するものであって、第1端子および第2端子を組み付ける様子をまとめて示す斜視図である。 実施の形態2に係るターミナルホルダの製造方法を模式的に説明するものであって、第2端子の連結片を切除する様子を示す平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態1に係るターミナルホルダおよび実施の形態2に係るターミナルホルダの製造方法について説明する。なお、各図面は模式的に描かれているため、各部材の形状や大きさ、あるいは部材間の位置関係は図示された形態に限定されるものではない。また、図面が煩雑にならないよう、一部の符号については記載を省略する場合がある。
[実施の形態1]
(ターミナルホルダ)
図1および図2は、実施の形態1に係るターミナルホルダを模式的に説明するものであって、図1は斜視図、図2は平面図である。なお、図2において本体に相当する部分(図3参照)に斜線を付し、第1作業孔および第2作業孔や第1端子および第2端子を分かり易くしている(したがって、斜線部は断面を示すものではない)。
図1および図2において、ターミナルホルダ200は、互いに対向した第1面110および第2面120を具備する板状の本体100と、長手方向の中間範囲が第1面110に組み付けられた第1端子10と、長手方向の中間範囲が第2面120に組み付けられた第2端子20とを有している。
そして、第1端子10と第2端子20とは、それぞれ長手方向に垂直な方向(以下「幅方向」と称す)で同一位相に配置されている。したがって、平面図である図2においては、第2端子20の中間範囲が視認され、第1端子10については、第1連結片残部12のみが視認される。一方、図示しない背面図においては、第1端子10の中間範囲が視認され、第2端子20については、第2連結片残部22のみが視認されることになる。
なお、第1端子10および第2端子20はそれぞれ5本であるが、本発明はこれに限定するものではなく、複数である限り何本であってもよい。さらに、第1端子10および第2端子20は、平面視において同じ幅で側面視においてクランク状であるが、本発明はこれに限定するものではなく、相違する幅やL字状あるいは直線状であってもよい。
(本体)
本体100には、本体100の一方側(図1において右側)の端部に第2面120側に突出した第1突部150が形成され、また、本体100の他方側(図1において左側)の端部に第1面110側に突出した第2突部160が形成されている。さらに、それぞれ第1面110および第2面120に開口した第1作業孔130が第1突部150寄りの位置に形成され、それぞれ第1面110および第2面120に開口した第2作業孔140が第2突部160寄りの位置に形成されている。
そして、第2端子20を組み付けるための案内手段として、第2突部160に第2立ち上げ孔122が、第2面120に第2案内溝123が、第1突部150に第2立ち上げ溝125が形成されている。また、第2端子20を固定するために固定手段として、第2案内溝123の両側に一対の第2爪124が設けられている。
同様に、第1端子10を組み付けるための案内手段として、第1突部150に第1立ち上げ孔121が形成されている。さらに、第1面110に第1案内溝が、第2突部160に第1立ち上げ溝がそれぞれ形成され、第1端子10を固定するために固定手段として、第1案内溝の両側に一対の第1爪が設けられている(何れも図示しない)。
このとき、第2案内溝123と第1案内溝(図示しない)とは、それぞれ幅方向で同一位相に形成されている。
なお、第1端子10および第2端子20が側面視においてクランク状でない場合には、
それぞれの形状に応じて、第1突部150および第2突部160の形態が変更(撤去を含む)されることになる。
(第2端子)
第2端子20は幅方向で互いに平行に配置され、それぞれ一部が第2立ち上げ孔122を貫通し、長手方向の中間範囲が第2案内溝123に案内されると共に第2爪124によって固定され、一部が第2立ち上げ溝125に侵入している。
そして、長手方向の中間範囲における第2突部160に近い範囲(他方側の範囲)、すなわち、第2作業孔140の位置において、長手方向の中間範囲の隣接する側縁にはそれぞれ、互いに第2間隙24を空けて対向した第2連結片残部22が形成されている。
このとき、第2端子20の一方の側縁に形成された第2連結片残部22の位置と他方の側縁に形成された第2連結片残部22の位置とは、長手方向でずれているため(同一位相にないため)、第2間隙24は、一対の第2連結片残部22によって略長手方向が挟まれている。
また、第2端子20は「中間キャリア構造」、すなわち、第2連結片残部22同士がクランク状の第2連結片21によって当初連結されていたものが、本体100に組み込まれた後、第2連結片21の中央部が切除されたものである(これについては実施の形態2において詳細に説明する)。
(第1端子)
第1端子10は、第2端子20に準じた形態で、幅方向で互いに平行に配置され、一部が第1立ち上げ孔121を貫通している。また、長手方向の中間範囲が第1案内溝に案内されると共に第1爪によって固定され、一部が第1立ち上げ溝に侵入している(いずれも図示しない)。
そして、長手方向の中間範囲の第1突部150に近い範囲(一方側の範囲)、すなわち、第1作業孔130の位置において、長手方向の中間範囲の隣接する側縁にはそれぞれ、互いに第1間隙14を空けて対向した第1連結片残部12が形成されている。
このとき、図2において、第1作業孔130を通して視認されるように、第1端子10の一方の側縁に形成された第1連結片残部12の位置と他方の側縁に形成された第1連結片残部12の位置とは、長手方向で同一位相にあるため、第1間隙14は、一対の第1連結片残部12によって幅方向が挟まれている。
また、第1端子10は「中間キャリア構造」、すなわち、第1連結片残部12同士が直線状の第1連結片11によって当初連結されていたものが、本体100に組み込まれた後、第1連結片11の中央部が切除されたものである(これについては実施の形態2において詳細に説明する)。
なお、第1端子10を第2端子20と同様のキャリア構造にして、クランク状の第1連結片11における一対の第1連結片残部12によって、略長手方向の第1間隙14を形成するようにしてもよい。
(作用効果)
前記のように、ターミナルホルダ200は前記第1案内溝(図示しない)と第2案内溝123とが幅方向で同一位相に配置されているから、小型化が促進されている。
また、第1端子10および第2端子20は「中間キャリア構造」であるため、端子先端の当初の性状が維持されるから、所望の加工やメッキ処理を予めすることが可能になると共に、組み付け後に、追加の加工やメッキ処理をする必要がなくなる。よって、製造コストが低減する。
さらに、第2間隙24は第2連結片残部22同士によって略長手方向が挟まれた形態であるから、第2連結片残部22同士のクリアランスを確保することが容易になり、極間リークのおそれがなくなる。よって、信頼性が向上する。
なお、小型化を促進すると、第1端子10同士も接近して、幅方向の第1間隙は狭くなる傾向にある。このため、第1端子10の第1連結片11も第2端子20の第2連結片21と同様にクランク状にして、第1間隙14を略長手方向に形成し、クリアランスを確保することで極間リークのおそれをなくし、小型化をさらに促進することができる。
[実施の形態2]
(ターミナルホルダの製造方法)
図3~図8は、実施の形態2に係るターミナルホルダの製造方法を模式的に説明するものであって、図3は組み付け前の本体を示す平面図、図4は第1端子を組み付けた状態を示す平面図、図5は第1端子の連結片を切除した状態を示す平面図、図6は第2端子を組み付けた状態を示す平面図、図7は第1端子および第2端子を組み付ける様子をまとめて示す斜視図、図8は第2端子の連結片を切除する様子を示す平面図である。
なお、図4~図6において、図3に示す本体に相当する部分に斜線を付し、第1作業孔および第2作業孔や第1端子および第2端子を分かり易くしている(したがって、斜線部は断面を示すものではない)。
実施の形態2に係るターミナルホルダの製造方法は、実施に形態1で説明したターミナルホルダ200を製造する方法であるから、各部位の名称および符号は実施の形態1と同じにして、一部説明を省略する。
(組み付ける前:S0)
図3において、本体100の第2面120には、第2立ち上げ孔122、第2案内溝123、第2爪124および第2立ち上げ溝125が形成される(実施の形態1参照)。また、第2端子20を固定するための固定手段として、第2案内溝123の両側に一対の第2爪124が設けられている。さらに、開口した第1作業孔130および第2作業孔140が形成されている。
一方、図示しない背面側(第1面110側)は平面側(第2面120側)と同様の形態で、第2突部160に第1案内溝(図示しない)が、第1面110に第1案内溝および第1爪(何れも図示しない)が形成されている。また、第1突部150には第1立ち上げ孔121が形成されている。
(第1端子を組み付ける工程:S1)
図4および図7において、5本の第1端子10を組み付ける。このとき、5本の第1端子10は、互いに平行に配置され、隣接する長手方向の中間範囲の側縁が第1連結片11によって連結された「中間キャリア構造」である(長手方向の中間範囲とは、両先端を除く範囲を指し、必ずしも両先端の中央を含む範囲に限定したものではない)。
すなわち、第1端子10の一方を第1立ち上げ孔121に貫通し、長手方向の中間範囲を第1案内溝(図示しない)に案内して第1爪(図示しない)によって固定し、他方の一部を第1立ち上げ溝(図示しない)に侵入させる。なお、かかる作業の順番は限定されないし、同時並行に進められてもよい。したがって、第1端子10は、第1連結片11を含む範囲が第1作業孔130を通して視認され、第1連結片11を含まない範囲が第2作業孔140を通して視認される。
このとき、第1連結片11は平面視において直線状の板片であって、後記する工程において切除される第1連結片切除部13と、後記する工程において切除されないで残る一対の第1連結片残部12とを合わせたものである。
(第1端子の連結片を切除する工程:S2)
図5において、第1連結片11の第1連結片切除部13を切除して、第1間隙14を形成する。すなわち、第1作業孔130において、図示しない治具によって第1端子10の第1把持位置15(図5において、黒丸にて示す)を把持し、図示しない刃具によって第1連結片切除部13を切除している。
したがって、第1端子の両側縁には幅方向に突出した第1連結片残部12が残り、幅方向の第1間隙14が形成される。すなわち、第1間隙14は、長手方向で同一位置にあって、幅方向で対向する一対の第1連結片残部12によって、幅方向が挟まれている。
(第2端子を組み付ける工程:S3)
図6および図7において、5本の第2端子20を組み付ける。このとき、5本の第2端子20は、互いに平行に配置され、隣接する長手方向の中間範囲の側縁が第2連結片21によって連結された「中間キャリア構造」である(長手方向の中間範囲とは、両先端を除く範囲を指し、必ずしも両先端の中央を含む範囲に限定したものではない)。
すなわち、第2端子20の他方を第2立ち上げ孔122に貫通し、長手方向の中間範囲を第2案内溝123に案内して第2爪124によって固定し、一方の一部を第2立ち上げ溝125に侵入させる。なお、かかる作業の順番は限定されないし、同時並行に進められてもよい。
このとき、第2端子20は第1端子10と幅方向で同一位相である。このため、平面視(第2面120から第1面110に向かって見る)において、第1端子は第1連結片残部12および片方の先端のみが視認可能で、これを除く範囲は第2端子20に覆われた状態で視認することができない。一方、背面視(第1面110から第2面120に向かって見る)においては、第2端子は第2連結片21および片方の先端のみが視認可能で、これを除く範囲は第1端子10に覆われた状態で視認することができない(図示しない)。
そして、第2連結片21は平面視においてクランク状の板片であって、後記する工程において切除される長手方向の第2連結片切除部23と、後記する工程において切除されないで残る一対の幅方向の第2連結片残部22とを合わせたものである。
(第2端子の連結片を切除する工程:S4)
図8および再び図2において、第2連結片21の第2連結片切除部23を切除して、第2間隙24を形成する。すなわち、第2作業孔140において、図示しない治具によって第2連結片21の第2連結片残部22(図6および図8において、黒丸で示す)を把持し、図示しない刃具によって第2連結片切除部23を切除している。
したがって、第2端子の両側縁には幅方向に突出した第2連結片残部22が残り、斜め方向の第2間隙24が形成される。すなわち、第2間隙24は、長手方向で同一位置になく、斜め向で対向する一対の第2連結片残部22によって、略長手方向が挟まれている。
(作用効果)
前記のように、ターミナルホルダ200の製造方法は、第2端子20を連結する第2連結片21が平面視でクランク状を呈しているから、以下の作用効果がある。
すなわち、それぞれ中間キャリア構造の第1端子10および第2端子20が幅方向で同一位相に配置されているため、第1端子10を組み付けた後で第2端子20を組み付けているので、第1端子10と第2端子20とが重なってしまい、第2端子20の第2連結片21を除く範囲を治具でもって把持することができない。
しかしながら、第2連結片21は、第1端子10や第1連結片残部12とは相違する位相に配置されているから、第2連結片21の一部である第2連結片残部22を治具でもって把持することが可能である。しかも、第2連結片残部22同士は長手方向で十分に離れているから、第2連結片残部22を確実に把持することが可能であると共に、第2連結片切除部23が切除された後に形成される第2間隙24の広さ(距離)を確保することができる。
よって、第2端子20同士の間隔を広げることなく、ターミナルホルダ200の小型化を促進することができると共に、第2連結片残部22同士のクリアランスを確保することが容易になり、極間リークのおそれがなくなって、信頼性が向上する。
また、第1端子10および第2端子20は、端子先端を当初の性状に維持することができるから、所望の加工やメッキ処理を予めすることが可能になると共に、組み付け後に、追加の加工やメッキ処理をする必要がなくなり、製造コストを低減することができる。
なお、小型化を促進すると、第1端子10同士も接近して、幅方向の第1間隙は狭くなるため、第1端子10の第1連結片11も第2端子20の第2連結片21と同様にクランク状にして、第1把持位置15を第1連結片切除部13にしてもよい。そうすると、治具によって第1連結片切除部13を確実に保持した状態で第1連結片切除部13を切除することができるから、第1間隙14を略長手方向に形成することが可能になる。すなわち、第1間隙14のクリアランスを確保して極間リークのおそれをなくし、小型化を促進すると共に、極間リークのおそれがなくなって、信頼性が向上する。
以上、本発明を実施の形態1、2をもとに説明した。この実施の形態1、2は例示であり、それらの各構成要素およびその組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明は以上であるから、様々な端子が組み込まれたターミナルホルダおよびその製造方法として広く利用することができる。
10:第1端子
11:第1連結片
12:第1連結片残部
13:第1連結片切除部
14:第1間隙
15:第1把持位置
20:第2端子
21:第2連結片
22:第2連結片残部
23:第2連結片切除部
24:第2間隙
100:本体
110:第1面
120:第2面
121:第1立ち上げ孔
122:第2立ち上げ孔
123:第2案内溝
124:第2爪
125:第2立ち上げ溝
130:第1作業孔
140:第2作業孔
150:第1突部
160:第2突部
200:ターミナルホルダ

Claims (4)

  1. 互いに対向した第1面および第2面を具備する板状の本体と、前記第1面に長手方向の中間範囲において組み付けられた複数の第1端子と、前記第2面に長手方向の中間範囲において組み付けられた複数の第2端子とを有し、
    前記第1端子は幅方向で互いに離して配置され、長手方向の中間範囲の隣接する側縁にはそれぞれ、互いに幅方向の第1間隙を空けて幅方向で対向した第1連結片残部が形成され、
    前記第2端子は、前記第1端子と幅方向で同一の位相に配置され、長手方向の中間範囲の隣接する側縁にはそれぞれ、互いに略長手方向の第2間隙を空けて斜め方向で対向した第2連結片残部が形成されていることを特徴とするターミナルホルダ。
  2. 前記第1連結片残部と前記第2連結片残部とは、長手方向で相違する位相に配置されていることを特徴とする請求項1記載のターミナルホルダ。
  3. 互いに対向した第1面および第2面を具備する本体の前記第1面に、長手方向の中間範囲において第1連結片によって互いに連結された第1端子を組み付ける工程と、
    み付けられた前記第1端子を把持して、前記第1連結片の中央部を切除する工程と、
    前記第2面に、長手方向の中間範囲において第2連結片によって互いに連結された第2端子を組み付ける工程と、
    み付けられた前記第2連結片の一部を把持して、前記第2連結片の一部を切除する工程とを有し、
    前記第2連結片は、幅方向の第2連結片残部と、前記第2連結片残部に挟まれた長手方向の第2連結片切除部とを具備するクランク状に形成され、
    前記第2連結片残部が把持された状態で前記第2連結片切除部が切除されることによって、斜め方向で対向している前記第2連結片残部同士の間に、略長手方向の第2間隙が形成されることを特徴とするターミナルホルダの製造方法。
  4. それぞれ前記本体を貫通して前記第1面および前記第2面に開口する、前記第1端子の一部を把持するための第1作業孔と、前記第2連結片の一部を把持するための第2作業孔とが形成され、前記第1作業孔と前記第2作業孔とは長手方向で相違する位置に配置されていることを特徴とする請求項3記載のターミナルホルダの製造方法。
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