JP7502209B2 - 端子付きホルダ - Google Patents

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Description

本発明は、端子と、端子を保持するホルダと、を備える端子付きホルダに関する。
従来から、端子を保持するホルダとしての予備成形体(いわゆるターミナルホルダ)に端子を保持させた上で、この予備成形体および端子を一纏めに最終成形体内にインサート成形することで、端子を内蔵した最終成形体を製造する手法が知られている。例えば、この種の手法に用いられる予備成形体の一つは、端子を複数の係止爪で挟むことで、端子をホルダ上の所定位置に位置決めして保持するようになっている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2019-139920号公報
上述した従来のホルダでは、係止爪同士の間に端子を挿入する作業の作業性を高める等の理由から、係止爪同士の間の間隔が端子の幅に比べて若干広くなるように、係止爪の配置等が定められている。即ち、端子をホルダに取り付けたとき、係止爪と端子との間に若干の隙間(いわゆるクリアランス)が存在する。そのため、端子がその隙間の分だけ設計上の保持位置から変位し得ることになり、端子の位置精度(いわゆるターミナルアラインメント精度)を高め難い。
但し、実際には、最終成形体へのインサート成形の際に作業者の目視や手作業等で端子の位置を確認し、必要に応じて端子の位置を修正することで、適正な保持位置に端子を配置することが可能である。よって、仮にホルダ上での端子の位置精度が若干低くても、最終成形体の品質には実質的な影響は通常は及ばない。しかし、最終成形体の生産性を向上させる観点では、上述したような作業者による確認作業や修正作業を省略し、例えば一連の製造工程を自動機等を用いて自動化することが望ましい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、最終成形体の生産性の向上等に貢献し得る端子付きホルダの提供である。
前述した目的を達成するために、本発明に係る端子付きホルダは、下記[1]~[3]を特徴としている。
[1]
所定の軸方向に延びる端子と、前記端子を保持するホルダと、を備える端子付きホルダであって、
前記ホルダは、
前記端子を収容するように前記軸方向に沿って延びる溝部と、前記溝部の溝幅方向において前記端子を挟むように前記溝部の溝側壁から前記端子に向けて突出する複数ペアの突起対と、を有し、
前記複数ペアの前記突起対は、
前記軸方向における前記溝部の中央部分にて前記端子を挟む第1突起対と、前記軸方向において前記中央部分よりも前記溝部の一端側にて前記端子を挟む第2突起対と、前記軸方向において前記中央部分よりも前記溝部の他端側にて前記端子を挟む第3突起対と、を有し、
前記第1突起対を構成する各々の突起が前記溝側壁から突出する突出高さは、
前記第2突起対及び前記第3突起対を構成する各々の突起の前記突出高さよりも大きく、
前記端子は、
前記第1突起対、前記第2突起対及び前記第3突起対に挟まれた状態にて前記溝部に圧入され、前記ホルダに保持される、
端子付きホルダであること。
[2]
上記[1]に記載の端子付きホルダにおいて、
前記ホルダは、
前記軸方向に沿って広がるとともに前記溝部が設けられるホルダ面と、前記溝部を挟むように前記溝部の縁部分に配置され且つ前記ホルダ面から突出する突出部と、を有し、
前記端子は、
前記溝部の溝内から前記ホルダ面に向けて突き出さないように前記溝部に圧入される、
端子付きホルダであること。
[3]
上記[2]に記載の端子付きホルダにおいて、
前記端子は、
前記軸方向に交差し且つ前記ホルダ面に沿う向きに当該端子から突出する凸部を有し、
前記ホルダの前記突出部は、
前記凸部を前記溝部の溝内に案内する案内面を有する、
端子付きホルダであること。
上記[1]の構成の端子付きホルダによれば、ホルダが有する溝部の溝内に、端子が圧入される。この溝部は、溝幅方向において端子を挟むように溝部の溝側壁から端子に向けて突出する複数ペアの突起対(即ち、第1~第3突起対)を有している。溝部の中央部分で端子を挟む第1突起対を構成する各々の突起の突出高さは、中央部分から離れた部分で端子を挟む第2突起対及び第3突起対を構成する各々の突起の突出高さよりも大きい。これにより、端子を溝部に圧入する際、第1~第3突起対が端子を押圧して保持する度合い(換言すると、いわゆる掛かり代)が場所ごとに異なることになる。具体例には、圧入用の治具等を用いて溝部に端子を押し込む際に一般に大きな外力が及ぼされる溝部の中央部分では、相対的に突出高さの大きい第1突起対で強固に端子を保持できる。一方、溝部の中央部分から離れた部分では、相対的に突出高さの小さい第2突起対及び第3突起対の間には端子が容易に入り込み易いことで、圧入に伴う端子の意図しない捻じれや湾曲を抑制できる。その結果、上述した従来のホルダに比べ、端子の設計上の保持位置からの位置ズレを溝部への圧入によって抑制しつつ、且つ、圧入に伴う端子の捻じれ等を抑制できる。したがって、本構成の端子付きホルダは、最終成形体の生産性の向上に貢献可能である。
上記[2]の構成の端子付きホルダによれば、ホルダのホルダ面から突出する突出部が、溝部を挟むように溝部の縁部分に配置される。よって、溝部に圧入される前の端子を、突出部で挟むように配置する(即ち、仮置きする)ことで、端子の位置決めが可能である。これにより、突出部が無く溝部の開口上に単に端子を仮置きする場合に比べ、端子が仮置きされた位置からホルダ面に沿って回るような位置ズレを効果的に抑制できる。即ち、本構成のホルダが有する突出部は、端子の回転を規制することで、端子の適正な圧入を補助する機能を有する。したがって、端子の位置精度が更に向上することになる。
上記[3]の構成の端子付きホルダによれば、端子は、軸方向に交差してホルダ面に沿う向きに端子から突出する凸部を有する。このような凸部は、例えば、複数の端子が連続的に繋がった状態にある連鎖端子から端子間の連結部分(いわゆる連鎖端子のキャリア)を切断して個々の端子を製造する際、連結部分の跡として端子が有することになる。ホルダの突出部が有する案内面でこの凸部を案内することで、圧入前の端子を溝部上に更に適正に仮置きすることができる。したがって、端子の位置精度が更に向上することになる。
本発明によれば、最終成形体の生産性の向上に貢献し得る端子付きホルダを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る端子付きホルダを示す斜視図である。 図2(a)は、図1に示す端子付きホルダを示す側面図であり、図2(b)は、図1のA-A断面図である。 図3(a)~図3(c)は、キャリアによって連結された連鎖端子から複数の端子を形成する過程を説明するための斜視図である。 図4は、複数の端子をホルダに組み付ける際の様子を示す斜視図である。 図5は、ホルダの上面(ホルダ面)を拡大して示す斜視図である。 図6は、図1に示す端子付きホルダを示す平面図である。
以下、図1~図6を参照しながら、本発明の実施形態に係る端子付きホルダ1について説明する。端子付きホルダ1は、後にインサート成形されて、最終的な樹脂成形体の形成に使用される。この最終的な樹脂成形体は、典型的には、車両用の変速機やモータ等のように内部に潤滑油などの液体が封入されている箱状体の内外を電気的に接続する中継コネクタとして使用される。
以下、説明の便宜上、図1~図6に示すように、「前後方向」、「幅方向」、「上下方向」、「前」、「後」、「上」、及び「下」を定義する。「前後方向」、「幅方向」及び「上下方向」は、互いに直交している。「前後方向」は、本発明の「軸方向」と一致し、「幅方向」は、本発明の「溝幅方向」と一致している。
図1、図2及び図4に示すように、端子付きホルダ1は、複数(本例では、8本)の端子10と、複数の端子10を保持するホルダ20と、を備える。以下、端子付きホルダ1を構成する各部材について順に説明する。
まず、複数の端子10について説明する。金属製の複数の端子10は、本例では、ホルダ20に対して上方から組み付けられる複数(4本)の端子10aと、ホルダ20に対して下方から組み付けられる複数(4本)の端子10bと、で構成される。端子10bは、端子10aを上下且つ前後に逆向きにして得られる端子であり、端子10aと実質的には同じ端子である。端子10の横断面(延在方向に直交する断面)は、矩形状の形状を有している。
端子10a及び端子10bの各々は、図1及び図4に示すように、前後方向に直線状に延びる本体部11と、本体部11の前端部から上向きに直線状に延びる上端部12と、本体部11の後端部から下向きに直線状に延びる下端部13と、からなる。端子10a及び端子10bの各々の本体部11の前後方向の所定箇所には、幅方向両側に突出する凸部対14が形成されている。凸部対14を構成する各々の凸部は、上方からみて矩形状の形状を有している。端子10bの本体部11、上端部12及び下端部13は、それぞれ、端子10aの本体部11、下端部13及び上端部12を、上下且つ前後に逆向きにして得られる構成(形状)を有している。
複数の端子10は、図3に示すように、長手方向の異なる2箇所にて帯状のキャリア15,16によって幅方向に連結された直線状に延びる複数の端子(連鎖端子)10g(図3(a)参照)から形成される。具体的には、まず、図3(b)に示すように、複数の端子10gからキャリア15が除去され、且つ、複数の端子10gの長手方向の2箇所が互いに逆向きに90度だけ一括して屈曲される。このとき、キャリア15は、その一部が残らないように各々の端子10gから完全に除去される。
次いで、図3(c)に示すように、キャリア16における隣接する端子10g間の各々の中央箇所が切断されることで、複数の端子10が形成される。このとき、各々の端子10について、キャリア16の一部が幅方向両側に突出するように残存している。このキャリア16の残存部分が、凸部対14を構成している。
次いで、ホルダ20について説明する。樹脂成形体であるホルダ20は、図1及び図2に示すように、本体部30と、上突部40と、下突部50とを一体に有する。以下、ホルダ20を構成する各部分について順に説明する。
まず、本体部30について説明する。本体部30は、図1及び図2に示すように、前後方向且つ幅方向に延び且つ前後方向に長い略矩形平板状の形状を有している。本体部30の上面30a及び下面30bの各々が、本発明の「ホルダ面」を構成している。
本体部30の上面30aには、図5及び図6に示すように、下方に窪む複数(本例では、4つ)の溝部31が、幅方向に間隔を空けて前後方向に延びるように設けられている。上面30aの溝部31には、端子10aの本体部11が圧入されることになる。このため、溝部31の横断面(前後方向に直交する断面)は、端子10aの本体部11の横断面(前後方向に直交する断面)に対応して、矩形状の形状を有している。
各溝部31について、端子10aの本体部11が圧入される際の圧入箇所(本体部11により押し潰されることになる箇所)として、溝部31の両側の溝側壁から幅方向内側に突出する複数ペアの突起対32,33,34が形成されている。具体的には、溝部31の前後方向の中央部分のうちの前側及び後側のそれぞれの位置にて第1突起対32が形成され、前側の第1突起対32より前側の位置にて第2突起対33が形成され、後側の第1突起対32より後側の位置にて第3突起対34が形成されている。前側の第1突起対32と溝部31の前側の端部との間隔は、溝部31の前後方向長さの1/4~1/3であることが好適である。
第1突起対32を構成する各々の突起の突出高さ(溝部31の溝側壁から幅方向内側に突出する高さ)は、第2突起対33及び第3突起対34を構成する各々の突起の突出高さより大きい。第2突起対33を構成する各々の突起の突出高さと、第3突起対34を構成する各々の突起の突出高さとは、同じである。よって、第1突起対32の突出端同士の間隔は、第2突起対33及び第3突起対34の突出端同士の間隔より狭い。換言すれば、端子10aの本体部11の圧入の際、第1突起対32の突出端の圧入代(掛かり代)は、第2突起対33及び第3突起対34の突出端の圧入代より大きい。
第1~第3突起対32,33及び34を構成する各々の突起の突出端面は、本例では、上方からみて半円弧状(上下方向に延びる半円筒面)の形状を有している。第1突起対32を構成する各々の突起の突出幅(突起の前後方向の大きさ)及び突出端面の曲率半径は、第2突起対33及び第3突起対34を構成する各々の突起の突出幅及び突出端面の曲率半径より大きい。第2突起対33を構成する各々の突起の突出幅及び突出端面の曲率半径と、第3突起対34を構成する各々の突起の突出幅及び突出端面の曲率半径とは、同じである。
各溝部31について、後側の第1突起対32と第3突起対34との間の前後方向位置には、前後方向の他の位置より幅方向両側に拡がる幅広部対31aが形成されている。幅広部対31aには、端子10aの凸部対14が収容されることになる。このため、幅広部対31aを構成する各々の幅広部は、上方からみて矩形状の形状を有している。
幅方向に隣接する溝部31の幅広部対31a同士は、前後方向に延びる隔壁部39によって幅方向に区画されている。隔壁部39は、本体部30の上面30aより上方に突出している。隔壁部39が設けられることで、隣接する端子10a同士の絶縁性が担保される。4つの溝部31のうち幅方向両外側に位置する2つの溝部31の各々について、幅広部対31aのうち幅方向外側の幅広部は、幅方向外側に開放されている。
本体部30の上面30aにおける前後方向の異なる複数箇所にはそれぞれ、本体部30の上面30aにおける溝部31を除く幅方向位置(本例では、幅方向に間隔を空けて並ぶ5箇所)に、上面30aから上方に突出する突出部35,36,37,38が形成されている。具体的には、前側の第1突起対32と第2突起対33との間の前後方向位置にて突出部35が形成され、第3突起対34より後側の前後方向位置にて突出部36が形成され、幅広部対31aの前端縁の前側に隣接する前後方向位置にて突出部37が形成され、幅広部対31aの後端縁の後側に隣接する前後方向位置にて突出部38が形成されている。この結果、各溝部31について、突出部35,36,37,38の各々が、溝部31を幅方向に挟むように溝部31の両縁部分に配置されている。このように突出部35,36,37,38が形成されることによる作用については後述する。
幅方向に隣接する溝部31の間に位置して前後方向に並ぶ突出部37及び突出部38は、隔壁部39によって前後方向に連結されている。突出部35,36,37,38の本体部30の上面30aからの突出高さ、並びに、隔壁部39の本体部30の上面30aからの突出高さは、同じであり、端子10aの本体部11の厚さ(上下方向の寸法)の1/2以上である。
複数の突出部37(幅方向に間隔を空けて並ぶ5つの突出部37)の各々には、その突出端面の後側領域にて、幅広部対31aに向けて傾斜する傾斜面(平面)37aが形成されている。各傾斜面37aは、幅方向に平行であり、且つ、後側に進むにつれてより下方に位置する向きに傾斜している。複数の突出部38(幅方向に間隔を空けて並ぶ5つの突出部38)の各々には、その突出端面の前側領域にて、幅広部対31aに向けて傾斜する傾斜面(平面)38aが形成されている。各傾斜面38aは、幅方向に平行であり、且つ、前側に進むにつれてより下方に位置する向きに傾斜している。
複数の隔壁部39(幅方向に間隔を空けて並ぶ3つの隔壁部39)の各々には、その突出端面の幅方向両側領域にて、幅広部対31aに向けて傾斜する傾斜面(平面)39aがそれぞれ形成されている。各傾斜面39aは、前後方向に平行であり、且つ、対応する溝部31に向けて幅方向に進むにつれてより下方に位置する向きに傾斜している。このように傾斜面37a,38a及び39aを設けたことによる作用については後述する。傾斜面37a,38a及び39aは、本発明の「案内面」を構成している。
以上、本体部30の上面30aに形成されている種々の構成(溝部31、突起対32,33,34、突出部35,36,37,38、及び隔壁部39)について説明した。本体部30の下面30bには、本体部30の上面30aに形成されている上記種々の構成を、上下且つ前後に逆向きにして得られる種々の構成(溝部31、突起対32,33,34、突出部35,36,37,38、及び隔壁部39)が形成されている。よって、本体部30の下面30bに形成されている種々の構成についての詳細な説明は、省略する。以上、本体部30について説明した。
次いで、上突部40について説明する。上突部40は、図1及び図2に示すように、本体部30の前端部から上方に突出して上下方向に延びる略直方体状の形状を有している。上突部40の後端面には、本体部30の上面30aに形成された複数の溝部31に対応して、前方に窪む複数(本例では、4つ)の溝部41が、幅方向に間隔を空けて上下方向に延びるように設けられている。溝部41には、端子10aの上端部12が収容されることになる。このため、溝部41の横断面(上下方向に直交する断面)は、端子10aの上端部12の横断面(上下方向に直交する断面)に対応して、矩形状の形状を有している。
上突部40の内部には、本体部30の下面30bに形成された複数の溝部31に対応して、上下方向に貫通する複数(本例では、4つ)の貫通孔42が、幅方向に間隔を空けて上下方向に延びるように設けられている。貫通孔42には、端子10bの上端部12が収容されることになる。このため、貫通孔42の横断面(上下方向に直交する断面)は、端子10bの上端部12の横断面(上下方向に直交する断面)に対応して、矩形状の形状を有している。
次いで、下突部50について説明する。下突部50は、図1及び図2に示すように、本体部30の後端部から下方に突出して上下方向に延びる略直方体状の形状を有している。下突部50の前端面には、本体部30の下面30bに形成された複数の溝部31に対応して、後方に窪む複数(本例では、4つ)の溝部51(図2(b)参照)が、幅方向に間隔を空けて上下方向に延びるように設けられている。溝部51には、端子10bの下端部13が収容されることになる。このため、溝部51の横断面(上下方向に直交する断面)は、端子10bの下端部13の横断面(上下方向に直交する断面)に対応して、矩形状の形状を有している。
下突部50の内部には、本体部30の上面30aに形成された複数の溝部31に対応して、上下方向に貫通する複数(本例では、4つ)の貫通孔52(図2(b)参照)が、幅方向に間隔を空けて上下方向に延びるように設けられている。貫通孔52には、端子10aの下端部13が収容されることになる。このため、貫通孔52の横断面(上下方向に直交する断面)は、端子10aの下端部13の横断面(上下方向に直交する断面)に対応して、矩形状の形状を有している。以上、端子付きホルダ1を構成する各部材について説明した。
次いで、ホルダ20への複数の端子10の組み付け手順について説明する。まず、複数(4本)の端子10aを、上方からホルダ20に組み付ける。このため、図4に示すように、まず、所定の保持治具(図示省略)を用いて幅方向に並ぶように整列された複数(4本)の端子10aを、ホルダ20の上方に配置する。
次いで、両者を上下方向に相対的に近づけて、複数の端子10aの下端部13を上方から、ホルダ20の下突部50の複数の貫通孔52にそれぞれ挿入し、且つ、複数の端子10aの上端部12を上方から、ホルダ20の上突部40の複数の溝部41にそれぞれ収容し、更に、複数の端子10aの本体部11を、凸部対14が幅広部対31a上に位置するように、ホルダ20の本体部30の複数の溝部31の開口上(より具体的には、第1~第3突起対32,33及び34の突出端部の上面上)にそれぞれ仮置きする。
ここで、上述したように、突出部35,36,37,38が、溝部31を幅方向に挟むように溝部31の両縁部分に配置されている。よって、端子10aが本体部30の溝部31の開口上に仮置きされた状態では、各端子10aが、自身の幅方向両側に位置する突出部35,36,37,38で挟まれるように配置される。これにより、突出部35,36,37,38が無く溝部31の開口上に単に端子10aを置く場合に比べ、端子10aが仮置きされた位置から上面30aに沿って回転するような位置ズレを抑制できる。即ち、突出部35,36,37,38は、端子10aを圧入する際に回転による位置ズレを規制する機能を有する。この結果、端子10aの仮置き時において、突出部35,36,37,38は、ホルダ20(溝部31)に対する端子10aの上面30aに沿う回転方向の位置精度を向上させる。
更に、上述したように、突出部37,38及び隔壁部39にはそれぞれ、幅広部対31aに向けて傾斜する傾斜面37a.38a,39aが形成されている。よって、これら傾斜面37a.38a,39aは、端子10aの凸部対14を幅広部対31a上に拾い込ませる機能を発揮する。この結果、端子10aの仮置き時において、傾斜面37a,38aは、ホルダ20(溝部31)に対する端子10aの上下方向の位置精度を向上させ、傾斜面39aは、ホルダ20(溝部31)に対する端子10aの幅方向の位置精度を向上させる。
次いで、ホルダ20に対して、仮置きされている複数の端子10aの本体部11における前後方向の中央部分を、所定の押圧治具(図示省略)を用いて、下方に向けて一括して押圧することで、複数の端子10aの本体部11が、ホルダ20の複数の溝部31に一括して圧入される。圧入は、各端子10aの本体部11が第1~第3突起対32,33及び34の突出端部を押し潰しながら進行する。この結果、各端子10aは、第1~第3突起対32,33及び34に幅方向に押圧挟持された状態にて、溝部31に圧入され、ホルダ20に保持(固定)される。
ここで、圧入治具により押圧される前後方向範囲である、端子10aの本体部11の前後方向の中央部分には、前後の第1突起対32が含まれる一方で、第2突起対33及び第3突起対34は含まれない。上述したように、第1突起対32の突出端の圧入代は、第2突起対33及び第3突起対34の突出端の圧入代より大きい。よって、圧入の際、特に大きな外力が及ぼされる溝部31の前後方向の中央部分では、相対的に圧入代の大きい前後の第1突起対32で強固に端子10aを保持できる。一方、溝部31の中央部分から離れた部分では、相対的に圧入代の小さい第2突起対33及び第3突起対34の間に端子10aが入り込み易いことで、端子10aの意図しない湾曲を抑制できる。この結果、端子10aの設計上の目標位置からの位置ズレを溝部31への圧入のみによって抑制でき、且つ、圧入に伴う端子10aの湾曲を抑制できる。このため、最終的な樹脂成形体へのインサート成形の際に、作業者が手作業や目視でホルダ20上の端子10aの位置を確認及び補正する必要がなくなるので、自動機を用いたインサート成形の準備が可能となる。
更に、所定の押圧治具を用いた端子10aの本体部11の圧入は、本体部11の上面がホルダ20の本体部30の上面30aと面一になるように、実行される。この結果、圧入ストロークの適切な確保が可能となる。更に、突出部35,36,37,38が端子10aの本体部11の上面より上方に突出しているので、端子付きホルダ1の輸送時にて、端子10aの本体部11が、突出部35,36,37,38によって保護され得る。
以上のように、複数(4本)の端子10aのホルダ20への組み付けが完了すると、次いで、複数(4本)の端子10bを、下方からホルダ20に組み付ける。このため、図4に示すように、まず、所定の保持治具(図示省略)を用いて幅方向に並ぶように整列された複数(4本)の端子10bを、ホルダ20の下方に配置する。
次いで、両者を上下方向に相対的に近づけて、複数の端子10bの上端部12を下方から、ホルダ20の上突部40の複数の貫通孔42にそれぞれ挿入し、且つ、複数の端子10bの下端部13を下方から、ホルダ20の下突部50の複数の溝部51にそれぞれ収容し、更に、複数の端子10bの本体部11を、凸部対14が幅広部対31a上に位置するように、ホルダ20の本体部30の複数の溝部31の開口上(より具体的には、第1~第3突起対32,33及び34の突出端部の上面上)にそれぞれ仮置きする。
次いで、端子10aと同様に、所定の押圧治具(図示省略)を用いて、ホルダ20に対して、仮置きされている複数の端子10bの本体部11における前後方向の中央部分を、上方に向けて一括して押圧することで、複数の端子10bの本体部11がホルダ20の複数の溝部31に一括して圧入される。これにより、複数(4本)の端子10bのホルダ20への組み付けが完了し、図1に示す端子付きホルダ1が得られる。なお、複数(4本)の端子10bのホルダ20への組み付けは、上述した全ての手順を、上下を反転した状態で行われてもよい。完成した端子付きホルダ1は、後にインサート成形されて、最終的な樹脂成形体の形成に使用される。
以上、本実施形態に係る端子付きホルダ1によれば、ホルダ20が有する溝部31の溝内に、端子10が圧入される。この溝部31は、溝幅方向において端子10を挟むように溝部31の溝側壁から端子10に向けて突出する複数ペアの突起対(即ち、第1突起対32、第2突起対33及び第3突起対34)を有している。溝部31の中央部分で端子10を挟む第1突起対32を構成する各々の突起の突出高さは、中央部分から離れた部分で端子を挟む第2突起対33及び第3突起対34を構成する各々の突起の突出高さよりも大きい。これにより、圧入用の治具を用いて溝部31に端子10を押し込む際、特に大きな外力が及ぼされる溝部31の中央部分では、相対的に突出高さの大きい第1突起対32で強固に端子10を保持できる。一方、溝部31の中央部分から離れた部分では、相対的に突出高さの小さい第2突起対33及び第3突起対34の間に端子10が入り込み易いことで、端子10の意図しない湾曲を抑制できる。その結果、上述した従来のホルダに比べ、端子10の設計上の目標位置からの位置ズレを溝部31への圧入で抑制でき、且つ、圧入に伴う端子10の湾曲を抑制できる。したがって、本実施形態に係る端子付きホルダ1は、最終的な樹脂成形体の生産性の向上に貢献可能である。
更に、本実施形態に係る端子付きホルダ1によれば、ホルダ20のホルダ面30a,30bから突出する突出部35,36,37,38が、溝部31を挟むように溝部31の縁部分に配置される。よって、溝部31に圧入される前の端子10を、突出部35,36,37,38で挟むように配置する(即ち、仮置きする)ことで、端子10の位置決めが可能である。これにより、突出部が無く溝部31の開口上に単に端子10を置く場合に比べ、端子10が仮置きされた位置からホルダ面30a,30bに沿って回転するような位置ズレを抑制できる。即ち、本実施形態に係るホルダ20が有する突出部35,36,37,38は、端子10を圧入する際に回転による位置ズレを規制する機能を有する。その結果、端子10の位置精度を更に向上できる。
更に、本実施形態に係る端子付きホルダ1によれば、端子10は、軸方向(前後方向)に交差してホルダ面30a,30bに沿う向きに端子10から突出する凸部対14を有する。このような凸部対14は、例えば、複数の端子10が連続的に繋がった状態にある連鎖端子から端子10間の連結部分(いわゆる連鎖端子のキャリア)を切断して個々の端子10を製造する場合、連結部分の名残りとして端子10が有することになる。ホルダ20の突出部37,38が有する案内面37a,38aでこの凸部対14を案内することで、圧入前の端子10を溝部31上に更に適正に仮置きすることができる。その結果、端子10の位置精度を更に向上できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、溝部31において、2ペアの前後の第1突起対32が設けられている。これに対し、溝部31において、1ペアの第1突起対32が設けられていてもよい。
更に、上記実施形態では、突出部37,38及び隔壁部39にはそれぞれ、幅広部31aに向けて傾斜する傾斜面37a.38a,39aが形成されている。これに対し、このような傾斜面37a.38a,39aが形成されていなくてもよい。
更に、上記実施形態では、端子10に凸部対14が設けられているが、凸部対14が設けられなくてもよい。この場合、溝部31の幅広部対31a、並びに、突出部37,38が省略可能となる。
ここで、上述した本発明に係る端子付きホルダ1の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
所定の軸方向に延びる端子(10)と、前記端子(10)を保持するホルダ(20)と、を備える端子付きホルダ(1)であって、
前記ホルダ(20)は、
前記端子(10)を収容するように前記軸方向に沿って延びる溝部(31)と、前記溝部(31)の溝幅方向において前記端子(10)を挟むように前記溝部(31)の溝側壁から前記端子(10)に向けて突出する複数ペアの突起対(32,33,34)と、を有し、
前記複数ペアの前記突起対は、
前記軸方向における前記溝部(31)の中央部分にて前記端子(10)を挟む第1突起対(32)と、前記軸方向において前記中央部分よりも前記溝部(31)の一端側にて前記端子(10)を挟む第2突起対(33)と、前記軸方向において前記中央部分よりも前記溝部(31)の他端側にて前記端子(10)を挟む第3突起対(34)と、を有し、
前記第1突起対(32)を構成する各々の突起が前記溝側壁から突出する突出高さは、
前記第2突起対(33)及び前記第3突起対(34)を構成する各々の突起の前記突出高さよりも大きく、
前記端子(10)は、
前記第1突起対(32)、前記第2突起対(33)及び前記第3突起対(34)に挟まれた状態にて前記溝部(31)に圧入され、前記ホルダ(20)に保持される、
端子付きホルダ(1)。
[2]
上記[1]に記載の端子付きホルダ(1)において、
前記ホルダ(20)は、
前記軸方向に沿って広がるとともに前記溝部(31)が設けられるホルダ面(30a,30b)と、前記溝部(31)を挟むように前記溝部(31)の縁部分に配置され且つ前記ホルダ面(30a,30b)から突出する突出部(35,36,37,38)と、を有し、
前記端子(10)は、
前記溝部(31)の溝内から前記ホルダ面(30a,30b)に向けて突き出さないように前記溝部(31)に圧入される、
端子付きホルダ(1)。
[3]
上記[2]に記載の端子付きホルダ(1)において、
前記端子(10)は、
前記軸方向に交差し且つ前記ホルダ面(30a,30b)に沿う向きに当該端子(10)から突出する凸部(14)を有し、
前記ホルダ(20)の前記突出部(37,38)は、
前記凸部(14)を前記溝部(31)の溝内に案内する案内面(37a,38a)を有する、
端子付きホルダ(1)。
1 端子付きホルダ
10 端子
14 凸部対(凸部)
20 ホルダ
30a 上面(ホルダ面)
30b 下面(ホルダ面)
31 溝部
32 第1突起対
33 第2突起対
34 第3突起対
35 突出部
36 突出部
37 突出部
37a 傾斜面(案内面)
38 突出部
38a 傾斜面(案内面)

Claims (3)

  1. 所定の軸方向に延びる端子と、前記端子を保持するホルダと、を備える端子付きホルダであって、
    前記ホルダは、
    前記端子を収容するように前記軸方向に沿って延びる溝部と、前記溝部の溝幅方向において前記端子を挟むように前記溝部の溝側壁から前記端子に向けて突出する複数ペアの突起対と、を有し、
    前記複数ペアの前記突起対は、
    前記軸方向における前記溝部の中央部分にて前記端子を挟む第1突起対と、前記軸方向において前記中央部分よりも前記溝部の一端側にて前記端子を挟む第2突起対と、前記軸方向において前記中央部分よりも前記溝部の他端側にて前記端子を挟む第3突起対と、を有し、
    前記第1突起対を構成する各々の突起が前記溝側壁から突出する突出高さは、
    前記第2突起対及び前記第3突起対を構成する各々の突起の前記突出高さよりも大きく、
    前記端子は、
    前記第1突起対、前記第2突起対及び前記第3突起対に挟まれた状態にて前記溝部に圧入され、前記ホルダに保持される、
    端子付きホルダ。
  2. 請求項1に記載の端子付きホルダにおいて、
    前記ホルダは、
    前記軸方向に沿って広がるとともに前記溝部が設けられるホルダ面と、前記溝部を挟むように前記溝部の縁部分に配置され且つ前記ホルダ面から突出する突出部と、を有し、
    前記端子は、
    前記溝部の溝内から前記ホルダ面に向けて突き出さないように前記溝部に圧入される、
    端子付きホルダ。
  3. 請求項2に記載の端子付きホルダにおいて、
    前記端子は、
    前記軸方向に交差し且つ前記ホルダ面に沿う向きに当該端子から突出する凸部を有し、
    前記ホルダの前記突出部は、
    前記凸部を前記溝部の溝内に案内する案内面を有する、
    端子付きホルダ。
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